JPH0684520B2 - 液体洗剤組成物 - Google Patents

液体洗剤組成物

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JPH0684520B2
JPH0684520B2 JP63190503A JP19050388A JPH0684520B2 JP H0684520 B2 JPH0684520 B2 JP H0684520B2 JP 63190503 A JP63190503 A JP 63190503A JP 19050388 A JP19050388 A JP 19050388A JP H0684520 B2 JPH0684520 B2 JP H0684520B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、洗浄活性物質から形成された構造体を含有す
る種類の液体洗剤組成物に係わり、その際活性構造体は
分離相として、主に水性である連続相中に分散して存在
する。この水性相は普通、溶解した電解質を含有する。
上記のような構造化は、当業者に非常に良く知られてお
り、消費者の好む流動特性及び/または混濁した外観と
いった諸特性を賦与するように意図的に実現し得る。ま
た、多くの活性構造液体に洗浄力ビルダー及び研磨粒子
のような粒状固体を懸濁させることができる。
実現可能である様々な活性構造化の幾つかが、参考文献
K.Walters(Ed.),‘Rheometry:In-dustrial Applicat
ions',J.Wiley & Sons,Letchworth,1980の中のH.A.Bar
nes,‘Deter-gents',Ch.2.に述べられている。それらの
構造化によって得られるような系の規則度は通常、界面
活性剤及び/または電解質の濃度が高まるほど大きくな
る。非常に低い濃度では界面活性剤は、いずれも等方性
である分子溶液あるいは球状ミセル溶液として存在し得
る。更に界面活性剤及び/または電解質を添加すると、
構造化した(異方性の)系が生成し得る。それらの系は
それぞれ、棒状ミセル、平面ラメラ構造、ラメラ小滴あ
るいは液晶相などと様々に呼称される。しばしば、実際
には同一である構造に言及するのに様々な研究者が各自
異なる術語を用いてきた。例えば、ヨーロッパ特許公開
第151,884号ではラメラ小滴が“球晶”と呼称されてい
る。界面活性剤構造化系の液体中での存否の決定、並び
に該系の同定は、例えば光学技術、様々な流動度測定
法、X線あるいは中性子回折、並びに場合によっては電
子鏡検法といった当業者に公知の方法で行なうことがで
きる。
上記のような内部界面活性剤構造の通常の一例は、ラメ
ラ小滴の分散(ラメラ分散)である。このラメラ小滴は
同心に位置する二つの界面活性剤分子層から成るタマネ
ギ状の形状を有し、二つの分子層の間には水あるいは電
解質溶液(水性相)が捕獲されている。このような小滴
を密に内包する系は、有用な流動特性下に物理的安定性
と固体懸濁特性との非常に望ましい組み合わせをもたら
す。
電解質は、水性連続相中に溶解するのみであり得、ある
いはまた懸濁した固体粒子としても存在し得る。水性相
に溶解しない固体粒子を任意の固体電解質粒子に替えて
か、あるいは該電解質粒子と共に懸濁させることができ
る。
生成物の形態は通常、強力布地洗浄用液体、液体研磨剤
及び汎用洗浄剤の3種である。第一の種類では、懸濁固
体は実質的に溶解電解質と同じであり得、即ち溶解限度
を越えた過剰電解質であり得る。この固体は普通洗浄力
ビルダーとして、即ち洗浄液においてカルシウムイオン
が水の硬度に及ぼす影響を打ち消すべく存在する。その
うえ、例えばジペルオキシドデカン二酸(DPDA)などの
漂白剤の実質的に不溶性である粒子を懸濁させることが
望ましい場合もあり得る。第二の種類では、懸濁固体は
普通粒状の研磨剤で、系に不溶性である。この場合は電
解質は水溶性である別の物質であり、分散相中での活性
物質の構造化に寄与するべく存在する。しかし、場合に
よっては研磨剤は、生成物の稀釈の際に溶解する可溶性
の塩を一部含み得る。第三の種類では、消費者の好む流
動特性を達成し、かつ場合によって色素粒子を懸濁させ
るべく、生成物を増粘する構造を用いる。第一の種類の
組成物は、例えば本出願人が出願したヨーロッパ特許公
開第38,101号に開示されており、懸濁したDPDA漂白剤を
