JPH067651A - 支持された液膜及びこれを使用する分離法 - Google Patents
支持された液膜及びこれを使用する分離法Info
- Publication number
- JPH067651A JPH067651A JP5060505A JP6050593A JPH067651A JP H067651 A JPH067651 A JP H067651A JP 5060505 A JP5060505 A JP 5060505A JP 6050593 A JP6050593 A JP 6050593A JP H067651 A JPH067651 A JP H067651A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- supported liquid
- membrane
- aqueous solution
- liquid film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D61/00—Processes of separation using semi-permeable membranes, e.g. dialysis, osmosis or ultrafiltration; Apparatus, accessories or auxiliary operations specially adapted therefor
- B01D61/38—Liquid-membrane separation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Water Supply & Treatment (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、支持体に支持された固定化液膜及
びその使用法を提供する。 【構成】 該液膜は、疎水性の、ポリ両親和性のオリゴ
マー又はポリマー液が、微細孔性の支持体に支持された
ものである。該支持体も疎水性であり得る。
びその使用法を提供する。 【構成】 該液膜は、疎水性の、ポリ両親和性のオリゴ
マー又はポリマー液が、微細孔性の支持体に支持された
ものである。該支持体も疎水性であり得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、疎水性の微小細孔固体
支持体内に支持又は固定化されたオリゴマー又はポリマ
ー液膜を包含する安定な支持された液膜(SLM)に関
する。本発明はまた、溶解された分子種(溶質又は目的
化合物)を選択的に除去する方法に関し、上記溶解分子
種は、気体流から又は水溶液流からの、液体又は気体で
あり得る。換言すれば、本発明の分離方法は、気/気、
気/液、又は液/液分離に適用し得る。該方法の一つと
しては、上記水溶液とストリッピング用水溶液とを、微
小細孔固体支持体内に固定化された疎水性オリゴマー又
はポリマー液膜を包含する支持された液膜の相対する
側、つまり相対する表面にて接触させる方法が挙げられ
る。
支持体内に支持又は固定化されたオリゴマー又はポリマ
ー液膜を包含する安定な支持された液膜(SLM)に関
する。本発明はまた、溶解された分子種(溶質又は目的
化合物)を選択的に除去する方法に関し、上記溶解分子
種は、気体流から又は水溶液流からの、液体又は気体で
あり得る。換言すれば、本発明の分離方法は、気/気、
気/液、又は液/液分離に適用し得る。該方法の一つと
しては、上記水溶液とストリッピング用水溶液とを、微
小細孔固体支持体内に固定化された疎水性オリゴマー又
はポリマー液膜を包含する支持された液膜の相対する
側、つまり相対する表面にて接触させる方法が挙げられ
る。
【0002】
【従来の技術及び課題】固定化液膜は既知である。よく
使われている設計では、親水性微小細孔膜内に固定化さ
れた水溶液膜を使用するのであるが、この親水性微小細
孔膜は、一方では疎水性の微小細孔膜で支持されてい
る。この疎水性膜は、上記組立体の低圧側に位置され、
親水性膜から水溶液膜が押し出されてくる速度を遅くし
ている。
使われている設計では、親水性微小細孔膜内に固定化さ
れた水溶液膜を使用するのであるが、この親水性微小細
孔膜は、一方では疎水性の微小細孔膜で支持されてい
る。この疎水性膜は、上記組立体の低圧側に位置され、
親水性膜から水溶液膜が押し出されてくる速度を遅くし
ている。
【0003】このような設計は、米国特許第 3,819,806
号、第 4,089,653号、第 4,115,512号、第 4,119,408
号、第 4,147,754号及び第 4,174,374号各明細書に記載
されている。このような固定化液体膜は、気体混合物か
ら気体成分を除去するためには用いられるが、水溶液か
ら溶解成分を除くには好適なものとは言えないのは勿論
である。上記の組立体は、更に強化することも可能で、
その場合は、細かい網目を有する、平らなステンレス鋼
のスクリーンを用いる。
号、第 4,089,653号、第 4,115,512号、第 4,119,408
号、第 4,147,754号及び第 4,174,374号各明細書に記載
されている。このような固定化液体膜は、気体混合物か
ら気体成分を除去するためには用いられるが、水溶液か
ら溶解成分を除くには好適なものとは言えないのは勿論
である。上記の組立体は、更に強化することも可能で、
その場合は、細かい網目を有する、平らなステンレス鋼
のスクリーンを用いる。
【0004】米国特許第 4,973,434号明細書には固定化
水溶性液膜及びその調製法が記載されているが、この場
合、従来的に用いられている親水性膜に代えて疎水性微
小細孔支持体が用いられる。おそらく、疎水性の支持体
を用いることにより、相当な正圧差、例えば、175ps
igでも水溶液膜の逸出を無くしようというものであろう
と思われる。固定化水溶液膜を調製するには、この微小
細孔疎水性支持体に対して、交換剤、例えば、エチルア
ルコールの水溶液と水とを交互に接触させる方法が必要
である。この系も、水溶液から溶解成分を除去するには
好適とはいえないであろう。
水溶性液膜及びその調製法が記載されているが、この場
合、従来的に用いられている親水性膜に代えて疎水性微
小細孔支持体が用いられる。おそらく、疎水性の支持体
を用いることにより、相当な正圧差、例えば、175ps
igでも水溶液膜の逸出を無くしようというものであろう
と思われる。固定化水溶液膜を調製するには、この微小
細孔疎水性支持体に対して、交換剤、例えば、エチルア
ルコールの水溶液と水とを交互に接触させる方法が必要
である。この系も、水溶液から溶解成分を除去するには
好適とはいえないであろう。
【0005】別の形のアプローチとしては、水溶液のよ
うな液体混合物から一種又はそれ以上の成分、つまり目
的化合物(複数を含む)を選択的に抽出することを一般
に目的として、微小細孔支持体の細孔に保持された有機
膜(有機溶剤)が提唱されている。典型的には、目的成
分が液体膜中を移動する速度を向上させる目的で、担体
剤を、有機溶剤、例えば、ケロシン又はアルコールに溶
解又は懸濁させて用いる。しかし、これらの設計を用い
ることも、有機溶剤の損失、担体の損失、浸透圧におけ
るアンバランス及び液体膜の自然乳濁化などを含む膜の
不安定性問題に妨げられてきた。
うな液体混合物から一種又はそれ以上の成分、つまり目
的化合物(複数を含む)を選択的に抽出することを一般
に目的として、微小細孔支持体の細孔に保持された有機
膜(有機溶剤)が提唱されている。典型的には、目的成
分が液体膜中を移動する速度を向上させる目的で、担体
剤を、有機溶剤、例えば、ケロシン又はアルコールに溶
解又は懸濁させて用いる。しかし、これらの設計を用い
ることも、有機溶剤の損失、担体の損失、浸透圧におけ
るアンバランス及び液体膜の自然乳濁化などを含む膜の
不安定性問題に妨げられてきた。
【0006】これらの問題があるにもかかわらず、固定
化液膜は、他の形式の膜移動よりも選択的及び/又は高
速的分離を行うことができ、しかも大抵は容易に製造で
きるので、ある種の適用には依然として望ましいもので
ある。
化液膜は、他の形式の膜移動よりも選択的及び/又は高
速的分離を行うことができ、しかも大抵は容易に製造で
きるので、ある種の適用には依然として望ましいもので
ある。
【0007】従って、固定化液体膜の技術には、この技
術に本質的な利点を有しつつ、従来技術を悩ませてきた
不安定性問題(例えば、有効寿命が最小限しかないこ
と)を最小とする系への必要性が存在している。
術に本質的な利点を有しつつ、従来技術を悩ませてきた
不安定性問題(例えば、有効寿命が最小限しかないこ
と)を最小とする系への必要性が存在している。
【0008】米国特許第 4,276,179号明細書には、水溶
液の流からハロゲン化炭化水素を吸着によって除去する
方法が記載されている。好ましい態様によれば、ハロゲ
ン化炭化水素含有の水性媒体を、飽和又は不飽和油脂又
は蝋含浸の微小細孔ポリオレフィン(例えば、ポリプロ
ピレン)と接触させるものである。これらの油脂又は蝋
としては、鉱油、シリコーン油、植物油並びに植物蝋及
び動物油並びに動物蝋が挙げられる。
液の流からハロゲン化炭化水素を吸着によって除去する
方法が記載されている。好ましい態様によれば、ハロゲ
ン化炭化水素含有の水性媒体を、飽和又は不飽和油脂又
は蝋含浸の微小細孔ポリオレフィン(例えば、ポリプロ
ピレン)と接触させるものである。これらの油脂又は蝋
としては、鉱油、シリコーン油、植物油並びに植物蝋及
び動物油並びに動物蝋が挙げられる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、微小細孔支持
体内に固定化又は含浸された疎水性オリゴマー又はポリ
マー液を包含する、支持された液体膜(SLM)に関す
るものである。本発明の固定化液膜は、高濃度の無機塩
を有し得る水溶液媒体から、溶解された分子種(複数を
含む)を選択的に除去する(すなわち、移動させる)の
に特に有用である。
体内に固定化又は含浸された疎水性オリゴマー又はポリ
マー液を包含する、支持された液体膜(SLM)に関す
るものである。本発明の固定化液膜は、高濃度の無機塩
を有し得る水溶液媒体から、溶解された分子種(複数を
含む)を選択的に除去する(すなわち、移動させる)の
に特に有用である。
【0010】本発明はまた、微小細孔支持体の細孔内に
支持又は固定化された疎水性オリゴマー又はポリマー液
を包含する、支持された液体膜の一面と水性媒体とを接
触させて、溶解分子種が液膜を浸透又は拡散させ、そし
て支持された液体膜の反対側の面から上記溶解分子種を
除去することによって、水溶液媒体から溶解分子種、特
に極性有機化合物を選択的に除去する方法に関する。な
お、該水溶液媒体には他の有機化合物及び/又は高濃度
の塩を含有してもよい。溶解分子種つまり極性有機化合
物が支持された液膜間を連続的に移動する駆動力は、ピ
ックアップ(ストリップ)溶液との親和力又は相互力で
もあり得るし、pH(塩基又は酸を用いて)でもあり得る
し、蒸気圧(蒸散力)でもあり得るし、そして劣化(生
物学的破壊)でもあり得る。好ましくは、この力は、生
物学的破壊によるもの、揮発性化合物の場合は蒸散力に
よるもの、或いはストリップ液への捕捉によるものであ
る。
支持又は固定化された疎水性オリゴマー又はポリマー液
を包含する、支持された液体膜の一面と水性媒体とを接
触させて、溶解分子種が液膜を浸透又は拡散させ、そし
て支持された液体膜の反対側の面から上記溶解分子種を
除去することによって、水溶液媒体から溶解分子種、特
に極性有機化合物を選択的に除去する方法に関する。な
お、該水溶液媒体には他の有機化合物及び/又は高濃度
の塩を含有してもよい。溶解分子種つまり極性有機化合
物が支持された液膜間を連続的に移動する駆動力は、ピ
ックアップ(ストリップ)溶液との親和力又は相互力で
もあり得るし、pH(塩基又は酸を用いて)でもあり得る
し、蒸気圧(蒸散力)でもあり得るし、そして劣化(生
物学的破壊)でもあり得る。好ましくは、この力は、生
物学的破壊によるもの、揮発性化合物の場合は蒸散力に
よるもの、或いはストリップ液への捕捉によるものであ
る。
【0011】本発明はまた、水性媒体から分子種を除く
ために上記に記載の方法と同じように、気体流から溶解
分子種を選択的に除去する方法、つまり気/気分離に関
する。換言すれば、本方法は、本明細書に記載の支持さ
れた液膜の反対側に気体流を接触させること、及び支持
された液膜間を連続的に移動する手段とを包含する。駆
動力は、直ぐ上の段落に記載の水性媒体から分子種を分
離する場合のものと同じであり得る。
ために上記に記載の方法と同じように、気体流から溶解
分子種を選択的に除去する方法、つまり気/気分離に関
する。換言すれば、本方法は、本明細書に記載の支持さ
れた液膜の反対側に気体流を接触させること、及び支持
された液膜間を連続的に移動する手段とを包含する。駆
動力は、直ぐ上の段落に記載の水性媒体から分子種を分
離する場合のものと同じであり得る。
【0012】固定化されたオリゴマー又はポリマー液膜
を浸透・移動する溶解分子種は、溶解分子(複数を含
む)次第ではあるが、例えば、水溶液ストリッピング溶
液によって固定化液膜から回収することができるし、又
は蒸発によって、蒸散によって、又は活性勾配が確立さ
れる他の手段によって、例えば、反応劣化によって除か
れる。好ましい実際においては、ストリッピング溶液に
入った溶解分子種は、非浸透性の形に転化され、従って
ストリッピング溶液に保持されることになる。このよう
な方法によって、少量のストリッピング溶液を用いて比
較的大量の水溶液を効率的に処理することが可能とな
る。従って、本発明の膜と方法とは、水質汚濁防止の分
野で特に適用性がある。もっとも、本発明はそのような
適用例に限定されるものではない。
を浸透・移動する溶解分子種は、溶解分子(複数を含
む)次第ではあるが、例えば、水溶液ストリッピング溶
液によって固定化液膜から回収することができるし、又
は蒸発によって、蒸散によって、又は活性勾配が確立さ
れる他の手段によって、例えば、反応劣化によって除か
れる。好ましい実際においては、ストリッピング溶液に
入った溶解分子種は、非浸透性の形に転化され、従って
ストリッピング溶液に保持されることになる。このよう
な方法によって、少量のストリッピング溶液を用いて比
較的大量の水溶液を効率的に処理することが可能とな
る。従って、本発明の膜と方法とは、水質汚濁防止の分
野で特に適用性がある。もっとも、本発明はそのような
適用例に限定されるものではない。
【0013】固定化液膜として特に疎水性のオリゴマー
又はポリマー液を使用することによって、支持された液
膜間を有機薬剤、及び特に極性有機化合物が選択的かつ
高速に移動するようになるとともに、従来技術の液膜の
使用を限定してきた不安定性問題を実質的に克服するこ
とになった。本発明の術語においては、疎水性の、オリ
ゴマー又はポリマー液は、複数の、一般に交互する疎水
性領域と極性領域とを有するものであって、その結果該
液は、有機化合物、特に極性有機化合物に対して高い親
和力を有するとともに、該液は水に対して低い溶解度
(つまり、実質的に水に不溶)と水に対する低い相溶性
を示すものである。
又はポリマー液を使用することによって、支持された液
膜間を有機薬剤、及び特に極性有機化合物が選択的かつ
高速に移動するようになるとともに、従来技術の液膜の
使用を限定してきた不安定性問題を実質的に克服するこ
とになった。本発明の術語においては、疎水性の、オリ
ゴマー又はポリマー液は、複数の、一般に交互する疎水
性領域と極性領域とを有するものであって、その結果該
液は、有機化合物、特に極性有機化合物に対して高い親
和力を有するとともに、該液は水に対して低い溶解度
(つまり、実質的に水に不溶)と水に対する低い相溶性
を示すものである。
【0014】本明細書において使用する場合、特にオリ
ゴマー又はポリマー液に関して使用する場合の術語「疎
水性」は、該液が実質的に水に不溶であり、しかも水に
相溶性がないことを意味する。「水に不溶」とは、オリ
ゴマー又はポリマー液が、使用中に接触している水溶液
に殆ど不溶なので、水溶液流に溶解することなく長期間
にわたって微小細孔性支持体の細孔中に保持されている
ことを意味する。本発明の術語においては、長期間とい
う意味は、多くの要因に左右されるが、基本的には経済
性に立脚する変数である。特定の適用例次第であるが、
長期間とは、数時間から数週間の範囲になることがあ
る。上記疎水性液は、水溶液中に好ましくは約50ppm
未満、より好ましくは約30ppm 未満そして最も好まし
くは約10ppm 未満の量で溶解するものである。「水に
相溶性がない」とは、水が疎水性オリゴマー又はポリマ
ー液に対して極めて低い溶解度しか有しないので、使用
中に水が液膜を殆ど浸透していかないということを意味
する。好ましくは疎水性液に対する水の溶解度は、約1
0%未満、より好ましくは約5%未満でなければなら
ず、そして一般には約3%以下でなければならない。特
に好ましいオリゴマー又はポリマー液は、水のみなら
ず、水に極めて溶解性の高い分子種、例えば、無機塩も
当オリゴマー又はポリマー液に極めて低い溶解度を有す
るもの、である。水に不溶でありしかも水に非相溶であ
るというこの組み合わせの特性を示さない液は、本発明
の場合「疎水性」であるとは認められない。
ゴマー又はポリマー液に関して使用する場合の術語「疎
水性」は、該液が実質的に水に不溶であり、しかも水に
相溶性がないことを意味する。「水に不溶」とは、オリ
ゴマー又はポリマー液が、使用中に接触している水溶液
に殆ど不溶なので、水溶液流に溶解することなく長期間
にわたって微小細孔性支持体の細孔中に保持されている
ことを意味する。本発明の術語においては、長期間とい
う意味は、多くの要因に左右されるが、基本的には経済
性に立脚する変数である。特定の適用例次第であるが、
長期間とは、数時間から数週間の範囲になることがあ
る。上記疎水性液は、水溶液中に好ましくは約50ppm
