JPH0672634B2 - 制振用樹脂組成物 - Google Patents
制振用樹脂組成物Info
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- JPH0672634B2 JPH0672634B2 JP18312184A JP18312184A JPH0672634B2 JP H0672634 B2 JPH0672634 B2 JP H0672634B2 JP 18312184 A JP18312184 A JP 18312184A JP 18312184 A JP18312184 A JP 18312184A JP H0672634 B2 JPH0672634 B2 JP H0672634B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L23/00—Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L23/02—Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L25/00—Compositions of, homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L25/02—Homopolymers or copolymers of hydrocarbons
- C08L25/04—Homopolymers or copolymers of styrene
- C08L25/08—Copolymers of styrene
- C08L25/14—Copolymers of styrene with unsaturated esters
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、制振用複合金属板の制振層として用いること
のできる、制振用樹脂組成物に関するものである。
のできる、制振用樹脂組成物に関するものである。
近年、道路交通網の発達や、工場の住宅地域への隣接に
より、公害防止の立場から、各種の自動車、機械、構造
物等より発生する騒音対策が重要になってきた。特に自
動車のエンジン廻りの部品、金属加工機械、家電部品等
において騒音低減が強く望まれている。
より、公害防止の立場から、各種の自動車、機械、構造
物等より発生する騒音対策が重要になってきた。特に自
動車のエンジン廻りの部品、金属加工機械、家電部品等
において騒音低減が強く望まれている。
このような騒音対策のひとつに制振用複合鋼板の使用が
あり、これは制振層の粘弾性物質の剪断変形による内部
摩擦を利用して振動を減衰させるものである。制振用複
合鋼板は、前記の騒音発生源を囲む形で使用されるた
め、板状の外、曲げ加工や絞り加工されて所望の形状に
加工される。
あり、これは制振層の粘弾性物質の剪断変形による内部
摩擦を利用して振動を減衰させるものである。制振用複
合鋼板は、前記の騒音発生源を囲む形で使用されるた
め、板状の外、曲げ加工や絞り加工されて所望の形状に
加工される。
従来、制振用に用いられる樹脂組成物としては、特開昭
57-167360号(スチレン・アクリル酸エステル共重合体
+鱗片状無機質粉体の水分散体)、特開昭59-80454号
(不飽和カルボン酸又はその無水物で変性された結晶性
ポリオレフィン+無定形重合体)、特公昭54-1354号
(エチレン系酸性共重合体+粘弾性物質)に代表される
各種のものが知られている。
57-167360号(スチレン・アクリル酸エステル共重合体
+鱗片状無機質粉体の水分散体)、特開昭59-80454号
(不飽和カルボン酸又はその無水物で変性された結晶性
ポリオレフィン+無定形重合体)、特公昭54-1354号
(エチレン系酸性共重合体+粘弾性物質)に代表される
各種のものが知られている。
これら従来技術において、制振用樹脂組成物を用いた制
振用複合鋼板は、制振性と曲げ加工や深絞り等の加工性
との両面バランスの点で必ずしも満足のいくものではな
かった。一方、本発明者等による研究の結果、耐熱性及
び剛性にすぐれる結晶性ポリオレフィンにアクリル酸エ
ステルとビニル芳香族単量体との共重合物を配合した組
成物が複合金属板の制振性の改良に有効であることを見
出したが、このものもまた、制振性にはすぐれているも
のの、複合金属板とした場合の加工性及び機械的強度に
おいて不満足であった。
振用複合鋼板は、制振性と曲げ加工や深絞り等の加工性
との両面バランスの点で必ずしも満足のいくものではな
かった。一方、本発明者等による研究の結果、耐熱性及
び剛性にすぐれる結晶性ポリオレフィンにアクリル酸エ
ステルとビニル芳香族単量体との共重合物を配合した組
成物が複合金属板の制振性の改良に有効であることを見
出したが、このものもまた、制振性にはすぐれているも
のの、複合金属板とした場合の加工性及び機械的強度に
おいて不満足であった。
本発明は、上記の制振性にすぐれる結晶性ポリオレフィ
ンとアクリル酸エステル・ビニル芳香族共重合体との組
成物の加工性を改良し、制振性、機械的強度及び加工性
のバランスにすぐれる制振用複合金属板の制振層として
有用な制振用樹脂組成物を提供するものである。
ンとアクリル酸エステル・ビニル芳香族共重合体との組
成物の加工性を改良し、制振性、機械的強度及び加工性
のバランスにすぐれる制振用複合金属板の制振層として
有用な制振用樹脂組成物を提供するものである。
本発明者等は制振用複合金属板の加工性について種々検
討した結果、制振層に用いられる樹脂組成物の物性、例
えば引張伸びが極めて重要であることを見出し、本発明
に到達した。
討した結果、制振層に用いられる樹脂組成物の物性、例
えば引張伸びが極めて重要であることを見出し、本発明
に到達した。
すなわち本発明は、結晶性ポリオレフィン95〜10重量%
と、アクリル酸エステル及びビニル芳香族単量体を両単
量体合計で5〜90重量%とをグラフト共重合反応条件に
付して得られた樹脂組成物であって、前記両単量体総量
のうち3重量%以上が前記結晶性ポリオレフィンにグラ
フト共重合されていることを特徴とする制振用樹脂組成
物である。
と、アクリル酸エステル及びビニル芳香族単量体を両単
量体合計で5〜90重量%とをグラフト共重合反応条件に
付して得られた樹脂組成物であって、前記両単量体総量
のうち3重量%以上が前記結晶性ポリオレフィンにグラ
