JPS6365545B2 - - Google Patents

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JPS6365545B2
JPS6365545B2 JP55088213A JP8821380A JPS6365545B2 JP S6365545 B2 JPS6365545 B2 JP S6365545B2 JP 55088213 A JP55088213 A JP 55088213A JP 8821380 A JP8821380 A JP 8821380A JP S6365545 B2 JPS6365545 B2 JP S6365545B2
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capacity pump
power
steering
fluid
pressure
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JP55088213A
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Shigeru Manabe
Shuzo Hiragushi
Toshiaki Hyodo
Toshio Kimura
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は動力舵取装置、殊に省エネルギー化
を推進するための動力舵取装置に関する。
近時、前輪荷重の増大を伴なう前輪駆動車の増
加、女性ドライバーの増加等に起因して動力舵取
装置の需要増が見込まれている。しかし石油価格
の高騰、省資源、省エネルギー化の波の中で、動
力舵取装置もその見出しが迫られており、システ
ムの小型軽量化、消費エネルギーの節減等が強く
望まれている。
第1図は従来の動力舵取装置を示すシステム図
であつて、液圧シリンダ1とパワーコントロール
バルブ2とにより図示しないステアリングギヤ装
置のパワーアシスト機構を構成する。3はポンプ
であつて、エンジン4によりプーリ5を介してエ
ンジンに起動と同時にその回転中常時駆動され、
リザーバータンク6内の流体(一般には油)をパ
ワーアシスト機構に供給し、そして前記タンク6
に環流させる。
ポンプ3からパワーコントロールバルブ2への
油路には、絞り9と、パワーコントロールバルブ
2内の液圧が過剰になると前記油路をリザーバー
タンク6に短絡させるリリーフ弁7、及びポンプ
3の吐出量が過剰をなつたときに、及び油路の液
圧が過大になつたときに前記油路をリザーバータ
ンク6に短絡させる流量制御弁8とからなるフエ
イルセーフ機構を設けて、回路内の急激な圧力上
昇を防止している。
ところで第1図に示すような従来技術には下記
の欠点がある。
ポンプ3はエンジン4に直結されているため
に、ステアリングギヤ装置に対するパワーアシ
ストが必要であると否とにかゝわらず、エンジ
ンが回転している間は常時回転して圧力流体を
パワーアシスト機構に供給しており、その分だ
けエンジンの負荷が増大する結果、エンジンを
駆動するための消費エネルギーロスが大きい。
従来から使用されているポンプは定容量型ポ
ンプであつて、回転数の増大に伴ない、吐出流
量、消費エネルギーが直線的に増加する。一
方、自動車の走行においては、加速時、高速走
行時にエンジン回転数が高くなる。そして加速
時、高速走行時のいずれの場合においてもハン
ドル操作における操向抵抗は小さく、パワーア
シストを殆んど必要としない。すなわち自動車
の加速時、高速走行時にエンジン回転数が高く
なるとポンプの回転も高速化して吐出流量を増
すが、この間におけるポンプの作動は、自動車
の操向操作に何ら役に立つておらず、このため
に消費されるエネルギーの損失が大きい。
以上のロスを軽減するため、フローコントロ
ールバルブやドルーピングバルブを組込んだポ
ンプがあるが、ポンプ自体の吐出流量が変らな
いこと、およびポンプ内部の撹拌抵抗が回転数
に対し第2図に示す如く2次関数的に増加する
ことから、ロスを大きく軽減することができな
い。第2図はポンプ内部の撹拌抵抗を含むフア
クターとしてタテ軸に駆動馬力PSを、ヨコ軸
