JPH0679742A - 水タンク用パネルの製造法 - Google Patents
水タンク用パネルの製造法Info
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- JPH0679742A JPH0679742A JP4260735A JP26073592A JPH0679742A JP H0679742 A JPH0679742 A JP H0679742A JP 4260735 A JP4260735 A JP 4260735A JP 26073592 A JP26073592 A JP 26073592A JP H0679742 A JPH0679742 A JP H0679742A
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- smc
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 成形作業性が良好で、優れた強度、外観を有
する水タンク用パネルの製造法を提供する。 【構成】 無方向に配入させた連続ガラス繊維16と、
無方向に分散させた切断長12〜50mmのガラス繊維
切断物9とを強化材として含有するシートモールディン
グコンパウンドを、複数層重ね合わせて金型内に投入
し、加圧、加熱して樹脂を硬化させる。
する水タンク用パネルの製造法を提供する。 【構成】 無方向に配入させた連続ガラス繊維16と、
無方向に分散させた切断長12〜50mmのガラス繊維
切断物9とを強化材として含有するシートモールディン
グコンパウンドを、複数層重ね合わせて金型内に投入
し、加圧、加熱して樹脂を硬化させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形作業性が良好で、
優れた強度、外観を有する成形品が得られるようにした
水タンク用パネルの製造法に関する。
優れた強度、外観を有する成形品が得られるようにした
水タンク用パネルの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、FRP製の水タンク用パネルの成
形方法としては、熱硬化性樹脂組成物に、切断長80m
m以下、通常25mm前後のガラス繊維切断物(チョッ
プドストランド、以下CSと称す)を強化材として含有
させ、増粘させてなるシートモールディングコンパウン
ド(以下SMCと称す)と、他の補強用基材とを重ね合
わせて金型内に投入し、加圧、加熱して熱硬化性樹脂を
硬化させる方法が一般に広く行われている。ここで、他
の補強用基材としては、ガラスペーパー、ガラス繊維織
布、連続ガラス繊維マット(コンティニュアスストラン
ドマット、以下CSMと称す)などが用いられている。
形方法としては、熱硬化性樹脂組成物に、切断長80m
m以下、通常25mm前後のガラス繊維切断物(チョッ
プドストランド、以下CSと称す)を強化材として含有
させ、増粘させてなるシートモールディングコンパウン
ド(以下SMCと称す)と、他の補強用基材とを重ね合
わせて金型内に投入し、加圧、加熱して熱硬化性樹脂を
硬化させる方法が一般に広く行われている。ここで、他
の補強用基材としては、ガラスペーパー、ガラス繊維織
布、連続ガラス繊維マット(コンティニュアスストラン
ドマット、以下CSMと称す)などが用いられている。
【0003】また、特公昭63−6331号公報に開示
されているような切断長80〜450mmという比較的
長いCSを強化材とするSMCを単独で用いて水タンク
用パネルを成形する方法も知られている。
されているような切断長80〜450mmという比較的
長いCSを強化材とするSMCを単独で用いて水タンク
用パネルを成形する方法も知られている。
【0004】更に、通常、補強用基材としてSMCと組
み合わせて用いられるCSMを、強化材として予め熱硬
化性樹脂組成物に所定量含有させたSMCを用いる方法
も最近公表されている。
み合わせて用いられるCSMを、強化材として予め熱硬
化性樹脂組成物に所定量含有させたSMCを用いる方法
も最近公表されている。
【0005】上記において、CSMは、ガラス紡糸炉か
ら引き出した、連続ガラス繊維を推積させた後、2次結
合材(マットバインダー)を散布し、加熱炉にて加熱す
ることによって2次結合材を溶融させ、もってガラス繊
維同志を接着させてマット状となしたものである。
ら引き出した、連続ガラス繊維を推積させた後、2次結
合材(マットバインダー)を散布し、加熱炉にて加熱す
ることによって2次結合材を溶融させ、もってガラス繊
維同志を接着させてマット状となしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の製造法には、以下のような問題点があった。
来の製造法には、以下のような問題点があった。
【0007】まず、切断長80mm以下のCSを強化材
とするSMCを用いる場合は、単独では水タンク用パネ
ルとして強度が不足するので、それを補うため、ガラス
ペーパー、ガラス繊維織布、CSM等の補強用基材をS
MCと一緒に成形用金型内に投入し、加圧成形する必要
がある。この方法によって得られる水タンク用パネル
は、所要の強度を有するものの、補強用基材として用い
るガラスペーパー、ガラス繊維織布、CSM等は、SM
Cシートと重ねて加圧成形する際に、SMCとは異なり
流動することがないため、成形用金型とほぼ同一の大き
さに裁断する必要があり、そのための工程が必要とな
る。また、水タンク用パネル表面に、上記補強用基材が
ガラスパターンとして表われやすく、外観不良となるこ
とがある。更に、成形時のSMCの流動のしかたによっ
ては、上記補強用基材が破断して、かえって強度が低下
するなどの不具合を生じやすい。更に、これらの補強用
基材とSMC中の樹脂との含浸は、加圧成形時の短時間
のうちになされてなくてはならず、樹脂と補強用基材と
