JPH067520B2 - X線高電圧装置 - Google Patents
X線高電圧装置Info
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- JPH067520B2 JPH067520B2 JP1342476A JP34247689A JPH067520B2 JP H067520 B2 JPH067520 B2 JP H067520B2 JP 1342476 A JP1342476 A JP 1342476A JP 34247689 A JP34247689 A JP 34247689A JP H067520 B2 JPH067520 B2 JP H067520B2
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- voltage
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Description
この発明は、X線高電圧装置に関し、とくにインバータ
方式のX線高電圧装置における管電圧出力の制御系の改
良に関する。
方式のX線高電圧装置における管電圧出力の制御系の改
良に関する。
インバータ方式のX線高電圧装置は、交流電源を一旦整
流・平滑した後高速にスイッチングして交流を作り、こ
の交流を変圧器で昇圧し再び整流・平滑して、高圧の直
流を得、これをX線管に供給するものである。 供給する管電圧の制御は、従来では、管電圧を測定し、
その測定値と設定値とを比較し、その間の誤差が最小と
なるようにスイッチング周波数を変化させる、フィード
バック制御によって行われている。 ところが、単に管電圧を測定してそれをスイッチング周
波数にフィードバックするというだけでは、電源投入時
に管電圧がゼロであるとき管電圧の測定値と設定値との
差が大きいため周波数が高くなりすぎ、管電圧の立上り
においてオーバーシュートを生じてしまうという不都合
がある。 そこで、従来では、測定値と比較する基準値を、最初は
設定値とせずに、設定値に徐々に近づくようなものとす
る構成をとることにより、立上り時のオーバーシュート
を避けるようにしている。
流・平滑した後高速にスイッチングして交流を作り、こ
の交流を変圧器で昇圧し再び整流・平滑して、高圧の直
流を得、これをX線管に供給するものである。 供給する管電圧の制御は、従来では、管電圧を測定し、
その測定値と設定値とを比較し、その間の誤差が最小と
なるようにスイッチング周波数を変化させる、フィード
バック制御によって行われている。 ところが、単に管電圧を測定してそれをスイッチング周
波数にフィードバックするというだけでは、電源投入時
に管電圧がゼロであるとき管電圧の測定値と設定値との
差が大きいため周波数が高くなりすぎ、管電圧の立上り
においてオーバーシュートを生じてしまうという不都合
がある。 そこで、従来では、測定値と比較する基準値を、最初は
設定値とせずに、設定値に徐々に近づくようなものとす
る構成をとることにより、立上り時のオーバーシュート
を避けるようにしている。
しかしながら、従来のように基準値を徐々に増大させる
構成の場合、管電圧の立上りを速くすることができない
という問題があった。 この発明は、管電圧の立上りを速くすることができるX
線高電圧装置を提供することを目的とする。
構成の場合、管電圧の立上りを速くすることができない
という問題があった。 この発明は、管電圧の立上りを速くすることができるX
線高電圧装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明によるX線高電圧装
置においては、交流電源から交流出力を直流出力に変換
する第1の整流手段と、この直流出力をスイッチングし
て所定周波数の交流出力に変換するスイッチング手段
と、この交流出力の電圧を昇圧する手段と、昇圧された
交流出力を直流出力に変換して管電圧として出力する第
2の整流手段と、管電圧を検出する手段と、管電圧を設
定する手段と、管電流を設定する手段と、これら設定管
電圧及び設定管電流によってアドレスされ、その設定電
圧及び設定管電流に応じた定常時の値が格納されている
第1の記憶手段と、上記設定管電圧及び設定管電流によ
ってアドレスされ、その設定電圧及び設定管電流に応じ
た立上り時の値が格納されている第2の記憶手段と、検
出された管電圧と設定された管電圧とを比較する比較手