フト共重合されていることを特徴とする制振用樹脂組成
物である。
本発明で用いる結晶性ポリオレフィンは、エチレン、プ
ロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、3−メチルブテ
ン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン−1等のα
−オレフィンの単独又はこれら2種以上の共重合体、あ
るいは、これらα−オレフィンを主成分とする他の単量
体との共重合体であり、例えば低密度ポリエチレン、高
密度ポリエチレン、アイソタクチックポリプロピレン、
エチレン・プロピレン共重合体、エチレン、ブテン−1
共重合体、プロピレン・ブテン−1共重合体等であり、
剛性及び耐熱性の点から高密度ポリエチレン、プロピレ
ン系重合体が好ましく、特にプロピレン系重合体が好ま
しい。
ロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、3−メチルブテ
ン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン−1等のα
−オレフィンの単独又はこれら2種以上の共重合体、あ
るいは、これらα−オレフィンを主成分とする他の単量
体との共重合体であり、例えば低密度ポリエチレン、高
密度ポリエチレン、アイソタクチックポリプロピレン、
エチレン・プロピレン共重合体、エチレン、ブテン−1
共重合体、プロピレン・ブテン−1共重合体等であり、
剛性及び耐熱性の点から高密度ポリエチレン、プロピレ
ン系重合体が好ましく、特にプロピレン系重合体が好ま
しい。
なお、これらの結晶性ポリオレフィンは、金属板との接
着性を更に良くするため、カルボキシル基、水酸基、エ
ポキシ基等で変性したものが好ましく、例えば、無水マ
レイン酸、アクリル酸、グリシジルアクリレート等でグ
ラフト変性したものや酸化処理したポリオレフィンがよ
い。
着性を更に良くするため、カルボキシル基、水酸基、エ
ポキシ基等で変性したものが好ましく、例えば、無水マ
レイン酸、アクリル酸、グリシジルアクリレート等でグ
ラフト変性したものや酸化処理したポリオレフィンがよ
い。
本発明で用いるアクリル酸エステルとしては、アクリル
酸又はメタクリル酸のアルキルエステルであり、例えば
(メタ)アクリル酸の炭素数1〜18のアルキルエステ
ル、(メタ)アクリル酸の2−アルコキシエチルエステ
ル、(メタ)アクリル酸のジエチレングリコールモノア
ルキルエステル等があり、具体的にはアクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アク
リル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル
酸イソブチル、アクリル酸ペンチル、アクリル酸ヘキシ
ル、アクリル酸ヘプチル、アクリル酸オクチル、アクリ
ル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ノニル、アクリル
酸イソノニル、アクリル酸デシル、アクリル酸ウンデシ
ル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸ステアリル、アク
リル酸シクロヘキシル、アクリル酸2−メトキシエチ
ル、アクリル酸2−エトキシエチル、アクリル酸2−ブ
トキシエチル、アクリル酸ジエチレングリコールモノエ
チルエーテル、アクリル酸ジエチレングリコールモノブ
チルエーテル、アクリル酸リネボール、メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メ
タクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタ
クリル酸ペンチル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル
酸ヘプチル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸2−
エチルヘキシル、メタクリル酸ノニル、メタクリル酸イ
ソノニル、メタクリル酸デシル、メタクリル酸ウンデシ
ル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸トリデシル、
メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸シクロヘキシ
ル、メタクリル酸ベンジルなどを用いることができる。
酸又はメタクリル酸のアルキルエステルであり、例えば
(メタ)アクリル酸の炭素数1〜18のアルキルエステ
ル、(メタ)アクリル酸の2−アルコキシエチルエステ
ル、(メタ)アクリル酸のジエチレングリコールモノア
ルキルエステル等があり、具体的にはアクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アク
リル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル
酸イソブチル、アクリル酸ペンチル、アクリル酸ヘキシ
ル、アクリル酸ヘプチル、アクリル酸オクチル、アクリ
ル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ノニル、アクリル
酸イソノニル、アクリル酸デシル、アクリル酸ウンデシ
ル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸ステアリル、アク
リル酸シクロヘキシル、アクリル酸2−メトキシエチ
ル、アクリル酸2−エトキシエチル、アクリル酸2−ブ
トキシエチル、アクリル酸ジエチレングリコールモノエ
チルエーテル、アクリル酸ジエチレングリコールモノブ
チルエーテル、アクリル酸リネボール、メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メ
タクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタ
クリル酸ペンチル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル
酸ヘプチル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸2−
エチルヘキシル、メタクリル酸ノニル、メタクリル酸イ
