JPH067661U - 折りたたみ式各種工具における工具本体のロック装置 - Google Patents

折りたたみ式各種工具における工具本体のロック装置

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JPH067661U
JPH067661U JP4690892U JP4690892U JPH067661U JP H067661 U JPH067661 U JP H067661U JP 4690892 U JP4690892 U JP 4690892U JP 4690892 U JP4690892 U JP 4690892U JP H067661 U JPH067661 U JP H067661U
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 刀身2の使用状態で回動支持部3の回動力が
圧接縁20によりばね5を介して操作部材の係止爪15
に与えられた時、係止爪15を弾性部の付勢力に抗して
係止位置から非係止位置に移動させる分力Fとしてこの
回動力が働かない。また、刀身2の不使用状態で回動支
持部3の回動力が圧接縁19によりばね5を介して係止
爪15に与えられた時、前記分力Fとしてこの回動力が
働く。 【効果】 刀身2を使用状態から不使用状態にする場合
にのみ操作部材11を強制的に操作して刀身2のロック
状態を解除するが、刀身2を不使用状態から使用状態に
する場合には操作部材11を強制的に操作する必要がな
くなる。従って、安全性を維持できるばかりでなく、操
作性も向上させることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は刀身を折りたたむことができるナイフ等の各種工具において刀身等 の工具本体を使用状態と不使用状態とでロックすることができる装置に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来の折りたたみ式ナイフとしては、例えば特開昭56−40175号公報に 示すものがある。この折りたたみ式ナイフにおいては、ロックレバーを有するス ライドボタンがハンドルに対し移動可能に支持され、使用状態と不使用状態とで 刀身の回動支持部の外周縁に背金が圧接されて刀身が各状態に保持されるととも に、スライドボタンが押しばねにより付勢されてそのロックレバーが背金を押さ えている。従って、スライドボタンを押しばねの付勢力に抗して移動させない限 り、背金がロックレバーにより押されて刀身の回動支持部が回動しないようにな っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この折りたたみ式ナイフにおいては、スライドボタンを移動させない限り、刀 身が回動しないので、安全ではあるが、ハンドルに対し刀身を使用状態と不使用 状態とに回動させるとき、常にスライドボタンを移動させなければならない。そ のため、その移動操作が面倒なこともあった。
【0004】 ところで、このような折りたたみ式ナイフにおいては、使用状態でハンドルか ら突出する刀身をハンドル内に収納して不使用状態にするとき、ハンドルを握っ た指が刀身の刃先に触れることがあるため、危険であるが、ハンドル内に収納さ れた刀身をハンドルから突出させる場合には、そのような危険性は少ない。
【0005】 本考案は従来のものと同形式の折りたたみ式ナイフにおいて使用状態と不使用 状態とでロック構造を異にし、安全性を維持するばかりではなく、操作性も向上 させることを目的としている。また、このような折りたたみ式ナイフ以外の各種 工具にも応用できるようにすることも目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
後記する実施例の図面に示すように、本考案にかかる折りたたみ式各種工具に おいては、柄1に工具本体2が回動可能に支持され、柄1に取り付けられたばね 5により工具本体2の回動支持部3の外周縁が圧接されている。そして、この工 具本体2は使用状態で柄1から突出し、ばね5の圧接力により保持されるように なっている。また、この工具本体2は不使用状態で柄1内に収納され、同じくば ね5の圧接力により保持されるようになっている。
【0007】 柄1には操作部材11が移動可能に支持されている。この操作部材11には係 止部15が設けられている。操作部材11の移動に伴い、この係止部15はばね 5の撓みを規制する係止位置と、ばね5の撓みを許容する非係止位置とを取り得 るようになっている。この係止部15は弾性部13により付勢され、その付勢力 により係止位置で保持されている。
【0008】 工具本体2の回動支持部3には圧接縁19,20が形成されている。そして、 工具本体2の使用状態で、回動支持部3の回動力がその圧接縁20によりばね5 を介して操作部材11の係止部15に与えられた時、同係止部15を弾性部13 の付勢力に抗して係止位置から非係止位置に移動させる分力Fとして、この回動 力が働かないようになっている。
【0009】 また、工具本体2の不使用状態で、回動支持部3の回動力がその圧接縁19に よりばね5を介して係止部15に与えられた時、前記分力Fとしてこの回動力が 働くようになっている。
【0010】
【作用】 図3(a)に示すように、工具本体2の使用状態でその回動支持部3を不使用 状態にするようにL矢印方向へ回動させると、回動支持部3の圧接縁20がばね 5を押し、係止位置にある操作部材11の係止部15がこの力を受ける。この場 合、回動力により係止部15が非係止位置に移動しないため、回動支持部3の回 動はばね5を介して係止部15により阻止される。従って、操作部材11を弾性 部13の付勢力に抗して強制的に移動させない限り、工具本体2は使用状態で確 実にロックされる。
