JPH0686856B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置

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JPH0686856B2
JPH0686856B2 JP60225862A JP22586285A JPH0686856B2 JP H0686856 B2 JPH0686856 B2 JP H0686856B2 JP 60225862 A JP60225862 A JP 60225862A JP 22586285 A JP22586285 A JP 22586285A JP H0686856 B2 JPH0686856 B2 JP H0686856B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、内燃機関の制御装置に関するものであり、特
に、TDC手前90度付近からTDCに至るまでの範囲において
は、クランク軸がいかなるタイミングで逆回転しても、
常に、当該内燃機関を良好に制御することのできる内燃
機関の制御装置に関するものである。
(従来の技術) 内燃機関の始動は、例えばセルモータを回転させること
により行なわれるが、セルモータの1回の動作で内燃機
関が始動しないときには、該内燃機関のクランク軸は、
ある角度逆転してから停止する場合がある。また、エン
スト時においても、クランク軸が一旦逆転してから停止
する場合がある。
このクランク軸の逆転(ゆり戻し)時において、点火プ
ラグを点火させると、当該内燃機関が逆回転したり、あ
るいは、クランク軸の角度位置と、各気筒に配置される
点火プラグの点火タイミングとの対応関係がずれるため
に、当該内燃機関の、停止後における再始動時において
は、各気筒に対する誤配電のために、各気筒に対する点
火位置が極端にずれ、異音発生等商品性上好ましくない
事態が生ずるおそれがあった。
この欠点を解決するために、内燃機関の逆転あるいは停
止を検知したならば、点火プラグが点火しないように、
あるいは、逆回転後の再始動時において、各気筒に対す
る点火位置がずれないようにするための技術が開発され
ている。
前記技術の一例として、例えば、特公昭59−28751号公
報には、クランク軸が定角度回転される毎に出力され、
点火タイミングを制御するパルスのパルス間隔を検知
し、該パルス間隔が所定時間以上であるときに、当該内
燃機関が逆回転したものとみなし、該逆回転後の再始動
時においては、各気筒に対する点火位置がずれないよう
に、点火装置を制御するという技術が開示されている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記した従来の技術は、次のような問題点を有してい
た。
前記特公昭59−28751号公報に記載された技術による
と、前記パルスが出力され、ある点火プラグが放電した
時、あるいはその直後に、逆転が起きた場合において
は、該逆転後の再始動時における各気筒の点火タイミン
グを最適な状態に保つことができる。
しかしながら、逆転のタイミングによっては、−例え
ば、定角度ごとに出力されるパルス間のほぼ中間時期に
逆転が起きた場合には、前記定角度ごとに出力されるパ
ルスのパルス間隔があまり変化しないことがあり、これ
により、前記逆転が検知出来なくなることがあった。
この結果、前記逆転中に点火プラグが点火し、当該内燃
機関が逆回転したり、あるいは異音を発生したりすると
いう不都合が生じる場合があった。
本発明は、前述の問題点を解決するためになされたもの
である。
(問題点を解決するための手段および作用) 前記の問題点を解決するために、本発明は、内燃機関が
定角度回転するごとに出力を発生する第1の定角度検知
手段と、内燃機関が前記定角度と同一角度回転するごと
に出力を発生し、かつ前記第1の定角度検知手段の出力
の時間間隔の1/2よりも小さい時間で、前記第1の定角
度検知手段の出力よりも先に出力を発生するように配置
された第2の定角度検知手段と、前記第1および第2の
定角度検知手段の出力間の時間間隔を計測する計測手段
とを設け、点か時期直前において、前記計測手段により
計測される時間が、前記時間間隔が計測されたステージ
の直前において計測された時間(この時間とは、第1の
定角度検知手段の出力時から第2の定角度検知手段の出
力時までの時間と、第2の定角度検知手段の出力時から
第1の定角度検知手段の出力時までの時間の双方の場合
を含む)よりも小であるときに、当該内燃機関が逆転し
たとみなし、これにより、当該内燃機関の制御装置を付