含有する組成物はヨーロッパ特許公開第160,342号に開
示されている。第二の種類の組成物の例は、本出願人が
出願したヨーロッパ特許公開第104,452号に開示されて
いる。第三の種類の組成物は、例えば米国特許第4,244,
840号に開示されている。
上記系、特にラメラ小滴によって懸濁した固体を含有す
る液体を調製する場合、通常二つの問題点に遭遇する。
第一の問題点は生成物を注ぐことを困難にする高い粘度
であり、第二の問題点は不安定性、即ち高温での貯蔵に
おいて、あるいは周囲温度での貯蔵においてさえ分散相
と水性相とが分離する傾向である。そこで、上記のよう
な液体の調製では活性物質及び電解質の性質及び濃度を
必要な流動学的性質が得られるように選択することを常
に心がけなければならない。
この調製技術は常に、調製物の諸成分を理想的なものに
して所望の流動性と安定性との平衡化を図るべく実現さ
れるが、幾つかの組み合わせは実用的でない。一例とし
ては、洗浄活性物質の総量がその他の成分に比べて比較
的多い濃縮生成物を製造することが望まれる場合が挙げ
られる。この場合に通常主な問題となるのは、粘度の許
容し難い上昇である。
一般に粘度を制御する一方法では液体を剪断減粘性に調
製し、即ち該液体組成物を、容器内に静止しているうち
は高粘度のままであるが注ぎの運動によって剪断力が降
伏点を越えるとより容易に流動するように調製する。こ
の特性は、本出願人が出願した上記ヨーロッパ特許公開
第38,101号に開示された組成物に利用されている。残念
ながら、この特性は例えば高レベルの活性を有する液体
の成分の理論上可能な組み合わせの総てに容易に利用で
きるわけではないことが判明した。
布地柔軟化クレー(例えばベントナイト)を液体に含有
させると粘度が許容し難いほど上昇しかねないことも公
知である。この欠点を軽減する一方法は、溶解する少量
の低分子ポリアクリレートを更に含有させることであっ
た。この方法は、英国特許公開第2,168,717号に開示さ
れている。しかし、上記のようなポリマーをごく広い範
囲の構造液体の粘度制御に用いようとすると、場合によ
っては次第により多くのポリマーを含有させるべく試み
ることとなる。このポリマーをより多量に用いたくなる
これ以外の、あるいはこれに加わる理由として、該ポリ
マーが洗浄力ビルダー特性を有する、即ちカルシウムイ
オンの水の硬度への影響を相殺する特性を有するという
ことがある。このことは、上記ポリマーを通常のホスフ
ェートビルダー(の全部かあるいは一部)に替えて用い
ることが環境上の理由から望ましい場合特に重要であ
る。
残念ながら、構造液体に比較的大量のポリマーを溶解さ
せようと試みると(該構造液体の任意成分を比較的大量
に含有させようと試みた場合同様)不安定性の傾向、即
ち2個以上の異なる相に分離する傾向の増大がしばしば
認められる。
しかし、本出願人は、上記のような不安定性が生起する
場合、上記ポリマーの一部のみが溶解し、残部は安定な
“不溶”相で組成物に含有されるように組成を調整する
ことによって安定に含有され得るポリマー量を増大し得
ることも発見した。
即ち、本発明の組成物は、溶解した電解質を含有する水
性相中に分散した洗浄活性物質を含有する構造相と、粘
度を低下させるポリマーとを含む液体洗剤組成物を提供
し、その際上記ポリマーは電解質含有水性相に一部分し
か溶解しない。
好ましい具体例では、本発明の組成物は十分に安定で、
25℃での21日間の貯蔵において2%未満の相分離しか起
こさないが、場合によってはこれより幾分小さい安定性
も許容可能であり得る。
組成物に、不安定性を生起することなく比較的大量のポ
リマーを含有させることが可能であり、その際達成され
る粘度は許容可能なほど低く、好ましくは剪断速度21s
-1で1Pas以下であるが、場合によってはそれより僅かに
高い粘度も許容可能であり得る。
いかなる解釈あるいは理論に縛られることも望まない
が、本出願人はこのような成果の一つの説明として、観
察される。先の述べたような不安定性の望ましくない早
期生起はポリマーを含有しない液体が、添加ポリマー量
が増すにつれて液体粘度が低下するが、或る限度を越え
ると突然ポリマーが溶解しなくなるような諸条件を有す
ることに起因することを提示する。
添加ポリマーが突然溶解しなくなる様子を、第1図の曲
線Aで概略的に示す。破線は不安定性の開始を示し、以
