JPH0686529B2 - 顆粒状ポリフエニレンスルフイドの製造方法 - Google Patents
顆粒状ポリフエニレンスルフイドの製造方法Info
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- JPH0686529B2 JPH0686529B2 JP61064735A JP6473586A JPH0686529B2 JP H0686529 B2 JPH0686529 B2 JP H0686529B2 JP 61064735 A JP61064735 A JP 61064735A JP 6473586 A JP6473586 A JP 6473586A JP H0686529 B2 JPH0686529 B2 JP H0686529B2
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- pps
- temperature
- polyphenylene sulfide
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- Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は顆粒状ポリフエニレンスルフイドの製造方法に
関するものである。詳しくは、嵩密度の大きい顆粒状ポ
リフエニレンスルフイドの製造方法に関するものであ
る。
関するものである。詳しくは、嵩密度の大きい顆粒状ポ
リフエニレンスルフイドの製造方法に関するものであ
る。
〈従来の技術およびその問題点〉 ポリフエニレンスルフイド(以下PPSと略す)は耐薬品
性、寸法安全性、耐熱性など、エンジンニアリングプラ
スチツクとして優れた特性を有している。しかし、PPS
の形態や嵩密度等に問題を有し、これらの改善が望まれ
ている。すなわち、PPSの取扱時に粉末が飛散して収率
が低下したり、粉塵による作業環境の悪化や押出し工程
に於ける噛み込み不良や混練不良などのトラブルをしば
しば引き起こしていた。
性、寸法安全性、耐熱性など、エンジンニアリングプラ
スチツクとして優れた特性を有している。しかし、PPS
の形態や嵩密度等に問題を有し、これらの改善が望まれ
ている。すなわち、PPSの取扱時に粉末が飛散して収率
が低下したり、粉塵による作業環境の悪化や押出し工程
に於ける噛み込み不良や混練不良などのトラブルをしば
しば引き起こしていた。
又、PPSは嵩密度が小さい為、保管、輸送、取扱い面お
よび押出し混練時のフイード性などに於いて効率の悪い
ものであつた。
よび押出し混練時のフイード性などに於いて効率の悪い
ものであつた。
従来より、粒子径の大きなPPSの製造方法として特開昭5
9-1536の提案されている。これはN−メチルピロリドン
中にて重合した反応混合物に水を添加して顆粒状PPSを
得るものであるが、反応混合物中に副成物が多量に含ま
れている為、粒子径は大きくなつても嵩密度は大きくな
り難い。又、反応装置が腐食しやすい、反応溶媒N−メ
チルピロリドンに水が混合される為、そのままでは再使
用できない等の欠点を有していた。
9-1536の提案されている。これはN−メチルピロリドン
中にて重合した反応混合物に水を添加して顆粒状PPSを
得るものであるが、反応混合物中に副成物が多量に含ま
れている為、粒子径は大きくなつても嵩密度は大きくな
り難い。又、反応装置が腐食しやすい、反応溶媒N−メ
チルピロリドンに水が混合される為、そのままでは再使
用できない等の欠点を有していた。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明者らは、上記の如き状況に鑑み、嵩密度の大きい
顆粒状のPPSの製造方法につき、鋭意検討した結果、粉
末状PPSと該ポリマーの貧溶媒とのスラリーを所定温度
以上に昇温すると粒子径が増大する現象を見い出し、本
発明に到達したものである。
顆粒状のPPSの製造方法につき、鋭意検討した結果、粉
末状PPSと該ポリマーの貧溶媒とのスラリーを所定温度
以上に昇温すると粒子径が増大する現象を見い出し、本
