JPH0680217U - 遮蔽通信線心束入り平型給電ケーブル - Google Patents
遮蔽通信線心束入り平型給電ケーブルInfo
- Publication number
- JPH0680217U JPH0680217U JP2224093U JP2224093U JPH0680217U JP H0680217 U JPH0680217 U JP H0680217U JP 2224093 U JP2224093 U JP 2224093U JP 2224093 U JP2224093 U JP 2224093U JP H0680217 U JPH0680217 U JP H0680217U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ケーブルを小型化でき、半導電性プラスチッ
ク層の剥ぎ取りが容易で、個別に配線された通信線心束
がノイズを拾うのを防止でき、且つ接地線の断線を防止
できる遮蔽通信線心束入り平型給電ケーブルを提供す
る。 【構成】 電力線心束1と通信線心束2とを並設させ、
その外周にケーブルシース3を被覆して遮蔽通信線心束
入り平型給電ケーブルを構成する。通信線心束2は、複
数条の通信線心5と1条の接地線4とを撚合わせて構成
する。通信線心束2の外周には、半導電性プラスチック
層7を被覆し、この半導電性プラスチック層7の外周に
は絶縁性プラスチック層6を被覆する。
ク層の剥ぎ取りが容易で、個別に配線された通信線心束
がノイズを拾うのを防止でき、且つ接地線の断線を防止
できる遮蔽通信線心束入り平型給電ケーブルを提供す
る。 【構成】 電力線心束1と通信線心束2とを並設させ、
その外周にケーブルシース3を被覆して遮蔽通信線心束
入り平型給電ケーブルを構成する。通信線心束2は、複
数条の通信線心5と1条の接地線4とを撚合わせて構成
する。通信線心束2の外周には、半導電性プラスチック
層7を被覆し、この半導電性プラスチック層7の外周に
は絶縁性プラスチック層6を被覆する。
Description
【0001】
本考案は、例えばエレベータ等の移動機械の給電ケーブル等として用いられる 遮蔽通信線心束入り平型給電ケーブルに関するものである。
【0002】
移動機械に接続される平型給電ケーブルは、移動機械の移動に伴って屈曲や振 動を受けるため、可撓性に富んだ材料で構成する必要がある。
【0003】 また、移動機械の制御を行うため、該平型給電ケーブルは、制御信号を伝送す る通信線心を、給電用の電力線心と複合させる必要がある。
【0004】 このような複合タイプの平型給電ケーブルにおいては、電力線心又は外部から の誘導障害を軽減させ、制御をより確実に行う目的で、通信線心に静電遮蔽を施 す場合がある。この場合、可撓性を重視するため、通信線心の静電遮蔽としては 、金属テープや金属線編組などは用い難く、半導電性プラスチックが用いられて いる。
【0005】 図3及び図4は、従来のこの種の複合タイプの平型給電ケーブルの例を示した ものである。この平型給電ケーブルは、幅方向の中央に1対の電力線心束1が配 置され、幅方向の両側に電力線心束1と通信線心束2との対がそれぞれ配置され 、これらが一括して平型にケーブルシース3で被覆された構造になっている。通 信線心束2は、軟銅線等の導電性及び可撓性に優れた多数本の素線を撚合わせて 形成された接地線4の外周に、軟銅線等の導電性及び可撓性に優れた多数本の素 線を撚合わせて形成された複数条の通信線心5が撚合わされて形成されている。 この場合、各通信線心5の外周には、それぞれ、絶縁性プラスチック層6が被覆 され、更にその外周には半導電性プラスチック層7が被覆された構造になってい る。
【0006】
しかしながら、このような図3及び図4に示す構造の平型給電ケーブルにおい ては、次のような問題点がある。
【0007】 (A)個々の通信線心5の外周に、半導電性プラスチック層7が被覆されている ので、通信線心束2の外径が大きくなり、平型給電ケーブル全体の寸法が大型化 してしまう。
【0008】 (B)細く可撓性に富んだ通信線心5の外周に絶縁性プラスチック層6を介して 半導電性プラスチック層7が被覆されているので、ケーブル端末にて端子付け等 の加工を行う際、該半導電性プラスチック層7が容易に剥ぎ取れず、作業性が悪 い。
【0009】 (C)ケーブル端末にて、平型給電ケーブルから分離させた通信線心束2を、制 御用の端子台まで配線するする場合、半導電性プラスチック層7が周囲の金属等 に接触してノイズを拾うので、その対策として配線時に通信線心束2の外周を絶 縁チューブ等で覆う必要がある。
