JPH06725U - 射出成形機の成形条件設定装置 - Google Patents

射出成形機の成形条件設定装置

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JPH06725U JP4005192U JP4005192U JPH06725U JP H06725 U JPH06725 U JP H06725U JP 4005192 U JP4005192 U JP 4005192U JP 4005192 U JP4005192 U JP 4005192U JP H06725 U JPH06725 U JP H06725U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】金型の交換が行われる射出成形機における成形
条件の設定を確実に行う。 【構成】金型5の識別符号を示す標識7が金型5上に配
設される。一方、射出成形機本体には、所定位置にセッ
トされた金型5上の標識7を検出するセンサが配設され
ている。したがって、金型5が所定位置にセットされた
際に金型上の識別符号がセンサにより検出され、この検
出された識別符号に対応する成形条件が自動的に設定さ
れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、金型の種類に応じたプラスチック成形品を生産する射出成形機に 関し、特に金型の種類に応じた成形条件を自動設定できる成形条件設定装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
射出成形機では、生産しようとするプラスチック成形品の種類に応じた金型を 用意する必要があり、その種類は数10種類にも及ぶ。しかも、射出成形機にあ っては、金型の種類に応じて型締力、射出条件、冷却条件等種々の成形条件を変 更する必要がある。
【0003】 ここに射出成形機における金型交換時には、金型の種類を示す番号をオペレー タが確認し、確認した番号に対応する成形条件を設定し直すようにしている。な お、金型の番号と成形条件との対応は予めメモリに格納されており、オペレータ が番号を入力すれば成形条件が自動的に設定されるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の技術によれば、金型の番号の確認は、人間の判断であるた め、誤認する可能性がある。しかも数10種類もの金型の中から一つの金型を選 択して交換する成形機にあってはなおさらである。このため、金型と合致しない 成形条件が誤設定され、これによって誤った成形加工を行なってしまうという重 大な事故を招来する虞がある。 本考案はこうした実状に鑑みてなされたものであり、成形条件の誤設定を確実 に防止して、多種類の金型の交換が頻繁に行われる成形機の信頼性を向上させる ことをその目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】 そこで、この考案では、成形用の金型を射出成形機本体の所定位置にセットし 、該セットされた金型の種類に応じて成形条件を変更し、該成形条件に基づき成 形を行う射出成形機において、 金型の識別符号を示す標識を金型上に配設するとともに、 前記所定位置にセットされた金型上の標識を検出するセンサを前記射出成形機 本体に配設して、 前記センサによって検出された識別符号に対応する成形条件を設定するように している。
【0006】
【作用】
かかる構成によれば、金型の識別符号を示す標識が金型上に配設される。一方 、射出成形機本体には、所定位置にセットされた金型上の標識を検出するセンサ が配設されている。したがって、金型が所定位置にセットされた際に金型上の識 別符号がセンサにより検出され、この検出された識別符号に対応する成形条件が 自動的に設定される。
【0007】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案に係る射出成形機の成形条件設定装置の実施例に ついて説明する。
【0008】 図1は実施例の射出成形機における金型の交換の様子を説明する図である。
【0009】 同図に示すように射出成形機の本体1にはクランパ2が配設されており、この クランパ2により金型5がクランプされて射出成形が行われる。金型5では成形 用のプラスチック材料が型内に注入されることにより所定形状の成形品が得られ る。なお、射出成形の制御それ自体は本発明の主旨とは直接関係ないので詳細な 説明は省略する。