のなじみを良くするためには、SMCの増粘後の粘度を
低く設定する必要があり、SMCシートが軟らかくべと
つきやすい等、成形作業時の作業性が低下する。
とするSMCを用いる場合は、単独では水タンク用パネ
ルとして強度が不足するので、それを補うため、ガラス
ペーパー、ガラス繊維織布、CSM等の補強用基材をS
MCと一緒に成形用金型内に投入し、加圧成形する必要
がある。この方法によって得られる水タンク用パネル
は、所要の強度を有するものの、補強用基材として用い
るガラスペーパー、ガラス繊維織布、CSM等は、SM
Cシートと重ねて加圧成形する際に、SMCとは異なり
流動することがないため、成形用金型とほぼ同一の大き
さに裁断する必要があり、そのための工程が必要とな
る。また、水タンク用パネル表面に、上記補強用基材が
ガラスパターンとして表われやすく、外観不良となるこ
とがある。更に、成形時のSMCの流動のしかたによっ
ては、上記補強用基材が破断して、かえって強度が低下
するなどの不具合を生じやすい。更に、これらの補強用
基材とSMC中の樹脂との含浸は、加圧成形時の短時間
のうちになされてなくてはならず、樹脂と補強用基材と
のなじみを良くするためには、SMCの増粘後の粘度を
低く設定する必要があり、SMCシートが軟らかくべと
つきやすい等、成形作業時の作業性が低下する。
【0008】次に、切断長80〜450mmという比較
的長いCSを用いたSMCでは、強化材として使用する
CSが比較的剛直で、しかも切断長が長いため、これを
方向性無く均一に分散させることは難しく、得られるS
MCにはどうしてもガラス繊維の配向が生じやすい。こ
のため、成形品強度がライン縦方向100に対して横方
向では50程度となることがしばしばあるだけでなく、
ガラス繊維の配向によっては成形品にそりを生じること
もある。そのため、加圧成形時に複数枚SMCシートを
重ねて投入する際には、強度の方向性や成形後のそりを
無くすために、その方向性を考慮した重ね合せパターン
を検討しなくてはならない。
的長いCSを用いたSMCでは、強化材として使用する
CSが比較的剛直で、しかも切断長が長いため、これを
方向性無く均一に分散させることは難しく、得られるS
MCにはどうしてもガラス繊維の配向が生じやすい。こ
のため、成形品強度がライン縦方向100に対して横方
向では50程度となることがしばしばあるだけでなく、
ガラス繊維の配向によっては成形品にそりを生じること
もある。そのため、加圧成形時に複数枚SMCシートを
重ねて投入する際には、強度の方向性や成形後のそりを
無くすために、その方向性を考慮した重ね合せパターン
を検討しなくてはならない。
【0009】更に、CSMを予め強化材として含有する
SMCを用いる場合にも次のような問題点がある。すな
わち、強化材とするCSMは、前述したように二次結合
剤によって、ストランド同志が固着させられているため
に、加圧成形時における流動はほとんど望めない。その
ため、このSMCは基本的には成形品とほぼ同一の大き
さ、形状に裁断することを要求されるだけでなく、成形
品のエッジ部、フランジ部等曲率の大きなところや、成
形品厚みが急激に変化するようなところでは、強化材と
金型の摩擦によって強化材が破断しやすく、強度が低下
する。したがって、このSMCを用いる場合は、SMC
自体の幅によって、成形可能な成形品の大きさも制限を
受けやすい。
SMCを用いる場合にも次のような問題点がある。すな
わち、強化材とするCSMは、前述したように二次結合
剤によって、ストランド同志が固着させられているため
に、加圧成形時における流動はほとんど望めない。その
ため、このSMCは基本的には成形品とほぼ同一の大き
さ、形状に裁断することを要求されるだけでなく、成形
品のエッジ部、フランジ部等曲率の大きなところや、成
形品厚みが急激に変化するようなところでは、強化材と
金型の摩擦によって強化材が破断しやすく、強度が低下
する。したがって、このSMCを用いる場合は、SMC
自体の幅によって、成形可能な成形品の大きさも制限を
受けやすい。
【0010】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、その目的は、成形作業性が良好
で、優れた強度、外観を有する成形品が得られるように
した水タンク用パネルの製造法を提供することにある。
めになされたもので、その目的は、成形作業性が良好
で、優れた強度、外観を有する成形品が得られるように
した水タンク用パネルの製造法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の水タンク用パネルの製造法は、無方向に配
入させた連続ガラス繊維と、無方向に分散させた切断長
12〜50mmのガラス繊維切断物とを強化材として含
有するシートモールディングコンパウンドを、複数層重
ね合わせて金型内に投入し、加圧、加熱して樹脂を硬化
させることを特徴とする。
め、本発明の水タンク用パネルの製造法は、無方向に配
入させた連続ガラス繊維と、無方向に分散させた切断長
12〜50mmのガラス繊維切断物とを強化材として含
有するシートモールディングコンパウンドを、複数層重
ね合わせて金型内に投入し、加圧、加熱して樹脂を硬化
させることを特徴とする。
【0012】以下、本発明について好ましい態様を挙げ
て更に詳細に説明する。
て更に詳細に説明する。
【0013】本発明の水タンク用パネルの製造に用いる
SMCに適した熱硬化性樹脂としては、不飽和ポリエス
テル樹脂、ビニルエステル樹脂、フェノール樹脂、エポ
キシ樹脂等が用いられるが、好ましくは不飽和ポリエス
テル樹脂、ビニルエステル樹脂である。
SMCに適した熱硬化性樹脂としては、不飽和ポリエス
テル樹脂、ビニルエステル樹脂、フェノール樹脂、エポ
キシ樹脂等が用いられるが、好ましくは不飽和ポリエス
テル樹脂、ビニルエステル樹脂である。