後不安定な状態が続く。しかし、ポリマー試料はその総
てが同配列及び同分子量の分子を含むのではなく、重合
化の程度に応じて様々な分子スペクトルを有する(コポ
リマーであれば成分比率も異なる)。本出願人の理論の
単純化のため、本発明を、一つの広い範疇のポリマーが
他の範疇のポリマーよりはるかに高い濃度下でもなお溶
解可能となるように液体の諸条件を調整することによっ
て得られるものと看做すことができる。第1図におい
て、曲線Bは(曲線Aの場合とは異なる)或る特定条件
下により高濃度でなお溶解可能であり得るポリマーの範
疇を表しており、一方あるかに低濃度で溶解しなくなる
分子を曲線Cが示している。曲線Dで示したポリマー
は、安定に含有させ得るかのようである。これは明らか
に単純化のしすぎであり、なぜならどのように組み合わ
せた条件の下でもポリマー試料がこのような二つの広い
範疇に大まかに分類されるようなことは考え難いからで
ある。実際、結果には連続性が有るとみる方が順当であ
ろう。とはいえ、単純化したこの説明によって、上段に
提示した現象が理解されよう。
本出願人は、他の分子が溶解し続ける(曲線B)のに溶
解しない分子(曲線C)は構造液体中に懸濁沈澱相で含
まれると考える。この現象を示唆する証拠が電子鏡検法
によって得られた。
換言すれば、本発明は、ポリマー濃度が高まると早期に
不安定となるような組成物を改変して、先に述べたよう
な成果を実現することを含む。即ち事実上、本発明によ
る組成物に安定に含有されるポリマーの量は基準組成物
中のポリマーの量より多いと言うことができ、その際本
発明による組成物の少なくとも1個のパラメーターは、
実質的に基準組成物の最大ポリマー量以上、即ちそれ以
上のポリマーが溶解すると25℃での21日間の貯蔵におい
て基準組成物の相分離が2%以上となるポリマー量以上
のポリマーが溶解し得るように基準組成物のパラメータ
ーとは変えてある。
基準組成物の最大ポリマー量以上のポリマーを溶解させ
るべく変更する組成物パラメーターは、pH、組成物中の
電解質の量あるいは性質、あるいはまた場合によっては
洗浄活性物質の量あるいは性質などであり得る。
粘度を低下させるポリマーで本発明に用い得るものは非
常に広い範囲から選択することができ、その中には特
に、洗浄力ビルダーとして公知であるポリマー及びコポ
リマー塩が含まれる。例えば、(ビルダーもビルダーで
ないものも含めて)ポリエチレングリコール、ポリアク
リレート、ポリマレエート、多糖(polysugars)、多糖
スルホネート(polysugarsulphonates)、並びにこれら
のうちの任意のもののコポリマーを用いることができ
る。幾つかの好ましい具体例において、粘度を低下させ
るポリマーにはポリアクリル酸、ポリメタクリル酸ある
いはマレイン酸のアルカリ金属塩か、あるいはこれらの
無水物を含むコポリマーが含まれる。好ましくは、これ
らのコポリマーを含有する組成物のpHは8.0より大き
い。通常、粘度を低下させるポリマーの量は、組成物の
その他の成分に何をどれほど用いるかによりきわめて様
々となり得る。しかし、一般的には0.5〜4.5重量%で、
例えば1〜3.5重量%である。
本発明の幾つかの具体例では、実質的にその全部が水性
相に溶解し得る第二のポリマーをも含有することが更に
好ましく、このポリマーはその5重量%水溶液100mlに
おいて5gを上回るナトリウムニトリロトリアセテートと
いう電解質抵抗を有し、また20%水溶液において、平均
分子量6,000を有するポリエチレングリコール2重量%
以上を水に溶解させた基準水溶液の蒸気圧以下の蒸気圧
を有し、その際第二のポリマーの分子量は少なくとも1,
000である。このような第二のポリマーの混合物も用い
得る。
第二のポリマーを含有させることによって、(第二のポ
リマーを含有しない組成物との比較において)同一粘度
でより優れた安定性を有する組成物か、あるいは同様に
安定でより低い粘度を有する組成物を調製することが可
能となる。第二のポリマーはまた、やはり粘度低下をも
たらす場合粘度の上昇気味のドリフトを減少し得る。
粘度を低下させる(第一の)ポリマーの不溶部分が大き
い場合、第二のポリマーを含有させることは特に好まし
い。なぜなら、第一のポリマーのビルダーとしての能力
は優秀(比較的大量の該ポリマーが安定に含有され得る