勢するという手段を講じ、この結果、TDC以前90度付近
からTDCに至るまでの範囲においては、クランク角のど
の位置から逆転が始まっても、該逆転を検知することが
できるので、少なくとも前記の範囲においては、当該内
燃機関を常に最適な条件で制御することができるという
作用効果を生じさせた点に特徴がある。
(実施例) 以下に図面を参照して、本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。この第1図は、本発明がV型エンジンに適用された
実施例を示している。
図において、ロータ1は、当該内燃機関のクランク軸あ
るいは、クランク軸に同期して回転する軸に固着されて
いる。前記ロータ1の周囲には、例えば45度おきに、爪
1Aが7個だけ配置されている。すなわち、前記爪1Aは、
第1図の符号1Bで示される部分には配置されていない。
第1および第2のパルサ2,3は、前記爪1Aの通過を検知
するためのセンサであり、前記ロータ1の外周に、その
中心に対して、例えば135度(45度×3)よりも若干小
さな角度θを張るように配置されている。したがって、
前記ロータ1が矢印A方向に回転した場合には、第2の
パルサ3は第1のパルサ2よりも早いタイミングで、爪
1Aを検出する。
前記第2のパルサ3の出力線は、フリップフロップ4の
セット入力端子Sに接続されている。
前記フリップフロップ4のリセット入力端子Rは、後述
するCPU5のクリア出力端子CLに接続され、さらに該フリ
ップフロップ4の出力端子Qは、CPU5の第2の入力端子
C2に接続されている。
前記第1のパルサ2の出力線は、CPU5の第1の入力端子
C1に接続されている。
前記CPU5の第1の出力端子Aは、ソフトオフスイッチ6
の入力端子Iおよび第1のトランジスタ11のベースに接
続され、同様に、前記CPU5の第2の出力端子Bは、ソフ
トオフスイッチ6の入力端子Iおよび第2のトランジス
タ12のベースに接続されている。また、前記CPU5の第3
の出力端子Cは、ソフトオフスイッチ6の制御端子U
に、さらに電源端子Pは、イグニッションスイッチ7の
一方の端子に接続されている。
前記ソフトオフスイッチ6の出力端子Oは、接地されて
いる。
前記イグニッションスイッチ7およびバッテリ8、なら
びに第1および第2のトランジスタ11,12、第1および
第2の点火コイル13,14、ならびに第1および第2の点
火プラグ15,16は、各々図示されるように接続されてい
る。
なお、前記フリップフロップ4は、第2のパルサ3の出
力信号を受けて、出力端子QからCPU5へ制御信号を出力
する。そして、前記制御信号は、CPU5のクリア出力端子
CLから出力されるクリア信号によりリセットされる。
前記CPU5のクリア信号は、第1のパルサ2が出力信号を
発生し、かつ、出力端子Qから制御信号が出力されてい
るときに、出力される。
また、前記ソフトオフスイッチ6は、例えばCR回路であ
り、その制御端子Uに制御信号が供給された場合には、
第1および第2のトランジスタ11,12のベースに流れる
電流を、第1および第2の点火プラグ15,16が放電しな
いように、ある時定数をもって減少させる。
つぎに、前記第1図、および第2図ないし第4図を用い
て、本発明の一実施例の動作を説明する。
第2図は、第1図に示されたCPU5の動作を示すフローチ
ャート、第3図は、第2図のステップS13で示された割
込みルーチンの詳細を示すフローチャート、第4図は、
第1図に示された主な構成要素の出力波形を示すタイム
チャートであり、当該内燃機関が正常に回転している状
態を示している。
まず、イグニッションスイッチ7(第1図)を投入する
と、例えば図示されないスタータが回動し、当該内燃機
関のクランク軸−すなわち、ロータ1が矢印A方向に回
動させられる。そして、第2図に示された処理がスター
トする。
なお、第2図のフローチャートにおいては、ステップS1
1以降は、後述する第1のパルスの割込みにより、ステ
ップS13の割込みルーチンが実行される。そして、ステ
ップS1ないしステップS10では、第1のパルスによる割
込みは禁止される。
まず、ステップS1において、第1のパルサ2が爪1Aを検
知し、その出力が発生したか否かが判別される。以下の
説明においては、第1のパルサ2の出力パルスを、第1
のパルスという。
第1のパルスが検知されたならば、ステップS2におい
て、後述するT1が、CPU5のメモリ内に取込まれ、記憶さ
れる。前記T1は、第1のパルス、または第2のパルサ3
の出力パルス(以下、第2のパルスという)が発生した