【0011】 操作部材11を弾性部13の付勢力に抗して強制的に移動させると、係止部1 5が非係止位置になる。この操作状態で工具本体2を使用状態から不使用にする ようにL矢印方向へ回動させると、ばね5の圧接力により回動支持部3に適度な 回動抵抗が与えられながら、工具本体2が柄1内に収納される。
【0012】 一方、図3(b)に示すように、この不使用状態から工具本体2を使用状態に するようにR矢印方向へ回動させると、その回動力により操作部材11の係止部 15が弾性部13の付勢力に抗して係止位置から非係止位置へ移動し得るため、 ばね5の圧接力により回動支持部3に適度な回動抵抗が与えられながら、工具本 体2が柄1から突出する。
【0013】 このように本考案では、工具本体2を使用状態から不使用状態にする場合にの み、操作部材11を強制的に操作して工具本体2のロック状態を解除するが、工 具本体2を不使用状態から使用状態にする場合には、操作部材11を強制的に操 作する必要がなくなる。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の一実施例にかかる折りたたみ式ナイフを図面を参照して説明す る。
【0015】 柄1の先端部に対し工具本体としての刀身2がその基端部の回動支持部3で支 軸4により回動可能に支持され、図1に示すように刀身2が柄1の先端部から突 出した使用状態と、図4に示すように刀身2が柄1内にその腹側から収納された 不使用状態と取り得るようになっている。
【0016】 柄1内の背側において板ばね5の基端部が柄1の基端側に嵌着され、この板ば ね5が柄1の先端側に延設されている。この板ばね5の先端部に押圧部6が形成 され、この押圧部6が刀身2の回動支持部3の外周縁に対し常に圧接されている 。この押圧部6は柄1の先端側に向かうに従いその腹側に近づくように若干傾斜 している。この板ばね5には回避部7が押圧部6の基端側に隣接して柄1の腹側 に屈曲形成されている。
【0017】 図2に示すように、柄1の先端部背側に凹所8が形成され、この凹所8に蓋体 9が着脱可能に嵌着されている。この凹所8の一側に案内溝10が形成され、こ の案内溝10に操作部材11が嵌め込まれている。この操作部材11は台板部1 2と、この台板部12の基端側から一体に延設された弾性部13と、この台板部 12の外側に突設されたつまみ14と、この台板部12の内側に突設された係止 爪15とからなる。この台板部12及び弾性部13が案内溝10に挿嵌され、こ の弾性部13により台板部12が先端側に付勢されて停止している。蓋体9に長 孔16が形成され、つまみ14がこの長孔16を通って蓋体9の外側に露出して いる。案内溝10に長孔17が形成され、係止爪15がこの長孔17を通って柄 1内に挿入されている。前記板ばね5においてその押圧部6と回避部7との間に 端部18が形成され、この端部18上に係止爪15が当接している。
【0018】 図3(a)(b)に示すように、前記刀身2の回動支持部3においては、刃先 2aに連続する圧接縁19と、背部2bに連続する圧接縁20とが互いに連続し て形成されている。刃先2a側の圧接縁19において、回動支持部3の中心から の半径のうち、刃先2aに連続する部分19aにおける半径をA、他方の圧接縁 20との境にある頂部19bにおける半径をBとしたとき、この半径Aが最小に なるとともに半径Bが最大になり、この部分19aから頂部19bに至るに従い 圧接縁19の半径が次第に大きくなる。また、背部2b側の圧接縁20において 、背部2bに連続する部分20aにおける半径をA、他方の圧接縁19との境に ある部分20bにおける半径をB、これらの部分20a,20b間にある頂部2 0cにおける半径をCとしたとき、この半径Cが最大であり、部分20aと頂部 20cとの間並びに部分20bと頂部20cとの間で圧接縁20が直線的に延び ている。
【0019】 図3(a)に示す使用状態で圧接縁20の頂部20cは係止爪15の中心15 aよりも若干基端側で板ばね5の端部18に当接し、圧接縁20の部分20aは この中心15aよりも先端側で板ばね5の押圧部6に当接している。この使用状 態から刀身2を不使用状態にするためにL矢印方向へ回動させると、その力は板 ばね5の端部18を持ち上げてその押圧部6を撓ませる垂直分力として働くとと もに、操作部材11の移動方向に沿う水平分力Fとしても働く。この垂直分力を 係止爪15により受けるため、この垂直分力により板ばね5の端部18は持ち上 げられず、刀身2は回動しない。一方、この水平分力Fは操作部材11の弾性部 13による付勢向きに働くため、操作部材11の係止爪15がその弾性部13の 付勢力に抗して移動することがなく、係止位置で保持される。従って、操作部材 11を強制的に移動させない限り、刀身2は使用状態で確実にロックされる。
【0020】 このロック状態を解除するため、操作部材11においてつまみ14を弾性部1 3の付勢力に抗して基端側へ移動させると、係止爪15が板ばね5の端部18か ら離れて回避部7上の空間に位置し、板ばね5の押圧部6及び端部18が撓み得 る状態となる。従って、この状態で刀身2をL矢印方向へ回動させると、回動支 持部3の各圧接縁19,20が板ばね5により押圧されて適度な回動抵抗が付与 されながら、刀身2が柄1内に収納される。そして、操作部材11においてつま み14を離すと、弾性部13の付勢力により係止爪15が再び板ばね5の端部1 8上に当接し、図3(b)に示す不使用状態となる。