【0014】SMCの熱硬化性樹脂組成物には、用途に
応じて種々の充填材が熱硬化性樹脂と種々の割合で混合
使用されるが、これらの充填材の通常の混合比率は熱硬
化性樹脂100重量部に対して150重量部以下であ
る。充填材の種類には炭酸カルシウム、水酸化アルミニ
ウム、ガラス微粉末、ガラスバルーン等があるが、通常
は炭酸カルシウム、水酸化アルミニウムが使用される。
応じて種々の充填材が熱硬化性樹脂と種々の割合で混合
使用されるが、これらの充填材の通常の混合比率は熱硬
化性樹脂100重量部に対して150重量部以下であ
る。充填材の種類には炭酸カルシウム、水酸化アルミニ
ウム、ガラス微粉末、ガラスバルーン等があるが、通常
は炭酸カルシウム、水酸化アルミニウムが使用される。
【0015】この熱硬化性樹脂組成物には、この他に
も、重合開始剤、離型剤、着色剤、低収縮剤、増粘剤及
びその他公知の添加剤を必要に応じて適宜含有させるこ
とができ、これらは常法に従い混合使用される。
も、重合開始剤、離型剤、着色剤、低収縮剤、増粘剤及
びその他公知の添加剤を必要に応じて適宜含有させるこ
とができ、これらは常法に従い混合使用される。
【0016】本発明の水タンク用パネルの製造に用いら
れるSMCの強化材の1つである連続ガラス繊維は、マ
ットバインダー等によってストランド同志が接着されて
いない点で、従来より補強用基材として用いられていた
CSMとは異なっている。これによって、SMC中に方
向性なく均一に分散させられた、連続ガラス繊維とC
S、あるいは連続ガラス繊維同志が、SMC製造時や、
加圧成形時の流動によって相互に交絡しあい、それによ
って方向性のない高い強度の水タンク用パネルの成形品
が得られる。なお、CSとしては、SMC製造時の作業
性と成形強度の方向性から、切断長12mm〜50mm
のものが用いられる。
れるSMCの強化材の1つである連続ガラス繊維は、マ
ットバインダー等によってストランド同志が接着されて
いない点で、従来より補強用基材として用いられていた
CSMとは異なっている。これによって、SMC中に方
向性なく均一に分散させられた、連続ガラス繊維とC
S、あるいは連続ガラス繊維同志が、SMC製造時や、
加圧成形時の流動によって相互に交絡しあい、それによ
って方向性のない高い強度の水タンク用パネルの成形品
が得られる。なお、CSとしては、SMC製造時の作業
性と成形強度の方向性から、切断長12mm〜50mm
のものが用いられる。
【0017】強化材として用いる連続ガラス繊維のSM
Cに対する含有率は、好ましくは5〜55wt%、更に
好ましくは10〜35wt%とし、また、切断長12m
m〜50mmのCSのSMCに対する含有率は、好まし
くは5〜55wt%、更に好ましくは10〜35wt%
とし、かつ、連続ガラス繊維とCSとを合わせたガラス
繊維の含有率は、SMCに対して20〜60wt%とな
るよう調節するのが適当である。
Cに対する含有率は、好ましくは5〜55wt%、更に
好ましくは10〜35wt%とし、また、切断長12m
m〜50mmのCSのSMCに対する含有率は、好まし
くは5〜55wt%、更に好ましくは10〜35wt%
とし、かつ、連続ガラス繊維とCSとを合わせたガラス
繊維の含有率は、SMCに対して20〜60wt%とな
るよう調節するのが適当である。
【0018】上記において、連続ガラス繊維が5wt%
以下では、CSの含有量を増やしても、水タンク用パネ
ルを成形したときに所要の耐水圧強度が得られず、CS
量が5wt%以下ではCSと連続ガラス繊維の交絡が少
なすぎるため、CSを併用したことによる流動性の向上
の効果が不十分となり、従来の25mm長さのCSのみ
から成るSMCに比べて流動性が大きく低下する。
以下では、CSの含有量を増やしても、水タンク用パネ
ルを成形したときに所要の耐水圧強度が得られず、CS
量が5wt%以下ではCSと連続ガラス繊維の交絡が少
なすぎるため、CSを併用したことによる流動性の向上
の効果が不十分となり、従来の25mm長さのCSのみ
から成るSMCに比べて流動性が大きく低下する。
【0019】また、連続ガラス繊維が55wt%以上で
は、連続ガラス繊維による、より以上の強度向上は得ら
れず、むしろ加圧成形時のSMCの流動を阻害し、成形
品流動末端での強度低下を起こしやすい。一方、CSが
55wt%以上では、他の補強材が必要という従来のS
MCと同様な欠点が発生する。すなわち、適切な全ガラ
ス繊維含有量にしたとき、相対的に連続ガラス繊維量が
5%以下となってしまうため、連続ガラス繊維による補
強効果が現れない。
は、連続ガラス繊維による、より以上の強度向上は得ら
れず、むしろ加圧成形時のSMCの流動を阻害し、成形
品流動末端での強度低下を起こしやすい。一方、CSが
55wt%以上では、他の補強材が必要という従来のS
MCと同様な欠点が発生する。すなわち、適切な全ガラ
ス繊維含有量にしたとき、相対的に連続ガラス繊維量が
5%以下となってしまうため、連続ガラス繊維による補
強効果が現れない。
【0020】更に、連続ガラス繊維とCSを合わせた全
ガラス繊維含有率がSMCに対して20wt%以下で
は、ガラス繊維の構成にかかわらず、水タンク用パネル
を成形したときに所要の耐水圧強度を得ることができな
い。また、60wt%以上ではSMC製造時において熱
硬化性樹脂組成物ペーストの含浸が難しくなり、未含浸
部が成形品の内部剥離を生じさせる等、むしろ強度的に
悪影響を及ぼす場合があり実際的でない。
ガラス繊維含有率がSMCに対して20wt%以下で
は、ガラス繊維の構成にかかわらず、水タンク用パネル
を成形したときに所要の耐水圧強度を得ることができな
い。また、60wt%以上ではSMC製造時において熱
硬化性樹脂組成物ペーストの含浸が難しくなり、未含浸
部が成形品の内部剥離を生じさせる等、むしろ強度的に
悪影響を及ぼす場合があり実際的でない。
【0021】また、強化材であるガラス繊維の仕様とし
