JPH0683561U - モータ駆動型油圧装置 - Google Patents
モータ駆動型油圧装置Info
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- JPH0683561U JPH0683561U JP2956293U JP2956293U JPH0683561U JP H0683561 U JPH0683561 U JP H0683561U JP 2956293 U JP2956293 U JP 2956293U JP 2956293 U JP2956293 U JP 2956293U JP H0683561 U JPH0683561 U JP H0683561U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 吐出圧が低圧時での最大吐出流量を増加する
とともに、高圧時のモータの消費電力を低減することの
できるモータ駆動型油圧装置を提供する。 【構成】 モータ1によって駆動され、作動油を導入部
8から吐出油路10に油圧として吐出する主油圧源2を
有する一方、同じくモータによって駆動され、作動油を
導入部から吐出油路に油圧として吐出する補助油圧源3
を有し、これら両油圧源が吐出する吐出圧が所定値以上
のときは、補助油圧源から吐出される作動油を導入部に
還流させる切換手段7を備えた構成とする。
とともに、高圧時のモータの消費電力を低減することの
できるモータ駆動型油圧装置を提供する。 【構成】 モータ1によって駆動され、作動油を導入部
8から吐出油路10に油圧として吐出する主油圧源2を
有する一方、同じくモータによって駆動され、作動油を
導入部から吐出油路に油圧として吐出する補助油圧源3
を有し、これら両油圧源が吐出する吐出圧が所定値以上
のときは、補助油圧源から吐出される作動油を導入部に
還流させる切換手段7を備えた構成とする。
Description
【0001】
本考案は、油圧装置に関し、特に、自動車用パワーステアリング装置等の油圧 原として施用して良好な、モータにより油圧源を駆動するモータ駆動型油圧装置 に関する。
【0002】
一般に、自動車用パワーステアリング装置は、ベーンポンプ等の油圧源から吐 出される作動油をアクチュエータに供給し、運転者のハンドルの操舵力の助勢を 行うものである。かかるパワーステアリング装置としては、エンジンの回転速度 に比例して増大するポンプ出力を利用して、パワーシリンダ等に作動油を供給す る機構のものが多く使用されていたが、エンジン回転数に応じてオイルポンプの 回転数も高くなり、高速走行時ほど吐出流量が多くなるという、制御目標と相反 する駆動系を利用するため、制御系の構成が複雑かつ困難であった。
【0003】 この点を改善するために、近年、ベーンポンプ等の油圧源をモータで駆動する モータ駆動型油圧装置が開発され、次第に普及してきている。かかるモータ駆動 型油圧装置においては、エンジン回転数の制約を受けることなく、モータのドラ イブシャフトを介してベーンポンプ等の油圧源を自在に駆動することができる。 従って、車両の走行速度を検知して作動油の流量の制御を行うことが可能となり 、制御系の構築が容易になるという利点をもつ。
【0004】
しかしながら、従来のモータ駆動型油圧装置は、モータにより回転するベーン ポンプ等の油圧源を一つ用いた構成であることから、モータの使用電流の最大値 の設定、及びポンプリリーフ圧の設定値により、油圧源の固有吐出量が決定され てしまい、ポンプ吐出圧が低圧時に吐出流量が不足した場合には十分な操舵力の 助勢ができないという問題点があった。この問題点を解決するためにハイパワー の油圧源を用いたり、油圧源を複数個用いるものがあるが、ポンプ吐出圧に比例 してモータの電流値が上昇するので、ポンプ吐出圧が高圧になった場合にはモー タにかかるトルクが増大するため、消費電力が大きくなるという新たな問題点が 発生していた。
【0005】 本考案は、このような従来の二律背反的な問題点に鑑みて提案されたもので、 低圧時での最大吐出流量を増加するとともに、高圧時のモータの消費電力を低減 することのできる優れたモータ駆動型油圧装置を提供することを目的とする。
【0006】
この目的を達成するために、本考案は、モータによって駆動され、作動油を導 入部から吐出油路に油圧として吐出する主油圧源を有する一方、同じくモータに よって駆動され、作動油を導入部から吐出油路に油圧として吐出する補助油圧源 を有し、これら両油圧源が吐出する吐出圧が所定値以上のときは、補助油圧源か ら吐出される作動油を導入部に還流させる切換手段を備えた構成とする。
【0007】
このような構成に基づいて、本考案によれば、吐出圧が低い場合には、複数の 油圧源により作動油をアクチュエータに供給して、操舵力の助勢に十分な吐出流 量を確保し、吐出圧が高い場合には、単一の油圧源をモータの負荷とすることに より消費電力の低減を図ることができる。
