JPH0673214A - 積層ポリエステルフィルム - Google Patents
積層ポリエステルフィルムInfo
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- JPH0673214A JPH0673214A JP22742492A JP22742492A JPH0673214A JP H0673214 A JPH0673214 A JP H0673214A JP 22742492 A JP22742492 A JP 22742492A JP 22742492 A JP22742492 A JP 22742492A JP H0673214 A JPH0673214 A JP H0673214A
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- film
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- polyester film
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- acid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】オリゴマ−析出防止、防錆性、易滑性、平滑
性、易接着性、透明性が共に優れ、加えて該フィルム上
に金属薄膜を積層した時には該金属の紡錆効果にも優れ
たポリエテルフィルムを提供する。 【構成】 ポリエステルフィルムの少なくとも片面に、
リン酸基含有高分子エマルジョンからなる塗膜を少なく
とも0.01g/m2 以上積層する。
性、易接着性、透明性が共に優れ、加えて該フィルム上
に金属薄膜を積層した時には該金属の紡錆効果にも優れ
たポリエテルフィルムを提供する。 【構成】 ポリエステルフィルムの少なくとも片面に、
リン酸基含有高分子エマルジョンからなる塗膜を少なく
とも0.01g/m2 以上積層する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は積層ポリエステルフィル
ムに関するものである。詳しくはオリゴマ−析出防止
性、防錆性、易滑性、平滑性、易接着性、透明性などに
優れた積層ポリエステルフィルムに関するものである。
ムに関するものである。詳しくはオリゴマ−析出防止
性、防錆性、易滑性、平滑性、易接着性、透明性などに
優れた積層ポリエステルフィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエステルフィルム、特にポリエチレ
ンテレフタレ−トフィルムは、優れた機械的性質、耐熱
性あるいは耐薬品性等を有するため、各種の工業材料用
途、例えば電気絶縁フィルム、書写フィルム、光学用
途、包装用フィルム、写真フィルム、コンデンサ−用メ
タライジングフィルム、磁気テ−プあるいは各種易接着
フィルム等の素材として幅広く使用されている。これら
の用途は乾熱高温下、具体的には約160〜200℃に
さらされる加工がつきまとい、例えば160℃に1時間
さらすと、オリゴマ−が析出してきてフィルム表層に付
着し、乾熱加工上の表面異物欠点となる。また、乾熱高
温下にさらされなくても溶媒等により、フィルム中から
オリゴマ−が析出され、各種トラブルの原因となる。例
えば、エアコン、冷蔵庫等に使用されるモ−タ−のワイ
ヤ−/コアの絶縁のためのスロットルライナ−あるいは
ウエッジに使用した時にフレオン/オイルによりオリゴ
マ−が抽出され、キャピラリ−チュ−ブあるいはロ−タ
リ−のギャップに詰まってロックされてしまうなどのト
ラブルがあり問題となっている。あるいは熱履歴によっ
てポリエステルフィルム表面にオリゴマ−が析出して、
表面の美観を損ねたり、接着障害を引き起こしたりす
る。
ンテレフタレ−トフィルムは、優れた機械的性質、耐熱
性あるいは耐薬品性等を有するため、各種の工業材料用
途、例えば電気絶縁フィルム、書写フィルム、光学用
途、包装用フィルム、写真フィルム、コンデンサ−用メ
タライジングフィルム、磁気テ−プあるいは各種易接着
フィルム等の素材として幅広く使用されている。これら
の用途は乾熱高温下、具体的には約160〜200℃に
さらされる加工がつきまとい、例えば160℃に1時間
さらすと、オリゴマ−が析出してきてフィルム表層に付
着し、乾熱加工上の表面異物欠点となる。また、乾熱高
温下にさらされなくても溶媒等により、フィルム中から
オリゴマ−が析出され、各種トラブルの原因となる。例
えば、エアコン、冷蔵庫等に使用されるモ−タ−のワイ
ヤ−/コアの絶縁のためのスロットルライナ−あるいは
ウエッジに使用した時にフレオン/オイルによりオリゴ
マ−が抽出され、キャピラリ−チュ−ブあるいはロ−タ
リ−のギャップに詰まってロックされてしまうなどのト
ラブルがあり問題となっている。あるいは熱履歴によっ
てポリエステルフィルム表面にオリゴマ−が析出して、
表面の美観を損ねたり、接着障害を引き起こしたりす
る。
【0003】一方、このオリゴマ−量を規制する技術と
して、特公昭58−2410号公報、特開昭58−12
1128号公報、特開昭58−145418号公報、特
開昭56−139551号公報、特開昭58−1457
53号公報などが知られている。
して、特公昭58−2410号公報、特開昭58−12
1128号公報、特開昭58−145418号公報、特
開昭56−139551号公報、特開昭58−1457
53号公報などが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし前述した技術に
は、次のような問題点がある。すなわち前記特公昭58
−2410ではオリゴマ−量と表面粗さ、特開昭58−
121128号では表層オリゴマ−量を規制しており、
それらは表層オリゴマ−と磁気記録媒体特性を言及する
に留まり、透明性が兼備されていないという問題点があ
った。それらはいづれもオリゴマ−析出防止ならびに透
明性保持という点で不十分なものである。本発明ではフ
ィルム表面へのオリゴマ析出を防止し、透明性に優れた
ポリエステルフィルムを提供するものである。
は、次のような問題点がある。すなわち前記特公昭58
−2410ではオリゴマ−量と表面粗さ、特開昭58−
121128号では表層オリゴマ−量を規制しており、
それらは表層オリゴマ−と磁気記録媒体特性を言及する
に留まり、透明性が兼備されていないという問題点があ
った。それらはいづれもオリゴマ−析出防止ならびに透
明性保持という点で不十分なものである。本発明ではフ
ィルム表面へのオリゴマ析出を防止し、透明性に優れた
ポリエステルフィルムを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリエステル
フィルムの少なくとも片面にリン酸基含有高分子からな
る塗剤を少なくとも0.01g/m2 (dry)以上積
層したことを特徴とする積層ポリエステルフィルムをそ
の骨子とするものである。
フィルムの少なくとも片面にリン酸基含有高分子からな
る塗剤を少なくとも0.01g/m2 (dry)以上積
層したことを特徴とする積層ポリエステルフィルムをそ
の骨子とするものである。
【0006】本発明でいうポリエステルとは、エステル
結合を主鎖の主要な結合鎖とする高分子の総称である
が、特に好ましいポリエステルとしては、ポリエチレン
テレフタレ−ト、ポリエチレン2,6−ナフタレ−ト、
ポリブチレンテレフタレ−ト、ポリエチレンα、β−ビ
ス(2−クロルフェノキシ)エタン4,4−ジカルボキ
シレ−トなどであり、これらの中でも品質、経済性など
を総合的に勘案するとポリエチレンテレフタレ−トが最
も好ましい。そのため以後ポリエチレンテレフタレ−ト
(以後PETと略称する)をポリエステルの代表例とし
て記述を進める。
結合を主鎖の主要な結合鎖とする高分子の総称である
が、特に好ましいポリエステルとしては、ポリエチレン
テレフタレ−ト、ポリエチレン2,6−ナフタレ−ト、
ポリブチレンテレフタレ−ト、ポリエチレンα、β−ビ
ス(2−クロルフェノキシ)エタン4,4−ジカルボキ
シレ−トなどであり、これらの中でも品質、経済性など
を総合的に勘案するとポリエチレンテレフタレ−トが最
も好ましい。そのため以後ポリエチレンテレフタレ−ト
(以後PETと略称する)をポリエステルの代表例とし
て記述を進める。
【0007】PETとは80モル%以上、好ましくは9
5モル%以上がエチレンテレフタレ−トを繰り返し単位
とするものであるが、この限定量範囲内で他のジカルボ
ン酸成分、ジオ−ル成分としても良い。またこのPET
中に公知の添加剤、例えば耐熱安定剤、耐酸化安定剤、
耐候安定剤、紫外線吸収剤、有機の易滑剤、顔料、染
料、有機または無機の微粒子、充填剤、帯電防止剤、核
剤などを配合しても良い。上述したPETフィルムの極
限粘度(25℃のオルソクロロフェノ−ル中で測定)は
0.40〜1.20dl/g好ましくは0.50〜0.
