JPH068257U - 容器の蓋体封止構造 - Google Patents
容器の蓋体封止構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 容器内に負圧が生じるような状態下でも、蓋
体が嵌合する容器開口部を確実に封止しうる封止構造を
提供する。 【構成】 蓋体封止構造は、開口部16の環状端面16
aに接触関係で配置される環状の封止部材22と、該封
止部材22を保持する円筒形の有底本体部21aを有す
る保持部材21とを備える。該保持部材からは、有底本
体部の軸方向長さよりも長く凸部24が軸方向外方に延
びていて、蓋体の内面がこの凸部に当接して封止部材を
開口部の端面に圧接している。蓋体の内面が該凸部に当
接することにより該凸部に加わった力は分散して保持部
材のフランジ部21bを介して封止部材に伝達され、封
止を行う。
体が嵌合する容器開口部を確実に封止しうる封止構造を
提供する。 【構成】 蓋体封止構造は、開口部16の環状端面16
aに接触関係で配置される環状の封止部材22と、該封
止部材22を保持する円筒形の有底本体部21aを有す
る保持部材21とを備える。該保持部材からは、有底本
体部の軸方向長さよりも長く凸部24が軸方向外方に延
びていて、蓋体の内面がこの凸部に当接して封止部材を
開口部の端面に圧接している。蓋体の内面が該凸部に当
接することにより該凸部に加わった力は分散して保持部
材のフランジ部21bを介して封止部材に伝達され、封
止を行う。
Description
【0001】
本考案は、容器蓋体に関し、特にその封止構造に関するものである。尚、本考 案は、製氷機に内蔵もしくは付設された給水タンク内に製氷水を予め貯水してお き、その水を製氷水タンクを介して製氷板に送り製氷し、排水は排水タンクに貯 留しておくいわゆる貯水式製氷機に関連して以下に特定的に説明されるが、この ような利用分野に限定されるものでないことは明らかである。
【0002】
一般に、容器内に液体、気体、粉体等の収容物を保管しておく場合、収容物が 外気に触れたりようなことは、収容物の種類によっては、その酸化、変質を招い たりするため、防がなければならず、また、収容物が気化して蓋体から漏れ出る ようなことも、防がなければならないので、蓋体の封止には様々な工夫がされて きた。
【0003】 上述した貯水式製氷機の分野では、給水タンク及び排水タンクとして、ブロー 成形即ち吹込成形により製造されるポリエチレンのようなプラスチック製の容器 が一般に使用され、様々な形状及び構造のものが知られている。 本考案者は、例えば特開平4ー18246号公報に開示されているように、従 来のものでは、高価な吹込成形用金型を給水タンク及び排水タンクごとに製作し なければならなかったので、製品コストが相当に上昇する要因になっていたこと に鑑みて、1種の吹込成形品から、給水タンクとして使用しうるタンクと、排水 タンクとして使用しうるタンクとを製造する方法を提供した。
【0004】 図6は、上述した方法により製造された給水タンクの概要を示すもので、この 給水タンク10は、底部11と、頂部12と、該底部及び頂部間に延在する4つ (2つのみ図示)の側部13、14とにより画成された主タンク部15を有すると 共に、一方の側部14の上方部位には、雌ねじが切られた蓋体19により閉塞可 能な雄ねじ付き開口部16が形成され、その下方部位には、小径通路23を画成 する縊れ部17を介して上向き開口部20を有する副タンク部18が形成されて いる。 この給水タンク10は、上述した特開昭公報に詳述したので図示しないが、貯 水式製氷装置において、製氷水タンクに給水ホース及び戻りホースを介して連通 し、製氷水タンクに水を供給したり同製氷水タンクからのオーバーフロー水を受 けるタンクとして好適に使用可能であり、開口部20には、前記給水ホース、戻 りホース、水位センサ、ポンプ等を装着可能である。開口部16は、通常蓋体1 9により封止されており、給水タンクに水を補給する場合に、同蓋体19を外し たときに開放される。
【0005】 給水タンク10の使用状態においては、同給水タンク10に製氷水が収容され ているが、主タンク部15は、蓋体19により封止されているために、その上方 空間が負圧になり、内部の製氷水が持ち上げられるため、バルブを設けることな く内部の水を保持することができるので、構造が簡単で簡易に掃除することがで きる貯水式製氷装置用給水タンクが提供される。
【0006】
