JPH0686536B2 - 二軸延伸ポリケトンフイルム - Google Patents
二軸延伸ポリケトンフイルムInfo
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- JPH0686536B2 JPH0686536B2 JP61135193A JP13519386A JPH0686536B2 JP H0686536 B2 JPH0686536 B2 JP H0686536B2 JP 61135193 A JP61135193 A JP 61135193A JP 13519386 A JP13519386 A JP 13519386A JP H0686536 B2 JPH0686536 B2 JP H0686536B2
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- JP
- Japan
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- film
- structural unit
- biaxially stretched
- polymer
- units
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- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/03—Use of materials for the substrate
- H05K1/0313—Organic insulating material
- H05K1/032—Organic insulating material consisting of one material
- H05K1/0326—Organic insulating material consisting of one material containing O
Landscapes
- Polyethers (AREA)
- Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は二軸延伸ポリケトンフイルムに関するものであ
る。さらに詳しくいえば、本発明は、エーテル基、チオ
エーテル基及びケトン基を介してフエニレン基が連結さ
れた線状高分子構造を有する熱可塑性ポリケトンを二軸
延伸して得られた、耐熱性、難燃性に優れる上に、広い
温度範囲で機械特性や寸法精度が良好なフイルムに関す
るものである。
る。さらに詳しくいえば、本発明は、エーテル基、チオ
エーテル基及びケトン基を介してフエニレン基が連結さ
れた線状高分子構造を有する熱可塑性ポリケトンを二軸
延伸して得られた、耐熱性、難燃性に優れる上に、広い
温度範囲で機械特性や寸法精度が良好なフイルムに関す
るものである。
従来の技術 近年、エレクトロニクス分野においては、ポリエチレン
テレフタレート(PET)を上回る耐熱性、機械特性、寸
法精度を有する素材の必要性がますます増加している。
これに対して、ポリイミド系フイルムや芳香族ポリアミ
ド系フイルムが検討されているが、これらは熱可塑性で
はないため押出成形ができず、その上高価であり、かつ
吸湿性が高いなどの欠点がある。
テレフタレート(PET)を上回る耐熱性、機械特性、寸
法精度を有する素材の必要性がますます増加している。
これに対して、ポリイミド系フイルムや芳香族ポリアミ
ド系フイルムが検討されているが、これらは熱可塑性で
はないため押出成形ができず、その上高価であり、かつ
吸湿性が高いなどの欠点がある。
一方、熱可塑性のポリエーテルケトンやポリエーテルエ
ーテルケトンがフイルムとして検討されているが(特開
昭60-187530号公報、同61-37419号公報)、これらは難
燃性に劣る上に、結晶化速度が速いことから非晶性の原
反フイルムを作成にしにくく、二軸延伸を均一に行うこ
とが困難で、均一な二軸延伸フイルムが得られにくいと
いう欠点を有している。
ーテルケトンがフイルムとして検討されているが(特開
昭60-187530号公報、同61-37419号公報)、これらは難
燃性に劣る上に、結晶化速度が速いことから非晶性の原
反フイルムを作成にしにくく、二軸延伸を均一に行うこ
とが困難で、均一な二軸延伸フイルムが得られにくいと
いう欠点を有している。
発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、このような従来のフイルムが有する欠
点を改良し、難燃性及び延伸性に優れる上に、ポリエー
テルケトンやポリエーテルエーテルケトンに匹敵する耐
熱性、機械特性を有する熱可塑性ポリケトンフイルムを
提供することにある。
点を改良し、難燃性及び延伸性に優れる上に、ポリエー
テルケトンやポリエーテルエーテルケトンに匹敵する耐
熱性、機械特性を有する熱可塑性ポリケトンフイルムを
提供することにある。
問題点を解決するための手段 本発明者らは前記の優れた特徴を有する熱可塑性ポリケ
トンフイルムを開発するために鋭意研究を重ねた結果、
エーテル基、チオエーテル基及びケトン基を介してフエ
ニレン基が連結した特定の線状高分子構造を有する特定
分子量のポリケトンを二軸延伸して成るフイルムが、そ
の目的に適合しうることを見出し、この知見に基づいて
本発明を完成するに至つた。
トンフイルムを開発するために鋭意研究を重ねた結果、
エーテル基、チオエーテル基及びケトン基を介してフエ
ニレン基が連結した特定の線状高分子構造を有する特定
分子量のポリケトンを二軸延伸して成るフイルムが、そ
の目的に適合しうることを見出し、この知見に基づいて
本発明を完成するに至つた。
すなわち、本発明は、(イ)式 で示される構成単位若しくはその両方と、 (ロ)式 で示される構成単位とから成り、かつ(イ)単位と
(ロ)単位とが交互に連結した線状高分子構造を有する
極限粘度0.7以上のポリケトンを二軸延伸して成る、引
張強度15Kg/mm2以上、モジユラス250Kg/mm2以上の二軸
延伸ポリケトンフイルム、及び式(イ) で示される構成単位若しくはその両方と、 (ロ)式 で示される構成単位と、 (ハ)式 で示される構成単位とから成り、該(ロ)単位を(ハ)
単位との合計に対して少なくとも50モル%含有し、かつ
(イ)単位と(ロ)単位及び(ハ)単位のいずれか一方
とが交互に連結した線状高分子構造を有する極限粘度0.