ソノニル、メタクリル酸デシル、メタクリル酸ウンデシ
ル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸トリデシル、
メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸シクロヘキシ
ル、メタクリル酸ベンジルなどを用いることができる。
好ましい例は、アクリル酸の炭素数1〜4のn−又はイ
ソアルキルエステル、アクリル酸の炭素数5〜18のアル
キルエステル、アクリル酸の炭素数1〜4の2−アルコ
キシエチルエステル、アクリル酸の炭素数1〜4のジエ
チレングリコールモノアルキルエーテルエステル、メタ
クリル酸n−ブチル、メタクリル酸の炭素数5〜18のア
ルキルエステルである。特に好ましい例は、アクリル酸
n−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル
酸リネボール、アクリル酸イソノニル、アクリル酸2−
ブトキシエチル、アクリル酸ジエチレングリコールモノ
ブチルエーテル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸
トリデシルである。
ソアルキルエステル、アクリル酸の炭素数5〜18のアル
キルエステル、アクリル酸の炭素数1〜4の2−アルコ
キシエチルエステル、アクリル酸の炭素数1〜4のジエ
チレングリコールモノアルキルエーテルエステル、メタ
クリル酸n−ブチル、メタクリル酸の炭素数5〜18のア
ルキルエステルである。特に好ましい例は、アクリル酸
n−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル
酸リネボール、アクリル酸イソノニル、アクリル酸2−
ブトキシエチル、アクリル酸ジエチレングリコールモノ
ブチルエーテル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸
トリデシルである。
また、本発明で用いるビニル芳香族単量体としては、ス
チレン、核置換スチレン例えばメチルスチレン、ジメチ
ルスチレン、エチルスチレン、イソプロピルスチレン、
クロスチレンなど、α置換スチレン例えばα−メチルス
チレン、α−エチルスチレンなどを用いることができ
る。好ましい例は、スチレン、4−メチルスチレン、α
−メチルスチレンであり、特に好ましい例はスチレンで
ある。
チレン、核置換スチレン例えばメチルスチレン、ジメチ
ルスチレン、エチルスチレン、イソプロピルスチレン、
クロスチレンなど、α置換スチレン例えばα−メチルス
チレン、α−エチルスチレンなどを用いることができ
る。好ましい例は、スチレン、4−メチルスチレン、α
−メチルスチレンであり、特に好ましい例はスチレンで
ある。
本発明でアクリル酸エステルとビニル芳香族単量体を共
重合反応条件に付する目的は、共重合反応によって得ら
れる組成物、すなわちアクリル酸エステル・ビニル芳香
族共重合体の組成を種々変更することにより、アクリル
酸エステル単独重合体のガラス転移点からビニル芳香族
単独重合体のガラス転移点までの間で、両者の共重合体
のガラス転移点を自由に調節し、結果として制振用複合
金属板の制振性が発揮される温度及び周波数域を好まし
い領域に設定することができる点にある。
重合反応条件に付する目的は、共重合反応によって得ら
れる組成物、すなわちアクリル酸エステル・ビニル芳香
族共重合体の組成を種々変更することにより、アクリル
酸エステル単独重合体のガラス転移点からビニル芳香族
単独重合体のガラス転移点までの間で、両者の共重合体
のガラス転移点を自由に調節し、結果として制振用複合
金属板の制振性が発揮される温度及び周波数域を好まし
い領域に設定することができる点にある。
通常アクリル酸エステル単独重合体は、ビニル芳香族単
独重合体に比較し低いガラス転移点を有するが、本発明
の目的から言えば、アクリル酸エステル単独重合体が、
ビニル芳香族単独重合体よりできるだけ低いガラス転移
点を有する方が、広い温度域で両者の共重合体のガラス
転移点を調節できる点で好ましい。
独重合体に比較し低いガラス転移点を有するが、本発明
の目的から言えば、アクリル酸エステル単独重合体が、
ビニル芳香族単独重合体よりできるだけ低いガラス転移
点を有する方が、広い温度域で両者の共重合体のガラス
転移点を調節できる点で好ましい。
共重合反応条件に付するアクリル酸エステルの割合は、
η最大値を示す温度を制振用複合金属板の使用温度に合
せるように適宜選ぶことができるが、一般には、アクリ
ル酸エステルとビニル芳香族単量体の合計量を基準にし
て5〜95重量%である。なお、必要によりさらに第三成
分としての他の単量体が少量、例えば30重量%以下、共
存して共重合反応条件に付されていてもよい。例えば金
属板との接着性を良くするためにカルボキシル基、エポ
キシ基、水酸基等を有する単量体を共重合させたものは
好ましい例である。
η最大値を示す温度を制振用複合金属板の使用温度に合
せるように適宜選ぶことができるが、一般には、アクリ
ル酸エステルとビニル芳香族単量体の合計量を基準にし
て5〜95重量%である。なお、必要によりさらに第三成
分としての他の単量体が少量、例えば30重量%以下、共
存して共重合反応条件に付されていてもよい。例えば金
属板との接着性を良くするためにカルボキシル基、エポ
キシ基、水酸基等を有する単量体を共重合させたものは
好ましい例である。
上記結晶性ポリオレフィンは、95〜10重量%、好ましく
は80〜30重量%、特に好ましくは70〜40重量%必要であ
り、この範囲より少ないと制振用複合金属板の加工性が
悪化し、この範囲より多いと制振性が低下する。
は80〜30重量%、特に好ましくは70〜40重量%必要であ
り、この範囲より少ないと制振用複合金属板の加工性が
悪化し、この範囲より多いと制振性が低下する。
また、一般に騒音発生源の環境温度及び発生する騒音の
周波数範囲はそれぞれ0〜150℃、20〜20000Hzであり、
制振用複合金属板は前記温度及び周波数において効果的
な制振性を発揮する必要がある。制振用複合金属板のη
は、振動減衰効果の点から0.05以上、好ましくは0.1以
上必要であり、アクリル酸エステルとビニル芳香族単量
体の量は、制振用複合金属板のη改良の点から両単量体
合計で少なくとも5〜90重量%、好ましくは20〜70重量
%、特に好ましくは30〜60重量%必要である。この範囲
