JPH0679469A - 箔状導電体の溶接方法 - Google Patents

箔状導電体の溶接方法

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JPH0679469A
JPH0679469A JP4238509A JP23850992A JPH0679469A JP H0679469 A JPH0679469 A JP H0679469A JP 4238509 A JP4238509 A JP 4238509A JP 23850992 A JP23850992 A JP 23850992A JP H0679469 A JPH0679469 A JP H0679469A
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JP
Japan
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welding
foil
conductor
molybdenum
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JP4238509A
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English (en)
Inventor
Isao Koyama
勲 甲山
Ryoji Izawa
良治 伊沢
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Seiwa Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Seiwa Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】溶接品質に優れ、バインダーを不要とする、し
かも廉価に溶接することが可能な箔状導電体の溶接方法
を提供すること。 【構成】バックバー10に対してモリブデン箔12とモ
リブデンロッド14とを配置し、シリーズ抵抗溶接用電
極チップ18a、18bから溶接電流を流す。電気絶縁
性、耐熱性のあるバックバー10の存在により、モリブ
デン箔12、モリブデンロッド14にジュール熱が蓄熱
され、効果的に溶接が遂行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、箔状導電体の溶接方法
に関し、一層詳細には、電気絶縁性、耐熱性を備えた素
材からなるバックバー上に同種または異種の導電体を載
置した上で、特にバインダ等を用いることなく二つのこ
れら導電体を抵抗溶接することを可能にした箔状導電体
の溶接方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、たとえば、水銀灯、集魚灯、
ナトリウムランプ、クセノンランプ等に光源としてタン
グステンが用いられている。このタングステンを光源と
してランプに組み込む場合、予めモリブデンとの溶接を
行い、このモリブデンを介して該タングステンに通電し
発光せしめる。
【0003】図3を参照すれば、この場合、タングステ
ンWとモリブデンMo1の溶接に際して、タングステン
W自体は縦断面円形状であり、一方、モリブデンは箔状
である。さらに、前記箔状のモリブデンMo1に対して
ロッド状のモリブデンMo2を溶接する。この溶接に際
して、タングステンWが熱伝導率が低いために異なる方
向から一対の電極チップでこれらワークを挟圧して溶接
電流を流すと、溶接工程終了後に電極を相互に離間させ
ようとするとき、一方の電極にモリブデンMo1が付着
し、すなわち、モリブデンMo1がタングステンWより
剥離し、溶接不良を惹起する。被溶接物に銅、銀等の不
純物が付着することを回避するため、溶接用電極チップ
には、この場合、タングステンが用いられるが、タング
ステンは熱伝導率が小さいため、被溶接物の間が高温に
なるからである。
【0004】一方、モリブデンMo1とMo2との間の
溶接に際しても溶接工程終了時に相互に電極を離間させ
ようとすると、箔状のモリブデンMo1が一方の電極に
付着した状態を維持しようとするために、前記箔状のモ
リブデンMo1が裂けてしまい、同様に溶接不良とな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、従来、箔状の
モリブデンMo1を電極から効果的に離間させるため
に、電極チップをドレッシングする工程が営まれてい
る。しかしながら、例え、前記の如き研磨工程、すなわ
ち、ドレッシングを電極チップに対して施したとして
も、後続する数回乃至数十回の溶接工程で再び電極チッ
プとモリブデン箔との付着が顕著になり、この電極チッ
プを使用して溶接工程を続行することは困難となる。結
局、頻繁に電極チップのドレッシングを必要とする。こ