7以上のポリケトンを二軸延伸して成る、引張強度15Kg/
mm2以上、モジユラス250Kg/mm2以上の二軸延伸ポリケト
ンフイルムを提供するものである。
(ロ)単位とが交互に連結した線状高分子構造を有する
極限粘度0.7以上のポリケトンを二軸延伸して成る、引
張強度15Kg/mm2以上、モジユラス250Kg/mm2以上の二軸
延伸ポリケトンフイルム、及び式(イ) で示される構成単位若しくはその両方と、 (ロ)式 で示される構成単位と、 (ハ)式 で示される構成単位とから成り、該(ロ)単位を(ハ)
単位との合計に対して少なくとも50モル%含有し、かつ
(イ)単位と(ロ)単位及び(ハ)単位のいずれか一方
とが交互に連結した線状高分子構造を有する極限粘度0.
7以上のポリケトンを二軸延伸して成る、引張強度15Kg/
mm2以上、モジユラス250Kg/mm2以上の二軸延伸ポリケト
ンフイルムを提供するものである。
本発明のフイルムの基材として用いるポリケトンは結晶
性の熱可塑性樹脂である。このポリケトンの結晶融点や
結晶化度は構成単位の種類及びその組成比率によつて異
なる。一般的には、(イ)構成単位において、式(I)
で示される単位の比率が高いほど、結晶融点と結晶化度
が高く、したがつて、(II)で示される単位を含まず、
(I)の単位のみから成る重合体が最も結晶融点と結晶
化度が高い。
性の熱可塑性樹脂である。このポリケトンの結晶融点や
結晶化度は構成単位の種類及びその組成比率によつて異
なる。一般的には、(イ)構成単位において、式(I)
で示される単位の比率が高いほど、結晶融点と結晶化度
が高く、したがつて、(II)で示される単位を含まず、
(I)の単位のみから成る重合体が最も結晶融点と結晶
化度が高い。
また、(ロ)構成単位と(ハ)構成単位との割合につい
ては、その合計に対して、(ロ)構成単位が50〜100モ
ル%の割合で含まれていることが重要である。(ロ)構
成単位の含有割合が50モル%未満では難燃性に劣り好ま
しくない。この難燃性は一般に、(ロ)構成単位と
(ハ)構成単位とにおいて、(ロ)構成単位の比率が高
いほど優れている。
ては、その合計に対して、(ロ)構成単位が50〜100モ
ル%の割合で含まれていることが重要である。(ロ)構
成単位の含有割合が50モル%未満では難燃性に劣り好ま
しくない。この難燃性は一般に、(ロ)構成単位と
(ハ)構成単位とにおいて、(ロ)構成単位の比率が高
いほど優れている。
耐熱性、機械特性、難燃性などの点から、本発明におけ
る好ましいポリケトンとしては、例えば構成単位(I)
と構成単位(II)との割合が、モル基準で50:50ないし1
00:0、好ましくは80:20ないし100:0の範囲にあり、かつ
構成単位(III)と構成単位(IV)との割合が、モル基
準で50:50ないし100:0の範囲にあるものが挙げられる。
特に高温時の剛性を必要とする場合は、(イ)構成単位
において単位(I)のみを含有し、かつ構成単位(II
I)と構成単位(IV)との割合が、モル基準で50:50ない
し100:0の範囲にあるものが好適である。
る好ましいポリケトンとしては、例えば構成単位(I)
と構成単位(II)との割合が、モル基準で50:50ないし1
00:0、好ましくは80:20ないし100:0の範囲にあり、かつ
構成単位(III)と構成単位(IV)との割合が、モル基
準で50:50ないし100:0の範囲にあるものが挙げられる。
特に高温時の剛性を必要とする場合は、(イ)構成単位
において単位(I)のみを含有し、かつ構成単位(II
I)と構成単位(IV)との割合が、モル基準で50:50ない
し100:0の範囲にあるものが好適である。
本発明においては、前記ポリケトンの極限粘度は0.7以
上であることが必要であり、0.7未満ではフイルム形成
能に劣り、かつ得られる二軸延伸フイルムの物性が低下
する。また、この値が大きすぎるものは二軸延伸が困難
となるので、好ましい極限粘度は0.7〜1.5の範囲であ
る。
上であることが必要であり、0.7未満ではフイルム形成
能に劣り、かつ得られる二軸延伸フイルムの物性が低下
する。また、この値が大きすぎるものは二軸延伸が困難