段と、この比較手段により立上り時に検出管電圧が設定
管電圧に達する前と判定されたときは、上記の第2の記
憶手段から設定管電圧及び設定管電流に応じて呼び出さ
れた立上り時の値に対応する周波数で上記スイッチング
手段がスイッチングするよう制御し、検出管電圧が設定
管電圧に達したと判定されたときから、上記第1の記憶
手段より設定管電圧及び設定管電流に応じて呼び出され
た定常時の値に対応して上記スイッチング手段の基準の
スイッチング周波数を定めて検出管電圧の該スイッチン
グ周波数へのフィードバック制御を行うよう切り換える
制御手段とを備えられることが特徴となっている。
置においては、交流電源から交流出力を直流出力に変換
する第1の整流手段と、この直流出力をスイッチングし
て所定周波数の交流出力に変換するスイッチング手段
と、この交流出力の電圧を昇圧する手段と、昇圧された
交流出力を直流出力に変換して管電圧として出力する第
2の整流手段と、管電圧を検出する手段と、管電圧を設
定する手段と、管電流を設定する手段と、これら設定管
電圧及び設定管電流によってアドレスされ、その設定電
圧及び設定管電流に応じた定常時の値が格納されている
第1の記憶手段と、上記設定管電圧及び設定管電流によ
ってアドレスされ、その設定電圧及び設定管電流に応じ
た立上り時の値が格納されている第2の記憶手段と、検
出された管電圧と設定された管電圧とを比較する比較手
段と、この比較手段により立上り時に検出管電圧が設定
管電圧に達する前と判定されたときは、上記の第2の記
憶手段から設定管電圧及び設定管電流に応じて呼び出さ
れた立上り時の値に対応する周波数で上記スイッチング
手段がスイッチングするよう制御し、検出管電圧が設定
管電圧に達したと判定されたときから、上記第1の記憶
手段より設定管電圧及び設定管電流に応じて呼び出され
た定常時の値に対応して上記スイッチング手段の基準の
スイッチング周波数を定めて検出管電圧の該スイッチン
グ周波数へのフィードバック制御を行うよう切り換える
制御手段とを備えられることが特徴となっている。
検出管電圧と設定管電圧の値とを比較することにより、
立上り時に検出管電圧が設定管電圧に達したかどうかの
判定がなされる。 検出管電圧が設定管電圧に達する前と判定されたとき
は、第2の記憶手段から設定管電圧及び設定管電流に応
じてそれらに対応する立上り時の値を呼び出し、この値
により定まる所定の周波数でスイッチング手段がスイッ
チングするように制御する。そして、検出管電圧が設定
管電圧に達したと判定されたときからは、第1の記憶手
段から設定管電圧及び設定管電流に応じてそれらに対応
する定常時の値を呼び出し、この値により基準のスイッ
チング周波数を定めて検出管電圧の該スイッチング周波
数へのフイードバック制御を行う。 したがって、管電圧が立上り時に設定管電圧に達する前
は、ある定まった一定の周波数でスイッチングされる。
そして、その周波数は立上りが速くなるような、設定管
電圧及び設定管電流の組合せのそれぞれに対応したもの
とすることができる。第2の記憶手段に、立上り時の値
を、設定管電圧及び設定管電流に応じて記憶させておく
からである。これにより、その周波数を定める立上り時
の値を、設定管電圧及び設定管電流の組合せのそれぞれ
に合わせて適宜選定することにより、管電圧・管電流の
設定のいかんにかかわらず立上り時間を一定にすること
もできる。 検出管電圧が設定管電圧に達した後は、検出管電圧をス
イッチング周波数へフィードバックするフィードバック
制御がなされる。その際、基準のスイッチング周波数
は、第1の記憶手段から、設定管電圧及び設定管電流に
応じて読み出された定常時の値により定まる周波数とさ
れる。つまり、検出管電圧のスイッチング周波数へのフ
ィードバック制御は、設定管電圧及び設定管電流に応じ
たスイッチング周波数を基準としてなされ、その設定管
電圧及び設定管電流が実際に得られるのに適切なものと
なる。
立上り時に検出管電圧が設定管電圧に達したかどうかの
判定がなされる。 検出管電圧が設定管電圧に達する前と判定されたとき
は、第2の記憶手段から設定管電圧及び設定管電流に応
じてそれらに対応する立上り時の値を呼び出し、この値
により定まる所定の周波数でスイッチング手段がスイッ
チングするように制御する。そして、検出管電圧が設定
管電圧に達したと判定されたときからは、第1の記憶手
段から設定管電圧及び設定管電流に応じてそれらに対応