より低いと、制振用複合金属板のηが低くなり、逆にこ
の範囲より高いと、制振用複合金属板の加工性が悪くな
る。
周波数範囲はそれぞれ0〜150℃、20〜20000Hzであり、
制振用複合金属板は前記温度及び周波数において効果的
な制振性を発揮する必要がある。制振用複合金属板のη
は、振動減衰効果の点から0.05以上、好ましくは0.1以
上必要であり、アクリル酸エステルとビニル芳香族単量
体の量は、制振用複合金属板のη改良の点から両単量体
合計で少なくとも5〜90重量%、好ましくは20〜70重量
%、特に好ましくは30〜60重量%必要である。この範囲
より低いと、制振用複合金属板のηが低くなり、逆にこ
の範囲より高いと、制振用複合金属板の加工性が悪くな
る。
本発明の組成物、すなわち、結晶性ポリオレフィンと、
アクリル酸エステル及びビニル芳香族単量体とをグラフ
ト共重合反応条件に付して得られた組成物は、主として
アクリル酸エステルとビニル芳香族単量体とがグラフト
共重合された結晶性ポリオレフィン、アクリル酸エステ
ル・ビニル芳香族共重合体及び未グラフトの結晶性ポリ
オレフィンから成るが、これら以外に少量のアクリル酸
エステル単独重合体やビニル芳香族単独重合体も重合反
応の結果生成し含有されていることが考えられる。
アクリル酸エステル及びビニル芳香族単量体とをグラフ
ト共重合反応条件に付して得られた組成物は、主として
アクリル酸エステルとビニル芳香族単量体とがグラフト
共重合された結晶性ポリオレフィン、アクリル酸エステ
ル・ビニル芳香族共重合体及び未グラフトの結晶性ポリ
オレフィンから成るが、これら以外に少量のアクリル酸
エステル単独重合体やビニル芳香族単独重合体も重合反
応の結果生成し含有されていることが考えられる。
本発明の組成物で用いられる結晶性ポリオレフィンは二
種以上を併用しても差し支えないが、その少なくとも一
部が前記したアクリル酸エステル又はビニル芳香族単量
体もしくはその両者でグラフト共重合されており、その
共重合量は、アクリル酸エステルとビニル芳香族単量体
の総量の3重量%以上である。結晶性ポリオレフィンに
対するこのグラフト共重合量がこの量を下廻ると、得ら
れる組成物に所期の機械的強度が得られず、複合金属板
の生成加工性も劣る。
種以上を併用しても差し支えないが、その少なくとも一
部が前記したアクリル酸エステル又はビニル芳香族単量
体もしくはその両者でグラフト共重合されており、その
共重合量は、アクリル酸エステルとビニル芳香族単量体
の総量の3重量%以上である。結晶性ポリオレフィンに
対するこのグラフト共重合量がこの量を下廻ると、得ら
れる組成物に所期の機械的強度が得られず、複合金属板
の生成加工性も劣る。
結晶性ポリオレフィンとの共重合の手法としては、例え
ば特開昭58-198529号、特開昭59-27934号、特公昭58-53
003号等の各明細書に記載された各種のグラフト共重合
の手法を用いることができる。
ば特開昭58-198529号、特開昭59-27934号、特公昭58-53
003号等の各明細書に記載された各種のグラフト共重合
の手法を用いることができる。
本発明の組成物は、制振用複合金属板の曲げ加工、絞り
加工の点及び組成物の製造の容易さの点から、結晶性ポ
リオレフィンと所定量のアクリル酸エステル及びビニル
芳香族単量体を懸濁系、溶液系又は溶融系で、中でも好
ましくは水性懸濁系でグラフト共重合条件に付して得ら
れるものが本発明の組成物として用いられる。
加工の点及び組成物の製造の容易さの点から、結晶性ポ
リオレフィンと所定量のアクリル酸エステル及びビニル
芳香族単量体を懸濁系、溶液系又は溶融系で、中でも好
ましくは水性懸濁系でグラフト共重合条件に付して得ら
れるものが本発明の組成物として用いられる。
本発明の組成物には、さらに結晶性ポリオレフィン及び
/又はアクリル酸エステル・ビニル芳香族共重合体を配
合することができる。結晶性ポリオレフィン及び/又は
アクリル酸エステル・ビニル芳香族共重合体を配合した
場合には、結晶性ポリオレフィンにグラフト共重合した
重合体及びアクリル酸エステル・ビニル芳香族共重合体
を構成する両単量体を含めて、配合後の組成物に含有さ
れる全アクリル酸エステル及びビニル芳香族単量体の総
量の3重量%以上が結晶性ポリオレフィンにグラフト共
重合していることが必要である。
/又はアクリル酸エステル・ビニル芳香族共重合体を配
合することができる。結晶性ポリオレフィン及び/又は
アクリル酸エステル・ビニル芳香族共重合体を配合した
場合には、結晶性ポリオレフィンにグラフト共重合した
重合体及びアクリル酸エステル・ビニル芳香族共重合体
を構成する両単量体を含めて、配合後の組成物に含有さ
れる全アクリル酸エステル及びビニル芳香族単量体の総
量の3重量%以上が結晶性ポリオレフィンにグラフト共
重合していることが必要である。
また、本発明の組成物には、本発明の目的を損わない範
囲で、各種の添加剤、可塑剤、フィラー、エラストマー
等を配合することができる。可塑剤は組成物のtanδ最
大値を示す温度を低温側に移行させ、制振用複合金属板
の制振温度範囲を調節する効果を有すると共に、組成物
に粘着性を与えて金属板との密着性を改良し、組成物を
柔軟にして脆さを改良する点で有用である。また、フィ
ラーは組成物の剛性率を高く保つ効果を有し、その点で
加工性の改善効果を有する。エラストマーとしては、物
性改良の目的でスチレン・プタジエンブロック共重合体
又はその水添物、エチレン・プロピレンゴム等の配合が
好ましい。
囲で、各種の添加剤、可塑剤、フィラー、エラストマー
等を配合することができる。可塑剤は組成物のtanδ最
大値を示す温度を低温側に移行させ、制振用複合金属板
の制振温度範囲を調節する効果を有すると共に、組成物
に粘着性を与えて金属板との密着性を改良し、組成物を
柔軟にして脆さを改良する点で有用である。また、フィ
ラーは組成物の剛性率を高く保つ効果を有し、その点で
加工性の改善効果を有する。エラストマーとしては、物
性改良の目的でスチレン・プタジエンブロック共重合体
又はその水添物、エチレン・プロピレンゴム等の配合が
好ましい。
さらに、本発明の組成物には、制振用複合金属板の溶接
性、塗装性の改良を目的として導電性を付与するため、
カーボンブラック、金属繊維等各種の導電性フィラーを
配合することができる。また、難燃性の改良を目的とし
て、三酸化アンチモン、水酸化アルミニウム等各種の難