しかし、蓋体19は開口部16に螺合しており、単にこの螺合によって開口部 16の封止を行っているため、蓋体19を介して外気が流入し、負圧が発生しな いことがある。負圧が発生しないと、主タンク部15内の製氷水が持ち上げられ ないので、製氷水は副タンク部18に形成された開口部20から溢れてしまい、 給水タンクとしての役割を果たさなくなる。また、上述したような蓋体を一般の 容器に適用すれば、この明細書の冒頭に述べた収容物の酸化、変質等を招いたり する結果になる。 従って、本考案の目的は、容器内に負圧が生じるような状態下でも、蓋体が嵌 合する容器開口部を確実に封止しうる封止構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】 上述の目的を達成するため、請求項1に記載の本考案によると、円筒形の開口 部と、該開口部に外側から嵌合する蓋体とを有する容器の蓋体封止構造は、前記 開口部の環状端面に接触関係で配置される環状の封止部材と、該封止部材を保持 すべく、円筒形の有底本体部、及び該有底本体部の周縁から延びる環状のフラン ジ部を有する保持部材とを備え、前記蓋体の内面が前記環状のフランジ部の外面 に当接して前記封止部材を前記開口部の端面に圧接している。 また、請求項2に記載の本考案によると、蓋体封止構造は、開口部の環状端面 に接触関係で配置される環状の封止部材と、該封止部材を保持する円筒形の有底 本体部を有する保持部材とを備え、該保持部材からは、前記有底本体部の軸方向 長さよりも長く凸部が軸方向外方に延びていて、前記蓋体の内面が前記凸部に当 接して前記封止部材を前記開口部の端面に圧接している。 更に、請求項3に記載の本考案によると、蓋体封止構造は、比較的に薄肉の開 口部の環状端面に接触関係で配置される環状の封止部材と、該封止部材を保持す べく、円筒形の有底本体部、及び該有底本体部の周縁から延びる環状のフランジ 部を有する保持部材とを備え、有底本体部の外周面に環状溝が形成されていて、 該環状溝に前記封止部材を部分的に受け入れると共に、前記蓋体の内面が前記環 状のフランジ部の外面に当接して前記封止部材を前記開口部の端面に圧接してい る。
【0008】
請求項1の蓋体封止構造(図2)では、蓋体を開口部に嵌合させ締め付けると 、蓋体の内面が保持部材のフランジ部に当接して、フランジ部を押し、その結果 封止部材が開口部の端面に圧接されて、封止を行う。 請求項2の蓋体封止構造(図3、図5)では、蓋体を開口部に嵌合させ締め付 けると、蓋体の内面が保持部材の本体部から突出する凸部に当接し、該凸部に加 わった力は分散して保持部材のフランジ部を介して封止部材に、或は保持部材に 保持された封止部材に伝達され、その結果該封止部材が開口部の端面に圧接され て、封止を行う。 請求項3の蓋体封止構造(図4)では、封止部材は環状溝に嵌入しており、回 らないので、摩耗もしない。
【0009】
次に、本考案の好適な実施例について添付図面を参照して詳細に説明するが、 図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものとする。 図1は、本考案による封止構造の第1実施例が組み込まれた給水タンクを示す 図で、同給水タンク10自体は、従来のものと同様でよく、底部11、頂部12 及び側部13、14を有する箱形をした大容積の主タンク部15と、同様に箱形 をした小容積の副タンク部18とを有する。両タンク部15、18間には縊れ部 17があり、これ等のタンク部15、18は同縊れ部17により画成された小径 通路23を介して連通している。
【0010】 主タンク部15には、頂部12と、副タンク部18側の側部14とにそれぞれ 把手が形成されているが、その図示は省略されている。側部14の上方部位には 開口部16が形成されており、同開口部16は通常蓋体19で封止状態に閉じら れている。一方、副タンク部18の頂部は大きく角形に開いた開口部20となっ ており、該開口部20に、取付板に装着されたポンプモータ、戻りホース、フロ ートスイッチ及び給水ホース等からなる給水ポンプ組立体が嵌合する(前述した 特開平4ー18246号公報参照)。 図2は、図1において円形の鎖線で囲んだ領域Aを拡大して示す図で、蓋体1 9により給水タンク10の開口部16を封止するために、蓋体19と開口部16 の端面16aとの間には、皿形の保持部材21を介して封止部材であるO−リン グ22のような適宜のパッキン部材が配設され、蓋体19の螺合時に該O−リン グ22を圧縮して、封止を確実に行うように意図している。
【0011】 保持部材21は、ほぼ円筒形の有底本体部21aと、該本体部の周縁から半径 方向の外方に延びるフランジ部21bとからなる。該フランジ部21bの外側面 (蓋体側)は、蓋体との間の摩擦係数が小さく平滑に形成されていて、蓋体19の 螺合時に保持部材21が伴回りしないようになっている。保持部材21が伴回り しなければ、O−リング22も伴回りせず、摩耗しないので、O−リング22の 信頼性が高くなる。また、O−リング22が伴回りしなければ、円周方向の成分 の力を実質的に受けないので、円周方向におけるO−リング22の波打ちのよう な現象は発生せず、確実な封止が期待できる。