ので)であっても粘度の低下は好ましくない(該ポリマ
ーが僅かしか溶解しないので)からである。即ち、第二
のポリマーは、粘度を理想的なレベルへと更に低下させ
るべく有用に機能し得る。
第二のポリマーは、組成物全体の0.05〜20重量%含有さ
せることが好ましく、最も好ましくは0.1〜2.5重量%、
特に0.2〜1.5重量%を好ましく含有させる。(総てでは
ないが)多くの組成物において、上記のレベルを上回る
レベルは不安定性を惹起し得る。電解質抵抗及び蒸気圧
の点で必要を満たしさえすれば、多数の異なるポリマー
を第二のポリマーとして用い得る。電解質抵抗は、ポリ
マーを25℃の水に溶解させた5%溶液100mlの混濁点へ
の到達に必要なナトリウムニトリロトリアセテート(Na
NTA)溶液の量として測定し、その際系は中性に、即ちp
Hを約7に調節する。この測定は、好ましくは水酸化ナ
トリウムを用いて行なう。好ましい電解質抵抗はNaNTA1
0gであり、より好ましくは15gである。第二のポリマー
の蒸気圧は、本出願人が出願した英国特許公開第2,053,
249号に概説してあるように、十分な水結合力を示すべ
く十分小さくなければならない。蒸気圧の測定は好まし
くは、濃度10重量%、特に18重量%の基準水溶液を用い
て行なう。
上記必要性を満たし、第二のポリマーとして用い得るポ
リマーの典型的なグループには、ポリエチレングリコー
ル、デキストラン、デキストランスルホネート、及びポ
リアクリレート−マレイン酸コポリマーが含まれる。所
与のポリマーが系全体に一部分しか溶解しないか、それ
とも実質的に全部溶解するかはその他の成分に拠り、特
に電解質物質の量及び種類に従属する。
第二のポリマーは少なくとも1,000の平均分子量を有し
なければならないが、最低平均分子量は2,000であるこ
とが好ましい。有利な粘度制御を実現する典型的な平均
分子量範囲は1,200〜30,000で、特に5,000〜30,000であ
る。
洗浄活性物質は、構造液体を生成するものとして当業者
に公知である任意物質であり得、通常アニオン性、カチ
オン性、非イオン性、双極イオン性及び両イオン性界面
活性剤のうちの1種以上の中から選択することができ
る。しかし、好ましい組み合わせの一例は、 a)非イオン性界面活性剤及び/またはポリアルコキシ
ル化したアニオン性界面活性剤、及び b)ポリアルコキシル化しないアニオン性界面活性剤 を含む。
幾つかの具体例では、洗浄活性物質に、好ましくは炭素
原子12〜18個を有する脂肪酸のアルカリ金属石鹸も含ま
れ得る。上記脂肪酸は一般的には、オレイン酸、リシノ
ール酸並びにヒマシ油、ナタネ油、ラッカセイ油、ヤシ
油、パーム核油に由来する脂肪酸、あるいはこれらの酸
の混合物である。上記酸のナトリウムあるいはカリウム
石鹸を用い得、その際カリウム石鹸が好ましい。
用いるのに適当な非イオン性界面活性剤には特に、例え
ば脂肪酸アルコール、酸、アミドか、あるいはアルキレ
ンオキシド、特にエチレンオキシドを単独でかプロピレ
ンオキシドと共に伴ったアルキルフェノールのような疎
水基及び反応性水素原子を有する化合物の反応生成物が
含まれる。特定の非イオン性洗剤化合物として、アルキ
ル(C6〜C22)フェノール−エチレンオキシド縮合物、
第一あるいは第二直鎖あるいは分枝鎖脂肪族(C8
C18)アルコールの縮合生成物、並びにエチレンオキシ
ドをプロピレンオキシドとエチレンジアミンとの反応生
成物と縮合させて得た生成物が挙げられる。その他のい
わゆる非イオン性洗剤化合物としては、長鎖第三アミン
酸化物、長鎖第三ホスフィン酸化物及びジアルキルスル
ホキシドが挙げられる。
アニオン性界面活性剤は普通、約8個〜約22個の炭素原
子を有する遊離アルキル基を含む有機スルフェート及び
スルホネートである水溶性アルカリ金属塩であり、ここ
では“アルキル”という語が高級遊離アシル基のアルキ
ル部分も意味するものとする。適当な合成アニオン性洗
剤化合物の例としては、ナトリウム及びカリウムアルキ
ルスルフェート、特に例えば獣脂あるいはヤシ油から生
成した高級(C8〜C18)アルコールのスルフェート化に
よって得られる上記スルフェート;ナトリウム及びカリ
ウムアルキル(C9〜C20)ベンゼンスルホネート、特に
ナトリウム直鎖第二アルキル(C10〜C15)ベンゼンスル
ホネート;ナトリウムアルキルグリセリルエーテルスル
フェート、特に獣脂あるいはヤシ油に由来する高級アル