に回転数Nをとつてある。
この発明は以上のような従来技術の持つ欠点を
解消し、殊に自動車の加速時、高中速走行時等、
ステアリングギヤ装置がパワーアシストを殆ど必
要としない間における動力舵取装置の駆動動力を
大巾に軽減し、消費エネルギーを大巾に低減する
動力舵取装置を提供することを目的とするもので
ある。
第3図はこの発明の一実施例を示すシステム図
であつて、液圧シリンダ10と動力舵取サーボ弁
11(パワーコントロールバルブ)とを備えたス
テアリングギヤ装置に圧力流体を供給するポンプ
に、大容量ポンプ12と小容量ポンプ13の2種
類のポンプを使用し、例えば自動車の据え切り操
舵時(エンジンのアイドリング回転時)と車速が
低く低速でパワーアシストを必要とする状況にお
いて大容量ポンプ12を作動させ、パワーアシス
トを殆んど必要としない加速時、中速、高速走行
時には小容量ポンプ13のみを駆動することを骨
子とする。
大容量ポンプ12の駆動は、電磁クラツチ14
等の動力断接機構を介してエンジンクランクプー
リ15により行い、リザーバータンク16の流体
(一般には油)を、油圧回路17を経て動力舵取
サーボ弁11に供給し、そしてリザーバータンク
16に環流させる。大容量ポンプ12が吐出する
圧力流体の油圧回路17には、動力舵取サーボ弁
11への圧力流体の供給量を制御する既知の可変
絞り18、流量制御弁19および動力舵取装置内
の最高流体圧力を制限するリリーフ弁20が設け
てあり、さらに動力舵取サーボ弁11および後述
の小容量ポンプ13から、大容量ポンプ12に向
つて圧力流体が逆流するのを阻止するチエツク弁
21が設けてある。
小容量ポンプ13は、電源電池22によりスイ
ツチ23、リレー24を介して駆動される電動機
25をもつて駆動する構成とし、リザーバータン
ク16の流体を油圧回路26を介して動力舵取サ
ーボ弁11に供給し、そしてリザーバータンク1
6に環流させる。
油圧回路26には、動力舵取サーボ弁11およ
び大容量ポンプ12から小容量ポンプ13に向つ
て圧力流体が逆流するのを防止するチエツク弁2
7を設け、また動力舵取サーボ弁11への圧力流
体の供給量を制御し、かつ後述の反力機構を作動
させるための絞り28と、小容量ポンプ13の吐
出流体圧力が過剰になることを防止するリリーフ
弁29とを設けてある。
大容量ポンプ12の駆動力を断接する電磁クラ
ツチ14は、電源電池22に、イグニツシヨンキ
ースイツチ30、スイツチ31、リレー32を介
して接続され、後述の断接動作を行う。
電磁クラツチ14および電動機25は、車速の
変化に対応した電気信号を発生する車速センサー
33、エンジン回転数の変化に対応した電気信号
を発生するエンジン回転数センサー34、及び動
力舵取サーボ弁への回路圧の変化に対応した電気
信号を発生する回路圧センサー35の全部又はそ
の1ないし2より得られる電気信号により、電気
的制御装置36を介してスイツチ31,23を開
閉して制御する。
電気的制御装置36は、前記各センサー33,
34,35の1ないし2あるいは全部の電気信号
により作動して、各スイツチ23,31を制御す
るものであるが、いま仮に車輌の停車中及び低速
走行状態でスイツチ31をオン、スイツチ23を
オフとし、車速が中・高速の状態でスイツチ31
をオフ、スイツチ23をオンとするものとし、さ
らに前記スイツチ31,23のオン・オフ作動に
おいて、低速域から中速域に移行する間、および
その逆の状況において、両スイツチ31,23を
オンとする機能を与えてあるものとする。
イグニツシヨンキースイツチ30がオンの状態
で、エンジンのアイドリング回転中に車輌の据え
切りを行う場合、或は車輌の低速走行において操
舵を行う場合は、スイツチ31がオン、スイツチ
23がオフであるから、リレー32が閉じて電磁
クラツチ14を接続状態とし、エンジンにより大
容量ポンプ12を駆動しており、一方のリレー2
4はオフとなつて電動機25を停止し、小容量ポ
ンプ13が不作動である。従つて前記据え切り、
低速走行時には、大容量ポンプ12の吐出した圧
力流体が油圧回路17を経て動力舵取サーボ弁1
1、液圧シリンダ10に供給されており、ステア
リングギヤ装置のパワーアシストを行う。一方、
