JPH0673078U - 車両用リフトにおけるピット開閉装置 - Google Patents

車両用リフトにおけるピット開閉装置

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JPH0673078U
JPH0673078U JP1701293U JP1701293U JPH0673078U JP H0673078 U JPH0673078 U JP H0673078U JP 1701293 U JP1701293 U JP 1701293U JP 1701293 U JP1701293 U JP 1701293U JP H0673078 U JPH0673078 U JP H0673078U
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洋二 稲垣
直樹 坂本
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日産アルティア株式会社
オリオンテクノ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 車両用リフトが折り畳み状態で収納されるピ
ットの上方開口部の一部が当該リフトの昇降に連動して
自動的に開閉されるピット開閉装置を提供する。 【構成】 上方が開口されその内部に車両用リフト10
が昇降自在に収納されたピット20と、ピット20の上
方開口部20aの一部をその進退移動により開閉するス
ライドカバ30と、スライドカバ30のピット側の一端
に取り付けられカム形状部51を有するカムブラケット
50と、カム形状部51に係合される係合軸61を一端
のく字型屈曲部62に有すると共に他端が車両用リフト
10の下部リンク部11のリンク軸12に軸着された連
結バー60とからなり、前記車両用リフト10の昇降
時、リンク軸12の移動に追随して係合軸61とカム形
状部51とが連繋動作し、この連繋動作によりスライド
カバ30が進退移動して上方開口部20aの一部が開閉
される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両用リフトが折り畳み状態で収納されるピットの上方開口部の一 部が当該リフトの昇降に連動して自動的に開閉されるピット開閉装置に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば図9に示したように、乗用車などの車両用リフト1として、 整備工場などの床面に凹み穴からなるピット2を設け、このピット2内に折り畳 み状態で上記車両用リフト1を昇降自在に収納させた構造のものが提案されてい る。そして、このピット方式の車両用リフト1では、整備や点検などの際、乗用 車などの車両Aを、図示のように前後の車輪B,Cでピット2を跨ぐようにして 位置させ、この状態から、車両用リフト1を上昇駆動させて、所望の高さまで車 両Aを持ち上げ、車両床下(底面)に整備員などの作業者が入って、種々の作業 を行っている。
【0003】 ところが、上記のように車両用リフト1が上昇駆動された際には、ピット2の 上方開口部2aが解放されるため、作業者側から見ると、足元に凹み穴が大きく 開くこととなって、作業がし難く、ときには危険なこともある。 このため、従来から、車両用リフト1の上昇時には、ピット2の上方開口部2 aの一部(例えば車両後方側の開口部)を、当該車両用リフト1の上昇駆動に連 動させて、自動的に塞ぐスライドカバ3を設ける方法などが提案されている。 しかしながら、このようなスライドカバ3を採用した場合、取り扱う車種によ って、車輪B,C間の距離(ホイールベース間隔)が区々であるため、例えば図 9のようにホイールベース間隔が小さい車両Aにあっては、後輪Cがスライドカ バ3に載り上げることとなる。
【0004】 したがって、従来のこの種の装置にあっては、車両用リフト1の昇降時、当該 昇降駆動に連動して自動的に開閉されるピット開閉装置4を併設し、例えば図1 0に示したように、車両Aが少々持ち上がって後輪Cが離れたとき、スライドカ バ3がピット2側に引き込まれて、上方開口部2aの一部を自動的に塞ぐ方法が 取られている。
【0005】 上記ピット開閉装置4のより具体的な従来例を示すと、図11〜図12の如く で、当該ピット開閉装置4は、スライドカバ3のピット側にその一端が車両用リ フト1の下部リンク部1aの下端に軸着されたリンクロッド5の他端を軸着する と共に、当該リンクロッド5の中間には、やはりスライドカバ3のピット側に取 り付けられ、かつコイルスプリングなどの弾性体6が装着されたシャフト部材7 を連繋させてなる。
