JPH0682193B2 - 感光物質用包装材料 - Google Patents

感光物質用包装材料

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JPH0682193B2 JP62001390A JP139087A JPH0682193B2 JP H0682193 B2 JPH0682193 B2 JP H0682193B2 JP 62001390 A JP62001390 A JP 62001390A JP 139087 A JP139087 A JP 139087A JP H0682193 B2 JPH0682193 B2 JP H0682193B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、感光物質、特に各種の特性を要求される写真
感光材料の包装材料に関するものである。
〔従来の技術〕 写真感光材料用の包装材料は、種々のタイプのものが広
く実用化されており、遮光性、防湿性、ガスバリヤ性、
物理強度等の性能が要求されている。
ところで、フレキシブルシート、例えば金属箔やアルミ
ニウム真空蒸着フィルム(ナイロン樹脂フィルム、ポリ
エステル樹脂フィルム、ポリエチレン樹脂フィルム、ポ
リプロピレン樹脂フィルム等)の片側のみに、遮光物質
を含む熱可塑性樹脂フィルム(高圧法低密度ポリエチレ
ン(以後LDPEと表示)樹脂フィルム、直鎖状低密度ポリ
エチレン(以後L-LDPEと表示)樹脂フィルム等)を積層
したフィルムは、遮光物質を含む熱可塑性樹脂フィルム
側に非常に大きいカーリングが発生し、製袋が不可能で
あった。
そこで、従来一般には、金属箔等のフレキシブルシート
の遮光物質を含む熱可塑性樹脂フィルムの反対側に、耐
熱性の紙や不織布、二軸延伸フィルム(ナイロン樹脂フ
ィルム、ポリエステル樹脂フィルム、高密度ポリエチレ
ン樹脂フィルム、ポリプロピレン樹脂フィルム等)、一
軸分子配向フィルム、遮光物質を含む各種の熱可塑性樹
脂フィルム等を積層することにより、カーリングを軽減
し実用化を図っていた。
このような従来の包装材料としては、例えば、第18図か
ら第21図に示すものがあった。
第18図の包装材料は、LDPE樹脂遮光フィルム層10aに接
着層5を介してアルミニウム箔層11を積層し、さらに接
着層5を介して晒クラフト紙からなるフレキシブルシー
ト層1を積層した5層構成の積層フィルムである。
第19図の包装材料は、ロール状写真感光材料として多く
用いられてきた大きい物理強度を要求される包装材料
で、第18図の包装材料において、フレキシブルシート層
1に接着層5を介してLDPE樹脂遮光フィルム層10aをさ
らに積層した7層構成の積層フィルムである。
第20図の包装材料は、アルミニウム箔層11の両側に接着
層5を介して一軸延伸フィルム12aを積層した積層フィ
ルムである。
第21図の包装材料は、熱可塑性樹脂フィルム層14に金属
蒸着膜13を形成した金属蒸着フィルム層14aの両側に、
いずれも50重量%以上のL-LDPE樹脂を含みかつ遮光性物
質を含有するポリエチレン系ポリマー層15a,15aを積層
し、このポリエチレン系ポリマー層の強度及び層厚差が
特定の関係にある積層フィルムである(特開昭61-54934
号公報)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、第19図、第20図及び第21図の包装材料
は、カーリングは軽減され製袋性は良いのであるが、熱
可塑性樹脂遮光フィルム層の反対側にもう一層積層しな
ければならないので、高価で、かつ厚くごわごわして包
装作業性が悪かった。第18図の包装材料は、カーリング
の除去が充分ではなく、特殊製袋条件下でなければ実用
化不可能であり、高価で包装作業性も悪かった。