する定常時の値を呼び出し、この値により基準のスイッ
チング周波数を定めて検出管電圧の該スイッチング周波
数へのフイードバック制御を行う。 したがって、管電圧が立上り時に設定管電圧に達する前
は、ある定まった一定の周波数でスイッチングされる。
そして、その周波数は立上りが速くなるような、設定管
電圧及び設定管電流の組合せのそれぞれに対応したもの
とすることができる。第2の記憶手段に、立上り時の値
を、設定管電圧及び設定管電流に応じて記憶させておく
からである。これにより、その周波数を定める立上り時
の値を、設定管電圧及び設定管電流の組合せのそれぞれ
に合わせて適宜選定することにより、管電圧・管電流の
設定のいかんにかかわらず立上り時間を一定にすること
もできる。 検出管電圧が設定管電圧に達した後は、検出管電圧をス
イッチング周波数へフィードバックするフィードバック
制御がなされる。その際、基準のスイッチング周波数
は、第1の記憶手段から、設定管電圧及び設定管電流に
応じて読み出された定常時の値により定まる周波数とさ
れる。つまり、検出管電圧のスイッチング周波数へのフ
ィードバック制御は、設定管電圧及び設定管電流に応じ
たスイッチング周波数を基準としてなされ、その設定管
電圧及び設定管電流が実際に得られるのに適切なものと
なる。
つぎにこの発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。第1図において、交流電源1からの交流電力
が整流器2で整流され、平滑コンデンサ3で平滑されて
直流出力に変換される。そして、この直流出力がスイッ
チ素子4a〜4dでスイッチングされて(スイッチ素子
4a、4dとスイッチ素子4b,4cとが交互にオン、
オフする)交流出力に変換され、共振コンデンサ5及び
共振インダクタンス6を経て高圧変圧器7の1次側に送
られる。この高圧変圧器7の2次側には高圧の交流出力
が現れ、これが整流器8で整流され、平滑コンデンサ1
0で平滑されて、高圧の直流に変換され、X線管11に
印加される。 このスイッチ素子4a〜4dのスイッチング動作は、イ
ンバータ制御装置12により制御される。すなわち、X
線管11に印加される高圧の直流電圧が高圧検出用抵抗
9a〜9d及び加算器13により検出され、これがイン
バータ制御装置12を介してスイッチング周波数にフィ
ードバックされる。 ここで、第2図のタイミングチャートをも参照しながら
説明する。最初に、撮影条件である撮影時間、管電流、
管電圧がそれぞれ撮影時間設定器22、管電流設定器2
3、管電圧設定器24により設定される。すると、その
設定管電流値、設定管電圧値に応じてメモリ20、21
からVs,Vnの読み出しが行われる。 つぎに図示しないX線曝射ボタンが押されると、第2図
Aに示すように、撮影時間設定器22で設定した時間だ
けHighとなっているX線曝射信号がV/Fコンバー
タ18に与えられる。これにより、V/Fコンバータ1
8が、その入力されている電圧Vinに対応した周波数で
発振を開始する(第2図B,C参照)。このV/Fコン
バータ18の出力Foは駆動回路19に送られ、この駆
動回路19により出力Foに応じた周波数でスイッチ素
子4a〜4dがスイッチング駆動される。すると、高圧
変圧器7の1次側に第2図Dで示すような電流I1が流
れ始め、管電圧が第2図Eに示すように徐々に立ち上が
っていく。 この管電圧の立上りの過程では、加算器13から得られ
る管電圧は、管電圧設定器24から送られる設定管電圧
よりも低いものとなっているので、比較器14の出力は
Lowとなっており、そのためスイッチS1がオンにさ
れ、OPアンプと抵抗R1とコンデンサC1とで構成さ
れる積分器16がオフの状態にされ、さらにラッチ回路
25のQ出力もLowのままとされる。ラッチ回路25
のQ出力がLowのままの状態では、スイッチS2はオ
フ、S3はオンである。このとき、積分器16の出力Δ
Vはゼロであり、加算器17の他方の入力はメモリ20
から読み出されたVsとなっている。そのため加算器1
7の出力つまりV/Fコンバータ18の入力電圧Vin
は、Vsに対応した一定の値となり(第2図B参照)、
V/Fコンバータ18の出力FoはそのVsに対応した
一定周波数のパルス(第2図C参照)となって、一定周
波数でスイッチ素子4a〜4dのスイッチングが繰り返
されることになる。 管電圧が設定値に達すると、比較器14の出力がHig
hとなる。すると、スイッチS1がオフになるととも