【0012】 この実施例では、給水タンク10は前述したようにポリエチレンのようなプラ スチック製のブロー成形タンクであるため、即ち、加工、成形方法や材質の関係 上、タンク開口部16の各部寸法の精度が必ずしも良いとは限らないので、その 端面16aが軸心に関して垂直ではなく傾斜してしまい、保持部材21との間の ガタが大きくなって、蓋体19を強く螺着しても、O−リング22が保持部材2 1により均等に圧縮されず、環状のO−リング22のどこかに隙間が生じて空気 が流入してしまい、結果的に主タンク部15に負圧が発生しないことが想定され る。
【0013】 そこで、第2実施例においては、図2に相当する図3に示すように、保持部材 21の中央に外向きに凸部24を形成している。円柱形の凸部24の軸方向の長 さは、蓋体19を開口部16に螺着する時に蓋体19の内面が先に凸部24に当 接するように、皿形の保持部材21の深さよりも十分に大きい。尚、この実施例 では円柱形の凸部24を1個のみ保持部材中央に形成したが、凸部24は、その 端面24aが平滑であればよく、形状及び個数は任意である。 この第2実施例では、蓋体19を開口部16に螺合し締め付けてゆくと、蓋体 19は先に凸部24に当たり、該凸部24を介して蓋体19の封止力がフランジ 部21bに実質的に均等に分散して作用する。その結果、O−リング22も好適 に圧縮され、開口部16が確実に封止される。
【0014】 また、開口部16の肉厚が薄い場合には、同開口部16の端面も小面積になり そこに押し付けられるO−リング22の横断面直径も小径にならざるを得ないが 、その場合、O−リングの保持を容易にすべく、図4に部分的に示すように、保 持部材21の本体部21aの円筒外面21cに環状溝21dを形成し、そこにO −リング22を嵌め込むとO−リングが固定され好適である。また、蓋体19を 除去した時に、O−リングが環状溝21dに嵌入しているので、O−リングが外 れ難くなる。
【0015】 更に、第1及び第2実施例では封止部材としてO−リング22を用いたが、保 持部材21自体が封止部材としての機能を有すれば、図5に示すように、O−リ ング及び保持部材を一体化してもよい。即ち、図5において、保持部材30は、 第2実施例と同様に、凸部31を備えた本体部30aと、フランジ部30bとか らなるが、この実施例では、フランジ部30bが稍々肉厚に形成されると共に、 比較的に柔軟で弾性及び可撓性のある適宜のパッキン材からなっていて、封止部 材として機能する。
【0016】 蓋体19を開口部16に嵌合して締め付ければ、蓋体19は凸部31に先に当 接する。蓋体19により与えられる封止力は保持部材30により一様に分散され てフランジ部30bに伝達され、開口部16における確実な封止が可能になる。 尚、勿論、第1実施例の保持部材21のフランジ部21bを上述のように構成し てO−リングを省略してもよい。
【0017】
以上のように、本考案の蓋体封止構造によれば、開口部の端面に当接するよう に封止部材が配設され、この封止部材を蓋体により直接又は間接に押圧するので 、封止が確実に行われ、容器内に負圧が生じるような状態下でも、蓋体が嵌合す る容器開口部を確実に封止することができる。 また、保持部材に凸部を設けたものにあっては、蓋体がこの凸部に当接し、封 止力を分散して保持部材のフランジ部もしくは封止部材に一様に伝達するため、 開口部が傾斜していても、封止を更に確実にすることができる。 更に、保持部材に環状溝を形成して、そこに封止部材を嵌入せしめたものにあ っては、封止部材の伴回りがないため、その摩耗を防ぐことができるので、封止 部材の寿命延長及び装置の信頼性向上に寄与することができる。
【図1】 本考案による蓋体封止構造の第1実施例が組
み込まれた給水タンクの概略断面図である。
み込まれた給水タンクの概略断面図である。
【図2】 図1に鎖線で囲まれた領域Aを拡大して示す
断面図である。
断面図である。
【図3】 本考案による蓋体封止構造の第2実施例を示
す、図2に相当する断面図である。
す、図2に相当する断面図である。
【図4】 図3に示した第2実施例についての改変実施
例を示す部分断面図である。
例を示す部分断面図である。
【図5】 図3に示した第2実施例についての別の改変
実施例を示す断面図である。
実施例を示す断面図である。
【図6】 本考案が実施される容器の代表的な一例を示
す断面図である。
す断面図である。
10・・・給水タンク(容器)、16・・・開口部、1
6a・・・開口部の環状端面、19・・・蓋体、21・
・・保持部材、21a・・・有底本体部、21b・・・
フランジ部、21c・・・有底本体部の外周面、21d
・・・環状溝、22・・・O−リング(封止部材)、2
4・・・凸部、30・・・保持部材、30a・・・有底
本体部、30b・・・フランジ部(封止部材)、31・
・・凸部。
6a・・・開口部の環状端面、19・・・蓋体、21・
・・保持部材、21a・・・有底本体部、21b・・・
フランジ部、21c・・・有底本体部の外周面、21d
・・・環状溝、22・・・O−リング(封止部材)、2
