JPH068358Y2 - 差動制限装置 - Google Patents
差動制限装置Info
- Publication number
- JPH068358Y2 JPH068358Y2 JP1988055251U JP5525188U JPH068358Y2 JP H068358 Y2 JPH068358 Y2 JP H068358Y2 JP 1988055251 U JP1988055251 U JP 1988055251U JP 5525188 U JP5525188 U JP 5525188U JP H068358 Y2 JPH068358 Y2 JP H068358Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- differential
- pressing member
- clutch plates
- friction material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Retarders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、主として車両の駆動系に用いられる差動装置
に適用される差動制限装置に関する。
に適用される差動制限装置に関する。
(従来の技術) 従来、特開昭61-96238号公報等に見られるように、差動
装置に多板摩擦クラッチから成る差動制限装置を設けた
ものは知られている。
装置に多板摩擦クラッチから成る差動制限装置を設けた
ものは知られている。
(考案が解決しようとする課題) 上記クラッチは、ばねや油圧による押圧力を押圧部材を
介してクラッチ板に作用させ、この押圧力によりアウタ
側とインナ側のクラッチ板を圧接させるべく構成されて
おり、差動回転によるクラッチ板間の摩擦で差動制限ト
ルクが発生される。
介してクラッチ板に作用させ、この押圧力によりアウタ
側とインナ側のクラッチ板を圧接させるべく構成されて
おり、差動回転によるクラッチ板間の摩擦で差動制限ト
ルクが発生される。
ところで、クラッチ板の摩擦面にはペーパーライニング
等から成る摩擦材が取付けられており、この摩擦材の異
常摩耗を生ずると、クラッチ板同志が摩擦熱により焼付
いて、差動機能が得られなくなる。
等から成る摩擦材が取付けられており、この摩擦材の異
常摩耗を生ずると、クラッチ板同志が摩擦熱により焼付
いて、差動機能が得られなくなる。
本考案は、かかる点に鑑み、摩擦材が許容限界近くに摩
耗したときは、以後クラッチをフリーにしてクラッチ板
の焼付きを防止し得るようにした構造簡単な差動制限装
置を提供することをその目的としている。
耗したときは、以後クラッチをフリーにしてクラッチ板
の焼付きを防止し得るようにした構造簡単な差動制限装
置を提供することをその目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく、本考案では、差動装置に備える
差動制限手段を、複数のクラッチ板と、クラッチ板を押
圧しつつクラッチ板に取付けた摩擦材の摩耗に伴って押
圧方向に移動する押圧部材とを有する多板摩擦クラッチ
で構成するものにおいて、前記押圧部材の押圧方向への
移動を前記摩擦材の許容摩耗量に合わせて設定される所
定位置で規制するストッパを設けた。
差動制限手段を、複数のクラッチ板と、クラッチ板を押
圧しつつクラッチ板に取付けた摩擦材の摩耗に伴って押
圧方向に移動する押圧部材とを有する多板摩擦クラッチ
で構成するものにおいて、前記押圧部材の押圧方向への
移動を前記摩擦材の許容摩耗量に合わせて設定される所
定位置で規制するストッパを設けた。
(作用) クラッチ板に取付けた摩擦材が摩耗すると、摩耗分だけ
押圧部材が押圧方向に移動し、摩擦材が許容限界近くに
摩耗したところで押圧部材がストッパに当接し、以後ク
ラッチ板に押圧部材からの押圧力が作用しなくなり、ク
ラッチ板同志の圧接が解かれて、摩擦材の異常摩耗によ
るクラッチ板同志の焼付きが確実に阻止される。
押圧部材が押圧方向に移動し、摩擦材が許容限界近くに
摩耗したところで押圧部材がストッパに当接し、以後ク
ラッチ板に押圧部材からの押圧力が作用しなくなり、ク
ラッチ板同志の圧接が解かれて、摩擦材の異常摩耗によ
るクラッチ板同志の焼付きが確実に阻止される。
(実施例) 第1図を参照して、(1)はミッションケース、(2)は該ミ
ッションケース(1)に収納したデフケースを示し、該デ
フケース(2)をその左右両側のハブ(2a)(2b)において夫
々ベアリング(3)を介してミッションケース(1)の左右両
側の軸支壁(1a)(1b)に軸支し、該両ハブ(2a)(2b)に左右
1対の駆動軸(4)(5)を挿通軸支した。
ッションケース(1)に収納したデフケースを示し、該デ
フケース(2)をその左右両側のハブ(2a)(2b)において夫
々ベアリング(3)を介してミッションケース(1)の左右両
側の軸支壁(1a)(1b)に軸支し、該両ハブ(2a)(2b)に左右
1対の駆動軸(4)(5)を挿通軸支した。
該デフケース(2)には、外歯(6a)と内歯(6b)とを有する
リングギア(6)が固設されており、外歯(6a)をミッショ