未満、より好ましくは約30ppm 未満そして最も好まし
くは約10ppm 未満の量で溶解するものである。「水に
相溶性がない」とは、水が疎水性オリゴマー又はポリマ
ー液に対して極めて低い溶解度しか有しないので、使用
中に水が液膜を殆ど浸透していかないということを意味
する。好ましくは疎水性液に対する水の溶解度は、約1
0%未満、より好ましくは約5%未満でなければなら
ず、そして一般には約3%以下でなければならない。特
に好ましいオリゴマー又はポリマー液は、水のみなら
ず、水に極めて溶解性の高い分子種、例えば、無機塩も
当オリゴマー又はポリマー液に極めて低い溶解度を有す
るもの、である。水に不溶でありしかも水に非相溶であ
るというこの組み合わせの特性を示さない液は、本発明
の場合「疎水性」であるとは認められない。
【0015】本発明のもう一つの点は、本発明に有用な
疎水性の、オリゴマー又はポリマー液が、ポリ(両親媒
性)化合物として特性化することができることである。
ポリ(両親媒性)化合物という術語は、極性領域と疎水
性領域とを交互に有するオリゴマー又はポリマーの一族
をいう。極性と疎水性とのこれらの領域は、オリゴマー
又はポリマーの骨格に沿って交互に現れ、極性基及び疎
水基の両者が高密度に分子に含まれるようになってい
る。このようなポリ(両親媒性)化合物は、例えば、極
性有機モノマー、好ましくは水に僅少の溶解度しか有し
ないモノマーを温和にオリゴマー化又はポリマー化させ
ること、或いは疎水性オリゴマー又はポリマーを極性基
で官能化することによって、調製することができる。こ
のようなポリ(両親媒性)化合物を調製する手順及び技
法は当業に既知であるので特に記載する必要はない。更
にこのようなポリ(両親媒性)化合物は、数多くの業者
から市販されている。
疎水性の、オリゴマー又はポリマー液が、ポリ(両親媒
性)化合物として特性化することができることである。
ポリ(両親媒性)化合物という術語は、極性領域と疎水
性領域とを交互に有するオリゴマー又はポリマーの一族
をいう。極性と疎水性とのこれらの領域は、オリゴマー
又はポリマーの骨格に沿って交互に現れ、極性基及び疎
水基の両者が高密度に分子に含まれるようになってい
る。このようなポリ(両親媒性)化合物は、例えば、極
性有機モノマー、好ましくは水に僅少の溶解度しか有し
ないモノマーを温和にオリゴマー化又はポリマー化させ
ること、或いは疎水性オリゴマー又はポリマーを極性基
で官能化することによって、調製することができる。こ
のようなポリ(両親媒性)化合物を調製する手順及び技
法は当業に既知であるので特に記載する必要はない。更
にこのようなポリ(両親媒性)化合物は、数多くの業者
から市販されている。
【0016】一般法則として言えば、好適な疎水性の、
オリゴマー又はポリマーのポリ(両親媒性)化合物は、
以下のような繰り返し基:
オリゴマー又はポリマーのポリ(両親媒性)化合物は、
以下のような繰り返し基:
【化7】 を含有する。式中、Hy は、オリゴマー又はポリマーが
実質的に水に不溶並びに水に非相溶になるに十分な疎水
基であり、Xは、極性有機目的化合物に対する選択的な
親和力に寄与する極性基である。繰り返し数, n はオリ
ゴマー又はポリマー内の繰り返し基(例えば、モノマー
基)の平均数を示す数である。典型的には, n は少なく
とも3であり、通常は5と1000との間のどこかにあ
る数であり、10と200との間が最も多い。本発明の
重要な点は、このようなポリ(両親媒性)化合物の水に
対する溶解度が、このような化合物の分子量が増加する
につれて、つまり、n の値が増加するにつれて減少する
ということであり、またこれは、化合物の官能性を、化
合物の疎水性及び極性の相対値を含めて変えることな
く、達成されるということである。
実質的に水に不溶並びに水に非相溶になるに十分な疎水
基であり、Xは、極性有機目的化合物に対する選択的な
親和力に寄与する極性基である。繰り返し数, n はオリ
ゴマー又はポリマー内の繰り返し基(例えば、モノマー
基)の平均数を示す数である。典型的には, n は少なく
とも3であり、通常は5と1000との間のどこかにあ
る数であり、10と200との間が最も多い。本発明の
重要な点は、このようなポリ(両親媒性)化合物の水に
対する溶解度が、このような化合物の分子量が増加する
につれて、つまり、n の値が増加するにつれて減少する
ということであり、またこれは、化合物の官能性を、化
合物の疎水性及び極性の相対値を含めて変えることな
く、達成されるということである。
【0017】好適な疎水基としては、線形又は枝分かれ
アルキレン基、好ましくは3〜7個の炭素原子を有する
もの、及びフェニレニル基が挙げられ、このフェニレニ
ル基は他の実質的にヒドロカルビル基で全て置換されて
いるものでよい。例えば、式
アルキレン基、好ましくは3〜7個の炭素原子を有する
もの、及びフェニレニル基が挙げられ、このフェニレニ
ル基は他の実質的にヒドロカルビル基で全て置換されて
いるものでよい。例えば、式
【化8】 (式中、Rは炭素原子1〜4個のアルキル基)のアルキ
レン分子基、メチル(プロピレン)又はエチル(ブチレ
ン)が有用であることが証明されている。他のR置換基
としては、例えば、炭素原子4〜8のシクロアルキル及
びフェニルのようなアリール基、エンジルのようなアル
キルアリール及びトリールのようなアリールアルキル基
が挙げられる。好適な極性基(X)としては、エーテル
結合(−O−)、エステル結合(−OCO−)、カルボ
ニル基(−CO−)、ウレタン結合(−NR−COO
−)、尿素結合(−NR−CO−)、アミノ基(−NR
−)、ニトロ基(−NO2 )、スルフォン基(−SO2
−)、スルフォキシド基(−SO−)、フォスフィンオ
キシド基(>PO−) などを含有する基などが挙げられ
る。なお、Rは水素か上記に定義のものである。多く
の、異なる形式の、疎水領域と極性領域とを交互して含
有するオリゴマー及びポリマーも考えられる。例えば、
上記液体オリゴマー又はポリマーは、アミノ基とカルボ
ニル基とを共に有し、疎水基を交互に有するポリアミン
でよい。繰り返すモノマー基から成るオリゴマー及びポ
リマーに加えて、ポリマーの官能基部分、つまり、Xも
全ポリマーを水に不溶にするための疎水基に付加するこ
とができる。支配する条件は、疎水性の、オリゴマー及
びポリマーのポリ(両親媒性)化合物が、操作条件下に
上記のように実質的に水に不溶で、水に非相溶である液
体でなければならないということである。
レン分子基、メチル(プロピレン)又はエチル(ブチレ
ン)が有用であることが証明されている。他のR置換基
としては、例えば、炭素原子4〜8のシクロアルキル及
びフェニルのようなアリール基、エンジルのようなアル
キルアリール及びトリールのようなアリールアルキル基
が挙げられる。好適な極性基(X)としては、エーテル
結合(−O−)、エステル結合(−OCO−)、カルボ
ニル基(−CO−)、ウレタン結合(−NR−COO
−)、尿素結合(−NR−CO−)、アミノ基(−NR
−)、ニトロ基(−NO2 )、スルフォン基(−SO2
−)、スルフォキシド基(−SO−)、フォスフィンオ
キシド基(>PO−) などを含有する基などが挙げられ
る。なお、Rは水素か上記に定義のものである。多く
の、異なる形式の、疎水領域と極性領域とを交互して含
有するオリゴマー及びポリマーも考えられる。例えば、
上記液体オリゴマー又はポリマーは、アミノ基とカルボ
ニル基とを共に有し、疎水基を交互に有するポリアミン
でよい。繰り返すモノマー基から成るオリゴマー及びポ
リマーに加えて、ポリマーの官能基部分、つまり、Xも
全ポリマーを水に不溶にするための疎水基に付加するこ
とができる。支配する条件は、疎水性の、オリゴマー及
びポリマーのポリ(両親媒性)化合物が、操作条件下に
上記のように実質的に水に不溶で、水に非相溶である液
体でなければならないということである。
【0018】この定義に当てはまる、水に不溶、水に非
相溶で、本発明の固定化液膜を調製するのに使用するこ
とができる既知のオリゴマー及びポリマーはたくさんあ
る。疎水性の、オリゴマー及びポリマー液は天然品にし
ろ合成品にしろ蓋然的には使用できる。好適なオリゴマ
ー及びポリマー液の代表は、酸化ポリアルキレン、特に
ポリプロピレングリコール、ポリブチレングリコール、
ポリテトラメチレングリコール、ポリペンタメチレング
リコール、ポリヘキサメチレングリコール及びポリヘプ
タメチレングリコール、ポリエステル、ポリユリア、ポ
リウレタン、シリコン油(ポリジメチルシロキサンな
ど) などである。オリゴマー又はポリマーであることか
ら、これらの液体は、極めて低い蒸気圧を有しているの
で、事実上、通常の条件では非揮発性である。従って、
このような液体は取扱に安全であり、疎水性微小細孔支
持体からの蒸発損失は極めて少ない。
相溶で、本発明の固定化液膜を調製するのに使用するこ
とができる既知のオリゴマー及びポリマーはたくさんあ
る。疎水性の、オリゴマー及びポリマー液は天然品にし
ろ合成品にしろ蓋然的には使用できる。好適なオリゴマ
ー及びポリマー液の代表は、酸化ポリアルキレン、特に
ポリプロピレングリコール、ポリブチレングリコール、
ポリテトラメチレングリコール、ポリペンタメチレング
リコール、ポリヘキサメチレングリコール及びポリヘプ
タメチレングリコール、ポリエステル、ポリユリア、ポ
リウレタン、シリコン油(ポリジメチルシロキサンな
ど) などである。オリゴマー又はポリマーであることか
ら、これらの液体は、極めて低い蒸気圧を有しているの
で、事実上、通常の条件では非揮発性である。従って、
このような液体は取扱に安全であり、疎水性微小細孔支
持体からの蒸発損失は極めて少ない。
【0019】オリゴマー及びポリマー液はまた、かなり
粘稠であるので、比較的大きな静圧差下における多孔性
マトリックスからの物理的逸出(例えば、漏出又は浸
出)に対しては、従来技術の有機溶媒に較べて、より安
定性がある。オリゴマー及びポリマー液の粘度が極めて
大きく、単味のオリゴマー又はポリマー液を微小細孔支
持体の多孔マトリックスへ上手く担持させるのに障害に
なる場合は、担体溶媒を、米国特許第 4,973,434号明細
書に記載のように、必要に応じて用い、該液の低粘度の
溶液を作り、より粘稠のオリゴマー又はポリマー液を微
小細孔支持体の多孔マトリックスへ容易に担持させるこ
とができる。担体溶媒は、膜の細孔に実質的に純粋な液
体オリゴマー又はポリマーを残すために、その後、例え
ば、蒸発によって除かれることになろう。
粘稠であるので、比較的大きな静圧差下における多孔性
マトリックスからの物理的逸出(例えば、漏出又は浸
出)に対しては、従来技術の有機溶媒に較べて、より安
定性がある。オリゴマー及びポリマー液の粘度が極めて
大きく、単味のオリゴマー又はポリマー液を微小細孔支
持体の多孔マトリックスへ上手く担持させるのに障害に
なる場合は、担体溶媒を、米国特許第 4,973,434号明細
書に記載のように、必要に応じて用い、該液の低粘度の
溶液を作り、より粘稠のオリゴマー又はポリマー液を微
小細孔支持体の多孔マトリックスへ容易に担持させるこ
とができる。担体溶媒は、膜の細孔に実質的に純粋な液
体オリゴマー又はポリマーを残すために、その後、例え
ば、蒸発によって除かれることになろう。
【0020】ポリマー技術に熟達した者にはよく分かっ
ているように、このようなオリゴマー及びポリマー液の
粘度及び、ある程度は、水への溶解度並びに水への相溶
性は分子量によって強く影響されるのであるが、分子量
は、多くの場合必要に応じて変えることが可能であり、
膜の安定性や性能の向上に資するために液体オリゴマー
又はポリマーに望まれるこれらの性質を得ることができ
る。上記のように、このようなオリゴマー及びポリマー
液においては、分子量を増大させて、液の官能性に影響
を与えることなく、水への溶解度を下げることができ
る。液体ポリブチレングリコールの場合は、約1000
以上の分子量が満足的であることが証明されているが、
ポリプロピレングリコールに対しては、約2000以上
の分子量が満足的となるはずである。
ているように、このようなオリゴマー及びポリマー液の
粘度及び、ある程度は、水への溶解度並びに水への相溶
性は分子量によって強く影響されるのであるが、分子量
は、多くの場合必要に応じて変えることが可能であり、
膜の安定性や性能の向上に資するために液体オリゴマー
又はポリマーに望まれるこれらの性質を得ることができ
る。上記のように、このようなオリゴマー及びポリマー
液においては、分子量を増大させて、液の官能性に影響
を与えることなく、水への溶解度を下げることができ
る。液体ポリブチレングリコールの場合は、約1000
以上の分子量が満足的であることが証明されているが、
ポリプロピレングリコールに対しては、約2000以上
の分子量が満足的となるはずである。
【0021】特定の適用に当たっては、例えば、水溶液
から選択的に取り除こうとしている目的化合物(複数を
含む)に対する選択的親和力を最大にするように、そし
て目的化合物(複数を含む)が液膜を通過する移動速度
を最大にするようにオリゴマー又はポリマー液が選択さ
れ、或いは合成されるであろう。固定化液膜を形成する
のにオリゴマー又はポリマー液を用いる重要な利点は、
ポリマーの骨格に沿って多くの官能基を導入し、修飾し
て、オリゴマー又はポリマーの選択的親和力、及び液膜
を通過して移動させる目的の成分(典型的には極性有機
化合物) に対する移動速度を向上させることができると
いうことである。オリゴマー又はポリマー液をこのよう
に修飾すると、液膜を通過する移動速度と並んで目的成
分に対する選択性をも共に改善することができる。
から選択的に取り除こうとしている目的化合物(複数を
含む)に対する選択的親和力を最大にするように、そし
て目的化合物(複数を含む)が液膜を通過する移動速度
を最大にするようにオリゴマー又はポリマー液が選択さ
れ、或いは合成されるであろう。固定化液膜を形成する
のにオリゴマー又はポリマー液を用いる重要な利点は、
ポリマーの骨格に沿って多くの官能基を導入し、修飾し
て、オリゴマー又はポリマーの選択的親和力、及び液膜
を通過して移動させる目的の成分(典型的には極性有機
化合物) に対する移動速度を向上させることができると
いうことである。オリゴマー又はポリマー液をこのよう
に修飾すると、液膜を通過する移動速度と並んで目的成
分に対する選択性をも共に改善することができる。
【0022】実際のところ、本発明の液膜は、回収に使
われ得るばかりではなく、物理的性質、例えば、疎水
性、水素結合能力、pKによって示されるような水溶液に
おける解離度などの差に基づいて、水溶液中の他の有機
化合物から一種又はそれ以上の有機化合物を分離するの
にも使われ得るのである。
われ得るばかりではなく、物理的性質、例えば、疎水
性、水素結合能力、pKによって示されるような水溶液に
おける解離度などの差に基づいて、水溶液中の他の有機
化合物から一種又はそれ以上の有機化合物を分離するの
にも使われ得るのである。
【0023】さて、発見されたところによると、既知の
オクタノール/水系と本発明のSLM/水の分配係数と
の間に相関関係が存在する。 化合物 K オクタノール/水 K PPG −4000/水 アクリル酸 1.35 5 フェノール 28.8 150 P−ニトロフェノール 77 300 トルエン 537 1000 この相関関係は、本発明の、支持された液膜の適用性を
決定する基礎を与える。例えば、EPA(アメリカ環境保護
局) のマニュアル(March 1990 Manual EPA/600/8-90/00
3)に記載の「表 1A. 主な化学品に対する水への溶解
度、蒸気圧、ヘンリー定数 Koc, 及びKow 」を参照され
たい。
オクタノール/水系と本発明のSLM/水の分配係数と
の間に相関関係が存在する。 化合物 K オクタノール/水 K PPG −4000/水 アクリル酸 1.35 5 フェノール 28.8 150 P−ニトロフェノール 77 300 トルエン 537 1000 この相関関係は、本発明の、支持された液膜の適用性を
決定する基礎を与える。例えば、EPA(アメリカ環境保護
局) のマニュアル(March 1990 Manual EPA/600/8-90/00
3)に記載の「表 1A. 主な化学品に対する水への溶解
度、蒸気圧、ヘンリー定数 Koc, 及びKow 」を参照され
たい。
【0024】発見されたところによると、式
【化9】H〔O−R1 〕n OH (式中、R1 は炭素原子3〜7個の線形アルキレンであ
るか、又は式
るか、又は式
【化10】 (式中、Rは上記に定義のもので、(Rはこの場合水素
ではあり得ない))の置換アルキレン基であり、そして
n は5〜1000である)を有するポリアルキレングリ
コール(ポリアルキレンオキサイド)、そして特にポリ
プロピレンとポリブチレングリコールが、極性化合物及
びフェノール並びに関連化合物、例えば、フェノール、
ニトロフェノール、ニトロアニリンなどに対して特に強
い親和力を有し、水溶液からこのような化合物を除去す
るのに特に有用である。これらの化合物に対する分配係
数、つまり、ポリアルキレングリコール相における該化
合物の濃度の、平衡条件下に接触している水溶液相にお
ける該化合物の濃度に対する商又は比は、約150から
500以上の範囲になる。これらの高分配係数は、有機
化合物とポリ(両親媒性)オリゴマー及びポリマー液と
の間の生起した水素結合及び疎水相互反応の結果である
と考えられる。
ではあり得ない))の置換アルキレン基であり、そして
n は5〜1000である)を有するポリアルキレングリ
コール(ポリアルキレンオキサイド)、そして特にポリ
プロピレンとポリブチレングリコールが、極性化合物及
びフェノール並びに関連化合物、例えば、フェノール、
ニトロフェノール、ニトロアニリンなどに対して特に強
い親和力を有し、水溶液からこのような化合物を除去す
るのに特に有用である。これらの化合物に対する分配係
数、つまり、ポリアルキレングリコール相における該化
合物の濃度の、平衡条件下に接触している水溶液相にお