コール並びに石油に由来する合成アルコールの上記エー
テル;ナトリウムヤシ油脂肪モノグリセリドスルフェー
ト及びスルホネート;高級(C8〜C18)脂肪アルコール
とアルキレンオキシド、特にエチレンオキシドとの反応
生成物の硫酸エステルのナトリウム及びカリウム塩;イ
セチオン酸でエステル化し、水酸化ナトリウムで中和し
たヤシ油脂肪酸のような脂肪酸の反応生成物;メチルタ
ウリンの脂肪酸アミドのナトリウム及びカリウム塩;α
−オレイフィン(C8〜C20)とナトリウムビスルファイ
トとの反応によって得られるようなアルカンモノスルホ
ネート、並びにパラフィンをSO2及びCl2と反応させた後
塩基で加水分解してランダムなスルホネートを生成する
ことによって得られるようなアルカンモノスルホネー
ト;及びオレフィンスルホネートが挙げられ、ここで
“オレフィンスルホネート”という語は、オレフィン、
特にC10〜C20のα−オレフィンをSO3と反応させ、その
後反応生成物を中和及び加水分解することによって得ら
れる物質の意味で用いる。好ましいアニオン性洗剤化合
物は、ナトリウム(C11〜C15アルキルベンゼンスルホネ
ート及びナトリウム(C16〜C18)アルキルスルフェート
である。
本発明の組成物は好ましくは、洗浄力ビルダー物質を含
有する。この物質は洗浄液中の遊離カルシウムイオンの
レベルを低下させ得る任意物質であり得、好ましくは組
成物に、アルカリ性pHの発生、布地から落とされた汚れ
の懸濁並びに布地柔軟化クレー物質の分散といった他の
有利な特性をもたらす。このような物質は、無機性、有
機非重合性及び有機重合性として分類可能である。
通常、任意の無機ビルダーが(水溶性であれば)電解質
の全部あるいは一部を含むことが好ましい。また、液体
が特にビルダーの全部あるいは一部としての懸濁固体を
含有することも好ましい(この場合ビルダーは水溶性で
なくてよい)。電解質は通常、組成物全体の1〜60重量
%を構成する。幾つかの好ましい具体例では懸濁固体に
非水溶性の非晶質あるいは結晶質アルミノシリケートが
含まれ、なぜならこの場合の液体は高粘度を有しがち
で、従ってポリマーによる粘度低下が必要だからであ
る。先に述べたように、きわめてしばしばポリマーはそ
れ自体がビルダーであり、ゼオライトと共に非常に有用
な無リンビルダー系を生成する。
しかし、リン含有の無機洗浄力ビルダーが存在する場合
その例には水溶性の塩、特にアルカリ金属のピロホスフ
ェート、オルトホスフェート、ポリホスフェート及びホ
スホネートが含まれる。無機ホスフェートビルダーの特
定例としては、ナトリウム及びカリウムトリポリホスフ
ェート、ホスフェート及びヘキサメタホスフェートが挙
げられる。
リンを含有しない無機洗浄力ビルダーが存在する場合そ
の例には、水溶性のアルカリ金属カーボネート、ビカー
ボネート、シリケート並びに結晶質及び非晶質アルミノ
シリケートが含まれる。特定例としては、(方解石種を
有するかまたは有しない)ナトリウムカーボネート、カ
リウムカーボネート、並びにナトリウム及びカリウムビ
カーボネート及びシリケートが挙げられる。
非重合性の有機洗浄力ビルダーが存在する場合その例に
は、アルカリ金属、アンモニウム及び置換アンモニウム
のポリアセテート、カルボキシレート、ポリカルボキシ
レート、ポリアセチルカルボキシレート及びポリヒドロ
キシスルホネートが含まれる。特定例としては、エチレ
ンジアミンテトラ酢酸、ニトリロトリ酢酸、オキシジ琥
珀酸、メリット酸、ベンゼンポリカルボン酸及びクエン
酸のナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム及
び置換アンモニウム塩が挙げられる。
既に述べた成分の外に幾つかの任意成分も存在させ得、
そのような成分は、例えばパーム核油脂肪酸及びヤシ油
脂肪酸に由来するアルカノールアミド、特にモノエタノ
ールアミドのような起泡増進剤、起泡抑制剤、ナトリウ
ムペルボレート及びナトリウムペルカーボネートのよう
な酸素放出漂白剤、過酸漂白剤前駆体、トリクロロイソ
シアヌル酸のような塩素放出漂白剤、ナトリウムスルフ
ェートのような無機塩、並びに通常極少量で存在させる
蛍光剤、香料、プロテアーゼ、リパーゼ(例えばNovo社
のLipolase(登録商標))及びアミラーゼといった酵
素、殺菌剤、着色料並びに布地柔軟化クレー物質などで
