JPH0675671B2 - 低脂肪含量油中水型エマルジョン - Google Patents

低脂肪含量油中水型エマルジョン

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JPH0675671B2
JPH0675671B2 JP62257033A JP25703387A JPH0675671B2 JP H0675671 B2 JPH0675671 B2 JP H0675671B2 JP 62257033 A JP62257033 A JP 62257033A JP 25703387 A JP25703387 A JP 25703387A JP H0675671 B2 JPH0675671 B2 JP H0675671B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は多目的油中水型エマルジョンに関するものであ
り、特に低脂肪含量スプレッドに関する。
「多目的」エマルジョンとは、様々な用途に使用し得る
エマルジョンのことを意味しており、例えばベーキン
グ、パンへの塗布並びにフライ(特に油炒め)などに使
用できる(フライに関する用途を最後に例示したが、フ
ライに対する用途が最も少ないことを意味するものでは
ない)エマルジョンのことである。
「低脂肪含量」とは、一般に約80重量%の脂肪を含む従
来のマーガリンの脂肪含量よりも低い脂肪含量を意味し
ており、特にエマルジョンの重量を基準にして40〜75重
量%、理想的には50〜70重量%の脂肪含量を意味する。
80%未満の脂肪しか含まない低カロリーエマルジョン
で、ベーキング性、塗布性並びにフライ性に関して良好
な性能を示すものを製造しようと試みられてきたが、こ
れらの製品の特性は互いに調和させるのが困難であり、
かかる試みはこれまで成功していなかった。
脂肪含量を80重量%未満まで低下させた場合の問題点は
次のように要約できる。
ベーキングに関しては、空気のバッター中への取込みが
減少し、ケーキなどのベークト製品の比容積(SV)が減
少するのが観察される。
低脂肪油中水型エマルジョン中には余分に配合された水
分が存在しているので、ケーキは湿気を含んで生焼けの
ようになる。
塗布性に関しては、塗布時にエマルジョンが壊れて自由
水の液滴を放出する傾向が増すのが観察される。
かかる油中水型エマルジョンを油炒めに使用すると、撥
ねが増加するのが観察される。撥ねは、エマルジョンを
加熱(例えば120〜200℃)した時の水の不規則的蒸発に
起因する場合(1次撥ね)と、肉片又は魚肉片などの湿
った食品材料をフライパンに投入した時の水の不規則的
蒸発に起因する場合(2次撥ね)とがある。さらに、ス
プレットの物理的安定性及び官能的性質を改善するため
に用いられるタンパク質などの増粘剤及びゲル化剤のあ
るものは、フライした脂肪表面に付いた滓(被膜)を形
成する傾向がある。かかる被膜は、エマルジョンスプレ
ッドを加熱(例えば120〜200℃)した時に生じる場合
(1次被膜)と、グレービー調製時の溶融エマルジョン
に水もしくは水溶液を加えた後に生じる場合(2次被
膜)とがある。
今回、本願出願人は以上の問題を解決し、かつ多目的エ
マルジョンに必要とされる条件を十分に満足する新規油
中水型エマルジョンを開発した。
本発明の油中水型エマルジョンは (i) エマルジョン全体の重量を基準にして75重量%
以下の脂肪からなる脂肪相、 (ii) エマルジョン全体の重量を基準にして25重量%
以上の、タンパク質及び/又は多糖類からなる増粘剤も
しくはゲル化剤を含有する増粘化水性相、並びに (iii) 脂肪連続性エマルジョン形成促進乳化剤及