また、第19図、第20図及び第21図の包装材料において
は、遮光物質としてカーボンブラックを用いた場合、表
面がカーボンブラックを含む熱可塑性樹脂遮光フィルム
層となっているので、商品価値が低下し大量使用メーカ
ー向け等の特殊ユーザー用の包装材料以外はほとんど用
いられなかった。
さらに、表面が黒色のため、感光物質を包装するセーフ
ライト下での表裏判明性や加工機への通紙性が悪く、か
つ輸送中摩耗により毛羽立ちやすく黒粉が発生し他の商
品を汚すことがあった。さらにまた、太陽光により高温
になり包装材料内の感光物質の品質を低下させるだけで
なく夏期の強い太陽光下では溶融接着を起すこともあっ
た。
本発明は、以上の問題点を解消し、安定に提供でき、か
つカーリングが発生しないとともに、カーボンブラック
を含む熱可塑性樹脂遮光フィルム層が表面になることに
よる問題点を除去できる感光物質用包装材料を提供する
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するために、光吸収熱可塑性
樹脂フィルムとフレキシブルシート層との間に光反射性
熱可塑性樹脂フィルム層を積層したものである。
すなわち、本発明の感光物質用包装材料は、光反射熱可
塑性樹脂フィルム層と光吸収熱可塑性樹脂フィルム層と
を有する多層共押出しフィルム層と、該多層共押出しフ
ィルム層の光反射熱可塑性樹脂フィルム層側に接着層を
介して積層されたフレキシブルシート層とを具備し、前
記光反射熱可塑性樹脂フィルムは、高級脂肪酸0.1〜10
重量%で周囲を被覆した金属粉末を含み、かつ多層共押
出しフィルム層の全厚さの20〜80%を占めていることを
特徴として構成されている。
光反射熱可塑性樹脂フィルム層は、熱可塑性樹脂に光反
射性の遮光物質を添加して光反射性の遮光フィルム層と
したものである。この熱可塑性樹脂は、ポリオレフィン
系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂等が用いら
れ、これらの内でもポリオレフィン系樹脂が好ましく、
特に、防湿性が良好で光反射性の遮光物質を加えても吸
湿性が小さい高密度ポリエチレン(以後HDPEと表示)系
樹脂、ポリプロピレン系樹脂、L-LDPE樹脂又はこれらの
樹脂を含む混合樹脂が好ましい。
光反射性の遮光物質は、金属粉末、白色又は淡黄色の顔
料等が用いられる。金属粉末は、アルミニウム粉末、ア
ルミニウムペースト、錫粉末、ニッケル粉末、亜鉛粉
末、又はこれらの金属合金若しくは金属化合物の粉末で
ある。
ここにアルミニウムペーストとは、ボールミル法、スタ
ンプミル法又はアトマイズ法等の公知の方法でアルミニ
ウム粉末を作るときに、ミネラルスピリットと少量のス
テアリン酸又はオレイン酸等の高級脂肪酸の存在のもと
にペースト状に作ったものである。本発明ではこのアル
ミニウムペーストとポリオレフィン系熱可塑性樹脂(各
種ポリプロピレン樹脂、各種ポリエチレン樹脂、EVA樹
脂、EEA樹脂、EAA樹脂等)を加熱混練し、低揮発物質
(主として悪臭が強いミネラルスピリット)を真空ポン
プ等で除去したものをアルミニウムペーストコンパウン
ド樹脂、アルミニウムペーストマスターバッチ樹脂とし
て使用する。
特にアルミニウムペーストマスターバッチ樹脂として使
用するのが、写真感光材料への悪影響や悪臭をなくすた
め好ましい。
特に好ましいのはミネラルスピリットを用いずに高級脂
肪酸を0.1〜10重量%アルミニウム粉末を90〜99.9重量
%にしたアルミニウムの周囲を高級脂肪酸で完全にカバ
ーした金属粉末を熱可塑性樹脂に必要量混練した樹脂で
ある。
またアルミニウム粉末とは、溶融アルミニウムをアトマ
イズ法、粒化法、回転円盤滴下法、蒸発法等により粉末
状にしたものの外、アルミニウム箔をボールミルやスタ
ンプミル法等で粉砕してフレーク状にしたものを含む。
