JPH068553B2 - 家屋における壁面の施工方法 - Google Patents

家屋における壁面の施工方法

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JPH068553B2
JPH068553B2 JP58151496A JP15149683A JPH068553B2 JP H068553 B2 JPH068553 B2 JP H068553B2 JP 58151496 A JP58151496 A JP 58151496A JP 15149683 A JP15149683 A JP 15149683A JP H068553 B2 JPH068553 B2 JP H068553B2
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JP
Japan
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wall
coating material
cement
synthetic resin
nonionic surfactant
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満三 渡辺
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Noda Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、家屋の壁面の施工方法に関し、特に塗壁塗材
を直接に塗着することのできる壁下地板を用いる壁面の
施工方法の改良に関する。
合板や繊維板等の基板の表面に、樹脂塗料,接着剤,瀝
青物質などに無機質の粒子,粉末,軽量発泡体粒子を混
合した吐剤を塗着し、基板表面に強固に接着して凹凸粗
面をもった塗膜層を形成した壁下地材を、柱,間柱,胴
縁等の家屋の骨組構造に隙間なく釘着けし、その全表面
に亘って塗壁塗材を塗着けて壁面の施工を簡略化する提
案がなされており、実用化されて来ている。
この方法は、在来の壁面施工方法におけるラス下地張
り,アスファルトフェルト張り,ラス網張り等の壁下地
を形成する現場作業を大幅に削減し、また下塗り,中塗
り,仕上げ塗り等の塗り重ね作業を一回の仕上げ塗りで
済ませることが出来、従ってその養生期間も短縮され、
壁面施工の全体の作業量の大幅な削減,作業時間の大幅
な短縮、作業性の改善をもたらした。
また、壁下地板の表面に形成される塗膜層の物理的形状
と,化学的組成と、その表面に塗着される塗壁塗材との
適切な選択により、それらの間の密着性が大幅に改善さ
れたため、塗壁塗材中の水分の逸散により塗壁塗材の初
期の乾燥収縮を拘束し、初期乾燥に伴なう収縮クラック
の発生を防止し、抑制する効果があった。
しかし初期乾燥の後、更に乾燥が進むにつれて、壁面に
ヘアクラックと呼ばれる細かいひび割れが発生すること
が判った。
初期乾燥後の塗壁組織に大小様々な毛細管状の空隙が形
成されており、塗壁組織中の水分は、比較的大きい毛細
管状空隙内の水分が塗壁組織中を移動して蒸発し、次い
て小さい毛細管状空隙内の水分が蒸発する。このような
毛細管状空隙内の水分は大きな表面張力を生じ、この応
力が毛細管状空隙を小さくする方向に作用するため、塗
壁組織に収縮作用を及ぼし、これがヘアクラックの原因
であることが判った。
塗壁塗材の乾燥収縮に伴なうクラック防止の目的で、乾
燥収縮に見合う膨張性混和材を塗壁塗材に混入する方法
が考えられているが、この方法は初期乾燥によるクラッ
ク防止には効果があるものの、ヘアクラックを防止する
ことが出来なかった、 本発明は、初期乾燥後に生ずるヘアクラックを防止する
壁面施工方法を提供することを目的としている。
本発明に於ては、塗壁塗材として、セメントと骨材との
混和物に、非イオン性界面活性剤と合成樹脂のエマルジ
ョン又はラテックスと水とを混合した混練水を混合した
ものを用いており、それによってヘアクラックを大幅に
防止できる。殊に、非イオン性界面活性剤として分子量
が1000以下であり、そのHLB価が5〜15の範囲
のものを用いると良好な結果が得られることが判った。
非イオン界面活性剤の添加量は塗壁塗材中のセメント量
に対して0.5〜8重量%とするのが良い。
壁下地板に用いられる基板としては、合板,繊維板,木
削片板,石膏板,セメント板,ケイカル板などの有機質
板、無機質板あるいは有機質と無機質の材料より形成さ
れた板、あるいはそれらの板状体を複合した複合板であ
って良く、それらの基板は必要に応じて2辺あるいは4
辺の木口に面取り加工,相じやくり加工,本実加工を施
し、またその基板表面に必要に応じてシーラー処理,防
水処理などの下地処理を施こしたものが用いられる。
壁下地板の基板表面に形成される塗膜層は、合成樹脂の
溶液又はエマルジョン、天然ゴム又は合成ゴムのラテッ
クス溶液、メチルセルローズ溶液から成る群より選択さ
れた一つ以上のものに必要に応じて分散剤,消泡剤,増
粘材,界面活性剤等を添加し、更に必要に応じて無機質
材料の粉末,粒子,発泡粒子を添加した塗料を塗布し、
或るいは瀝青質又は瀝青質と合成樹脂又はこれにアタク
ティック成分を加えた瀝青質塗料、またはこれらの瀝青
質塗料に必要に応じて無機質の粉末,粒子,発泡粒子を
混合した塗料を塗布し、乾燥して形成される。この表面
は比較的平滑であっても良く、凹凸の大きい粗面であっ
ても良い。
上述の如き壁下地板は、柱,間柱,胴縁等の家屋の骨組
構造に釘着固定して壁下地処理を行なう。壁下地処理は
更に壁下地板の突付け目地部にコーキング剤を充填し、
目地処理を行なう。コーキング剤を充填した後、更に目
地部を寒冷紗,ガラス繊維ネット,金網等の網状の目地
シートをホッチキス等で固着することを含んでいても良