ける該化合物の濃度に対する商又は比は、約150から
500以上の範囲になる。これらの高分配係数は、有機
化合物とポリ(両親媒性)オリゴマー及びポリマー液と
の間の生起した水素結合及び疎水相互反応の結果である
と考えられる。
【0025】もう一つ別の態様においては、疎水性液と
高い相溶性があり、目的化合物に対する強い親和力を示
す低分子量物質を包含する担体剤を、上記のオリゴマー
及びポリマー液と混ぜ合わせて、目的成分に対する選択
性及び/又はその液膜通過速度を向上させることができ
る。例えば、水溶液から極性化合物である酢酸を除去す
る場合では目的化合物酢酸の透過性を改良するためにト
リオクチルホスフィンオキシドを該疎水性液へ添加する
ことができる。特定の適用に用いることが可能な、他の
低分子量担体剤は、当業者には明らかとなろう。このよ
うな場合、液体オリゴマー及びポリマーの化学修飾を行
うと、固定化液膜から担体剤の損失が起こる速度を遅く
させるため担体剤(複数を含む) に対するポリマー液に
親和力を向上させるのに役立たせることもできる。担体
剤のオリゴマー又はポリマー液に対する添加比率は、疎
水性支持体の細孔に固定化される液体の粘度及び揮発特
性が悪影響を受けないことと、液膜からの蒸発又はその
他の分離現象による担体の損失が起こらないようにする
ように定める。
高い相溶性があり、目的化合物に対する強い親和力を示
す低分子量物質を包含する担体剤を、上記のオリゴマー
及びポリマー液と混ぜ合わせて、目的成分に対する選択
性及び/又はその液膜通過速度を向上させることができ
る。例えば、水溶液から極性化合物である酢酸を除去す
る場合では目的化合物酢酸の透過性を改良するためにト
リオクチルホスフィンオキシドを該疎水性液へ添加する
ことができる。特定の適用に用いることが可能な、他の
低分子量担体剤は、当業者には明らかとなろう。このよ
うな場合、液体オリゴマー及びポリマーの化学修飾を行
うと、固定化液膜から担体剤の損失が起こる速度を遅く
させるため担体剤(複数を含む) に対するポリマー液に
親和力を向上させるのに役立たせることもできる。担体
剤のオリゴマー又はポリマー液に対する添加比率は、疎
水性支持体の細孔に固定化される液体の粘度及び揮発特
性が悪影響を受けないことと、液膜からの蒸発又はその
他の分離現象による担体の損失が起こらないようにする
ように定める。
【0026】本発明に使用するのに好適な微小細孔支持
体及びその調製方法は、当業に周知であり、詳細には述
べる必要はない。この点に関しては、米国特許第 3,42
6,754号、第 3,801,404号、第 3,802,444号、第 3,839,
516号、第 3,843,761号、第3,843,762 号、第 3,920,78
5号、第 4,055,696号、第 4,255,376号、第 4,257,997
号、第 4,359,510号、第 4,405,688号及び第 4,438,185
号各明細書を参照されたい。なおこれらの明細書に開示
の内容を本明細書に参考文献として引用する。広く言え
ば、開放したセルが、互いに入り組んだ構造を有する疎
水性微小細孔物質は、つまり水で自動的に濡れない物質
は、どんなも物質でも本発明に使用することができる。
該膜は、目的化合物(複数を含む) を効率的に移動する
ことが出来る限りは最小の細孔径を有し、そして適当な
機械的一体性を有する限りは最大の空隙率及び最小の厚
さを有すべきである。該膜支持体も、水溶液の原料又は
廃棄溶液、強酸又は強塩基の可能性のあるストリッピン
グ用水溶液、オリゴマー又はポリマー液膜に対して、並
びに特定の適用下において遭遇する可能性のある他の条
件に対して化学的に安定な物質で構成される必要があ
る。このような物質を挙げてみると、ポリオレフィン、
ポリスルフォン、ポリテトラフルオロ−エチレン、ポリ
スチレン、ポリカーボネートなどである。
体及びその調製方法は、当業に周知であり、詳細には述
べる必要はない。この点に関しては、米国特許第 3,42
6,754号、第 3,801,404号、第 3,802,444号、第 3,839,
516号、第 3,843,761号、第3,843,762 号、第 3,920,78
5号、第 4,055,696号、第 4,255,376号、第 4,257,997
号、第 4,359,510号、第 4,405,688号及び第 4,438,185
号各明細書を参照されたい。なおこれらの明細書に開示
の内容を本明細書に参考文献として引用する。広く言え
ば、開放したセルが、互いに入り組んだ構造を有する疎
水性微小細孔物質は、つまり水で自動的に濡れない物質
は、どんなも物質でも本発明に使用することができる。
該膜は、目的化合物(複数を含む) を効率的に移動する
ことが出来る限りは最小の細孔径を有し、そして適当な
機械的一体性を有する限りは最大の空隙率及び最小の厚
さを有すべきである。該膜支持体も、水溶液の原料又は
廃棄溶液、強酸又は強塩基の可能性のあるストリッピン
グ用水溶液、オリゴマー又はポリマー液膜に対して、並
びに特定の適用下において遭遇する可能性のある他の条
件に対して化学的に安定な物質で構成される必要があ
る。このような物質を挙げてみると、ポリオレフィン、
ポリスルフォン、ポリテトラフルオロ−エチレン、ポリ
スチレン、ポリカーボネートなどである。
【0027】これらの記載条件を満足する微小細孔膜
は、幾つかの発売元から商業的に入手可能であり、当業
者には周知である。このような物質においては、各微小
細孔は、曲がりくねった通路で相互につながっており、
曲がった通路は膜表面又は表面領域の一から他へと伸び
ている。市販の微小細孔物質の細孔は、有効径約0.0
2〜2ミクロンの範囲に入るのが大部分である。もっと
も各細孔の径は上記の平均細孔径とは相当に異なること
が多い。下は0.01ミクロンから上は10ミクロンの
細孔も珍しくはなく、特定の細孔径も厳密には臨界的で
はない。平均細孔径約0.1μを有する微小細孔物質を
用いると、分子量約4000のプロピレングリコールを
用いて安定な液膜が得られる。
は、幾つかの発売元から商業的に入手可能であり、当業
者には周知である。このような物質においては、各微小
細孔は、曲がりくねった通路で相互につながっており、
曲がった通路は膜表面又は表面領域の一から他へと伸び
ている。市販の微小細孔物質の細孔は、有効径約0.0
2〜2ミクロンの範囲に入るのが大部分である。もっと
も各細孔の径は上記の平均細孔径とは相当に異なること
が多い。下は0.01ミクロンから上は10ミクロンの
細孔も珍しくはなく、特定の細孔径も厳密には臨界的で
はない。平均細孔径約0.1μを有する微小細孔物質を
用いると、分子量約4000のプロピレングリコールを
用いて安定な液膜が得られる。
【0028】上記のように、空隙率は、支持体全体に開
かれた網目状の通路(開放細孔構造)を構成するように
十分に大きくなければならない。典型的には、市販の微
小細孔膜支持体は約30〜80%の空隙率を有するが、
セルガード(CelgardTM) 膜のような等方性膜に対する、
より通常な空隙率は約40〜50%の範囲である。空隙
率は、基板物質の容積分率でなく、空隙となっている膜
の容積分率(%で表示)として定義される。空隙率は、
別のやり方では、物質の嵩密度を参照して決めることも
できる。好適な微小細孔物質は、セル構造を有しない同
じポリマー物質の嵩密度よりも低い嵩密度を有するであ
ろう。嵩密度とは、その単位全容量当たりの物質の重量
を言うのであるが、全容量とは、置換された流体の容積
であり、水銀のような流体は表面張力を示すので、該流
体が物質の微小細孔へ流れ込むのは防止される。1949年
刊行のカーク・オスマー著の化学技術百科辞典第4巻の
892頁(Kirk-Othmer Encyclopedia of Chemical Tech
nology, Vol. 4, page 892(1946)) の水銀法密度計を参
照のこと。
かれた網目状の通路(開放細孔構造)を構成するように
十分に大きくなければならない。典型的には、市販の微
小細孔膜支持体は約30〜80%の空隙率を有するが、
セルガード(CelgardTM) 膜のような等方性膜に対する、
より通常な空隙率は約40〜50%の範囲である。空隙
率は、基板物質の容積分率でなく、空隙となっている膜
の容積分率(%で表示)として定義される。空隙率は、
別のやり方では、物質の嵩密度を参照して決めることも
できる。好適な微小細孔物質は、セル構造を有しない同
じポリマー物質の嵩密度よりも低い嵩密度を有するであ
ろう。嵩密度とは、その単位全容量当たりの物質の重量
を言うのであるが、全容量とは、置換された流体の容積
であり、水銀のような流体は表面張力を示すので、該流
体が物質の微小細孔へ流れ込むのは防止される。1949年
刊行のカーク・オスマー著の化学技術百科辞典第4巻の
892頁(Kirk-Othmer Encyclopedia of Chemical Tech
nology, Vol. 4, page 892(1946)) の水銀法密度計を参
照のこと。
【0029】微小細孔質の膜支持体の細孔は、オリゴマ
ー又はポリマー液を毛細管作用によって保持するような
大きさにする必要がある。細孔径と空隙率とを適当に組
み合わせると、オリゴマー又はポリマー液を多孔性マト
リックス内に担持させることが容易に行えるが、毛細管
力は、液膜を使用している時に支持体からオリゴマー又
はポリマー液が逸出するのを抑える程度に十分強い状態
とする。
ー又はポリマー液を毛細管作用によって保持するような
大きさにする必要がある。細孔径と空隙率とを適当に組
み合わせると、オリゴマー又はポリマー液を多孔性マト
リックス内に担持させることが容易に行えるが、毛細管
力は、液膜を使用している時に支持体からオリゴマー又
はポリマー液が逸出するのを抑える程度に十分強い状態
とする。
【0030】支持体の空隙率は、その断面積に対して均
一な場合が多いが、別の態様においては、疎水性の微小
細孔質の膜支持体が非対照性空隙率を有するものでも差
し支えない。例えば、支持体の表面領域が、主マトリッ
クス領域より小さな細孔及び/又はより低い空隙率を有
し、主領域の大きな空隙率のおかげで目的成分の移動が
容易になることも差し支えない。このような構成を用い
ると、均一な空隙率の膜支持体に対比して、より高い移
動速度が得られる可能性がある。このような構成を満足
させる非対照ポリスルフォンの一つは、米国特許第 5,0
30,672号明細書に開示されているので、この明細書の開
示内容を参考文献として引用するものとする。
一な場合が多いが、別の態様においては、疎水性の微小
細孔質の膜支持体が非対照性空隙率を有するものでも差
し支えない。例えば、支持体の表面領域が、主マトリッ
クス領域より小さな細孔及び/又はより低い空隙率を有
し、主領域の大きな空隙率のおかげで目的成分の移動が
容易になることも差し支えない。このような構成を用い
ると、均一な空隙率の膜支持体に対比して、より高い移
動速度が得られる可能性がある。このような構成を満足
させる非対照ポリスルフォンの一つは、米国特許第 5,0
30,672号明細書に開示されているので、この明細書の開
示内容を参考文献として引用するものとする。
【0031】薄い膜を用いると、複合液膜を通過する目
的成分の移動速度が高くなろう。しかし、膜の安定性及
び支持体の強度を考えると、このアプローチを性能向上
に用いることができる程度が限定される。典型的には、
商用の膜支持体(壁)厚さは10〜200ミクロンの範
囲である。
的成分の移動速度が高くなろう。しかし、膜の安定性及
び支持体の強度を考えると、このアプローチを性能向上
に用いることができる程度が限定される。典型的には、
商用の膜支持体(壁)厚さは10〜200ミクロンの範
囲である。
【0032】本発明の微小細孔支持体として有用な疎水
性微小細孔フィルムの好ましい一つは、ノースカロライ
ナ州サウスポイントのヘキストセラニーズ社(Hoechst C
elanese Corporation)のヘキストセラニーズ分離製品事
業部(Hoechst Celanese Separations Products Divisio
n)から市販されているセルガードTMポリプロピレン材で
ある。このような微小細孔材料は、シート状もしくは微
小細孔質中空ファイバーとして入手可能である。他の有
用な材料としては、パーフルオロカーボンポリマー、特
にデラウエアー州ニューアークのゴア社(W.L.Gore & A
ssociates, Inc.)の商標ゴアテックス(GoretexTM) とし
て示される形式のものと、アキュレル(AccurelTM) とい
う 商標の下にアクゾー社(Akzo N.V.) から市販のポリ
プロピレン中空ファイバーである。
性微小細孔フィルムの好ましい一つは、ノースカロライ
ナ州サウスポイントのヘキストセラニーズ社(Hoechst C
elanese Corporation)のヘキストセラニーズ分離製品事
業部(Hoechst Celanese Separations Products Divisio
n)から市販されているセルガードTMポリプロピレン材で
ある。このような微小細孔材料は、シート状もしくは微
小細孔質中空ファイバーとして入手可能である。他の有
用な材料としては、パーフルオロカーボンポリマー、特
にデラウエアー州ニューアークのゴア社(W.L.Gore & A
ssociates, Inc.)の商標ゴアテックス(GoretexTM) とし
て示される形式のものと、アキュレル(AccurelTM) とい
う 商標の下にアクゾー社(Akzo N.V.) から市販のポリ
プロピレン中空ファイバーである。
【0033】ポリプロピレンマイクロフィルター膜(セ
ルガードTM2400)を分子量約4000のポリプロピ
レンで含浸することによって調製された固定化液膜は、
20%NaCl含有の水溶液に一面を、そして純水もし
くは低伝導度水溶液に他面を曝した時に一週間を超える
間その一体性を保った。この液膜は、ほとんど塩を通過
させず、水の移動(拡散)もほとんど示されなかった。
ルガードTM2400)を分子量約4000のポリプロピ
レンで含浸することによって調製された固定化液膜は、
20%NaCl含有の水溶液に一面を、そして純水もし
くは低伝導度水溶液に他面を曝した時に一週間を超える
間その一体性を保った。この液膜は、ほとんど塩を通過
させず、水の移動(拡散)もほとんど示されなかった。
【0034】本発明の固定化液膜は、微小細孔支持体と
水に不溶のオリゴマー又はポリマー液とを接触させるこ
とによって容易に調製できることが多い。これらは相互
に疎水性であるが故に、液体は該支持体を容易に湿潤
し、多孔質マトリックス内に吸収される。例えば、中空
ファイバー微小細孔支持体の場合は、固定化液膜は、フ
ァイバーの束にオリゴマー又はポリマー液を満たし、そ
の後で適当な接触時間約10分後に水又は他の非相溶性
液でゆすぎ、過剰のオリゴマー又はポリマーを除くこと
によって単純に調製することができる。別法としては、
前記膜をオリゴマー又はポリマーの溶液と、例えば、ポ
ンプ輸送を可能とするためにエタノール中にオリゴマー
又はポリマー(例えば、PPG )50重量%とした溶液と
接触させることもできる。溶媒(アルコール)は次いで
空気ストリップ又は真空乾燥で除かれる。
水に不溶のオリゴマー又はポリマー液とを接触させるこ
とによって容易に調製できることが多い。これらは相互
に疎水性であるが故に、液体は該支持体を容易に湿潤
し、多孔質マトリックス内に吸収される。例えば、中空
ファイバー微小細孔支持体の場合は、固定化液膜は、フ
ァイバーの束にオリゴマー又はポリマー液を満たし、そ
の後で適当な接触時間約10分後に水又は他の非相溶性
液でゆすぎ、過剰のオリゴマー又はポリマーを除くこと
によって単純に調製することができる。別法としては、
前記膜をオリゴマー又はポリマーの溶液と、例えば、ポ
ンプ輸送を可能とするためにエタノール中にオリゴマー
又はポリマー(例えば、PPG )50重量%とした溶液と
接触させることもできる。溶媒(アルコール)は次いで
空気ストリップ又は真空乾燥で除かれる。
【0035】同様に、劣化した膜の再生は、膜支持体を
揮発性溶媒、例えば、ポリプロピレングリコール液膜の
場合アルコールで洗浄し、残余のオリゴマー又はポリマ
ー液を除き、その後で更に追加の液と接触させて支持体
に吸収させることによって容易に達成される。本発明の
複合液膜の調製及び再生が一般に簡単であるということ
は、容易にその場で再生することができない膜を使うこ
とに比較して、特定の適用にての必要要件とされる膜安
定性を、ある程度は気にしなくて済むようにする。
揮発性溶媒、例えば、ポリプロピレングリコール液膜の
場合アルコールで洗浄し、残余のオリゴマー又はポリマ
ー液を除き、その後で更に追加の液と接触させて支持体
に吸収させることによって容易に達成される。本発明の
複合液膜の調製及び再生が一般に簡単であるということ
は、容易にその場で再生することができない膜を使うこ
とに比較して、特定の適用にての必要要件とされる膜安
定性を、ある程度は気にしなくて済むようにする。
【0036】本発明の固定化液膜は、低濃度の低分子量
有機化合物、特に極性有機化合物、例えば、アルコー
ル、フェノールや置換フェノールを含むフェノール化合
物、カルボン酸を含む有機酸、芳香族アミンを含む有機
アミン、ケトン、アルデヒド、エステル、有機ニトリル
などを、液膜を通過することができない無機塩を高濃度
に含有する水溶液から選択的に除去するのに特に有用で
ある。そのような流れは、有機合成のために酸−塩基化
学がふんだんに使用されているので、産業に共通の廃棄
物問題を投げかける。塩が存在すると処理法の選択が複
雑化し、従って廃棄コストが増大する。本発明は、これ
らに直接的な解決を与えるものである。本発明の固定化
複合オリゴマー又はポリマー液膜は、水及び特に水に易
溶の物質、例えば、無機塩及びイオン性有機分子種に対
して効果的に不浸透性である理由で選択される。そのよ
うな液膜の液は、低分子量の非イオン性有機化合物、特
に極性有機化合物を容易に移動させることができる。更