となるので、好ましい極限粘度は0.7〜1.5の範囲であ
る。
該ポリケトンは、例えば4,4′−ジハロテレフタロフエ
ノン又は4,4′−ジハロベンゾフエノン若しくはその両
方と、4−ヒドロキシチオフエノール又は4−ヒドロキ
シチオフエノール及びハイドロキノンとを、ジフエニル
スルホン、キサントン、ベンゾフエノンなどの溶媒中に
おいて、炭酸カリウムなどのアルカリの存在下、通常20
0〜400℃、好ましくは250〜350℃の範囲の温度で重合す
ることにより製造することができる(特願昭59-264145
号、同59-264608号など)。この際、モノマーの添加順
序をコントロールすることにより、各種のモノマーシー
クエンスを有する共重合体を得ることができる。
ノン又は4,4′−ジハロベンゾフエノン若しくはその両
方と、4−ヒドロキシチオフエノール又は4−ヒドロキ
シチオフエノール及びハイドロキノンとを、ジフエニル
スルホン、キサントン、ベンゾフエノンなどの溶媒中に
おいて、炭酸カリウムなどのアルカリの存在下、通常20
0〜400℃、好ましくは250〜350℃の範囲の温度で重合す
ることにより製造することができる(特願昭59-264145
号、同59-264608号など)。この際、モノマーの添加順
序をコントロールすることにより、各種のモノマーシー
クエンスを有する共重合体を得ることができる。
また、分子量のコントロールや末端基の安定化について
は、反応させるモノマーのモル比、重合時間、末端安定
化剤の使用などによつて、目的を達成することが可能で
ある。
は、反応させるモノマーのモル比、重合時間、末端安定
化剤の使用などによつて、目的を達成することが可能で
ある。
一方、フイルムの製膜法については、まず溶融法により
未延伸の非晶性フイルムを作成する必要があり、これに
は、Tダイなどを用いた押出成形法やプレス成形法など
が用いられ、成形後急冷して非晶性フイルムを作成す
る。この際、重合体の溶融温度としては、該重合体の結
晶融点以上、結晶融点より100℃高い温度以下の範囲の
温度が好ましい。また、透明な非晶性フイルムを作成す
るためには、冷却速度は5℃/sec以上であることが望ま
しい。この冷却速度が遅すぎると、フイルムが結晶化し
て不透明になり、均一な延伸ができにくくなる。急冷す
る方法としては、フイルムを冷水や氷中、あるいは冷風
中に投入する方法や、所定の冷却速度となるように温度
設定されたチルロールにより連続的に冷却する方法など
が用いられる。
未延伸の非晶性フイルムを作成する必要があり、これに
は、Tダイなどを用いた押出成形法やプレス成形法など
が用いられ、成形後急冷して非晶性フイルムを作成す
る。この際、重合体の溶融温度としては、該重合体の結
晶融点以上、結晶融点より100℃高い温度以下の範囲の
温度が好ましい。また、透明な非晶性フイルムを作成す
るためには、冷却速度は5℃/sec以上であることが望ま
しい。この冷却速度が遅すぎると、フイルムが結晶化し
て不透明になり、均一な延伸ができにくくなる。急冷す
る方法としては、フイルムを冷水や氷中、あるいは冷風
中に投入する方法や、所定の冷却速度となるように温度
設定されたチルロールにより連続的に冷却する方法など
が用いられる。
本発明で用いるポリケトンは、ポリエーテルケトンやポ
リエーテルエーテルケトンに比べて得られやすく、延伸
性も良好であるという特徴を有している。
リエーテルエーテルケトンに比べて得られやすく、延伸
性も良好であるという特徴を有している。
このようにして得られた非晶性フイルムを、該重合体の
ガラス転移温度以上210℃までの範囲の温度でロール、
テンター、チユーブ方式などにより、面積倍率で3倍以
上、好ましくは5倍以上に逐次二軸又は同時二軸延伸し
て、目的とする二軸延伸フイルムを得ることができる。
面積倍率が3倍未満では所望の強度及びヤング率を有す
るフイルムが得られない。最適延伸速度は、同一重合体
でも同時延伸、逐次延伸により異なり、また、重合体の
組成(構成単位)に依存するため、それぞれの重合体、
延伸方法について最適条件が存在し、適正な条件が選択
される。
ガラス転移温度以上210℃までの範囲の温度でロール、