【0010】 (D)各通信線心5の半導電性プラスチック層7を接地線4に接触させるため、 該接地線4の位置は各通信線心5の中央となり、且つこの位置では各通信線心5 の撚合わせ時の撚りが加わらず、接地線4形成時の撚りのみである関係上、屈曲 や引張り時に応力が集中し易く、長期間の使用において該接地線4の断線の恐れ がある。
【0011】 本考案の目的は、ケーブルを小型化でき、半導電性プラスチック層の剥ぎ取り が容易で、個別に配線された通信線心束がノイズを拾うのを防止でき、且つ接地 線の断線を防止できる遮蔽通信線心束入り平型給電ケーブルを提供することにあ る。
【0012】
上記の目的を達成する本考案の構成を説明すると、本考案は電力線心束と通信 線心束が並設され、これらが一括して平型にケーブルシースで被覆されている遮 蔽通信線心束入り平型給電ケーブルにおいて、 前記通信線心束は複数条の通信線心と少なくとも1条の接地線とが撚合わされ て構成され、 該通信線心束の外周には半導電性プラスチック層が被覆され、該半導電性プラ スチック層の外周には絶縁性プラスチック層が被覆されていることを特徴とする 。
【0013】
このように通信線心束の外周に半導電性プラスチック層を被覆すると、個々の 通信線心の外周に半導電性プラスチック層を被覆する必要がなくなり、通信線心 束の外径の大型化を防止でき、平型給電ケーブル全体の大型化を防止できる。
【0014】 また、半導電性プラスチック層を通信線心束の外周に被覆すると、該半導電性 プラスチック層は各通信線心に線接触の状態で被覆されているので、該半導電性 プラスチック層の剥ぎ取りが容易となる。
【0015】 また、通信線心束の外周に半導電性プラスチック層を被覆し、該半導電性プラ スチック層の外周に絶縁性プラスチック層を被覆すると、ケーブル端末にて、平 型給電ケーブルから分離させた通信線心束を、例えば制御用の端子台まで配線す る場合、半導電性プラスチック層が周囲の金属等に接触してノイズを拾うのを絶 縁性プラスチック層の存在により防止でき、このため配線時に通信線心束の外周 を絶縁チューブ等で覆う必要がなくなる。
【0016】 更に、通信線心と接地線とが共に撚合わされていると、その撚合わせ時に接地 線に更に撚りが加わるので、長期間の使用においても該接地線の断線を防止でき る。
【0017】
図1は、本考案に係る遮蔽通信線心束入り平型給電ケーブルの一実施例を示し たものである。
【0018】 本実施例の遮蔽通信線心束入り平型給電ケーブルは、幅方向の中央に1対の電 力線心束1、幅方向の両側に各1対の通信線心束2がそれぞれ並設され、これら が一括して平型にケーブルシース3で被覆された構造になっている。
【0019】 各電力線心束1は、プラスチック紐の如き介在物8の外周に6条の電力線心9 が撚合わされてそれぞれ構成されている。
【0020】 通信線心束2は、軟銅線等の導電性及び可撓性に優れた多数本の素線を撚合わ せて形成された1条の接地線4と共に、軟銅線等の導電性及び可撓性に優れた多 数本の素線を撚合わせて形成された導体上に絶縁性プラスチックが被覆された構 造の4条の通信線心5が、プラスチック紐の如き介在物10の回りに撚合わせら れて形成されている。
【0021】 これら通信線心束2の外周には、それぞれ、半導電性プラスチック層7が被覆 され、更にその外周には絶縁性プラスチック層6が被覆されている。
【0022】 このような遮蔽通信線心束入り平型給電ケーブルの各構成要素の材質及び寸法 の一例を示すと、次の通りである。
【0023】 a)電力線心束1 電力線心9;軟銅撚線0.75mm2 の外周に絶縁ポリ塩化ビニルの絶縁被覆を厚さ 0.55mm被覆し、外径を2.2 mmとした b)通信線心束2 接地線4;軟銅撚線0.75mm2 、外径1.1 mm 通信線心5;軟銅撚線0.75mm2 の外周に絶縁ポリ塩化ビニルの絶縁被覆を厚さ 0.7 mm被覆し、外径を2.5 mmとした 半導電性プラスチック層7;半導電性ポリ塩化ビニル被覆、厚さ0.2 mm 絶縁性プラスチック層6;絶縁ポリ塩化ビニルの絶縁被覆、厚さ0.1 mm c)ケーブルシース3 ケーブルシース3;絶縁ポリ塩化ビニルの絶縁被覆、厚さ最小部1.4 mm d)遮蔽通信線心束入り平型給電ケーブル 遮蔽通信線心束入り平型給電ケーブルの全体の外径;約9.2 mm×45mm 上記のように通信線心束2の外周に半導電性プラスチック層7を被覆すると、 個々の通信線心5の外周に半導電性プラスチック層7を被覆する必要がなくなり 、通信線心束2の外径の大型化を防止でき、平型給電ケーブル全体の大型化を防 止することができる。