時点から、次の第1のパルスが発生するまでの時間であ
り、例えば前記CPU5に備えられた内部カウンタ(図示せ
ず)でクロック出力パルスを計数することにより、測定
される。
つぎにステップS3において、第1のパルスが発生したと
きに、フリップフロップ4の出力(以下、単にQ出力と
いう)が“0"であるか否かが検知される。“0"でなけれ
ば、ステップS4において、CPU5のクリア出力端子CLから
クリア信号が出力され、フリップフロップ4がリセット
され、当該処理は再びステップS1に戻る。
前記ステップS3において、Q出力が“0"であると判別さ
れると、ステップS5において、T1が、あらかじめ設定さ
れた時間T0よりも大きいか否かが判別される。T1がT0よ
りも大きければ、ロータ1が停止あるいは逆転している
状態と判断されて、当該処理はステップS1に戻る。
T1がT0よりも小さければ、ロータ1がある所定の角速度
以上で回転していると判断され、ステップS6において、
ステージ番号STが1と定義される。前記ステージ番号ST
は、第1のパルスが出力される毎に設定され、この実施
例においては、ロータ1が一回転する間に、1から7ま
でのステージ番号が設定される。
つぎに、ステップS7において、第2のパルスが出力され
たか否かが判別される。第2のパルスが出力されると、
ステップS8において、Nが1に設定され、そしてステッ
プS9において、T2(N)が入力される。前記T2(N)
は、第1のパルスが発生した時点から第2のパルスが発
生した時点までの時間であり、前記T1と同様に、CPU5の
内部カウンタによるクロック出力パルスの計数により測
定される。
つぎにステップS10において、T2(N)が、あらかじめ
設定された時間T01よりも大きいか否かが判別される。T
2(N)がT01よりも大きければ、ロータ1が停止あるい
は逆転している状態と判断されて、当該処理はステップ
S1に戻る。T2(N)がT01よりも小さければ、ロータ1
がある所定の角速度以上で回転していると判断され、ス
テップS11において、第1のパルスによる割込み禁止状
態が解除される。
そして、ステップS12において、再び第1のパルスが立
上ったか否かが判別され、立上ったら、ステップS13の
割込みルーチンが実行される。前記割込みルーチンが実
行されたならば、当該処理は、再びステップS12に戻
る。
前記割込みルーチンは、第3図に示されている。前記割
込みルーチンは、第2のパルスの出力の有無を1回検知
する。そして、該割込みルーチンの1回の実行によりス
テージ番号STが1だけ繰上がる。
まず、ステップS21において、T1が入力され、ステップS
22において、Q出力が“0"か否かが判別される。Q出力
が“0"でなければ、ステップS23において、ステージ番
号STが1だけ繰上がり、ステップS24において、CPU5の
クリア出力端子CLからクリア信号が出力され、Q出力が
リセットされる。
Q出力が“0"であれば、ステップS25においてステージ
番号STが1に設定される。
つぎに、ステップS26において、T2(N)がT1よりも大
きいか否かが判別される。T1は、前記ステップS21で入
力された値である。T2(N)は、この割込みルーチン
が、第2図に示された処理工程を経てから初めて実行さ
れるときは、ステップS9で入力された値であり、該割込
みルーチンが第1のパルスの割込みにより2回以上実行
されているときは、後述するステップS36で入力される
値である。
さて、第4図から明らかなように、T1は、ロータ1が正
常に回転しているときは、ステージ5および7で計測さ
れるものを除き、常にT2(N)よりも小さい。したがっ
て、T2(N)がT1よりも小さければ、当該内燃機関が停
止、あるいは逆転状態であると判断して、ステップS29
において、ソフトオフスイッチ6を動作させ、第1の点
火プラグ15あるいは第2の点火プラグ16が放電しないよ
うに、第1のトランジスタ11あるいは第2のトランジス
タ12を、ある時定数をもって、オフ(以下、ソフトオフ
という)させる。その後、当該処理は、ステップS30に
移る。
T2(N)がT1よりも大きければ、ステップS27におい
て、ステージ番号STが3であるか否かが判別され、3で
あれば、ステップS28において、第1のトランジスタ11
をオフさせてから、すなわち、CPU5の第1の出力端子A
の出力を遮断し、第1の点火プラグ15を点火してから、
当該処理はステップS30に移行する。ステージ番号STが
3でなければ、直接ステップS30に移行する。
ステップS30においては、前記ステップS5と同様に、ス
テップS21で入力されたT1があらかじめ設定されたT0よ