テンター、チユーブ方式などにより、面積倍率で3倍以
上、好ましくは5倍以上に逐次二軸又は同時二軸延伸し
て、目的とする二軸延伸フイルムを得ることができる。
面積倍率が3倍未満では所望の強度及びヤング率を有す
るフイルムが得られない。最適延伸速度は、同一重合体
でも同時延伸、逐次延伸により異なり、また、重合体の
組成(構成単位)に依存するため、それぞれの重合体、
延伸方法について最適条件が存在し、適正な条件が選択
される。
このようにして得られた延伸フイルムは、さらに優れた
ものにするために、熱固定することが望ましい。この熱
固定は150℃から重合体融点までの範囲の温度で行わ
れ、融点の高い重合体ほど、高い熱固定温度が望まし
い。熱固定は緊張下又は収縮下のいずれで行つてもよ
く、また熱固定時間は一般に1秒〜10分程度である。
ものにするために、熱固定することが望ましい。この熱
固定は150℃から重合体融点までの範囲の温度で行わ
れ、融点の高い重合体ほど、高い熱固定温度が望まし
い。熱固定は緊張下又は収縮下のいずれで行つてもよ
く、また熱固定時間は一般に1秒〜10分程度である。
前記のようにして得られた本発明の二軸延伸ポリケトン
フイルムは、引張強度15Kg/mm2以上、モジユラス250Kg/
mm2以上という優れた特徴を有している。
フイルムは、引張強度15Kg/mm2以上、モジユラス250Kg/
mm2以上という優れた特徴を有している。
発明の効果 以上説明したように、延伸条件及び必要に応じて施され
る熱処理の条件を選ぶことにより、強度、耐熱性、難燃
性及び寸法安定性に優れた本発明の二軸延伸フイルムが
得られる。
る熱処理の条件を選ぶことにより、強度、耐熱性、難燃
性及び寸法安定性に優れた本発明の二軸延伸フイルムが
得られる。
特に、本発明フイルムの基材として用いるポリケトン
は、ポリエーテルケトンやポリエーテルエーテルケトン
に比べて、非晶性フイルムの予熱段階での結晶化が比較
的ゆるやかであつて、延伸時の初期応力が低く、延伸速
度、延伸倍率、温度など、延伸の最適条件の幅が広く、
かつ延伸時において、均一延伸しやすく、ネツキングな
どの不均一延伸を起こしにくいなど、二軸延伸が極めて
容易である。その上、熱固定された本発明フイルムは十
分な延伸結晶化が達成されているという特徴を有してい
る。
は、ポリエーテルケトンやポリエーテルエーテルケトン
に比べて、非晶性フイルムの予熱段階での結晶化が比較
的ゆるやかであつて、延伸時の初期応力が低く、延伸速
度、延伸倍率、温度など、延伸の最適条件の幅が広く、
かつ延伸時において、均一延伸しやすく、ネツキングな
どの不均一延伸を起こしにくいなど、二軸延伸が極めて
容易である。その上、熱固定された本発明フイルムは十
分な延伸結晶化が達成されているという特徴を有してい
る。
本発明の二軸延伸ポリケトンフイルムは、例えばコンデ
ンサー、電線被覆、フレキシブルプリント回路板などの
電気・電子部品や、8mmビデオフイルム、フロツピデイ
スク、写真フイルムなどの記録媒体ベースのような精密
部品などに好適に用いられる。
ンサー、電線被覆、フレキシブルプリント回路板などの
電気・電子部品や、8mmビデオフイルム、フロツピデイ
スク、写真フイルムなどの記録媒体ベースのような精密
部品などに好適に用いられる。
実施例 次に実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本
発明はこれらの例によつてなんら制限されるものではな
い。
発明はこれらの例によつてなんら制限されるものではな
い。
なお、本発明に用いる重合体は、わずかに濃硫酸にとけ
るのみで、一般の有機溶媒には不溶であるので、平均分
子量を求めることが困難である。したがつて、極限粘度
をもつて分子量の尺度とする。
るのみで、一般の有機溶媒には不溶であるので、平均分
子量を求めることが困難である。したがつて、極限粘度
をもつて分子量の尺度とする。
また、重合体の物性は次のようにして測定した。
(1)極限粘度 密度1.84g/cm2の濃硫酸を使用し、溶液100cm3当り重合
体0.1gを含む溶液と溶液100cm3当り重合体0.5gを含む溶