小容量ポンプ13は停止しているが、その油圧回
路26にはチエツク弁27が設けてあり、従つて
大容量ポンプ12が吐出した圧力流体が小容量ポ
ンプ13に逆流することがなく、据え切り操作、
或は低速走行中の操舵により油圧回路17の流体
圧力が高くなつても小容量ポンプ13には何らの
影響もなく、小容量ポンプ13は小型で耐圧の低
いもので充分である。
車速が次第に増大すると、車速センサー33、
エンジン回転数センサー34、回路圧センサー3
5のいずれか1つ以上の電気信号の変化によつて
制御装置36がスイツチ23をオンとしリレー2
4を作動させ、電動機25を駆動する。従つて小
容量ポンプ13が回転を始め、リザーバータンク
16の流体を動力舵取サーボ弁11に向つて供給
し始める。さらに車速が増大することにより、前
記各センサー33,34,35のいずれか1つ以
上の電気信号により制御装置36がスイツチ31
をオフとする。このため電磁クラツチ14の電源
回路のリレー32がオフとなつて該クラツチ14
を切断し、大容量ポンプ12の回転を停止する。
このため動力舵取サーボ弁11への圧力流体の供
給は、小容量ポンプ13のみにより行われること
になり、中・高速走行中、すなわちステアリング
ギヤ装置にパワーアシストを殆ど必要としない状
況では、小容量ポンプ13の吐出圧力流体による
操舵補助のみとなり安定した操舵感覚を得ること
ができる。なお小容量ポンプ13の吐出圧力流体
は、チエツクバルブ21により大容量ポンプ12
側への流入を阻止されている。
また応用として、小容量ポンプ13の油圧回路
26に絞り28を設け、その発生流体圧を、既知
の反力機構の液圧反力室37に導入して、例えば
高速走行時のハンドル操作に対して適当な操舵反
力を作用させるように構成することにより、さら
に安定した操舵感覚を得ることができる。
こゝで大容量ポンプ12の吐出油量l1を、エン
ジン回転数N(又は車速)に対して第4図に示す
ようにアイドリング回転Aに達したとき最大で、
その後車速の増大に伴ない減少し、電磁クラツチ
14が切断する直前にゼロとなるように設計して
おき、小容量ポンプ13の吐出油量l2を大容量ポ
ンプ12の最大吐出油量の数分の一としておく
と、同図lに示す吐出油量が動力舵取サーボ弁1
1に向つて供給されることになり、低速域L、中
速域M、高速域Hに亘つて連続した流体供給曲線
が得られ、電磁クラツチ14がオフして大容量ポ
ンプ12が停止しても不安定な操舵フイーリング
の発生要因が除去される。
小容量ポンプ13の吐出油量は、高速走行中に
必要な最低流量が得られればよいので、極く小さ
な容量のポンプでよく、電源電池を動力源とする
小型電動機で駆動するのが好都合である。
第3図では以上の如く大容量と小容量の2個の
ポンプの使用し、車輌の停車中及び低速時にのみ
大容量ポンプを駆動し、中・高速走行中は大容量
ポンプを停止して小容量ポンプのみを駆動するの
で、(なお小容量ポンプを、エンジンの回転に従
転させるベルト駆動としてもよいが、実施例のよ
うにベルト駆動でなく、電動機直結とするのがそ
の制御に便利である)動力舵取装置の駆動動力が
大巾に低減される。また小容量ポンプは、前記の
ようにエンジン直結型として常時駆動してもよい
ことはいうまでもない。
以上の如く大容量ポンプと小容量ポンプとを並
列に配置し、車輌の据え切り操作時、極く低速走
行時には大容量ポンプの吐出圧力流体により操舵
補助と行い、加速時、中・高速走行時には大容量
ポンプの駆動を停止し、小容量ポンプのみを作動
させて、所要の操舵補助、反力作動を得る構成と
することにより、据え切り操作及び極く低速時の
操舵においては軽快な操舵力が得られ、加速時、
中・高速走行時には安定した操舵フイーリングが
得られると共に、加速時、中・高速走行時におけ
る動力舵取装置の駆動力、すなわちエンジン負荷
を大巾に低減してエネルギーロスを防止すること
ができる。
第5図は、タテ軸に動力舵取装置の駆動馬力
PSを、ヨコ軸に車速Sをとつて、従来の動力舵
取装置Bとこの発明の動力舵取装置Aの車速の増
大に伴なう駆動馬力の変化を示した図であつて、
この図からもエネルギーロスの大巾な減少が証明
される。
以上は電磁クラツチを用いて大容量ポンプの駆