【0010】 金型5は成形品の種類に応じた多種類のものが用意されている。一方、射出成 形機としては生産しようとする成形品の種類に応じて、つまり金型5の種類に応 じて型締力、射出条件、冷却条件等の種々の成形条件を変更する必要があり、変 更した成形条件で射出成形が行われるよう図示せぬコントローラにより駆動制御 される。このコントローラにおけるメモリには金型の種類を示す番号(以下「金 型番号」という)に各対応して成形条件が予め格納されており、金型番号が指定 されることにより対応する成形条件が読み出されて成形条件の変更が行われる。 かかる金型番号の指定は、後述するように自動的に行われる。
【0011】 なお、金型番号の指定は手動にて行うようにしてもよく、この場合は操作パネ ル3のタッチスイッチを操作して番号を入力することで指定が行われる。また、 操作パネル3のタッチスイッチを操作することで成形条件の内容の予設定、変更 が行なわれる。操作パネル3はCRT等の表示画面を有しており、この表示画面 に後述するエラー情報が表示される。
【0012】 さて、前もって入っていた金型7の交換は以下のような手順で実行される。
【0013】 すなわち、成形品の加工を終えた金型7が射出成形機本体1から矢印Cに示す ように搬出される。一方、つぎに加工をすべき金型5が搬送台4上に載置されて おかれる。そして搬送台4が矢印Aに示すように搬入位置まで移動する。そして 台4上の金型5が台4に配設されたローラを介して矢印Bに示すように射出成形 機本体1内の所定位置まで搬送される。しかして、所定位置にセットされたなら ば上記クランパ2によりクランプされて射出成形が行われ、所定ショット数の加 工が終了したならばクランパ2がアンクランプされ、金型5が再び矢印D方向に 搬出される。
【0014】 なお、以上の一連の動作は手動で行ってもよく、金型自動交換装置により自動 で行ってもよい。
【0015】 かかる金型5の交換の際、金型5の金型番号の識別が、上記コントローラのC PUにおいて図4に示す手順で実行される。そしてこの識別処理を行うために、 金型5には図2に示すようなピン7が、また射出成形機本体1にはピン7の有無 検出用のセンサ9が配設されている。
【0016】 なお、金型5の交換が金型自動交換装置により自動的に行われる場合には、金 型5が射出成形機本体1内に搬入される前に金型自動交換装置(これは射出成形 機の一部を構成する)によってクランプされるので、このときに上記センサ9に よりピン7の有無を検出し、金型番号の識別を行うようにしてもよい。いずれに せよ、射出成形機のうち金型5を除いた部分の所定位置に金型5がセットされた 際に金型番号の識別を行うことが可能である。
【0017】 図2に示すように金型5は抱き板6を両側に有しており、一方の抱き板6の一 側面にはピン7が一列に間欠的に配設されている。すなわち、抱き板6側面には 上から順に複数位置(1)〜(6)が予設定され、これら予設定複数位置(1) 〜(6)のうちの所定の位置(1)、(2)、(5)、(6)(斜線にて示す) にピン7が配設されている。この場合、予設定複数位置(1)〜(6)のうち( 1)〜(4)におけるピン7の有無の配列が金型番号を特定する。下記表1はピ ン7の配設位置と金型5の金型番号との関係を示すものである。
【0018】 同表1に示すように、配設位置(1)〜(4)が金型番号識別用のデータであ り、(1)〜(4)につき‘1’、‘0’、‘0’、‘0’、‘0’(‘1’「 ピン有り」、‘0’は「ピン無し」を意味する(以下同じ))という論理の配列 であれば、これは金型番号「NO.1」を意味する。同様にして金型識別データ (1)〜(4)の論理‘1’、‘0’の配列に応じて「NO.2」、「NO.3 」…「NO.9」…の各金型5の番号が特定される。
【0019】 配設位置(5)におけるデータ‘1’、‘0’は周知のパリティチェックのた めのデータであり、配設位置(1)〜(5)における論理‘1’の数が常に奇数 となるように、つまり(1)〜(5)におけるピン7の個数が奇数個となるよう にピン7が配設されている。したがって、後述するセンサ9によりピン7の個数 が奇数であるか否かを判別することにより金型番号の読み取りの際の誤検出のチ ェックが行われる。