発明に到達したものである。
即ち、本発明は粉末状PPSをPPSの貧溶媒でスラリー化
し、攪拌下でポリマー粒子の融着温度以上に昇温させ、
次いで該融着温度以下に降温させることを特徴とする顆
粒状PPSの製造方法を提供するものである。
し、攪拌下でポリマー粒子の融着温度以上に昇温させ、
次いで該融着温度以下に降温させることを特徴とする顆
粒状PPSの製造方法を提供するものである。
本発明に於けるPPSは公知の種々の方法が得られる。例
えば、その製造方法としては、p−ジクロルベンゼンを
硫黄と炭酸ソーダの存在下で重合させる方法、極性溶媒
中で硫化ナトリウムあるいは水硫化ナトリウムと水酸化
ナトリウム又は硫化水素と水酸化ナトリウムあるいはナ
トリウムアミノアルカノエートの存在下で重合させる方
法、p−クロルチオフエノールの自己縮合などがあげら
れるが、N−メチルピロリドン、ジメチルアセトアミド
などのアミド系溶媒やスルホラン等のスルホン系溶媒中
で硫化ナトリウムとp−ジクロルベンゼンを反応させる
方法が一般的である。この際に重合度を調節するために
カルボン酸やスルホン酸のアルカリ金属塩を添加した
り、水酸化アルカリを添加してもよい。共重合成分とし
て、30モル%未満であれば、メタ結合 オルソ結合 エーテル結合 スルホン結合 ビフエニル結合 カルボニル結合 置換フエニルスルフイド結合 ここではRはアルキル基、ニトロ基、フエニル基、アル
コキシ基、カルボン酸基またはカルボン酸の金属塩基を
示す)、3官能結合 などを含有していても、ポリマーの結晶性に大きく影響
しない範囲でかまわないが、好ましくは共重合成分は10
モル%以下がよい。特に3官能性以上のフエニル、ビフ
エニル、ナフチルスルフイド結合などを共重合に選ぶ場
合は3モル%以下、さらに好ましくは1モル%以下がよ
い。
えば、その製造方法としては、p−ジクロルベンゼンを
硫黄と炭酸ソーダの存在下で重合させる方法、極性溶媒
中で硫化ナトリウムあるいは水硫化ナトリウムと水酸化
ナトリウム又は硫化水素と水酸化ナトリウムあるいはナ
トリウムアミノアルカノエートの存在下で重合させる方
法、p−クロルチオフエノールの自己縮合などがあげら
れるが、N−メチルピロリドン、ジメチルアセトアミド
などのアミド系溶媒やスルホラン等のスルホン系溶媒中
で硫化ナトリウムとp−ジクロルベンゼンを反応させる
方法が一般的である。この際に重合度を調節するために
カルボン酸やスルホン酸のアルカリ金属塩を添加した
り、水酸化アルカリを添加してもよい。共重合成分とし
て、30モル%未満であれば、メタ結合 オルソ結合 エーテル結合 スルホン結合 ビフエニル結合 カルボニル結合 置換フエニルスルフイド結合 ここではRはアルキル基、ニトロ基、フエニル基、アル
コキシ基、カルボン酸基またはカルボン酸の金属塩基を
示す)、3官能結合 などを含有していても、ポリマーの結晶性に大きく影響
しない範囲でかまわないが、好ましくは共重合成分は10
モル%以下がよい。特に3官能性以上のフエニル、ビフ
エニル、ナフチルスルフイド結合などを共重合に選ぶ場
合は3モル%以下、さらに好ましくは1モル%以下がよ
い。
かかるPPSの具体的な製造法としては、例えば(1)ハ
ロゲン置換芳香族化合物と硫化アルカリとの反応(米国
特許第2513188号、特公昭44-27671号および特公昭45-33
68号参照)、(2)チオフエノール類のアルカリ触媒又
は銅塩等の共存下における縮合反応(米国特許第327416
5号および英国特許第1160660号参照)、(3)芳香族化
合物を塩化硫黄とのルイス酸触媒共存下に於ける縮合反
応(特公昭46-27255号およびベルギー特許第29437号参
照)、(4)高分子量PPSの製造方法(特公昭52-12,24
0、特公昭54-8719、特公昭53-25,588、特公昭57-334、
特開昭55-43139、USP4,350,810、USP4,324,886)等が挙
げられる。
ロゲン置換芳香族化合物と硫化アルカリとの反応(米国
特許第2513188号、特公昭44-27671号および特公昭45-33