ては、連続ガラス繊維、CS共に、フィラメント径が6
〜16μm、好ましくは、9〜13μmで、かつ、スト
ランド1本当りのTexは、連続ガラス繊維では10〜
300Tex、好ましくは20〜75Tex、CSにつ
いては、20〜300Tex、好ましくは30〜150
Texのものが適当である。
ては、連続ガラス繊維、CS共に、フィラメント径が6
〜16μm、好ましくは、9〜13μmで、かつ、スト
ランド1本当りのTexは、連続ガラス繊維では10〜
300Tex、好ましくは20〜75Tex、CSにつ
いては、20〜300Tex、好ましくは30〜150
Texのものが適当である。
【0022】上記において、フィラメント径が6μm未
満では、ガラス繊維の生産性が低くコスト高となり現実
的でない。また、16μmをこえると、フィラメントの
剛直性が増して脆くなるため、加圧成形時の金型−ガラ
ス繊維間、あるいはガラス繊維同志の摩擦によってフィ
ラメントが切断されやすくなり、成形品強度に悪影響を
及ぼしやすい。
満では、ガラス繊維の生産性が低くコスト高となり現実
的でない。また、16μmをこえると、フィラメントの
剛直性が増して脆くなるため、加圧成形時の金型−ガラ
ス繊維間、あるいはガラス繊維同志の摩擦によってフィ
ラメントが切断されやすくなり、成形品強度に悪影響を
及ぼしやすい。
【0023】一方、1ストランド当りのTexが上記よ
り小さいと、必要とされるガラス含有率に対するストラ
ンド本数が多く嵩高なものとなり、熱硬化性樹脂組成物
ペーストとの含浸が難しくなりやすい。また、1ストラ
ンド当りのTexが上記より大きいと、ストランドが太
すぎてSMCシート内におけるガラス繊維分布が不均一
となりやすく、成形品の強度にむらを生じやすい。
り小さいと、必要とされるガラス含有率に対するストラ
ンド本数が多く嵩高なものとなり、熱硬化性樹脂組成物
ペーストとの含浸が難しくなりやすい。また、1ストラ
ンド当りのTexが上記より大きいと、ストランドが太
すぎてSMCシート内におけるガラス繊維分布が不均一
となりやすく、成形品の強度にむらを生じやすい。
【0024】本発明の水タンク用パネルの製造方法に用
いるSMCシートは、従来公知のSMC製造装置を一部
変更するだけで製造可能である。図1は本発明で用いる
SMC製造装置の一例を示す概略図である。
いるSMCシートは、従来公知のSMC製造装置を一部
変更するだけで製造可能である。図1は本発明で用いる
SMC製造装置の一例を示す概略図である。
【0025】この装置では、樹脂タンク1、3に前述の
熱硬化性樹脂組成物ペースト2、4を仕込み、樹脂タン
ク1、3から供給された樹脂ペースト2、4をドクター
ナイフ5、7により熱可塑性フィルム(例えばポリエチ
レンフィルム等)6、8の内面上に塗布して樹脂層を形
成し、一方の熱可塑性フィルム8の内面上に塗布した樹
脂層の上に、ケーキ14から引き出された連続ガラス繊
維16を、互いに反対方向に回転する2つのロールから
なるストランド供給装置15によって、無方向に均一に
散布させる。
熱硬化性樹脂組成物ペースト2、4を仕込み、樹脂タン
ク1、3から供給された樹脂ペースト2、4をドクター
ナイフ5、7により熱可塑性フィルム(例えばポリエチ
レンフィルム等)6、8の内面上に塗布して樹脂層を形
成し、一方の熱可塑性フィルム8の内面上に塗布した樹
脂層の上に、ケーキ14から引き出された連続ガラス繊
維16を、互いに反対方向に回転する2つのロールから
なるストランド供給装置15によって、無方向に均一に
散布させる。
【0026】更に、ロービング10をロービングカッタ
ー11で切断して得られたCS9を、上記連続ガラス繊
維16の上から熱可塑性フィルム8の樹脂層上に散布さ
せ、次いで上記2枚の熱可塑性フィルム6、8の樹脂層
が形成された内面同志を重ね合わせ、脱泡・含浸ロール
12によりガラス繊維強化材に樹脂ペーストを含浸、混
入した後、巻取ロール13により巻取り、熟成を行い、
本発明で用いるSMCを得る。
ー11で切断して得られたCS9を、上記連続ガラス繊
維16の上から熱可塑性フィルム8の樹脂層上に散布さ
せ、次いで上記2枚の熱可塑性フィルム6、8の樹脂層
が形成された内面同志を重ね合わせ、脱泡・含浸ロール
12によりガラス繊維強化材に樹脂ペーストを含浸、混
入した後、巻取ロール13により巻取り、熟成を行い、
本発明で用いるSMCを得る。
【0027】なお、連続ガラス繊維16とCS9を散
布、分散させる順番は、上述の順番でも、あるいは逆で
も、同時もしくは交互に2層以上重ねて分散させてもよ
い。また、熱可塑性フィルム6、8の内面に、熱可塑性
樹脂組成物ペースト2、4による樹脂層を形成する方法
としては、前述のドクターナイフ5、7による方法以外
にもカーテンコート、シャワーコート及びスプレーする
方法等が使用できる。
布、分散させる順番は、上述の順番でも、あるいは逆で
も、同時もしくは交互に2層以上重ねて分散させてもよ
い。また、熱可塑性フィルム6、8の内面に、熱可塑性
樹脂組成物ペースト2、4による樹脂層を形成する方法
としては、前述のドクターナイフ5、7による方法以外
にもカーテンコート、シャワーコート及びスプレーする
方法等が使用できる。
【0028】また、SMC製造時において、連続ガラス
繊維16の供給装置に用いる2つのロールは通常のゴム
製ロールでもよいが、少なくとも一方が金属あるいは硬
質プラスチック製である方が、ストランドを滑ることな
く引き出す上で好ましく、更に好ましくは、金属あるい
は、硬質プラスチック製ロールの長手方向に溝または突
起を有するものを用いるのがよい。
繊維16の供給装置に用いる2つのロールは通常のゴム
製ロールでもよいが、少なくとも一方が金属あるいは硬
質プラスチック製である方が、ストランドを滑ることな
く引き出す上で好ましく、更に好ましくは、金属あるい
は、硬質プラスチック製ロールの長手方向に溝または突