び、ホスファチジルコリンとホスファチジルエタノール
アミンとを3:1を超える含有比率で含むホスファチド混
合物、を含む乳化剤系、 を含む。
好ましくはエマルジョン全体の重量の50〜70重量%を占
める脂肪は、ケーキなどのベークト製品製造時にクリー
ミングの行なわれる温度において結晶化する脂肪(固形
脂)を10重量%以上、好ましくは15〜25重量%含有す
る。クリーミング温度は一般には15〜30℃であり、多く
の場合約20℃である。
使用する脂肪ブレンドは、特にパン用スプレッドとして
使用する場合、好ましくは口に入れた時にロウ様の感じ
を与えないように口内温度では6%未満の固形脂しか含
まない。
エマルジョンの脂肪相は、植物性脂肪からなるもので
も、バター脂のような動物性脂肪からなるものでも、或
いは植物性脂肪と動物性脂肪の混合物を含むものであっ
てもよい。脂肪は、天然のままのものであっても、或い
は水素添加(水添ともいう)、エステル交換又は分別処
理したものであってもよい。それぞれの用途に応じて最
も適した脂肪ブレンドを見出だすのは容易である。
適切な脂肪(又は脂肪ブレンド)はかなり広い温度範囲
にわたって可塑性コンシステンシーを有しており、10℃
で液状である油(この温度において結晶化脂肪を実質的
に含まない油)を通常90%以下、好ましくは70%以下含
有する。残部は好ましくは約20〜54℃の温度範囲で溶融
する脂肪からなる。好適な脂肪ブレンドの具体例として
は、以下のものが挙げられる。
1.水添鯨油(融点44〜46℃) 20% 水添鯨油(融点34℃) 30% ヤシ油(融点24℃) 24% 大豆油 20% 2.水添パーム油(融点42℃) 25% パーム油(融点37℃) 30% 水添落花生油(融点34℃) 20% 大豆油 25% 3.水添落花生油(融点34℃) 70% ヤシ油(融点34℃) 10% 大豆油 20% 4.水添落花生油(融点42℃) 30% ヤシ油(融点24℃) 20% パーム核油(融点28℃) 20% 大豆油 30% 5.水添ヒマワリ油(融点44℃)90%と パーム油ステアリン10%のエステル交換混合物 30% ヒマワリ油 70% ゲル化剤/増粘剤は、好ましくは、ゼラチン又はゼラチ
ンと乳タンパク質(例えばバターミルク粉末、ホエイ粉
末、脱脂粉乳粉末など)との混合物を含有する。
乳タンパク質は水性相に0.1〜10重量%の量で添加し得
る。水性相のゲル化に乳タンパク質を用いる場合は、エ
マルジョンを基準として5%を超える量、好ましくは6
〜10%が有用である。
ゼラチンは、エマルジョン全体の重量を基準として、0.
1〜6重量%、好ましくは、0.5〜2.5重量%の量で使用
する。
ゲル化剤/増粘剤として使用し得る多糖類(ポリサッカ
ライドともいう)は好ましくは、天然デンプン、化工デ
ンプン又は架橋デンプンからなる。適当なデンプン(澱
粉)としては、例えばコメデンプン、キビデンプン、燕
麦デンプン、ソバデンプン、ヤマイモデンプン、トウモ
ロコシデンプン、モチトウモロコシデンプン(アミロー
スを実質的に含まない天然デンプン)が挙げられる。適
当な化工デンプン又は架橋デンプンとしては、例えばジ
(デンプン)ホスフェート(di-starch phosphate)、
ジ(デンプン)アジペート(di-starch adipate)、ア
セチル化ジ(デンプン)アジペート(acetylated di-st
arch adipate)、ヒドロキシプロピルジ(デンプン)ホ
スフェート(hydroxypropyl di-starch phosphate)、
並びにアセチル化ジ(デンプン)ホスフェート(acetyl