68号参照)、(2)チオフエノール類のアルカリ触媒又
は銅塩等の共存下における縮合反応(米国特許第327416
5号および英国特許第1160660号参照)、(3)芳香族化
合物を塩化硫黄とのルイス酸触媒共存下に於ける縮合反
応(特公昭46-27255号およびベルギー特許第29437号参
照)、(4)高分子量PPSの製造方法(特公昭52-12,24
0、特公昭54-8719、特公昭53-25,588、特公昭57-334、
特開昭55-43139、USP4,350,810、USP4,324,886)等が挙
げられる。
本発明に於けるPPSの貧溶媒としては、例えば重合反応
溶媒として用いるN−メチルピロリドンなどの有機アミ
ド系以外の大部分の有機溶媒が挙げられ、炭化水素、ハ
ロゲン化炭化水素、ニトロ炭化水素、アルコール類、エ
ーテル類、ケトン類、エステル類などが適用される。こ
れらのPPSの貧溶媒としては、例えば、ヘキサン、ヘプ
タン、オクタン、デカン、ドデカン、ドデセン、セタン
シクロペンタン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサ
ン、メチルシクロヘキサン、フエニルシクロヘキサン、
ビシクロヘキシル、ベンゼン、トルエン、キシレン、ア
ミルベンゼン、アミルトルエン、ジフエニルエタン、テ
トラリン、デカリン、エチルベンゼン、ジエチルベンゼ
ン、トリエチルベンゼン、クメン、第2ブチルベンゼ
ン、ベンジン、ミネラルスピリツト、石油エーテル、石
油ナフサ、水素添加石油ナフサ、灯油、ソルベントナフ
サ、クレオソート油、サイメン、テレピン油、ジペンテ
ン、パイン油等の炭化水素系溶剤、クロロホルム、四塩
化炭素、ブロモホルム、塩化エチレン、塩化エチリデ
ン、トリルクロエタン、トリクロルエチレン、テトラク
ロルエタン、パークロルエチレン、ペンタクロルエタ
ン、ヘキサクロルエタン、臭化エチル、臭化エチレン、
テトラブロモエタン、ブロモクロルエタン、塩化プロピ
レン、トリクロルプロパン、塩化ブチル、ジクロルブタ
ン、ヘキサクロルプロピレン、ヘキサクロルブタジエ
ン、塩化アミル、ジクロルペンタン、塩化2−エチルヘ
キシル、クロルベンゼン、ジクロルベンゼン、トリクロ
ルベンゼン、クロルトルエン、ジクロルトルエン、トリ
クロルモノフルオルメタン、1,1,2−トリフルオル−1,
2,2−トリクロルエタン、テトラクロルジフルオルエタ
ン、ジブロモジフルオルエタン、パーフルオロトリブチ
ルアミン、クロルニトロエタン、クロルニトロプロパ
ン、ジクロルイソプロピルエートル等のハロゲン化炭化
水素、ニトロベンゼンなどのニトロ炭化水素、メタノー
ル、エタノール、イソプロピルアルコール、n−ヘキシ
ルアルコール、エチルブチルアルコール、ヘプチルアル
コール、メチルアミルカルビノール、3−ヘプタノー
ル、ジメチルペンタノール、オクチルアルコール、エチ
ルヘキシルアルコール、イソオクチルアルコール、ジイ
ソブチルカルビノール、n−デシルアルコール、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、グリセリンなど
のアルコール類、アセトンイソプロピルエーテル、エチ
ルブチルエーテル、ブチルエーテル、アルミエーテル、
ヘキシルエーテル、ブチルフエニルエーテル、アニソー
ル、ジフエニルエーテルなどのエーテル類、ブチロン、
メチルアミルケトン、メチルヘキシルケトン、バレロ
ン、アセトフエノンなどのケトン類、酢酸エチル、酢酸
ブチル、酢酸アミル、酢酸メチルアミル、酢酸2−エチ
ルブチル、酢酸2−エチルヘキシル、酢酸シクロヘキシ
ル、酢酸フエニル、酢酸ベンジル、プロピオン酸ブチ
ル、プロピオン酸アミル、酪酸ブチル、シユウ酸ブチ
ル、安息香酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸ベンジ
ルなどのエステル類や二硫化炭素、フタル酸ジメチル、
フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、アジピン酸ジイ
ソブチル、セバシン酸ジオクチル、リン酸トルクレジ