【0006】 そして、このピット開閉装置4の場合、図11のように、車両の後輪Cがスラ イドカバ3上に載り上げた状態で、車両用リフト1が上昇過程に入ると、これに 伴って、車両用リフト1の下部リンク部1aが図中左方向に移動するわけである が、このとき、リンクロッド5も弾性体6の図中左側部分を圧縮させて追随する 。したがって、車両の後輪Cが少しでもスライドカバ3から離れると、図12に 示したように、スライドカバ3がピット2側に自動的に引き込まれて、上方開口 部2aの一部を塞ぐ。逆に、車両用リフト1が下降過程に入ると、これに伴って 、車両用リフト1の下部リンク部1aが図中右方向に移動するため、リンクロッ ド5も図中右方向に押し戻されてスライドカバ3は元の位置に復帰される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
このような上記ピット開閉装置4によって、スライドカバ3の開閉は、車両用 リフト1の昇降に連動して自動的に行われるわけであるが、当該従来装置の場合 、構造的に複雑であり、低コストでの実現が難しいという問題があった。
【0008】 本考案は、このような従来の実情に鑑みてなされたもので、単なるカム形状と 係合軸との係合関係により、車両用リフトの昇降に連動してスライドカバを自動 的に開閉するようにした車両用リフトにおけるピット開閉装置を提供せんとする ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かゝる本考案の特徴とする点は、上方が開口されその内部に車両用リフトが昇 降自在に収納されたピットと、当該ピットの上方開口部の一部をその進退移動に より開閉するスライドカバと、当該スライドカバのピット側の一端に取り付けら れカム形状部を有するカムブラケットと、当該カムブラケットのカム形状部に係 合される係合軸を一端のく字型屈曲部に有すると共に他端が前記車両用リフトの 下部リンク部のリンク軸に軸着された連結バーとからなり、前記車両用リフトの 昇降時、当該車両用リフトの前記下部リンク部のリンク軸の移動に追随して連結 バーの係合軸とカムブラケットのカム形状部とが連繋動作し、この連繋動作によ りスライドカバが進退移動して前記ピットの上方開口部の一部が開閉される車両 用リフトにおけるピット開閉装置にある。
【0010】
【作用】
このように本考案では、車両用リフトの下部リンク部のリンク軸が、簡単な構 造の連結バーおよびカムブラケットを介して、スライドカバに連動されているた め、車両用リフトの昇降動作に連動してスライドカバが進退移動されるので、ピ ットの上方開口部の一部が自動的に開閉される。
【0011】
【実施例】
図1は、本考案に係る車両用リフトにおけるピット開閉装置の一実施例を示し たものである。 本考案のピット開閉装置40は、上方が開口されその内部に車両用リフト10 が昇降自在に収納されたピット20と、当該ピット20の上方開口部20aの一 部をその進退移動により開閉するスライドカバ30と、当該スライドカバ30の ピット20側の一端に取り付けられカム形状部51を有するカムブラケット50 と、当該カムブラケット50のカム形状部51に係合される係合軸(係合軸ピン なども可)61を一端のく字型屈曲部62に有すると共に他端が上記車両用リフ ト10の下部リンク部11のリンク軸12(当該リンク軸12以外の下部リンク 部11に設けた別の軸なども可)に軸着された連結バー60とからなる。
【0012】 本考案で使用される上記車両用リフト10は、下部リンク部11と上部リンク 部13とがX型(パンタグラフ型)に組み付けられたもので、不使用時には、折 り畳まれた状態で丁度上部リンク部13の天板13aを蓋体として、上記ピット 20内に収納される一方、使用時には、X型のリンク部が伸びて上部リンク部1 3が所望の高さまで上昇するようになっている。
【0013】 上記スライドカバ30は、図1〜図2に示した如くで、天板31のピット側か ら垂下させた垂下片部(天板31と別部材とすることも可)32に、上記カムブ ラケット50を2枚構成で取り付けてある。このカムブラケット50のカム形状 部51は、拡大すると図3の如くで、ピット内側から半円形状の引掛け部51a 、平坦底部51bおよび図中右上がりの傾斜部51cと続いてなる。