80dl/gの範囲にあるものが本発明の内容に適した
ものである。本発明のポリエステルフィルムは、機械
的、熱的特性などから二軸配向されたものであるのが好
ましく、たとえばポリエステルとして上記PETを用い
た場合の二軸配向PETフィルムとは、無延伸状態のP
ETシ−トまたはフィルムを長手方向および幅方向に、
各々2.5〜5倍程度延伸されて作られるものであり、
広角X線回折で二軸配向のパタ−ンを示すものをいう。
PETフィルムの厚みは特に限定されるものではない
が、通常1〜500μmの範囲が好ましく、5〜250
μmの範囲がより好ましい。
5モル%以上がエチレンテレフタレ−トを繰り返し単位
とするものであるが、この限定量範囲内で他のジカルボ
ン酸成分、ジオ−ル成分としても良い。またこのPET
中に公知の添加剤、例えば耐熱安定剤、耐酸化安定剤、
耐候安定剤、紫外線吸収剤、有機の易滑剤、顔料、染
料、有機または無機の微粒子、充填剤、帯電防止剤、核
剤などを配合しても良い。上述したPETフィルムの極
限粘度(25℃のオルソクロロフェノ−ル中で測定)は
0.40〜1.20dl/g好ましくは0.50〜0.
80dl/gの範囲にあるものが本発明の内容に適した
ものである。本発明のポリエステルフィルムは、機械
的、熱的特性などから二軸配向されたものであるのが好
ましく、たとえばポリエステルとして上記PETを用い
た場合の二軸配向PETフィルムとは、無延伸状態のP
ETシ−トまたはフィルムを長手方向および幅方向に、
各々2.5〜5倍程度延伸されて作られるものであり、
広角X線回折で二軸配向のパタ−ンを示すものをいう。
PETフィルムの厚みは特に限定されるものではない
が、通常1〜500μmの範囲が好ましく、5〜250
μmの範囲がより好ましい。
【0008】本発明で言うリン酸基含有高分子とは、分
子中にリン酸基を含有している高分子をいう。この中で
も本発明では、リン酸基含有高分子がフォスフェ−トモ
ノマ−及びアクリルを重合して得られた共重合体である
ことが塗布性、密着性、オリゴマ−析出防止の点で好ま
しい。ここで本発明で言う、フォスフェ−トモノマ−及
びアクリルを重合して得られた共重合体とは、1分子内
にリン酸基もしくはリン酸エステル基エチレン性不飽和
結合を有する化合物であり、例えばアシッドホスホオキ
シエチルメタクリレ−ト、3−クロロ2アシッドホスホ
キシプロピルメタクリレ−ト、アシッドホスホキシプロ
ピルメタクリレ−ト、アシッドホスホキシエチルアクリ
レ−ト、メタクロイルオキシエチルアシッドホスヘ−ト
モノエタノ−ルアミンハ−フソルト、メタクロイルオキ
シエチルアシッドホスヘ−トジメチルアミノエチルメタ
クリレ−トハ−フソルト、メタクロイルオキシエチルア
シッドホスヘ−トジエチルアミノエチルメタクリレ−ト
ハ−フソルト、アシッドホスホオキシポリオキシエチレ
ングリコ−ルモノメタクリレ−ト、アシッドホスホオキ
シポリプロピレングリコ−ルモノメタクリレ−トなどを
挙げることができる。これらの化合物の内、ハロゲン含
有化合物、長鎖の化合物が本発明の効果をより顕著に発
現させるのに特に好ましい。上記化合物は1種または2
種以上を用いて他のエチレン性不飽和結合を有する化合
物と共重合される。
子中にリン酸基を含有している高分子をいう。この中で
も本発明では、リン酸基含有高分子がフォスフェ−トモ
ノマ−及びアクリルを重合して得られた共重合体である
ことが塗布性、密着性、オリゴマ−析出防止の点で好ま
しい。ここで本発明で言う、フォスフェ−トモノマ−及
びアクリルを重合して得られた共重合体とは、1分子内
にリン酸基もしくはリン酸エステル基エチレン性不飽和
結合を有する化合物であり、例えばアシッドホスホオキ
シエチルメタクリレ−ト、3−クロロ2アシッドホスホ
キシプロピルメタクリレ−ト、アシッドホスホキシプロ
ピルメタクリレ−ト、アシッドホスホキシエチルアクリ
レ−ト、メタクロイルオキシエチルアシッドホスヘ−ト
モノエタノ−ルアミンハ−フソルト、メタクロイルオキ
シエチルアシッドホスヘ−トジメチルアミノエチルメタ
クリレ−トハ−フソルト、メタクロイルオキシエチルア
シッドホスヘ−トジエチルアミノエチルメタクリレ−ト
ハ−フソルト、アシッドホスホオキシポリオキシエチレ
ングリコ−ルモノメタクリレ−ト、アシッドホスホオキ
シポリプロピレングリコ−ルモノメタクリレ−トなどを
挙げることができる。これらの化合物の内、ハロゲン含
有化合物、長鎖の化合物が本発明の効果をより顕著に発
現させるのに特に好ましい。上記化合物は1種または2
種以上を用いて他のエチレン性不飽和結合を有する化合
物と共重合される。
【0009】上記リン酸基もしくはリン酸エステル基と
エチレン性不飽和結合を有する化合物と共重合される他
のエチレン性不飽和結合を有する化合物としては、アル
キルアクリレ−ト、アルキルメタクリレ−ト(アルキル
基としてはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソ
プロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル
基、2−エチルヘキシル基、ラウリル基、ステアリル
基、シクロヘキシル基、フェニル基、ベンジル基など)
を挙げることができ、更に反応性官能基、自己架橋性官
能基、親水基などの官能基を有する化合物が使用でき
る。官能基としてはカルボキシル基および/またはその
塩、酸無水物基、スルホン酸基および/またはその塩、
アミド基またはアルキロ−ル基化されたアミド基、アミ
ノ基(置換アミノ基を含む)あるいはアルキロ−ル化さ
れたアミノ基および/またはそれらの塩、水酸基、エポ
キシ基などを例示することができる。