ル、塩素化パラフイン、ヒマシ油などが挙げられ、これ
らを単独で、又は2種以上を併用して用いる。
溶媒として用いるN−メチルピロリドンなどの有機アミ
ド系以外の大部分の有機溶媒が挙げられ、炭化水素、ハ
ロゲン化炭化水素、ニトロ炭化水素、アルコール類、エ
ーテル類、ケトン類、エステル類などが適用される。こ
れらのPPSの貧溶媒としては、例えば、ヘキサン、ヘプ
タン、オクタン、デカン、ドデカン、ドデセン、セタン
シクロペンタン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサ
ン、メチルシクロヘキサン、フエニルシクロヘキサン、
ビシクロヘキシル、ベンゼン、トルエン、キシレン、ア
ミルベンゼン、アミルトルエン、ジフエニルエタン、テ
トラリン、デカリン、エチルベンゼン、ジエチルベンゼ
ン、トリエチルベンゼン、クメン、第2ブチルベンゼ
ン、ベンジン、ミネラルスピリツト、石油エーテル、石
油ナフサ、水素添加石油ナフサ、灯油、ソルベントナフ
サ、クレオソート油、サイメン、テレピン油、ジペンテ
ン、パイン油等の炭化水素系溶剤、クロロホルム、四塩
化炭素、ブロモホルム、塩化エチレン、塩化エチリデ
ン、トリルクロエタン、トリクロルエチレン、テトラク
ロルエタン、パークロルエチレン、ペンタクロルエタ
ン、ヘキサクロルエタン、臭化エチル、臭化エチレン、
テトラブロモエタン、ブロモクロルエタン、塩化プロピ
レン、トリクロルプロパン、塩化ブチル、ジクロルブタ
ン、ヘキサクロルプロピレン、ヘキサクロルブタジエ
ン、塩化アミル、ジクロルペンタン、塩化2−エチルヘ
キシル、クロルベンゼン、ジクロルベンゼン、トリクロ
ルベンゼン、クロルトルエン、ジクロルトルエン、トリ
クロルモノフルオルメタン、1,1,2−トリフルオル−1,
2,2−トリクロルエタン、テトラクロルジフルオルエタ
ン、ジブロモジフルオルエタン、パーフルオロトリブチ
ルアミン、クロルニトロエタン、クロルニトロプロパ
ン、ジクロルイソプロピルエートル等のハロゲン化炭化
水素、ニトロベンゼンなどのニトロ炭化水素、メタノー
ル、エタノール、イソプロピルアルコール、n−ヘキシ
ルアルコール、エチルブチルアルコール、ヘプチルアル
コール、メチルアミルカルビノール、3−ヘプタノー
ル、ジメチルペンタノール、オクチルアルコール、エチ
ルヘキシルアルコール、イソオクチルアルコール、ジイ
ソブチルカルビノール、n−デシルアルコール、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、グリセリンなど
のアルコール類、アセトンイソプロピルエーテル、エチ
ルブチルエーテル、ブチルエーテル、アルミエーテル、
ヘキシルエーテル、ブチルフエニルエーテル、アニソー
ル、ジフエニルエーテルなどのエーテル類、ブチロン、
メチルアミルケトン、メチルヘキシルケトン、バレロ
ン、アセトフエノンなどのケトン類、酢酸エチル、酢酸
ブチル、酢酸アミル、酢酸メチルアミル、酢酸2−エチ
ルブチル、酢酸2−エチルヘキシル、酢酸シクロヘキシ
ル、酢酸フエニル、酢酸ベンジル、プロピオン酸ブチ
ル、プロピオン酸アミル、酪酸ブチル、シユウ酸ブチ
ル、安息香酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸ベンジ
ルなどのエステル類や二硫化炭素、フタル酸ジメチル、
フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、アジピン酸ジイ
ソブチル、セバシン酸ジオクチル、リン酸トルクレジ
ル、塩素化パラフイン、ヒマシ油などが挙げられ、これ
らを単独で、又は2種以上を併用して用いる。
本発明に於いては、粉末状PPSを上記の貧溶媒でスラリ
ー化し、加熱攪拌して顆粒状PPSを得るものである。本
発明での粉末状PPSとは従来の製法で得られるものであ
り、特に制限はないが、一般的な製法によれば、平均粒
子径10〜30μmの粉末PPSが適当である。
ー化し、加熱攪拌して顆粒状PPSを得るものである。本
発明での粉末状PPSとは従来の製法で得られるものであ