りも大きいか否かが判別され、T1の方が大きければ、当
該内燃機関が停止または逆転している状態と判断して、
当該処理は、第2図のステップS1に戻る。
T1がT0よりも大きくなければ、ステップS31において、
ステージ番号STが2であるか否かが判別される。ステー
ジ番号STが2であれば、ステップS32において、第1の
トランジスタ11をオンさせてから、すなわち、CPU5の第
1の出力端子Aから制御信号を出力してから、当該処理
はステップS33に移る。ステージ番号STが2でなけれ
ば、直接、ステップS33に移る。
ステップS33およびステップS34は、第2のパルスあるい
は第1のパルスが出力されたか否かを判別するループで
あり、ステップS33において、第2のパルスが検知され
た場合は、当該処理はステップS35に移り、またステッ
プS34において第1のパルスが検知された場合は、当該
処理はステップS21に戻る。
ステップS35においては、各ステージ毎にT2を定義する
ためのNに1が加算され、そしてステップS36において
は、T2(N)が入力される。
つぎにステップS42においては、ステップS10と同様に、
前記ステップS36で入力されたT2(N)とあらかじめ設
定されたT01とを比較し、T2(N)がT01よりも大きけれ
ば、当該内燃機関が停止あるいは逆転していると判断
し、当該処理はステップS1に戻る。T2(N)がT01より
も大きくなければ、ステップS43において、ステージ番
号STが4であるか否かが判断される。ステージ番号STが
4であれば、ステップS44において、第2のトランジス
タ12がオンされた後、すなわちCPU5の第2の出力端子B
から制御信号が出力された後、当該処理はステップS37
へ移行する。また、ステージ番号STが4でなければ、直
接ステップS37へ移行する。
ステップS37においては、前記ステップS26と同様に、T2
(N)とT1とが比較され、T2(N)がT1よりも小さけれ
ばステップS41においてソフトオフスイッチ6を動作さ
せ、その後、当該処理はステップS12へ戻る。T2(N)
がT1よりも大きければ、ステップS38において、ステー
ジ番号STが5であるか否かが判別される。ステージ番号
STが5でなければ、当該処理はステップS12へ戻り、5
であればステップS39へ移行する。
ステップS39においては、T2(N)がT2(N−1)より
も大きいか否かが判別される。そして、T2(N)がT2
(N−1)よりも小さければ、当該内燃機関が停止ある
いは逆転している状態であると判断して、ステップS41
において、ソフトオフスイッチ6を動作させ、T2(N)
がT2(N−1)よりも大きければ、ステップS40におい
て、第2のトランジスタ12をオフさせる。すなわち、CP
U5の第2の出力端子Bの出力を遮断し、第2の点火プラ
グ16を点火させる。そして、その後当該処理は、ステッ
プS12へ戻る。
ここで、このステップS39において、T2(N)がT2(N
−1)よりも小さい時に、当該内燃機関が停止あるいは
逆転している状態であると判断する理由を、第5図を用
いて説明する。
第5図は、内燃機関が始動時正常に回転している場合に
おける、エンジン回転数、換言すればクランク軸の角速
度と時間との関係を示すグラフである。そして、この第
5図にはクランク軸が一回転したときの様子が示されて
いる。
第5図から明らかなように、始動時の、圧縮上死点TDC
1,TDC2(換言すれば第1および第2のトランジスタ11,1
2がオフになる時期の近傍)から、その手前約90度の範
囲では、当該内燃機関が正常に回転していれば、エンジ
ン回転数は必ず下降する。
ここで、ステップS39は、第4図におけるステージ5の
開始から、該ステージ5において最初に第2のパルスが
出力されるまでの時間T2(N)−すなわち、第2のトラ
ンジスタ12がオフになるクランク角度から、約45度手前
の範囲−と、その直前の、ステージ4におけるT2(N−
1)−すなわち、第2のトランジスタ12がオフとなるク
ランク角度の約45度手前から約90度手前の範囲−とを比
較するものであり、当該内燃機関が正常に回転していれ
ば、ステージ5におけるT2(N)は、ステージ4におけ
るT2(N−1)よりも必ず大きくなる。そして、このT2
(N)とT2(N−1)との大小関係が逆転していれば、
当該内燃機関が停止あるいは逆転していると判断するこ
とができる。
さて、当該内燃機関が規定された方向に正常に回転して
いるときは、第1のパルスおよび第2のパルスは、第4
図に示されるように出力され、該第1および第2のパル