ated di-starch phosphate)が挙げられる。
もちろん、本技術分野で周知のその他の多糖類を少量使
用することもできる。しかし、ケーキのようなベークト
製品の製造に用いられる成分との相溶性の観点からすれ
ば、デンプンを使用するのが理想的である。
エマルジョンに配合されるデンプンの量は、好ましくは
0.5〜3重量%である。
乳化剤系は本明細書中で既に定義したホスファチド混合
物(即ち、リン脂質混合物)を含むが、かかるホシファ
チド混合物は極性有機溶媒(好ましくは、欧州特許出願
公開第0141442号(特公平3−55090号公報に対応)並び
に英国特許第1113241号及び同第1215386号に記載されて
いるような水性アルコール)を用いて適当な起源のホス
ファチド(例えば、大豆レシチン)を抽出することによ
って製造できる。
天然大豆レシチンをアルコール抽出して得られるアルコ
ール可溶性フラクションは、特公平3−55090号公報並
びに英国特許第1113241号及び同第1215386号に記載され
ている通り、主成分としてのホスファチジルコリンとホ
スファチジルエタノールアミンとを3:1を超える比率
(好ましくは5:1〜9:1の比率)で含み、また少量成分と
してその他のホスファチドを少量含んでいる。
かかるホスファチドのアルコール可溶性抽出物が存在す
ると、被膜形成の防止に大きく貢献する。かかるアルコ
ール可溶性抽出物の乾燥状態での好適量は、エマルジョ
ン全体の重量を基準として、0.05〜1重量%、好ましく
は0.1〜0.8重量%である。
かかるホスファチドのアルコール可溶性抽出物の存在に
よって得られる効果は、塩、特にアルカリ金属のハロゲ
ン化物(理想的には塩化ナトリウム)によってさらに増
大することが判明した。
塩の存在は被膜形成の防止、特に2次被膜の形成防止に
有効な効果を有していることが判明した。
塩の好適量は、エマルジョン全体の重量を基準として、
0.1〜3重量%、好ましくは0.5〜2.5重量%である。
乳化剤系は、脂肪連続性エマルジョン系の安定化を促進
するような乳化剤をさらに含んでいる。このような乳化
剤は当業者には公知である。好ましい乳化剤はグリセロ
ール又はポリグリセロールの脂肪酸部分エステルであ
り、理想的には脂肪酸のモノグリセリドである。かかる
乳化剤は、飽和型で存在していてもよいし、不飽和型で
存在していてもよいし、或いは部分的に不飽和型で存在
していてもよい。本発明の多目的スプレッドの製造に際
しては、上記のホスファチド混合物、並びにグリセロー
ルもしくはポリグリセロールいずれかの飽和及び不飽和
脂肪酸部分エステル又はグリセロール及びポリグリセロ
ール双方の飽和及び不飽和脂肪酸部分エステルを含んで
なる乳化剤系を使用するが、ただし、 (a)上記不飽和脂肪酸エステルの量が0.1〜0.6重量
%、好ましくは0.3〜0.5重量%の範囲にあり、 (b)上記飽和脂肪酸エステルの量が0.1〜0.4重量%、
好ましくは0.3〜0.5重量%の範囲にあり、かつ (c)飽和脂肪酸エステルと不飽和脂肪酸エステルとの
比が0.2〜1.8の範囲、好ましくは0.3:1〜1.3:1の範囲に
ある。
乳化剤系は、好ましくは飽和モノグリセリドとヨウ素価
30以上(好ましくは40〜120)の不飽和モノグリセリド
との混合物を含有する。飽和型乳化剤の脂肪酸部分は飽
和C16〜C18脂肪酸である。不飽和型(又は部分不飽和
型)乳化剤の脂肪酸部分は好ましくは56〜100%の不飽
和C16〜C18脂肪酸を含む。
上述の好ましい乳化剤系を含有する本発明の低脂肪含量
油中水型エマルジョンは、特にフライ用並びにベーキン
グ用に適している。かかるエマルジョンはベーカリ製