【0014】 上記連結バー60は、本例の場合、より具体的に示すと、図4〜図5の如くで 、2枚の各ベース部材63の図中右側の先端部に夫々2枚の小片64からなるく 字型屈曲部62を設け、このく字型屈曲部62,62間に上記係合軸61を取り 付けると共に、当該く字型屈曲部62,62と反対側の端部には、貫通穴65, 65を設け、この貫通穴65,65を介して、上記車両用リフト10の下部リン ク部11のリンク軸12に軸着されている。 そして、また、連結バー60の係合軸61は、上記カムブラケット50のカム 形状部51の各部分、すなわち、半円形状の引掛け部51a、平坦底部51bお よび傾斜部51cと連繋係合するようになっている。
【0015】 次に、このようにしてなる本考案のピット開閉装置40による開閉動作につい て説明する。ここでの対象車両は、ホイールベース間隔が短い車種で、後輪が車 両用リフト10のスライドカバ30上に載り上げているものとする。 (1)先ず、車両用リフト10が不使用時で、ピット20内に折り畳まれてい る状態では、図1の実線や図6に示したように、上部リンク部13の天板13a が丁度ピット20の上方開口部20aを塞ぐと同時に、下部リンク部11も丁度 ピット20の底面側とほぼ水平に保たれ、また、この下部リンク部11のリンク 軸12に軸着された連結バー60の係合軸61は、カムブラケット50のカム形 状部51における傾斜部51c部分の上方寄りに位置している。もちろん、この 状態では、スライドカバ30は、その殆どがピット20の右側の床面上にあって 、後退移動の状態を取っている。
【0016】 (2)上記状態から、車両用リフト10を上昇駆動させると、図7に示したよ うに、下部リンク部11のリンク軸着側が上昇するため、それに追随して、連結 バー60の図中左側が次第に上昇して行く。このとき、連結バー60の係合軸6 1は、く字型屈曲部62の曲げ角度との関係で、上記カム形状部51における傾 斜部51c部分を下り、平坦底部51bの図中右端に位置するようになる。 この状態で、上部リンク部13の天板13aも上昇し、その高さH1 は車両の サイドシェルを保持できる高さとなるももの、この時点では、まだ車両の後輪が スライドカバ30上に載ったままである。
【0017】 (3)引き続き、車両用リフト10の上昇駆動がなされると、図8に示したよ うに、連結バー60の係合軸61は、カム形状部51における平坦底部51bを 移動して図中の左端側に達し、半円形状の引掛け部51aに係合される。 このとき、上部リンク部13の天板13aは、高さH2 に達し、この時点では 、車両の後輪がスライドカバ30の上面から離れるため、スライドカバ30はフ リーの状態となる。
【0018】 (4)この後、さらに、車両用リフト10の上昇駆動が進行すると、連結バー 60の下部リンク部11とのリンク軸側は、図1の軌跡線Xに沿って、さらに上 昇するため、当該連結バー60の係合軸61は、図中さらに左側に移動する。こ の移動は、当該係合軸61、カムブラケット50を通じてスライドカバ30側に 伝えられ、当該スライドカバ30は前進移動して、図1のY字点(スライドカバ 左端の最大移動到達点)まで達し、ピット20の上方開口部20aの図中右側の 一部を塞ぐ。これにより、上方開口部20aに一種の足場が形成される。 したがって、整備員などの作業者は、このスライドカバ30上の足場に載って 所望の作業をすればよく、高い安全性が確保される。
【0019】 (5)一方、この車両用リフト10の上昇位置から、下降駆動させた場合には 、連結バー60の係合軸61は、その固着部位であるく字型屈曲部62の曲げ角 度との関係とも相俟て、当初カムブラケット50のカム形状部51における平坦 底部51bの左端側を図1中斜め右下方向に強く押し付けながら、当該平坦底部 51bを右側に移動して後退する。このとき、係合軸61と平坦底部51b間に は摩擦力が生じるため、カムブラケット50は図中右方向に押圧され、この結果 として、スライドカバ30は押し戻され、後退移動する。そして、このスライド カバ30の垂下片部32がピット20の内壁面に当接するなどして、所望の位置 まで達した後は、連結バー60の係合軸61は、カムブラケット50のカム形状 部51における傾斜部51c部分を擦りながら上昇して、当該傾斜部51c部分 の上方寄りに位置される。
【0020】 この状態に達すると、車両用リフト10は、ピット20内に折り畳まれた状態 で収納され、図1の実線や図6に示したように、上部リンク部13の天板13a が丁度ピット20の上方開口部20aを塞ぎ、車両用リフト10の不使用状態が 実現される。