燃化剤を配合することもできる。
性、塗装性の改良を目的として導電性を付与するため、
カーボンブラック、金属繊維等各種の導電性フィラーを
配合することができる。また、難燃性の改良を目的とし
て、三酸化アンチモン、水酸化アルミニウム等各種の難
燃化剤を配合することもできる。
なお、本発明の組成物は、金属板との接着性を良くする
ために、カルボキシル基、エポキシ基、水酸基等を付与
する変性を行なうことは有用であり、また、架橋して用
いることもできる。
ために、カルボキシル基、エポキシ基、水酸基等を付与
する変性を行なうことは有用であり、また、架橋して用
いることもできる。
このような変性は、本発明の組成物を得るための任意の
工程で行なうことができる。例えば、予めカルボキシル
基、エポキシ基、水酸基等が付与された結晶性ポリオレ
フィンを配合する方法、アクリル酸エステル及びビニル
芳香族単量体の少なくとも一種を結晶性ポリオレフィン
に共重合させる工程において上記極性基を付与する方
法、本発明の組成物を得た後に上記極性基を付与する方
法等が挙げられる。
工程で行なうことができる。例えば、予めカルボキシル
基、エポキシ基、水酸基等が付与された結晶性ポリオレ
フィンを配合する方法、アクリル酸エステル及びビニル
芳香族単量体の少なくとも一種を結晶性ポリオレフィン
に共重合させる工程において上記極性基を付与する方
法、本発明の組成物を得た後に上記極性基を付与する方
法等が挙げられる。
本発明の組成物を用いて制振用複合金属板を製造するに
は各種の公知の手法が採用し得る。例えば、組成物を溶
液にして金属板の間に塗布し、乾燥した後熱圧着する方
法、組成物をフィルム状に成形した後、金属板の間に挟
んでプレス又はホットロールで積層する方法、組成物を
金属板の間に溶融状態でフィルム状に押出して積層する
方法等がある。また、金属板との積層に際して、不飽和
カルボン酸又はその無水物で変性された変性ポリオレフ
ィンを介して、又はフィルム状の組成物をコロナ処理、
火炎処理等の表面処理を行なった後接着剤を用いて金属
板と貼り合わせてもよく、金属板の表面をあらかじめ化
成処理等の各種表面処理を施すこともできる。本発明の
組成物は、溶融状態でフィルム状に成形可能であるの
で、従来の制振用材料に比して、制振用複合金属板の製
造工程の簡略化も可能である。なお、複合される金属板
の厚みは、例えば鋼板の場合0.2〜3.2mm、本発明組成物
の層の厚みは0.03〜0.5mmが好適である。
は各種の公知の手法が採用し得る。例えば、組成物を溶
液にして金属板の間に塗布し、乾燥した後熱圧着する方
法、組成物をフィルム状に成形した後、金属板の間に挟
んでプレス又はホットロールで積層する方法、組成物を
金属板の間に溶融状態でフィルム状に押出して積層する
方法等がある。また、金属板との積層に際して、不飽和
カルボン酸又はその無水物で変性された変性ポリオレフ
ィンを介して、又はフィルム状の組成物をコロナ処理、
火炎処理等の表面処理を行なった後接着剤を用いて金属
板と貼り合わせてもよく、金属板の表面をあらかじめ化
成処理等の各種表面処理を施すこともできる。本発明の
組成物は、溶融状態でフィルム状に成形可能であるの
で、従来の制振用材料に比して、制振用複合金属板の製
造工程の簡略化も可能である。なお、複合される金属板
の厚みは、例えば鋼板の場合0.2〜3.2mm、本発明組成物
の層の厚みは0.03〜0.5mmが好適である。
次に実施例を示すが、以下の実施例において組成物の損
失正接(tanδ)とは、該組成物の動的粘弾性測定によ
り得られるものであり、強制ねじり振動方により、10Hz
にて測定した値を言う。
失正接(tanδ)とは、該組成物の動的粘弾性測定によ
り得られるものであり、強制ねじり振動方により、10Hz
にて測定した値を言う。
制振用複合鋼板は、該組成物をフィルムにした後、2枚
の鋼板の間に挟んで、圧縮成形法により積層したもので
あって、鋼板の厚みが0.8mm、組成物層の厚みが0.1〜0.
2mmである。制振用複合鋼板のηは、機械的インピーダ
ンス法の共振応答法により、1000Hzにて測定された損失
係数(η)を言う。
の鋼板の間に挟んで、圧縮成形法により積層したもので
あって、鋼板の厚みが0.8mm、組成物層の厚みが0.1〜0.
2mmである。制振用複合鋼板のηは、機械的インピーダ
ンス法の共振応答法により、1000Hzにて測定された損失
係数(η)を言う。
ポリオレフィンに共重合している単量体の測定法は、得
られた改質ポリオレフィンを沸騰キシレン中に溶解し、
アセトンにて再沈したものを真空乾燥し、赤外分析法に
てスチレン、アクリル酸エステルの含量を測定する方法
で行なった。
られた改質ポリオレフィンを沸騰キシレン中に溶解し、
アセトンにて再沈したものを真空乾燥し、赤外分析法に
てスチレン、アクリル酸エステルの含量を測定する方法
で行なった。
参考例1 スチレン・アクリル酸イソノニル共重合体(SAE)の製
造 50l容量のオートクレーブに純水35kg、懸濁剤のポリビ
ニルアルコール320gを混入して水性媒質とし、これに重
合開始剤としてベンゾイルペルオキシド180gをスチレン
(SM)10.8kg及びアクリル酸イソノニル(INA)7.2kgに
溶解した後添加し、攪拌して懸濁させた。オートクレー
ブ内に窒素を導入して、系内を窒素で置換した後、オー
トクレーブ内を60℃に昇温し、この温度で攪拌しながら
5時間放置して予備重合させた。攪拌速度を上げなが
ら、オートクレーブ内を90℃に昇温し、この温度で攪拌
しながら3時間放置して重合を完結させた。冷却後、内
容固形物を取り出して水洗し、スチレン・アクリル酸イ
ソノニル共重合体(SAE)17.5kgを得た。得られたSAE中
のスチレン含量は60重量%、アクリル酸イソノニル含量
は40重量%であった。
造 50l容量のオートクレーブに純水35kg、懸濁剤のポリビ
ニルアルコール320gを混入して水性媒質とし、これに重
合開始剤としてベンゾイルペルオキシド180gをスチレン
(SM)10.8kg及びアクリル酸イソノニル(INA)7.2kgに
溶解した後添加し、攪拌して懸濁させた。オートクレー
ブ内に窒素を導入して、系内を窒素で置換した後、オー
トクレーブ内を60℃に昇温し、この温度で攪拌しながら
5時間放置して予備重合させた。攪拌速度を上げなが
ら、オートクレーブ内を90℃に昇温し、この温度で攪拌
しながら3時間放置して重合を完結させた。冷却後、内