品、特にケーキ類の製造に使用すると非常な良好な性能
を示す。エマルジョンの性能を判定するために測定した
主な性質は、ケーキの容積と、その柔らかさ並びにその
内部構造である。
本発明の油中水型エマルジョンの別の利点は、従来のエ
マルジョンではベーカリ製品(例えばケーキ)製造用バ
ッターに使用すると通例よりも多量の水分を与えるので
通例のレシピ使えなかったのに対して、本発明のエマル
ジョンでは通例のレシピに何等の制限も加えずに使用で
きる点にある。即ち、本発明のエマルジョンは、一般の
主婦やパン屋にも、ベークト製品の製造に際してあたか
も普通のケーキ用ショートニング又はマーガリンのよう
に使用できる。
通常のホームメードケーキは、まず脂肪相を抱気させる
(空気を含ませる)か或いはケーキバッター全体を抱気
させて作るのが一般的である。また、「パウンドケー
キ」のレシピでは、同じ分量の小麦粉、砂糖、卵及び脂
肪(又はエマルジョン)を用い、これに若干のベーキン
グパウダー及び塩を加えて製造される。脂肪やマーガリ
ンの代りに、低脂肪(油中水型)エマルジョン、即ち20
%未満の水分を含有するエマルジョンを使用する場合、
これまでは処方に含まれる水分量が多すぎるか或いは脂
肪の量が低すぎるために品質の劣るケーキしか得ること
ができなかった。従って、従来の低脂肪エマルジョンを
用いる場合にはレシピを修正する必要があったが、それ
も魅力的な案ではなかった。
従って、ベーキング用マーガリン又はショートニングの
代替物としては不適当な脂肪成分として従来考えられて
きた低脂肪エマルジョンをかかる代替物として使用でき
ると判明したことは驚くべきことである。
ベーカリ製品用バッターの好ましい製造法は、所定量の
砂糖と本発明のエマルジョンとを例えばホバートミキサ
ー(Hobart mixer)中で混合してクリームを作り、混合
を続けながらこれに卵又は卵代替物を添加し、これに所
定量の小麦粉及びふくらし粉(ベーキングパウダー又は
パン酵母など)を添加することである。
本発明のエマルジョンをバッターの成分すべてと一度に
均質化して抱気させてもよい。
ベーキングは一般に約160℃で約1時間行なう。ケーキ
の品質は標準法、例えばキビ種実で充満させた(平らに
した)木製トレーを用いて、比容積(ml/g)を測定する
ことによって決定される。このトレーを一部空にし、ケ
ーキをその中に入れる。空いた部分に再びキビ種実を詰
めてトレーの縁まで充満させ、平らにする。残ったキビ
種実の容積をメスシリンダーで測定する。比容積(SV)
は次の式で求められる。
SVが2.2以下であると、許容できないほど劣っていると
考えられる。
SVが2.3〜2.4であると、良好である。
SVが2.5以上であると、極めて良好である。
ケーキ内相の柔らかさは、標準条件下で圧縮性を測定す
ることによって評価できる。圧縮性が高いほど、ケーキ
はしっかりしている。
ケーキの水分含量は、120℃で1時間加熱した場合の、
ケーキ中心部の内相の重量を加熱前及び加熱後に秤量す
ることによって測定できる。
ベークト製品の構造は、各種ケーキの内相の写真を比較
して、「非常に微細」(評点1)から「非常に粗い」
(評点8)までの点数を付けることによって評価でき
る。
本発明によって得られるベーカリ製品は、通常のものよ
りも脂肪含量が低いという点で他に類をみない。
本発明は低脂肪スプレッドにも関する。このスプレッド
は、それ自体は既知の方法、例えばボテータ(登録商
標)装置内で冷却及びワーキング処理を施すことなどに
よって、上述の本発明のエマルジョンから製造すること
ができる。
マーガリン及びスプレッドの製造方法は、例えばA.J.C.
