JPH0683721B2 - 空気揮散性濃縮組成物及び空気揮散剤の調製法 - Google Patents

空気揮散性濃縮組成物及び空気揮散剤の調製法

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JPH0683721B2
JPH0683721B2 JP1176650A JP17665089A JPH0683721B2 JP H0683721 B2 JPH0683721 B2 JP H0683721B2 JP 1176650 A JP1176650 A JP 1176650A JP 17665089 A JP17665089 A JP 17665089A JP H0683721 B2 JPH0683721 B2 JP H0683721B2
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air
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利八 北村
賢 広瀬
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野及び従来技術) 本発明は、空気揮散性濃縮組成物及びこれを用いる空気
揮散剤の調製法に関する。詳しくは、芳香剤、消臭剤或
いは、昆虫忌避剤等の空気揮散剤を吸水性樹脂の特性を
利用して、何時でも、楽しみながら調製できる空気揮散
剤を提供する。
近年、吸水性樹脂は種々の利用がなされており、芳香剤
或いは消臭剤等の分野でも、その応用が提案されてい
る。例えば、特開昭61-73664号(芳香性材料)には、香
料を吸水性樹脂の粒子内に内蔵させ、これに注水して膨
潤させ、発香させることが記載されている。また、特開
昭63-192446号(吸水、芳香性材料)には、香料を内蔵
したマイクロカプセルと吸水性樹脂とからなり、これに
注水してゲル化し、発香させることが記載されている。
これらは注水するだけで、適時に芳香剤を調製できる点
では、吸水性樹脂を有効に利用するものではあるが、前
者の場合は、香料の担持率が低く、実際に要求される香
り立ち(芳香強度)が十分でないと云う欠点がある。こ
れは吸水性樹脂が多量の水分を吸収し、容積膨脹率が極
めて大であるため、ゲル化物中に占める樹脂の量、及び
これに担持される香料の量が少量であることに起因して
いる。芳香強度を高めるため、香料を多く添加すること
が考えられるが、この場合は、注水後、ゲル中での香料
の均一な分散、担持ができず、芳香の持続性が低下す
る。後者の場合は、マイクロカプセルを使用するので芳
香強度は高く保持できるが安価ではない。
(発明が解決しようとする課題及び手段) 本発明者等は、上記のような欠点のない空気揮散剤を得
ることを目的として、種々検討を重ねたところ、特定の
空気揮散性濃縮組成物を用いれば、空気揮散剤の揮散強
度、及びその持続性が保持できることを知見できた。本
発明はこの知見に基づくものであり、空気揮散性物質と
ともに吸水性樹脂の水による膨潤又はゲル化を抑制する
ための溶剤もしくは該溶剤と水、又は空気揮散性物質と
ともに吸水性樹脂の水による膨潤又はゲル化を抑制する
ための電解質物質の水溶液を含むものに、吸水性樹脂を
分散又は溶解させてなる流動性の空気揮散性濃縮組成
物、及びこれを水と混合して、初めて空気揮散性物質を
揮散させる、空気揮散剤の調整法を要旨とする。
以下、本発明を詳細に説明する。空気揮散性物質とは、
空気とともに揮散するもので、例えば、芳香性、消臭
性、昆虫忌避性、防黴性、防虫性或いは殺虫性の物質等
を云う。吸水性樹脂とは、ポリオキシオキサイド架橋
物、ポリビニルアルコール架橋物、澱粉−アクリロニト
リルグラフト重合体の加水分解物、澱粉−アクリル酸塩
のグラフト重合物、ポリアクリル酸塩の自己架橋物、ア
クリル−アクリロニトリル酸塩の自己架橋物、アクリル
−アクリロニトリル共重合体の架橋物等の市販品が用い
られる。吸水性樹脂の水による膨潤又はゲル化を抑制す
るための溶剤としては、メタノール、エタノール、イソ
プロピルアルコール、アセトン、エチレングリコール等
一般の有機溶剤が挙げられ、とくに水溶性溶剤が好まし
く用いられる。また吸水性樹脂の水による膨潤又はゲル
化を抑制するための電解質物質としては、塩化カルシウ
ム、リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、カセイソーダ
等、とくにアルカリ及びアルカリ土類金属の塩化物が好
ましく用いられる。
粉末状の吸水性樹脂は、水分を吸収すれば瞬時に膨潤し
ゲル化するが、水分中に溶剤、とくに水溶性溶剤又は電
解質物質が、或る特定量以上溶解している場合は、水分
の吸収は少なく、膨潤、ゲル化は起らず、液状又は懸濁
状の流動化状態に保持される。これに更に多量の水を混
合して、溶剤又は電解質物質の濃度が減少すれば吸水作
用及びゲル化が開始する。この現象を応用したのが本発
明である。すなわち、このように流動化されたものに、
空気揮散性物質を配合して得られる濃縮組成物に水を混
合すれば、ゲル状の空気揮散性濃縮物が得られる。この
場合、空気揮散性物質は、ゲル化した空気揮散剤中に均
一に分散して存在するので、その後の揮散性が均等に持
続して行なわれる。またこの場合、溶剤は空気揮散性物
質の揮散を促進する。
このように液状又は懸濁状に保つための溶剤、或いは電
解質物質と水との割合、又はこれと吸水性樹脂との配合
