JPH0686896B2 - 船舶推進機のプロペラ駆動装置 - Google Patents
船舶推進機のプロペラ駆動装置Info
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- JPH0686896B2 JPH0686896B2 JP59040392A JP4039284A JPH0686896B2 JP H0686896 B2 JPH0686896 B2 JP H0686896B2 JP 59040392 A JP59040392 A JP 59040392A JP 4039284 A JP4039284 A JP 4039284A JP H0686896 B2 JPH0686896 B2 JP H0686896B2
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- propeller
- reverse gear
- bearing
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Description
【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、船外機、船内外機等に用いられて好適な船舶
推進機のプロペラ駆動装置に関する。
推進機のプロペラ駆動装置に関する。
[背景技術] 船舶推進機のプロペラ駆動装置として、ケーシングと、
ケーシングの内部に垂設されるドライブ軸と、ドライブ
軸の下端部に固定されるピニオンと、ケーシングの内部
の下方部位に配設してなる前部軸受と後部軸受に支持さ
れてケーシングの後方に突出するプロペラ軸と、プロペ
ラ軸の前部軸受に支持される部分と後部軸受に支持され
る部分の間にそれぞれ遊転可能に装着されてピニオンの
直径方向の両側部位に噛み合う前進ギヤおよび後進ギヤ
と、プロペラ軸の前進ギヤが装着される部分と後進ギヤ
が装着される部分の間に装着されて前進ギヤと後進ギヤ
の両者を選択的にプロペラ軸に一体化するクラッチ体
と、プロペラ軸のケーシングの後方から突出する部分に
固定されるプロペラとを有してなるものが用いられてい
る。
ケーシングの内部に垂設されるドライブ軸と、ドライブ
軸の下端部に固定されるピニオンと、ケーシングの内部
の下方部位に配設してなる前部軸受と後部軸受に支持さ
れてケーシングの後方に突出するプロペラ軸と、プロペ
ラ軸の前部軸受に支持される部分と後部軸受に支持され
る部分の間にそれぞれ遊転可能に装着されてピニオンの
直径方向の両側部位に噛み合う前進ギヤおよび後進ギヤ
と、プロペラ軸の前進ギヤが装着される部分と後進ギヤ
が装着される部分の間に装着されて前進ギヤと後進ギヤ
の両者を選択的にプロペラ軸に一体化するクラッチ体
と、プロペラ軸のケーシングの後方から突出する部分に
固定されるプロペラとを有してなるものが用いられてい
る。
ところで、従来のプロペラ駆動装置は、プロペラ軸の軸
方向後方に向けて作用する荷重を後部軸受に伝達可能と
するストッパ部を、プロペラ軸におけるクラッチ体より
後方に位置する前進ギヤまたは後進ギヤに係合可能な部
位に設けている。
方向後方に向けて作用する荷重を後部軸受に伝達可能と
するストッパ部を、プロペラ軸におけるクラッチ体より
後方に位置する前進ギヤまたは後進ギヤに係合可能な部
位に設けている。
従って、上記従来のプロペラ軸駆動装置においては、プ
ロペラにロープ等の水中浮遊物がからみつき、ケーシン
グとプロペラの間に該水中浮遊物が食い込むことによ
り、プロペラ軸の軸方向後方に向けて大なる荷重が作用
する場合に、該荷重をストッパ部、ストッパ部が係合す
る前進ギヤまたは後進ギヤを介して後部軸受に伝達して
該後部軸受によって確実に支持し、これによってプロペ
ラ軸を該荷重に対して確実に抜け止め可能とする。
ロペラにロープ等の水中浮遊物がからみつき、ケーシン
グとプロペラの間に該水中浮遊物が食い込むことによ
り、プロペラ軸の軸方向後方に向けて大なる荷重が作用