ある。
本発明の組成物は、当業者に公知である通常の液体洗剤
組成物加工技術で調製することができる。しかし、諸成
分の添加順序は重要であり得る。即ち、(連続混合で
の)好ましい添加順序の一例は、まず溶解性の電解質を
水に添加し、その後アルミノシリケートのような任意の
不溶性物質、次にポリマー、続いて活性物質を添加する
ものであり、不溶性物質とポリマーと活性物質とは電解
質−水相への添加前に混合してもよい。別の好ましい添
加順序では、水にアリミノシリケートのような任意の不
溶性物質、一部溶解するポリマー、次いで洗浄活性物質
を添加した後に電解質に添加する。得られた混合物は30
℃より低温に冷却し、その後任意の微量成分及び付加成
分を添加することが可能である。(場合によっては)第
二のポリマーを添加して粘度を所望レベルまで低下させ
るが、第二のポリマーを少量ずつ添加することによって
粘度を必要レベルに“滴定”することは実際しばしば可
能である。最後に、必要であれば、例えば少量の苛性ア
ルカリ物質の添加によって組成物のpHを更に調整し得
る。
本発明を、非限定的な実施例によって以下に詳述する。
材料の特定化 以下の規定は全実施例に適用する。別様に示唆しないか
ぎり、比率は総て重量%である。
活性物質 Na LAS=Na−ドデシルベンゼンスルホネート LES=ラウリルエーテルスルフェート(約3EO) 非イオン性(1)=エトキシル化した脂肪アルコール
(C13〜15EO) 非イオン性(2)=エトキシル化した脂肪アルコール
(C13〜15EO) 主要な粘度低下ポリマー ポリマービルダー(1)=アクリレート及びマレエート
ナトリウム塩のコポリマーでマレイン酸:アクリル酸は
約3.8:1、平均MWは約70,000。
ポリマービルダー(2)=アクリレート及びマレエート
ナトリウム塩のコポリマーでマレイン酸:アクリル酸は
約1.6:1、平均MWは約50,000。
“第二の”ポリマー (1)Na−ポリアクリレート、平均MW約1,200。
(2)Na−ポリアクリレート、平均MW約2,500。
(3)Na−ポリアクリレート、平均MW約5,000。
(4)Na−ポリアクリレート、平均MW約8,000。
(5)Na−ポリアクリレート、平均MW約15,000。
(6)Na−ポリアクリレート、平均MW約30,000。
微量成分 酵素=タンパク質加水分解型 実施例1 次の表Iの組成物を調製した。これらの組成物は、この
表に示したような安定性及び粘度を有した。
“var"と記したパラメーターは値が様々であったもので
あり、それらに関する安定性及び粘度測定の結果は表II
及び表IIIにそれぞれ掲げる。ここに述べる実施例にお
いて、“安定”とは周囲温度(約21〜25℃)で3カ月間
にわたり2%以下の相分離しか示さないことを意味す
る。これに則して“不安定”の意味も決まる。
これらの結果は、ポリマーが存在しないと生成物の粘度
が、該生成物を容易に注ぎ得ないほど高い値となること
を示す。ポリマーが一部分しか溶解しないこのような組
成物に、4%以下のポリマーなら安定に含有させ得るこ
とが明らかである(後出表IV参照)。基準組成物II1
は3.5%のポリマーが完全に溶解するが、その際組成物
は既に不安定である。
これらの結果は、ポリマーの含有によって粘度が低下す
る(組成物III)が、ポリマー(4.2%)が全部溶解する
(pH≦8.0)場合は不安定になることを示している。上
掲粘度はいずれも、ゼオライト不在のため表I及びIIに
掲げたものより低い。
この表から、pHが7.95より小さいと、透明な外観によっ
て証明されるようにポリマーが全部溶解することが知見
される。pHが7.95より大きければ、ポリマーはポリマー
に富んだ“不溶”相においても存在する。
実施例2 次の表Vの組成物を調製した。これらの組成物は表VI〜
VIIIに示した安定性及び粘度を有した。
“var"と記したパラメーターは値が様々であったもので
あり、安定性及び粘度測定の結果は表VI〜VIIIに掲げ
る。ここに述べる実施例において、“安定”とは周囲温
度(±21〜25℃)で3カ月間にわたり2%以下の相分離
しか示さないことを意味する。これに即して“不安定”
の意味も決まる。
これらの結果は、ポリマーが存在しないと生成物の粘度
が、該生成物を容易に注ぎ得ないほど高い値となること
を示す。ポリマーが一部分しか溶解しないこのような組