起を有するものを用いるのがよい。
【0029】また、連続ガラス繊維16の供給方法とし
ては、この他にも以下の方法が考えられる。すなわち、
小型の互いに逆方向に回転する2つのロールによって、
連続ガラス繊維を供給しながら、SMC製造装置の幅方
向にこの供給装置を往復させる、あるいは、この供給装
置をSMC製造装置の幅方向に複数個並べることによ
り、樹脂層上に連続ガラス繊維を散布させる方法であ
る。この場合のロールも、少なくとも一方が金属あるい
は硬質プラスチック製であることが、ストランドを滑る
ことなく引き出す上で好ましく、更に好ましくは、金属
あるいは硬質プラスチック製ロールの長手方向に溝又は
突起を有するものを用いるのがよい。
ては、この他にも以下の方法が考えられる。すなわち、
小型の互いに逆方向に回転する2つのロールによって、
連続ガラス繊維を供給しながら、SMC製造装置の幅方
向にこの供給装置を往復させる、あるいは、この供給装
置をSMC製造装置の幅方向に複数個並べることによ
り、樹脂層上に連続ガラス繊維を散布させる方法であ
る。この場合のロールも、少なくとも一方が金属あるい
は硬質プラスチック製であることが、ストランドを滑る
ことなく引き出す上で好ましく、更に好ましくは、金属
あるいは硬質プラスチック製ロールの長手方向に溝又は
突起を有するものを用いるのがよい。
【0030】更に、他の方法としては、高速空気流と共
にノズルから連続ガラス繊維を吹出しながら、このノズ
ルをSMC製造装置の幅方向に往復させるか、あるい
は、SMC製造装置の幅方向に複数個のノズルを設けて
樹脂ペーストに連続ガラス繊維を散布させてもよい。
にノズルから連続ガラス繊維を吹出しながら、このノズ
ルをSMC製造装置の幅方向に往復させるか、あるい
は、SMC製造装置の幅方向に複数個のノズルを設けて
樹脂ペーストに連続ガラス繊維を散布させてもよい。
【0031】以上のような方法によって、連続ガラス繊
維とCSとが適度に交絡し、方向性なく分散したSMC
を得ることができる。こうして得られたSMCにおける
連続ガラス繊維及びCSの加圧成形時の流動性は良好
で、その結果、方向性が無い強度の高いかつ外観が良好
な水タンク用パネルの成形品が得られる。
維とCSとが適度に交絡し、方向性なく分散したSMC
を得ることができる。こうして得られたSMCにおける
連続ガラス繊維及びCSの加圧成形時の流動性は良好
で、その結果、方向性が無い強度の高いかつ外観が良好
な水タンク用パネルの成形品が得られる。
【0032】次に、強化材として連続ガラス繊維とCS
とを含有する上記SMCを用いて水タンク用パネルを成
形する方法について説明する。
とを含有する上記SMCを用いて水タンク用パネルを成
形する方法について説明する。
【0033】図2は、水タンク用パネルの一例を示し、
(a)は平面図、(b)はA−A矢示線に沿った断面図
である。この水タンク用パネル21は、全体として正方
形状をなし、中央部22が外側に向けて角錐台状に膨ら
んでおり、周縁部は外側に折れ曲がってフランジ部23
となっている。水圧は、タンク内側から矢印Pで示す如
く作用する。そして、この水タンク用パネル21は、図
3に示すように、ゴムパッキン24を介在させて、隣接
する水タンク用パネル21のフランジ部23同志を突き
合わせ、ボルト25によって連結することにより、大き
なタンクを組み立てるのに用いられる。
(a)は平面図、(b)はA−A矢示線に沿った断面図
である。この水タンク用パネル21は、全体として正方
形状をなし、中央部22が外側に向けて角錐台状に膨ら
んでおり、周縁部は外側に折れ曲がってフランジ部23
となっている。水圧は、タンク内側から矢印Pで示す如
く作用する。そして、この水タンク用パネル21は、図
3に示すように、ゴムパッキン24を介在させて、隣接
する水タンク用パネル21のフランジ部23同志を突き
合わせ、ボルト25によって連結することにより、大き
なタンクを組み立てるのに用いられる。
【0034】この水タンク用パネルの成形に際しては、
まず、連続ガラス繊維とCSとを強化材として含有する
前記SMCを、水タンク用パネルの成形金型の雄型の上
面とほぼ同じ大きさに切断し、この切断されたSMCを
所要枚数重ね合わせて、雄型の上面に載せる。このとき
重ね合わせるSMCの枚数は、目的とする水タンク用パ
ネルに必要とされる厚み、強度等により適宜選択すれば
よい。また、SMCを切断する大きさは、雄型の上面を
ほぼ覆う大きさで十分であり、フランジ部に相応する側
面を覆う必要はない。
まず、連続ガラス繊維とCSとを強化材として含有する
前記SMCを、水タンク用パネルの成形金型の雄型の上
面とほぼ同じ大きさに切断し、この切断されたSMCを
所要枚数重ね合わせて、雄型の上面に載せる。このとき
重ね合わせるSMCの枚数は、目的とする水タンク用パ
ネルに必要とされる厚み、強度等により適宜選択すれば
よい。また、SMCを切断する大きさは、雄型の上面を
ほぼ覆う大きさで十分であり、フランジ部に相応する側
面を覆う必要はない。
【0035】次に、雄型と対をなす雌型で、重ね合わせ
たSMCを加圧、加熱する。このとき、SMCは雄型の
側面の部分にも流動し、成形品の側面(フランジ部)が
形成される。こうして、周縁にフランジ部を有する水タ
ンク用パネルを得ることができる。成形時における金型
の温度、成形圧力、時間等は、成形品の構造により適宜
決められるが、通常は100〜180℃、30〜150
kg/cm2 、2〜20分の範囲とされ、一般的には1
30〜150℃、30〜100kg、3〜10分であ
る。
たSMCを加圧、加熱する。このとき、SMCは雄型の
側面の部分にも流動し、成形品の側面(フランジ部)が
形成される。こうして、周縁にフランジ部を有する水タ
ンク用パネルを得ることができる。成形時における金型
の温度、成形圧力、時間等は、成形品の構造により適宜
決められるが、通常は100〜180℃、30〜150