液を調製し、その粘度を25℃で測定し、式 極限粘度={(ηrel -1)/C}c→o 〔ただし、ηrelは相対粘度、Cは濃度(g/100ml)であ
り、c→oは(ηrel -1)/Cの値を濃度CがOの点に外
挿したことを意味する〕 (2)結晶融点(Tm)、ガラス転移温度(Tg) 重合で得られた重合体パウダーをそのままDSC(示差走
査熱量計)により昇温速度10℃/minで測定した。
体0.1gを含む溶液と溶液100cm3当り重合体0.5gを含む溶
液を調製し、その粘度を25℃で測定し、式 極限粘度={(ηrel -1)/C}c→o 〔ただし、ηrelは相対粘度、Cは濃度(g/100ml)であ
り、c→oは(ηrel -1)/Cの値を濃度CがOの点に外
挿したことを意味する〕 (2)結晶融点(Tm)、ガラス転移温度(Tg) 重合で得られた重合体パウダーをそのままDSC(示差走
査熱量計)により昇温速度10℃/minで測定した。
また、フイルムの引張強度、モジユラス、破断伸度はAS
TM882に基づき、室温で測定した。
TM882に基づき、室温で測定した。
製造例1 重合体(A)の製造 4,4′−ジフロロテレフタロフエノンとp−ヒドロキシ
チオフエノールの等モル混合物を炭酸カリウムの存在
下、ジフエニルスルホン溶媒中において、320℃で4時
間重合し、末端安定化して、極限粘度0.92の構成単位
(I)と構成単位(III)とが交互に連結した重合体
(A)を得た。このものの結晶融点は358℃、ガラス転
移温度は152℃であつた。
チオフエノールの等モル混合物を炭酸カリウムの存在
下、ジフエニルスルホン溶媒中において、320℃で4時
間重合し、末端安定化して、極限粘度0.92の構成単位
(I)と構成単位(III)とが交互に連結した重合体
(A)を得た。このものの結晶融点は358℃、ガラス転
移温度は152℃であつた。
製造例2 共重合体(B)の製造 4,4′−ジフロロテレフタロフエノン1モルと、p−ヒ
ドロキシチオフエノール/ハイドロキノンモル比70/30
のモノマー混合物1モルとを、炭酸カリウムの存在下、
ジフエニルスルホン溶媒中において、300℃で4時間重
合し、末端安定化して、極限粘度1.05の構成単位(I)
と、構成単位(III)及び構成単位(IV)のいずれか一
方とが交互に連結し、かつ構成単位(III)と構成単位
(IV)とのモル比が70:30の共重合体(B)を得た。こ
のものの結晶融点は359℃、ガラス転移温度は153℃であ
つた。
ドロキシチオフエノール/ハイドロキノンモル比70/30
のモノマー混合物1モルとを、炭酸カリウムの存在下、
ジフエニルスルホン溶媒中において、300℃で4時間重
合し、末端安定化して、極限粘度1.05の構成単位(I)
と、構成単位(III)及び構成単位(IV)のいずれか一
方とが交互に連結し、かつ構成単位(III)と構成単位
(IV)とのモル比が70:30の共重合体(B)を得た。こ
のものの結晶融点は359℃、ガラス転移温度は153℃であ
つた。
製造例3 重合体(C)の製造 4,4′−ジフロロベンゾフエノンとp−ヒドロキシチオ
フエノールの等モル混合物を炭酸カリウムの存在下、ジ
フエニルスルホン溶媒中において、290℃で4時間重合
し、末端安定化して極限粘度0.96の構成単位(II)と構
成単位(III)とが交互に連結した重合体(C)を得
た。このものの結晶融点は276℃、ガラス転移温度は142
℃であつた。
フエノールの等モル混合物を炭酸カリウムの存在下、ジ
フエニルスルホン溶媒中において、290℃で4時間重合
し、末端安定化して極限粘度0.96の構成単位(II)と構
成単位(III)とが交互に連結した重合体(C)を得
た。このものの結晶融点は276℃、ガラス転移温度は142
℃であつた。
製造例4 共重合体(D)の製造 4,4′−ジフロロテレフタロフエノン/4,4′−ジフロロ
ベンゾフエノンモル比80/20のモノマー混合物1モルと
p−ヒドロキシチオフエノール1モルとを炭酸カリウム
の存在下、ジフエニルスルホン溶媒中において、300℃
で3時間重合し、末端安定化して粘度0.82の、構成単位
(I)及び構成単位(II)のいずれか一方と、構成単位