容固形物を取り出して水洗し、スチレン・アクリル酸イ
ソノニル共重合体(SAE)17.5kgを得た。得られたSAE中
のスチレン含量は60重量%、アクリル酸イソノニル含量
は40重量%であった。
参考例2 グラフト共重合体の製造(1) 50l容量のオートクレーブに純水20kg、懸濁剤の第三リ
ン酸カルシウム0.6kg及びドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウム0.06kgを混入して水性媒質とし、これに粒径
3〜4mmの無水マレイン酸変性プロピレン・エチレン共
重合体(MFR:17g/10分、エチレン含量:5.5重量%、無水
マレイン酸含量:0.4重量%)(PP−1と略記)粒子を攪
拌により懸濁させた。
ン酸カルシウム0.6kg及びドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウム0.06kgを混入して水性媒質とし、これに粒径
3〜4mmの無水マレイン酸変性プロピレン・エチレン共
重合体(MFR:17g/10分、エチレン含量:5.5重量%、無水
マレイン酸含量:0.4重量%)(PP−1と略記)粒子を攪
拌により懸濁させた。
別に、重合開始剤としてベンゾイルペルオキシド(BP
O)をスチレン(SM)及びアクリル酸イソノニル(INA)
に溶解し、これを先の懸濁系に添加し、オートクレーブ
内に窒素を導入し、系内を置換した。さらにオートクレ
ーブ内を60℃に昇温し、この温度で攪拌しながら5時間
放置して、重合開始剤等を含むスチレンとアクリル酸イ
ソノニルをPP−1粒子中に含浸させた。
O)をスチレン(SM)及びアクリル酸イソノニル(INA)
に溶解し、これを先の懸濁系に添加し、オートクレーブ
内に窒素を導入し、系内を置換した。さらにオートクレ
ーブ内を60℃に昇温し、この温度で攪拌しながら5時間
放置して、重合開始剤等を含むスチレンとアクリル酸イ
ソノニルをPP−1粒子中に含浸させた。
次にこの懸濁液を80℃に昇温し、この温度で攪拌しなが
ら5時間放置して重合を行ない、さらに90℃に昇温して
5時間維持して重合を完結させた。冷却後、内容固形物
を取り出して、水洗し、スチレン・アクリル酸イソノニ
ル改質プロピレン・エチレン共重合体(以下改質PPと略
称する)粒子10kgを得た。仕込み量を種々変更して得ら
れた改質PP中のスチレン含量、アクリル酸イソノニル含
量及びそれらのグラフト共重合量は第1表のとおりであ
った。
ら5時間放置して重合を行ない、さらに90℃に昇温して
5時間維持して重合を完結させた。冷却後、内容固形物
を取り出して、水洗し、スチレン・アクリル酸イソノニ
ル改質プロピレン・エチレン共重合体(以下改質PPと略
称する)粒子10kgを得た。仕込み量を種々変更して得ら
れた改質PP中のスチレン含量、アクリル酸イソノニル含
量及びそれらのグラフト共重合量は第1表のとおりであ
った。
実施例1 第1表に示された各改質PP粒子に酸化防止剤を配合し、
これを厚さ0.8mmの鋼板2枚の間に挟んで制振用複合金
属板とした。中間層の組成物の厚さは0.1〜0.2mmであっ
た。
これを厚さ0.8mmの鋼板2枚の間に挟んで制振用複合金
属板とした。中間層の組成物の厚さは0.1〜0.2mmであっ
た。
得られた各種の複合鋼板の制振性能の1000Hzにおける最
大値とその温度及び組成物の引張伸びを第2表に示す。
大値とその温度及び組成物の引張伸びを第2表に示す。
比較例1 前記スチレンン・アクリル酸イソノニル共重合体の製造
で得られた共重合体SAE及び無水マレイン酸変性ポリプ
ロピレン(MFR:2g/10分、無水マレイン酸含量:0.4重量
%)(第3表でPP−2と略記)を種々の割合で配合し、
それに酸化防止剤を添加したものを用いて、実施例1と
同様にして組成物の引張伸びを測定した結果を第3表に
示す。
で得られた共重合体SAE及び無水マレイン酸変性ポリプ
ロピレン(MFR:2g/10分、無水マレイン酸含量:0.4重量
%)(第3表でPP−2と略記)を種々の割合で配合し、
それに酸化防止剤を添加したものを用いて、実施例1と
同様にして組成物の引張伸びを測定した結果を第3表に
示す。
実施例2 比較例1で用いたスチレン・アクリル酸イソノニル共重
合体(SAE)、無水マレイン酸変性ポリプロピレン(PP
−2)及びSM含量30重量%及びINA20重量%の改質プロ
ピレン・エチレン共重合体(改質PPNo.4)を種々の割合
で配合し、それに酸化防止剤を添加したものを用いて、
実施例1と同様にして組成物の引張伸びを測定した結果
を第4表に示す。
合体(SAE)、無水マレイン酸変性ポリプロピレン(PP
−2)及びSM含量30重量%及びINA20重量%の改質プロ
ピレン・エチレン共重合体(改質PPNo.4)を種々の割合
で配合し、それに酸化防止剤を添加したものを用いて、
実施例1と同様にして組成物の引張伸びを測定した結果
を第4表に示す。
参考例3 グラフト共重合体の製造(2) 上記グラフト共重合体(1)の製造において、PP−1の
代わりに無水マレイン酸変性プロピレン・エチレン共重
合体(MFR:4g/10分、エチレン含量:8重量%、無水マレ
イン酸含量:0.4重量%)(第5表中にPP−3で示す)粒
子を用い、アクリル酸イソノニルの代わりにアクリル酸
2−エチルヘキシル(2−EHA)を用いるほかは参考例
2と同様にしてスチレン・アクリル酸2−エチルヘキシ
ル改質プロピレン・エチレン共重合体(第5表中改質PP
で示す)粒子を得た。仕込み量を種々変更して得られた
改質PP中のスチレン含量、アクリル酸2−エチルヘキシ
ル含量及びそれらのグラフト共重合量は第5表のとおり
であった。
代わりに無水マレイン酸変性プロピレン・エチレン共重
合体(MFR:4g/10分、エチレン含量:8重量%、無水マレ
イン酸含量:0.4重量%)(第5表中にPP−3で示す)粒
子を用い、アクリル酸イソノニルの代わりにアクリル酸
2−エチルヘキシル(2−EHA)を用いるほかは参考例
2と同様にしてスチレン・アクリル酸2−エチルヘキシ
ル改質プロピレン・エチレン共重合体(第5表中改質PP
で示す)粒子を得た。仕込み量を種々変更して得られた
改質PP中のスチレン含量、アクリル酸2−エチルヘキシ
ル含量及びそれらのグラフト共重合量は第5表のとおり
であった。
実施例3 第5表で示された各改質プロピレン・エチレン共重合体
粒子に酸化防止剤を配合したものを用いて実施例1と同