エチレン性不飽和結合を有する化合物と共重合される他
のエチレン性不飽和結合を有する化合物としては、アル
キルアクリレ−ト、アルキルメタクリレ−ト(アルキル
基としてはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソ
プロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル
基、2−エチルヘキシル基、ラウリル基、ステアリル
基、シクロヘキシル基、フェニル基、ベンジル基など)
を挙げることができ、更に反応性官能基、自己架橋性官
能基、親水基などの官能基を有する化合物が使用でき
る。官能基としてはカルボキシル基および/またはその
塩、酸無水物基、スルホン酸基および/またはその塩、
アミド基またはアルキロ−ル基化されたアミド基、アミ
ノ基(置換アミノ基を含む)あるいはアルキロ−ル化さ
れたアミノ基および/またはそれらの塩、水酸基、エポ
キシ基などを例示することができる。
【0010】カルボキシル基および/またはその塩、あ
るいは酸無水物基を有する化合物としては、アクリル
酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル
酸、クロトン酸、これらのカルボン酸のアルカリ金属
塩、アンモニウム塩、あるいは無水物などが挙げられ
る。
るいは酸無水物基を有する化合物としては、アクリル
酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル
酸、クロトン酸、これらのカルボン酸のアルカリ金属
塩、アンモニウム塩、あるいは無水物などが挙げられ
る。
【0011】スルホン酸基および/またはその塩を有す
る化合物としては、ビニルスルホン酸、スチレンスルホ
ン酸、これらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩などが
挙げられる。アミド基あるいはアルキロ−ル化されたア
ミド基を有する化合物としてはアクリルアミド、メタク
リルアミド、N−メチルメタクリルアミド、メチロ−ル
化アクリルアミド、メチロ−ル化メタクリルアミド、ウ
レイドビニルエ−テル、β−ウレイドイソブチルビニル
エ−テル、ウレイドエチルアクリレ−トなどが挙げられ
る。
る化合物としては、ビニルスルホン酸、スチレンスルホ
ン酸、これらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩などが
挙げられる。アミド基あるいはアルキロ−ル化されたア
ミド基を有する化合物としてはアクリルアミド、メタク
リルアミド、N−メチルメタクリルアミド、メチロ−ル
化アクリルアミド、メチロ−ル化メタクリルアミド、ウ
レイドビニルエ−テル、β−ウレイドイソブチルビニル
エ−テル、ウレイドエチルアクリレ−トなどが挙げられ
る。
【0012】アミノ基あるいはアルキロ−ル化されたア
ミノ基および/またはその塩を有する化合物としては、
ジエチルアミノエチルビニルエ−テル、2−アミノエチ
ルビニルエ−テル、3−アミノプロピルビニルエ−テ
ル、2−アミノブチルビニルエ−テル、ジメチルアミノ
エチルメタクリレ−ト、ジメチルアミノビニルエ−テ
ル、およびそれらのアミノ基をメチロ−ル化したもの、
ハロゲン化アルキル、ジメチル硫酸、サルトンなどによ
り四級塩化したものなどが挙げられる。水酸基を有する
化合物としては、β−ヒドロキシエチルアクリレ−ト、
β−ヒドロキシメタクリレ−ト、β−ヒドロキシプロピ
ルアクリレ−ト、β−ヒドロキシプロピルメタクリレ−
ト、β−ヒドロキシビニルエ−テル、5−ヒドロキシペ
ンチルビニルエ−テル、6−ヒドロキシヘキシルビニル
エ−テル、ポリエチレングリコ−ルモノアクリレ−ト、
ポリエチレングリコ−ルモノメタクリレ−ト、ポリプロ
ピレングリコ−ルモノアクリレ−ト、ポリプロピレング
リコ−ルモノメタクリレ−トなどが挙げられる。エポキ
シ基を有する化合物としてはグリシジルアクリレ−ト、
グリシジルメタクリレ−トなどが挙げられる。さらに上
記以外に次のような化合物を併用しても良い。すなわち
アクリルニトリル、メタクリロニトリル、スチレン類、
ブチルビニルエ−テル、マレイン酸モノあるいはジアル
キルエステル、イタコン酸モノあるいはジアルキルエス
テル、メチルビニルケトン、塩化ビニル、塩化ビニリデ
ン、酢酸ビニル、ビニルピリジン、ビニルピロリドン、
ビニルトリスアルコキシシランなどであり、勿論これら
に限定されるものではない。これらの化合物は単体で共
重合させても良いし、2種以上を共重合させたものでも
良い。
ミノ基および/またはその塩を有する化合物としては、
ジエチルアミノエチルビニルエ−テル、2−アミノエチ
ルビニルエ−テル、3−アミノプロピルビニルエ−テ
ル、2−アミノブチルビニルエ−テル、ジメチルアミノ
エチルメタクリレ−ト、ジメチルアミノビニルエ−テ
ル、およびそれらのアミノ基をメチロ−ル化したもの、
ハロゲン化アルキル、ジメチル硫酸、サルトンなどによ
り四級塩化したものなどが挙げられる。水酸基を有する
化合物としては、β−ヒドロキシエチルアクリレ−ト、
β−ヒドロキシメタクリレ−ト、β−ヒドロキシプロピ
ルアクリレ−ト、β−ヒドロキシプロピルメタクリレ−
ト、β−ヒドロキシビニルエ−テル、5−ヒドロキシペ
ンチルビニルエ−テル、6−ヒドロキシヘキシルビニル
エ−テル、ポリエチレングリコ−ルモノアクリレ−ト、
ポリエチレングリコ−ルモノメタクリレ−ト、ポリプロ
ピレングリコ−ルモノアクリレ−ト、ポリプロピレング
リコ−ルモノメタクリレ−トなどが挙げられる。エポキ
シ基を有する化合物としてはグリシジルアクリレ−ト、