(III)とが交互に連結し、かつ構成単位(I)と構成
単位(II)とのモル比が80:20の共重合体(D)を得
た。このものの結晶融点は323℃、ガラス転移温度は149
℃であつた。
ベンゾフエノンモル比80/20のモノマー混合物1モルと
p−ヒドロキシチオフエノール1モルとを炭酸カリウム
の存在下、ジフエニルスルホン溶媒中において、300℃
で3時間重合し、末端安定化して粘度0.82の、構成単位
(I)及び構成単位(II)のいずれか一方と、構成単位
(III)とが交互に連結し、かつ構成単位(I)と構成
単位(II)とのモル比が80:20の共重合体(D)を得
た。このものの結晶融点は323℃、ガラス転移温度は149
℃であつた。
実施例1 重合体(A)を400℃でプレス成形し、これを氷中に投
入して透明な非晶性フイルムを得た。フイルムの厚みは
200μmであつた。
入して透明な非晶性フイルムを得た。フイルムの厚みは
200μmであつた。
このフイルムを試験テンター二軸延伸機(岩本製作所
製)を用いて、180℃で縦、横それぞれ2.5倍に同時二軸
延伸を行つた。延伸速度は2000%/分で実施した。
製)を用いて、180℃で縦、横それぞれ2.5倍に同時二軸
延伸を行つた。延伸速度は2000%/分で実施した。
得られた延伸フイルムを金属フレームに固定し、300℃
で1分間熱固定して、極めて透明な密度1,320g/ccのフ
イルムを得た。
で1分間熱固定して、極めて透明な密度1,320g/ccのフ
イルムを得た。
このフイルムの引張強度は縦28Kg/mm2、横25Kg/mm2、モ
ジユラス(300%)は縦360Kg/mm2、横370Kg/mm2、破断
伸度は縦51%、横49%であり、バイブロンを用いて測定
したTanδからのガラス転移温度は207℃であつた。
ジユラス(300%)は縦360Kg/mm2、横370Kg/mm2、破断
伸度は縦51%、横49%であり、バイブロンを用いて測定
したTanδからのガラス転移温度は207℃であつた。
図にE′及びTanδの値を示す。図において(1)は重
合体(A)をベースとする二軸延伸フイルム、(2)は
PEEK 45G(アイシーアイ社製)をベースとする二軸延伸
フイルムである。図から明らかなように、本発明の二軸
延伸フイルムは、同様な方法で作成したPEEK 45G(アイ
シーアイ社製)の二軸延伸フイルム(密度1.317g/cc、
バイブロンTg184℃)よりも高温での剛性が高かつた。
合体(A)をベースとする二軸延伸フイルム、(2)は
PEEK 45G(アイシーアイ社製)をベースとする二軸延伸
フイルムである。図から明らかなように、本発明の二軸
延伸フイルムは、同様な方法で作成したPEEK 45G(アイ
シーアイ社製)の二軸延伸フイルム(密度1.317g/cc、
バイブロンTg184℃)よりも高温での剛性が高かつた。
また、本発明のフイルムは、180℃における5分間の収
縮率が縦0.3%、横0.3%であつた。
縮率が縦0.3%、横0.3%であつた。
さらに、JIS K 7201に従い、フイルム厚130μmのサン
プルを用い、キヤンドル燃焼試験装置(東洋精機製)で
酸素指数を測定したところ、重合体(A)のフイルムは
29.5%、PEEK 45G(アイシーアイ社製)のフイルムは2
3.5%であり、本発明の重合体(A)フイルムは難燃性
に優れることが明らかとなつた。
プルを用い、キヤンドル燃焼試験装置(東洋精機製)で
酸素指数を測定したところ、重合体(A)のフイルムは
29.5%、PEEK 45G(アイシーアイ社製)のフイルムは2
3.5%であり、本発明の重合体(A)フイルムは難燃性
に優れることが明らかとなつた。
実施例2〜4 重合体(B)、(C)、(D)の非晶性フイルムを用
い、第1表に示す延伸条件と熱固定条件で二軸延伸フイ
ルムを作成した。得られたフイルムの特性を合わせて第
1表に示す。
い、第1表に示す延伸条件と熱固定条件で二軸延伸フイ
ルムを作成した。得られたフイルムの特性を合わせて第
1表に示す。
実施例5〜8 重合体(A)の非晶性フイルムを用いて、実施例1とは
異なる二軸延伸条件と熱固定条件で二軸延伸フイルムを
作成した。製膜条件と得られたフイルムの特性を第2表