ス出力により、CPU5は第2図および第3図に示された処
理を実行する。この結果、ステージ2の始めで第1のト
ランジスタ11がオンになり、ステージ3の始めで、該第
1のトランジスタ11がオフ(第1の点火プラグ15が点
火)になる。また、ステージ4において第2のパルスが
出力されたときに第2のトランジスタ12がオンになり、
ステージ5において最初に第2のパルスが出力されたと
きに、該第2のトランジスタ12がオフ(第2の点火プラ
グ16が点火)になる。
つぎに、当該内燃機関が逆転した場合における本発明の
一実施例の動作を、第6図ないし第8図、および第3図
に示したフローチャートを用いて説明する。
第6図は、第1のトランジスタ11がオンになったときに
逆転が起きた場合の、本発明の一実施例の動作を示すタ
イムチャートである。
なお、第6図に示されたステージ番号STは、ステップS2
3でカウントされるステージ番号STであり、かっこ内に
示されたものは、実際のステージ番号STを示している。
まず、第1のトランジスタ11がオンになったときに逆転
が起きると、第1および第2のパルス出力は、第6図に
示されるように、ステージ2の開始を示す第1のパルス
が出力された時点を基準にしてほぼ対称となるように、
出力されることになる。
ステージ2の開始から第2のパルスが出力されるまでの
時間T2(N)は、ステップS36で入力され、該T2(N)
およびその直前のT1は、ステップS37で比較される。
第4図との比較から明らかなように、正常な回転であれ
ば、ステージ2における前記T2(N)は前記T1よりも長
いが、第1のトランジスタ11がオンになったときに逆転
が起きると、前記T2(N)および前記T1はほぼ一致し、
CPU5の処理はステップS37からステップS41へ移行する。
そして、該ステップS41において、CPU5の第3の出力端
子Cから制御信号が出力され、ソフトオフスイッチ6が
オンになり、第1のトランジスタ11は、ソフトオフされ
る。
ここで、逆転開始時のクランク軸の速度が、逆転開始直
前のクランク軸の速度よりも大きい場合には、前記T2
(N)が前記T1よりも長くなるので、当該処理がステッ
プS37からステップS41へ移行することができなくなる。
したがって、この時点(ステージ2において第2のパル
スが出力された時点)では、第1のトランジスタ11をソ
フトオフすることができない。
そこで、この場合には、ステージ3の開始を示す第1の
パルスが出力されたときに、第1のトランジスタ11がソ
フトオフされる。すなわち、当該処理がステップS37か
らステップS38へ移行すると、その後、ステップS12にお
いて、ステージ3の開始を示す第1のパルスの出力が検
知される。そして、ステージ2の第2のパルス出力時か
らステージ3開始までの時間T1がステップS21で入力さ
れ、該T1と前記ステージ2におけるT2(N)とがステッ
プS26で比較される。第6図から明らかなように、ステ
ージ2のT1は、該ステージ2のT2(N)よりも必ず大き
いので、当該処理はステップS26からステップS29へ移行
し、このステップS29において、第1のトランジスタ11
はソフトオフされる。このソフトオフは、第6図におい
ては二点鎖線で示されている。
第7図は、第2のトランジスタ12がオンになる直前に逆
転が起きた場合の、本発明の一実施例の動作を示すタイ
ムチャートである。
第2のトランジスタ12がオンになる直前に逆転が起きる
と、すなわちステージ4において第2のパルスが出力さ
れる前に逆転が起きると、第1および第2のパルスの出
力は、前記逆転が起きた時点を基準として、ほぼ対称に
出力される。
第2のトランジスタ12のオン動作は、前述したように、
ステージ4において、第2のパルスが出力されたときに
行なわれるが、この場合には、ステージ4において第2
のパルス出力を待っているとき(ステップS33)に、第
1のパルスが出力されてしまい、当該処理は、ステップ
S33からステップS34を経て、ステップS21に移行してし
まう。そして、その後にステップS23において、ステー
ジ番号STが5に定義されてしまうので、この逆転時にお
いては、第2のトランジスタ12がオンになることがな
い。
第8図は、第2のトランジスタ12がオンになった直後に
逆転が起きた場合の、本発明の一実施例の動作を示すタ
イムチャートである。
第2のトランジスタ12がオンになった直後、すなわち、
ステージ4において第2のパルスが出力された直後に逆
転が起こると、前記逆転が起きた時点を基準としてほぼ
対称となるように、第1および第2のパルスが出力され
る。
第2のトランジスタ12は、ステップS33において第2の
