JPH068120U - 車両用乗員保護装置の故障診断回路 - Google Patents
車両用乗員保護装置の故障診断回路Info
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 微小電流により点火回路の状態を診断するこ
とができると共に信頼性の高い安全な車両用乗員保護装
置の故障診断回路を提供することができる。 【構成】 点火回路13に異なった大きさの微小定電流
を流し、これら異なった大きさの微小定電流に対応した
電位差をそれぞれ検出15し、点火回路異常識別回路2
0により点火回路の故障診断を行う。
とができると共に信頼性の高い安全な車両用乗員保護装
置の故障診断回路を提供することができる。 【構成】 点火回路13に異なった大きさの微小定電流
を流し、これら異なった大きさの微小定電流に対応した
電位差をそれぞれ検出15し、点火回路異常識別回路2
0により点火回路の故障診断を行う。
Description
【0001】
この考案は、車両用乗員保護装置の故障診断回路に関し、さらに詳しくは車両 用乗員保護装置における点火回路の正常あるいは異常を点火回路に微小電流を流 すことにより識別することのできる車両用乗員保護装置の故障診断回路に関する 。
【0002】
従来の車両用乗員保護装置の故障診断回路としては、例えば図2に示すような ものがある。 この図において、51は電源バッテリ、52はイグニッションスイッチ、53 は昇圧用DC−DCコンバータを備えた点火用電源回路である。 54は加速度センサ、55はハイパスフィルタ、56は積分器、57は閾値回 路、58は増幅器であり、ハイパスフィルタ55,積分器56,閾値回路57, 増幅器58により作動判断回路59が構成されている。 60は診断用分圧抵抗、61は加速度スイッチ、62は加速度スイッチ61に 並列接続された抵抗、63はエアーバックを膨張させる火薬に点火するための点 火回路である。
【0003】 64は前記点火回路63に100mAの一定電流を流すための定電流回路、6 4aは定電流回路64を作動させるスイッチ回路である。 65は差動増幅回路であり、反転入力端子は抵抗を介して前記点火回路63の 電源側の端子に接続され、非反転入力端子は抵抗を介して点火回路63のグラン ド側の端子に接続されている。 この差動増幅回路65は、点火回路63の両端子間の電位差を検出すると共に 増幅して出力する。
【0004】 66はコンパレータであり、非反転入力端子は基準電圧源67のプラス側端子 に接続され、基準電圧Vrefが供給されている。 一方、コンパレータ66の反転入力端子は前記差動増幅回路65の出力端子に 接続されている。 なお、この車両用乗員保護装置の故障診断回路では、差動増幅回路65から出 力される信号におけるオフセット量の割合を小さく抑えるため、また、点火回路 63の正常な状態と断線しあるいは断線しかかっている故障状態とを区別できる 十分な大きさの信号を差動増幅回路65が出力できるようにするために、点火回 路63には比較的大きな100mAの定電流を流している。
【0005】 次に動作について説明する。 衝突事故により車体に衝撃加速度が加わると、これを加速度センサ54および 加速度スイッチ61が検出する。 この結果、加速度スイッチ61がオンすると共に、加速度センサ54から加え られた衝撃加速度に応じた電気信号が作動判断回路59に出力される。 この電気信号は、ハイパスフィルタ55,積分器56,閾値回路57を介して 増幅器58の出力トランジスタのベース端子に供給される。この結果、増幅器5 8の出力トランジスタがオンするので、点火用電源回路53からは点火回路63 に十分な電流が供給される。 これにより、点火回路63は火薬に点火し、エアーバッグを膨張させる。
【0006】 一方、車体に衝撃加速度が加わらない状態では、加速度スイッチ61および増 幅器58の出力トランジスタはオフの状態である。 点火回路63の状態を診断するためにスイッチ回路64aを閉成すると、前記 点火用電源回路53からは点火回路63に100mAの一定電流が供給される。 この電流値によっては点火回路63は作動することはない。 点火回路63に前記一定電流が流れると、点火回路63の両端子間には点火回 路63が断線しあるいは断線しかかっている状態に応じた電位差が生じる。
【0007】 差動増幅回路65は、この電位差を増幅し、この電位差に応じた信号をコンパ レータ66に出力する。 コンパレータ66では、差動増幅回路65の出力する信号と基準電圧源67の 出力する基準電圧Vrefとを比較し、差動増幅回路65の出力する信号が基準 電圧Vrefを越えると点火回路63の故障信号を出力する。 従って、たとえば点火回路63が不良あるいは断線していると、点火回路63 の両端の電位差は正常な場合に比べて大きくなり、あるいは供給される電源電圧 まで上昇する。この結果、差動増幅回路65の出力信号が大きくなり、コンパレ ータ66の反転入力端子に供給される信号の大きさは基準電圧Vrefを越え、 コンパレータ66は故障信号を出力することになる。