動力を断接するようにした動力舵取装置を説明し
たものであるが、これは第6図及び第7図に示す
ように、動力舵取装置、殊にそのパワーコントロ
ールバルブに供給される液圧の変化、すなわち操
舵トルクの変化に対応して作動する摩擦板クラツ
チを用いて大容量ポンプの駆動力の断接を行う構
成とすることができる。
第6図において、40は操舵ハンドルであり、
ステアリングギヤ装置は、ラツクシリンダ等の液
圧シリンダ41とパワーコントロールバルブ42
を備える。43はエンジンであつて、その出力軸
にエンジンクランクプーリ15が取付けられ、後
述の摩擦板クラツチ50をベルト駆動する。44
は摩擦板クラツチ50の断接作動を制御するため
に、パワーコントロールバルブ42への流体圧を
該クラツチ50に作用させる流体圧通路である。
摩擦板クラツチ50は第7図に示す如く、エン
ジンクランクプーリ15にベルト駆動されるプー
リ51と、該プーリ51の両側面に配設した摩擦
板52、一方の摩擦板52に接するフランジ部5
3を有し、大容量ポンプ12の軸54にキー55
等を介して固着した軸ボス56、他方の摩擦板5
2に対向する環板状のプランジヤー57、大容量
ポンプ12のハウジングに同体的に固設して前記
プランジヤー57を回転及び摺動可能に嵌合する
シリンダ58とからなり、プーリ51を軸ボス5
6に空転可能に支持せしめ、シリンダ58に圧力
流体を供給しプランジヤー57と軸ボス56のフ
ランジ部53との間に摩擦板52とプーリ51と
を挾圧することによりクラツチを接続状態として
エンジン43の駆動力を大容量ポンプ12の軸5
4に伝達し該ポンプ12を駆動するようになつて
いる。而して前記流体圧通路44を介してパワー
コントロールバルブ42への流体圧を前記シリン
ダ58内に導入し、プランジヤー57を作動させ
る。
いまイグニツシヨンキースイツチ(図示せず)
をオンとすると、小型電動機25のスイツチが連
動してオンし該電動機25が回転を始めて小容量
ポンプ13を駆動する。該ポンプ13の駆動によ
りリザーバータンク16の流体が、油圧回路26
を経てパワーコントロールバルブ42と液圧シリ
ンダ41及び摩擦板クラツチ50のシリンダ58
を満たし、環流する流体及び余剰の圧力流体がリ
ザーバータンク16に戻される。小容量ポンプ1
3から吐出された液圧は、その圧力が低くシリン
ダ58のプランジヤー57を摩擦板52に向つて
付勢するだけの力はない。従つてエンジンが駆動
されてクランクプーリ15が回転しても、それに
ベルト駆動されるプーリ51が空転し、大容量ポ
ンプ12は停止したまゝである。
この状態でハンドル40の操作を始めると、小
容量ポンプ13が圧力流体の吐出を続行している
ための操舵抵抗の増加にともないパワーコントロ
ールバルブ42内の液圧が上昇し、また液圧シリ
ンダ41への圧力流体の制御を開始して操舵力補
助を開始する。
この結果パワーコントロールバルブ42への油
圧回路の流体圧も上昇し、流体圧通路44を介し
て摩擦板クラツチ50のシリンダ58に圧力流体
が供給され、プランジヤー57を摩擦板52に向
つて付勢し、軸ボス56のフランジ部53との間
の、摩擦板52及びプーリ51に対する挾圧力を
増大する。
流体圧の上昇により前記挾圧力が一定値以上に
なるとクラツチが接続状態となり、プーリ51に
伝達される回転力により大容量ポンプ12の軸5
4を駆動し始める。すなわちこの段階から大容量
ポンプ12の吐出圧力流体がパワーコントロール
バルブ42を経て液圧シリンダ41に供給され、
本格的な操舵動力補助、すなわちパワーアシスト
を開始する。
パワーアシストが開始されて、油圧回路内の流
体圧が上昇すればする程、摩擦板52、プーリ5
1に対する挾圧力が上昇し、プーリ51から軸ボ
ス56へのトルク伝達比が上昇しプーリ51の空
転を防ぐ。
なおこの挾圧力が過大にならないように、例え
ば第8図に示すようなカツト弁60を流体圧通路
44に設け、挾圧力が過剰となるとそのプランジ
ヤー61に破線で示す回路63を介して圧力を作
用させ、該プランジヤー61をばね62の付勢に
抗して左動させ、シリンダ58への圧力流体の供
給をカツトするように構成してもよい。
ハンドル操作が完了すると、パワーコントロー