グリシジルメタクリレ−トなどが挙げられる。さらに上
記以外に次のような化合物を併用しても良い。すなわち
アクリルニトリル、メタクリロニトリル、スチレン類、
ブチルビニルエ−テル、マレイン酸モノあるいはジアル
キルエステル、イタコン酸モノあるいはジアルキルエス
テル、メチルビニルケトン、塩化ビニル、塩化ビニリデ
ン、酢酸ビニル、ビニルピリジン、ビニルピロリドン、
ビニルトリスアルコキシシランなどであり、勿論これら
に限定されるものではない。これらの化合物は単体で共
重合させても良いし、2種以上を共重合させたものでも
良い。
【0013】本発明のリン酸基含有高分子とは水に溶解
あるいは分散可能なものが好ましく、このような共重合
体は親水基を有するモノマ(アクリル酸、メタクリル
酸、アクリルアミドなど)との共重合によって作成する
ことができる。例えばイソプロピルアルコ−ル中に前記
リン酸基もしくはリン酸エステル基とエチレン性不飽和
結合を有する化合物とメチルメタクリレ−ト、ブチルア
クリレ−ト、アクリル酸を仕込み適量の重合開始剤(例
えばベンゾイルパ−オキサイドのような過酸化物)を加
え加熱下で重合を進行させ4元共重合体を作成する。次
にアンモニア水を加えアクリル酸のカルボキシル基をア
ンモニウム化する。次いで水を加えつつ水の沸点以下、
イソプロピルアルコ−ルの沸点以上の温度でアルコ−ル
分を除去することによって得ることができる。勿論この
方法に限定されるものではなく、任意の方法が採り得
る。
あるいは分散可能なものが好ましく、このような共重合
体は親水基を有するモノマ(アクリル酸、メタクリル
酸、アクリルアミドなど)との共重合によって作成する
ことができる。例えばイソプロピルアルコ−ル中に前記
リン酸基もしくはリン酸エステル基とエチレン性不飽和
結合を有する化合物とメチルメタクリレ−ト、ブチルア
クリレ−ト、アクリル酸を仕込み適量の重合開始剤(例
えばベンゾイルパ−オキサイドのような過酸化物)を加
え加熱下で重合を進行させ4元共重合体を作成する。次
にアンモニア水を加えアクリル酸のカルボキシル基をア
ンモニウム化する。次いで水を加えつつ水の沸点以下、
イソプロピルアルコ−ルの沸点以上の温度でアルコ−ル
分を除去することによって得ることができる。勿論この
方法に限定されるものではなく、任意の方法が採り得
る。
【0014】リン酸基もしくはリン酸エステル基とエチ
レン性不飽和結合を有する化合物(a)と他のエチレン
性不飽和結合を有する化合物(b)とは任意の比率で共
重合されるが、本発明の効果をより顕著に発現させるた
め(a)/(b)は重量比で3/97〜99/1、好ま
しくは5/95〜95/5、更に好ましくは10/90
〜85/15であるのが望ましい。リン酸基含有高分子
の平均粒径は0.01〜1μmφ、好ましくは0.01
〜0.5μmφの範囲にあって、粒度分布が均一である
ものがより好ましい。
レン性不飽和結合を有する化合物(a)と他のエチレン
性不飽和結合を有する化合物(b)とは任意の比率で共
重合されるが、本発明の効果をより顕著に発現させるた
め(a)/(b)は重量比で3/97〜99/1、好ま
しくは5/95〜95/5、更に好ましくは10/90
〜85/15であるのが望ましい。リン酸基含有高分子
の平均粒径は0.01〜1μmφ、好ましくは0.01
〜0.5μmφの範囲にあって、粒度分布が均一である
ものがより好ましい。
【0015】また、本発明のリン酸基含有高分子は他の
高分子と任意の割合でブレンドしてポリエステルフィル
ム上に塗布しても良い。他の高分子は特に限定されるも
のではないが、オリゴマ−防止効果、易滑性、透明性な
どから架橋性高分子、なかでも自己架橋性アクリル共重
合体が好ましく用いられる。本発明においてリン酸基含
有高分子と任意の割合でブレンドして良いアクリル樹脂
とは、官能基含有ビニル重合性単量体、炭化水素系ビニ
ル重合性単量体、炭化水素系非共役ジビニル重合性単量
体などの共重合化合物が挙げられるが、本発明において
は、官能基含有ビニル重合性単量体などの共重合体が好
ましく用いられる。
高分子と任意の割合でブレンドしてポリエステルフィル
ム上に塗布しても良い。他の高分子は特に限定されるも
のではないが、オリゴマ−防止効果、易滑性、透明性な
どから架橋性高分子、なかでも自己架橋性アクリル共重
合体が好ましく用いられる。本発明においてリン酸基含
有高分子と任意の割合でブレンドして良いアクリル樹脂
とは、官能基含有ビニル重合性単量体、炭化水素系ビニ
ル重合性単量体、炭化水素系非共役ジビニル重合性単量
体などの共重合化合物が挙げられるが、本発明において
は、官能基含有ビニル重合性単量体などの共重合体が好
ましく用いられる。
【0016】官能基含有ビニル重合性単量体としては、
例えばアクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミド、メ
タクリルアミド、N−メチロ−ルアクリルアミド、N−
ブトキシメチルアクリルアミド、ダイアセトンアクリル
アミド、メチロ−ルダイアセトンアクリルアミド、2−
ヒドロキシエチルメタクリレ−ト、2−ヒドロキシエチ
ルアクリレ−ト、ヒドロキシプロピルアクリレ−ト、3
−クロロ−2−ヒドロキシプロピルメタクリレ−ト等が
挙げられ、これらの中から選択されるが特に限定される
ものではない。また、水分散性自己架橋性アクリル系共
重合体の平均粒径は0.01〜0.1μmの範囲にあっ
て、粒度分布が均一であるものがより好ましい。本発明
では上記の水系塗布液を塗布、乾燥後少なくとも一方向
に延伸しさらに高温熱処理するか、あるいは二軸延伸ポ
リエステルの表面に塗布し、乾燥することで達成され