Andersen及びP.N. Williams著の「Margarine」第2改
訂版,Pergamon Press(1965)第III章に詳細に記載され
ている。
本発明によって製造したスプレッドの品質は次のように
して試験した。
巾広のパレットナイフ(巾25〜30mm)を使って、30gの
試料を耐グリース紙の上で前後に伸展して塗布した。ス
プレッドの厚さは、各方向に4〜6回伸展する間に、約
2〜3mmまで薄くするべきである。スプレッドの外観に
関して、点数1(良好/なめらか)から点数5(非常に
劣る/非常に粗い、「破砕」)までの評点を与える。
本発明のエマルジョンの塗布性能を改良するにはナトリ
ウム又はカルシウムステアロイルラクチレートを使用す
ると非常に有利であることが判明した。本発明の好まし
い油中水型エマルジョンは、前記乳化剤系に加え、さら
に0.1〜0.5重量%のステアロイルラクチレートを含んで
いてもよい。
本発明の多目的/多機能スプレッドは油炒めにも有用な
製品である。
フライの際の挙動は、通常は、撥ねの程度、滓の形成、
並びにタンパク質被膜(上記の1次被膜及び2次被
膜)」の形成を測定することによって評価される。
撥ね試験は、205℃に維持した加熱ガラス皿の中で25gの
油中水型エマルジョンを加熱し、上記皿の底から25cmの
高さの位置に紙シートを置いて、その紙シート上に撥ね
た脂肪を捕集することによって行なった。
かかるシート上の撥ね跡を、1セットの標準撥ね跡写真
と比較して、点数1(非常に撥ねが多い)から点数10
(撥ねなし)までの評点を付して撥ね値とした。
本発明を以下の例I〜XVで例示する。
例I〜VIIで使用した脂肪ブレンドの組成は次の通りで
あった。
大豆油 43% 水添大豆油(融点36℃) 37% 水添大豆油(融点41℃) 19% パーム油(融点58℃) 1% この脂肪ブレンドの固形脂含量は20℃で24%であり、30
℃で3%であった。
例I〜VIIで使用した乳化剤は飽和モノグリセリド(Adm
ul 6203)であった。
スプレッドは、上記引用文献「Margarine」記載の通例
の方法に従ってボテータ装置内で冷却及びワーキング処
理を行なって製造した。
ケーキは以下の処方のケーキバッターから製造した。
重量部 小麦粉 100 エマルジョン 100 燕糖 100 卵 100 塩 2 ベーキングパウダー 2 ケーキは次のようにして製造した。
エマルジョンをホバートミキサー中で砂糖と10分間混合
して抱気させて、クリームを得た。クリームを攪拌しな
がら卵をゆっくりと加え、次に小麦粉を攪拌しながら約
1分間にわたって加えた。
ベーキングは160℃で行なった。
これらのケーキの製造は軽く、僅かに粗い内相を有して
いた。ケーキは十分に焼き上がっており、良好な官能特
性を有していた。これらのケーキを食べてみると、標準
脂肪ケーキ(100重量部のエマルジョンの代わりに100重
量部のマーガリンから製造したケーキ)に比べて、さほ
ど水分が多いとは思われなかった。
フライ時に挙動に関する製品特性を表1に示す。
例VIII〜XVでは次の組成の基本処方を使用した。
60% 脂肪ブレンド(大豆油38%、融点28〜35℃の水添
ナタネ油混合物54%、及び融点44℃の水添パーム油8%
からなる)(この脂肪ブレンドの固形脂プロフィール
は、N10=33;N20=17;N30=3;N35=1であった。) 0.004% β−カロチン 0.3% アルコール可溶性ホスファチド混合物 0.9% 食塩 0.2% 脱脂粉乳 0.1% ソルビン酸カリウム その他表2に示す成分 乳酸でpH4.7〜4.9に酸性化した水で全量を100%に調
整。
例VIII〜XVのすべての製品が、良好な1次撥ね及び2次
撥ねの挙動を有しており、被膜の形成はみられなかっ
た。
表2では、以下の略語を使用した。
WMS 実質的にアミロースを含まない天然デンプンであ
るモチトウモロコシデンプン。
Hs パーム油由来でヨウ素価3未満のモノグリセリド
(90%)であるHymono 8903。
Hu パーム油由来でヨウ素価105のモノグリセリド(90
%)(不飽和脂肪酸88%,飽和脂肪酸12%)であるHymo
no 7704。
Hu′ ラード又はタロー由来でヨウ素価45のモノグリセ
リド(90%)(不飽和脂肪酸44%,飽和脂肪酸56%)で
あるHymono 4404。
SSL ナトリウムステアロイルラクチレート。
PGE1 ジグリセロール、トリグリセロール及びテトラグ
リセロールを主成分とするヨウ素価45の不飽和ポリグリ
セロールエステルであるAdmul PGE 1411。
PGE2 ジグリセロール、トリグリセロール及びテトラグ
リセロールを主成分とするヨウ素価3の飽和ポリグリセ
ロールエステルであるAdmul PGE 1414。
スノーフレーク 化工トウモロコシデンプン、すなわち
トウモロコシ由来のジ(デンプン)ホスフェートである