り、特に制限はないが、一般的な製法によれば、平均粒
子径10〜30μmの粉末PPSが適当である。
又、本発明の顆粒状PPSとは、100メツシユ(150μm相
当)のふるいの不通過のものが80重量%以上のものを言
う。
当)のふるいの不通過のものが80重量%以上のものを言
う。
本発明では、一般に粒子状PPSを貧溶媒でスラリー化す
る。この際、PPS粒子が貧溶媒中に均一分散できる範囲
であればPPSと貧溶媒の割合は特に規定されないが、一
般にはPPS/貧溶媒=5/95〜45/55重量比の範囲で実施さ
れる。攪拌速度はPPS粒子が貧溶媒中に均一分散される
範囲が適する。攪拌速度が遅すぎる場合は容器底部にポ
リマー粒子が滞留し、昇温に従つて大きな塊状融着物を
形成するので好ましくない。逆に攪拌速度を著しく速く
すると、容器壁への粒子の付着が増大したり、得られる
顆粒の粒子径が不均一となる傾向にある。又、容器形状
や、攪拌翼の種類、大きさ等により、適用される攪拌速
度の範囲は個々に決められる。
る。この際、PPS粒子が貧溶媒中に均一分散できる範囲
であればPPSと貧溶媒の割合は特に規定されないが、一
般にはPPS/貧溶媒=5/95〜45/55重量比の範囲で実施さ
れる。攪拌速度はPPS粒子が貧溶媒中に均一分散される
範囲が適する。攪拌速度が遅すぎる場合は容器底部にポ
リマー粒子が滞留し、昇温に従つて大きな塊状融着物を
形成するので好ましくない。逆に攪拌速度を著しく速く
すると、容器壁への粒子の付着が増大したり、得られる
顆粒の粒子径が不均一となる傾向にある。又、容器形状
や、攪拌翼の種類、大きさ等により、適用される攪拌速
度の範囲は個々に決められる。
本発明では上記スラリーをPPS粒子の融着温度以上に昇
温させる。本発明でのPPS粒子の融着温度とはスラリー
を攪拌しながら昇温する際に、所定温度を越えると、分
散粒子同志が融着して大きな粒子に成長するようになる
が、この融着が始まる温度を意味する。この融着温度は
PPSポリマーの特性や貧溶媒の種類によつて異なるが、
一般にはPPSポリマー単独で示差熱分析法により求めら
れる融点以下50℃から該融点までの範囲にある。
温させる。本発明でのPPS粒子の融着温度とはスラリー
を攪拌しながら昇温する際に、所定温度を越えると、分
散粒子同志が融着して大きな粒子に成長するようになる
が、この融着が始まる温度を意味する。この融着温度は
PPSポリマーの特性や貧溶媒の種類によつて異なるが、
一般にはPPSポリマー単独で示差熱分析法により求めら
れる融点以下50℃から該融点までの範囲にある。
本発明では、上記融着温度以上での加熱温度と加熱時間
を任意に設定することにより、顆粒の大きさ及び嵩密度
を変えることができる。
を任意に設定することにより、顆粒の大きさ及び嵩密度
を変えることができる。
設定された前記加熱温度での操作が終了したのち、該ス
ラリーは上記融着温度以下に降温する。この降温操作
は、通常は容器内で攪拌しながら実施するが、直ちにフ
ラツシユ蒸留しながらでも可能である。次いで、ポリマ
ーを貧溶媒と公知の方法で分離して顆粒状PPSを得る。
ラリーは上記融着温度以下に降温する。この降温操作
は、通常は容器内で攪拌しながら実施するが、直ちにフ
ラツシユ蒸留しながらでも可能である。次いで、ポリマ
ーを貧溶媒と公知の方法で分離して顆粒状PPSを得る。
〈作用及び効果〉 本発明の製造方法によれば、粉末状PPSをPPSの貧溶媒で
スラリー化して加熱処理することにより嵩密度が大き
く、且つ顆粒状のPPSが効率よく得られる。後工程での
粉の飛散や押出作業のトラブルが解消され、且つ嵩密度
の大きい為に保管、輸送に有利なPPSを供給できる為、
電気、電子、機械、自動車などの部品などへの大巾な需
要拡大が期待される。又、これらの用途以外にもチユー
ブ、パイプ、繊維、フイルムやブロー成形品にも利用で
きる。
スラリー化して加熱処理することにより嵩密度が大き
く、且つ顆粒状のPPSが効率よく得られる。後工程での
粉の飛散や押出作業のトラブルが解消され、且つ嵩密度
の大きい為に保管、輸送に有利なPPSを供給できる為、
電気、電子、機械、自動車などの部品などへの大巾な需
要拡大が期待される。又、これらの用途以外にもチユー
ブ、パイプ、繊維、フイルムやブロー成形品にも利用で
きる。
〈実施例〉 以下本発明の方法を実施例に従つて説明する。
比較例1 1オートクレーブにN−メチルピロリドン260g、60%
硫化ナトリウム・フレーク 78g(無水Na2Sとして0.6
モル)及び水酸化ナトリウム0.4g(0.01モル)を仕込
み、窒素雰囲気下で攪拌しながら160℃より205℃まで1.
5時間を要して徐々に昇温し、水17.5g、N−メチルピロ
リドン0.9gよりなる留分を系外に除去した。
硫化ナトリウム・フレーク 78g(無水Na2Sとして0.6
モル)及び水酸化ナトリウム0.4g(0.01モル)を仕込
み、窒素雰囲気下で攪拌しながら160℃より205℃まで1.
5時間を要して徐々に昇温し、水17.5g、N−メチルピロ
リドン0.9gよりなる留分を系外に除去した。
次いで、P−ジクロルベンゼン92.6g(0.62モル)をN
−メチルピロリドン30gに溶解させてから仕込み、225
℃、最高圧力3.2kg/cm2で2時間、更に265℃、最高圧力
8.8kg/cm2で2時間反応せしめた。
−メチルピロリドン30gに溶解させてから仕込み、225
℃、最高圧力3.2kg/cm2で2時間、更に265℃、最高圧力
8.8kg/cm2で2時間反応せしめた。
次に水65gとN−メチルピロリドン50gとからなる混合液
を滴下槽より反応系内に一括添加し、添加終了の15分後
より1℃/分の降温速度で205℃まで降温した。この降
温操作中の攪拌速度は400rpmとした。205℃まで降温し
たのちは、100rpmで攪拌しながら常温まで放冷した。反
応混合物スラリーを全量取出し、慣用の手順に従い、減
圧乾燥、水洗、過によりポリマーを分離後、乾燥し
た。このポリマーにつき、粒度分布、ゆるみ嵩密度、オ
リゴマー含有量を測定した。
を滴下槽より反応系内に一括添加し、添加終了の15分後
より1℃/分の降温速度で205℃まで降温した。この降
温操作中の攪拌速度は400rpmとした。205℃まで降温し
たのちは、100rpmで攪拌しながら常温まで放冷した。反
応混合物スラリーを全量取出し、慣用の手順に従い、減
圧乾燥、水洗、過によりポリマーを分離後、乾燥し
た。このポリマーにつき、粒度分布、ゆるみ嵩密度、オ
リゴマー含有量を測定した。
粒度分布は細川ミクロン研究所(製)パウダーテスター
により、凝集度測定用ふるいを用い、電磁シエカーにて
5分間振動させて、重量パーセントを求めた。ゆるみ嵩
密度は同機器を用い、「粉体と工業」VOL9、No.1、P61
〜72(1977)に記載の方法により求めた。ポリマー中の
オリゴマー含有量は、PPSポリマーを抽出溶媒アセトン
でソークスレー型抽出器により5時間還流して抽出量を
求め、ポリマーに対する重量%として表記した。結果を
表に示す。
により、凝集度測定用ふるいを用い、電磁シエカーにて
5分間振動させて、重量パーセントを求めた。ゆるみ嵩
密度は同機器を用い、「粉体と工業」VOL9、No.1、P61
〜72(1977)に記載の方法により求めた。ポリマー中の
オリゴマー含有量は、PPSポリマーを抽出溶媒アセトン
でソークスレー型抽出器により5時間還流して抽出量を
求め、ポリマーに対する重量%として表記した。結果を
表に示す。
比較例2 水65gとN−メチルピロリドン50gを添加しない以外は、
比較例1と同様にしてPPSポリマーを得た。粒度分布、
ゆるみ嵩密度、オリゴマー含有量の測定結果を表に示
す。
比較例1と同様にしてPPSポリマーを得た。粒度分布、
ゆるみ嵩密度、オリゴマー含有量の測定結果を表に示
す。
実施例1 1オートクレーブに比較例2で得た粉末状PPS50gとキ
シレン250gを仕込み、窒素雰囲気下で、攪拌速度100rpm
で攪拌しながら、常温から220℃まで1.5時間で昇温し
た。次いで攪拌速度を400rpmに変え、250℃まで1時間
で昇温した。この途中に於いて、245℃ぐらいから粉末P
PSの融着がはじまつた。次いで250℃で30分保持後、220