る。また、本発明の効果を損なわない範囲であるならば
界面活性剤等適宜他の物質を添加しても良い。本発明に
おいては、かかる塗剤を前記ポリエステルフィルムの少
なくとも片面に設けるのであるが、オリゴマ−析出防止
効果をより顕著にするには両面に積層することが好まし
い。本発明のオリゴマ−防止効果のメカニズムについて
は充分解明されていないが、リン酸基含有高分子がポリ
エチレンテレフタレ−トと相互なインタ−ラクションを
持ち、オリゴマ−低減やヘイズアップ抑制の作用がある
と推測される。
例えばアクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミド、メ
タクリルアミド、N−メチロ−ルアクリルアミド、N−
ブトキシメチルアクリルアミド、ダイアセトンアクリル
アミド、メチロ−ルダイアセトンアクリルアミド、2−
ヒドロキシエチルメタクリレ−ト、2−ヒドロキシエチ
ルアクリレ−ト、ヒドロキシプロピルアクリレ−ト、3
−クロロ−2−ヒドロキシプロピルメタクリレ−ト等が
挙げられ、これらの中から選択されるが特に限定される
ものではない。また、水分散性自己架橋性アクリル系共
重合体の平均粒径は0.01〜0.1μmの範囲にあっ
て、粒度分布が均一であるものがより好ましい。本発明
では上記の水系塗布液を塗布、乾燥後少なくとも一方向
に延伸しさらに高温熱処理するか、あるいは二軸延伸ポ
リエステルの表面に塗布し、乾燥することで達成され
る。また、本発明の効果を損なわない範囲であるならば
界面活性剤等適宜他の物質を添加しても良い。本発明に
おいては、かかる塗剤を前記ポリエステルフィルムの少
なくとも片面に設けるのであるが、オリゴマ−析出防止
効果をより顕著にするには両面に積層することが好まし
い。本発明のオリゴマ−防止効果のメカニズムについて
は充分解明されていないが、リン酸基含有高分子がポリ
エチレンテレフタレ−トと相互なインタ−ラクションを
持ち、オリゴマ−低減やヘイズアップ抑制の作用がある
と推測される。
【0017】本発明の塗剤には、本発明のフィルムの特
性を損なわない範囲であるなら、無機粒子、有機粒子、
無機コロイドなどを含有しても良い。また、本発明の効
果を損なわない範囲であるなら、自己架橋性アクリル共
重合体に架橋結合剤を添加しても良い。本発明でいう架
橋結合剤とは、アクリル系共重合体に存在する官能基、
例えば、ヒドロキシル基、カルボキシル基、グリシジル
基、アミド基などと架橋反応し、最終的には三次元網目
構造を有するための架橋剤であれば特に限定されない
が、代表例としてはメチロ−ル化、あるいはアルキロ−
ル化した尿素系、メラミン系、アクリルアミド系、ポリ
アミド系樹脂およびエポキシ化合物イソシアネ−ト化合
物、アジリジン化合物などを挙げることができる。その
中でも基体フィルムとの密着性、機械強度などの点でメ
チロ−ル化メラミン、イソシアネ−ト化合物が好まし
い。これらの架橋結合剤は単独、場合によっては二種以
上併用しても良い。架橋剤を加えた塗剤は基体フィルム
に塗布後、加熱、紫外線、電子線などによって架橋され
るが、通常は加熱による方法が一般的である。
性を損なわない範囲であるなら、無機粒子、有機粒子、
無機コロイドなどを含有しても良い。また、本発明の効
果を損なわない範囲であるなら、自己架橋性アクリル共
重合体に架橋結合剤を添加しても良い。本発明でいう架
橋結合剤とは、アクリル系共重合体に存在する官能基、
例えば、ヒドロキシル基、カルボキシル基、グリシジル
基、アミド基などと架橋反応し、最終的には三次元網目
構造を有するための架橋剤であれば特に限定されない
が、代表例としてはメチロ−ル化、あるいはアルキロ−
ル化した尿素系、メラミン系、アクリルアミド系、ポリ
アミド系樹脂およびエポキシ化合物イソシアネ−ト化合
物、アジリジン化合物などを挙げることができる。その
中でも基体フィルムとの密着性、機械強度などの点でメ
チロ−ル化メラミン、イソシアネ−ト化合物が好まし
い。これらの架橋結合剤は単独、場合によっては二種以
上併用しても良い。架橋剤を加えた塗剤は基体フィルム
に塗布後、加熱、紫外線、電子線などによって架橋され
るが、通常は加熱による方法が一般的である。
【0018】本発明フィルムを構成する基体フィルムで
あるポリエステルフィルムは、未延伸あるいは一軸配向
でも良いが機械的強度や寸法安定性、剛性等の点で二軸
配向状態のものが望ましい。また、ポリエステルフィル
ムの表面粗さ(Ra)や光学ヘイズ等は特に限定される
ものではないが、表面粗さ(Ra)は0.02μm以
下、好ましくは0.01μm以下であるのが望ましい。
光学ヘイズは、50μm厚みで3%以下、好ましくは2
%以下、更に好ましくは1%以下である。本発明の積層
厚みは0.01g/m2 以上、好ましくは0.05g/
m2 以上、更に好ましくは0.1g/m2 以上(いづれ
もdry)である。積層厚みが0.01g/m2 未満で
はオリゴマ−析出防止効果に劣る。
あるポリエステルフィルムは、未延伸あるいは一軸配向
でも良いが機械的強度や寸法安定性、剛性等の点で二軸
配向状態のものが望ましい。また、ポリエステルフィル
ムの表面粗さ(Ra)や光学ヘイズ等は特に限定される
ものではないが、表面粗さ(Ra)は0.02μm以
下、好ましくは0.01μm以下であるのが望ましい。
光学ヘイズは、50μm厚みで3%以下、好ましくは2
%以下、更に好ましくは1%以下である。本発明の積層
厚みは0.01g/m2 以上、好ましくは0.05g/
m2 以上、更に好ましくは0.1g/m2 以上(いづれ
もdry)である。積層厚みが0.01g/m2 未満で
はオリゴマ−析出防止効果に劣る。
【0019】また本発明においては、Ht/Hbが2.