に、ラッチ回路25のQ出力がHighとなり、スイッ
チS2がオン、スイッチS3がオフとなる。そのため、
加算器17の一方の入力はVsからVnに切り換えら
れ、他方の入力にはスイッチS1がオフになることによ
り動作開始した積分器16の出力ΔVが与えられるよう
になる。このVnとΔVとが加算器17で加算され、V
/Fコンバータ18の入力Vinとなる。 積分器16の出力ΔVは、誤差増幅器15の出力、つま
り加算器13からの管電圧と管電圧設定器24からの設
定管電圧値との誤差を積分したものであり、管電圧が設
定値に達した直後は両者の差はゼロであるから誤差増幅
器15の出力もゼロとなっており、また積分器16の出
力もゼロで、そのためVinはVnとなる(第2図B参
照)。そこで、電源電圧が一定である限り、Vnの値で
決まる周波数でスイッチングが行われ、管電圧は設定値
に保たれるはずである。しかし、実際には、電源回路や
配線のインピーダンスにより電源電圧がドロップするた
め管電圧が低下しようとし、設定値との間に誤差が生じ
る。その結果、積分器16の出力ΔVが徐々に増大し、
このΔVが加算器17でVnに加算されてスイッチング
周波数が高まり、管電圧が上昇する。そして管電圧が設
定値に到達すると、誤差増幅器15の出力はゼロとな
り、積分器16の入力がゼロとなるので積分動作は停止
する。こうして管電圧が設定値に等しくなるようなフィ
ードバック制御が行われる。すなわち、Vnは基準とな
るスイッチング周波数を定めるものとなり、フィードバ
ック制御によりこの周波数を基準としてスイッチング周
波数が変化させられる。 メモリ20、21には、あらかじめ管電圧及び管電流に
応じてVs,Vnの値が第3図A,Bに示すように格納
されている。Vnの値は、設定された管電圧・管電流を
得るのに必要なスイッチング周波数に対応する値であっ
て、管電圧及び管電流の組合せによって一意的に定ま
る。第3図Bはこの管電圧・管電流の組合せに応じたV
nの値の一例を示す。 他方、Vsの値は、第3図Aに示すように上記のVnよ
り大きな値となるように定められている。これは管電圧
の立上り過程でまだ設定値に到達していないときにスイ
ッチング周波数を決めるVsの値をVnと同じにする
と、設定値に到達するまでの立上りが遅いばかりでな
く、設定された負荷条件(管電圧、管電流)によって管
電圧が設定値に到達するまでの時間が異なってしまう不
都合が生じるからである。たとえば、管電圧の設定値を
同一にし、管電圧を変えた場合、管電圧の立上り波形は
第4図Aに示すようになる。そこで、管電圧の立上り時
のスイッチング周波数をVnとせずに、低管電流ほど高
い周波数となるような、たとえば第3図Aで示すVsと
する。これにより、管電圧が立上り時の設定値に達する
までの間は低管電流ほど高い周波数となって立上りを速
くすることができ、異なる負荷条件でも管電圧が設定値
に到達するまでの時間をほぼ同一にすることができる。
換言すると、このVsの値は、管電圧の設定値に到達す
るまでの時間が、各負荷条件で同一になるような値とし
てあらかじめ求められてメモリ20に記憶されている。 これらVn,Vsのデータは、実際の装置において管電
流または管電圧をパラメータとして数点のデータを測定
し、その他のデータについては補間法などにより求め
る。 なお、このように2つのメモリ20、21にあらかじめ
求めたデータを記憶させておきそれを管電圧、管電流の
設定値で読み出すという構成だけでなく、数点の測定デ
ータと演算プログラムのみを記憶させておいて、管電圧
と管電流が設定されたとき、マイクロコンピュータを用
いて数点のデータから演算プログラムによりその管電
圧、管電流の設定値に応じたVn,Vsを算出するとい
う構成をとることもできる。
説明する。第1図において、交流電源1からの交流電力
が整流器2で整流され、平滑コンデンサ3で平滑されて
直流出力に変換される。そして、この直流出力がスイッ
チ素子4a〜4dでスイッチングされて(スイッチ素子
4a、4dとスイッチ素子4b,4cとが交互にオン、
オフする)交流出力に変換され、共振コンデンサ5及び
共振インダクタンス6を経て高圧変圧器7の1次側に送
られる。この高圧変圧器7の2次側には高圧の交流出力
が現れ、これが整流器8で整流され、平滑コンデンサ1
0で平滑されて、高圧の直流に変換され、X線管11に
印加される。 このスイッチ素子4a〜4dのスイッチング動作は、イ