【0008】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】 図1は本考案の一実施例を示すモータ駆動型油圧装置の構成を示す概略図であ る。図1において、モータ1は供給される電源により回転駆動し、その出力軸の 一端には主油圧源2及び補助油圧源3の2つの油圧源が結合され、例えば、タン デム型のベーンポンプ等のような構成となっている。これら主油圧源2及び補助 油圧源3により構成されるベーンポンプ4は、それぞれ吐出ポート5及び6から 作動油を吐出する。
【0010】 この吐出ポート5は、ステアリングギア等の図示しないアクチュエータに配管 10によって接続されている。吐出ポート6は、切換バルブ7を介在させて、前 記アクチュエータに配管10を介して接続されると共に、作動油の導入部である サクションパイプ8に配管9を介して接続されている。この切換バルブ7は補助 油圧源3からの吐出油の吐出方向を配管9側又は配管10側に切り換える切換手 段を構成している。なお、配管11は切換バルブ7に吐出圧Paを供給する吐出 圧供給路である。
【0011】 図1の構成の動作について、図2及び図3を参照しつつ説明する。
【0012】 主油圧源2及び補助油圧源3は、モータ1の駆動によりサクションパイプ8か ら流入する作動油を吐出ポート5及び6から吐出する。切換バルブ7は、図示し ない吐出圧検出手段から配管11を介して与えられる吐出圧Paが所定値(この 場合、52kg/cm2 )未満の場合には、補助油圧源3から吐出される作動油 を配管10に導出する。そして吐出圧Paが52kg/cm2 以上になると、切 換動作により、補助油圧源3から吐出される作動油を配管9に導出して、導入部 であるサクションパイプ8に還流させる。
【0013】 すなわち、吐出圧Paが52kg/cm2 未満の場合には、主油圧源2及び補 助油圧源3の2つの油圧源から配管10に作動油が吐出されるので、図示しない パワーステアリング機構のアクチュエータに供給される作動油の流量が多くなる 。一方、吐出圧Paが52kg/cm2 以上の場合には、サクションパイプ8に 戻された作動油が再び油圧源4に流入される。従って、作動油が、サクションパ イプ8、補助油圧源3、切換バルブ7、配管9の間をモータ1の駆動に応じて還 流することになる。このような作動油の還流により、補助油圧源3がモータ1の 負荷として作用しなくなり、配管10に作動油を吐出する役割は主油圧源2のみ が担うこととなる。
【0014】 図2は吐出圧Paに対する吐出流量の関係を表す図である。この図2において 、線図aは、主油圧源2のみを駆動した場合の吐出圧対吐出流量の関係を表すも のであり、単一の油圧源を用いた従来例に相当する。また、線図bは、主油圧源 2及び補助油圧源3を同時に使用した場合の吐出圧対吐出流量の関係を表すもの である。従って、本実施例の場合には、吐出圧が低い状態から高い状態に移行し ていく過程における吐出流量の変化は、吐出圧Paが52kg/cm2 未満の場 合には線図bの特性となり、吐出圧Paが52kg/cm2 以上になると線図a の特性となる。従って、吐出圧Paが低い場合に吐出流量を多くして、その増加 量分mだけ操舵力の助勢を増強することができる。
【0015】 図3は、吐出圧Paに対する消費電流の関係を表す図である。図3において、 線図dは、主油圧源2のみを駆動した場合の吐出圧対消費電流の関係を表すもの であり、単一の油圧源を用いた従来例に相当する。線図eは、主油圧源2及び補 助油圧源3を同時に使用した場合の吐出圧対消費電流の関係を表すものである。 また、fはモータ1で消費できる最大定格値を示している。モータ1の負荷トル クは吐出圧Paに比例し、負荷トルクは消費電流に比例するので、吐出圧Paが 大きいほど消費電流が増大する。上記したように本実施例においては、吐出圧P aが52kg/cm2 以上になると補助油圧源3からの吐出油が還流するように なるので、図3のC点において、消費電流の特性が線図eから線図dに遷移する 。従って、モータ1の消費電流が最大定格値に達する前に、モータ1の負荷が主 油圧源2のみとなり消費電流特性が低い値に遷移するので、吐出圧の増加による 消費電流の増加を回避することができる。
【0016】 なお、上記実施例においては、油圧源を2つ使用するようにしたが、異なる所 定の吐出圧で作動油を還流させる油圧源及び切換バルブの構成とし、複数の切換 点を設けるようにしても良い。かかる構成により吐出流量及び消費電流を細かく 制御することが可能となる。
【0017】 また、上記実施例においては、切換バルブの構成を所定の吐出圧で吐出油路又 は導入部の2つの吐出方向に択一的に切り換えるようにしたが、吐出圧に応じて 吐出油路及び導入部に連続的に分流比を変えて吐出するような分流バルブを設け る構成にすることもできる。かかる構成にすることにより、吐出圧対吐出流量の 特性を滑らかにすることができ、操舵力の助勢の急激な変化を回避する効果が得 られる。また、消費電流の急激な変化がなくなるので、モータに発生する逆起電 力を低減することが可能となる。