0未満であるものが好ましい。より好ましくはHt/H
bが1.5未満である。Ht/Hbが2.0以上である
と、透明性の悪化はもとより、析出オリゴマ−によるト
ラブルが多発するようになるので好ましくない。
0未満であるものが好ましい。より好ましくはHt/H
bが1.5未満である。Ht/Hbが2.0以上である
と、透明性の悪化はもとより、析出オリゴマ−によるト
ラブルが多発するようになるので好ましくない。
【0020】本発明の塗剤には、基体ポリエステルフィ
ルムや各種被覆層との接着促進剤としてエポキシ化合
物、アジリジン化合物、ビニル化合物などの反応性化合
物やシランカップリング剤等を含有せしめても良い。さ
らに必要に応じて、本発明の効果を損なわない量での公
知の添加剤、例えば、塗布性改良剤、帯電防止剤、酸化
防止剤、紫外線吸収剤、防錆剤、染料、消泡剤、増粘剤
などを含有せしめても良い。
ルムや各種被覆層との接着促進剤としてエポキシ化合
物、アジリジン化合物、ビニル化合物などの反応性化合
物やシランカップリング剤等を含有せしめても良い。さ
らに必要に応じて、本発明の効果を損なわない量での公
知の添加剤、例えば、塗布性改良剤、帯電防止剤、酸化
防止剤、紫外線吸収剤、防錆剤、染料、消泡剤、増粘剤
などを含有せしめても良い。
【0021】次に本発明の製造方法について説明する
が、当然これに限定されるものではない。
が、当然これに限定されるものではない。
【0022】まず、常法によって重合されたポリエステ
ルのペレットを十分乾燥した後、公知の押出機、好まし
くは圧縮比3.8以上の溶融押出機に供給し、ペレット
が溶融する温度以上、ポリマが分解する温度以下の温度
でスリット状のダイからシ−ト状に溶融押出し、冷却固
化せしめて未延伸シ−トを作る。この際、未延伸シ−ト
の固有粘度はフィルム特性から0.5以上であることが
望ましい。次に、該未延伸シ−トを70〜120℃で
2.0〜5.0倍延伸したフィルムの片面又は両面に、
前記組成物を所定量に調製した塗剤を塗布し、塗膜を乾
燥させて所定の塗布層を両面に設けた後70〜150℃
で2.0〜5.0倍横延伸する。また、必要に応じて再
横延伸しても良い。さらに、二軸配向フィルムは150
〜250℃で0〜10%弛緩を与えつつ1〜60秒熱処
理する。塗布方法は、特に限定されず押出ラミネ−ト
法、メルトコ−ティング法を用いても良いが、高速で薄
膜コ−トすることが可能であるという理由から水分散化
させた塗剤のグラビアコ−ト法、リバ−スコ−ト法、キ
ッスコ−ト法、ダイコ−ト法、メタリングバ−コ−ト法
などの公知の方法を適用するのが好適である。この際、
フィルム上には塗布する前に必要に応じて空気中あるい
はその他種々の雰囲気中でのコロナ放電処理など公知の
表面処理を施すことによって、塗布性が良化するのみな
らず該塗膜をより強固にフィルム表面上に形成できる。
なお、塗剤濃度、塗膜乾燥条件は特に限定されないが、
塗膜乾燥条件はポリエステルフィルムの諸特性に悪影響
を及ぼさない範囲で行うのが好ましい。なお、本発明の
塗膜を得るには、塗布量は0.01g/m2 、好ましく
0.05g/m2 、より好ましくは0.1g/m2 (い
ずれもDry)以上の範囲が望ましい。塗布量が0.0
1g/m2 以下ではオリゴマ−析出防止効果に乏しくな
るので好ましくない。以上のようにして本発明の積層ポ
リエステルを作ることができる。
ルのペレットを十分乾燥した後、公知の押出機、好まし
くは圧縮比3.8以上の溶融押出機に供給し、ペレット
が溶融する温度以上、ポリマが分解する温度以下の温度
でスリット状のダイからシ−ト状に溶融押出し、冷却固
化せしめて未延伸シ−トを作る。この際、未延伸シ−ト
の固有粘度はフィルム特性から0.5以上であることが
望ましい。次に、該未延伸シ−トを70〜120℃で
2.0〜5.0倍延伸したフィルムの片面又は両面に、
前記組成物を所定量に調製した塗剤を塗布し、塗膜を乾
燥させて所定の塗布層を両面に設けた後70〜150℃
で2.0〜5.0倍横延伸する。また、必要に応じて再
横延伸しても良い。さらに、二軸配向フィルムは150
〜250℃で0〜10%弛緩を与えつつ1〜60秒熱処
理する。塗布方法は、特に限定されず押出ラミネ−ト
法、メルトコ−ティング法を用いても良いが、高速で薄
膜コ−トすることが可能であるという理由から水分散化
させた塗剤のグラビアコ−ト法、リバ−スコ−ト法、キ
ッスコ−ト法、ダイコ−ト法、メタリングバ−コ−ト法
などの公知の方法を適用するのが好適である。この際、
フィルム上には塗布する前に必要に応じて空気中あるい
はその他種々の雰囲気中でのコロナ放電処理など公知の
表面処理を施すことによって、塗布性が良化するのみな
らず該塗膜をより強固にフィルム表面上に形成できる。
なお、塗剤濃度、塗膜乾燥条件は特に限定されないが、
塗膜乾燥条件はポリエステルフィルムの諸特性に悪影響
を及ぼさない範囲で行うのが好ましい。なお、本発明の
塗膜を得るには、塗布量は0.01g/m2 、好ましく
0.05g/m2 、より好ましくは0.1g/m2 (い
ずれもDry)以上の範囲が望ましい。塗布量が0.0
1g/m2 以下ではオリゴマ−析出防止効果に乏しくな
るので好ましくない。以上のようにして本発明の積層ポ
リエステルを作ることができる。
【0023】
【測定法】本発明における特性の測定方法および効果の
評価方法は次のとおりである。
評価方法は次のとおりである。
【0024】(1)被覆層厚み 日立製作所製透過型電子顕微鏡HU−12型を用い、積
層フィルムの超薄断面切片を観察し、厚みを求める。
層フィルムの超薄断面切片を観察し、厚みを求める。
【0025】(2)表面粗さ(Ra) JIS−B−0601に従い、株式会社小坂研究所製の
触針型表面粗さ計BE−3Eを用い、カットオフ0.0
25mm、測定長4mmで平均表面粗さRa(μm)を
測定した。
触針型表面粗さ計BE−3Eを用い、カットオフ0.0
25mm、測定長4mmで平均表面粗さRa(μm)を
測定した。
【0026】(3)フィルムの透明性 180℃、1時間、乾熱処理したフィルムを作り、その
フィルムのヘイズをASTM−D−1003−52に従
って測定した。なお、判定は下記の基準に従った。 ○ : ヘイズが3%以下 △ : 〃 3%以上〜5%以下 × : 〃 5%以上〜10%以下 ××: 〃 10%以上
フィルムのヘイズをASTM−D−1003−52に従
って測定した。なお、判定は下記の基準に従った。 ○ : ヘイズが3%以下 △ : 〃 3%以上〜5%以下 × : 〃 5%以上〜10%以下 ××: 〃 10%以上
【0027】(4)フィルムヘイズ(Hb ,Ht ,Ht
/Hb ) (3)項と同様にして、180℃、1時間、乾熱処理し
たフィルムを作り、そのフィルムの乾熱処理前後のヘイ
ズをASTM−D−1003−52に従って測定した。 Hb :未乾熱処理フィルムのヘイズ値(%) Ht :180℃、1時間乾熱処理後のヘイズ値(%)
/Hb ) (3)項と同様にして、180℃、1時間、乾熱処理し
たフィルムを作り、そのフィルムの乾熱処理前後のヘイ