に、上記のように、本発明を用いれば、多くの有機分子
種の物性に基づいて、水性媒体中の他の有機化合物から
極性有機化合物を選択的に分離する方法が得られる。
有機化合物、特に極性有機化合物、例えば、アルコー
ル、フェノールや置換フェノールを含むフェノール化合
物、カルボン酸を含む有機酸、芳香族アミンを含む有機
アミン、ケトン、アルデヒド、エステル、有機ニトリル
などを、液膜を通過することができない無機塩を高濃度
に含有する水溶液から選択的に除去するのに特に有用で
ある。そのような流れは、有機合成のために酸−塩基化
学がふんだんに使用されているので、産業に共通の廃棄
物問題を投げかける。塩が存在すると処理法の選択が複
雑化し、従って廃棄コストが増大する。本発明は、これ
らに直接的な解決を与えるものである。本発明の固定化
複合オリゴマー又はポリマー液膜は、水及び特に水に易
溶の物質、例えば、無機塩及びイオン性有機分子種に対
して効果的に不浸透性である理由で選択される。そのよ
うな液膜の液は、低分子量の非イオン性有機化合物、特
に極性有機化合物を容易に移動させることができる。更
に、上記のように、本発明を用いれば、多くの有機分子
種の物性に基づいて、水性媒体中の他の有機化合物から
極性有機化合物を選択的に分離する方法が得られる。
【0037】イオン化した有機溶質、そして特にイオン
化し得る極性化合物の場合、フェノール化合物を含め
て、水溶液の pH はどんな特定条件においても分配係数
に相当な影響を与える。最良の結果は、最初に水溶液の
pH を、必要に応じて、目的とする溶質化合物の pKaよ
り pH 約1単位以上だけ下の pH に調整した後で分離を
行うことによって得られる。溶質の pKaとは、溶質化合
物が水溶液に50%イオン化した時の pH である。この
意図は、原料水溶液中に溶質化合物が主として非イオン
形にて存在する pH 条件を確立することにある。実際、
水溶液の pH を各有機分子種の pKa値の間になるように
調整することによって、イオン化可能の有機化合物に一
つを他の化合物から分離する高い選択性を得ることが可
能である。この技法は、以下の実施例27にて説明され
る。
化し得る極性化合物の場合、フェノール化合物を含め
て、水溶液の pH はどんな特定条件においても分配係数
に相当な影響を与える。最良の結果は、最初に水溶液の
pH を、必要に応じて、目的とする溶質化合物の pKaよ
り pH 約1単位以上だけ下の pH に調整した後で分離を
行うことによって得られる。溶質の pKaとは、溶質化合
物が水溶液に50%イオン化した時の pH である。この
意図は、原料水溶液中に溶質化合物が主として非イオン
形にて存在する pH 条件を確立することにある。実際、
水溶液の pH を各有機分子種の pKa値の間になるように
調整することによって、イオン化可能の有機化合物に一
つを他の化合物から分離する高い選択性を得ることが可
能である。この技法は、以下の実施例27にて説明され
る。
【0038】使用に際しては、本発明の固定化オリゴマ
ー又はポリマー液膜を、二種の液、例えば、二種の水溶
液の間に位置させることができる。溶液の一、例えば、
目的有機化合物又は抽出すべき化合物を含有する廃棄水
溶液流が該液膜の一面に接触し、ストリッピング水溶液
が他の面に接して、目的化合物が液膜を拡散した後でそ
れを受容する。ストリッピング溶液は、受動モード、つ
まり液膜からの目的化合物の移動の駆動力が単純に希釈
であるモードでも、又は能動モード、つまり目的化合物
が液膜からストリッピング液へ通過する際に化学的に変
化するモードのいずれでも操作することができる。目的
化合物の化学変化は、 pH 制御からのような、イオン化
状態の変化、又は触媒或いは生物学的に引き起こされた
変化程度に単純であって差し支えない。例えば、フェノ
ール化合物は、ストリッピング水溶液中のアルカリ物質
を用いる pH 制御によってそのフェネート塩へと転化す
ることができる。
ー又はポリマー液膜を、二種の液、例えば、二種の水溶
液の間に位置させることができる。溶液の一、例えば、
目的有機化合物又は抽出すべき化合物を含有する廃棄水
溶液流が該液膜の一面に接触し、ストリッピング水溶液
が他の面に接して、目的化合物が液膜を拡散した後でそ
れを受容する。ストリッピング溶液は、受動モード、つ
まり液膜からの目的化合物の移動の駆動力が単純に希釈
であるモードでも、又は能動モード、つまり目的化合物
が液膜からストリッピング液へ通過する際に化学的に変
化するモードのいずれでも操作することができる。目的
化合物の化学変化は、 pH 制御からのような、イオン化
状態の変化、又は触媒或いは生物学的に引き起こされた
変化程度に単純であって差し支えない。例えば、フェノ
ール化合物は、ストリッピング水溶液中のアルカリ物質
を用いる pH 制御によってそのフェネート塩へと転化す
ることができる。
【0039】別のアプローチにおいては、液膜のストリ
ッピング側を、真空下に置いたり、又はガス、好ましく
は不活性の、例えば、空気や窒素で吹いて、目的化合物
を蒸発によって除去することができる。この技法は、本
発明に使用されるオリゴマー又はポリマー液の揮発性が
極めて低いという事実から可能となるのである。明らか
にこのアプローチは、当業では蒸散と呼ばれているもの
であるが、目的化合物が十分な揮発性を示す事例におい
てのみ有用である。
ッピング側を、真空下に置いたり、又はガス、好ましく
は不活性の、例えば、空気や窒素で吹いて、目的化合物
を蒸発によって除去することができる。この技法は、本
発明に使用されるオリゴマー又はポリマー液の揮発性が
極めて低いという事実から可能となるのである。明らか
にこのアプローチは、当業では蒸散と呼ばれているもの
であるが、目的化合物が十分な揮発性を示す事例におい
てのみ有用である。
【0040】有用な態様の一つにおいて、目的化合物
(複数を含む)を含有する水溶液が、ハウジング内に支
持された微小細孔壁を有する長い中空ファイバーの束を
通って循環され、該ファイバー壁には水に不溶で水に非
相溶のオリゴマー又はポリマー液が吸収されており、そ
してストリッピング溶液がファイバーの外側に循環され
ている。別の態様においては、当業ではプレート・フレ
ーム構造と呼ばれているものであるが、少なくとも一枚
の固定化液膜が、フィルムの形で、液体が漏れないハウ
ジング内に納められ、該ハウジングの内部を少なくとも
二つの室、原料水溶液室とストリッピング液室へと分割
する。固定化液膜によって二つの室の間の連絡が達成さ
れる。上記二つの構成において、ハウジングには入口及
び出口又は分岐管が備えられ、原料水溶液及びストリッ
ピング溶液をそれぞれ導入したり、排出したり出来るよ
うにしている。
(複数を含む)を含有する水溶液が、ハウジング内に支
持された微小細孔壁を有する長い中空ファイバーの束を
通って循環され、該ファイバー壁には水に不溶で水に非
相溶のオリゴマー又はポリマー液が吸収されており、そ
してストリッピング溶液がファイバーの外側に循環され
ている。別の態様においては、当業ではプレート・フレ
ーム構造と呼ばれているものであるが、少なくとも一枚
の固定化液膜が、フィルムの形で、液体が漏れないハウ
ジング内に納められ、該ハウジングの内部を少なくとも
二つの室、原料水溶液室とストリッピング液室へと分割
する。固定化液膜によって二つの室の間の連絡が達成さ
れる。上記二つの構成において、ハウジングには入口及
び出口又は分岐管が備えられ、原料水溶液及びストリッ
ピング溶液をそれぞれ導入したり、排出したり出来るよ
うにしている。
【0041】以下の実施例は、本発明を特定的に説明す
るために示されるものであり、本発明を限定する目的の
ものではない。本発明の範囲を定めるには、前記の特許
請求の範囲を参照されたい。これらの実施例では、多く
の目的化合物の移動初期速度は1.0mg/hr−cm
2 以上が一般であり、2.0mg/hr−cm2 以上が
多い。これらの高移動速度と、終始一貫して12時間を
超え、一般に24時間を超え、そして多くは48時間を超
える該複合膜の安定性を組み合わせることにより、選択
的物質移動に対する特に効果的なシステムが得られる。
るために示されるものであり、本発明を限定する目的の
ものではない。本発明の範囲を定めるには、前記の特許
請求の範囲を参照されたい。これらの実施例では、多く
の目的化合物の移動初期速度は1.0mg/hr−cm
2 以上が一般であり、2.0mg/hr−cm2 以上が
多い。これらの高移動速度と、終始一貫して12時間を
超え、一般に24時間を超え、そして多くは48時間を超
える該複合膜の安定性を組み合わせることにより、選択
的物質移動に対する特に効果的なシステムが得られる。
【0042】
【実施例1】平板シート状の微細孔ポリプロピレン膜
(セルガード2400, 空隙率38%、平均細孔径0.
05ミクロン、厚さ25ミクロン)をダウケミカル社(D
ow Chemical Company)から入手のポリプロピレングリコ
ール(PPG) 分子量4000で湿潤した。やり方として
は、膜にPPG を数滴たらして塗り広げた。膜はPPG が接
触すると極めて容易にPPG を吸収し、PPG で完全に飽和
されると透明になった。半透明から透明フィルムへのこ
の変化は、液膜の状態を可視的に決定するのに便利に用
いることができる。過剰のPPG を拭い去り、固定化PPG
付きの膜の使用準備が整った。この膜は、PPG が実際上
非揮発性であるので、空気中で室温にて数カ月も取り扱
ったり、貯蔵したりすることができる。同じ湿潤手順
を、中空ファイバー膜に使用することができる。モジュ
ール形においては、ファイバーの束の中にPPG を緩やか
にポンプで送ることによって、湿潤することができる。
ファイバーに残された過剰のPPG は、その後ファイバー
の管内側に空気を吹いたり、又は水を流したりすること
によって除去することができる。
(セルガード2400, 空隙率38%、平均細孔径0.
05ミクロン、厚さ25ミクロン)をダウケミカル社(D
ow Chemical Company)から入手のポリプロピレングリコ
ール(PPG) 分子量4000で湿潤した。やり方として
は、膜にPPG を数滴たらして塗り広げた。膜はPPG が接
触すると極めて容易にPPG を吸収し、PPG で完全に飽和
されると透明になった。半透明から透明フィルムへのこ
の変化は、液膜の状態を可視的に決定するのに便利に用
いることができる。過剰のPPG を拭い去り、固定化PPG
付きの膜の使用準備が整った。この膜は、PPG が実際上
非揮発性であるので、空気中で室温にて数カ月も取り扱
ったり、貯蔵したりすることができる。同じ湿潤手順
を、中空ファイバー膜に使用することができる。モジュ
ール形においては、ファイバーの束の中にPPG を緩やか
にポンプで送ることによって、湿潤することができる。
ファイバーに残された過剰のPPG は、その後ファイバー
の管内側に空気を吹いたり、又は水を流したりすること
によって除去することができる。
【0043】
【実施例2】実施例 1に従って調製した平板シート状固
定化液膜を、二つのセル室の間に挟んだ。膜の表面積は
8cm2 であった。一つのセル室は、濃度4000mg
/lのパラ -ニトロフェノール(PNP) と20重量% KClを
含有した。他の室は、ストリップ用水溶液として0.1
N NaOHを含有した。両液はポンプで循環した。膜
の左右の側の液の全容量は、100mlであった。この
系の温度は室温であった。両室のPNP 濃度は、分光光度
法を用いて定期的に測定を行った。PNP が膜を通過して
移動する初期速度は、膜面積平方センチ当たり約5ミリ
グラム/時であった。一晩操作を行うと、系はPNP 分布
に関して平衡に達した。廃棄側のPNP 濃度は約3mg/
lに落ちたが、苛性液側は約3800mg/lで、濃度
差は、1000倍もあった。苛性ストリップ溶液の塩素
含有率は、PPG 液膜の通過するKCl のいい指標である
が、僅か0.049g/lであることが見出された。一
方これに比較して廃棄側は100g/lを超える濃度で
あった。これは、PNP/KCl 分配係数にして少なくとも2
000に対応する。分配係数とは、PNP 濃度/KCl濃度の
ストリッピング側比のPNP 濃度/KCl濃度の廃棄側の比に
対する商又は割合として定義される。
定化液膜を、二つのセル室の間に挟んだ。膜の表面積は
8cm2 であった。一つのセル室は、濃度4000mg
/lのパラ -ニトロフェノール(PNP) と20重量% KClを
含有した。他の室は、ストリップ用水溶液として0.1
N NaOHを含有した。両液はポンプで循環した。膜
の左右の側の液の全容量は、100mlであった。この
系の温度は室温であった。両室のPNP 濃度は、分光光度
法を用いて定期的に測定を行った。PNP が膜を通過して
移動する初期速度は、膜面積平方センチ当たり約5ミリ
グラム/時であった。一晩操作を行うと、系はPNP 分布
に関して平衡に達した。廃棄側のPNP 濃度は約3mg/
lに落ちたが、苛性液側は約3800mg/lで、濃度
差は、1000倍もあった。苛性ストリップ溶液の塩素
含有率は、PPG 液膜の通過するKCl のいい指標である
が、僅か0.049g/lであることが見出された。一
方これに比較して廃棄側は100g/lを超える濃度で
あった。これは、PNP/KCl 分配係数にして少なくとも2
000に対応する。分配係数とは、PNP 濃度/KCl濃度の
ストリッピング側比のPNP 濃度/KCl濃度の廃棄側の比に
対する商又は割合として定義される。
【0044】
【実施例2a】実施例2の方法を繰り返したが、0.1
N NaOHの代わりにストリップ溶液としてPEG-200
を用いた。PEG ポリマーは、PPG ポリマーと同じ官能性
を有するか、水により易溶である。PNP が膜を通過して
移動する初期速度は、実施例2で見出された速度よりも
高かった。廃溶液中のPNP 濃度は、4700 ppmから1
2 ppmへ約 8時間運転後に下がり、2日後には0.6 p
pmへ下がった。
N NaOHの代わりにストリップ溶液としてPEG-200
を用いた。PEG ポリマーは、PPG ポリマーと同じ官能性
を有するか、水により易溶である。PNP が膜を通過して
移動する初期速度は、実施例2で見出された速度よりも
高かった。廃溶液中のPNP 濃度は、4700 ppmから1
2 ppmへ約 8時間運転後に下がり、2日後には0.6 p
pmへ下がった。
【0045】
【実施例2b】実施例2の方法を繰り返したが、ストリ
ップ溶液は水に溶かした50重量% のPEG −200であ
った。PNP が膜を通過して移動する初期速度は、実施例
2で見出された速度と概略同じであった。廃溶液中のPN
P 濃度は、4449 ppmから192ppm へ約9時間運転
後に下がった。
ップ溶液は水に溶かした50重量% のPEG −200であ
った。PNP が膜を通過して移動する初期速度は、実施例
2で見出された速度と概略同じであった。廃溶液中のPN
P 濃度は、4449 ppmから192ppm へ約9時間運転
後に下がった。
【0046】
【実施例2c】実施例2の方法を繰り返したが、セルガ
ード支持体は、以下の構造:
ード支持体は、以下の構造:
【化11】 すなわち、カーバメート官能性を有する液膜で湿潤し
た。PNP が膜を通過して移動する初期速度はPPG 400
0を用いたものの二倍も速かった。廃溶液中のPNP濃度
は、4300 ppmから25ppm へ5.5時間運転後に下
がり、一晩では5 ppmへ下がった。
た。PNP が膜を通過して移動する初期速度はPPG 400
0を用いたものの二倍も速かった。廃溶液中のPNP濃度
は、4300 ppmから25ppm へ5.5時間運転後に下
がり、一晩では5 ppmへ下がった。
【0047】
【実施例2d】実施例2の方法を繰り返したが、廃溶液
は、約1800ppm のカプロン酸を含むものであった。
カプロン酸が膜を通過して移動する初期速度は、PPF −
4000を用いた場合と概略同じであった。廃溶液中の
カプロン酸濃度は、1800 ppmから13ppm へ23時
間運転後に下がった。
は、約1800ppm のカプロン酸を含むものであった。
カプロン酸が膜を通過して移動する初期速度は、PPF −
4000を用いた場合と概略同じであった。廃溶液中の
カプロン酸濃度は、1800 ppmから13ppm へ23時
間運転後に下がった。
【0048】
【実施例2e】実施例2の方法を繰り返したが、しか
し、セルガード支持体は、カスター油、つまり脂肪酸の
トリグリセリドで湿潤した。PNP が膜を通過して移動す
る初期速度は、PPG −4000を用いた場合の1/4で
あった。廃溶液中のPNP 濃度は、4272 ppmから4 p
pmへ96時間運転後に下がった。
し、セルガード支持体は、カスター油、つまり脂肪酸の
トリグリセリドで湿潤した。PNP が膜を通過して移動す
る初期速度は、PPG −4000を用いた場合の1/4で
あった。廃溶液中のPNP 濃度は、4272 ppmから4 p
pmへ96時間運転後に下がった。
【0049】
【実施例2f】実施例2の方法を繰り返したが、セルガ
ード支持体は、以下構造:
ード支持体は、以下構造:
【化12】 (式中、n は1.5である) を有するイゲパル(Igepal
TM) で湿潤した。PNP が膜を通過して移動する初期速度
は、PPG −4000で得られたものと同等であった。廃
溶液中のPNP 濃度は、4397 ppmから10ppm へ24
時間運転後に下がった。
TM) で湿潤した。PNP が膜を通過して移動する初期速度
は、PPG −4000で得られたものと同等であった。廃
溶液中のPNP 濃度は、4397 ppmから10ppm へ24
時間運転後に下がった。
【0050】
【実施例3】実施例2の方法を繰り返したが、セルガー
ド2500を膜支持体として用いた。この膜支持体は、
セルガード2400と同じ厚さであるが、少し大きい細
孔(平均細孔径0.075ミクロン)を有し、しかも高
空隙率(45%)を有する。PNP 移動の初期速度は、膜