【0024】 この場合、従来品と本考案品との比較をすると、次の通りである。即ち、半導 電性プラスチック層7の被覆厚さは通常0.2 〜0.5 mm程度である。従って、図4 に示す従来品の通信線心束2で通信線心5の数が4の場合、半導電性プラスチッ ク層7による外径の増大は約0.8 〜2.0 mmとなる。これに対し、図1に示す本考 案品の通信線心束2では、絶縁性プラスチック層6の被覆厚さは0.1 mm程度であ るので、半導電性プラスチック層7と合計した外径の増大は約0.6 〜1.2 mmとな り、大型化を防止できる。
【0025】 また、半導電性プラスチック層7を通信線心束2の外周に被覆すると、該半導 電性プラスチック層7は各通信線心5に線接触の状態で被覆されているので、該 半導電性プラスチック層7の剥ぎ取りが容易となる。
【0026】 また、通信線心束2の外周に半導電性プラスチック層7を被覆し、該半導電性 プラスチック層7の外周に絶縁性プラスチック層6を被覆すると、ケーブル端末 にて、平型給電ケーブルから分離させた通信線心束2を、例えば制御用の端子台 まで配線するする場合、半導電性プラスチック層7が周囲の金属等に接触してノ イズを拾うのを絶縁性プラスチック層6の存在により防止でき、このため配線時 に通信線心束2の外周を絶縁チューブ等で覆う必要がなくなる。
【0027】 更に、通信線心5と接地線4とが共に撚合わされていると、その撚合わせ時に 接地線4に更に撚りが加わるので、長期間の使用においても該接地線4の断線を 防止することができる。
【0028】 図2は、本考案で使用する通信線心束2の他の例を示したものである。本実施 例の通信線心束2は、1条の接地線4と4条の通信線心5の撚合わせ体の表面に 1条の引裂き線11が縦添えされた構造になっている。このような通信線心束2 の外周に、半導電性プラスチック層7と絶縁性プラスチック層6とが前述したと 同様にして被覆されている。
【0029】 このように通信線心束2に引裂き線11を縦添えしておくと、その外周に被覆 されている半導電性プラスチック層7と絶縁性プラスチック層6との剥ぎ取りを 一層容易に行うことができる。
【0030】 上記のように通信線心束2を2対の通信線心5で構成すると、漏話を防止でき て好適である。このような関係で、通信線心5の数を増減する場合には、1条の 接地線4と4条の通信線心5の撚合わせ体である通信線心束2の外周に半導電性 プラスチック層7と絶縁性プラスチック層6とを被覆した図1に示す構造のもの の並設本数を増減させればよい。
【0031】 また、電力線心束1の本数も必要に応じて増減することができる。
【0032】
以上説明したように本考案に係る遮蔽通信線心束入り平型給電ケーブルによれ ば、下記のような効果を得ることができる。
【0033】 (イ)通信線心束の外周に半導電性プラスチック層を被覆しているので、個々の 通信線心の外周に半導電性プラスチック層を被覆する必要がなくなり、通信線心 束の外径の大型化を防止でき、平型給電ケーブル全体の大型化を防止することが できる。
【0034】 (ロ)半導電性プラスチック層を通信線心束の外周に被覆しているので、該半導 電性プラスチック層は各通信線心に線接触の状態で被覆されることになり、この ため該半導電性プラスチック層の剥ぎ取りを容易に行うことができる。
【0035】 (ハ)通信線心束の外周に半導電性プラスチック層を被覆し、該半導電性プラス チック層の外周に絶縁性プラスチック層を被覆しているので、ケーブル端末にて 、平型給電ケーブルから分離させた通信線心束を、例えば制御用の端子台まで配 線する場合、半導電性プラスチック層が周囲の金属等に接触してノイズを拾うの を絶縁性プラスチック層の存在により防止でき、このため配線時に通信線心束の 外周を絶縁チューブ等で覆う必要がなくなる。
【0036】 (ニ)通信線心と接地線とを共に撚合わせているので、その撚合わせ時に接地線 に更に撚りが加わることになり、このため長期間の使用においても該接地線の断 線を防止することができる。
【図1】本考案に係る遮蔽通信線心束入り平型給電ケー
ブルの一実施例を示す横断面図である。
ブルの一実施例を示す横断面図である。
【図2】本考案で用いる通信線心束の他の例を示す横断