kg/cm2 、2〜20分の範囲とされ、一般的には1
30〜150℃、30〜100kg、3〜10分であ
る。
【0036】こうして得られた水タンク用パネルは、そ
の断面において、連続ガラス繊維とCSとが適宜に交絡
し、方向性無く分散すると共に層状をなしており、高強
度で外観の良好な成形品となる。
の断面において、連続ガラス繊維とCSとが適宜に交絡
し、方向性無く分散すると共に層状をなしており、高強
度で外観の良好な成形品となる。
【0037】
【作用】本発明の水タンク用パネルの製造法によれば、
連続ガラス繊維とCSとの両方を強化材として含有する
SMCを、複数層重ね合わせて金型内に投入し、加圧、
加熱するので、連続ガラス繊維とCSとが層状をなしつ
つ、適度に交絡して含有された成形品を得ることができ
る。
連続ガラス繊維とCSとの両方を強化材として含有する
SMCを、複数層重ね合わせて金型内に投入し、加圧、
加熱するので、連続ガラス繊維とCSとが層状をなしつ
つ、適度に交絡して含有された成形品を得ることができ
る。
【0038】このように、CSだけではなく、連続ガラ
ス繊維を含有するので、水タンク用パネルとして要求さ
れる耐水圧強度がもたらされる。また、連続ガラス繊維
及びCSは、無方向に分散されているので、方向性のな
い強度が得られる。
ス繊維を含有するので、水タンク用パネルとして要求さ
れる耐水圧強度がもたらされる。また、連続ガラス繊維
及びCSは、無方向に分散されているので、方向性のな
い強度が得られる。
【0039】また、SMCに含有されている連続ガラス
繊維は、二次結合材(マットバインダー)等で結合され
ていないばかりでなく、CSともSMC製造時より適度
に交絡しているため、加圧成形時の流動性が極めて優れ
ており、成形前のSMC裁断時における形状の制約が少
ない。更に、成形時における流動性により、連続ガラス
繊維が成形品表面に現れることが少なく、良好な外観が
得られる。
繊維は、二次結合材(マットバインダー)等で結合され
ていないばかりでなく、CSともSMC製造時より適度
に交絡しているため、加圧成形時の流動性が極めて優れ
ており、成形前のSMC裁断時における形状の制約が少
ない。更に、成形時における流動性により、連続ガラス
繊維が成形品表面に現れることが少なく、良好な外観が
得られる。
【0040】したがって、従来の方法のように、SMC
の他にガラスペーパー、ガラス繊維織布、CSM等の補
強用基材を併用したり、成形条件の細かい検討をするこ
となく、強度に方向性のない、外観の向上した水タンク
用パネル成形品を得ることができる。
の他にガラスペーパー、ガラス繊維織布、CSM等の補
強用基材を併用したり、成形条件の細かい検討をするこ
となく、強度に方向性のない、外観の向上した水タンク
用パネル成形品を得ることができる。
【0041】
実施例1 フィラメント径11μmで、ストランド1本当りのTe
xが30Texの連続ガラス繊維と、フィラメント径1
3μmで、ストランド1本当りのTexが72Texの
切断長25mmのCSとを、それぞれSMC中に12w
t%、20wt%となるように含有させて、ガラス繊維
含有率32wt%のSMC(単位面積当りの重量3.1
kg/m2 )を作った。
xが30Texの連続ガラス繊維と、フィラメント径1
3μmで、ストランド1本当りのTexが72Texの
切断長25mmのCSとを、それぞれSMC中に12w
t%、20wt%となるように含有させて、ガラス繊維
含有率32wt%のSMC(単位面積当りの重量3.1
kg/m2 )を作った。
【0042】このSMCを1000mm×980mmの
大きさに裁断した後、それを4枚重ねて成形用金型に投
入し、成形温度135/140℃(雄型/雌型)、成形
圧力47kg/cm2 にて4分間加圧加熱し、1000
mm×1000mmの水タンク用パネルを製造した。こ
のパネルを用いて耐水圧強度を測定した。その結果を表
1に示す。
大きさに裁断した後、それを4枚重ねて成形用金型に投
入し、成形温度135/140℃(雄型/雌型)、成形
圧力47kg/cm2 にて4分間加圧加熱し、1000
mm×1000mmの水タンク用パネルを製造した。こ
のパネルを用いて耐水圧強度を測定した。その結果を表
1に示す。
【0043】実施例2 実施例1と同じ連続ガラス繊維とCSとを、それぞれS
MC中に20wt%、12wt%となるように含有させ
て、ガラス繊維含有率32wt%のSMC(単位面積当
りの重量3.1kg/m2 )を作った。
MC中に20wt%、12wt%となるように含有させ
て、ガラス繊維含有率32wt%のSMC(単位面積当
りの重量3.1kg/m2 )を作った。
【0044】このSMCを1000mm×980mmの
大きさに裁断した後、それを4枚重ねて成形用金型に投
入し、実施例1と同様な条件で1000mm×1000
mmの水タンク用パネルを製造した。このパネルを用い
て耐水圧強度を測定した。その結果を表1に示す。
大きさに裁断した後、それを4枚重ねて成形用金型に投
入し、実施例1と同様な条件で1000mm×1000
mmの水タンク用パネルを製造した。このパネルを用い
て耐水圧強度を測定した。その結果を表1に示す。
【0045】実施例3 フィラメント径11μmで、ストランド1本当りのTe
xが30Texの連続ガラス繊維と、フィラメント径1
3μmで、ストランド1本当たりのTexが72Tex
の切断長25mmのCSとを、それぞれSMC中に20
wt%、20wt%となるように含有させて、ガラス繊
維含有率40wt%のSMC(単位面積当りの重量3.
1kg/m2 )を作った。
xが30Texの連続ガラス繊維と、フィラメント径1
3μmで、ストランド1本当たりのTexが72Tex
の切断長25mmのCSとを、それぞれSMC中に20
wt%、20wt%となるように含有させて、ガラス繊
維含有率40wt%のSMC(単位面積当りの重量3.