面積平方センチ当たり約8ミリグラム/時であり、この
膜支持体の、より開放された構造によって、移動速度が
向上したことが示された。一晩経つと、原料側とストリ
ッピング側とのPNP 濃度は、それぞれ5mg/lと44
30mg/lとなった。
ド2500を膜支持体として用いた。この膜支持体は、
セルガード2400と同じ厚さであるが、少し大きい細
孔(平均細孔径0.075ミクロン)を有し、しかも高
空隙率(45%)を有する。PNP 移動の初期速度は、膜
面積平方センチ当たり約8ミリグラム/時であり、この
膜支持体の、より開放された構造によって、移動速度が
向上したことが示された。一晩経つと、原料側とストリ
ッピング側とのPNP 濃度は、それぞれ5mg/lと44
30mg/lとなった。
【0051】
【実施例4】実施例2の方法を再び繰り返したが、セル
ガード2402を膜支持体として用いた。この膜支持体
は、セルガード2400と細孔径と空隙率では同じであ
るが、二倍ほど厚い(50ミクロン) ものであった。PN
P 移動の初期速度は、膜面積平方センチ当たり約2ミリ
グラム/時であった。一晩経つと、原料側のPNP 濃度
は、10mg/lに落ち、ストリッピング側のそれは、
4900mg/lへ上がった。
ガード2402を膜支持体として用いた。この膜支持体
は、セルガード2400と細孔径と空隙率では同じであ
るが、二倍ほど厚い(50ミクロン) ものであった。PN
P 移動の初期速度は、膜面積平方センチ当たり約2ミリ
グラム/時であった。一晩経つと、原料側のPNP 濃度
は、10mg/lに落ち、ストリッピング側のそれは、
4900mg/lへ上がった。
【0052】
【実施例5】セルガードX20 400中空ファイバー
(空隙率40%, 細孔径0.065ミクロン, 内径40
0ミクロン, 外径460ミクロン) を、18センチ長さ
のファイバー54本を含むモジュールに組み立てた。全
膜面積は、120cm2 であった。PPG MW4000を該
ファイバー束へポンプで送り、これを湿潤させた。次
に、水をポンプで送り、過剰のPPG を除去した。次にフ
ァイバー壁にPPG を固定化したモジュールを用いて、PN
P 約4000〜5000mg/l及びKCl 20重量%を
含有する水溶液からPNP を除去した。ストリッピング用
水溶液は0.1NNaOHであった。実験装置構成は、
実施例2で使用のものと類似であった。中空ファイバー
膜を通過するPNP 移動の初期速度は、膜面積平方センチ
当たり約4ミリグラム/ 時であった。3時間の運転後、
ストリッピング側のPNP 濃度は、4400mg/lへ上
がり、原料側のそれは、45mg/lに落ちた。
(空隙率40%, 細孔径0.065ミクロン, 内径40
0ミクロン, 外径460ミクロン) を、18センチ長さ
のファイバー54本を含むモジュールに組み立てた。全
膜面積は、120cm2 であった。PPG MW4000を該
ファイバー束へポンプで送り、これを湿潤させた。次
に、水をポンプで送り、過剰のPPG を除去した。次にフ
ァイバー壁にPPG を固定化したモジュールを用いて、PN
P 約4000〜5000mg/l及びKCl 20重量%を
含有する水溶液からPNP を除去した。ストリッピング用
水溶液は0.1NNaOHであった。実験装置構成は、
実施例2で使用のものと類似であった。中空ファイバー
膜を通過するPNP 移動の初期速度は、膜面積平方センチ
当たり約4ミリグラム/ 時であった。3時間の運転後、
ストリッピング側のPNP 濃度は、4400mg/lへ上
がり、原料側のそれは、45mg/lに落ちた。
【0053】
【実施例6】実施例5の方法と類似の方法を用いるが、
ポリスルフォン中空ファイバー(ペルミア(Permea),
セントルイス) を膜支持体として用いて、廃水溶液から
PNPの選択的抽出を検討した。超濾過ポリスルフォン中
空ファイバー(長さ18センチ、MWカットオフ160,
000、外径1150ミクロン、内径870ミクロン)
を、17.6センチ長さのファイバー10本を含むモジュ
ールに組み立てた。有効膜面積は、約48cm2 であっ
た。移動の初期速度は、膜面積平方センチ当たり約1ミ
リグラム/時であった。
ポリスルフォン中空ファイバー(ペルミア(Permea),
セントルイス) を膜支持体として用いて、廃水溶液から
PNPの選択的抽出を検討した。超濾過ポリスルフォン中
空ファイバー(長さ18センチ、MWカットオフ160,
000、外径1150ミクロン、内径870ミクロン)
を、17.6センチ長さのファイバー10本を含むモジュ
ールに組み立てた。有効膜面積は、約48cm2 であっ
た。移動の初期速度は、膜面積平方センチ当たり約1ミ
リグラム/時であった。
【0054】
【実施例7】実施例2の方法を繰り返したが、 pH 5.
8を有し、フェノール(≒5000mg/l)と20%
KCl を含有する原料(廃)水溶液を用いた。フェノール
移動の初期速度は、膜面積平方センチ当たり10ミリグ
ラム/時以上であった。一晩経つと、原料側のPNP 濃度
は、5mg/lに落ち、ストリッピング溶液側のそれ
は、約5050mg/lヘ上がった。塩化物は、ストリ
ッピング溶液にはほとんど検出されなかった。
8を有し、フェノール(≒5000mg/l)と20%
KCl を含有する原料(廃)水溶液を用いた。フェノール
移動の初期速度は、膜面積平方センチ当たり10ミリグ
ラム/時以上であった。一晩経つと、原料側のPNP 濃度
は、5mg/lに落ち、ストリッピング溶液側のそれ
は、約5050mg/lヘ上がった。塩化物は、ストリ
ッピング溶液にはほとんど検出されなかった。
【0055】
【実施例8】実施例2の方法を再び繰り返したが、≒5
00mg/lのp−ニトロアニリン(PNA) と20%KCl
を含有する、pH9の原料溶液を用いた。また、ストリッ
ピング用水溶液は、 pH 0.54の0.1 N硝酸であ
った。移動の初期速度は、膜面積平方センチ当たり1.
5ミリグラム/ 時であった。一晩経つと、原料側のPNA
濃度は、70mg/lに落ち、ストリッピング溶液側の
それは、450mg/lへ上がった。塩化物は、ストリ
ッピング溶液にはほとんど検出されなかった。
00mg/lのp−ニトロアニリン(PNA) と20%KCl
を含有する、pH9の原料溶液を用いた。また、ストリッ
ピング用水溶液は、 pH 0.54の0.1 N硝酸であ
った。移動の初期速度は、膜面積平方センチ当たり1.
5ミリグラム/ 時であった。一晩経つと、原料側のPNA
濃度は、70mg/lに落ち、ストリッピング溶液側の
それは、450mg/lへ上がった。塩化物は、ストリ
ッピング溶液にはほとんど検出されなかった。
【0056】
【実施例9】実施例2の方法を繰り返したが、原料水溶
液は、蟻酸、酢酸、又はプロピオン酸を5重量%の濃度
で20重量%KCl 含有の溶液に含有するものであった。
ストリッピング用水溶液は0.1N NaOHであり、
この工程は室温で運転された。得られた結果は、表1に
示される。再度この場合も、一晩の実験後にも塩化物
は、ストリッピング溶液にはほとんど検出されなかっ
た。
液は、蟻酸、酢酸、又はプロピオン酸を5重量%の濃度
で20重量%KCl 含有の溶液に含有するものであった。
ストリッピング用水溶液は0.1N NaOHであり、
この工程は室温で運転された。得られた結果は、表1に
示される。再度この場合も、一晩の実験後にも塩化物
は、ストリッピング溶液にはほとんど検出されなかっ
た。
【表1】 表 1 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 化合物 初期速度 ( ミリグラム/ 時 - 平方センチ) ─────────────────────────────── 蟻酸(C1) 1.0 酢酸(C2) 1.6 プロピオン酸(C3) 5.4 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0057】
【実施例10】実施例2の方法を繰り返したが、原料水
溶液は、硫酸アンモニウム約6重量%及び低MWの有機化
合物( ニトリル, イミド,及び有機酸) など全部で1重
量%を含有するものであった。一晩で有機物の約40%
が膜を通じて移動したが、硫酸アンモニウムは、ストリ
ッピング溶液にはほとんど検出されなかった。
溶液は、硫酸アンモニウム約6重量%及び低MWの有機化
合物( ニトリル, イミド,及び有機酸) など全部で1重
量%を含有するものであった。一晩で有機物の約40%
が膜を通じて移動したが、硫酸アンモニウムは、ストリ
ッピング溶液にはほとんど検出されなかった。
【0058】
【実施例11】実施例2の方法を繰り返したが、液膜と
していろいろなシリコーン油を使用した。原料水溶液は
4000mg/lのPNP と20重量% KClを含有した。
ストリッピング用水溶液は0.1N NaOHであり、
この工程は室温で運転された。得られた結果は、表2に
示される。一晩の実験後にも塩化物は、ストリッピング
溶液にはほとんど検出されなかった。
していろいろなシリコーン油を使用した。原料水溶液は
4000mg/lのPNP と20重量% KClを含有した。
ストリッピング用水溶液は0.1N NaOHであり、
この工程は室温で運転された。得られた結果は、表2に
示される。一晩の実験後にも塩化物は、ストリッピング
溶液にはほとんど検出されなかった。
【表2】 表 2 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 液 膜 初期速度 ( ミリグラム/ 時 - 平方センチ) ─────────────────────────────── シリコン油 分子量 975 0.17 分子量 5000 0.17 分子量 12500 0.13 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0059】
【実施例12】実施例1に従って調製した平板シート状
固定化液膜を二つのセル室の間に挟んだ。膜の表面積は
8cm2 であった。一つのセル室は、いろいろな一塩基
性カルボン酸を含有した。他の室は、ストリップ用水溶
液として0.1N NaOHを含有した。両液はポンプ
で循環した。膜の左右の側の液の全容量は、30mlで
あった。この系の温度は室温であった。これらの酸の膜
移動の相対速度及び対応する分配係数は、表3に示され
る。表3で注目されることは、酸の分子量が大きくなれ
ばなるほど、またより疎水性となり、よりポリマー側に
溶解性になるのであるが、その移動速度も速くなった。
これは、分配係数の大きさによって示されるようにPPG
液膜における分配能力が高いからであることが明白であ
る。
固定化液膜を二つのセル室の間に挟んだ。膜の表面積は
8cm2 であった。一つのセル室は、いろいろな一塩基
性カルボン酸を含有した。他の室は、ストリップ用水溶
液として0.1N NaOHを含有した。両液はポンプ
で循環した。膜の左右の側の液の全容量は、30mlで
あった。この系の温度は室温であった。これらの酸の膜
移動の相対速度及び対応する分配係数は、表3に示され
る。表3で注目されることは、酸の分子量が大きくなれ
ばなるほど、またより疎水性となり、よりポリマー側に
溶解性になるのであるが、その移動速度も速くなった。
これは、分配係数の大きさによって示されるようにPPG
液膜における分配能力が高いからであることが明白であ
る。
【表3】 表 3 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 化合物 透過率 分配係数 (センチ/ 秒) ( Kp )* ─────────────────────────────── 蟻酸 ( C1 ) 0.055×10-4 0.45 酢酸 ( C2 ) 0.10 ×10-4 0.65 プロピオン酸( C3 ) 0.33 ×10-4 …… 酪酸( C4 ) 0.42 ×10-4 7.2 吉草酸( C5) 1.6 ×10-4 24.6 カプロン酸( C6) 4.0 ×10-4 83 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ * Kp = PPG中における酸濃度÷水中における酸濃度
(平衡時) 透過率は実施例19にて定義。
(平衡時) 透過率は実施例19にて定義。
【0060】
【実施例13】実施例12に記載の方法に類似の方法を
用いて、カルボン酸が液膜を通過して移動する速度に対
する原料(廃液) 流の pH の影響を検討した。結論とし
ては、PPG の液膜は、一塩基性カルボン酸を移動させる
に際し、その非イオン状態のものは効果的に移動させる
が、そのイオン形のものは排除する。pKa 3.75を有
する蟻酸については表4に示される。
用いて、カルボン酸が液膜を通過して移動する速度に対
する原料(廃液) 流の pH の影響を検討した。結論とし
ては、PPG の液膜は、一塩基性カルボン酸を移動させる
に際し、その非イオン状態のものは効果的に移動させる
が、そのイオン形のものは排除する。pKa 3.75を有
する蟻酸については表4に示される。
【表4】 表4 膜 : セルガード中の PPG 4000 原料 : 4.4重量%ギ酸, 20重量%KCl 水溶液 ストリップ液: 0.1 N NaOH 溶液 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 溶液の pH 速度, ミリグラム/ 時 - 平方センチ ─────────────────────────────── 5.0 0.026 1.6 1.0 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0061】
【実施例14】実施例12の方法を繰り返したが、ただ
し、原料は、C2 〜C6 の一塩基性カルボン酸混合物を
含有し、全有機カーボン(TOC) 含有量2000 ppmを有
する、実際の廃液流であった。約7時間後、廃液流にお
けるTOC レベルは約50%へ減少した。一日後、約50
0 ppmのTOC が原料中に残ったが、これは約80%除去
に相当する。
し、原料は、C2 〜C6 の一塩基性カルボン酸混合物を
含有し、全有機カーボン(TOC) 含有量2000 ppmを有
する、実際の廃液流であった。約7時間後、廃液流にお
けるTOC レベルは約50%へ減少した。一日後、約50
0 ppmのTOC が原料中に残ったが、これは約80%除去
に相当する。
【0062】
【実施例15】実施例12の方法を繰り返したが、セル
ガード2500を膜支持体として用いたものである。こ
の膜支持体は、セルガード2400と同じ厚さである
が、より大きい細孔(0.075ミクロン) 及び高空隙
率(45%)を有する。約4時間の運転後TOC の約60
%が除去され、そして約9時間後は約80%が除去され
た。
ガード2500を膜支持体として用いたものである。こ
の膜支持体は、セルガード2400と同じ厚さである
が、より大きい細孔(0.075ミクロン) 及び高空隙
率(45%)を有する。約4時間の運転後TOC の約60
%が除去され、そして約9時間後は約80%が除去され
た。
【0063】
【実施例16】実施例15と同じであるが、工程は65
℃で運転され、約6時間の運転後、TOC の92%が除去
された。
℃で運転され、約6時間の運転後、TOC の92%が除去
された。
【0064】
【実施例17】セルガードX20 400中空ファイバ
ー( 空隙率40%, 細孔径0.065ミクロン, 内径4
00ミクロン, 外径460ミクロン) を、18センチ長
さのファイバー120本を含むモジュールに組み立て
た。全膜面積は、260cm2 であった。PPG MW 40
00を該ファイバー束へポンプで送り、これを湿潤させ
た。次に、水をポンプで送り、過剰のPPG を除去した。
実施例12に類似の方法を用い、ファイバー壁にPPG を
固定化した、このモジュールを用いて、次に実施例14
に記載の廃溶液からTOC を除去した。原料容積は、20
0mlであった。ストリッピング用水溶液は、容積35
mlの10%炭酸ナトリウム/硼酸ナトリウム( pH 約
10) であった。温度は、60℃であった。6時間後、
廃液中のTOCは、75 ppmへ落ち、全TOC 除去は約96
%であった。また、原料対ストリップ溶液の差のため
に、有機物の約5倍の濃縮が達成された。
ー( 空隙率40%, 細孔径0.065ミクロン, 内径4
00ミクロン, 外径460ミクロン) を、18センチ長
さのファイバー120本を含むモジュールに組み立て
た。全膜面積は、260cm2 であった。PPG MW 40
00を該ファイバー束へポンプで送り、これを湿潤させ
た。次に、水をポンプで送り、過剰のPPG を除去した。
実施例12に類似の方法を用い、ファイバー壁にPPG を
固定化した、このモジュールを用いて、次に実施例14
に記載の廃溶液からTOC を除去した。原料容積は、20
0mlであった。ストリッピング用水溶液は、容積35
mlの10%炭酸ナトリウム/硼酸ナトリウム( pH 約
10) であった。温度は、60℃であった。6時間後、
廃液中のTOCは、75 ppmへ落ち、全TOC 除去は約96
%であった。また、原料対ストリップ溶液の差のため
に、有機物の約5倍の濃縮が達成された。
【0065】
【実施例18】実施例17と同じであったが、室温で行
うとともに原料容積は500mlを用いた。2日の運転
後、原料液中のTOC は、67 ppmであった。ストリップ
溶液中に蓄積したTOC を基準とすると13倍の濃縮が達
成された。
うとともに原料容積は500mlを用いた。2日の運転
後、原料液中のTOC は、67 ppmであった。ストリップ
溶液中に蓄積したTOC を基準とすると13倍の濃縮が達
成された。
【0066】
【実施例19】廃水溶液からTOC を除去するため実施例
12及び17の工程においていろいろな膜支持体を代替
する効果を研究したが、その結果を以下の表5に示す。
透過率は、原料流中のTOC レベルを時間の関数として追
跡し、結果を点轍することによって測定した。Ln(原料