【0021】 この不使用状態においては、刃先2a側に連続する圧接縁19でその部分19 a付近が板ばね5の押圧部6に当接している。この不使用状態から刀身2を使用 状態にするためにR矢印方向へ回動させると、その力は押圧部6を持ち上げる垂 直分力として働くとともに、操作部材11の移動方向に沿う水平分力Fとしても 働く。特に、この水平分力Fは操作部材11の弾性部13の付勢向きに対し反対 向きに働くため、この水平分力Fにより操作部材11の係止爪15が弾性部13 の付勢力に抗して回避部7側へ移動し、板ばね5の端部18から離れて非係止位 置になる。従って、回動支持部3の各圧接縁19,20が板ばね5により押圧さ れて適度な回動抵抗が付与されながら、刀身2が回動して使用状態となる。
【0022】 このように本実施例においては、刀身2を使用状態から不使用状態にする場合 に特に危険性が高くなることに鑑み、そのような場合にのみ操作部材11により 刀身2を確実にロックし、操作部材11を強制的に移動させない限りこのロック 状態を解除できないようにした。従って、前述したように、刀身2を不使用状態 から使用状態にする場合には操作部材11を全く操作する必要がなくなり、安全 性を維持することができるとともに、操作性も向上させることができる。
【0023】 前記実施例では図3に示すように回動支持部3や板ばね5や操作部材11を設 定したが、要するに刀身2の回動力が操作部材11の移動力として働くか否かが 問題となるため、回動支持部3と板ばね5と操作部材11の係止爪15との間の 位置関係並びに操作部材11の弾性部13の付勢向き等、本考案の趣旨を逸脱し ない範囲で各種変更してもよい。
【0024】 また、前記実施例では折りたたみ式ナイフに具体化したが、その他の折りたた み式工具、例えば鋸や栓抜きやかん切り等に具体化してもよい。
【0025】
【考案の効果】
本考案にかかる折りたたみ式各種工具においては、工具本体2を使用状態から 不使用状態にする場合にのみ操作部材11を強制的に操作してロック状態を解除 すればよいため、安全性を維持できるばかりではなく、操作性も向上させること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本実施例にかかる折りたたみ式ナイフ
においてその使用状態を示す正面図であり、(b)は同
じく正断面図である。
【図2】(a)は図1(a)に示す折りたたみ式ナイフ
においてその蓋体を取り外した状態を示す正面図であ
り、(b)は図1(a)のX−X線断面図である。
【図3】(a)は図1(b)の部分拡大図であり、
(b)は後記図4(b)の部分拡大図である。
【図4】(a)は本実施例にかかる折りたたみ式ナイフ
においてその不使用状態を示す正面図であり、(b)は
同じく正断面図である。
【符号の説明】
1 柄、2 刀身(工具本体)、2a 刃先、2b 背
部、3 回動支持部、4 支軸、5 板ばね、6 押圧
部、7 回避部、11 操作部材、12 台板部、13
弾性部、14 つまみ、15 係止爪、18 端部、
19 圧接縁、20 圧接縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柄(1)に工具本体(2)を回動可能に
    支持し、この工具本体(2)が柄(1)から突出した使
    用状態と、この工具本体(2)が柄(1)内に収納され
    た不使用状態とを取り得るようにし、 柄(1)に取り付けたばね(5)により工具本体(2)
    の回動支持部(3)の外周縁を圧接して前記各状態に保
    持し得るようにした折りたたみ式各種工具において、 柄(1)に操作部材(11)を移動可能に支持して、こ
    の操作部材(11)の係止部(15)が前記ばね(5)
    の撓みを規制する係止位置と、同係止部(15)がこの
    ばね(5)の撓みを許容する非係止位置とを取り得るよ
    うにするとともに、この係止部(15)を係止位置に保
    持する弾性部(13)を設け、 前記工具本体(2)の使用状態で工具本体(2)の回動
    支持部(3)の回動力がばね(5)を介して操作部材
    (11)に与えられた時、同係止部15を係止位置から
    非係止位置に弾性部(13)の付勢力に抗して移動させ
    る分力(F)として働かないように、回動支持部(3)
    に圧接縁(20)を設け、 前記工具本体(2)の不使用状態で工具本体(2)の回
    動支持部(3)の回動力がばね(5)を介して操作部材
    (11)の係止部(15)に与えられた時、前記分力
    (F)として働くように、回動支持部(3)に圧接縁
    (19)を設けたことを特徴とする折りたたみ式各種工
    具における工具本体のロック装置。
JP1992046908U 1992-07-06 1992-07-06 折りたたみ式各種工具における工具本体のロック装置 Expired - Lifetime JP2545043Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5640175A (en) * 1979-09-08 1981-04-16 Youichi Seto Folding knife

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5640175A (en) * 1979-09-08 1981-04-16 Youichi Seto Folding knife

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JP2545043Y2 (ja) 1997-08-25

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