割合は、使用する各物質の種類によって相違するので、
一概には決められないが、例えば、吸水性樹脂としてサ
ンウエットIM-1000〔三洋化成(株)製〕を用い、溶剤
としてアセトンを用いる場合は、アセトンの水溶液濃度
(容量%)が45〜100%、好ましくは60〜100%が選ば
れ、この水溶液とサンウエットとの配合割合は40:60〜9
9.5〜0.5(重量部)が選ばれる。この場合、サンウエッ
トのゲル化のための吸水倍率は約1,000(g/g)である。
また、吸水性樹脂として同一のサンウエットを用い、電
解質物質として塩化カルシウムを用いる場合は、塩化カ
ルシウムの水溶液濃度が0.1〜2.0重量%、好ましくは、
0.5〜1.5重量%が選ばれ、この水溶液とサンウエットと
の配合割合は、40:60〜99.5:0.5(重量部)が選ばれ
る。この場合のサンウエットのゲル化のための吸水倍率
は、約1,000(g/g)である。このように使用する吸水性
樹脂、及び電解質物質の種類によって、これらの配合割
合は全く相違するので、使用する物質によって、適宜、
配合割合を決定する必要がある。また、空気揮散性物質
の配合割合も、その物質の種類により適宜、決められる
が、本発明では、これを任意に加減調節して、芳香剤、
消臭剤等の目的に応じて適用できることも特長である。
本発明の空気揮散性濃縮組成物中には、必要に応じ、分
散安定剤としての高分子増粘剤、鉱物質増粘剤、界面活
性剤或いは比重調整剤、着色剤、流動性付与剤としての
高分子減摩剤、又は腐敗防止剤等を含むこともできる。
(発明の効果) 本発明の空気揮散剤は、必要なとき、どこでも水があれ
ば簡単に調製できる。また好みに応じて、空気揮散剤の
種類を選択できる。とくに空気揮散剤は、ゲル化した吸
水性樹脂中に均一に分散された状態で得られるので、揮
散の均一及び持続が達成される。更に溶剤の選択によ
り、揮散剤の揮散速度を調節できる。
次に実施例により、本発明を更に具体的に説明するが、
本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定
されるもではない。
実施例1 高吸水性樹脂〔三洋化成(株)、サンウエット IM-100
0〕0.5g、香料〔曽田香料(株) AF-2343〕2.0g、エチ
ルアルコール(95%)10.0g及び分散剤〔日本エアロジ
ル(株)、エロジール200CF〕0.1gを硝子製のカップ中
で混合して液状の香料濃縮組成物を得た。これに100gの
水を添加したところ、高吸水性樹脂の水和が瞬間的に開
始し、硝子カップ入りのゲル状芳香剤(体積約100cc)
が得られた。この芳香剤は、部屋用又は机上用として香
りは強く、約3週間持続した。
比較として、同一の高吸水性樹脂と香料とを同一の割合
で直接混合したものに、同量の水を添加してゲル化した
ものは、香料の揮散が十分でなかった。これは、樹脂中
での香料の分散が不均一であるためである。
実施例2 実施例1と同一の高吸水性樹脂1.0g及び香料2.0g、水1
0.0g及びエチルアルコール(95%)7.0g、界面活性剤と
して、マーポンSG100(松本油脂)及びニッコールHC040
(日光ケミカル)の等量混合物1.0g、染料(青色1号)
の微量を実施例1と同様に混合したものに、更に水100g
を添加したところ、瞬間的にゲル化し、青色の透明感の
あるゲル状芳香剤が得られた。これも実施例1と同様な
芳香効果を示した。
実施例3 実施例1と同一の高吸水性樹脂1.0g及び香料2.0g、0.8
重量%の塩化カルシウム水溶液8.0g、エチルアルコール
3.0g(香料の分散のため)を混合して、液状の香料濃縮
組成物を得た。これに水100gを添加したところ、ただち
にゲル化し、実施例1及び2と同様の芳香効果を示し
た。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気揮散性物質とともに吸水性樹脂の水に
    よる膨潤又はゲル化を抑制するための溶剤もしくは該溶
    剤と水、又は空気揮散性物質とともに吸水性樹脂の水に
    よる膨潤又はゲル化を抑制するための電解質物質の水溶
    液を含むものに、吸水性樹脂を溶解又は分散させてなる
    流動性の空気揮散性濃縮組成物。
  2. 【請求項2】空気揮散性物質とともに吸水性樹脂の水に
    よる膨潤又はゲル化を抑制するための溶剤もしくは該溶
    剤と水、又は空気揮散性物質とともに吸水性樹脂の水に
    よる膨潤又はゲル化を抑制するための電解質物質の水溶
    液を含むものに、吸水性樹脂を溶解又は分散させてなる
    流動性の空気揮散性濃縮組成物を水と混合して、初めて
    空気揮散性物質を揮散させる、空気揮散剤の調製法。
JP1176650A 1989-07-07 1989-07-07 空気揮散性濃縮組成物及び空気揮散剤の調製法 Expired - Lifetime JPH0683721B2 (ja)

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JPH0341961A JPH0341961A (ja) 1991-02-22
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JPS63177859A (ja) * 1987-01-19 1988-07-22 新日本化工株式会社 消臭剤

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