ルバルブ42の流体圧が低下するから、流体圧通
路44の流体圧も低下する。従つて摩擦板52、
プーリ51に対する挾圧力も低下し、ある一定値
以下の挾圧力になるとプーリ51が空転し始め、
クラツチが切断された状態となつて大容量ポンプ
12の回転が停止する。
なお流体圧通路44に第7図に示すような圧力
スイツチ35を設け、流体圧が上昇してクラツチ
の接続が行われる直前に該スイツチ35の信号に
より制御装置36を介して電動機25を停止さ
せ、小容量ポンプ13の駆動を中止し、一方、ク
ラツチが接続状態から切断状態に移行する直前
に、圧力スイツチ35の信号で制御装置36を介
して電動機25を起動し、小容量ポンプ13を駆
動するようにしておけば、大容量ポンプ12が作
動している間におけるエネルギーの無駄を省くこ
とができる。
また車速の変化を検出して作動する車速センサ
ーにより同様に小容量ポンプの起動・停止の制御
信号を得るようにすることもできる。
すなわちこの実施例においては、停車中又は低
速走行時において、パワーアシストを必要とする
状態におけるハンドル操作時にのみ大容量ポンプ
を作動させるものであるから、従来のように加速
時、中・高速走行中も容量の大なるポンプを駆動
していたものに比べて、ポンプの駆動力を大巾に
低減し、エンジン負荷を低減して省エネルギー化
を達成することができ、また液圧を利用した摩擦
板クラツチを使用したため、トルクの伝達におけ
る応答性を十分に発揮させることができ、摩擦板
のすべり等に起因する発熱を大巾に減らすことが
できる。さらに従来の動力舵取装置に、摩擦板ク
ラツチと小容量ポンプを追加するだけで、パワー
コントロールバルブ、大容量ポンプ等は従来品を
そのまゝ使用することができるので、従来装置の
改良も容易である。
以上詳述したように、本発明によれば、以下に
列挙するような種々のすぐれた効果が得られ、自
動車の加速時や高中速走行時等、ステアリングギ
ヤ装置がパワーアシストをほとんど必要としない
間における、動力舵取装置の駆動動力を大幅に軽
減し、これにより消費エネルギーを大幅に低減す
る動力舵取装置を提供することができる。
(1) 圧力流体を環流させるためのポンプ手段が、
並列配置に設けた大容量ポンプと小容量ポンプ
により構成され、該両ポンプが制御装置により
車輌の操作状況変化に対応して作動制御される
ようにされたから、省エネルギ対策上きわめて
有利である。
すなわち、操舵力補助を必要とする操作状況
下においては、上記大容量ポンプが駆動され
て、ステアリングギヤ装置に圧力流体が供給さ
れる一方、操舵力補助を殆ど必要としない操作
状況下においては、上記小容量ポンプが駆動さ
れて、上記ステアリングギヤ装置に圧力流体が
供給されるように構成されているため、これら
大容量と小容量の二種のポンプが、車速の変
化、エンジン回転数、操舵抵抗等によりきわめ
て効率よく使い分けされることとなり、これに
より、消費エネルギーのロスを可及的かつ大幅
に軽減することができる。
(2) 大容量ポンプの駆動部にエンジンの回転力を
断接する動力断接機構が設けられるとともに、
該動力断接機構の断接時において、大容量ポン
プの吐出量がほぼ零とされて、大容量ポンプの
断接時における圧力流体の流量変化が少なくな
るようにされているから、自動車の低速域、中
速域および高速域の全域にわたつて、連続した
流体供給曲線が得られる。
したがつて、大容量ポンプが停止しても、操
舵フイーリングに急激な変化を生じることがな
く、走行速度全域にわたつて、安定した操舵フ
イーリングが得られる。
(3) 上記ポンプ手段が小容量ポンプを備え、操舵
力補助をほとんど必要としない操作状況下にお
いては、大容量ポンプは作動せず、上記小容量
ポンプのみが駆動されるように構成されている
ため、操舵力補助をほとんど必要としないと
き、小容量の電動機のみで動力舵取装置を駆動
させることができ、小型で制御の容易なシステ
ムを構成することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の動力舵取装置を示すシステム
図、第2図はポンプの回転数とその駆動馬力との
関係を示す図、第3図はこの発明の一実施例を示
すシステム図、第4図はエンジン回転数と動力舵