い。
しかる後、セメントと骨材との混合物に、非イオン性界
面活性剤と,合成樹脂のエマルジョン又はラテックスと
水とを混合した混練水を加えて混合して塗壁塗材を調製
し、コテ塗り,吹付け等によって上記目地部を含む壁下
地の全表面に塗着する。
用いられるセメントとしては、ポルトランドセメント,
白色セメントなど通常用いられるセメントである。
骨材としては、砂,炭酸カルシウム,珪砂,パーライト
等である。
非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル,ポリオキシエチレン,ポリオキシエチ
レンアルキルフェノールエーテル,ソルビタン脂肪酸エ
ステル,オキシエチレン,オキシプロピレン,ポリオキ
シエチレンソルビタン脂肪酸エステル,ポリオキシエチ
レンアルキルアミン,ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル,グリセリン脂肪酸エステル,グリセリンエステル,
ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル等が用いら
れ、特に分子量が1000以下で、HLB価が5〜15 の範
囲のものが好ましい。分子量が1000以上であると、水に
とけにくくなり、まだ毛細管状構造内に入りにくくな
り、ヘアクラック防止効果が低下する。またHLB 価が
5以下になると界面活性剤自体が親油性が大となるので
消泡剤として働き、セメントとの混練時に生ずる泡を消
すので、コテ塗りの際のコテ離れが悪くなり、作業性が
低下するほか、塗り継ぎの際に下層のモルタル自体の疎
水性が大きくなるため、塗り継ぎモルタルとの接着を阻
害し、接着強度を低下させる。更に、HLB 価が15以
上になると、界面活性剤自体の親水性が大きくなるの
で、起泡剤として働き、セメントとの混練時に必要以上
の起泡が生じ、モルタル自体の強度低下をまねく。非イ
オン性界面活性剤にかえて、陰イオン界面活性剤を用い
ると、セメント粒子面に吸着されてしまうので、毛細管
状構造内への浸透が悪く、そのためにセメント自体の硬
化が遅くなり、塗壁塗材がドライアウトになり易く、モ
ルタルの強度低下をまねく。
非イオン界面活性剤の添加量は0.5〜8重量%が適当
である。0.5%未満であるとヘアクラック防止効果が
低下し、また8%を越えて増加しても、それに比例した
効果が期待できない。また混練水の表面張力は40dyn/
cm2以下に調整するのが良い。
合成樹脂エマルジョンに用いられる合成樹脂としては、
酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂、エポキシ樹脂,アク
リル樹脂等があり、ラテックスとしてはMBR(メタア
クリレート・ブタジエン・ラバー),NBR(ニトリル
・ブタジエン・ラバー),SBR(スチレン・ブタジエ
ン・ラバー)等が壁下地板の塗膜層中の材料に応じて適
宜選択されて用いられる。添加量はセメント量に対して
1〜20重量%が適当である。添加量が20%を越える
と粘度が過度に増大し、塗壁塗材週の気泡を増大させ、
壁強度を低下させる。
上述の如く、セメントと骨材との混合物に、非イオン界
面活性剤と合成樹脂のエマルジョン又はラテックスと水
とを混合した混練水を混和した塗壁塗材を上記の壁下地
に塗着するときは、壁下地板に於ける塗膜層と塗壁塗材
との強固な密着力により、初期に於ける乾燥収縮を拘束
してクラックの発生を防止し、その後の養生期間に於
て、毛細管状構造に於ける水分の蒸発移動時の引張応力
を減少するので、ヘアークラックの発生がほゞ完全に防
止できる。
更に、本発明方法に於て、上述の膨張性混和剤を併用す
れば、更に有効である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面にモルタル塗壁塗材を直接に塗着する
    ことが出来るモルタル壁下地板を用いる壁面の施工方向
    において、 上記壁下地板を柱,関柱,胴縁などの壁下地構造材上に
    釘着固定して壁下地処理を施こし、 更に、これらの全表面にセメントと骨材との混合物に、
    非イオン界面活性剤と合成樹脂のエマルジョン或いラテ
    ックスとを添加された混練水を混合した塗壁塗材を塗着
    すること、 を特徴とする家屋における壁面の施工方法。
  2. 【請求項2】非イオン界面活性剤が分子量1000以下
    であり、そのHLB価が5〜15であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】上記非イオン界面活性剤が上記塗壁塗材中
    のセメント量に対して0.5〜8重量%である特許請求
    の範囲第1項又は第2項記載の方法。
  4. 【請求項4】上記混練水の表面張力が40dyn/cm2以下
    に調整されることを特徴とする特許請求の範囲第1項〜
    第3項のうち何れか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】上記合成樹脂のエマルジョン又はラテック
    スが上記塗壁塗材中のセメント量に対して1〜20重量
    %であり、上記合成樹脂が壁下地板の表面を形成してい
    る塗膜層中に含まれる素材と接着性の良い樹脂群から選
    択されることを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第4
    項のうち何れか1項記載の方法。
JP58151496A 1983-08-22 1983-08-22 家屋における壁面の施工方法 Expired - Lifetime JPH068553B2 (ja)

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