ンのファイナルギア(図示せず)に噛合させて、該デフ
ケース(2)を回転駆動するようにし、更に該デフケース
(2)内に、左側の駆動軸(4)にスプライン係合されるサン
ギア(7)と、右側の駆動軸(5)にスプライン係合されるキ
ャリア(8)とを設けて、該キャリア(8)に、第2図に示す
如く、リングギア(6)の内歯(6b)に噛合する3個の第1
遊星ギア(91)と、サンギァ(7)に噛合する3個の第2遊
星ギア(92)とを該両遊星ギア(91)(92)が互に噛合するよ
うに軸支し、全体として遊星ギア式の差動装置を構成し
た。
リングギア(6)が固設されており、外歯(6a)をミッショ
ンのファイナルギア(図示せず)に噛合させて、該デフ
ケース(2)を回転駆動するようにし、更に該デフケース
(2)内に、左側の駆動軸(4)にスプライン係合されるサン
ギア(7)と、右側の駆動軸(5)にスプライン係合されるキ
ャリア(8)とを設けて、該キャリア(8)に、第2図に示す
如く、リングギア(6)の内歯(6b)に噛合する3個の第1
遊星ギア(91)と、サンギァ(7)に噛合する3個の第2遊
星ギア(92)とを該両遊星ギア(91)(92)が互に噛合するよ
うに軸支し、全体として遊星ギア式の差動装置を構成し
た。
又、デフケース(2)内の右側の空隙に、デフケース(2)と
キャリア(8)とを連結する多板摩擦クラッチ(10)を設
け、該クラッチ(10)により左右の駆動軸(4)(5)の差動回
転を制限するようにした。
キャリア(8)とを連結する多板摩擦クラッチ(10)を設
け、該クラッチ(10)により左右の駆動軸(4)(5)の差動回
転を制限するようにした。
該クラッチ(10)は、デフケース(2)の右側の筒部内周に
係合させたアウタ側のクラッチ板(10a)とキャリア(8)の
ハブ外周に係合させたインナ側のクラッチ板(10b)とを
左右方向に複数枚列設すると共に、右端のクラッチ板(1
0a)に対向する左右方向に摺動自在な板上の押圧部材(10
c)と、該押圧部材(10c)を左方に押圧する皿ばね(10d)と
を設けて成るもので、前記複数のクラッチ板(10a)(10b)
を該押圧部材(10c)を介して作用される皿ばね(10d)の押
圧力で互に圧接させ、常時差動制限トルクが発生される
ようにした。尚、図示のものでは、皿ばね(10d)を背中
合わせで2個配置し、皿ばね全体の撓み量を大きく取っ
て、押圧部材(10c)が左方に移動してもクラッチ板(10a)
(10b)に対する押圧力が大きく変化しないようにし、又
クラッチ(10)の中間部分においてアウタ側のクラッチ板
(10a)をインナ側のクラッチ板(10b)を挟まずに重合さ
せ、この重合部分での熱引き効果によりクラッチ(10)の
過熱を抑制し得るようにした。
係合させたアウタ側のクラッチ板(10a)とキャリア(8)の
ハブ外周に係合させたインナ側のクラッチ板(10b)とを
左右方向に複数枚列設すると共に、右端のクラッチ板(1
0a)に対向する左右方向に摺動自在な板上の押圧部材(10
c)と、該押圧部材(10c)を左方に押圧する皿ばね(10d)と
を設けて成るもので、前記複数のクラッチ板(10a)(10b)
を該押圧部材(10c)を介して作用される皿ばね(10d)の押
圧力で互に圧接させ、常時差動制限トルクが発生される
ようにした。尚、図示のものでは、皿ばね(10d)を背中
合わせで2個配置し、皿ばね全体の撓み量を大きく取っ
て、押圧部材(10c)が左方に移動してもクラッチ板(10a)
(10b)に対する押圧力が大きく変化しないようにし、又
クラッチ(10)の中間部分においてアウタ側のクラッチ板
(10a)をインナ側のクラッチ板(10b)を挟まずに重合さ
せ、この重合部分での熱引き効果によりクラッチ(10)の
過熱を抑制し得るようにした。
インナ側のクラッチ板(10b)には、摩擦材としてペーパ
ーライニング(10e)が施されており、これが摩耗すると
その分前記押圧部材(10c)が左方に移動するが、デフケ
ース(2)の内面に該押圧部材(10c)の外周縁部に係合可能
なリング状のストッパ(11)を固設し、該押圧部材(10c)
の左方への移動を所定位置で規制するようにした。
ーライニング(10e)が施されており、これが摩耗すると
その分前記押圧部材(10c)が左方に移動するが、デフケ
ース(2)の内面に該押圧部材(10c)の外周縁部に係合可能
なリング状のストッパ(11)を固設し、該押圧部材(10c)
の左方への移動を所定位置で規制するようにした。
該所定位置は、ペーパーライニング(10e)の許容摩耗量
に合わせて設定されるもので、例えばペーパーライニン
グ(10e)のトータルの厚さが4.2mmの場合、押圧部材(10
c)が初期位置から2.1mm左方に移動したときに該押圧部
材(10c)がストッパ(11)に係合するようにする。而し
て、ペーパーライニング(10e)が許容限度近くに摩耗す
ると、ストッパ(11)により押圧部材(10c)のそれ以上の
左方への移動が規制され、以後クラッチ板(10a)(10b)に
対する押圧力の作用が解かれて、ペーパーライニング(1
0e)の異常摩耗によるクラッチ板(10a)(10b)の焼付きが
防止され、差動回転が不能となるような異常事態に陥る
ことはない。