TOC )対時間を点轍すると、直線が得られ、その勾配
は、透過率と膜面積の積を原料容積で割ったものに等し
い。すなわち、透過率は、次の式 : Ln(原料TOC )= (透過率×膜面積/原料容積 )×時間 から決定することができる。表5で注目されることは、
透過率は液膜支持体の厚さと空隙率に極めて依存すると
いうことである。
12及び17の工程においていろいろな膜支持体を代替
する効果を研究したが、その結果を以下の表5に示す。
透過率は、原料流中のTOC レベルを時間の関数として追
跡し、結果を点轍することによって測定した。Ln(原料
TOC )対時間を点轍すると、直線が得られ、その勾配
は、透過率と膜面積の積を原料容積で割ったものに等し
い。すなわち、透過率は、次の式 : Ln(原料TOC )= (透過率×膜面積/原料容積 )×時間 から決定することができる。表5で注目されることは、
透過率は液膜支持体の厚さと空隙率に極めて依存すると
いうことである。
【表5】
【0067】
【実施例20】実施例2の方法を繰り返したが、ただ
し、セルガード2400膜を、ダウケミカル社(Dow Che
mical Company)から得たポリブチレングリコール(PBG)
MW2000で含浸した。PNP が膜を通過して移動する初
期速度は、膜平方センチ当たり約3.3ミリグラム/時
であった。一晩の運転後、苛性側のPNP の廃液(原料)
側に対する比は、約1300であった。
し、セルガード2400膜を、ダウケミカル社(Dow Che
mical Company)から得たポリブチレングリコール(PBG)
MW2000で含浸した。PNP が膜を通過して移動する初
期速度は、膜平方センチ当たり約3.3ミリグラム/時
であった。一晩の運転後、苛性側のPNP の廃液(原料)
側に対する比は、約1300であった。
【0068】
【実施例21】実施例20の方法を繰り返したが、ただ
し、MWが約5000のポリブチレングリコールを代わり
に用いた。PNP が膜を通過して移動する初期速度は、膜
平方センチ当たり約2.1ミリグラム/時であった。一
晩の運転後、PNP 比(ストリップ側の濃度の原料側に対
する) は、約120であった。
し、MWが約5000のポリブチレングリコールを代わり
に用いた。PNP が膜を通過して移動する初期速度は、膜
平方センチ当たり約2.1ミリグラム/時であった。一
晩の運転後、PNP 比(ストリップ側の濃度の原料側に対
する) は、約120であった。
【0069】
【実施例22】実施例2の方法を繰り返したが、ただ
し、廃(原料)水溶液は、マレイミド7,000mg/
L及び40重量%硫酸アンモニウムを含有するものであ
った。マレイミドが膜を通過して移動する初期速度は、
膜平方センチ当たり約1.2ミリグラム/時であった。
し、廃(原料)水溶液は、マレイミド7,000mg/
L及び40重量%硫酸アンモニウムを含有するものであ
った。マレイミドが膜を通過して移動する初期速度は、
膜平方センチ当たり約1.2ミリグラム/時であった。
【0070】
【実施例23】実施例22の方法を繰り返したが、ただ
し、使用液膜は、PPG −4000中にプルロニック(Plu
ronic)L −81(BASF 社(BASF Corporation)からの) を
溶かした30重量%溶液であった。プルロニックは、ポ
リエチレングリコールとポリプロピレングリコールとの
ブロックコーポリマーであり、従って親ポリマー二つの
間の中間の疎水性特質を有する。マレイミドの初期速度
は、二倍を超えて(=膜平方センチ当たり2.5ミリグ
ラム/時 )測定された。この実施例は、いろいろな相溶
性のあるポリマーを混ぜ合わせて優れた性能を得ること
ができることを示す。
し、使用液膜は、PPG −4000中にプルロニック(Plu
ronic)L −81(BASF 社(BASF Corporation)からの) を
溶かした30重量%溶液であった。プルロニックは、ポ
リエチレングリコールとポリプロピレングリコールとの
ブロックコーポリマーであり、従って親ポリマー二つの
間の中間の疎水性特質を有する。マレイミドの初期速度
は、二倍を超えて(=膜平方センチ当たり2.5ミリグ
ラム/時 )測定された。この実施例は、いろいろな相溶
性のあるポリマーを混ぜ合わせて優れた性能を得ること
ができることを示す。
【0071】
【実施例24】実施例2の方法を繰り返したが、ただ
し、該廃水溶液は、1,000mg/lのフマロニトリ
ル及び40重量% 硫酸アンモニウムを含有するものであっ
た。フマロニトリル移動の初期速度は、膜平方センチ当
たり約0.5ミリグラム/時であった。
し、該廃水溶液は、1,000mg/lのフマロニトリ
ル及び40重量% 硫酸アンモニウムを含有するものであっ
た。フマロニトリル移動の初期速度は、膜平方センチ当
たり約0.5ミリグラム/時であった。
【0072】
【実施例25】実施例2の方法を繰り返したが、ただ
し、該液膜として、オクタノール、つまりp-ニトロフェ
ノールに高い親和性を有する典型的な溶媒を用いた。オ
クタノールは、揮発性が高いので、オクタノール含浸の
膜は、液の膜の全体性を維持するために手早く取り扱う
必要があったことが観察された。膜を通過する PNPの移
動の初期速度は、膜平方センチ当たり約5ミリグラム/
時であり、PPG 液膜で得られたものと同等であった。し
かし、固定化オクタノール液膜は、約10分の操作で壊
れてしまったが、恐らく浸透圧の差に基づく静圧の急激
な変化によるもので、そのため塩並びに苛性液は一室か
ら他室へ通過してしまうことになった。この実験の証明
するところは、固定化PPG 液膜が、膜の安定性において
従来の有機溶媒より優れ、移動速度にもほとんど悪影響
がないことである。
し、該液膜として、オクタノール、つまりp-ニトロフェ
ノールに高い親和性を有する典型的な溶媒を用いた。オ
クタノールは、揮発性が高いので、オクタノール含浸の
膜は、液の膜の全体性を維持するために手早く取り扱う
必要があったことが観察された。膜を通過する PNPの移
動の初期速度は、膜平方センチ当たり約5ミリグラム/
時であり、PPG 液膜で得られたものと同等であった。し
かし、固定化オクタノール液膜は、約10分の操作で壊
れてしまったが、恐らく浸透圧の差に基づく静圧の急激
な変化によるもので、そのため塩並びに苛性液は一室か
ら他室へ通過してしまうことになった。この実験の証明
するところは、固定化PPG 液膜が、膜の安定性において
従来の有機溶媒より優れ、移動速度にもほとんど悪影響
がないことである。
【0073】
【実施例26】この実施例の証明するところは、固定化
PPG 液膜が揮散モードで水溶液からブタノールを除去す
る能力である。セルガード2500(平板シート状の微
細孔ポリプロピレン膜)をPPG −4000で湿潤し、実
施例 2に記載のようにセル膜の二室の間に挟んだ。室の
一つにはブタノール5000mg/l含有の水溶液を充
填した。空気を他の室の方へ吹き流し、膜を拡散してく
るブタノールを取り除き、かくして更に移動させるため
の駆動力を生じさせる。この系は、65℃で運転した。
ブタノール除去の初期速度は膜平方センチ当り約7ミリ
グラム/時であった。運転約5時間後、水溶液中のブタ
ノール濃度は約400mg/lへ落ちた。
PPG 液膜が揮散モードで水溶液からブタノールを除去す
る能力である。セルガード2500(平板シート状の微
細孔ポリプロピレン膜)をPPG −4000で湿潤し、実
施例 2に記載のようにセル膜の二室の間に挟んだ。室の
一つにはブタノール5000mg/l含有の水溶液を充
填した。空気を他の室の方へ吹き流し、膜を拡散してく
るブタノールを取り除き、かくして更に移動させるため
の駆動力を生じさせる。この系は、65℃で運転した。
ブタノール除去の初期速度は膜平方センチ当り約7ミリ
グラム/時であった。運転約5時間後、水溶液中のブタ
ノール濃度は約400mg/lへ落ちた。
【0074】
【実施例27】実施例12の方法を酢酸に対して繰り返
したが、ただし、使用液膜は、PPG −4000中にトリ
オクチルホスフィンオキシド(TOPO)を溶かした50重量
%溶液であった。TOPOは、水溶液から酢酸を除く溶剤抽
出プロセスに使用されてきたものである。TOPOは、弱塩
基であることから、カルボン酸のような弱酸との相互作
用が良好である。TOPO−PPG 液膜で得られる透過率は、
PPG 液膜単独で得られるものより二倍も高かった。
したが、ただし、使用液膜は、PPG −4000中にトリ
オクチルホスフィンオキシド(TOPO)を溶かした50重量
%溶液であった。TOPOは、水溶液から酢酸を除く溶剤抽
出プロセスに使用されてきたものである。TOPOは、弱塩
基であることから、カルボン酸のような弱酸との相互作
用が良好である。TOPO−PPG 液膜で得られる透過率は、
PPG 液膜単独で得られるものより二倍も高かった。
【0075】
【実施例28】実施例14の方法を繰り返したが、ただ
し、原料(実廃液) の容量は300mlでストリップ溶
液は30mlの1N NaOHであった。試験は、二週
間以上にわたって連続的に行われ、その間原料中のTOC
の約80%が取り除かれ、その結果、ストリップ溶液の
有機物濃度は、初期原料のそれより約9倍にも上昇し
た。上記の二週間運転の前と後に膜について個別に測定
を行ったが、基本的に透過率は同一であった。この実施
例が示すことは、実際の適用条件でも固定化PPG 液膜が
長期にわたって安定性があるということである。
し、原料(実廃液) の容量は300mlでストリップ溶
液は30mlの1N NaOHであった。試験は、二週
間以上にわたって連続的に行われ、その間原料中のTOC
の約80%が取り除かれ、その結果、ストリップ溶液の
有機物濃度は、初期原料のそれより約9倍にも上昇し
た。上記の二週間運転の前と後に膜について個別に測定
を行ったが、基本的に透過率は同一であった。この実施
例が示すことは、実際の適用条件でも固定化PPG 液膜が
長期にわたって安定性があるということである。
【0076】
【実施例29】この実施例は、異なった解離定数を有す
る化合物、例えば、p−ニトロフェノール(pKa=
7.1)と安息香酸(pKa=4.25)とを溶液 pH
を変えることによって達成することができる分離選択性
を示す。
る化合物、例えば、p−ニトロフェノール(pKa=
7.1)と安息香酸(pKa=4.25)とを溶液 pH
を変えることによって達成することができる分離選択性
を示す。
【0077】この方法は、実施例2と同じであったが、
違いは、原料水溶液が、20重量%KCl 中にPNP 約40
00mg/lと安息香酸約2000mg/lとを含むもので、そ
の pH は5.4であり、この pH は該二つの極性化合物
のpKa の間にある。この pHでは、PNP は溶液、主にそ
の非イオン形で存在するが、安息香酸は実際上完全にイ
オン化されている。見出されたことによると、PNP は、
容易に膜を通過し、一夜にして原料溶液から約99%の
PNP が除去される結果になった。しかし、安息香酸は膜
でほとんど阻止された。一夜の処理を行っても、安息香
酸は痕跡量( 原料の<1%) しかストリップ水溶液に検
出されなかった。注目すべきは、この分離が極めて高い
イオン強度(20重量%KCl)の存在下に行われたこと
で、このイオン強度ではイオン交換法ではこのような分
離は実際上操作不能となるであろう。
違いは、原料水溶液が、20重量%KCl 中にPNP 約40
00mg/lと安息香酸約2000mg/lとを含むもので、そ
の pH は5.4であり、この pH は該二つの極性化合物
のpKa の間にある。この pHでは、PNP は溶液、主にそ
の非イオン形で存在するが、安息香酸は実際上完全にイ
オン化されている。見出されたことによると、PNP は、
容易に膜を通過し、一夜にして原料溶液から約99%の
PNP が除去される結果になった。しかし、安息香酸は膜
でほとんど阻止された。一夜の処理を行っても、安息香
酸は痕跡量( 原料の<1%) しかストリップ水溶液に検
出されなかった。注目すべきは、この分離が極めて高い
イオン強度(20重量%KCl)の存在下に行われたこと
で、このイオン強度ではイオン交換法ではこのような分
離は実際上操作不能となるであろう。
【0078】
【実施例30】移動速度に対する pH とイオン化との効
果を更に示すために、実施例29の方法を繰り返した
が、今回は原料水溶液の pH を2.5に調整した。この
pH は、極性有機化合物二種の pKaより低い。一夜にし
て、PNP と安息香酸の両方は原料からほとんどなくな
り、実質上完全にストリップ側へ移動してしまった。
果を更に示すために、実施例29の方法を繰り返した
が、今回は原料水溶液の pH を2.5に調整した。この
pH は、極性有機化合物二種の pKaより低い。一夜にし
て、PNP と安息香酸の両方は原料からほとんどなくな
り、実質上完全にストリップ側へ移動してしまった。
【0079】以下の実施例ではPPG −4000の鎖長さ
(大きさ)を、いろいろな量のトルエンジイソシアネー
ト(TDI) を用いてPPG 分子を結合することによって大き
くした。この操作は、4000より大きい有効分子量を
有するPPG を得て、これらの高分子量ポリマー液が、支
持される液膜として効果的であることを示すために行わ
れたのである。
(大きさ)を、いろいろな量のトルエンジイソシアネー
ト(TDI) を用いてPPG 分子を結合することによって大き
くした。この操作は、4000より大きい有効分子量を
有するPPG を得て、これらの高分子量ポリマー液が、支
持される液膜として効果的であることを示すために行わ
れたのである。
【0080】
【実施例31】約6gのPPG −4000(アルドリッチ
社(Aldrich) 製造) を室温でいろいろな量のTDI(工業
用, 80% , アルドリッチ社製造) と混ぜて、TDI/PPG −
4000のモル比が0(TDI無添加),0.25,0.5及
び1.0の溶液を調製した。次に、これらの溶液を約6
0時間60℃に加熱して反応を完結させ、その後室温ま
で冷却した。観察によると、純粋なPPG −4000には
変化が見られなかったが、0.25モル比の混合液は、
より粘稠になり、0.5及び1.0モル比の溶液は、濃
いゲルとなった。このことは、TDI 量が多いと、PPG 分
子の連鎖度が高くなる結果になるという事実に一致す
る。
社(Aldrich) 製造) を室温でいろいろな量のTDI(工業
用, 80% , アルドリッチ社製造) と混ぜて、TDI/PPG −
4000のモル比が0(TDI無添加),0.25,0.5及
び1.0の溶液を調製した。次に、これらの溶液を約6
0時間60℃に加熱して反応を完結させ、その後室温ま
で冷却した。観察によると、純粋なPPG −4000には
変化が見られなかったが、0.25モル比の混合液は、
より粘稠になり、0.5及び1.0モル比の溶液は、濃
いゲルとなった。このことは、TDI 量が多いと、PPG 分
子の連鎖度が高くなる結果になるという事実に一致す
る。
【0081】上記のTDI/PPG −4000生成物をセルガ
ード2400支持体に吸収させ、支持された液膜を得、
この液膜体を用いて、実施例2に記載の方法と類似の方
法で水溶液からPNP を除去した。TDI/PPG −4000の
モル比が0,0.25,及び1.0の液膜に対して測定
された透過率は、それぞれ、3.6×10-4, 3.8×
10-4, 及び2.6×10-4センチ/秒であった。一晩
経過すると、純粋なPPG −4000使用の液膜では原料
溶液中のPNP 濃度は約8 ppmまで下がったが、他の二つ
のケースに対するPNP 濃度は1 ppm以下であった。
ード2400支持体に吸収させ、支持された液膜を得、
この液膜体を用いて、実施例2に記載の方法と類似の方
法で水溶液からPNP を除去した。TDI/PPG −4000の
モル比が0,0.25,及び1.0の液膜に対して測定
された透過率は、それぞれ、3.6×10-4, 3.8×
10-4, 及び2.6×10-4センチ/秒であった。一晩
経過すると、純粋なPPG −4000使用の液膜では原料
溶液中のPNP 濃度は約8 ppmまで下がったが、他の二つ
のケースに対するPNP 濃度は1 ppm以下であった。
【0082】
【実施例32】実施例31における方法と同じ方法を用
いたが、ただし、セルガード2400支持体を最初にい
ろいろな未反応のTDI/PPG −4000溶液で室温で湿潤
してから、その後で60時間60℃に加熱して反応を完
結させた。この方法を用いると、セルガード支持体の細
孔内で分子鎖の延長が行われるようになる。この方法で
の純粋なPPG 液膜及びTDI/PPG モル比1.0の液膜を用
いて、PNP を除去した。上記のPPG 液膜及びTDI/PPG 液
膜に対して得られた透過率は、それぞれ、4.8×10
-4, 及び5.3×10-4センチ/秒であった。一晩経過
すると、純粋なPPG 液膜に対して原料溶液中のPNP 濃度
は約2 ppmまで下がり、他の液膜に対しては約5 ppmま
で下がった。
いたが、ただし、セルガード2400支持体を最初にい
ろいろな未反応のTDI/PPG −4000溶液で室温で湿潤
してから、その後で60時間60℃に加熱して反応を完
結させた。この方法を用いると、セルガード支持体の細
孔内で分子鎖の延長が行われるようになる。この方法で
の純粋なPPG 液膜及びTDI/PPG モル比1.0の液膜を用
いて、PNP を除去した。上記のPPG 液膜及びTDI/PPG 液
膜に対して得られた透過率は、それぞれ、4.8×10
-4, 及び5.3×10-4センチ/秒であった。一晩経過
すると、純粋なPPG 液膜に対して原料溶液中のPNP 濃度
は約2 ppmまで下がり、他の液膜に対しては約5 ppmま
で下がった。
【0083】
【実施例33】本実施例は、液膜を通って移動した有機
化合物(この場合はエステル) を異なる化合物へ化学的
に転化してしまうことによって、通過した化合物が原料
側に戻らないようにするという概念を示すものである。
実施例2の方法を用いたが、ただし、原料は、 pH 7.