【0020】 さらに、配設位置(6)におけるデータは金型5の有無を判別するためのデー タであり、常に論理‘1’、つまり位置(6)にピン7が常に配設されることと なっており、これを後述するセンサ9により検出することにより金型5が射出成 形機の本体1に搬入され、所定位置にセットされたことを判別するようにしてい る。
【0021】 上記表1からも明かなように図2に示す金型5はピン7の配列から「NO.3 」の金型5であることがわかる。他の種類の金型5についても表1にしたがいピ ン7が配列され、それぞれの金型番号「NO.1」…が特定されるようになって いる。なお、ピン7はボルト締めによって抱き板6に固定してもよく、また接着 により固定してもよく、また、抱き板6と一体に鋳造してもよく、その固着方法 は任意である。
【0022】 図3は図2の金型5が射出成形機の本体1内に搬入され、所定位置にセットさ れた状態を、ピン7の配設面に対する横断面において示したものである。同図に 示すように本体1内部の所定のブラケット8には、抱き板6の配設位置(1)〜 (6)に対応する位置に6つの近接スイッチ9が一列に配設されている。各近接 スイッチ9は検出方向(横方向)にピン7が存在している場合に動作し、「ピン 有り」を示す論理‘1’の検出信号を出力する。また、近接スイッチ9は検出方 向にピン7が存在していない場合には動作せず、「ピン無し」を示す論理‘0’ の検出信号を出力する。なお、ピン7を各位置において突設させて設けるのでは なく、各位置に凹部を形成するようにしてもよく、この場合も近接スイッチ9に より同様な検出を行うことができる。また、こうした凹凸を検出するのに光を検 出媒体とするセンサを使用することもできる。さらには非接触のセンサではなく 、接触することにより凹凸を検出するセンサを使用する実施も当然可能である。
【0023】 位置(1)〜(6)に対応する近接スイッチ9…の検出信号はS1〜S6であ り、図2に示す金型5の場合、検出信号S1、S2、S5、S6のみが‘1’と なり、他の検出信号S3、S4が‘0’となる。これら検出信号S1〜S6の内 容は上記コントローラに加えられ、CPUにおいて上記表1が適用され金型番号 の識別、パリティチェック、金型の有無の判定がなされる。
【0024】 以下、図4に示すフローチャートを併せ参照してかかる処理を説明する。
【0025】 まず、金型5が所定位置にセットされると、同図に示す処理がスタートする。 すると、最初に検出信号S6の内容に基づき金型5の有無の判定がなされる(ス テップ101)。すなわち、S6の内容が論理‘0’であるとすると、金型5に は必ず位置(6)にはピン7が配設されていることから、物理的に所定位置に金 型5がセットされていない場合であり、金型5が正しくセットされていないか、 何らかのミスにより未だ搬入されていないものとして、「エラーが発生した」と 判定する。この内容が警告のために操作パネル3の表示画面に表示され、オペレ ータに注意を喚起させるようにする(ステップ108)。そして、エラーが発生 して点検等の所要の措置を講ずる必要があるので、金型自動交換装置における金 型交換動作が中止される(ステップ109)。
【0026】 一方、検出信号S6が内容が論理‘1’であるとすると、金型5が正しく装着 されたと判断して、つぎに、検出信号S1〜S4の内容に基づき、そのセットさ れた金型5の金型番号の検出が行われる。すなわち、たとえば検出信号S1〜S 4、つまり位置(1)〜(4)の論理構造が‘1’、‘1’、‘0’、‘0’で あれば、表1より金型番号が「NO.3」であるとされる(ステップ102)。 しかし、誤検出の虞もあるため、つぎに誤検出のチェックをパリティチェック により行うべく検出信号S1〜S4における論理‘1’のビット数が奇数である か否かが判定される(ステップ103)。
【0027】 ここで、位置(1)〜(4)に対応する検出信号S1〜S4の論理‘1’の合 計ビット数が奇数であれば(ステップ103の判断YES)、位置(1)〜(5 )に対応する検出信号S1〜S5の論理‘1’の合計ビット数が奇数でなくては ならないので、検出信号S5の内容は論理‘0’でなくてはならない(ステップ 104)。したがって検出信号S5の内容が論理‘1’であれば、誤検出された 場合であり(ステップ104の判断NO)、エラー発生を表示し、金型交換動作 を中止する(ステップ108、109)。