パルス出力が確認された後、ステップS43において、ス
テージ番号STが4であることが確認されると、ステップ
S44において、オンになる。そして、その後、当該処理
はステップS12に戻り、第1のパルスが出力されるのを
待つ。
したがって、第8図に示されるように、第2のトランジ
スタ12がオンになった後、再び第2のパルスが出力され
ても、CPU5のクリア出力端子CLからクリア信号が出力さ
れたり、T1あるいはT2(N)が入力されたりすることが
ない。
そして、その後、第1のパルスが入力されると、再びス
テップS13に示された割込みルーチンが実行される。
前記第1のパルスが入力されると、ステップS21におい
て、第2のトランジスタ12がオンになってからステージ
5の開始までの時間T1が入力される。そしてステップS2
6において、前記T1と、ステージ4の開始から第2のト
ランジスタ12がオンになるまでの時間T2(N)とが比較
される。そして、この場合は、前記T1が前記T2(N)よ
りも長いと判定され、ステップS29において、ソフトオ
フスイッチ6がオンになり、第2のトランジスタ12はソ
フトオフされる。
前記T1が前記T2(N)よりも長くない場合、あるいはス
テップS29におけるソフトオフスイッチ6のオン動作
を、第1のトランジスタ11だけをソフトオフさせるよう
に構成した場合は、ステップS36で入力される、ステー
ジ5の開始から、該ステージ5において第2のパルスが
入力された時までの時間T2(N)が、まずステップS42
において、あらかじめ設定されたT01と比較される。そ
して、時間T2(N)の方が小さければ、該時間T2(N)
と、ステップS21で入力された、第2のトランジスタ12
がオンになってからステージ5の開始までの時間T1と
が、ステップS37において比較され、前記T2(N)が前
記T1よりも小さいと判断されたときは、ステップS41に
おいて、第2のトランジスタ12はソフトオフされる。
さらに、ステップS37において、何らかの理由により、
前記T2(N)が前記T1よりも小さいと判断されなかった
とき、あるいは、当該割込みルーチンを、ステップS37
の処理を行なわないように構成したときは、ステップS3
8においてステージ番号STが5であることが確認された
後、ステップS39において、前記T2(N)と、その前
の、ステージ4の開始から第2のトランジスタ12がオン
になるまでの時間T2(N−1)とが比較される。第8図
より明らかなように、当該内燃機関が正常に回転してい
ないときは、前記T2(N)は前記T2(N−1)よりも必
ず小さいので、この結果、当該処理はステップS39から
ステップS41に移行し、第2のトランジスタ12は確実に
ソフトオフされる。
さて、前記第6図の説明は、第1のトランジスタ11に通
電が開始された時に、逆転が生じた場合について記載さ
れているが、第2のトランジスタ12に通電が開始された
時に、逆転が生じた場合についても同様である。
さらに、第7,8図の説明も、第2のトランジスタ12に通
電が開始される直前、および通電が開始された直後に、
逆転が生じた場合について述べられているが、第1のト
ランジスタ11に通電が開始される直前、および通電が開
始された直後に、逆転が生じた場合についても同様であ
る。
また、前述の実施例においては、本発明による内燃機関
の逆転検知の手法は、点火装置において第1のトランジ
スタ11あるいは第2のトランジスタ12のソフトオフ動作
にのみ利用されるものとして説明させているが、特にこ
れのみに限定されることはなく、内燃機関の逆転検知に
より制御されるすべての制御装置に適用されることは言
うまでもない。
また、以上の説明から明らかなように、TDC(すなわ
ち、点火時期付近)以前90度付近からTDCに至るまでの
範囲では、常にエンジン回転数は減少しているので、前
記ステップS42およびステップS39より明らかなように、
単に、点火時期前の所定の一定角度ごとに角度位置パル
スを発生する手段と、そのパルス間隔を測定する手段と
を設け、点火制御タイミング直前において角度位置パル
スの発生する時間間隔が、所定時間よりも小であり、か
つ前記直前の時間間隔の1つ前の区間の時間間隔よりも
大となっているときに正転状態であると判断し、他の場
合は逆転状態であると判断するように、当該内燃機関の
制御装置を構成しても良い。
さらに、前記実施例は、V型エンジンに適用されるもの
として説明したが、いかなるエンジンに適用されても良
いことは当然である。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、つぎ