成物(pH=8.9)に、少なくとも3.5%のポリマーを安定
に含有させ得ることが明らかである(前出表IV参照)。
pH7.8の基準組成物にはポリマーが完全に溶解するが、
その際組成物はポリマー3%で既に不安定となる。
この表からは、ポリマービルダー(2)を用いた場合も
粘度低下が実現し(従って注ぎ易さが増し)、かつ組成
物を安定に維持し得ることが知見される。組成物VIの有
する諸条件下に(pH8.4)、ポリマービルダー(2)は
一部分しか溶解しない。
これらの結果は、ポリマーの含有によって粘度が低下す
る(VIII-VII)が、ポリマー(3.5%)の全部溶解する
(pH≦8.0)と不安定になることを示している。
実施例3 次の表IXの組成物を調製した。これらの組成物は表X〜
XIIIに示した安定性及び粘度を有した。
“var"と記したパラメーターは値が様々であったもので
あり、安定性及び粘度測定の結果は表X〜XIIIに掲げ
る。ここに述べる実施例において、“安定”とは周囲温
度(±21〜25℃)で3カ月間にわたり2%以下の相分離
しか示さないことを意味する。これに即して“不安定”
の意味も決まる。
“var"と記したパラメーターは値が様々であったもので
あり、安定性及び粘度測定の結果は表X〜XIIIに掲げ
る。ここに述べる実施例において、“安定”とは周囲温
度(±21〜25℃)で3カ月間にわたり2%以下の相分離
しか示さないことを意味する。これに即して“不安定”
の意味も決まる。
表Xは、“第二の”ポリマーを添加すると粘度ドリフト
が減少するため、特に一定期間の貯蔵後に組成物の注ぎ
易さが改善されることを示す。
この表は、“第二の”ポリマーの含有により安定なまま
で粘度が低下することを示す。しかし、“第二の”ポリ
マーの濃度が高すぎると組成物は不安定となる(例えば
“第二の”ポリマー(3)を0.6%用いた場合)。
この表は、“第二の”ポリマーを含有させると粘度の低
下によって組成物の注ぎ易さが改善され、かつ該組成物
の良好な安定性が維持されることを示す。しかし、“第
二の”ポリマーの濃度が高すぎると組成物は不安定とな
り得る(特に“第二の”ポリマーの濃度が0.2%の場
合)。
この表は、MWが1,200〜30,000である“第二の”ポリマ
ー0.2乃至0.3%を含有させると大幅な粘度低下が起こ
り、従って組成物の注ぎ易さが著しく向上することを示
す。より大きいMWを有するポリマーの方が重量に基づき
幾分より有効である点に留意されたい。
【図面の簡単な説明】
第1図は異なる条件下にポリマーが液体に溶解する様子
を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−118899(JP,A) 特開 昭62−89798(JP,A) 特開 昭62−104900(JP,A) 特開 昭64−43600(JP,A)

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶解した電解質を含有する水性相中に分散
    した洗浄活性物質を含有するラメラ構造相と、ポリエチ
    レングリコール、ポリアクリレート、ポリマレエート、
    多糖、多糖スルホネート及びこれらのコポリマーから選
    択された、粘度を低下させるポリマーとを含む液体洗剤
    組成物であって、前記ポリマーの一部分のみが電解質含
    有水性相に溶解した液体洗剤組成物。
  2. 【請求項2】25℃での21日間の貯蔵において2%未満の
    相分離しか起こさないことを特徴とする請求項1に記載
    の組成物。
  3. 【請求項3】剪断速度21s-1で1Pas以下の粘度を有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】安定な、即ち25℃での21日間の貯蔵におい
    て相分離が2%未満である液体洗剤組成物であって、含
    有するポリマーの総量が基準組成物中のポリマーの総量
    より多く、実質的に基準組成物の最大ポリマー量以上、
    即ちそれ以上のポリマーが溶解すると基準組成物が不安
    定となる、即ち25℃での21日間の貯蔵において基準組成
    物の相分離が2%以上となるポリマー量以上のポリマー
    が溶解し得るように少なくとも1個のパラメーターを基
    準組成物のものとは変えてあることを特徴とする請求項