面図である。
面図である。
【図3】従来の遮蔽通信線心束入り平型給電ケーブルの
横断面図である。
横断面図である。
【図4】図3に示す従来の遮蔽通信線心束入り平型給電
ケーブルで用いている通信線心束の拡大横断面図であ
る。
ケーブルで用いている通信線心束の拡大横断面図であ
る。
1 電力線心束 2 通信線心束 3 ケーブルシース 4 接地線 5 通信線心 6 絶縁性プラスチック層 7 半導電性プラスチック層 8 介在物 9 電力線心 10 介在物 11 中心補強線 12 電力用線心 13 介在物 14 電力用線心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 赤川 武弘 千葉県市川市塩浜3丁目17番12号 理研電 線株式会社市川工場内
Claims (1)
- 【請求項1】 電力線心束と通信線心束が並設され、こ
れらが一括して平型にケーブルシースで被覆されている
遮蔽通信線心束入り平型給電ケーブルにおいて、 前記通信線心束は複数条の通信線心と少なくとも1条の
接地線とが撚合わされて構成され、 該通信線心束の外周には半導電性プラスチック層が被覆
され、該半導電性プラスチック層の外周には絶縁性プラ
スチック層が被覆されていることを特徴とする遮蔽通信
線心束入り平型給電ケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2224093U JPH0680217U (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 遮蔽通信線心束入り平型給電ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2224093U JPH0680217U (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 遮蔽通信線心束入り平型給電ケーブル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0680217U true JPH0680217U (ja) | 1994-11-08 |
Family
ID=12077275
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2224093U Pending JPH0680217U (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 遮蔽通信線心束入り平型給電ケーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0680217U (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000322943A (ja) * | 1999-05-12 | 2000-11-24 | Hitachi Cable Ltd | フラット型同軸ケーブル |
| JP2006196393A (ja) * | 2005-01-17 | 2006-07-27 | Tetsuo Okutsu | 電線 |
| JP2012256480A (ja) * | 2011-06-08 | 2012-12-27 | Toyota Motor Corp | 電気自動車充電用平型ケーブル |
| WO2017209298A1 (ja) * | 2016-06-02 | 2017-12-07 | 住友電気工業株式会社 | 車両用の多芯フラットケーブル |
| WO2019224955A1 (ja) * | 2018-05-23 | 2019-11-28 | 堺ディスプレイプロダクト株式会社 | 接続システム |
| CN112201405A (zh) * | 2020-09-27 | 2021-01-08 | 朱克凤 | 一种导电性能好的扁平形软电缆 |
-
1993
- 1993-04-27 JP JP2224093U patent/JPH0680217U/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000322943A (ja) * | 1999-05-12 | 2000-11-24 | Hitachi Cable Ltd | フラット型同軸ケーブル |
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