ンバータ制御装置12により制御される。すなわち、X
線管11に印加される高圧の直流電圧が高圧検出用抵抗
9a〜9d及び加算器13により検出され、これがイン
バータ制御装置12を介してスイッチング周波数にフィ
ードバックされる。 ここで、第2図のタイミングチャートをも参照しながら
説明する。最初に、撮影条件である撮影時間、管電流、
管電圧がそれぞれ撮影時間設定器22、管電流設定器2
3、管電圧設定器24により設定される。すると、その
設定管電流値、設定管電圧値に応じてメモリ20、21
からVs,Vnの読み出しが行われる。 つぎに図示しないX線曝射ボタンが押されると、第2図
Aに示すように、撮影時間設定器22で設定した時間だ
けHighとなっているX線曝射信号がV/Fコンバー
タ18に与えられる。これにより、V/Fコンバータ1
8が、その入力されている電圧Vinに対応した周波数で
発振を開始する(第2図B,C参照)。このV/Fコン
バータ18の出力Foは駆動回路19に送られ、この駆
動回路19により出力Foに応じた周波数でスイッチ素
子4a〜4dがスイッチング駆動される。すると、高圧
変圧器7の1次側に第2図Dで示すような電流I1が流
れ始め、管電圧が第2図Eに示すように徐々に立ち上が
っていく。 この管電圧の立上りの過程では、加算器13から得られ
る管電圧は、管電圧設定器24から送られる設定管電圧
よりも低いものとなっているので、比較器14の出力は
Lowとなっており、そのためスイッチS1がオンにさ
れ、OPアンプと抵抗R1とコンデンサC1とで構成さ
れる積分器16がオフの状態にされ、さらにラッチ回路
25のQ出力もLowのままとされる。ラッチ回路25
のQ出力がLowのままの状態では、スイッチS2はオ
フ、S3はオンである。このとき、積分器16の出力Δ
Vはゼロであり、加算器17の他方の入力はメモリ20
から読み出されたVsとなっている。そのため加算器1
7の出力つまりV/Fコンバータ18の入力電圧Vin
は、Vsに対応した一定の値となり(第2図B参照)、
V/Fコンバータ18の出力FoはそのVsに対応した
一定周波数のパルス(第2図C参照)となって、一定周
波数でスイッチ素子4a〜4dのスイッチングが繰り返
されることになる。 管電圧が設定値に達すると、比較器14の出力がHig
hとなる。すると、スイッチS1がオフになるととも
に、ラッチ回路25のQ出力がHighとなり、スイッ
チS2がオン、スイッチS3がオフとなる。そのため、
加算器17の一方の入力はVsからVnに切り換えら
れ、他方の入力にはスイッチS1がオフになることによ
り動作開始した積分器16の出力ΔVが与えられるよう
になる。このVnとΔVとが加算器17で加算され、V
/Fコンバータ18の入力Vinとなる。 積分器16の出力ΔVは、誤差増幅器15の出力、つま
り加算器13からの管電圧と管電圧設定器24からの設
定管電圧値との誤差を積分したものであり、管電圧が設
定値に達した直後は両者の差はゼロであるから誤差増幅
器15の出力もゼロとなっており、また積分器16の出
力もゼロで、そのためVinはVnとなる(第2図B参
照)。そこで、電源電圧が一定である限り、Vnの値で
決まる周波数でスイッチングが行われ、管電圧は設定値
に保たれるはずである。しかし、実際には、電源回路や
配線のインピーダンスにより電源電圧がドロップするた
め管電圧が低下しようとし、設定値との間に誤差が生じ
る。その結果、積分器16の出力ΔVが徐々に増大し、
このΔVが加算器17でVnに加算されてスイッチング
周波数が高まり、管電圧が上昇する。そして管電圧が設
定値に到達すると、誤差増幅器15の出力はゼロとな
り、積分器16の入力がゼロとなるので積分動作は停止
する。こうして管電圧が設定値に等しくなるようなフィ
ードバック制御が行われる。すなわち、Vnは基準とな
るスイッチング周波数を定めるものとなり、フィードバ
ック制御によりこの周波数を基準としてスイッチング周
波数が変化させられる。 メモリ20、21には、あらかじめ管電圧及び管電流に
応じてVs,Vnの値が第3図A,Bに示すように格納
されている。Vnの値は、設定された管電圧・管電流を
得るのに必要なスイッチング周波数に対応する値であっ
て、管電圧及び管電流の組合せによって一意的に定ま
る。第3図Bはこの管電圧・管電流の組合せに応じたV
nの値の一例を示す。 他方、Vsの値は、第3図Aに示すように上記のVnよ