に合わせて設定されるもので、例えばペーパーライニン
グ(10e)のトータルの厚さが4.2mmの場合、押圧部材(10
c)が初期位置から2.1mm左方に移動したときに該押圧部
材(10c)がストッパ(11)に係合するようにする。而し
て、ペーパーライニング(10e)が許容限度近くに摩耗す
ると、ストッパ(11)により押圧部材(10c)のそれ以上の
左方への移動が規制され、以後クラッチ板(10a)(10b)に
対する押圧力の作用が解かれて、ペーパーライニング(1
0e)の異常摩耗によるクラッチ板(10a)(10b)の焼付きが
防止され、差動回転が不能となるような異常事態に陥る
ことはない。
尚、図示のものではデフケース(2)の左側壁とこれに対
応するキャリア(8)の側板(8a)との間に補助的な差動制
限手段としての単板式摩擦クラッチ(12)を介設し、又デ
フケース(2)内に、ミッションケース(1)の右側の軸支壁
(1b)に形成した給油孔(13)と、オイル受渡し部材(14)
と、デフケース(2)の右側のハブ(2b)に形成した油孔(1
5)とを介して図外のオイルポンプからのミッションオイ
ルをデフケース(2)内に給油するようにした。
応するキャリア(8)の側板(8a)との間に補助的な差動制
限手段としての単板式摩擦クラッチ(12)を介設し、又デ
フケース(2)内に、ミッションケース(1)の右側の軸支壁
(1b)に形成した給油孔(13)と、オイル受渡し部材(14)
と、デフケース(2)の右側のハブ(2b)に形成した油孔(1
5)とを介して図外のオイルポンプからのミッションオイ
ルをデフケース(2)内に給油するようにした。
(考案の効果) 以上の如く本考案によるときは、クラッチのクラッチ板
に取付ける摩擦材の異常摩耗によるクラッチ板の焼付き
を防止して、差動装置本来の差動機能を確保するフェー
ルセーフ機能を得られ、而もその構成は押圧部材に対す
るストッパを設けるだけで足り、構造簡単にして安価に
得られる効果を有する。
に取付ける摩擦材の異常摩耗によるクラッチ板の焼付き
を防止して、差動装置本来の差動機能を確保するフェー
ルセーフ機能を得られ、而もその構成は押圧部材に対す
るストッパを設けるだけで足り、構造簡単にして安価に
得られる効果を有する。
第1図は本来装置を具備する差動装置の1例の縦断面
図、第2図は第1図のII−II線横断面図である。 (10)…多板摩擦クラッチ (10a)(10b)…クラッチ板 (10c)…押圧部材 (11)…ストッパ
図、第2図は第1図のII−II線横断面図である。 (10)…多板摩擦クラッチ (10a)(10b)…クラッチ板 (10c)…押圧部材 (11)…ストッパ
Claims (1)
- 【請求項1】差動装置に備える差動制限手段を、複数の
クラッチ板と、クラッチ板を押圧しつつクラッチ板に取
付けた摩擦材の摩耗に伴って押圧方向に移動する押圧部
材とを有する多板摩擦クラッチで構成するものにおい
て、前記押圧部材の押圧方向への移動を前記摩擦材の許
容摩耗量に合わせて設定される所定位置で規制するスト
ッパを設けたことを特徴とする差動制限装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988055251U JPH068358Y2 (ja) | 1988-04-26 | 1988-04-26 | 差動制限装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988055251U JPH068358Y2 (ja) | 1988-04-26 | 1988-04-26 | 差動制限装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01166158U JPH01166158U (ja) | 1989-11-21 |
| JPH068358Y2 true JPH068358Y2 (ja) | 1994-03-02 |
Family
ID=31281151
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988055251U Expired - Lifetime JPH068358Y2 (ja) | 1988-04-26 | 1988-04-26 | 差動制限装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH068358Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5527980A (en) * | 1978-08-21 | 1980-02-28 | Oumi Doriyoukou Kk | Continuous liquid drawing method |
-
1988
- 1988-04-26 JP JP1988055251U patent/JPH068358Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01166158U (ja) | 1989-11-21 |
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