様にして複合鋼板の制振性能、組成物の引張伸びを測定
した結果を第6表に示す。
粒子に酸化防止剤を配合したものを用いて実施例1と同
様にして複合鋼板の制振性能、組成物の引張伸びを測定
した結果を第6表に示す。
実施例4 参考例2で得られた改質プロピレン・エチレン共重合体
(改質PPNo.1)に酸化防止剤及び可塑剤としてフタル酸
ジオクチル(DOP)を配合し、これを厚さ0.8mmの鋼板2
枚の間に挟んで制振性複合鋼板とした。中間層の組成物
の厚さは0.1〜0.2mmであった。
(改質PPNo.1)に酸化防止剤及び可塑剤としてフタル酸
ジオクチル(DOP)を配合し、これを厚さ0.8mmの鋼板2
枚の間に挟んで制振性複合鋼板とした。中間層の組成物
の厚さは0.1〜0.2mmであった。
得られた各種の複合鋼板の制振性能の3000Hzにおける最
大値とその温度、組成物の引張伸び及びTピール密着力
を第7表に示す。
大値とその温度、組成物の引張伸び及びTピール密着力
を第7表に示す。
参考例4 グラフト共重合体の製造(3) 上記のグラフト共重合体の製造(1)において、PP−1
の代りにエチレン系重合体(MFR:9g/10分、密度:0.95g/
cm3)(以下PEと略称する)粒子を用いるほかは、参考
例2の改質PPNo.4と同様にしてスチレン・アクリル酸イ
ソノニル改質エチレン系重合体(以下改質PEと略称す
る)粒子を得た。改質PE中のスチレン含量、アクリル酸
イソノニル含量、スチレンのグラフト共重合量、アクリ
ル酸イソノニルのグラフト共重合量及びグラフト比率
は、それぞれ30重量%、20重量%、6重量%、4重量%
及び20%であった。
の代りにエチレン系重合体(MFR:9g/10分、密度:0.95g/
cm3)(以下PEと略称する)粒子を用いるほかは、参考
例2の改質PPNo.4と同様にしてスチレン・アクリル酸イ
ソノニル改質エチレン系重合体(以下改質PEと略称す
る)粒子を得た。改質PE中のスチレン含量、アクリル酸
イソノニル含量、スチレンのグラフト共重合量、アクリ
ル酸イソノニルのグラフト共重合量及びグラフト比率
は、それぞれ30重量%、20重量%、6重量%、4重量%
及び20%であった。
実施例5 参考例4で得られた改質PE粒子に酸化防止剤を添加した
ものを用いて、実施例1と同様にして組成物の損失正接
の10Hzにおける最大値及び引張伸びを測定したところ、
それぞれ0.40及び150%であった。
ものを用いて、実施例1と同様にして組成物の損失正接
の10Hzにおける最大値及び引張伸びを測定したところ、
それぞれ0.40及び150%であった。
比較例2 比較例1で用いたスチレン・アクリル酸イソノニル共重
合体(SAE)、参考例4で用いたエチレン系重合体(P
E)を種々の割合で配合し、それに酸化防止剤を添加し
たものを用いて、実施例1と同様にして組成物の引張伸
びを測定した結果を第8表に示す。
合体(SAE)、参考例4で用いたエチレン系重合体(P
E)を種々の割合で配合し、それに酸化防止剤を添加し
たものを用いて、実施例1と同様にして組成物の引張伸
びを測定した結果を第8表に示す。
参考例5 グラフト共重合体の製造(4) 第1段の重合として、50l容量のオートクレーブに純水2
0kg、懸濁剤の第三リン酸カルシウム600g、及びドデシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム60gを混入して水性媒
質とし、これに粒径3〜4mmのプロピレン・エチレン共
重合体(MFR:5g/10分、エチレン含量:18重量%)(以下
PP−4と略称する)粒子5kgを攪拌により懸濁させた。
別に重合開始剤としてベンゾイルペルオキシド(BPO)5
0gをアクリル酸n−ブチル(n−BA)5kgに溶解し、こ
れを先の懸濁系に添加し、オートクレーブ内を60℃に昇
温し、この温度で攪拌しながら5時間放置して重合開始
剤等を含むアクリル酸n−ブチルをPP−4粒子中に含浸
させた。
0kg、懸濁剤の第三リン酸カルシウム600g、及びドデシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム60gを混入して水性媒
質とし、これに粒径3〜4mmのプロピレン・エチレン共
重合体(MFR:5g/10分、エチレン含量:18重量%)(以下
PP−4と略称する)粒子5kgを攪拌により懸濁させた。
別に重合開始剤としてベンゾイルペルオキシド(BPO)5
0gをアクリル酸n−ブチル(n−BA)5kgに溶解し、こ
れを先の懸濁系に添加し、オートクレーブ内を60℃に昇
温し、この温度で攪拌しながら5時間放置して重合開始
剤等を含むアクリル酸n−ブチルをPP−4粒子中に含浸
させた。
次に、この懸濁液を80℃に昇温し、この温度で攪拌しな
がら5時間放置して重合を行ない、さらに90℃に昇温し
て5時間維持して第1段の重合を完結した。冷却後、内
容固形物を取り出して水洗し、アクイル酸n−ブチル改
質プロピレン・エチレン共重合体粒子10kgを得た。
がら5時間放置して重合を行ない、さらに90℃に昇温し
て5時間維持して第1段の重合を完結した。冷却後、内
容固形物を取り出して水洗し、アクイル酸n−ブチル改
質プロピレン・エチレン共重合体粒子10kgを得た。
得られたアクリル酸n−ブチル改質プロピレン・エチレ
ン共重合体を210℃の二軸押出機に通したのち冷却し
て、3〜4mm径のペレットにした。
ン共重合体を210℃の二軸押出機に通したのち冷却し
て、3〜4mm径のペレットにした。
第2段の重合として、50l容量のオートクレーブに純水2
0kg、懸濁剤の第三リン酸カルシウム400g及びドデシル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム0.5gを混入して水性媒質
とし、これに上記で得たアクリル酸n−ブチル改質プロ
ピレン・エチレン共重合体ペレット8kgを攪拌により懸
濁させた。別に重合開始剤としてベンゾイルペルオキシ
ド(BPO)20gをスチレン1.2kg及びアクリル酸2−エチ
ルヘキシル0.8kgに溶解し、これを先の懸濁系に添加
し、オートクレーブ内に窒素を導入し、系内を窒素置換
した。次いでオートクレーブ内を60℃に昇温し、この温
度で攪拌しながら5時間放置して、重合開始剤等を含む
スチレンとアクリル酸2−エチルヘキシルを上記アクリ
ル酸n−ブチル改質プロピレン・エチレン共重合体ペレ
ット中に含浸させた。
