JPH0674463U - より線ばね式ダンパ - Google Patents

より線ばね式ダンパ

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JPH0674463U
JPH0674463U JP2129393U JP2129393U JPH0674463U JP H0674463 U JPH0674463 U JP H0674463U JP 2129393 U JP2129393 U JP 2129393U JP 2129393 U JP2129393 U JP 2129393U JP H0674463 U JPH0674463 U JP H0674463U
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wire
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band
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電車線の振動を減衰させる機能を持ち、電車
線をパンタグラフに柔軟に追従させて、集電性能の向上
及び摩耗の低減を図ること。 【構成】 保護カバー2を装着し、吊架線Wに掛けるU
字状の吊下バー1の両端部をばね保持バンド3に止め
る。保持バンド3は、内側にスペーサ3を挟んでボルト
7,ナット8で一体に締め止める。ばね保持バンド4
は、より線ばね9の上部及び押え具10を結束する。よ
り線ばね9は、素線を撚ったより線9aを複数回巻き回
した縦長の楕円コイル状に構成する。押え具10は、ば
ね保持バンド3と共により線9aを上下に挟んで固定す
る。電車線Tにはイヤ片12,12が噛み、ピン14が
イヤ片12,12とばね保持バンド15とを連結してボ
ルト13で締め付け固定する。ばね保持バンド15は、
より線ばね9の下部及び押え具16を結束する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、吊架線に吊り下げられた電車線のダンパに関し、特により線ばねで 上下の振動を減衰させるものに係る。
【0002】
【従来の技術】
従来、電車線ハンガイヤは、吊架線に掛け下げられるU字状の吊下バーの下部 に、電車線を把持するイヤがボルトにて締め止められるもので、上下の振動を減 衰させる機能を有しない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の電車線ハンガイヤにおいては、パンタグラフを抵抗なく通過させる ために、自由に上下動するようになっている。従って、電車線の上下の振動を減 衰させるための手段は設けられていないので、電車線の振動によりパンタグラフ と電車線とが開離して、集電性能が低下したり、摩耗が激しいという問題がある 。 そこで、本考案は、電車線の振動を減衰させ、電車線をパンタグラフに柔軟に 追従させて、集電性能の向上と摩耗の低減を図り、また静止時に電車線を一定間 隔で吊支し、上方には自由に動けるフックを設けることにより容易にダンパ付き 電車線ハンガイヤとして機能させることができるダンパを提供することを課題と している。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案においては、上記課題を解決するため、吊架線Wに掛ける吊下部材1と 、電車線Tを把持するイヤ12と、より線9aをループ状に巻いたより線ばね9 と、吊下部材1の下部及びイヤ12の上部に設けられ、より線ばね9の上下両部 を結束するばね保持バンド3,15とからより線ばね式ダンパを構成した。
【0005】
【作用】
本考案のより線ばね式ダンパは、吊架線W上に所定間隔を置いて取り付けられ 、電車線Tを吊支する。パンタグラフの通過時には、より線ばね9の反力が小さ いので電車線Tがパンタグラフに柔軟に追従して比較的軽く上下動する。パンタ グラフの通過後、電車線Tが上下に振動するが、より線9aが収縮、伸張すると 共に、ループ状のより線ばね9に原形への復元力が生じる。従って、より線ばね 9は電車線Tに対して押し下げる力、あるいは引き上げる力を及ぼすので、常に 元位置に復帰させるようにバランスをとる。一方、電車線Tの振動は、より線ば ね9を構成するより線9a,9a間の摩擦により減衰され、これに加えて、より 線を構成する素線間での摩擦によりさらに減衰される。
【0006】
【実施例】