のような効果が達成される。
すなわち、内燃機関が定角度回転するごとに出力を発生
する第1の定角度検知手段と、内燃機関が前記定角度と
同一角度回転するごとに出力を発生し、かつ前記第1の
定角度検知手段の出力の時間間隔の1/2よりも小さい時
間で、前記第1の定角度検知手段の出力よりも先に出力
を発生するように配置された第2の定角度検知手段と、
前記第1の定角度検知手段の出力時から、前記第2の定
角度検知手段の出力時までの時間を計測する計測手段と
を設け、点火時期直前における、前記計測手段により計
測される時間が、前記時間が計測されたステージの1つ
前において前記計測手段により計測された時間よりも小
であるときに、当該内燃機関が逆転したとみなすように
したので、TDC以前90度付近からTDCに至るまでの範囲に
おいては、クランク角のどの位置から逆転が始まって
も、該逆転を確実に検知することができる。
したがって、点火装置においては、前記TDC以前90度付
近からTDCに至るまでの範囲において逆転が生じたとき
は、確実に、点火プラグが点火しないようにすることが
でき、あるいはまた該逆転後の再始動時における、各気
筒への点火タイミングを常に最適な状態に設定すること
ができることはもちろんのこと、すべての制御装置にお
いて、前記逆転検知により、常に正常な制御状態を維持
することができる。
これにより、当該内燃機関の制御装置の信頼性が高くな
ると共に、商品性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成を示す概略ブロック
図、第2図はCPUの動作を示すフローチャート、第3図
は第2図のステップS13で示された割込みルーチンの詳
細を示すフローチャート、第4図は内燃機関が正常な方
向に回転している場合における本発明の一実施例の主な
構成要素の出力波形を示すタイムチャート、第5図は内
燃機関が正常な方向に回転している場合におけるエンジ
ン回転数と時間との関係を示すグラフ、第6図ないし第
8図は内燃機関が逆転した場合における本発明の一実施
例の主な構成要素の出力波形を示すタイムチャートであ
る。 1……ロータ、1A……爪、2……第1のパルサ、3……
第2のパルサ、4……フリップフロップ、5……CPU、
6……ソフトオフスイッチ、11……第1のトランジス
タ、12……第2のトランジスタ、13……第1の点火コイ
ル、14……第2の点火コイル、15……第1の点火プラ
グ、16……第2の点火プラグ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関が定角度回転するごとに出力を発
    生する第1の定角度検知手段と、 内燃機関が前記定角度と同一角度回転するごとに出力を
    発生し、かつ前記第1の定角度検知手段の出力の時間間
    隔の1/2よりも小さい時間で、前記第1の定角度検知手
    段の出力よりも先に出力を発生するように配置された第
    2の定角度検知手段と、 前記第1および第2の定角度検知手段の出力間の時間間
    隔を計測する計測手段と、 点火時期直前における、前記計測手段により計測された
    時間が、前記時間が計測される直前において前記計測手
    段により計測された時間よりも小であるときに逆転検知
    出力を発生する逆転検知手段と、 前記逆転検知手段の出力に応じて、内燃機関を制御する
    制御手段とを具備したことを特徴とする内燃機関の制御
    装置。
  2. 【請求項2】内燃機関が定角度回転するごとに出力を発
    生する第1の定角度検知手段と、 内燃機関が前記定角度と同一角度回転するごとに出力を
    発生し、かつ前記第1の定角度検知手段の出力の時間間
    隔の1/2よりも小さい時間で、前記第1の定角度検知手
    段の出力よりも先に出力を発生するように配置された第
    2の定角度検知手段と、 前記第1および第2の定角度検知手段の出力間の時間間
    隔を計測する計測手段と、 点火時期直前における、前記計測手段により計測された
    時間が、前記時間が計測される直前において前記計測手
    段により計測された時間よりも小であるときに逆転検知
    出力を発生する逆転検知手段と、 前記逆転検知手段の出力に応じて、点火プラグが放電し
    ないように、点火コイルの一次電流を徐々に減少させる
    ソフトオフ手段とを具備したことを特徴とする内燃機関
    の制御装置。
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