0kg、懸濁剤の第三リン酸カルシウム400g及びドデシル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム0.5gを混入して水性媒質
とし、これに上記で得たアクリル酸n−ブチル改質プロ
ピレン・エチレン共重合体ペレット8kgを攪拌により懸
濁させた。別に重合開始剤としてベンゾイルペルオキシ
ド(BPO)20gをスチレン1.2kg及びアクリル酸2−エチ
ルヘキシル0.8kgに溶解し、これを先の懸濁系に添加
し、オートクレーブ内に窒素を導入し、系内を窒素置換
した。次いでオートクレーブ内を60℃に昇温し、この温
度で攪拌しながら5時間放置して、重合開始剤等を含む
スチレンとアクリル酸2−エチルヘキシルを上記アクリ
ル酸n−ブチル改質プロピレン・エチレン共重合体ペレ
ット中に含浸させた。
次に、この懸濁液を80℃に昇温し、この温度で攪拌しな
がら5時間放置して重合を行ない、さらに90℃に昇温し
て5時間維持して第2段の重合を完結させた。冷却後、
内容固形物を取り出して水洗し、スチレン・アクリル酸
2−エチルヘキシル/アクリル酸n−ブチル改質プロピ
レン・エチレン共重合体(以下改質PPNo.9と略称する)
粒子10kgを得た。改質PPNo.9中のスチレン含量、アクリ
ル酸2−エチルヘキシル含量、アクリル酸n−ブチル含
量はそれぞれ12重量%、8重量%、40重量%であり、そ
れらのグラフト共重合量及びグラフト比率はそれぞれ2.
4重量%、1.6重量%、8重量%及び20%であった。
がら5時間放置して重合を行ない、さらに90℃に昇温し
て5時間維持して第2段の重合を完結させた。冷却後、
内容固形物を取り出して水洗し、スチレン・アクリル酸
2−エチルヘキシル/アクリル酸n−ブチル改質プロピ
レン・エチレン共重合体(以下改質PPNo.9と略称する)
粒子10kgを得た。改質PPNo.9中のスチレン含量、アクリ
ル酸2−エチルヘキシル含量、アクリル酸n−ブチル含
量はそれぞれ12重量%、8重量%、40重量%であり、そ
れらのグラフト共重合量及びグラフト比率はそれぞれ2.
4重量%、1.6重量%、8重量%及び20%であった。
実施例6 参考例5で得られた改質PPNo.9粒子に酸化防止剤を添加
したものを用いて、実施例1と同様にして組成物の損失
正接の10Hzにおける最大値を測定した結果、スチレン・
アクリル酸2−エチルヘキシル共重合体に起因するピー
クが値0.2で38℃に、また、アクリル酸n−ブチル重合
体に起因するピークが値0.15で−35℃に観察された。こ
のものは常温域から高温域まで幅広い温度で制振性が期
待される。
したものを用いて、実施例1と同様にして組成物の損失
正接の10Hzにおける最大値を測定した結果、スチレン・
アクリル酸2−エチルヘキシル共重合体に起因するピー
クが値0.2で38℃に、また、アクリル酸n−ブチル重合
体に起因するピークが値0.15で−35℃に観察された。こ
のものは常温域から高温域まで幅広い温度で制振性が期
待される。
実施例7 内外層として無水マレイン酸変性ポリプロピレン(三菱
油化(株)製「モディックP−300M」)を用い、中間層
として参考例3で得られた改質PPNo.5に酸化防止剤を添
加したものを用いて、共押出二樹脂三層フィルム成形機
により内層/中間層/外層がそれぞれ15μm/70μm/15μ
mの三層フィルムを成形した。
油化(株)製「モディックP−300M」)を用い、中間層
として参考例3で得られた改質PPNo.5に酸化防止剤を添
加したものを用いて、共押出二樹脂三層フィルム成形機
により内層/中間層/外層がそれぞれ15μm/70μm/15μ
mの三層フィルムを成形した。
この三層フィルムを0.8mmの冷延鋼板2枚の間に挟んで
複合鋼板とした。中間樹脂層の厚さは0.1mmであった。
複合鋼板とした。中間樹脂層の厚さは0.1mmであった。
得られた複合鋼板のTピール密着力は2.7kg/cm、剪断密
着力110kg/cm2、制振性能の1000Hzにおける最大値(η
max)は0.34であった。
着力110kg/cm2、制振性能の1000Hzにおける最大値(η
max)は0.34であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10M 107:28 C10N 40:06 50:08) (72)発明者 関塚 典弘 神奈川県横浜市神奈川区三ツ沢下町9―14
Claims (1)
- 【請求項1】結晶性ポリオレフィン95〜10重量%と、ア
クリル酸エステル及びビニル芳香族単量体を両単量体合
計で5〜90重量%とをグラフト共重合反応条件に付して
得られた樹脂組成物であって、前記両単量体総量のうち
3重量%以上が前記結晶性ポリオレフィンにグラフト共
重合されていることを特徴とする制振用樹脂組成物。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18312184A JPH0672634B2 (ja) | 1984-09-01 | 1984-09-01 | 制振用樹脂組成物 |
| AU43268/85A AU563256B2 (en) | 1984-06-11 | 1985-06-04 | Vibration - damping resin composition |
| CA000483506A CA1256787A (en) | 1984-06-11 | 1985-06-07 | Vibration-damping clamping composite metal plate |
| DE85107194T DE3587555T2 (de) | 1984-06-11 | 1985-06-11 | Schwingungdämpfendes Laminat. |
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Family Applications (1)
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1984
- 1984-09-01 JP JP18312184A patent/JPH0672634B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPS6162630A (ja) | 1986-03-31 |
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