のことは、この種の大量生産されるべき製品の生産効率
の向上を著しく妨げることになる。
【0006】前記のような不都合を克服すべく、モリブ
デンMo1とMo2との間、もしくはタングステンWと
モリブデンMo1との間に白金箔Ptを介装し、この白
金箔Ptにバインダとしての機能を営ませる方法が採用
されるに至った(図3参照)。
【0007】しかしながら、この方法によれば、白金箔
PtをモリブデンMo1とMo2との間、もしくはモリ
ブデンMo1とタングステンWとの間に介装する工程が
さらに必要となる。しかも、白金箔Ptのために一層高
価となる。
【0008】これに加えて、球状のガラス内に光源を固
定し、ガスを封入する際、光源部分、すなわち、モリブ
デンMO1とMO2およびタングステンWの一部をガラ
スで封止するが、その際、白金箔Ptが介在することに
より、前記ガラスの封止部分にクラックが入り易い。ま
た、溶接が不十分であるにも拘らず、バインダがろう材
のように流れ、完全に溶接が行われているとの誤認をし
てしまう。勿論、この場合には溶接強度は十分ではな
い。
【0009】本発明は前記の不都合を克服するためにな
されたものであって、溶接品質に優れ、バインダとして
の白金箔を介装する工程も必要とすることなく、しかも
廉価に且つ品質に優れた製品を得ることが可能な箔状導
電体の溶接方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、箔状の第1の導電体を電気絶縁性、耐
熱性を備えた素材のバックバー上に配置し、前記第1導
電体上に第2の導電体を配置し、前記第1と第2の導電
体間、または第2導電体上に所定間隔離間して第1およ
び第2の電極チップを圧接し、前記第1および第2電極
チップ間に溶接電流を流して前記第1導電体と第2導電
体とをシリーズ抵抗溶接することを特徴とする。
【0011】
【作用】第1の導電体としての箔状のモリブデンをバッ
クバー上に位置決めする。この箔状の第1の導電体にさ
らに溶接すべき第2の導電体を配置し、溶接ロボット等
に固着されている電極チップを所定間隔離間した上で第
1と第2の導電体間、もしくは第2導電体上に所定間隔
離間して圧接する。すなわち、バックバーと電極との間
で前記第1導電体と第2導電体が挟圧されることにな
る。そこで、第1電極および第2電極に電流を流す。こ
の結果、バックバーでは電気絶縁性、耐熱性を備えてい
るために、第1導電体と第2導電体に溶接抵抗による熱
が蓄熱され、より一層この第1導電体、第2導電体が二
つの電極チップ間で溶融するに至る。所定時間経過した
後、電極を前記導電体から離間させ、溶接工程が終了し
たワークを取り出す。
【0012】
【実施例】本発明に係る箔状導電体の溶接方法について
好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳
細に説明する。
【0013】図1において、参照符号10はセラミック
ス製のバックバーを示す。バックバー10はシリコン酸
化物製である。このバックバー10に対して厚さ25μ
からなる第1の導電体としてのモリブデン箔12を載置
する。このモリブデン箔12に対して直径0.7mmの
第2の導電体としてのモリブデンロッド14を載置す
る。このような準備段階を経た後、溶接装置16を構成
する電極チップ18a、18bを前記モリブデンロッド
14上に圧接する。図1から容易に諒解される通り、溶
接装置16は第1の電極チップ18aと第2の電極チッ
プ18bとを有し、第1電極チップ18aと第2電極チ
ップ18bとの間隔aは約0.5mm、また、電極端部
の間隔はそれぞれの長さaを0.5mmに設定してい
る。
【0014】このような状態において、溶接装置16の
電極チップ18a、18bをモリブデンロッド14に対
して13kgfで圧接し、溶接電流を60msecの
間、約600A流した。このときの電極間電圧は0.6
Vであった。
【0015】溶接が終了した後、第1電極チップ18a
と第2電極チップ18bとを一体的にモリブデンロッド
14から離間させた。このとき、それぞれの電極チップ
18a、18bに対してモリブデンロッド14が付着、
すなわち、ステッキングする現象は全く見られなかっ
た。また、溶接後のモリブデン箔12、モリブデンロッ
ド14をバックバー10から離間させたときにもこれら
の部材に何ら損傷は見受けられなかった。
【0016】さらに、モリブデンロッド14からモリブ
デン箔12を剥離させようとするピールテストを行った
結果、十分な強度が得られているために、所定の範囲で
ピールすることは避けられた。この場合、さらに応力を
加えると、モリブデン箔12が破断したが、加圧面全体
に広範囲にわたってモリブデン箔12がモリブデンロッ
ド14に溶着していた。
【0017】本実施例によれば、以上のように、特に、