1にて安息香酸エチル(エステル) を500mg/l含
有するものであった。ストリップ液は同じく0.1N
NaOHであった。アルカリ側 pH ではエステルは、対
応する酸とアルコールとへ加水分解されることが知られ
ている。従って、安息香酸エチルが膜を通過してアルカ
リ性ストリップ液へ浸透すると、それは安息香酸ナトリ
ウムへと転化されるが、この塩は、水溶性であり、従っ
てPPG 液膜を通って浸透することはない。温度23℃に
おける安息香酸エチルの透過率は、約9×10-4センチ
/秒であった。一晩経過すると、原料側の安息香酸エチ
ルの濃度は、1mg/lまで落ちた。ストリップ液を分
析すると、安息香酸が約420mg/lの濃度で存在し
ていることが示された。
化合物(この場合はエステル) を異なる化合物へ化学的
に転化してしまうことによって、通過した化合物が原料
側に戻らないようにするという概念を示すものである。
実施例2の方法を用いたが、ただし、原料は、 pH 7.
1にて安息香酸エチル(エステル) を500mg/l含
有するものであった。ストリップ液は同じく0.1N
NaOHであった。アルカリ側 pH ではエステルは、対
応する酸とアルコールとへ加水分解されることが知られ
ている。従って、安息香酸エチルが膜を通過してアルカ
リ性ストリップ液へ浸透すると、それは安息香酸ナトリ
ウムへと転化されるが、この塩は、水溶性であり、従っ
てPPG 液膜を通って浸透することはない。温度23℃に
おける安息香酸エチルの透過率は、約9×10-4センチ
/秒であった。一晩経過すると、原料側の安息香酸エチ
ルの濃度は、1mg/lまで落ちた。ストリップ液を分
析すると、安息香酸が約420mg/lの濃度で存在し
ていることが示された。
【0084】本発明の原理、好ましい態様及び運転モー
ドは、前記の詳細な説明の項に記載した。しかし、保護
されるべき本発明は、特定の開示内容に限定されると解
釈してはならない。前記の開示は説明のためであり、決
して限定する目的ではないからである。当業者は、本発
明の精神から逸脱することなく部分的な改変や変更は可
能であろう。
ドは、前記の詳細な説明の項に記載した。しかし、保護
されるべき本発明は、特定の開示内容に限定されると解
釈してはならない。前記の開示は説明のためであり、決
して限定する目的ではないからである。当業者は、本発
明の精神から逸脱することなく部分的な改変や変更は可
能であろう。
Claims (39)
- 【請求項1】 微小細孔内に固定化されたオリゴマー又
はポリマー液を包含する支持された液膜。 - 【請求項2】 微小細孔支持体が疎水性である、請求項
1記載の支持された液膜。 - 【請求項3】 前記オリゴマー又はポリマー液が、繰り
返し基 : 【化1】 (式中、Hyは疎水性分子基であり、Xは極性分子基であ
り、そしてn は3〜1000の間の数である)を含有す
る疎水性ポリ(両親和性)化合物である、請求項1記載
の支持された液膜。 - 【請求項4】 疎水性分子基(Hy)が、炭素数3〜7の線
形又は枝分かれアルキレン基である、請求項3記載の支
持された液膜。 - 【請求項5】 疎水性分子基(Hy)が、式 : 【化2】 (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基、炭素数4〜8
のシクロアルキル基、アリール基、アルキルアリール基
又はアリールアルキル基である、請求項3記載の支持さ
れた液膜。 - 【請求項6】 極性分子基Xが、エーテル結合(−O
−)、エステル結合(−OCO−)、カルボニル基(−
CO−)、ウレタン結合(−NR−COO−)、尿素結
合(−NR−CO−)、アミノ基(−NR−)、ニトロ
基(−NO2 )、スルフォン基(−SO2 −)、スルフ
ォキシド(−SO−)、及びフォスフィンオキシド基
(>PO−)など( 式中、Rは水素、炭素数1〜4のア
ルキル基、炭素数4〜8のシクロアルキル基、アリール
基、アルキルアリール基又はアリールアルキル基であ
る) である、請求項4記載の支持された液膜。 - 【請求項7】 極性分子基Xが、エーテル結合(−O
−)、エステル結合(−OCO−)、カルボニル基(−
CO−)、ウレタン結合(−NR−COO−)、尿素結
合(−NR−CO−)、アミノ基(−NR−)、ニトロ
基(−NO2 )、スルフォン基(−SO2 −)、スルフ
ォキシド(−SO−)、及びフォスフィンオキシド基
(>PO−)など(式中、Rは水素、炭素数1〜4のア
ルキル基、炭素数4〜8のシクロアルキル基、アリール
基、アルキルアリール基又はアリールアルキル基であ
る) から選択される、請求項5記載の支持された液膜。 - 【請求項8】 前記オリゴマー又はポリマー液が、ポリ
アルキレンオキシド、ポリエステル、ポリウレア、ポリ
ウレタン、及び官能化されたポリオレフィンからなる群
から選択されるポリ(両親和性)化合物である、請求項
3記載の支持された液膜。 - 【請求項9】 前記ポリ(両親和性)化合物が、ポリア
ルキレンオキシドである、請求項3記載の支持された液
膜。 - 【請求項10】 前記ポリアルキレンオキシドが、式 【化3】H〔O−R1 〕n OH (式中、R1 は炭素数3〜7の線形アルキレン基又は式 【化4】 (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基、炭素数4〜8
のシクロアルキル基、アリール基、アルキルアリール基
又はアリールアルキル基である) の置換アルキレン基で
あり、 そして n は、5〜1000間の数である) を
有するものである、請求項9記載の支持された液膜。 - 【請求項11】 前記ポリ(両親和性)化合物が、 【化5】 CH3-(CH2)3-N-C(O)-O-(CH2)6-OC(O)-N-(CH2)3-CH3 である、請求項3記載の支持された液膜。
- 【請求項12】 前記ポリ(両親和性)化合物が、 【化6】 である、請求項3記載の支持された液膜。
- 【請求項13】 前記微小細孔支持体が、前記ポリ( 両
親和性) 化合物によって湿潤され得るものである、請求
項1記載の支持された液膜。 - 【請求項14】 前記ポリアルキレンオキシドが、ポリ
プロピレングリコール又はポリブチレングリコールであ
る、請求項10記載の支持された液膜。 - 【請求項15】 前記ポリアルキレンオキシドが、少な
くとも約1000の分子量を有する、請求項9記載の支
持された液膜。 - 【請求項16】 前記ポリブチレングリコールが、少な
くとも約1000の分子量を有する、請求項14記載の
支持された液膜。 - 【請求項17】 前記ポリプロピレングリコールが、少
なくとも約2000の分子量を有する、請求項14記載
の支持された液膜。 - 【請求項18】 前記疎水性微小細孔支持体が、ポリオ
レフィン、ポリスルフォン、ポリテトラフルオロエチレ
ン、ポリカーボネート及びポリスチレンから成る群から
選択される材料から製造される、請求項1記載の支持さ
れた液膜。 - 【請求項19】 前記疎水性微小細孔支持体が、ポリオ
レフィンのフィルムである、請求項18記載の支持され
た液膜。 - 【請求項20】 前記疎水性微小細孔支持体が、ポリオ
レフィンの中空ファイバーである、請求項18記載の支
持された液膜。 - 【請求項21】 前記ポリオレフィンがポリプロピレン
である、請求項19記載の支持された液膜。 - 【請求項22】 前記ポリオレフィンがポリプロピレン
である、請求項19記載の支持された液膜。 - 【請求項23】 前記疎水性微小細孔支持体がポリプロ
ピレンから製造される、請求項14記載の支持された液
膜。 - 【請求項24】 前記疎水性微小細孔支持体がポリプロ
ピレンから製造される、請求項15記載の支持された液
膜。 - 【請求項25】 前記液が、ポリアルキレンオキシド、
ポリエステル、ポリウレア、ポリウレタン、及び官能化
されたポリオレフィンからなる群から選択される、請求
項18記載の支持された液膜。 - 【請求項26】 微小細孔ポリプロピレン支持体内に固
定化された、疎水性ポリプロピレングリコール又はポリ
ブチレングリコールのオリゴマー又はポリマー液を包含
する、支持された液膜。 - 【請求項27】 水溶液から有機化合物を選択的に除去
する方法において、請求項1記載の支持された液膜の相
対する側に、上記水溶液とストリッピング液とを接触さ
せることを包含する方法。 - 【請求項28】 水溶液から有機化合物を選択的に除去
する方法において、請求項18記載の支持された液膜の
相対する側に、上記水溶液とストリッピング液とを接触
させることを包含する方法。 - 【請求項29】 水溶液から有機化合物を選択的に除去
する方法において、請求項19記載の支持された液膜の
相対する側に、上記水溶液とストリッピング液とを接触
させることを包含する方法。 - 【請求項30】 水溶液から有機化合物を選択的に除去
する方法において、請求項21記載の支持された液膜の
相対する側に、上記水溶液とストリッピング液とを接触
させることを包含する方法。 - 【請求項31】 水溶液から揮発性有機化合物を選択的
に除去する方法において、請求項1記載の支持された液
膜の一面側に上記水溶液を接触させること、及び上記の
支持された液膜の他面側から上記揮発性有機化合物を蒸
発させることを包含する方法。 - 【請求項32】 水溶液から揮発性有機化合物を選択的
に除去する方法において、請求項18記載の支持された
液膜の一面側に上記水溶液を接触させること、及び上記
の支持された液膜の他面側から上記揮発性有機化合物を
蒸発させることを包含する方法。 - 【請求項33】 水溶液から揮発性有機化合物を選択的
に除去する方法において、請求項19記載の支持された
液膜の一面側に上記水溶液を接触させること、及び上記
の支持された液膜の他面側から上記揮発性有機化合物を
蒸発させることを包含する方法。 - 【請求項34】 水溶液から揮発性有機化合物を選択的
に除去する方法において、請求項21記載の支持された
液膜の一面側に上記水溶液を接触させること、及び上記
の支持された液膜の他面側から上記揮発性有機化合物を
蒸発させることを包含する方法。 - 【請求項35】 前記有機化合物が、アルコール、フェ
ノール化合物、有機酸、ケトン、エステル、有機ニトリ
ル、有機アミン、及びアルデヒドから成る群から選択さ
れる極性有機化合物である、請求項 24 記載の方法。 - 【請求項36】 前記有機化合物が、アルコール、フェ
ノール化合物、有機酸、ケトン、エステル、有機ニトリ
ル、有機アミン、及びアルデヒドから成る群から選択さ
れる極性有機化合物である、請求項27記載の方法。 - 【請求項37】 前記有機化合物が、アルコール、フェ
ノール化合物、有機酸、ケトン、エステル、有機ニトリ
ル、有機アミン、及びアルデヒドから成る群から選択さ
れる極性有機化合物である、請求項29記載の方法。 - 【請求項38】 前記揮発性有機化合物が、アルコー
ル、フェノール化合物、有 機酸、ケトン、エステル、
有機ニトリル、有機アミン、及びアルデヒドから成る群
から選択される極性有機化合物である、請求項28記載
の方法。 - 【請求項39】 気体流から揮発性有機化合物を選択的
に除去する方法において、請求項1記載の支持された液
膜の相対する側に、上記気体流と、 1. ピックアップ液(ストリップ溶液) 2. pH 3. 蒸散 4. 生物学的又は反応劣化、又は 5. 1〜4項の組合せから選択される、 手段とを接触させ、前記の支持された膜の反対側から上
記の有機化合物を除去することを包含する方法。
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US85494592A | 1992-03-20 | 1992-03-20 | |
| US854945 | 1993-02-03 | ||
| US005471 | 1993-02-03 | ||
| US08/005,471 US5507949A (en) | 1992-03-20 | 1993-02-03 | Supported liquid membrane and separation process employing same |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH067651A true JPH067651A (ja) | 1994-01-18 |
| JP2615335B2 JP2615335B2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=26674402
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5060505A Expired - Fee Related JP2615335B2 (ja) | 1992-03-20 | 1993-03-19 | 支持された液膜及びこれを使用する分離法 |
Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5507949A (ja) |
| EP (1) | EP0561759B1 (ja) |
| JP (1) | JP2615335B2 (ja) |
| AT (1) | ATE203182T1 (ja) |
| CA (1) | CA2092030C (ja) |
| DE (1) | DE69330441T2 (ja) |
| DK (1) | DK0561759T3 (ja) |
| PT (1) | PT561759E (ja) |
Families Citing this family (36)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ATE170091T1 (de) * | 1992-03-20 | 1998-09-15 | Monsanto Co | Extraktion organischer verbindungen aus wässrigen lösungen |
| US5507949A (en) * | 1992-03-20 | 1996-04-16 | Monsanto Company | Supported liquid membrane and separation process employing same |
| MX9304854A (es) * | 1992-08-11 | 1994-02-28 | Monsanto Co | Polimero polianfifilico solido, novedoso, que tiene uso en un procedimiento de separacion. |
| KR970005641B1 (ko) | 1993-04-16 | 1997-04-18 | 구자홍 | 디지탈 브이씨알의 기록 및 재생제어회로 |
| FR2721228B1 (fr) * | 1994-06-17 | 1996-08-09 | Cricket Sa | Matériau hétérogène contenu dans un support poreux perméable et rigide. |
| US6045700A (en) * | 1996-07-29 | 2000-04-04 | Solutia Inc. | Retrievable organic carbon scavengers for cleaning of contaminated surface water sediments |
| US6086769A (en) * | 1996-09-16 | 2000-07-11 | Commodore Separation Technologies, Inc. | Supported liquid membrane separation |
| CA2315741A1 (en) | 1997-12-29 | 1999-07-08 | Monsanto Company | A membrane process for making enhanced flavor fluids |
| US6075073A (en) * | 1998-08-20 | 2000-06-13 | Apex Medical Technologies, Inc. | Latices from emulsified hydrocarbon rubber solutions by membrane separation |
| US6328782B1 (en) * | 2000-02-04 | 2001-12-11 | Commodore Separation Technologies, Inc. | Combined supported liquid membrane/strip dispersion process for the removal and recovery of radionuclides and metals |
| GB2352715B (en) * | 1999-07-30 | 2002-01-09 | Membrane Extraction Tech Ltd | Recovery of aromatic amines dissolved in aqueous fluids |
| ES2194777T3 (es) | 1999-10-19 | 2003-12-01 | Membrane Extraction Tech Ltd | Procedimiento para la extraccion y recuperacion de compuestos fenolicos de fluidos acuosos. |
| US6433163B1 (en) * | 2000-04-03 | 2002-08-13 | Commodore Separation Technoligies, Inc. | Combined supported liquid membrane/strip dispersion process for the removal and recovery of penicillin and organic acids |
| US7445939B2 (en) * | 2004-02-27 | 2008-11-04 | Varian, Inc. | Stable liquid membranes for liquid phase microextraction |
| WO2007076865A1 (en) | 2005-12-30 | 2007-07-12 | Drugmode Aps | Bioreactor for cell and tissue culture |
| RU2405831C2 (ru) * | 2009-02-25 | 2010-12-10 | Дэвон Инвестмент Лимитед | Способ выделения органических растворителей из ферментационных сред |
| CN103180431B (zh) | 2010-08-18 | 2015-02-04 | 药物模式有限责任公司 | 生物反应器系统 |
| WO2012048276A2 (en) | 2010-10-08 | 2012-04-12 | Caridianbct, Inc. | Customizable methods and systems of growing and harvesting cells in a hollow fiber bioreactor system |
| US8999168B2 (en) * | 2010-10-29 | 2015-04-07 | Ut-Battelle, Llc | Supported liquid inorganic membranes for nuclear waste separation |
| JP5922672B2 (ja) | 2010-12-15 | 2016-05-24 | ドラッグモード アーペーエスDrugmode Aps | インキュベーションキャビティーへの簡単なアクセスのための蓋を備えるバイオリアクター |
| WO2015073913A1 (en) | 2013-11-16 | 2015-05-21 | Terumo Bct, Inc. | Expanding cells in a bioreactor |
| WO2015148704A1 (en) | 2014-03-25 | 2015-10-01 | Terumo Bct, Inc. | Passive replacement of media |
| EP3198006B1 (en) | 2014-09-26 | 2021-03-24 | Terumo BCT, Inc. | Scheduled feed |
| WO2017004592A1 (en) | 2015-07-02 | 2017-01-05 | Terumo Bct, Inc. | Cell growth with mechanical stimuli |
| US11965175B2 (en) | 2016-05-25 | 2024-04-23 | Terumo Bct, Inc. | Cell expansion |
| US11685883B2 (en) | 2016-06-07 | 2023-06-27 | Terumo Bct, Inc. | Methods and systems for coating a cell growth surface |
| US11104874B2 (en) | 2016-06-07 | 2021-08-31 | Terumo Bct, Inc. | Coating a bioreactor |
| US11624046B2 (en) | 2017-03-31 | 2023-04-11 | Terumo Bct, Inc. | Cell expansion |
| CN117247899A (zh) | 2017-03-31 | 2023-12-19 | 泰尔茂比司特公司 | 细胞扩增 |
| US12234441B2 (en) | 2017-03-31 | 2025-02-25 | Terumo Bct, Inc. | Cell expansion |
| EP4314244B1 (en) | 2021-03-23 | 2025-07-23 | Terumo BCT, Inc. | Cell capture and expansion |
| US11491464B1 (en) | 2021-06-24 | 2022-11-08 | Avanpore LLC | Mesoporous poly (aryl ether ketone) hollow fiber membranes and use thereof in mass transfer processes |
| US12209689B2 (en) | 2022-02-28 | 2025-01-28 | Terumo Kabushiki Kaisha | Multiple-tube pinch valve assembly |
| USD1099116S1 (en) | 2022-09-01 | 2025-10-21 | Terumo Bct, Inc. | Display screen or portion thereof with a graphical user interface for displaying cell culture process steps and measurements of an associated bioreactor device |
| CN117695872B (zh) * | 2024-01-04 | 2024-07-19 | 中国海洋大学 | 一种用于膜萃取-膜反萃的复合膜组及其制备方法和应用 |
| CN120334002B (zh) * | 2025-04-02 | 2025-11-07 | 中国石油大学(北京) | 岩心抽空加压饱和器及其内胆的孔径优化方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5916505A (ja) * | 1982-07-19 | 1984-01-27 | Agency Of Ind Science & Technol | 芳香族ニトロ化合物イオン濃縮膜 |
Family Cites Families (72)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3410794A (en) * | 1966-01-20 | 1968-11-12 | Exxon Research Engineering Co | Separating hydrocarbons with liquid membranes |
| US4360448A (en) * | 1970-04-13 | 1982-11-23 | Exxon Research And Engineering Co. | Water in oil emulsions useful in liquid membrane |
| US3801404A (en) * | 1970-10-28 | 1974-04-02 | Celanese Corp | Novel open-celled microporous film |
| US3839516A (en) * | 1971-06-25 | 1974-10-01 | Res Triangle Inst | Process for the preparation of opencelled microporous films |
| US3819806A (en) * | 1972-04-20 | 1974-06-25 | Gen Electric | Facilitated transport of hydrogen sulfide |
| US3816524A (en) * | 1972-08-31 | 1974-06-11 | Dow Chemical Co | Extraction of carboxylic acids from dilute aqueous solutions |
| CH566798A5 (ja) * | 1973-05-29 | 1975-09-30 | Battelle Memorial Institute | |
| US3843761A (en) * | 1973-05-30 | 1974-10-22 | Celanese Corp | Process for preparing a thermoplastic microporous film involving a cold stretching step and multiple hot stretching steps |
| US3959173A (en) * | 1974-07-29 | 1976-05-25 | Exxon Research And Engineering Company | Novel liquid membrane formulations and uses thereof |
| US4014785A (en) * | 1974-07-29 | 1977-03-29 | Exxon Research And Engineering Company | Novel liquid membrane formulations and uses thereof |
| NL7509076A (nl) * | 1974-08-05 | 1976-02-09 | Monsanto Co | Werkwijze voor het afscheiden van fenolen uit waterige mengsels. |