4・・・凸部、30・・・保持部材、30a・・・有底
本体部、30b・・・フランジ部(封止部材)、31・
・・凸部。
Claims (3)
- 【請求項1】 円筒形の開口部と、該開口部に外側から
嵌合する蓋体とを有する容器の蓋体封止構造であって、
前記開口部の環状端面に接触関係で配置される環状の封
止部材と、該封止部材を保持すべく、円筒形の有底本体
部、及び該有底本体部の周縁から延びる環状のフランジ
部を有する保持部材とを備え、前記蓋体の内面が前記環
状のフランジ部の外面に当接して前記封止部材を前記開
口部の端面に圧接してなる、容器の蓋体封止構造。 - 【請求項2】 円筒形の開口部と、該開口部に外側から
嵌合する蓋体とを有する容器の蓋体封止構造であって、
前記開口部の環状端面に接触関係で配置される環状の封
止部材と、該封止部材を保持する円筒形の有底本体部を
有する保持部材とを備え、該保持部材からは、前記有底
本体部の軸方向長さよりも長く凸部が軸方向外方に延び
ていて、前記蓋体の内面が前記凸部に当接して前記封止
部材を前記開口部の端面に圧接してなる、容器の蓋体封
止構造。 - 【請求項3】 円筒形の比較的に薄肉の開口部と、該開
口部に外側から嵌合する蓋体とを有する容器の蓋体封止
構造であって、前記開口部の環状端面に接触関係で配置
される環状の封止部材と、該封止部材を保持すべく、円
筒形の有底本体部、及び該有底本体部の周縁から延びる
環状のフランジ部を有する保持部材とを備え、前記有底
本体部の外周面に環状溝が形成されていて、該環状溝に
前記封止部材を部分的に受け入れると共に、前記蓋体の
内面が前記環状のフランジ部の外面に当接して前記封止
部材を前記開口部の端面に圧接してなる、容器の蓋体封
止構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4847892U JPH068257U (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 容器の蓋体封止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4847892U JPH068257U (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 容器の蓋体封止構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH068257U true JPH068257U (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=12804497
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4847892U Pending JPH068257U (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 容器の蓋体封止構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH068257U (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS475278U (ja) * | 1971-02-04 | 1972-09-16 | ||
| JP2002080054A (ja) * | 2000-09-07 | 2002-03-19 | Yachiyo Industry Co Ltd | 合成樹脂製燃料タンクのシール構造 |
| JP2010096101A (ja) * | 2008-10-16 | 2010-04-30 | Toyota Boshoku Corp | 締結構造及びこれを備える流体フィルタ |
Citations (3)
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| JPS52131870A (en) * | 1976-04-27 | 1977-11-05 | Iony Kk | Stone sorting device for rice pearling factory |
| JPS53131516A (en) * | 1977-04-22 | 1978-11-16 | Nihon Radiator Co | Cap for pressure vessel |
| JPS63232157A (ja) * | 1987-03-06 | 1988-09-28 | ビファ・フェルパッキンゲン・ベスロテン・ベンノットシャップ | ガス抜き蓋体 |
-
1992
- 1992-07-10 JP JP4847892U patent/JPH068257U/ja active Pending
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