スノーフレークタイプ5311。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A23D 7/00 502 B01F 17/14 17/30 17/42 17/56

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油中水型エマルジョンにして、以下の成
    分: (i) エマルジョン全体の重量を基準にして75重量%
    以下の脂肪からなる脂肪相、 (ii) エマルジョン全体の重量を基準にして25重量%
    以上の、タンパク質及び/又は多糖類からなる増粘剤も
    しくはゲル化剤を含有する増粘化水性相、並びに (iii) 脂肪連続性エマルジョン形成促進乳化剤及
    び、ホスファチジルコリンとホスファチジルエタノール
    アミンを主成分としかつホスファチジルコリンとホスフ
    ァチジルエタノールアミンの含有比率が3:1を超えるホ
    スファチド混合物、を含む乳化剤系、 を含むことを特徴とする油中水型エマルジョン。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の油中水型エマ
    ルジョンにおいて、当該エマルジョンの脂肪含量が50〜
    70重量%の範囲内であることを特徴とする油中水型エマ
    ルジョン。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載の油中水型エマ
    ルジョンにおいて、前記脂肪が、15〜30℃の温度範囲内
    において結晶化する脂肪を10重量%以上、好ましくは15
    〜25重量%含有していることを特徴とする油中水型エマ
    ルジョン。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項記載の油中水型エマ
    ルジョンにおいて、前記ゲル化剤がゼラチンであって、
    しかもゼラチンがエマルジョン全体の重量を基準にして
    0.1〜6重量%、好ましくは0.5〜2.5重量%の量で存在
    することを特徴とする油中水型エマルジョン。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項記載の油中水型エマ
    ルジョンにおいて、前記ゲル化剤が天然デンプン、化工
    デンプン又は架橋デンプンからなることを特徴とする油
    中水型エマルジョン。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第1項記載の油中水型エマ
    ルジョンにおいて、前記乳化剤系がグリセロールもしく
    はポリグリセロールいずれか1種以上の飽和及び不飽和
    脂肪酸部分エステル又はグリセロール及びポリグリセロ
    ール双方の飽和及び不飽和脂肪酸部分エステルを含み、 (a)上記不飽和脂肪酸エステルの量が0.1〜0.6重量
    %、好ましくは0.3〜0.5重量%の範囲にあり、 (b)上記飽和脂肪酸エステルの量が0.1〜0.4重量%、
    好ましくは0.3〜0.5重量%の範囲にあり、しかも (c)飽和脂肪酸エステルと不飽和脂肪酸エステルとの
    比が0.2〜1.8の範囲にあることを特徴とする油中水型エ
    マルジョン。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第1項記載の油中水型エマ
    ルジョンにおいて、前記ホスファチド混合物がホスファ
    チジルコリンとホスファチジルエタノールアミンとを5:
    1〜9:1の範囲の含有比率で含むことを特徴とする油中水
    型エマルジョン。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第1項記載の油中水型エマ
    ルジョンにおいて、前記ホスファチド混合物が、天然の
    大豆レシチンを水性アルコールで抽出して得たアルコー
    ル可溶性フラクションであることを特徴とする油中水型
    エマルジョン。
  9. 【請求項9】特許請求の範囲第1項記載の油中水型エマ
    ルジョンにおいて、前記ホスファチド混合物の量がエマ
    ルジョン全体の重量を基準として0.05〜2重量%の範囲
    にあることを特徴とする油中水型エマルジョン。
  10. 【請求項10】特許請求の範囲第1項記載の油中水型エ
    マルジョンにおいて、乳化剤系がさらにナトリウム及び
    /又はカルシウムステアロイルラクチレートを含むこと
    を特徴とする油中水型エマルジョン。
  11. 【請求項11】特許請求の範囲第1項記載の油中水型エ
    マルジョンにおいて、前記水性相が、エマルジョン全体
    の重量を基準にして、0.1〜3重量%、好ましくは0.5〜
    2.5重量%の量の塩化ナトリウムを含むことを特徴とす
    る油中水型エマルジョン。
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