    1から3のいずれか1項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】基準組成物のものから変える1個以上のパ
    ラメーターを組成物のpH、電解質の量及び性質、並びに
    洗浄活性物質の量及び性質の中から選択することを特徴
    とする請求項4に記載の組成物。
  6. 【請求項6】粘度を低下させるポリマーがポリアクリル
    酸、ポリメタクリル酸あるいはマレイン酸のアルカリ金
    属塩か、あるいはこれらの無水物を含むコポリマーであ
    ることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記
    載の組成物。
  7. 【請求項7】pHが8.0を上回ることを特徴とする請求項
    6に記載の組成物。
  8. 【請求項8】粘度を低下させるポリマーを0.5〜4.5重量
    %含むことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項
    に記載の組成物。
  9. 【請求項9】粘度を低下させるポリマーを1〜3.5重量
    %含むことを特徴とする請求項8に記載の組成物。
  10. 【請求項10】第二のポリマーを更に含み、このポリマ
    ーは実質的にその全部が水性相に溶解し得、かつ該ポリ
    マーの5重量%水溶液100mlにおいて5gを上回るナトリ
    ウムニトリロトリアセテートという電解質抵抗を有し、
    第二のポリマーはまた20%水溶液において、平均分子量
    6,000を有するポリエチレングリコール2重量%以上を
    水に溶解させた基準水溶液の蒸気圧以下の蒸気圧を有
    し、その際第二のポリマーの分子量は少なくとも1,000
    であることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項
    に記載の組成物。
  11. 【請求項11】第二のポリマーを0.05〜20重量%含むこ
    とを特徴とする請求項10に記載の組成物。
  12. 【請求項12】第二のポリマーの平均分子量が1,200〜3
    0,000であることを特徴とする請求項10または11に記載
    の組成物。
  13. 【請求項13】第二のポリマーの平均分子量が少なくと
    も2,000であることを特徴とする請求項10から12のいず
    れか1項に記載の組成物。
  14. 【請求項14】第二のポリマーの平均分子量が5,000〜3
    0,000であることを特徴とする請求項10から13のいずれ
    か1項に記載の組成物。
  15. 【請求項15】洗浄活性物質が a)非イオン性界面活性剤及び/またはポリアルコキシ
    ル化したアニオン性界面活性剤、及び b)ポリアルコキシル化しないアニオン性界面活性剤を
    含むことを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に
    記載の組成物。
  16. 【請求項16】電解質が組成物全体の1〜60重量%の量
    で存在することを特徴とする請求項1から15のいずれか
    1項に記載の組成物。
  17. 【請求項17】粘度を低下させるポリマーがビルダー特
    性を有することを特徴とする請求項1から16のいずれか
    1項に記載の組成物。
  18. 【請求項18】懸濁した固形粒状物質を含むことを特徴
    とする請求項1から17のいずれか1項に記載の組成物。
  19. 【請求項19】懸濁した固形粒状物質が非水溶性のアル
    ミノシリケート塩を含むことを特徴とする請求項18に記
    載の組成物。
  20. 【請求項20】懸濁した固形粒状物質が前記溶解電解質
    の全部あるいは一部と同じ電解質を含むことを特徴とす
    る請求項18または19に記載の組成物。
  21. 【請求項21】懸濁した固形粒状物質が実質的に非水溶
    性の漂白剤を含むことを特徴とする請求項18から20のい
    ずれか1項に記載の組成物。
  22. 【請求項22】漂白剤がDPDAを含むことを特徴とする請
    求項21に記載の組成物。
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