【0021】 なお、上記実施例では、カムブラケット50や連結バー60が2個ずつの構成 であったが、もちろん、これに限定されず、1個のみの場合でもよい。
【0022】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように本考案に係る車両用リフトにおけるピット開閉 装置によれば、スライドカバに取り付けられたカムブラケットのカム形状部と、 車両用リフトの下部リンク部のリンク軸側に軸着された連結バーの係合軸との連 繋動作により、車両用リフトの昇降に連動して、スライドカバを自動的に開閉す ることができる。しかも、上記連繋動作は、カムブラケットのカム形状部と連結 バーの係合軸という簡単な構成体の組み合わせからなるものであるため、製造や 組み立てなども簡単でき、大幅なコストダウンが期待できると共に、その動作も 極めて簡単であるため、故障などの懸念が殆どなく、高い信頼性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車両用リフトにおけるピット開閉
装置の一実施例になるもので、複数の動作状態を併示し
た概略部分縦断説明図である。
【図2】図1のピット開閉装置におけるスライドカバを
示した平面図である。
【図3】図1のピット開閉装置におけるカムブラケット
を示した側面図である。
【図4】図1のピット開閉装置における連結バーを示し
た一部欠截側面図である。
【図5】図1のピット開閉装置における連結バーを示し
た一部欠截平面図である。
【図6】図1のピット開閉装置において車両用リフトが
ピット内に折り畳まれて収納された状態を示した一部欠
截側面図である。
【図7】図1のピット開閉装置において車両用リフトが
上昇過程の初期にある状態を示した一部欠截側面図であ
る。
【図8】図1のピット開閉装置において車両用リフトが
上昇過程の途中にある状態を示した一部欠截側面図であ
る。
【図9】ピット内に収納された車両用リフトと車両の関
係を示した概略説明図である。
【図10】図9の車両用リフトによる車両の持ち上げ途
中を示した概略説明図である。
【図11】従来の車両用リフトにおけるピット開閉装置
の一例を示した一部欠截側面図である。
【図12】図11のピット開閉装置において車両用リフ
トの上昇過程の途中を示した一部欠截側面図である。
【符号の説明】
10 車両用リフト 11 下部リンク部 12 リンク軸 13 上部リンク部 13a 天板 20 ピット 20a 上方開口部 30 スライドカバ 31 天板 32 垂下片部 40 ピット開閉装置 50 カムブラケット 51 カム形状部51 60 連結バー 61 係合軸 62 く字型屈曲部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方が開口されその内部に車両用リフト
    が昇降自在に収納されたピットと、当該ピットの上方開
    口部の一部をその進退移動により開閉するスライドカバ
    と、当該スライドカバのピット側の一端に取り付けられ
    カム形状部を有するカムブラケットと、当該カムブラケ
    ットのカム形状部に係合される係合軸を一端のく字型屈
    曲部に有すると共に他端が前記車両用リフトの下部リン
    ク部のリンク軸に軸着された連結バーとからなり、前記
    車両用リフトの昇降時、当該車両用リフトの前記下部リ
    ンク部のリンク軸の移動に追随して連結バーの係合軸と
    カムブラケットのカム形状部とが連繋動作し、この連繋
    動作によりスライドカバが進退移動して前記ピットの上
    方開口部の一部が開閉されることを特徴とする車両用リ
    フトにおけるピット開閉装置。
JP1701293U 1993-03-12 1993-03-12 車両用リフトにおけるピット開閉装置 Expired - Lifetime JP2526783Y2 (ja)

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JP2020179975A (ja) * 2019-04-25 2020-11-05 株式会社ヤスヰ 車両用リフト装置
JP2020186098A (ja) * 2019-05-15 2020-11-19 株式会社スギヤス 車両整備用リフト

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