に示す。
異なる二軸延伸条件と熱固定条件で二軸延伸フイルムを
作成した。製膜条件と得られたフイルムの特性を第2表
に示す。
比較例1 重合体(A)と同様な方法で製造した極限粘度0.55の重
合体を、実施例1と同様な方法で二軸延伸しようとした
が、強度が弱く、均一な延伸が困難であつた。
合体を、実施例1と同様な方法で二軸延伸しようとした
が、強度が弱く、均一な延伸が困難であつた。
図は実施例1の本発明フイルム及びPEEK 45G(アイシー
アイ社製)をベースとするフイルムにおける温度とE′
及びTanδとの関係を示すグラフである。図において
(1)は本発明フイルム、(2)はPEEK 45Gのフイルム
である。
アイ社製)をベースとするフイルムにおける温度とE′
及びTanδとの関係を示すグラフである。図において
(1)は本発明フイルム、(2)はPEEK 45Gのフイルム
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 7:00 4F C08L 81:00
Claims (2)
- 【請求項1】(イ)式 で示される構成単位若しくはその両方と、 (ロ)式 で示される構成単位とから成り、かつ(イ)単位と
(ロ)単位とが交互に連結した線状高分子構造を有する
極限粘度0.7以上のポリケトンを二軸延伸して成る、引
張強度15Kg/mm2以上、モジユラス250Kg/mm2以上の二軸
延伸ポリケトンフイルム。 - 【請求項2】(イ)式 で示される構成単位若しくはその両方と、 (ロ)式 で示される構成単位と、 (ハ)式 で示される構成単位とから成り、該(ロ)単位を(ハ)
単位との合計に対して少なくとも50モル%含有し、かつ
(イ)単位と(ロ)単位及び(ハ)単位のいずれか一方
とが交互に連結した線状高分子構造を有する極限粘度0.
7以上のポリケトンを二軸延伸して成る、引張強度15Kg/
mm2以上、モジユラス250Kg/mm2以上の二軸延伸ポリケト
ンフイルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61135193A JPH0686536B2 (ja) | 1986-06-11 | 1986-06-11 | 二軸延伸ポリケトンフイルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61135193A JPH0686536B2 (ja) | 1986-06-11 | 1986-06-11 | 二軸延伸ポリケトンフイルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62290733A JPS62290733A (ja) | 1987-12-17 |
| JPH0686536B2 true JPH0686536B2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=15146016
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61135193A Expired - Lifetime JPH0686536B2 (ja) | 1986-06-11 | 1986-06-11 | 二軸延伸ポリケトンフイルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0686536B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2702150B2 (ja) * | 1988-05-09 | 1998-01-21 | 三井東圧化学株式会社 | 加熱調理用内部照明カバー |
-
1986
- 1986-06-11 JP JP61135193A patent/JPH0686536B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62290733A (ja) | 1987-12-17 |
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