り大きな値となるように定められている。これは管電圧
の立上り過程でまだ設定値に到達していないときにスイ
ッチング周波数を決めるVsの値をVnと同じにする
と、設定値に到達するまでの立上りが遅いばかりでな
く、設定された負荷条件(管電圧、管電流)によって管
電圧が設定値に到達するまでの時間が異なってしまう不
都合が生じるからである。たとえば、管電圧の設定値を
同一にし、管電圧を変えた場合、管電圧の立上り波形は
第4図Aに示すようになる。そこで、管電圧の立上り時
のスイッチング周波数をVnとせずに、低管電流ほど高
い周波数となるような、たとえば第3図Aで示すVsと
する。これにより、管電圧が立上り時の設定値に達する
までの間は低管電流ほど高い周波数となって立上りを速
くすることができ、異なる負荷条件でも管電圧が設定値
に到達するまでの時間をほぼ同一にすることができる。
換言すると、このVsの値は、管電圧の設定値に到達す
るまでの時間が、各負荷条件で同一になるような値とし
てあらかじめ求められてメモリ20に記憶されている。 これらVn,Vsのデータは、実際の装置において管電
流または管電圧をパラメータとして数点のデータを測定
し、その他のデータについては補間法などにより求め
る。 なお、このように2つのメモリ20、21にあらかじめ
求めたデータを記憶させておきそれを管電圧、管電流の
設定値で読み出すという構成だけでなく、数点の測定デ
ータと演算プログラムのみを記憶させておいて、管電圧
と管電流が設定されたとき、マイクロコンピュータを用
いて数点のデータから演算プログラムによりその管電
圧、管電流の設定値に応じたVn,Vsを算出するとい
う構成をとることもできる。
この発明のX線高電圧装置によれば、負荷条件(設定管
電圧及び設定管電流)に応じて立上り時のスイッチング
周波数を定めることができるため、負荷条件ごとに適切
なスイッチング周波数として管電圧の立上りを速くした
り、負荷条件にかかわらず管電圧の立上り時間を同じに
することなどができる。また、そのことから露出時間の
精度を向上させることもできる。さらに、定常時には検
出管電圧をスイッチング周波数にフィードバックして管
電圧を制御するが、このときに基準となるスイッチング
周波数として、負荷条件(設定管電圧及び設定管電流)
に応じたものが採用されるので、その設定管電圧及び設
定管電流を実際に得るために適切なフィードバック制御
を行うことが可能となる。
電圧及び設定管電流)に応じて立上り時のスイッチング
周波数を定めることができるため、負荷条件ごとに適切
なスイッチング周波数として管電圧の立上りを速くした
り、負荷条件にかかわらず管電圧の立上り時間を同じに
することなどができる。また、そのことから露出時間の
精度を向上させることもできる。さらに、定常時には検
出管電圧をスイッチング周波数にフィードバックして管
電圧を制御するが、このときに基準となるスイッチング
周波数として、負荷条件(設定管電圧及び設定管電流)
に応じたものが採用されるので、その設定管電圧及び設
定管電流を実際に得るために適切なフィードバック制御
を行うことが可能となる。
第1図はこの発明の一実施例のブロック図、第2図は第
1図の動作説明のためのタイミングチャート、第3図
A,Bはメモリの記憶例をそれぞれ示す図、第4図A,
Bは管電圧の立上りをそれぞれ示す波形図である。 1…交流電源、2、8…整流器、3、10…平滑コンデ
ンサ、4a〜4d…スイッチ素子、5…共振コンデン
サ、6…共振インダクタンス、7…高圧変圧器、9a〜
9d…高圧検出用抵抗、11…X線管、12…インバー
タ制御装置、13、17…加算器、14…比較器、15
…誤差増幅器、16…積分器、18…V/Fコンバー
タ、19…駆動回路、20、21…メモリ、22…撮影
時間設定器、23…管電流設定器、24…管電圧設定
器、25…ラッチ回路。
1図の動作説明のためのタイミングチャート、第3図
A,Bはメモリの記憶例をそれぞれ示す図、第4図A,
Bは管電圧の立上りをそれぞれ示す波形図である。 1…交流電源、2、8…整流器、3、10…平滑コンデ
ンサ、4a〜4d…スイッチ素子、5…共振コンデン
サ、6…共振インダクタンス、7…高圧変圧器、9a〜
9d…高圧検出用抵抗、11…X線管、12…インバー
タ制御装置、13、17…加算器、14…比較器、15
…誤差増幅器、16…積分器、18…V/Fコンバー
タ、19…駆動回路、20、21…メモリ、22…撮影