本考案の実施例を図面を参照して説明する。 図1,図2において、1は吊架線Wに掛けるためのU字状の吊下バーである。 吊下バー1には、吊架線Wとの接触面が延線方向に広がった断面略コ字状の絶縁 性保護カバー2が装着される。吊下バー1の一端部は、ばね保持バンド3の一端 部に挿通され、ナット4で抜け止めされる。吊下バー1の他端部は、図3に示す ように、吊下バー1の一端側を中心に回転させてばね保持バンド3の他端部に設 けられた切り欠き3aを通じて横方向から挿通され、ナット4で抜け止めされる 。ばね保持バンド3は、図1に示すように、下面がより線ばね9の円弧に沿って 反り上がったやや下広がりの帯状を成し、内部のより線ばね9及び押え具10を 結束する。ばね保持バンド3は、その内側にスペーサ6が介在され、ボルト7, ナット8で一体に締め止められる。スペーサ6の上端部には、位置決め用の鍔部 6aを有する。より線ばね9は、金属素線を撚ったより線9aを複数回巻き回し た縦長の楕円ループ状を成す。より線9aの両端部は、保持バンド3から抜け止 めするためのスリーブ11が圧着されている。押え具10は、ばね保持バンド3 との間に上下により線ばね9のより線9aを挟んで固定する。
【0007】 一方、電車線Tにはイヤ片12,12が噛み、ボルト13で締め付けられる。 また、イヤ片12,12には、ばね保持バンド15もろともピン14が貫通して 抜け止めのために両端がかしめられている。このピン14は、イヤ片12,12 を電車線Tに取り付ける前にボルト13が緩んでいる状態で、イヤ片12,12 間を開けて、ばね保持バンド15の両端部を挿入した後、挿通させてばね保持バ ンド15を連結して緩く組み付けるようになっている。ばね保持バンド15は、 より線ばね9の下側を保持する。即ち、ばね保持バンド15は、先のばね保持バ ンド3とほぼ同様にして内側のより線ばね9及び押え具16を結束する。
【0008】 本実施例のより線ばね式ダンパは、吊架線W上に所定間隔を置いて取り付けら れて、電車線Tを吊支する。パンタグラフの通過時には、より線ばね9の反力が 小さいので電車線Tが比較的軽く上下動してパンタグラフに柔軟に追従する。パ ンタグラフの通過後、電車線Tが上下に振動すると、より線9aが収縮、伸張す ると共に、ループ状のより線ばね9に原形への復元力が生じる。従って、より線 ばね9は電車線Tに押し下げる力、あるいは引き上げる力を及ぼす。これによっ て、このより線ばね9は電車線Tを常に元位置に保持させるようにバランスを取 る。また、電車線Tが振動すると、より線ばね9を構成するより線9a,9a間 に摩擦が生じるし、さらにより線9aを構成する素線間でも摩擦が生じるから、 振動が減衰される。 なお、本実施例ではより線ばね式ダンパとして構成したが、ダンパの機能を有 する電車線ハンガイヤとすることも可能である。
【0009】
【考案の効果】
以上のように、本考案は、吊架線Wに掛ける吊下部材1と、電車線Tを把持す るイヤ12と、より線9aをループ状に巻いたより線ばね9と、吊下部材1の下 部及びイヤ12の上部に設けられ、より線ばね9の上下両部を結束するばね保持 バンド3,15とからより線ばね式ダンパを構成したため、パンタグラフを無理 なく通過させることができる一方、電車線の上下動を減衰させることができ、電 車線をパンタグラフに柔軟に追従させることができるので、集電性能を向上させ ることができるし、摩耗を低減することができ、また電車線ハンガイヤとして使 用することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るより線ばね式ダンパの正
面図である。
【図2】図1のII-II断面図である。
【図3】図2のIII-III断面図である。
【符号の説明】
1 吊下バー 3 ばね保持バンド 9 より線ばね 9a より線 10 押え具 10 イヤ片 15 ばね保持バンド 16 押え具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊架線に掛けられる吊下部材と、電車線
    を把持するイヤと、より線をループ状に巻いたより線ば
    ねと、前記吊下部材の下部及び前記イヤ片の上部に設け
    られ、前記より線ばねの上下両部を結束するばね保持バ
    ンドとを具備することを特徴とするより線ばね式ダン
    パ。
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