【0028】 同様に位置(1)〜(4)に対応する検出信号S1〜S4の論理‘1’の合計 ビット数が偶数であれば(ステップ103の判断NO)、位置(1)〜(5)に 対応する検出信号S1〜S5の論理‘1’の合計ビット数が奇数でなくてはなら ないので、検出信号S5の内容は論理‘1’でなくてはならない(ステップ10 7)。したがって検出信号S5の内容が論理‘0’であれば、誤検出された場合 であり(ステップ107の判断NO)、エラー発生を表示し、金型交換動作を中 止する(ステップ108、109)。
【0029】 一方、ステップ104、107におけるパリティチェックの結果、それぞれ検 出信号S5の内容が論理‘0’、‘1’であれば、正しく検出された場合であり (ステップ104、107の判断YES)、ステップ102において検出された 金型番号は正しいものとして、この金型番号に対応する成形条件が上記メモリか ら読み出される(ステップ105)。そして金型5の交換動作が以後続行して、 上記メモリから読み出された成形条件に変更されて射出成形が行われる(ステッ プ106)。
【0030】 なお、実施例では、パリティチェックを‘1’のビット数が常に奇数個となる ように設定して実行しているが、常に偶数個となるように設定するようにしても よい。なお、パリティチェックを省略する実施も可能である。また、金型の有無 それ自体の判別を省略するようにしてもよい。
【0031】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、多種類の金型の交換が煩雑に行われる射 出成形機であっても、成形条件の誤設定が確実に防止され、装置の信頼性を飛躍 的に向上させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案に係る射出成形機の成形条件設定
装置の実施例において金型の交換の様子を説明するため
に用いた斜視図である。
【図2】図2は実施例に使用される金型を示す正面図で
ある。
【図3】図3は図2に示す金型が射出成形機にセットさ
れたときの横断面である。
【図4】図4は実施例における成形条件設定処理を説明
するフローチャートである。
【符号の説明】
1 射出成形機本体 5 金型 6 抱き板 7 ピン 9 近接スイッチ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形用の金型を射出成形機本体の所
    定位置にセットし、該セットされた金型の種類に応じて
    成形条件を変更し、該成形条件に基づき成形を行う射出
    成形機において、 金型の識別符号を示す標識を金型上に配設するととも
    に、 前記所定位置にセットされた金型上の標識を検出するセ
    ンサを前記射出成形機本体に配設して、 前記センサによって検出された識別符号に対応する成形
    条件を設定するようにした射出成形機の成形条件設定装
    置。
  2. 【請求項2】 前記標識は、前記金型上の予設定複
    数位置のうちの所定の位置に形成された凹部または凸部
    であり、前記センサは、前記金型上の予設定複数位置に
    おける凹部または凸部の有無を検出するセンサであり、
    このセンサによって検出された前記予設定複数位置にお
    ける凹部または凸部の有無の配列を金型の識別符号とし
    て成形条件を設定するものである請求項1記載の射出成
    形機の成形条件設定装置。
  3. 【請求項3】 前記金型上の予設定複数位置におけ
    る凹部または凸部の数が常に奇数または偶数となるよう
    に凹部または凸部を形成しておき、前記センサによって
    凹部または凸部の数が奇数であるか否か、または偶数で
    あるか否かを判別することにより識別符号の誤検出のチ
    ェックを行う請求項2記載の射出成形機の成形条件設定
    装置。
  4. 【請求項4】 前記金型上の前記予設定複数位置以
    外の所定位置にさらに凹部または凸部を形成し、前記セ
    ンサにより前記所定位置における凹部または凸部を検出
    することにより金型が射出成形機本体にセットされたこ
    とを判定する射出成形機の成形条件設定装置。
JP1992040051U 1992-06-11 1992-06-11 射出成形機の成形条件設定装置 Expired - Lifetime JP2590565Y2 (ja)

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