ズをASTM−D−1003−52に従って測定した。 Hb :未乾熱処理フィルムのヘイズ値(%) Ht :180℃、1時間乾熱処理後のヘイズ値(%)
【0028】(5)オリゴマ−発生密度(個/mm2 ) 乾熱処理したフィルムを作り、そのフィルムの表面を顕
微鏡写真撮影し、単位体積あたりのオリゴマ−の個数を
カウントした(オリゴマ−が環状トリマ−であることは
IRスペクトルから確認することができる。)。なお、
乾熱処理したフィルムとは、180℃で1時間熱処理し
たフィルムである。
微鏡写真撮影し、単位体積あたりのオリゴマ−の個数を
カウントした(オリゴマ−が環状トリマ−であることは
IRスペクトルから確認することができる。)。なお、
乾熱処理したフィルムとは、180℃で1時間熱処理し
たフィルムである。
【0029】(6)チップの溶液ヘイズ 周知のポリエチレンテレフタレ−トの溶媒20mlに、
チップ3gを溶解し、厚み20mmの石英セルに入れて
溶液ヘイズを測定した。
チップ3gを溶解し、厚み20mmの石英セルに入れて
溶液ヘイズを測定した。
【0030】
(1)ポリエステルフィルムの少なくとも片面に、リン
酸基含有高分子からなる塗剤を塗布することにより、オ
リゴマ−析出防止ポリエステルフィルムとすることがで
きる。
酸基含有高分子からなる塗剤を塗布することにより、オ
リゴマ−析出防止ポリエステルフィルムとすることがで
きる。
【0031】(2)該ポリエステルフィルムはオリゴマ
−析出防止効果のみならず、易接着性、易滑性、透明性
などに優れた積層ポリエステルフィルムとすることがで
きる。
−析出防止効果のみならず、易接着性、易滑性、透明性
などに優れた積層ポリエステルフィルムとすることがで
きる。
【0032】
実施例1 常法によって製造された重合触媒残査等に基づく内部粒
子ならびに不活性粒子をできる限り含まない、溶液ヘイ
ズ0.8%のポリエチレンフタレ−トのホモポリマチッ
プ(固有粘度=0.62、融点:259℃)を180℃
で2時間減圧乾燥(3mmHg)した。このチップを280℃
で圧縮比3.8のスクリュウを有した押出機に供給し、
10μmカットの金属焼結フィルタ−で濾過した後、T
型口金から溶融押出し、静電印加法を用いて表面温度2
0℃の冷却ドラムに巻き付けて冷却固化せしめ、未延伸
フィルムとした後、得られたフィルムを90℃でロ−ル
延伸によって縦方向に3.5倍延伸し、フィルム両面に
コロナ放電処理を施した、その処理面にメチルメタクリ
レ−ト/ブチルアクリレ−ト/アクリル酸/3クロロ2
アシッドホスホオキシプロピルメタクリレ−ト(90/
10/15/15重量比)の4元共重合体水溶液(A)
とメチルメタアクリレ−ト/エチルアクリレ−ト/アク
リル酸/N−メチロ−ルアクリルアミドからなる水分散
性アクリル共重合体(B)を固形分比で(A)/(B)
を80/20とした水性塗料を調製した。
子ならびに不活性粒子をできる限り含まない、溶液ヘイ
ズ0.8%のポリエチレンフタレ−トのホモポリマチッ
プ(固有粘度=0.62、融点:259℃)を180℃
で2時間減圧乾燥(3mmHg)した。このチップを280℃
で圧縮比3.8のスクリュウを有した押出機に供給し、
10μmカットの金属焼結フィルタ−で濾過した後、T
型口金から溶融押出し、静電印加法を用いて表面温度2
0℃の冷却ドラムに巻き付けて冷却固化せしめ、未延伸
フィルムとした後、得られたフィルムを90℃でロ−ル
延伸によって縦方向に3.5倍延伸し、フィルム両面に
コロナ放電処理を施した、その処理面にメチルメタクリ
レ−ト/ブチルアクリレ−ト/アクリル酸/3クロロ2
アシッドホスホオキシプロピルメタクリレ−ト(90/
10/15/15重量比)の4元共重合体水溶液(A)
とメチルメタアクリレ−ト/エチルアクリレ−ト/アク
リル酸/N−メチロ−ルアクリルアミドからなる水分散
性アクリル共重合体(B)を固形分比で(A)/(B)
を80/20とした水性塗料を調製した。
【0033】この塗剤を、前記一軸延伸フィルムの両面
にメタリングバ−コ−ト法で塗布した後、該塗布層を乾
燥しつつ100℃で横方向に3.6倍延伸し、横方向に
2%弛緩しつつ225℃で5秒間熱処理して、塗布量と
して片面に0.2g/m2 (dry)が積層された、厚
さ125μmの両面積層ポリエステルフィルムを得た。
この積層ポリエステルフィルムの各特性を表1に示し
た。
にメタリングバ−コ−ト法で塗布した後、該塗布層を乾
燥しつつ100℃で横方向に3.6倍延伸し、横方向に
2%弛緩しつつ225℃で5秒間熱処理して、塗布量と
して片面に0.2g/m2 (dry)が積層された、厚
さ125μmの両面積層ポリエステルフィルムを得た。
この積層ポリエステルフィルムの各特性を表1に示し
た。
【0034】Ht/Hbが1.8で、乾熱処理後のヘイ
ズが2.5%と透明性、オリゴマ−析出防止効果に優れ
たフィルムであった。
ズが2.5%と透明性、オリゴマ−析出防止効果に優れ
たフィルムであった。
【0035】実施例2 実施例1に基づいて、(A)/(B)を100/0とし
た以外は実施例1と同様にして、片面に0.3g/m2
(dry)が積層された両面積層ポリエステルフィルム
を得た。得られた積層ポリエステルフィルムの特性を表
1に示した。表1に見る如く、本発明の範囲内にある場
合はオリゴマ−防止効果の良好な積層ポリエステルフィ
ルムが得られことが判る。
た以外は実施例1と同様にして、片面に0.3g/m2
(dry)が積層された両面積層ポリエステルフィルム
を得た。得られた積層ポリエステルフィルムの特性を表
1に示した。表1に見る如く、本発明の範囲内にある場
合はオリゴマ−防止効果の良好な積層ポリエステルフィ
ルムが得られことが判る。
【0036】実施例3 実施例2に基づいて、実施例2の塗剤(A)成分である
3クロロ2アシッドホスホオキシプロピルメタクリレ−
トの代わりに、2アシッドホスホオキシエチルメタクリ
レ−トを用い、積層厚みを0.1g/m2 (dry)と
した他は全く同様にして積層ポリエエステルフィルムを
作成した。特性を表1に示した。
3クロロ2アシッドホスホオキシプロピルメタクリレ−
トの代わりに、2アシッドホスホオキシエチルメタクリ
レ−トを用い、積層厚みを0.1g/m2 (dry)と
した他は全く同様にして積層ポリエエステルフィルムを
作成した。特性を表1に示した。
【0037】実施例4 実施例1〜3と異なり、二軸延伸された厚さ125μm
のポリエチレンテレフタレ−トフィルムの両面に、実施
例2と同様の塗剤をオフラインコ−ト法で両面に塗布
し、乾燥した。積層厚みは片面約0.3g/m2 (dr
y)であった。特性を表1に示した。
のポリエチレンテレフタレ−トフィルムの両面に、実施
例2と同様の塗剤をオフラインコ−ト法で両面に塗布
し、乾燥した。積層厚みは片面約0.3g/m2 (dr
y)であった。特性を表1に示した。
【0038】比較例1 常法によって製造された粒径0.4μmの湿式シリカを
0.5%含有する固有粘度0.65dl/g、融点26
2℃のポリエチレンテレフタレ−トのホモポリマチップ
を押出機に供給し、シ−ト状に押出し、冷却ドラムに巻
き付けて急冷固化して、未延伸シ−トとした。このフィ
