JPH068029U - ドアインサイドロックノブのブッシュ構造 - Google Patents

ドアインサイドロックノブのブッシュ構造

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JPH068029U
JPH068029U JP5316492U JP5316492U JPH068029U JP H068029 U JPH068029 U JP H068029U JP 5316492 U JP5316492 U JP 5316492U JP 5316492 U JP5316492 U JP 5316492U JP H068029 U JPH068029 U JP H068029U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付穴との間の誤差を吸収し、ブッシュが振
動しての異音発生を防止する。 【構成】 取付穴3内に挿入される本体部12の対向す
る位置に、一対の爪部15を設ける。爪部15は、装着
前の状態で段差部15bの外径が取付穴3より大きく、
傾斜面15bが下から上に徐々に拡径している。段差部
15bの上端は鍔部13から分離しており、ブッシュ1
1の圧入に伴って爪部15は取付穴の押圧を受け、内側
へ弾性変形する。弾性変形した爪部15はばね力を発生
するので、段差部15bが常に取付穴3の内周面を押圧
して寸法誤差を吸収する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両用ドアに適用されるドアインサイドロックノブのブッシュ構造 に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のドアインサイドロックノブのブッシュ構造を図5ないし図8に基づいて 説明する。
【0003】 図5は、車両用ドアを車室内側から見た概略正面図で、窓ガラスの下端部近傍 にドアロック操作用のノブ1が突設されている。このノブ1は、図6に示す如く 、ドアパネル2に穿設された取付穴3へブッシュ4を装着し、該ブッシュ4に挿 通されたノブ下端部がロッド5と連結されて、ドア内部に配設されている図示省 略のロック機構を操作しうるようになっている。
【0004】 上述したブッシュ4は樹脂を一体成形したもので、ドアパネル2の内側へ挿入 される本体部6、ドアパネル2の外側へ露出する鍔部7、及び本体部6と鍔部7 とを連結し取付穴3より若干小径の首部8を具備している。本体部6の外径には 傾斜をつけてあり、首部8側から下方へ向けて徐々に小径となっている。なお、 ブッシュ4を取付穴3へ装着する際には、本体部6から首部8へ連続する一対の 分割溝9を形成したことによって、本体部6を弾性変形させての圧入が可能な構 成となる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述したようなドアインサイドロックノブのブッシュ構造において は、部品間の寸法誤差に対応するため、取付穴3の穴径を首部8の外径より大き く、また、首部8の幅をドアパネル2の板厚より大きくしてある。このため、取 付穴3と首部8との間には隙間が生じ、走行時やドア操作時等の振動により異音 を発生する恐れがあって不都合だった。この対策として、図8に示す如く、首部 8に略三角形状の凸部8aを形成するといった改良がなされたものもあるが、こ のような改良だけでは、特に首部8の幅方向に生じる隙間を原因とした異音発生 を防止できないだけでなく、取付穴3の公差や変形にも十分に対応できないもの であった。
【0006】 そこで、本考案の目的は、上述した異音発生を確実に防止しうると共に、作業 性やコストの面でも優れたドアインサイドロックノブのブッシュ構造を提供する ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前述の課題を解決するためになされたもので、ドアパネルに穿設さ れた取付穴へ装着してドアロック操作用のノブを挿通させるドアインサイドロッ クノブのブッシュ構造において、ドアパネルの内側へ挿入される本体部と、外寸 が前記取付穴より小さくかつ幅がパネル板厚より大きい溝状の首部と、ドアパネ ルの外側へ露出し外寸が前記取付穴より大きい鍔部とが一体に成形され、前記本 体部の対向する位置に、前記本体部側から前記鍔部へ向けて外側へ広がる傾斜面 を有し、装着前の状態で前記取付穴より外寸が大きくかつ装着状態で前記取付穴 内周面に押圧される段差部の形成されている上端部を前記鍔部から分離させた爪 部を、少なくとも一対設けたことを特徴とするドアインサイドロックノブのブッ シュ構造である。
【0008】 なお、前記首部には、従来と同様に、三角形状の凸部を形成しておくのが好ま しい。
【0009】
【作用】
前述の手段によれば、ブッシュを取付穴に押し込むと、爪部の傾斜面が取付穴 の内周面に押圧されて内側へ弾性変形し、最大外寸が取付穴より大きいにもかか わらず、段差部及び首部の位置まで圧入される。このようにしてブッシュが首部 まで圧入されると、爪部には弾性によって元の位置(形状)に戻ろうとする力( ばね力)が働くので、爪部上端の段差部が取付穴の内周面を常に横方向へ押圧し て固定される。
【0010】
【実施例】
本考案によるドアインサイドロックノブのブッシュ構造の一実施例を図1ない し図4に基づいて説明する。なお、従来例と同一の部分には同じ符号を付し、そ の詳細な説明は省略する。
【0011】 図2は、本考案による略円筒状のブッシュ11の外観を示す概略斜視図で、ド アパネル2の内側へ挿入される本体部12と、ドアパネル2の外側へ露出し外径 が取付穴3より大きい鍔部13と、外径が取付穴3より小さく、かつ、幅がドア パネル2の板厚より大きい溝状の首部14とが、たとえば弾性を有する樹脂で一 体に成形されている。本体部12の対向する位置には、本体部12の下端側から 鍔部13側へ向けて徐々に外側へ広がる(外径が大となる)傾斜面15aを有し 、取付穴3へ装着する前の状態で取付穴3の内径より外径が大きくかつ鍔部13 から分離させた(図3参照)上端部に装着状態で取付穴内周面を押圧する段差部 15bが形成された爪部15を、一対設けてある。すなわち、略円筒状の本体部 12は、リング状の下端部(リング部12a)と、該リング部を首部14及び鍔 部13に連結する側壁部(連結部12b)とより成り、リング部12aから上方 へ向けて、爪部15及び連結部12bが打抜部16をはさんで交互に(本実施例 では90度ピッチ)突設されている。
【0012】 次に、本体部12、鍔部13、首部14及び爪部15の寸法設定(特に外径寸 法)を図3及び図4により詳述する。鍔部13は、取付穴3より大きくして装着 方向のストッパとし、また、リング部12aは、取付穴3より適当な余裕をもっ た小さな値として装着時の作業を容易にする。首部14の外径D2は、ブッシュ 11及び取付穴3の寸法公差を考慮し、取付穴3よりやや小径となるように定め る。そして、首部14の対向する外周面には、外径D2より若干突出する略三角 形状の凸部14aを上下方向に形成しておく。また、首部14と同一レベルにあ る段差部15bの外径D1は取付穴3より大きく(従ってD1>D2)、傾斜面1 5aの最大外径(段差部15b近傍に設定)はD1よりさらに大径としてある。 なお、連結部12bの最大外径(首部14近傍に設定)は取付穴3より若干大径 としてリング部12aより傾斜面を形成するが、該傾斜面の外径D4は、同一レ ベルにおける爪部15の傾斜面15bの外径D3より小(D3>D4)とする。
【0013】 さて、図1は上述した構成のブッシュ11をドアパネル2に装着した状態を示 したもので、取付穴3にブッシュ11のリング部12aを挿入して下方へ押圧す ると、爪部15は、想像線で示した状態から傾斜面15aの拡径に伴って取付穴 3の内周面に押圧され、内側へ弾性変形して縮径する。そして、実線で示す如く 、ブッシュ11が段差部15bのレベルまで圧入されると、段差部の外径減少に 伴って、爪部15は元の位置に戻ろうとする。このため、ブッシュ11は、首部 14及び段差部15bと鍔部13との間に取付穴3の周囲のドアパネル2を挟み 込み、爪15のばね力で段差部15bを常に取付穴3の内周面へ押圧して固定さ れる。従って、取付穴3とブッシュ11との間に寸法誤差や変形等による隙間が 生じても爪部15の押圧によってこれを確実に吸収できるようになり、ブッシュ 11が取付穴3内で振動してビビリ音等の異音を発生するのをおさえられる。ま た、爪部15と直交する方向の首部14に凸部14aを形成しておくことにより 、異音防止効果はさらに確実なものとなる。
【0014】 以上の実施例においては、対向する位置に一対の爪部15を設けてあるが、3 個又はそれ以上の爪部を設けてももちろん同様の異音防止効果が得られる。しか し、固定型と、2方向にスライド可能な二分割可動型とによる量産を考慮すれば 、爪部15を対向する位置に一対(2個)設けるのが最も容易かつ安価であり、 異音防止効果が劣ることもない。
【0015】 また、以上の実施例のブッシュは略円柱状のものであったが、他の実施例にお いては、角柱状のブッシュに対向する一対の爪部を設けたものでもよい。
【0016】
【考案の効果】
前述した本考案のブッシュ構造によれば、次のような効果を奏する。 (1) 爪部のばね作用により、取付穴内におけるブッシュの振動がおさえられ るので、異音の発生がなくなって商品性が向上する。 (2) ブッシュの取付穴への挿入力が小さくてすみ、装着完了時の節度感もあ るので、作業性が向上する。 (3) 従来の量産型装置で成形可能な位置及び形状の爪部を設けたため、コス トアップなしで異音対策が可能となる。 (4) 取付穴の誤差を容易に吸収でき、ブッシュの固定を確実にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるブッシュの装着状態を示す断面図
である。
【図2】本考案によるブッシュ構造の外観を示す斜視図
である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】(a)は図3のA−A線に沿う断面図、(b)
は同じくB−B線に沿う断面図である。
【図5】車両用ドアを車室側から見た正面図である。
【図6】図5のC−C線に沿う断面図である。
【図7】従来のブッシュ構造を示す斜視図である。
【図8】図7のD−D線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 ノブ 2 ドアパネル 3 取付穴 11 ブッシュ 12 本体部 12a リング部 12b 連結部 13 鍔部 14 首部 14a 凸部 15 爪部 15a 傾斜面 15b 段差部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアパネルに穿設された取付穴へ装着して
    ドアロック操作用のノブを挿通させるドアインサイドロ
    ックノブのブッシュ構造において、ドアパネルの内側へ
    挿入される本体部と、外寸が前記取付穴より小さくかつ
    幅がパネル板厚より大きい溝状の首部と、ドアパネルの
    外側へ露出し外寸が前記取付穴より大きい鍔部とが一体
    に成形され、前記本体部の対向する位置に、前記本体部
    側から前記鍔部へ向けて外側へ広がる傾斜面を有し、装
    着前の状態で前記取付穴より外寸が大きくかつ装着状態
    で前記取付穴内周面に押圧される段差部の形成されてい
    る上端部を前記鍔部から分離させた爪部を、少なくとも
    一対設けたことを特徴とするドアインサイドロックノブ
    のブッシュ構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020197096A (ja) * 2019-06-05 2020-12-10 本田技研工業株式会社 ドアハンドル構造
JP2021187386A (ja) * 2020-06-03 2021-12-13 株式会社アンセイ 車両用ドアトリム組立体

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