℃まで30分で降温し、攪拌速度を100rpmに変えて常温ま
で冷却して取り出した。過した後、ロータリーエバポ
レータで乾燥し、顆粒状PPSを得た。
シレン250gを仕込み、窒素雰囲気下で、攪拌速度100rpm
で攪拌しながら、常温から220℃まで1.5時間で昇温し
た。次いで攪拌速度を400rpmに変え、250℃まで1時間
で昇温した。この途中に於いて、245℃ぐらいから粉末P
PSの融着がはじまつた。次いで250℃で30分保持後、220
℃まで30分で降温し、攪拌速度を100rpmに変えて常温ま
で冷却して取り出した。過した後、ロータリーエバポ
レータで乾燥し、顆粒状PPSを得た。
この顆粒状PPSにつき粒度分布、ゆるみ嵩密度、オリゴ
マー含有量を測定した。表に示す。
マー含有量を測定した。表に示す。
比較例3 実施例1のキシレンをN−メチルピロリドンに替え、実
施例1と同様の操作を行い、(昇温途中230℃ぐらい
で、白濁していた系が透明感のある系に変化した。)粉
末状PPSを得た。粒度分布、ゆるみ嵩密度、オリゴマー
含有量を表に示す。
施例1と同様の操作を行い、(昇温途中230℃ぐらい
で、白濁していた系が透明感のある系に変化した。)粉
末状PPSを得た。粒度分布、ゆるみ嵩密度、オリゴマー
含有量を表に示す。
表の如く、本発明の方法によれば嵩密度が大きく、且つ
顆粒状のPPSが得られることが判る。
顆粒状のPPSが得られることが判る。
Claims (1)
- 【請求項1】粉末状ポリフエニレンスルフイドをポリフ
エニレンスルフイドの貧溶媒でスラリー化し、攪拌しな
がら上記ポリマー粒子の融着温度以上に昇温させ、次い
で該融着温度以下に降温させることを特徴とする顆粒状
ポリフエニレンスルフイドの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61064735A JPH0686529B2 (ja) | 1986-03-25 | 1986-03-25 | 顆粒状ポリフエニレンスルフイドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61064735A JPH0686529B2 (ja) | 1986-03-25 | 1986-03-25 | 顆粒状ポリフエニレンスルフイドの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62223234A JPS62223234A (ja) | 1987-10-01 |
| JPH0686529B2 true JPH0686529B2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=13266700
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61064735A Expired - Fee Related JPH0686529B2 (ja) | 1986-03-25 | 1986-03-25 | 顆粒状ポリフエニレンスルフイドの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0686529B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003292623A (ja) * | 2002-03-29 | 2003-10-15 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | ポリアリーレンスルフィド樹脂及びこれからなる電子部品用封止材 |
-
1986
- 1986-03-25 JP JP61064735A patent/JPH0686529B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62223234A (ja) | 1987-10-01 |
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