ルムをロ−ル間で95℃で長手方向に3.5倍延伸し、
ついでテンタ−内で105℃で幅方向に3.5倍延伸
し、さらに同一テンタ−内で235℃10秒間定長熱処
理して、ト−タル厚み125μmの単膜ポリエステルフ
ィルムを得た。フィルムは本発明の塗液が塗布されてい
ない為、オリゴマ−防止効果に劣るものであった。
0.5%含有する固有粘度0.65dl/g、融点26
2℃のポリエチレンテレフタレ−トのホモポリマチップ
を押出機に供給し、シ−ト状に押出し、冷却ドラムに巻
き付けて急冷固化して、未延伸シ−トとした。このフィ
ルムをロ−ル間で95℃で長手方向に3.5倍延伸し、
ついでテンタ−内で105℃で幅方向に3.5倍延伸
し、さらに同一テンタ−内で235℃10秒間定長熱処
理して、ト−タル厚み125μmの単膜ポリエステルフ
ィルムを得た。フィルムは本発明の塗液が塗布されてい
ない為、オリゴマ−防止効果に劣るものであった。
【0039】比較例2 実施例1に基づいて、メチルメ
タクリレ−ト/ブチルアクリレ−ト/アクリル酸/3ク
ロロ2アシッドホスホオキシプロピルメタクリレ−ト
(90/10/15/15重量比)の4元共重合体水溶
液(A)を全く使用せず、メチルメタアクリレ−ト/エ
チルアクリレ−ト/アクリル酸/N−メチロ−ルアクリ
ルアミドからなる水分散性アクリル共重合体(B)のみ
で塗剤を調製し基板に両面塗布して積層ポリエステルフ
ィルムを得た。結果を表1に示したがリン酸基含有化合
物を用いない為、オリゴマ−防止効果に劣るものであっ
た。
タクリレ−ト/ブチルアクリレ−ト/アクリル酸/3ク
ロロ2アシッドホスホオキシプロピルメタクリレ−ト
(90/10/15/15重量比)の4元共重合体水溶
液(A)を全く使用せず、メチルメタアクリレ−ト/エ
チルアクリレ−ト/アクリル酸/N−メチロ−ルアクリ
ルアミドからなる水分散性アクリル共重合体(B)のみ
で塗剤を調製し基板に両面塗布して積層ポリエステルフ
ィルムを得た。結果を表1に示したがリン酸基含有化合
物を用いない為、オリゴマ−防止効果に劣るものであっ
た。
【0040】比較例3 塗剤として、ジカルボン酸がテレフタル酸87.5モル
%、5−ナトリュウムスルホイソフタル酸12.5モル
%、一方グリコ−ル成分としてエチレングリコ−ル10
0モル%からなる、水溶性共重合ポリエステルを用いた
他は実施例1と全く同様にして基板が125μm厚み、
積層部分が片面0.2g/m2 (dry)の積層ポリエ
チレンテレフタレ−トフィルムを得た。結果を表1に示
す。
%、5−ナトリュウムスルホイソフタル酸12.5モル
%、一方グリコ−ル成分としてエチレングリコ−ル10
0モル%からなる、水溶性共重合ポリエステルを用いた
他は実施例1と全く同様にして基板が125μm厚み、
積層部分が片面0.2g/m2 (dry)の積層ポリエ
チレンテレフタレ−トフィルムを得た。結果を表1に示
す。
【0041】比較例4 塗布厚みを片面0.008g/m2 とした他は、実施例
2と全く同様にして基板が125μm厚みの積層ポリエ
チレンテレフタレ−トフィルムを得た。結果を表1に示
すが塗布厚みが本発明の範囲外にあるためオリゴマ−析
出防止性に劣るフィルムであった。
2と全く同様にして基板が125μm厚みの積層ポリエ
チレンテレフタレ−トフィルムを得た。結果を表1に示
すが塗布厚みが本発明の範囲外にあるためオリゴマ−析
出防止性に劣るフィルムであった。
【0042】
【表1】
Claims (3)
- 【請求項1】 ポリエステルフィルムの少なくとも片面
にリン酸基含有高分子からなる塗剤を少なくとも0.0
1g/m2 (dry)以上積層したことを特徴とする積
層ポリエステルフィルム。 - 【請求項2】 リン酸基含有高分子がフォスフェ−トモ
ノマ及びアクリルを重合して得られた共重合体からなる
ことを特徴とする請求項1記載の積層ポリエステルフィ
ルム。 - 【請求項3】 ポリエステルフィルムがポリエチレンテ
レフタレ−トフィルムであり、かつ未乾熱処理フィルム
のヘイズHb と180℃、1時間乾熱処理されたフィル
ムのヘイズHt とが下記の関係を有していることを特徴
とする請求項1または2に記載の積層ポリエステルフィ
ルム。 Ht /Hb < 2.0 ・・・ (1)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22742492A JPH0673214A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 積層ポリエステルフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22742492A JPH0673214A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 積層ポリエステルフィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0673214A true JPH0673214A (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=16860635
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22742492A Pending JPH0673214A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 積層ポリエステルフィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0673214A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001138465A (ja) * | 1999-11-16 | 2001-05-22 | Toyobo Co Ltd | 光学用易接着フィルム |
| WO2015152193A1 (ja) * | 2014-03-31 | 2015-10-08 | ユニチカ株式会社 | 帯電防止性ポリエステルフィルムおよびその製造方法 |
-
1992
- 1992-08-26 JP JP22742492A patent/JPH0673214A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001138465A (ja) * | 1999-11-16 | 2001-05-22 | Toyobo Co Ltd | 光学用易接着フィルム |
| WO2015152193A1 (ja) * | 2014-03-31 | 2015-10-08 | ユニチカ株式会社 | 帯電防止性ポリエステルフィルムおよびその製造方法 |
| JPWO2015152193A1 (ja) * | 2014-03-31 | 2017-04-13 | ユニチカ株式会社 | 帯電防止性ポリエステルフィルムおよびその製造方法 |
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