アルミニウム粉末単体では不安定なのでアルミニウム粉
末表面を不活性にする各種の公知の処理が施される。
この金属粉末の添加量は、0.1〜20重量%が好ましく、
特に好ましいのは1〜6重量%の範囲である。
また、この光反射熱可塑性樹脂フィルム層の厚さは、10
μm以上が好ましく、特に好ましいのは20μm以上であ
る。
光吸収熱可塑性樹脂フィルム層は、熱可塑性樹脂に光吸
収性の遮光物質を添加して光吸収性の遮光フィルム層と
したものである。この熱可塑性樹脂は、エチレン共重合
体樹脂が好ましく、特に、L-LDPE樹脂が好ましい。この
L-LDPE樹脂を商品名で示せば、ユニポール(UCC社)、
ダウレックス(ダウケミカル社)、スクレアー(デュポ
ンカナダ社)、マーレックス(フィリップス社)、ネオ
ゼックスとウルトゼックス(三井石油化学)、日石リニ
レックス(日本石油化学)、スタミレックス(DSM
社)、出光モアテック(出光石油化学)などが挙げられ
る。α‐オレフィンとしてはブテン‐1、オクテン‐
1、ヘキセン‐1、4-メチルペンテン‐1、ヘプテン‐
1、オクテン‐1などが使用され、その量はポリマーの
0.5〜15モル%程度である。密度は、一般に低中圧法ポ
リエチレン樹脂程度とされているが、市販品では0.87〜
0.95g/cm3の範囲にあるものが多い。
これらのL-LDPE樹脂の中で物理強度とヒートシール強度
の点から特に好ましいのは、エチレン含有量が90〜99.5
モル%、α‐オレフィン含有量が0.5〜10モル%、メル
トインデックス(以後MIと表示)が0.8〜30g/10分(JIS
K6760)、密度が0.870〜0.940g/cm3(JIS K6760)、そ
してα‐オレフィンの炭素数が6〜8個の液相法プロセ
スで得られたものである。
最も好ましい代表的な例を商品名であげると、ポリエチ
レンに人為的にα‐オレフィン側鎖として炭素数6個の
4-メチルペンテン‐1を導入した三井石油化学(株)の
ウルトゼックス、及びα‐オレフィン側鎖として炭素数
8個のオクテン‐1を導入したDSM社のスタミレックス
とダウケミカル社のダウレックス及び出光石油化学
(株)の出光モアテックスがある。(以上3社品共液相
法プロセスで得られたL-LDPE樹脂である。) 光吸収性の遮光物質は、カーボンブラック、酸化鉄等が
用いられる。このカーボンブラックの原料による分類例
をあげると、ガスブラック、オイルファーネスブラッ
ク、アントラセンブラック、アセチレンブラック、油
煙、松煙、アニマルブラック、ベジタブルブラック等が
ある。遮光性、コスト、物性向上の目的ではファーネス
カーボンブラックが好ましく、高価であるが帯電防止効
果を有する遮光性物質としてはアセチレンカーボンブラ
ック、ケッチェンカーボンブラックが好ましい。必要に
より前者と後者を必要特性に従ってミックスすることも
好ましい。一方、これらのカーボンブラックの中ではpH
5〜9、平均粒子径10〜50mμのものが好ましく、特にpH
6〜9、平均粒子径15〜30mμのファーネスカーボンブラ
ックが好ましい。このようなpH及び粒子径のものを使用
することによって、カブリ及び感光度の増減が少なく、
かつ遮光能力が大きく、しかもL-LDPE樹脂に添加した場
合でもカーボンブラックの塊(ブツ)やフィッシュアイ
等のピンホールが発生しにくく物理強度が向上する等の
数々の利点を有する包装材料を得ることができる。
この光吸収性遮光物質の添加量は、0.1〜20重量%が好
ましく、特に好ましいのは1〜6重量%である。
また、この光吸収熱可塑性樹脂フィルム層の厚さは、10
μm以上が好ましく、特に好ましいのは20μm以上であ
る。
以上詳述した光反射熱可塑性樹脂フィルム層の厚さは多
層共押出しフィルム層の厚さの20〜80%を占めるように
することがカールバランス、物理強度、防湿性、コスト
等の点で好ましく特に35〜65%の厚さを占めるのが好ま
しい。
以上の光反射熱可塑性樹脂フィルム層と光吸収熱可塑性
樹脂フィルム層とを有して多層共押出しフィルム層が形
成されている。この多層共押出しフィルム層の厚さは、
好ましくは35μm以上、特に好ましくは50μm以上であ
る。この多層共押しフィルム層の光反射熱可塑性樹脂フ
ィルム層側に、フレキシブルシート層が積層されてい
る。
フレキシブルシート層としては、熱可塑性樹脂フィル
ム、例えば各種ポリエチレン樹脂、ポリエチレン共重合
体樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポ
リ塩化ビニリデン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂、フッ素樹脂、ポリエステル樹脂などの公知の
フィルム及びそれらの変性樹脂及び混合樹脂のフィルム
がある。また、金属薄膜加工フィルム(代表的なものは
アルミニウム真空蒸着フィルム)、アセテートフィル
ム、セロ、ポリビニルアルコールフィルム、各種の紙、
各種の金属箔(代表例としてアルミニウム箔)、不織
布、ワリフ、穴アキフィルム及びポリエチレン、ポリス
チレン、ポリウレタン等の発泡シート等がある。好まし
くは、透明性と耐熱性に優れたセロハン、アセテートフ
ィルム、一軸又は二軸分子配向熱可塑性樹脂フィルム、
これらのフィルムに塩化ビニリデンその他の防湿性、ガ
スバリヤ性を有する層を塗布した加工フィルム、金属薄
膜加工フィルムである。
フレキシブルシート層を透明又は半透明に形成した場合
は、フレキシブルシート層表面が銀色に見えるので、セ
ーフライト下でも表裏の判別ができ作業性が向上し、ま
た商品価値が高く、太陽光下においても温度上昇による
感光物質の品質が低下することがない。さらに、フレキ
シブルシート層表面に色インキで濁りの少ない美しい印
刷ができる。
このフレキシブルシート層の厚さは、使用目的により変
化するが一般には6〜1000μm、好ましくは7〜100μ
mである。
前記多層共押出しフィルム層とフレキシブルシート層と
を積層する方法は通常の方法でよく、例えば熱接着法
(熱板接着法,インパルス接着法,超音波接着法)、接
着剤による方法(湿式ラミネート法,乾式ラミネート
法,ホットメルトラミネート法,エクストルージョンラ
ミネート法,共押し出しラミネート法も含む)、等が使
われる。
接着剤の代表的なものとしては各種ポリエチレン樹脂、
ポリプロピレン樹脂、ポリブテン樹脂等のポリオレフィ
ン系熱可塑性樹脂熱溶融接着剤、エチレン‐プロピレン
共重合体樹脂、エチレン‐酢酸ビニル共重合体樹脂、エ
チレン‐エチルアクリレート共重合体樹脂等のオレフィ
ン共重合体、エチレン‐アクリル酸共重合体樹脂、アイ
オノマー樹脂等の熱可塑性樹脂熱溶融接着剤その他熱溶
融型ゴム系接着剤等があり、溶液状接着剤としてはウエ
ットラミネート用接着剤があり、エマルジョン、ラテッ
クス状の接着剤である。エマルジョン型接着剤の代表例
としてはポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル‐エチレン共重合
物、酢酸ビニルとアクリル酸エステル共重合物、酢酸ビ
ニルとマレイン酸エステル共重合物、アクリル酸共重合
物、エチレン‐アクリル酸共重合物等のエマルジョンが
ある。ラテックス型接着剤の代表例としては天然ゴム、
スチレンブダジエン(SBR)、アクリロニトリルブダジ
エン(NBR)、クロロプレン(CR)等のゴムラテックス
がある。又ドライラミネート用接着剤としてはポリウレ
タン接着剤等があり、その他パラフィンワックス、マイ
クロクリスタリンワックス、エチレン‐酢酸ビニル共重
合体樹脂、エチレン‐エチルアクリレート共重合体樹脂
等をブレンドしたホットメルトラミネート接着剤、感圧
接着剤、感熱接着剤等公知の接着剤を用いることが出来
る。エクストルージョンラミネート用ポリオレフィン系
接着剤はより具体的にいえば各種ポリエチレン樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、ポリブチレン樹脂などのポリオレフ
ィン系樹脂及びエチレン共重合体(EVA、EEA等)樹脂の
他直鎖状低密度ポリエチレン(L-LDPE)樹脂の如く、エ
チレンの他に一部他のモノマー(α‐オレフィン)を共
重合させたもの、DuPont社のサーリン、三井ポリケミカ
ル社のアドマー等のアイオノマー樹脂(イオン性共重合
体樹脂)も含む。
これらの接着剤は積層させようとするフレキシブルシー
ト層より5゜以上融点が低いものであることが好まし
い。この程度の温度差があればフレキシブルシート層に
悪影響を与えず熱溶融接着を完全に行わせることができ
る。
熱可塑性樹脂を用いたエクストルーションラミネート法
による接着層の厚さは、通例10μm〜500μm好ましく
は15μm〜200μmである。
前記各層に各種添加剤を必要に応じて必要量添加するこ
とができる。
添加剤の代表例を以下に記載するが本発明はこれに限定
されるものではなく公知のあらゆる物の中から選択でき
る。
(添加剤種類) (代表例) (1)可塑剤;フタル酸エステル、グリコールエステ
ル、脂肪酸エステル、リン酸エステル等 (2)安定剤;鉛系、カドミウム系、亜鉛系、アルカリ
土類金属系、有機スズ系等 (3)帯電防止剤;陽イオン活性剤、アニオン活性剤、
非イオン活性剤、両面活性剤、等 (4)難燃剤;燐酸エステル、ハロゲン化燐酸エステ
ル、ハロゲン化物、無機物、含燐ポリオール等 (5)充填剤;アルミナ、カオリン、クレー、炭酸カル
シウム、マイカ、タルク、酸化チタン、シリカ等 (6)補強剤;ガラスロービング、金属繊維、ガラス繊
維、ガラスミルドファイバー、炭素繊維等 (7)着色剤;無機顔料(Al,Fe2O5,TiO2,ZnO,CdS
等)、有機顔料(カーボン)、染料、等 (8)発泡剤;無機発泡剤(炭酸アンモニア、重炭酸ソ
ーダ)有機発泡剤(ニトロソ系、アゾ系)、等 (9)加硫剤;加硫促進剤、促進助剤等 (10)劣化防止剤;紫外線吸収剤、酸化防止剤、金属不
活性化剤、過酸化物分解剤等 (11)滑 剤;パラフィン ワックス、脂肪酸系、シリ
コーン系、ステアリン酸アミド系、高級脂肪酸金属塩
系、ビス脂肪酸アミド系、脂肪酸アミド系、アルキルア
ミン系、エステル系、高級アルコール等 (12)カップリング剤;シラン系、チタネート系、クロ
ム系、アルミニウム系等 (13)各種の熱可塑性樹脂、ゴム等 なお、光吸収熱可塑性樹脂フィルム層に、フィルム成形
性改善と感光物質の包装性改善の為に滑剤を0.03〜1.0
重量%添加することが好ましい。
本発明の感光物質用包装材料は、光により変色したり、
硬化劣化したりする感光物質、例えば、チョコレート、
マーガリン、ミソ、ワイン、ビール等の食料品、医薬
品、紫外線硬化フィルム、紫外線硬化樹脂、染料、その
他の化学物質例えば現像液、染色用媒染液及び写真感光
材料等の包装に用いられる。
特に、わずかなガスや光や湿度により品質が破壊される
写真感光材料、例えば、ハロゲン化銀写真感光材料、ジ
アゾ写真感光材料、感光性樹脂、自己現像型写真感光材
料、拡散転写型写真感光材料等の包装に最適である。
本発明の感光物質用包装材料を上記の写真感光材料の包
装に用いた場合、1重平袋、2重平袋、角底袋、自立
袋、1重ガゼット袋、2重ガゼット袋、フィルムシー
ト、防湿箱の内貼り、リーダー紙等公知のあらゆる形態
が可能である。
製袋する方法は熱板接着法、インパルス接着法、溶断接
着法、超音波接着法、高周波接着法など、従来公知のプ
ラスチックフィルムの接着法による。なお、ノリを用い
る接着法、感圧・感熱接着剤を用いた接着法などを使用
して製袋することも可能である。
〔作用〕
本発明の感光物質用包装材料は、光吸収熱可塑性樹脂フ
ィルム層と光反射熱可塑性樹脂フィルム層とを共押出し
により多層共押出しフィルム層としているので、薄層で
あって、しかもカーリングがほとんど発生しない。ま
た、透明なフレキシブルシートを用いた場合は、光反射
熱可塑性樹脂フィルム層の銀色が外部から見える。
〔実施例〕
本発明の感光物質用包装材料の実施例を第1図から第6
図に基づいて説明する。
第1図から第6図は、感光物質用包装材料の層構成を示
す部分断面図である。
第1図の感光物質用包装材料は、単一層からなるフレキ
シブルシート層1と、光反射熱可塑性樹脂フィルム層2a
と光吸収熱可塑性樹脂フィルム層3aとからなる多層共押
出しフィルム層4aとが、接着層5を介して積層されてい
る。この包装材料は、第7図に示すように、ほとんどカ
ーリングが発生しない。
第2図の感光物質用包装材料は、フレキシブルシート層
1を二層の共押出しフレキシブルシート層1′,1″で形
成した他は、第1図の感光物質用包装材料と同一であ
る。
第3図の感光物質用包装材料は、光反射熱可塑性樹脂フ
ィルム層2aと光吸収熱可塑性樹脂フィルム層3aとの間
に、中間層6を積層した三層からなる遮光性同時多層共
押出しフィルム4aを用いた他は、第1図の感光物質用包
装材料と同一である。
第4図の感光物質用包装材料は、塗布層7で表面加工し
たフレキシブルシート層1を用いた他は、第1図の感光
物質用包装材料と同一である。
第5図の感光物質用包装材料は、アルミニウム真空蒸着
フィルム層で代表される金属薄膜8で表面加工したフレ
キシブルシート層1を用いた他は、第1図の感光物質用
包装材料と同一である。
第6図の感光物質用包装材料は、遮光性同時多層共押出
しフィルム層4aとフレキシブルシート層1との間に、接
着層5を介して金属箔層9を積層した他は、第1図の感
光物質用包装材料と同一である。
第8図から第11図は、比較例の層構成を示す部分断面図
である。
第8図の比較例は、光吸収熱可塑性樹脂フィルム層3a,3
aからなる二層共押出しフィルム層17aと、フレキシブル
シート層1とが接着層5を介して積層されている。この
比較例の積層フィルムは、第12図に示すように、大きい
カーリングが発生する。
第9図の比較例は、光吸収熱可塑性樹脂フィルム層3aと
フレキシブルシート層1とが接着層5を介して積層され
ている。この比較例の積層フィルムは、第13図に示すよ
うに、2回転以上の筒状をしたカーリングが発生する。
第10図の比較例は、光反射熱可塑性樹脂フィルム層2aと
フレキシブルシート層1とが接着層5を介して積層され
ている。この比較例の積層フィルムは、第14図に示すよ
うに、カーリングはやや良化するが実用化はまだ困難で
ある。
第11図の比較例は、アルミニウム真空蒸着フィルム層で
代表される金属薄膜8で表面加工したフレキシブルシー
ト層1と、光吸収熱可塑性樹脂フィルム層3a,3aからな
る二層共押出しフィルム層17aとが、接着層5を介して
積層されている。この比較例の積層フィルムは、第13図
に示すように、非常に大きいカーリングが発生する。
なお、第15図は、光反射熱可塑性樹脂フィルム層2aと光
吸収熱可塑性樹脂フィルム層3aからなる多層共押出しフ
ィルム層4aのカーリング状態を示す断面図であり、添加
物の形状の差及び吸湿性の差から光反射熱可塑性樹脂フ
ィルム層2a側にカールする。
第16図は、光吸収熱可塑性樹脂フィルム層3aからなる二
層共押出しフィルム層17aのカーリング状態を示す断面
図であり、同一添加物及び同一吸湿性であるため、略フ
ラットでカーリングはほとんど発生しない。
第17図は、光吸収熱可塑性樹脂フィルム層3aの単一層フ
ィルムのカーリング状態を示す断面図であり、カーリン
グは発生しない。
次に、本発明品I〜III、比較品I及び従来品I,IIの特
性を比較した実験結果を第1表に示す。
表中の評価は下記による。
◎;非常に優れている ○;優れている ●;実用限度内 ▲;問題あり改良必要 ×;実用不可 試験法*イ(カーリング状態) テストすべき積層フィルムで直径10cmの円形の試験サン
プルを作成し、温度20℃,湿度65%RHの雰囲気中に1kg
の荷重板下に24時間放置した後、上記条件の雰囲気中に
円形の試験サンプルを1枚ごと無荷重で平板上に24時間
放置した後のカーリングの状態で評価。
試験法*ロ(コスト比) 従来品IIを100とした時の積層フィルム1m2当りのコスト
比即ち 試験法*ハ(セーフライト下での表裏判別性と作業性) ロール状カラー印画紙のセーフライト可での積層フィル
ムの表裏判別のしやすさと、積層フィルムを用いてロー
ル状カラー印画紙を自動製袋機で包装するための作業の
しやすさより判定。
試験法*ニ(太陽光下での温度上昇) 8万ルックスの太陽下に1時間積層フィルムの反ヒート
シール面(フレキシブルシート層1)側を表にして広げ
て放置後積層フィルムの表面温度上昇を手の触感により
判定。
試験法*ホ(引裂き強度(タテ)) JIS P8116に準ずる。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように構成したので、薄層であってもカ
ーリングが発生することがなく、安価で製袋性及び包装
作業性のよく、引裂き強度の大きい感光物質用包装材料
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図までは本発明による感光物質用包装材
料の実施例の部分断面図、第7図は第1図の実施例のカ
ーリング状態を示す図、第8図から第11図までは比較品
の部分断面図、第12図から第14図までは比較品のカーリ
ング状態を示す図、第15図から第17図までは他のフィル
ムのカーリング状態を示す図、第18図から第21図までは
従来の包装材料の部分断面図である。 1……フレキシブルシート層、2a……光反射熱可塑性樹
脂フィルム層、3a……光吸収熱可塑性樹脂フィルム層、
4a……多層共押出しフィルム層、5……接着層、6……
中間層、a……遮光性を有することを示す
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03C 3/00 K 8910−2H (56)参考文献 特開 昭57−6754(JP,A) 特開 昭59−201848(JP,A) 特開 昭61−189936(JP,A) 特開 昭61−179738(JP,A) 特開 昭58−132555(JP,A) 実開 昭59−104143(JP,U) 特公 平4−80372(JP,B2) 特公 昭61−28984(JP,B2) 特公 平4−49102(JP,B2) 特公 平4−77893(JP,B2) 実公 平4−49621(JP,Y2) 実公 平4−28097(JP,Y2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光反射熱可塑性樹脂フィルム層と光吸収熱
    可塑性樹脂フィルム層とを有する多層共押出しフィルム
    層と、該多層共押出しフィルム層の光反射熱可塑性樹脂
    フィルム層側に接着層を介して積層されたフレキシブル
    シート層とを具備し、前記光反射熱可塑性樹脂フィルム
    は、高級脂肪酸0.1〜10重量%で周囲を被覆した金属粉
    末を含み、かつ多層共押出しフィルム層の全厚さの20〜
    80%を占めていることを特徴とする感光物質用包装材
    料。
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