1kg/m2 )を作った。
【0046】このSMCを1000mm×980mmの
大きさに裁断した後、それを4枚重ねて成形用金型に投
入し、実施例1と同様な条件で1000mm×1000
mmの水タンク用パネルを製造した。このパネルを用い
て耐水圧強度を測定した。その結果を表1に示す。
大きさに裁断した後、それを4枚重ねて成形用金型に投
入し、実施例1と同様な条件で1000mm×1000
mmの水タンク用パネルを製造した。このパネルを用い
て耐水圧強度を測定した。その結果を表1に示す。
【0047】実施例4 フィラメント径13μmで、ストランド1本当たりのT
exが48Texの連続ガラス繊維と、フィラメント径
13μmで、ストランド1本当たりのTexが72Te
xの切断長25mmのCSとを、それぞれSMC中に2
5wt%、15wt%となるように含有させて、ガラス
繊維含有率40wt%のSMC(単位面積当たりの重量
3.2kg/m2 )を作った。
exが48Texの連続ガラス繊維と、フィラメント径
13μmで、ストランド1本当たりのTexが72Te
xの切断長25mmのCSとを、それぞれSMC中に2
5wt%、15wt%となるように含有させて、ガラス
繊維含有率40wt%のSMC(単位面積当たりの重量
3.2kg/m2 )を作った。
【0048】このSMCを1000mm×980mmの
大きさに裁断した後、それを4枚重ねて成形用金型に投
入し、実施例1と同様な条件で1000mm×1000
mmの水タンク用パネルを製造した。このパネルを用い
て耐水圧強度を測定した。その結果を表1に示す。
大きさに裁断した後、それを4枚重ねて成形用金型に投
入し、実施例1と同様な条件で1000mm×1000
mmの水タンク用パネルを製造した。このパネルを用い
て耐水圧強度を測定した。その結果を表1に示す。
【0049】比較例1 フィラメント径13μmで、ストランド1本当りのTe
xが72Texの切断長25mmのCSを32wt%含
有するSMC(単位面積当りの重量3.9kg/m2 )
を作った。
xが72Texの切断長25mmのCSを32wt%含
有するSMC(単位面積当りの重量3.9kg/m2 )
を作った。
【0050】このSMCを1000mm×980mmに
裁断したもの3枚と、CSM(単位面積当りの重量30
0g/m2 )を1050mm×1050mmに裁断した
もの1枚と、更にガラス繊維織布(単位面積当りの重量
200g/m2 )を1050mm×1050mmに裁断
したもの1枚とを重ねて成形用金型に投入し、実施例1
と同様な条件で水タンク用パネルを製造した。このパネ
ルを用いて耐水圧強度を測定した。その結果を表1に示
す。
裁断したもの3枚と、CSM(単位面積当りの重量30
0g/m2 )を1050mm×1050mmに裁断した
もの1枚と、更にガラス繊維織布(単位面積当りの重量
200g/m2 )を1050mm×1050mmに裁断
したもの1枚とを重ねて成形用金型に投入し、実施例1
と同様な条件で水タンク用パネルを製造した。このパネ
ルを用いて耐水圧強度を測定した。その結果を表1に示
す。
【0051】比較例2 フィラメント径13μmで、ストランド1本当りのTe
xが72Texで、切断長25mmのCSのみを32w
t%含有するSMC(単位面積当りの重量4kg/m
2 )を作った。
xが72Texで、切断長25mmのCSのみを32w
t%含有するSMC(単位面積当りの重量4kg/m
2 )を作った。
【0052】このSMCを1000mm×980mmに
裁断した後、それを3枚重ねて成形用金型に投入し、実
施例1と同様な条件にて水タンク用パネルを製造した。
このパネルを用いて耐水圧強度を測定した。その結果を
表1に示す。
裁断した後、それを3枚重ねて成形用金型に投入し、実
施例1と同様な条件にて水タンク用パネルを製造した。
このパネルを用いて耐水圧強度を測定した。その結果を
表1に示す。
【0053】
【表1】
【0054】表1の結果から、連続ガラス繊維とCSと
を強化材として含有するSMCを用いて成形した実施例
1〜4の水タンク用パネルは、いずれも水タンク用パネ
ルとして要求される十分な耐水圧強度を有しており、し
かも良好な外観を有していることがわかる。これに対し
て、CSのみを含有するSMCに、補強用基材としてC
SMとガラス繊維織布を重ねて作った比較例1の水タン
ク用パネルは、耐水圧強度は十分に得られるものの、外
観が不良であることがわかる。また、比較例1では、C
SM及びガラス繊維織布を成形品とほぼ同じ大きさに裁
断しなければならなかった。更に、CSのみを含有する
SMCだけで作った比較例2の水タンク用パネルは、外
観は良好であるものの、耐水圧強度が不足することがわ
かる。
を強化材として含有するSMCを用いて成形した実施例
1〜4の水タンク用パネルは、いずれも水タンク用パネ
ルとして要求される十分な耐水圧強度を有しており、し
かも良好な外観を有していることがわかる。これに対し
て、CSのみを含有するSMCに、補強用基材としてC
SMとガラス繊維織布を重ねて作った比較例1の水タン
ク用パネルは、耐水圧強度は十分に得られるものの、外
観が不良であることがわかる。また、比較例1では、C
SM及びガラス繊維織布を成形品とほぼ同じ大きさに裁
断しなければならなかった。更に、CSのみを含有する
SMCだけで作った比較例2の水タンク用パネルは、外
観は良好であるものの、耐水圧強度が不足することがわ
かる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の水タンク
用パネルの製造方法によれば、無方向に分散された連続
ガラス繊維とCSとを強化材として含有するSMCを用
いて成形を行うので、水タンク用パネルとして要求され
る十分な耐水圧強度を有し、しかも強度に方向性がな
く、外観が良好な水タンク用パネルを得ることができ
る。また、SMCに含有される連続ガラス繊維は、CS
Mのように二次結合材で結合されていないため、加圧成
形時の流動性に優れており、成形前のSMC切断時にお
ける形状の制約が少ない。したがって、従来のようにS
MCの他に補強用基材を用いたり、SMCの成形条件に
細かな検討を要することなく、SMCだけで簡単に水タ
ンク用パネルを製造でき、大幅な工程の簡略化が達成で
きる。
用パネルの製造方法によれば、無方向に分散された連続
ガラス繊維とCSとを強化材として含有するSMCを用
いて成形を行うので、水タンク用パネルとして要求され
る十分な耐水圧強度を有し、しかも強度に方向性がな
く、外観が良好な水タンク用パネルを得ることができ
る。また、SMCに含有される連続ガラス繊維は、CS
Mのように二次結合材で結合されていないため、加圧成
形時の流動性に優れており、成形前のSMC切断時にお
ける形状の制約が少ない。したがって、従来のようにS
MCの他に補強用基材を用いたり、SMCの成形条件に
細かな検討を要することなく、SMCだけで簡単に水タ
ンク用パネルを製造でき、大幅な工程の簡略化が達成で
きる。
【図1】本発明に用いるSMCの製造装置の一例を示す
概略構成図である。
概略構成図である。
【図2】水タンク用パネルの一例を示し、(a)は平面