【0018】 さらにまた、切換バルブの制御を吐出圧に代えて、または吐出圧とともに消費 電流により制御する構成にすることもできる。かかる構成により制御系の応答速 度を向上させることにより、より安定した制御系を構築することが可能となる。
【0019】
本考案は上記実施例から明らかなように、モータ駆動型油圧装置において、モ ータによって駆動され、作動油を導入部から吐出油路に油圧として吐出する主油 圧源を有する一方、同じくモータによって駆動され、作動油を導入部から吐出油 路に油圧として吐出する補助油圧源を有し、これら両油圧源が吐出する吐出圧が 所定値以上のときは、補助油圧源から吐出される作動油を導入部に還流させる切 換手段を備えたことにより、吐出圧が低圧時での最大吐出流量を増加するととも に、高圧時のモータの消費電力を低減する効果が得られる。
【0020】 また、切換手段を、補助油圧源から吐出される作動油を吐出油路及び導入部に 分流させ、吐出圧に応じて連続的にその分流比を変化させる構成にすることによ り、吐出圧対吐出流量の特性を滑らかにすることができ、操舵力の助勢の急激な 変化を回避する効果が得られる。また、消費電流の急激な変化がなくなるので、 モータに発生する逆起電力を低減する効果がある。
【0021】 さらに、切換手段を、モータで消費する電流値が所定値以上になるとき補助油 圧源から吐出される作動油を導入部に還流させる構成にすることにより、制御系 の応答速度を向上させて、より安定した制御系を構築する効果が得られる。
【図1】本考案の一実施例を示すモータ駆動型油圧装置
の構成を示す概略図である。
の構成を示す概略図である。
【図2】吐出圧に対する吐出流量の関係を表す図であ
る。
る。
【図3】吐出圧に対する消費電流の関係を表す図であ
る。
る。
1 モータ 2 主油圧源 3 補助油圧源 7 切換バルブ(切換手段) 8 サクションパイプ(導入部) 9 配管(還流油路) 10 配管(吐出油路) 11 配管(吐出圧供給路)
Claims (3)
- 【請求項1】 モータによって駆動される油圧装置であ
って、前記モータによって駆動され、作動油を導入部か
ら吐出油路に油圧として吐出する主油圧源を有する一
方、同じく前記モータによって駆動され、前記作動油を
前記導入部から前記吐出油路に油圧として吐出する補助
油圧源を有し、前記両油圧源が吐出する吐出圧が所定値
以上のときは前記補助油圧源から吐出される作動油を前
記導入部に還流させる切換手段を備えたことを特徴とす
るモータ駆動型油圧装置。 - 【請求項2】 前記切換手段は前記補助油圧源から吐出
される作動油を前記吐出油路及び前記導入部に分流させ
前記吐出圧に応じて連続的にその分流比を変化させるこ
とを特徴とする請求項1記載のモータ駆動型油圧装置。 - 【請求項3】 前記切換手段は前記モータで消費する電
流値が所定値以上になったとき前記補助油圧源から吐出
される作動油を前記導入部に還流させることを特徴とす
る請求項1記載のモータ駆動型油圧装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2956293U JPH0683561U (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | モータ駆動型油圧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2956293U JPH0683561U (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | モータ駆動型油圧装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0683561U true JPH0683561U (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=12279579
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2956293U Pending JPH0683561U (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | モータ駆動型油圧装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0683561U (ja) |
-
1993
- 1993-05-12 JP JP2956293U patent/JPH0683561U/ja active Pending
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