白金によるバインダとしての機能を必要とすることな
く、モリブデン箔12、モリブデンロッド14相互の溶
接を行うことが可能である。さらにまた、モリブデンロ
ッド14に代えてタングステンからなるロッドWを載置
し、モリブデン箔12との溶接を試みたが、この場合も
同様に、極めて溶接程度のよい製品が得られた。例え
ば、バックバー10にモリブデン箔12とタングステン
Wとを積層配置し、タングステンWに対して所定間隔離
間して1.5kgfで170A乃至180Aの電流を5
0msec流した。その結果、モリブデン箔12とタン
グステンWとが堅牢に溶着されていることが確認され
た。
【0018】なお、図2に示すように、第1の実施例の
モリブデン相互の間にはその境界も明確にならないほど
に一方から他方へと相互に浸透し、溶接が効果的に行わ
れていることが判明した。
【0019】しかも、溶接時の再結晶による脆化も全く
生じていないことが確認された。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、以上のように、バイン
ダーとしての白金箔を使用しないために、製品に不純物
が混入することもなく、この結果、この溶接方法によっ
て得られた物を水銀灯、集魚灯等のランプに使用したと
しても、製品寿命を短くすることもない。
【0021】また、溶接時に、バインダーとしての白金
箔が溶融することにより、ワークに対する溶接工程が完
了しているように感得される場合があるが、この場合で
あっても十分な溶接強度が確保されているとは言い難
い。しかしながら、本発明によれば、白金箔のようなバ
インダーを使用することがないために、前記のような不
都合が回避され、溶接強度に優れた製品を得ることがで
きる。
【0022】さらに、本発明によれば、電気絶縁性、耐
熱性に優れたバックバーを用いるために、十分に導電体
側に蓄熱され箔状の導電体であっても、電極チップの離
間時に電極チップ側に付着することはない。すなわち、
電極チップの離間時に箔状の導電体が裂ける等の事故が
回避される効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施する装置と導電体との関係を
示す説明図である。
【図2】本発明方法によって得られたモリブデン相互の
溶着状態を示す組成説明図である。
【図3】従来技術に係る溶接方法を実施する際の斜視説
明図である。
【符号の説明】
10…バックバー 12…モリブデン箔 14…モリブデンロッド 16…溶接装置 18a、18b…電極チップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】箔状の第1の導電体を電気絶縁性、耐熱性
    を備えた素材のバックバー上に配置し、前記第1導電体
    上に第2の導電体を配置し、前記第1と第2の導電体
    間、または第2導電体上に所定間隔離間して第1および
    第2の電極チップを圧接し、前記第1および第2電極チ
    ップ間に溶接電流を流して前記第1導電体と第2導電体
    とをシリーズ抵抗溶接することを特徴とする箔状導電体
    の溶接方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の箔状導電体の溶接方法にお
    いて、前記電気絶縁性、耐熱性を備えた素材がセラミッ
    クスまたは金属の表面を窒化処理した素材であることを
    特徴とする箔状導電体の溶接方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の箔状導電体の溶接
    方法において、第1と第2の導電体がそれぞれモリブデ
    ンであることを特徴とする箔状導電体の溶接方法。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載の箔状導電体の溶接
    方法において、第1の導電体がモリブデンからなり、第
    2の導電体がタングステンからなることを特徴とする箔
    状導電体の溶接方法。
JP4238509A 1992-09-07 1992-09-07 箔状導電体の溶接方法 Pending JPH0679469A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002301573A (ja) * 2001-04-02 2002-10-15 Rigaku Corp タングステン部材同士の接続方法及び試料高温装置
US11183346B2 (en) 2019-10-30 2021-11-23 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Input device

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