【0008】
上述した車両用乗員保護装置の故障診断回路では、点火回路63の状態を診断 するために点火回路63に供給される電流は100mAの一定電流であり、この 電流値によっては点火回路63は作動することはないが、この電流値は点火回路 63の作動電流に対し比較的な大きな値であるのでこの電流値が一時的にも増加 するようなことがあると、点火回路63を作動させてしまうという問題点がある 。
【0009】 この考案は、上述した課題を解決するためになされたものであり、この考案の 目的は、微小電流により点火回路の正常および故障を診断することができると共 に信頼性の高い安全な車両用乗員保護装置の故障診断回路を提供することにある 。
【0010】
この考案の車両用乗員保護装置の故障診断回路によれば、バッテリの両端子間 に、スイッチ回路,点火回路が直列に接続され、前記スイッチ回路がオンするこ とにより前記点火回路が作動し、車両用乗員保護装置を作動させる車両用乗員保 護装置において、前記点火回路に異なった大きさの微小定電流を供給する定電流 回路と、前記点火回路の両端子間の電位差を検出し出力する第1差動増幅回路と 、該第1差動増幅回路が出力する出力信号を前記異なった大きさの微小定電流が 前記点火回路に供給されるタイミングに同期して夫々サンプルホールドする第1 サンプルホールド回路および第2サンプルホールド回路と、第1サンプルホール ド回路でサンプルホールドした前記第1差動増幅回路の出力と第2サンプルホー ルド回路でサンプルホールドした前記第1差動増幅回路の出力との差を検出する 第2差動増幅回路と、第2差動増幅回路が出力する出力信号を基準値と比較し、 前記点火回路の正常あるいは異常を識別する点火回路異常識別回路と、前記定電 流回路および第1サンプルホールド回路,第2サンプルホールド回路を制御する 制御回路とを具備することを構成上の特徴とする。
【0011】
この考案における車両用乗員保護装置の故障診断回路では、点火回路に異なっ た大きさの微小電流を流し、これにより点火回路の両端子間に生じる電位差を検 出し、前記異なった大きさの微小定電流が前記点火回路に供給されるタイミング に同期して前記検出した点火回路両端子間の電位差をサンプルホールド回路によ り夫々サンプルホールドする。 さらに、サンプルホールドした夫々の電位差間の差を求め、この差を基準値と 比較し、この結果を基に点火回路の正常あるいは異常を識別し診断する。 従って、微小電流により点火回路の状態を診断することができるとともに信頼 性の高い安全な車両用乗員保護装置の故障診断回路が得られる。
【0012】
以下、この考案の一実施例を図について説明する。 図1は、この考案の車両用乗員保護装置の故障診断回路の一実施例の構成を示 す電気回路図である。 この図において、1は電源バッテリ、2はイグニッションスイッチ、3は昇圧 用DC−DCコンバータを備えた点火用電源回路である。 4は加速度センサ、5はハイパスフィルタ、6は積分器、7は閾値回路、8は 増幅器であり、ハイパスフィルタ5,積分器6,閾値回路7,増幅器8により作 動判断回路9が構成されている。
【0013】 10は診断用分圧抵抗、11は加速度スイッチ、12は加速度スイッチ11に 並列接続された抵抗、13はエアーバックを膨張させる火薬に点火するための点 火回路である。 14は定電流回路ユニットであり、前記点火回路13とグランドとの間に接続 されている。 この定電流回路ユニット14は、第1定電流回路14a,第2定電流回路14 b,切換スイッチ回路14cにより構成されている。 第1定電流回路14aは、10mAの定電流を流すことができる。一方、第2 定電流回路14bは20mAの定電流を流すことができる。
【0014】 切換スイッチ回路14cは、切換信号SSにより前記第1定電流回路14a側 あるいは第2定電流回路14b側に切り換わり、点火回路13の断線等の診断チ ェックをおこなうための10mAあるいは20mAの微小定電流を点火回路13 に流す回路である。 15は第1差動増幅回路であり、前記10mAあるいは20mAの微小定電流 が点火回路に流れる際の点火回路13の両端子間に生ずる電位差を検出し増幅し て出力する。
【0015】 16は第1サンプルホールド回路であり、サンプルパルス信号SP1が供給さ れるタイミングにより、前記第1差動増幅回路15の出力する信号をサンプルホ ールドする。 17は第2サンプルホールド回路であり、サンプルパルス信号SP2が供給さ れるタイミングにより、前記第1差動増幅回路15の出力する信号をサンプルホ ールドする。 18は制御回路である。この制御回路は、前記切換スイッチ回路14cに供給 される切換信号SSと前記第1サンプルホールド回路16に供給されるサンプル パルス信号SP1および第2サンプルホールド回路17に供給されるサンプルパ ルス信号SP2を出力する。 この制御回路18の出力するサンプルパルス信号SP1は、切換信号SSによ り前記切換スイッチ回路14cが第1定電流回路14a側に切り換えられている 期間と同期して出力され、一方、サンプルパルス信号SP2は、切換信号SSに より前記切換スイッチ回路14cが第2定電流回路14b側に切り換えられてい る期間と同期して出力される。
【0016】 19は第2差動増幅回路である。この第2差動増幅回路19は、前記第1サン プルホールド回路16および第2サンプルホールド回路17により夫々サンプル ホールドされた前記第1差動増幅回路15の出力信号間の差を検出すると共に増 幅して出力する。 20はコンパレータである。このコンパレータ20の反転入力端子には、前記 第2差動増幅回路19の出力信号が供給される。 一方、非反射入力端子には基準電圧源21から基準電圧Vrefが供給されて いる。
【0017】 次に、この実施例の車両用乗員保護装置の故障診断回路の動作について説明す る。 車両用乗員保護装置の故障診断を行うために、制御回路18は切換信号SSと サンプルパルス信号SP1およびサンプルパルス信号SP2を夫々切換スイッチ 回路14cと第1サンプルホールド回路16および第2サンプルホールド回路1 7に出力する。 この結果、切換スイッチ回路14cは切換信号SSにより所定の周期で第1定 電流回路14a側あるいは第2定電流回路14b側に切り換わり、点火回路13 には10mAあるいは20mAの微小定電流が流れる。 点火回路13の両端子間には、点火回路13を流れる電流の大きさに応じた電 位差が生じる。
【0018】 第1差動増幅回路15は、この電位差を検出して第1サンプルホールド回路1 6および第2サンプルホールド回路17に出力する。 第1サンプルホールド回路16は、切換スイッチ回路14cが第1定電流回路 14a側に切り換わった際の第1差動増幅回路15の出力信号をサンプルホール ドし、一方、第2サンプルホールド回路17は切換スイッチ回路14cが第2定 電流回路14b側に切り換わった際の第1差動増幅回路15の出力信号をサンプ ルホールドする。 この場合、第1サンプルホールド回路16によりサンプルホールドされた第1 差動増幅回路15の出力信号は、点火回路13に10mAの電流が流れた際の点 火回路の両端子間の電位差に対応し、一方、第2サンプルホールド回路17によ りサンプルホールドされた第1差動増幅回路15の出力信号は、点火回路13に 20mAの電流が流れた際の点火回路の両端子間の電位差に対応しているので、 これらの差は点火回路13に一種類の電流を流す場合に比べて倍の大きさとなる 。 従って、第1差動増幅回路15の増幅度はその分小さく設定することができ、 第1差動増幅回路15から出力されるオフセット量は小さくなる。 さらに、第1サンプルホールド回路16,第2サンプルホールド回路17でサ ンプルホールドされた第1差動増幅回路15の出力信号の差が求められることか ら、これら第1差動増幅回路15の出力信号に含まれるオフセット量は相殺され ることになり、車両用乗員保護装置の故障診断回路の信頼性の向上につながる。
【0019】 また、点火回路13が正常な場合には、点火回路13に流れる10mAあるい は20mAの定電流に対し一定の電位差が点火回路13の両端子間に生じるので 、コンパレータ20はこれを基に点火回路13の正常を識別する。 一方、点火回路13が断線した場合には、第1サンプルホールド回路16,第 2サンプルホールド回路17でサンプルホールドされた第1差動増幅回路15の 出力信号の差はゼロとなり、これを基にコンパレータ20は点火回路13の異常 を識別する。
【0020】 この実施例では、点火回路13に10mAあるいは20mAの電流を流すこと により、夫々の電流により点火回路13の両端子間に生じる電位差の大きさに差 を生じさせ、これを基に故障診断を行うことができる、点火回路13に流す電流 を小さく抑えることができ、点火回路の誤作動を防止することができる。
【0021】
以上説明してきたように、この考案によれば、微小電流で点火回路の正常ある いは故障の診断を行うことができるので、故障診断を行う際に点火回路に流れる 電流による点火回路の誤動作を防止することができ、信頼性および安全性の高い 車両用乗員保護装置の故障診断回路が得られる。
【図1】この考案の車両用乗員保護装置の故障診断回路
の一実施例の構成を示す電気回路図である。
の一実施例の構成を示す電気回路図である。
【図2】従来の車両用乗員保護装置の故障診断回路の構
成を示す電気回路図である。
成を示す電気回路図である。
1 電源バッテリ(バッテリ) 8 増幅器(スイッチ回路) 11 加速度スイッチ(スイッチ回路) 13 点火回路 14 定電流回路ユニット(定電流回路) 15 第1差動増幅回路 16 第1サンプルホールド回路 17 第2サンプルホールド回路 18 制御回路 19 第2差動増幅回路 20 コンパレータ(点火回路異常識別回路)
Claims (1)
- 【請求項1】 バッテリの両端子間に、スイッチ回路,
点火回路が直列に接続され、前記スイッチ回路がオンす
ることにより前記点火回路が作動し、車両用乗員保護装
置を作動させる車両用乗員保護装置において、前記点火
回路に異なった大きさの微小定電流を供給する定電流回
路と、前記点火回路の両端子間の電位差を検出し出力す
る第1差動増幅回路と、前記異なった大きさの微小定電
流が夫々前記点火回路に供給されるタイミングに同期し
て前記第1差動増幅回路が出力する出力信号を夫々サン
プルホールドする第1サンプルホールド回路および第2
サンプルホールド回路と、第1サンプルホールド回路で
サンプルホールドした前記第1差動増幅回路の出力と第
2サンプルホールド回路でサンプルホールドした前記第
1差動増幅回路の出力との差を検出する第2差動増幅回
路と、第2差動増幅回路が出力する出力信号を基準値と
比較し、前記点火回路の正常あるいは異常を識別する点
火回路異常識別回路と、前記定電流回路および第1サン
プルホールド回路,第2サンプルホールド回路を制御す
る制御回路とを具備することを特徴とする車両用乗員保
護装置の故障診断回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10992391U JPH076030Y2 (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | 車両用乗員保護装置の故障診断回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10992391U JPH076030Y2 (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | 車両用乗員保護装置の故障診断回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH068120U true JPH068120U (ja) | 1994-02-01 |
| JPH076030Y2 JPH076030Y2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=14522548
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10992391U Expired - Lifetime JPH076030Y2 (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | 車両用乗員保護装置の故障診断回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH076030Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017537843A (ja) * | 2014-12-16 | 2017-12-21 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングRobert Bosch Gmbh | 車両用の乗員保護手段の少なくとも1つの点火回路のための監視装置および監視装置を作動する方法 |
-
1991
- 1991-12-16 JP JP10992391U patent/JPH076030Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017537843A (ja) * | 2014-12-16 | 2017-12-21 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングRobert Bosch Gmbh | 車両用の乗員保護手段の少なくとも1つの点火回路のための監視装置および監視装置を作動する方法 |
| US10369950B2 (en) | 2014-12-16 | 2019-08-06 | Robert Bosch Gmbh | Monitoring device for at least one ignition circuit for a personal protection means for a vehicle, and method for operating a monitoring device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH076030Y2 (ja) | 1995-02-15 |
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