時間設定器、23…管電流設定器、24…管電圧設定
器、25…ラッチ回路。
Claims (1)
- 【請求項1】交流電源からの交流出力を直流出力に変換
する第1の整流手段と、この直流出力をスイッチングし
て所定周波数の交流出力に変換するスイッチング手段
と、この交流出力の電圧を昇圧する手段と、昇圧された
交流出力を直流出力に変換して管電圧として出力する第
2の整流手段と、管電圧を検出する手段と、管電圧を設
定する手段と、管電流を設定する手段と、これら設定管
電圧及び設定管電流によってアドレスされ、その設定電
圧及び設定管電流に応じた定常時の値が格納されている
第1の記憶手段と、上記設定管電圧及び設定管電流によ
ってアドレスされ、その設定電圧及び設定管電流に応じ
た立上り時の値が格納されている第2の記憶手段と、検
出された管電圧と設定された管電圧とを比較する比較手
段と、この比較手段により立上り時に検出管電圧が設定
管電圧に達する前と判定されたときは、上記の第2の記
憶手段から設定管電圧及び設定管電流に応じて呼び出さ
れた立上り時の値に対応する周波数で上記スイッチング
手段がスイッチングするよう制御し、検出管電圧が設定
管電圧に達したと判定されたときから、上記第1の記憶
手段より設定管電圧及び設定管電流に応じて呼び出され
た定常時の値に対応して上記スイッチング手段の基準の
スイッチング周波数を定めて検出管電圧の該スイッチン
グ周波数へのフィードバック制御を行うよう切り換える
制御手段とを備えることを特徴とするX線高電圧装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1342476A JPH067520B2 (ja) | 1989-12-30 | 1989-12-30 | X線高電圧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1342476A JPH067520B2 (ja) | 1989-12-30 | 1989-12-30 | X線高電圧装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03205793A JPH03205793A (ja) | 1991-09-09 |
| JPH067520B2 true JPH067520B2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=18354038
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1342476A Expired - Fee Related JPH067520B2 (ja) | 1989-12-30 | 1989-12-30 | X線高電圧装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH067520B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015076385A1 (ja) | 2013-11-22 | 2015-05-28 | 東洋製罐グループホールディングス株式会社 | 抗菌性を有する硬化性樹脂組成物 |
| CN114366133B (zh) * | 2021-12-27 | 2025-03-21 | 天津美炫电气自动化科技有限公司 | 一种x射线机的启动控制系统及方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6072199A (ja) * | 1983-09-29 | 1985-04-24 | Toshiba Corp | X線装置 |
| JPS6489198A (en) * | 1987-09-30 | 1989-04-03 | Toshiba Corp | X-ray high-voltage device |
-
1989
- 1989-12-30 JP JP1342476A patent/JPH067520B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03205793A (ja) | 1991-09-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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