図、(b)はA−A矢示線に沿った断面図である。
図、(b)はA−A矢示線に沿った断面図である。
【図3】水タンク用パネルの連結構造を示す部分断面図
である。
である。
1 樹脂タンク 2 樹脂ペースト 3 樹脂タンク 4 樹脂ペースト 5 ドクターナイフ 6 熱可塑性フィルム 7 ドクターナイフ 8 熱可塑性フィルム 9 チョップドストランド 10 ロービング 11 ロービングカッター 12 脱泡・含浸ロール 13 巻取りロール 14 ケーキ 15 ストランド供給ロール 16 連続ガラス繊維ストランド 21 水タンク用パネル 22 中央部 23 フランジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 7:00 4F 9:00 4F
Claims (3)
- 【請求項1】 無方向に配入させた連続ガラス繊維と、
無方向に分散させた切断長12〜50mmのガラス繊維
切断物とを強化材として含有するシートモールディング
コンパウンドを、複数層重ね合わせて金型内に投入し、
加圧、加熱して樹脂を硬化させることを特徴とする水タ
ンク用パネルの製造法。 - 【請求項2】 前記連続ガラス繊維の含有率は、シート
モールディングコンパウンド全体に対して5〜55wt
%、前記ガラス繊維切断物の含有率は、シートモールデ
ィングコンパウンド全体に対して5〜55wt%であっ
て、かつ、前記連続ガラス繊維と前記ガラス繊維切断物
とを合わせたガラス繊維含有率は、シートモールディン
グコンパウンド全体に対して20〜60wt%である、
シートモールディングコンパウンドを使用する請求項1
記載の水タンク用パネルの製造法。 - 【請求項3】 前記連続ガラス繊維は、フィラメント径
が6〜16μmで、ストランド1本当りのTexが10
〜100Texであり、かつ、前記ガラス繊維切断物
は、フィラメント径が6〜16μmで、ストランド1本
当りのTexが20〜300Texであるシートモール
ディングコンパウンドを使用する請求項1又は2記載の
水タンク用パネルの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26073592A JP3155834B2 (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 水タンク用パネルの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26073592A JP3155834B2 (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 水タンク用パネルの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0679742A true JPH0679742A (ja) | 1994-03-22 |
| JP3155834B2 JP3155834B2 (ja) | 2001-04-16 |
Family
ID=17352027
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26073592A Expired - Fee Related JP3155834B2 (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 水タンク用パネルの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3155834B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999050059A1 (de) * | 1998-03-30 | 1999-10-07 | Menzolit-Fibron Gmbh | Sandwichelemente aus kunststoff-deckschichten und einem kern |
| WO2021085115A1 (ja) * | 2019-10-29 | 2021-05-06 | 日東紡績株式会社 | ガラス合糸ロービング、熱可塑性複合材料形成用ランダムマット、及び、ガラス繊維強化熱可塑性樹脂シート |
| WO2023120091A1 (ja) * | 2021-12-23 | 2023-06-29 | Dic株式会社 | シートモールディングコンパウンド及びその製造方法 |
-
1992
- 1992-09-03 JP JP26073592A patent/JP3155834B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999050059A1 (de) * | 1998-03-30 | 1999-10-07 | Menzolit-Fibron Gmbh | Sandwichelemente aus kunststoff-deckschichten und einem kern |
| WO2021085115A1 (ja) * | 2019-10-29 | 2021-05-06 | 日東紡績株式会社 | ガラス合糸ロービング、熱可塑性複合材料形成用ランダムマット、及び、ガラス繊維強化熱可塑性樹脂シート |
| KR20220093082A (ko) * | 2019-10-29 | 2022-07-05 | 니토 보세키 가부시기가이샤 | 유리 합사 로빙, 열가소성 복합 재료 형성용 랜덤 매트 및 유리 섬유 강화 열가소성 수지 시트 |
| AU2020376535B2 (en) * | 2019-10-29 | 2026-02-19 | Nitto Boseki Co., Ltd. | Glass multiple-ply roving, random mat for forming thermoplastic composite material, and glass-fiber-reinforced thermoplastic resin sheet |
| US12600096B2 (en) | 2019-10-29 | 2026-04-14 | Nitto Boseki Co., Ltd. | Glass multiple-ply roving, random mat for forming thermoplastic composite material, and glass-fiber-reinforced thermoplastic resin sheet |
| WO2023120091A1 (ja) * | 2021-12-23 | 2023-06-29 | Dic株式会社 | シートモールディングコンパウンド及びその製造方法 |
| JPWO2023120091A1 (ja) * | 2021-12-23 | 2023-06-29 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3155834B2 (ja) | 2001-04-16 |
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