| US4011160A (en) * | 1975-03-03 | 1977-03-08 | The Dow Chemical Company | Process of using oxazoline and/or oxazine-modified polymers |
| US4001147A (en) * | 1975-03-03 | 1977-01-04 | The Dow Chemical Company | Oxazoline and/or oxazine-modified polymers |
| CH594696A5 (ja) * | 1975-03-18 | 1978-01-31 | Battelle Memorial Institute | |
| JPS5215627A (en) * | 1975-07-09 | 1977-02-05 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | Porous polypropylene hollow fibers and a process for manufacturing the m |
| US4147754A (en) * | 1975-07-28 | 1979-04-03 | General Electric Company | System for selective removal of hydrogen sulfide from a mixture of gases |
| US4089653A (en) * | 1975-07-28 | 1978-05-16 | General Electric Company | Apparatus for the separation of hydrogen sulfide from gas mixture including carbon dioxide |
| US3969265A (en) * | 1976-06-24 | 1976-07-13 | Exxon Research And Engineering Company | Novel liquid membrane formulations and use thereof |
| US4086163A (en) * | 1976-09-29 | 1978-04-25 | Exxon Research & Engineering Co. | Metal extraction by combined solvent and LM extraction |
| US4119408A (en) * | 1977-06-22 | 1978-10-10 | General Electric Company | Apparatus for maintaining the separation efficiency of immobilized liquid membranes in gas separation |
| US4174374A (en) * | 1977-06-22 | 1979-11-13 | General Electric Company | Maintaining the separation efficiency of immobilized liquid membranes in gas separation methods and apparatus |
| DE2738268A1 (de) * | 1977-08-25 | 1979-03-08 | Basf Ag | Hydrophobe polyurethanschaumstoffe zur oelabsorption |
| US4244816A (en) * | 1979-01-22 | 1981-01-13 | Exxon Research & Engineering Co. | Liquid membrane capsule systems resistant to coalescence by means of an irreversible coating |
| GB2047564B (en) * | 1978-03-27 | 1983-01-26 | Bend Res Inc | Separator membrane and process using such membrane for removing ions from an aqueous solution |
| US4292181A (en) * | 1978-10-30 | 1981-09-29 | Exxon Research & Engineering Co. | Use of liquid membrane systems for selective ion transfer |
| DE2947765C2 (de) * | 1978-11-28 | 1985-09-19 | Koei Chemical Co., Ltd., Osaka | Verfahren zur Gewinnung von Phenolen aus wäßrigen Lösungen |
| US4337154A (en) * | 1979-04-04 | 1982-06-29 | Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co., Ltd. | Crosslinked composite semipermeable membrane |
| US4257997A (en) * | 1979-06-01 | 1981-03-24 | Celanese Corporation | Solvent stretch process for preparing a microporous film |
| US4255376A (en) * | 1979-06-01 | 1981-03-10 | Celanese Corporation | Solvent stretch process for preparing microporous films from precursor films of controlled crystalline structure |
| US4276179A (en) * | 1979-06-01 | 1981-06-30 | Celanese Corporation | Removing halogenated hydrocarbons from aqueous media by utilizing a polyolefinic microporous adsorbent |
| US4278548A (en) * | 1979-08-20 | 1981-07-14 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Control of biological growth in reverse osmosis permeators |
| DE3138107A1 (de) * | 1981-09-24 | 1983-04-07 | Dr. Eduard Fresenius, Chemisch-pharmazeutische Industrie KG, 6380 Bad Homburg | Verfahren zur entfernung von stoffen aus waessrigen loesungen sowie vorrichtung zur durchfuehrung des verfahrens |
| US4405688A (en) * | 1982-02-18 | 1983-09-20 | Celanese Corporation | Microporous hollow fiber and process and apparatus for preparing such fiber |
| US4459326A (en) * | 1982-05-19 | 1984-07-10 | Hillyard Enterprises, Inc. | Coating of synthetic surfaces with water-based coatings |
| US4802987A (en) * | 1984-02-24 | 1989-02-07 | Exxon Research And Engineering Company | Selective permeation of aromatic hydrocarbons through polyethylene glycol impregnated regenerated cellulose or cellulose acetate membranes |
| DE3407149A1 (de) * | 1984-02-28 | 1985-08-29 | Basf Ag, 6700 Ludwigshafen | Membrane aus organischen polymeren, die kristalline traegerverbindungen enthalten, deren herstellung und verwendung |
| US4544779A (en) * | 1984-04-02 | 1985-10-01 | American Cyanamid Company | Extraction of alcohols with phosphine oxides |
| US4997569A (en) * | 1984-08-28 | 1991-03-05 | The Trustees Of The Stevens Institute Of Technology | Immobilized-interface solute-transfer process |
| US4789468A (en) * | 1984-08-28 | 1988-12-06 | The Trustees Of The Stevens Institute Of Technology | Immobilized-interface solute-transfer apparatus |
| JPS6182806A (ja) * | 1984-09-28 | 1986-04-26 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 液体膜 |
| US4575568A (en) * | 1984-11-23 | 1986-03-11 | Exxon Research & Engineering Co. | Removal of phenols from water |
| JPS61149205A (ja) * | 1984-12-24 | 1986-07-07 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 液体膜 |
| JPS61204140A (ja) | 1984-12-31 | 1986-09-10 | パーミー,インコーポレーテッド | 炭化水素を分離する方法および水分非含有−分離膜 |
| US4808313A (en) * | 1985-01-08 | 1989-02-28 | Agency Of Industrial Science And Technology | Liquid separation membrane for pervaporation |
| JPS61231548A (ja) * | 1985-04-05 | 1986-10-15 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 写真廃液の処理方法及び写真自動現像機 |
| US4851124A (en) * | 1985-05-21 | 1989-07-25 | The United States Of America As Represented By The United States Department Of Energy | Method of removing and detoxifying a phosphorus-based substance |
| GB8513114D0 (en) * | 1985-05-23 | 1985-06-26 | Ici Plc | Membranes |
| ZA865173B (en) * | 1985-07-31 | 1987-03-25 | Celanese Corp | Immobilized liquid membrane |
| US4816407A (en) * | 1985-10-11 | 1989-03-28 | Sepracor Inc. | Production of low-ethanol beverages by membrane extraction |
| US4966707A (en) * | 1986-05-13 | 1990-10-30 | Celanese Corporation | Liquid/liquid extractions with microporous membranes |
| JPH0739457B2 (ja) * | 1986-05-14 | 1995-05-01 | タキロン株式会社 | 両親媒性セグメントポリウレタン |
| US4886598A (en) * | 1986-10-23 | 1989-12-12 | The United States Of America As Represented By The Department Of Energy | Liquid membrane coated ion-exchange column solids |
| US4747949A (en) * | 1986-10-23 | 1988-05-31 | The United States Of America As Represented By The United States Department Of Energy | Liquid membrane coated ion-exchange column solids |
| US4824443A (en) * | 1986-12-30 | 1989-04-25 | Bend Research, Inc. | Gas separation by composite solvent-swollen membranes |
| US4710205A (en) * | 1987-03-16 | 1987-12-01 | Honeywell Inc. | Stabilized liquid films |
| EP0296098A3 (en) * | 1987-06-16 | 1989-08-23 | W.R. Grace & Co.-Conn. | Crosslinked polyurethane emulsion, process and prepolymer for its production and process for forming coatings from said emulsion |
| US4743629A (en) * | 1987-07-02 | 1988-05-10 | Becton, Dickinson And Company | Crosslinked polyetherurethane membranes useful in blood electrolyte sensors |
| US4935144A (en) * | 1987-09-17 | 1990-06-19 | Texaco Inc. | Concentration of water-ketone compositions |
| US4780114A (en) * | 1987-10-14 | 1988-10-25 | Air Products And Chemicals, Inc. | Molten salt hydrate membranes for the separation of gases |
| FR2625548B1 (fr) * | 1987-12-30 | 1990-06-22 | Inst Francais Du Petrole | Procede pour retarder la formation et/ou reduire la tendance a l'agglomeration des hydrates |
| DE3824359A1 (de) * | 1988-04-07 | 1989-10-19 | Bayer Ag | Verbundmembranen, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung |
| US5179190A (en) * | 1988-10-28 | 1993-01-12 | Regen Steven L | Supramolecular surfactants: amphiphilic polymers designed to disrupt lipid membranes |
| US4961758A (en) * | 1988-11-15 | 1990-10-09 | Texaco Inc. | Liquid membrane process for separating gases |
| US5162076A (en) * | 1988-11-30 | 1992-11-10 | Allied-Signal Inc. | Method for purification of acids from materials comprising acid and salt |
| US5028339A (en) * | 1989-01-23 | 1991-07-02 | Clark Iii William T | Polymer matrix and method for retaining reactants in a polymer matrix |
| US4948511A (en) * | 1989-04-14 | 1990-08-14 | Maxwell Laboratories, Inc. | Method for extracting dissolved organic pollutants from aqueous streams |
| US5100555A (en) * | 1990-06-15 | 1992-03-31 | Matson Stephen L | Method and system for removing radon from radon containing water |
| US5049275A (en) * | 1990-06-15 | 1991-09-17 | Hoechst Celanese Corp. | Modified microporous structures |
| US4988443A (en) * | 1990-07-03 | 1991-01-29 | North Carolina State University | Bioreactor process for continuous removal of organic toxicants and other oleophilc solutes from an aqueous process stream |
| GB2246821A (en) * | 1990-08-07 | 1992-02-12 | Electricity Ass Services Ltd | Heated rotor |
| US5507949A (en) * | 1992-03-20 | 1996-04-16 | Monsanto Company | Supported liquid membrane and separation process employing same |
| ATE170091T1 (de) * | 1992-03-20 | 1998-09-15 | Monsanto Co | Extraktion organischer verbindungen aus wässrigen lösungen |
-
1993
- 1993-02-03 US US08/005,471 patent/US5507949A/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-03-19 DK DK93870052T patent/DK0561759T3/da active
- 1993-03-19 JP JP5060505A patent/JP2615335B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1993-03-19 DE DE69330441T patent/DE69330441T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1993-03-19 PT PT93870052T patent/PT561759E/pt unknown
- 1993-03-19 EP EP93870052A patent/EP0561759B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-03-19 AT AT93870052T patent/ATE203182T1/de active
- 1993-03-19 CA CA002092030A patent/CA2092030C/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5916505A (ja) * | 1982-07-19 | 1984-01-27 | Agency Of Ind Science & Technol | 芳香族ニトロ化合物イオン濃縮膜 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0561759B1 (en) | 2001-07-18 |
| JP2615335B2 (ja) | 1997-05-28 |
| DK0561759T3 (da) | 2001-09-24 |
| DE69330441D1 (de) | 2001-08-23 |
| DE69330441T2 (de) | 2002-05-02 |
| CA2092030C (en) | 2000-09-19 |
| US5507949A (en) | 1996-04-16 |
| CA2092030A1 (en) | 1993-09-21 |
| EP0561759A1 (en) | 1993-09-22 |
| PT561759E (pt) | 2001-12-28 |
| ATE203182T1 (de) | 2001-08-15 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2615335B2 (ja) | 支持された液膜及びこれを使用する分離法 | |
| JPH0623208A (ja) | 水性溶液から有機化合物を除去する方法 | |
| US20070051680A1 (en) | Hydrophilic cross-linked polymeric membranes and sorbents | |
| JPH026830A (ja) | 半透過性非対称型乾燥セルローズ膜の製造法及びこれにより製造された乾操膜 | |
| Das et al. | Porous polyurethane urea membranes for pervaporation separation of phenol and chlorophenols from water | |
| KR101961344B1 (ko) | 폴리아미드 계면중합용 조성물 및 이를 이용한 역삼투막의 제조방법 | |
| Park et al. | Selective permeation through hydrophobic–hydrophilic membranes | |
| NO143862B (no) | Tynn polykarbonat-membran, fortrinnsvis for bruk ved hemodialyse | |
| US5043073A (en) | Method and apparatus for clearing toxic substances from biological fluids | |
| Kemperman et al. | Stabilization of supported liquid membranes by gelation with PVC | |
| US6881364B2 (en) | Hydrophilic mixed matrix materials having reversible water absorbing properties | |
| NZ556309A (en) | Methods for degassing hydrophobic liquids and emulsions formed therefrom | |
| EP0111499A1 (en) | Wettable hydrophobic hollow fibers | |
| CA2103742C (en) | Novel solid poly-amphiphilic polymer having use in a separation process | |
| KR101678603B1 (ko) | 채널을 갖는 고 처리율 막 | |
| Harun et al. | Stability and kinetic insights for ibuprofen removal from aquaculture wastewater using green supported ionic liquid membranes | |
| Ahmad et al. | Hydrophobic deep eutectic solvents based on fatty acids for enhanced phenol extraction in supported liquid membrane systems | |
| US5525236A (en) | Reverse osmosis purification of water | |
| US7485233B2 (en) | Hydrophilic mixed matrix material having reversible water absorbing properties | |
| US5942120A (en) | Composite microporous ultrafiltration membrane, method of making thereof, and separation methods | |
| Netke et al. | Sorption and permeation of aqueous picolines in elastomeric membranes | |
| JPH0761430B2 (ja) | シクロデキストリン‐ポリビニルアルコール複合分離膜 | |
| Dastgir et al. | The performance of composite supported polymeric liquid membranes in the membrane aromatic recovery system (MARS) | |
| JPS5916505A (ja) | 芳香族ニトロ化合物イオン濃縮膜 | |
| KR20250010686A (ko) | 여과용 친수성 멤브레인 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |