JPH0680961A - 蛍光体製造方法 - Google Patents
蛍光体製造方法Info
- Publication number
- JPH0680961A JPH0680961A JP23598292A JP23598292A JPH0680961A JP H0680961 A JPH0680961 A JP H0680961A JP 23598292 A JP23598292 A JP 23598292A JP 23598292 A JP23598292 A JP 23598292A JP H0680961 A JPH0680961 A JP H0680961A
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- JP
- Japan
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- phosphor
- powder
- particle size
- firing
- mixed
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- Measurement Of Radiation (AREA)
- Luminescent Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、BaBr2 :Eu輝尽蛍光体の製
造方法に関し、粉砕に起因する歪みによる感度低下を防
止し、高感度の蛍光体を安定的に製造する。 【構成】 焼成により得られた蛍光体を粉砕、分級し、
これにより得られた蛍光体粉末にAl2 O3 等の微細粉
末を添加、混合し、再焼成によりアニールする。
造方法に関し、粉砕に起因する歪みによる感度低下を防
止し、高感度の蛍光体を安定的に製造する。 【構成】 焼成により得られた蛍光体を粉砕、分級し、
これにより得られた蛍光体粉末にAl2 O3 等の微細粉
末を添加、混合し、再焼成によりアニールする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、BaBr2 :Eu輝尽
蛍光体の製造方法に関する。
蛍光体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、X線画像等の放射線画像が病
気診断用等に多用されている。例えばX線画像を例にと
ると、被写体を透過したX線を蛍光体層(蛍光スクリー
ン)に照射し、これによりX線を可視光に変換し、この
可視光を銀塩フィルムに照射して潜像を形成し、これを
現像することによりX線画像を得、このようにして得ら
れたX線画像が病気診断等に用いられている。また近年
では上記のように銀塩フィルム上に得られたX線画像を
いわゆるフィルムディジタイザにより光電的に読み取っ
て画像信号を得、この画像信号に画像処理を施すことに
より、鮮鋭度、ダイナミックレンジ、粒状性等画質を定
める種々の画像性能の改善が図られた後、高画質の再生
画像を得るシステムも用いられてきている。
気診断用等に多用されている。例えばX線画像を例にと
ると、被写体を透過したX線を蛍光体層(蛍光スクリー
ン)に照射し、これによりX線を可視光に変換し、この
可視光を銀塩フィルムに照射して潜像を形成し、これを
現像することによりX線画像を得、このようにして得ら
れたX線画像が病気診断等に用いられている。また近年
では上記のように銀塩フィルム上に得られたX線画像を
いわゆるフィルムディジタイザにより光電的に読み取っ
て画像信号を得、この画像信号に画像処理を施すことに
より、鮮鋭度、ダイナミックレンジ、粒状性等画質を定
める種々の画像性能の改善が図られた後、高画質の再生
画像を得るシステムも用いられてきている。
【0003】また上記銀塩フィルムを用いるシステムに
代わり、蓄積性蛍光体(輝尽蛍光体)を用いるシステム
が利用され始めている。この輝尽蛍光体を用いるシステ
ムとは、輝尽蛍光体をシート状もしくはパネル状に形成
した放射線画像変換パネル(シートを含む)に被写体を
透過したX線を照射して該放射線画像変換パネルにX線
画像を蓄積記録し、その後このX線画像を光電的に読み
取って画像信号を得、該画像信号に画像処理を施した後
再生画像を得るシステムであり、そのシステムの基本的
な方式としては、米国特許公報第5,859,527号
に記載されている。ここで輝尽蛍光体とは、X線、α
線、β線、γ線等の放射線が照射されると、その放射線
のエネルギーの一部をしばらくの間あるいは長時間内部
に蓄積し、その間に赤外光、可視光、紫外光等の励起光
が照射されると蓄積されたエネルギーを輝尽発光光とし
て放出する蛍光体をいい、その蛍光体の種類によりエネ
ルギーを蓄積し易い放射線の種類、輝尽発光光を放出し
易い励起光の波長、放出される輝尽発光光の波長はそれ
ぞれ異なっている。
代わり、蓄積性蛍光体(輝尽蛍光体)を用いるシステム
が利用され始めている。この輝尽蛍光体を用いるシステ
ムとは、輝尽蛍光体をシート状もしくはパネル状に形成
した放射線画像変換パネル(シートを含む)に被写体を
透過したX線を照射して該放射線画像変換パネルにX線
画像を蓄積記録し、その後このX線画像を光電的に読み
取って画像信号を得、該画像信号に画像処理を施した後
再生画像を得るシステムであり、そのシステムの基本的
な方式としては、米国特許公報第5,859,527号
に記載されている。ここで輝尽蛍光体とは、X線、α
線、β線、γ線等の放射線が照射されると、その放射線
のエネルギーの一部をしばらくの間あるいは長時間内部
に蓄積し、その間に赤外光、可視光、紫外光等の励起光
が照射されると蓄積されたエネルギーを輝尽発光光とし
て放出する蛍光体をいい、その蛍光体の種類によりエネ
ルギーを蓄積し易い放射線の種類、輝尽発光光を放出し
易い励起光の波長、放出される輝尽発光光の波長はそれ
ぞれ異なっている。
【0004】この輝尽蛍光体を用いたシステムは、この
輝尽蛍光体に照射される放射線のエネルギーと励起光の
照射により放出される輝尽発光光の光量とが広いエネル
ギー範囲に亘って比例することが認められており、また
励起光の光量によりこの比率を変更することができ、し
たがって、放射線露光量の変動に影響されない放射線画
像を得ることができる。また人体のX線画像を得るシス
テムにおいてはX線撮影における人体の被爆線量を低減
化することもできる。
輝尽蛍光体に照射される放射線のエネルギーと励起光の
照射により放出される輝尽発光光の光量とが広いエネル
ギー範囲に亘って比例することが認められており、また
励起光の光量によりこの比率を変更することができ、し
たがって、放射線露光量の変動に影響されない放射線画
像を得ることができる。また人体のX線画像を得るシス
テムにおいてはX線撮影における人体の被爆線量を低減
化することもできる。
【0005】上記放射線画像変換パネルとして、粉末状
の輝尽蛍光体BaFX;Eu2+(X:Cl,Br,I)
をプラスチックに充填もしくは塗布した板が知られてい
る(特開昭55−12429号公報参照)。
の輝尽蛍光体BaFX;Eu2+(X:Cl,Br,I)
をプラスチックに充填もしくは塗布した板が知られてい
る(特開昭55−12429号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記輝尽蛍光体粉末を
製造するには、例えばBaBr2 とEu化合物との混合
物を焼成する必要があるが、この焼成の際に焼結が生じ
ると粉砕、分級が必要となり、この粉砕の際に粒子の表
面に歪みが生じ蛍光体感度が低下してしまうという問題
がある。
製造するには、例えばBaBr2 とEu化合物との混合
物を焼成する必要があるが、この焼成の際に焼結が生じ
ると粉砕、分級が必要となり、この粉砕の際に粒子の表
面に歪みが生じ蛍光体感度が低下してしまうという問題
がある。
【0007】そこで従来は、BaBr2 とEu化合物と
の混合物に、焼成の際に不活性なAl2 O3 ,SiO2
等の高融点粒子を添加、混合した後焼成を行なうことに
より焼結を抑制するという方法が用いられていた。しか
しこの方法を採用すると、高融点粒子の存在がBaBr
2 とEu化合物との接触を妨げてしまい、蛍光体の製造
毎に感度等にムラが生じ安定した製造が困難であるとい
う問題がある。
の混合物に、焼成の際に不活性なAl2 O3 ,SiO2
等の高融点粒子を添加、混合した後焼成を行なうことに
より焼結を抑制するという方法が用いられていた。しか
しこの方法を採用すると、高融点粒子の存在がBaBr
2 とEu化合物との接触を妨げてしまい、蛍光体の製造
毎に感度等にムラが生じ安定した製造が困難であるとい
う問題がある。
【0008】本発明は、上記事情に鑑み、粉砕に起因す
る歪みによる感度低下を防止し、高感度の蛍光体を安定
的に製造することのできる蛍光体製造方法を提供するこ
とを目的とする。
る歪みによる感度低下を防止し、高感度の蛍光体を安定
的に製造することのできる蛍光体製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の蛍光体製造方法は、BaBr2 とEu化合物との混
合物を焼成し、この焼成により得られた蛍光体を粉砕・
分級して蛍光体粉末を得、該蛍光体粉末の平均粒径より
も平均粒径の小さい、該蛍光体粉末の焼成において不活
性な微細粉末を該蛍光体粉末に混合して混合粉末を得、
該混合粉末を再焼成することを特徴とするものである。
明の蛍光体製造方法は、BaBr2 とEu化合物との混
合物を焼成し、この焼成により得られた蛍光体を粉砕・
分級して蛍光体粉末を得、該蛍光体粉末の平均粒径より
も平均粒径の小さい、該蛍光体粉末の焼成において不活
性な微細粉末を該蛍光体粉末に混合して混合粉末を得、
該混合粉末を再焼成することを特徴とするものである。
【0010】ここで、上記微細粉末としては、例えば、
上記蛍光体粉末の平均粒径に対する上記微細粉末の平均
粒径の比率が5.0×10-5〜2.5×10-2のものが
選択される。このうち、上記蛍光体粉末の平均粒径に対
する上記微細粉末の平均粒径の比率が1.0×10-4〜
5.0×10-3のものを選択することが好ましく、さら
に上記蛍光体粉末の平均粒径に対する上記微細粉末の平
均粒径の比率が2.0×10-4〜2.5×10-3のもの
を選択することがより好ましい。
上記蛍光体粉末の平均粒径に対する上記微細粉末の平均
粒径の比率が5.0×10-5〜2.5×10-2のものが
選択される。このうち、上記蛍光体粉末の平均粒径に対
する上記微細粉末の平均粒径の比率が1.0×10-4〜
5.0×10-3のものを選択することが好ましく、さら
に上記蛍光体粉末の平均粒径に対する上記微細粉末の平
均粒径の比率が2.0×10-4〜2.5×10-3のもの
を選択することがより好ましい。
【0011】また、上記微細粉末としては、例えばAl
2 O3 が用いられる。あるいはSiO2 等であってもよ
い。さらに、上記再焼成の際にNH4 Brをフラックス
として添加することが好ましい。
2 O3 が用いられる。あるいはSiO2 等であってもよ
い。さらに、上記再焼成の際にNH4 Brをフラックス
として添加することが好ましい。
【0012】
【作用】BaBr2 とEu化合物との混合物を生成する
には、BaBr2 粉末とEu化合物、例えばEuBr3
の粉末を水溶液中で混合し、これを乾燥することにより
上記混合物としての粉末が得られる。この混合粉末をB
aBr2 の融点(847℃)より低い、例えば800℃
程度で焼成して蛍光体を得る。この焼成の際は、従来例
として述べたような、Al2 O3 等の焼結を阻止し得る
粒子は含まれていないため焼結が生じる。そこでこれを
粉砕し、粒径を所定の大きさ、例えば10μmに揃える
ために分級する。この粉砕の際に蛍光体粒子に歪みが生
じ、このままでは感度が低下した状態となる。ただし、
従来法のように焼結に先立ってAl 2 O3 等は混合され
ていないため、BaBr2 とEuBr3 等との接触がA
l2O3 等によって妨げられてしまうことはない。蛍光
体を粉砕、分級した後にAl 2 O3 等の微細粉末を添加
混合し、その後再焼成を行なう。この微細粉末は、この
再焼成の際に不活性である必要がある。またこの微細粉
末は蛍光体粉末どうしの焼結を阻止し得るように蛍光体
粉末の間に入り込む程度の粒径である必要があり、例え
ば、蛍光体粉末の粒径に対する比率が5.0×10-5〜
2.0×10-2の粒径のものが選択される。再焼成の際
はこのような微細粉末が添加されているため焼結はほと
んど生じない。したがってこの再焼成の後粉砕を行なう
ことは不要である。この焼成によりアニールが行なわ
れ、蛍光体粉末の歪みが除去される。
には、BaBr2 粉末とEu化合物、例えばEuBr3
の粉末を水溶液中で混合し、これを乾燥することにより
上記混合物としての粉末が得られる。この混合粉末をB
aBr2 の融点(847℃)より低い、例えば800℃
程度で焼成して蛍光体を得る。この焼成の際は、従来例
として述べたような、Al2 O3 等の焼結を阻止し得る
粒子は含まれていないため焼結が生じる。そこでこれを
粉砕し、粒径を所定の大きさ、例えば10μmに揃える
ために分級する。この粉砕の際に蛍光体粒子に歪みが生
じ、このままでは感度が低下した状態となる。ただし、
従来法のように焼結に先立ってAl 2 O3 等は混合され
ていないため、BaBr2 とEuBr3 等との接触がA
l2O3 等によって妨げられてしまうことはない。蛍光
体を粉砕、分級した後にAl 2 O3 等の微細粉末を添加
混合し、その後再焼成を行なう。この微細粉末は、この
再焼成の際に不活性である必要がある。またこの微細粉
末は蛍光体粉末どうしの焼結を阻止し得るように蛍光体
粉末の間に入り込む程度の粒径である必要があり、例え
ば、蛍光体粉末の粒径に対する比率が5.0×10-5〜
2.0×10-2の粒径のものが選択される。再焼成の際
はこのような微細粉末が添加されているため焼結はほと
んど生じない。したがってこの再焼成の後粉砕を行なう
ことは不要である。この焼成によりアニールが行なわ
れ、蛍光体粉末の歪みが除去される。
【0013】これにより、従来法により製造された蛍光
体粒子と比較して、表面の結晶状態の良い高感度の蛍光
体粒子が製造される。また、この蛍光体を放射線画像変
換パネルとして用いることにより、被曝線量放射線の低
減、分解能の向上が達成できる。
体粒子と比較して、表面の結晶状態の良い高感度の蛍光
体粒子が製造される。また、この蛍光体を放射線画像変
換パネルとして用いることにより、被曝線量放射線の低
減、分解能の向上が達成できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 (実施例 1)BaBr2 粉末と0.1モル%のEuB
r3 粉末を、水溶液中にて混合した。これを約300℃
に加熱し、乾燥させたのち、得られた粉末混合物を石英
容器に入れ、840℃で1時間焼成した。焼成中、中性
(或いは弱還元性)雰囲気を維持した。焼成完了後、室
温まで放冷した。このようにして得られた蛍光体を粉砕
・分級して中心粒径10μmを得た。これにAl2 O3
(中心粒径5nm)を0.1wt%添加し、V型ブレン
ダもしくはターブラミキサなどほとんど粉砕能力のない
混合器で混合した。このようにして得た原料を石英容器
に入れ再焼成を行った。この再焼成は、800℃、中性
雰囲気で30分間行い、その後放冷した。蛍光体は、ほ
とんど焼結せず、焼成前とほぼ同じ粒径の蛍光体を得
た。表1に得られた蛍光体の感度を示す。ただし、従来
法を用いて製造した比較例1の蛍光体の感度を100と
して示す。
r3 粉末を、水溶液中にて混合した。これを約300℃
に加熱し、乾燥させたのち、得られた粉末混合物を石英
容器に入れ、840℃で1時間焼成した。焼成中、中性
(或いは弱還元性)雰囲気を維持した。焼成完了後、室
温まで放冷した。このようにして得られた蛍光体を粉砕
・分級して中心粒径10μmを得た。これにAl2 O3
(中心粒径5nm)を0.1wt%添加し、V型ブレン
ダもしくはターブラミキサなどほとんど粉砕能力のない
混合器で混合した。このようにして得た原料を石英容器
に入れ再焼成を行った。この再焼成は、800℃、中性
雰囲気で30分間行い、その後放冷した。蛍光体は、ほ
とんど焼結せず、焼成前とほぼ同じ粒径の蛍光体を得
た。表1に得られた蛍光体の感度を示す。ただし、従来
法を用いて製造した比較例1の蛍光体の感度を100と
して示す。
【0015】(実施例 2)実施例1と同様にして得た
中心粒径10μmの蛍光体にAl2 O3 (中心粒径5n
m)を0.1wt%添加し、V型ブレンダもしくはター
ブラミキサなどほとんど粉砕能力のない混合器で混合し
た。このようにして得た原料にNH4 Brを1wt%添
加したのち石英容器に入れ再焼成を行った。この再焼成
は、800℃、中性雰囲気で30分間行い、その後放冷
した。蛍光体は、ほとんど焼結せず、焼成前とほぼ同じ
粒径の蛍光体を得た。表1に得られた蛍光体の感度を示
す。
中心粒径10μmの蛍光体にAl2 O3 (中心粒径5n
m)を0.1wt%添加し、V型ブレンダもしくはター
ブラミキサなどほとんど粉砕能力のない混合器で混合し
た。このようにして得た原料にNH4 Brを1wt%添
加したのち石英容器に入れ再焼成を行った。この再焼成
は、800℃、中性雰囲気で30分間行い、その後放冷
した。蛍光体は、ほとんど焼結せず、焼成前とほぼ同じ
粒径の蛍光体を得た。表1に得られた蛍光体の感度を示
す。
【0016】(実施例 3)実施例1と同様にして得た
中心粒径10μmの蛍光体にAl2 O3 (中心粒径30
nm)を0.1wt%添加し、V型ブレンダもしくはタ
ーブラミキサなどほとんど粉砕能力のない混合器で混合
した。このようにして得た原料にNH4 Brを1wt%
添加したのち石英容器に入れ再焼成を行った。この再焼
成は、800℃、中性雰囲気で30分間行い、その後放
冷した。蛍光体は、ほとんど焼結せず、焼成前とほぼ同
じ粒径の蛍光体を得た。表1に得られた蛍光体の感度を
示す。
中心粒径10μmの蛍光体にAl2 O3 (中心粒径30
nm)を0.1wt%添加し、V型ブレンダもしくはタ
ーブラミキサなどほとんど粉砕能力のない混合器で混合
した。このようにして得た原料にNH4 Brを1wt%
添加したのち石英容器に入れ再焼成を行った。この再焼
成は、800℃、中性雰囲気で30分間行い、その後放
冷した。蛍光体は、ほとんど焼結せず、焼成前とほぼ同
じ粒径の蛍光体を得た。表1に得られた蛍光体の感度を
示す。
【0017】(実施例 4)実施例1と同様にして得た
中心粒径10μmの蛍光体にAl2 O3 (中心粒径15
0nm)を0.1wt%添加し、V型ブレンダもしくは
ターブラミキサなどほとんど粉砕能力のない混合器で混
合した。このようにして得た原料にNH4 Brを1wt
%添加したのち石英容器に入れ再焼成を行った。この再
焼成は、800℃、中性雰囲気で30分間行い、その後
放冷した。蛍光体は、ほとんど焼結せず、焼成前とほぼ
同じ粒径の蛍光体を得た。表1に得られた蛍光体の感度
を示す。
中心粒径10μmの蛍光体にAl2 O3 (中心粒径15
0nm)を0.1wt%添加し、V型ブレンダもしくは
ターブラミキサなどほとんど粉砕能力のない混合器で混
合した。このようにして得た原料にNH4 Brを1wt
%添加したのち石英容器に入れ再焼成を行った。この再
焼成は、800℃、中性雰囲気で30分間行い、その後
放冷した。蛍光体は、ほとんど焼結せず、焼成前とほぼ
同じ粒径の蛍光体を得た。表1に得られた蛍光体の感度
を示す。
【0018】(比較例 1)BaBr2 粉末と0.1モ
ル%のEuBr3 粉末を、水溶液中にて混合した。これ
を約300℃で加熱し、乾燥させたのち、これにAl2
O3 (中心粒径5nm)を0.1wt%添加し、V型ブ
レンダもしくはターブラミキサなどの混合器で混合し
た。このようにして得られた粉末混合物を石英容器に入
れ、840℃で1時間焼成した。焼成中、中性(或いは
弱還元性)雰囲気を維持した。焼成完了後、室温まで放
冷した。このようにして得られた蛍光体を分級して中心
粒径10μmを得た。このようにして得られた蛍光体の
感度を100として表1に示す。
ル%のEuBr3 粉末を、水溶液中にて混合した。これ
を約300℃で加熱し、乾燥させたのち、これにAl2
O3 (中心粒径5nm)を0.1wt%添加し、V型ブ
レンダもしくはターブラミキサなどの混合器で混合し
た。このようにして得られた粉末混合物を石英容器に入
れ、840℃で1時間焼成した。焼成中、中性(或いは
弱還元性)雰囲気を維持した。焼成完了後、室温まで放
冷した。このようにして得られた蛍光体を分級して中心
粒径10μmを得た。このようにして得られた蛍光体の
感度を100として表1に示す。
【0019】(比較例 2)実施例1と同様にして得た
中心粒径10μmの蛍光体にNH4 Brを1wt%添加
したのち石英容器に入れ再焼成を行った。この再焼成
は、800℃、中性雰囲気で30分間行い、その後放冷
した。蛍光体は焼結し、これを焼成前と同じ粒径に粉砕
分級した。表1に得られた蛍光体の感度を示す。
中心粒径10μmの蛍光体にNH4 Brを1wt%添加
したのち石英容器に入れ再焼成を行った。この再焼成
は、800℃、中性雰囲気で30分間行い、その後放冷
した。蛍光体は焼結し、これを焼成前と同じ粒径に粉砕
分級した。表1に得られた蛍光体の感度を示す。
【0020】
【表1】 上記実施例1〜4の蛍光体粉末を、有機バインダおよび
有機溶剤と混合し、300μmの厚さでガラス上に塗布
し、さらにこれにガラスを接着して、放射線画像変換パ
ネルとした。得られた放射線画像変換パネルは、表1に
示した蛍光体感度に対応した感度となった。
有機溶剤と混合し、300μmの厚さでガラス上に塗布
し、さらにこれにガラスを接着して、放射線画像変換パ
ネルとした。得られた放射線画像変換パネルは、表1に
示した蛍光体感度に対応した感度となった。
【0021】尚、実施例1〜4の製法を用いて中心粒径
の小さい蛍光体粉末を得ることにより従来法と同感度と
し、分解能を向上させることもできる。
の小さい蛍光体粉末を得ることにより従来法と同感度と
し、分解能を向上させることもできる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
BaBr2 とEu化合物の接触をスムーズに起こさせ、
蛍光体粒子どうしの焼結を防止し、焼成後の粉砕とそれ
に起因する歪みによる感度低下を防止することにより、
輝尽性蛍光体の感度を安定的に向上させることができ
る。
BaBr2 とEu化合物の接触をスムーズに起こさせ、
蛍光体粒子どうしの焼結を防止し、焼成後の粉砕とそれ
に起因する歪みによる感度低下を防止することにより、
輝尽性蛍光体の感度を安定的に向上させることができ
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 BaBr2 とEu化合物との混合物を焼
成し、この焼成により得られた蛍光体を粉砕・分級して
蛍光体粉末を得、該蛍光体粉末の平均粒径よりも平均粒
径の小さい、該蛍光体粉末の焼成において不活性な微細
粉末を該蛍光体粉末に混合して混合粉末を得、該混合粉
末を再焼成することを特徴とする蛍光体製造方法。 - 【請求項2】 前記蛍光体粉末の平均粒径に対する前記
微細粉末の平均粒径の比率が5.0×10-5〜2.5×
10-2であることを特徴とする請求項1記載の蛍光体製
造方法。 - 【請求項3】 前記微細粉末がAl2 O3 もしくはSi
O2 のいずれかであることを特徴とする請求項1又は2
記載の蛍光体製造方法。 - 【請求項4】 前記再焼成の際にフラックスとしてNH
4 Brを添加することを特徴とする請求項1から3のう
ちいずれか1項記載の蛍光体製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23598292A JPH0680961A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 蛍光体製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23598292A JPH0680961A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 蛍光体製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0680961A true JPH0680961A (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=16994066
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23598292A Withdrawn JPH0680961A (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 蛍光体製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0680961A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6960967B2 (en) | 2000-07-10 | 2005-11-01 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Dielectric resonator device, filter, duplexer, and communication apparatus |
-
1992
- 1992-09-03 JP JP23598292A patent/JPH0680961A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6960967B2 (en) | 2000-07-10 | 2005-11-01 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Dielectric resonator device, filter, duplexer, and communication apparatus |
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