取サーボ弁への供給流体量との関係を示す図、第
5図は車速と動力舵取装置の駆動馬力との関係を
示す図、第6図は他の実施例を示すシステム図、
第7図は摩擦板クラツチの一例を示す断面図、第
8図はカツト弁を示す断面図である。 10,41……液圧シリンダ、11……動力舵
取サーボ弁(パワーコントロールバルブ)、42
……パワーコントロールバルブ、12……大容量
ポンプ、13……小容量ポンプ、14……電磁ク
ラツチ、15……エンジンクランクプーリ、16
……リザーバータンク、17……油圧回路、18
……絞り、19……流量制御弁、20……リリー
フ弁、21……チエツク弁、22……電源電池、
25……電動機、26……油圧回路、27……チ
エツク弁、28……絞り、29……リリーフ弁、
33……車速センサー、34……エンジン回転数
センサー、35……回路圧センサー(圧力スイツ
チ)、36……制御装置、37……反応室、44
……流体圧通路、50……摩擦板クラツチ、51
……プーリ、52……摩擦板、54……軸、56
……軸ボス、57……プランジヤー、58……シ
リンダ、60……カツト弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 パワーアシスト機構を備えたステアリングギ
    ヤ装置に圧力流体を供給し、該圧力流体をリザー
    バータンクに環流させるポンプ手段を備えて操舵
    動力の補助を行う動力舵取装置において、 前記ポンプ手段を、並列配置に設けた大容量ポ
    ンプと小容量ポンプにより構成し、 前記大容量ポンプから前記ステアリングギヤ装
    置への油圧回路と、前記小容量ポンプからステア
    リングギヤ装置への油圧回路のそれぞれに、圧力
    流体の逆流を阻止するチエツク弁を設け、 前記大容量ポンプの駆動部にエンジンの回転力
    を断接する動力断接機構を設け、 前記動力断接機構と前記小容量ポンプとの作動
    を、車輌の操作状況変化を検出して制御する制御
    装置を設け、 操舵力補助を必要とする操作状況下において、
    前記大容量ポンプを駆動して、前記ステアリング
    ギヤ装置に圧力流体を供給する一方、操舵力補助
    を殆ど必要としない操作状況下において、前記小
    容量ポンプを駆動して、前記ステアリングギヤ装
    置に圧力流体を供給するようになし、 前記動力断接機構の断接時において、前記大容
    量ポンプの吐出量をほぼ零として、圧力流体の流
    量変化を少なくするようにしたことを特徴とする
    動力舵取装置。 2 前記動力断接機構を電磁クラツチをもつて構
    成するとともに、前記小容量ポンプを電源電池を
    動力源とする電動機により駆動すべくなし、 前記制御装置を、車輌の操作状況を、車速セン
    サー、エンジン回転数センサー、回路圧センサ
    ー、操舵トルクセンサーのいずれか一つ以上の電
    気信号により検出して、前記電磁クラツチと前記
    小容量ポンプの電動機の作動を制御する電気的制
    御装置とした特許請求の範囲1記載の動力舵取装
    置。 3 前記動力断接機構を、前記大容量ポンプの駆
    動部に設けた摩擦板クラツチと、パワーアシスト
    機構の作動により発生する流体圧力で作動し、該
    流体圧力の上昇により前記摩擦板クラツチを接続
    し、流体圧力の下降により前記摩擦板クラツチを
    切断する流体圧シリンダとにより構成した特許請
    求の範囲1記載の動力舵取装置。 4 前記小容量ポンプを、電源電池を駆動源とす
    る電動機により駆動すべくなし、 前記制御装置を、車輛の操作状況を車速センサ
    ー、回路圧センサー、操舵トルクセンサーのいず
    れか一つ以上の電気信号により検出して前記電動
    機を制御する電気的制御装置とした特許請求の範
    囲3記載の動力舵取装置。 5 前記小容量ポンプの吐出圧力流体の流体圧
    を、動力舵取装置の反力機構に作用させた特許請
    求の範囲1ないし4のいずれかに記載の動力舵取
    装置。
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