する場合に、該荷重をストッパ部、ストッパ部が係合す
る前進ギヤまたは後進ギヤを介して後部軸受に伝達して
該後部軸受によって確実に支持し、これによってプロペ
ラ軸を該荷重に対して確実に抜け止め可能とする。
しかしながら、プロペラ駆動装置において、前進ギヤは
クラッチ体の後進シフト時にプロペラ軸に対する逆転方
向に遊転し、後進ギヤはクラッチ体の前進シフト時にプ
ロペラ軸に対する逆転方向に遊転する。すなわち、上記
従来のプロペラ駆動装置にあっては、上記プロペラ軸の
軸方向後方に向けて作用する荷重を伝達するストッパ部
が、プロペラ軸に対して逆回転する可能性のある前進ギ
ヤまたは後進ギヤを後部軸受との間に大きな荷重で挟圧
することとなり、ストッパ部と前進ギヤまたは後進ギヤ
との間、および前進ギヤまたは後進ギヤと後部軸受との
間に、挟圧に基づく摩擦熱による焼付を生ずるおそれが
ある。
クラッチ体の後進シフト時にプロペラ軸に対する逆転方
向に遊転し、後進ギヤはクラッチ体の前進シフト時にプ
ロペラ軸に対する逆転方向に遊転する。すなわち、上記
従来のプロペラ駆動装置にあっては、上記プロペラ軸の
軸方向後方に向けて作用する荷重を伝達するストッパ部
が、プロペラ軸に対して逆回転する可能性のある前進ギ
ヤまたは後進ギヤを後部軸受との間に大きな荷重で挟圧
することとなり、ストッパ部と前進ギヤまたは後進ギヤ
との間、および前進ギヤまたは後進ギヤと後部軸受との
間に、挟圧に基づく摩擦熱による焼付を生ずるおそれが
ある。
また、船舶推進機のプロペラ駆動装置にあっては、メン
テナンス性を向上すること、後部軸受の荷重支持面の摩
耗を少なくすること、ピニオンと後進ギヤのバックラッ
シの調整を可能とすることも望まれる。
テナンス性を向上すること、後部軸受の荷重支持面の摩
耗を少なくすること、ピニオンと後進ギヤのバックラッ
シの調整を可能とすることも望まれる。
[発明の目的] 本発明は、プロペラ軸の軸方向後方に向けて大なる荷重
が作用する場合に、プロペラ軸を該荷重に対して確実に
抜け止め可能とするとともに、該荷重に基づくプロペラ
軸まわりの焼付発生を防止可能とし、かつ、メンテナン
ス性を向上すること、後部軸受の荷重支持面の摩耗を少
なくすること、ピニオンと後進ギヤのバックラッシの調
整を可能とすることを目的とする。
が作用する場合に、プロペラ軸を該荷重に対して確実に
抜け止め可能とするとともに、該荷重に基づくプロペラ
軸まわりの焼付発生を防止可能とし、かつ、メンテナン
ス性を向上すること、後部軸受の荷重支持面の摩耗を少
なくすること、ピニオンと後進ギヤのバックラッシの調
整を可能とすることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る船舶推進機のプロペラ駆動装置は、プロペ
ラ軸の外周におけるクラッチ体より後方に位置する後進
ギヤが装着される部分と、後部軸受に支持される部分と
の間に、該プロペラ軸の外周を段差状として形成したス
トッパ部を設け、該ストッパ部と後部軸受との間にシム
を介装し、上記シムの一面と後部軸受の前端部とを面接
触させ、該シムの外径をストッパ部の外径より大とし、
上記シムの他面はストッパ部と面接触せしめられるとと
もに、後進ギヤの後端面と面接触せしめられてなるよう
にしたものである。
ラ軸の外周におけるクラッチ体より後方に位置する後進
ギヤが装着される部分と、後部軸受に支持される部分と
の間に、該プロペラ軸の外周を段差状として形成したス
トッパ部を設け、該ストッパ部と後部軸受との間にシム
を介装し、上記シムの一面と後部軸受の前端部とを面接
触させ、該シムの外径をストッパ部の外径より大とし、
上記シムの他面はストッパ部と面接触せしめられるとと
もに、後進ギヤの後端面と面接触せしめられてなるよう
にしたものである。
[作用] 本発明によれば、下記〜の作用効果がある。
プロペラ軸の軸方向後方に向けて大なる荷重が作用す
る場合に、該荷重はストッパ部を介して後部軸受に伝達
されて該後部軸受によって確実に支持され、従って、プ
ロペラ軸を該荷重に対して確実に抜け止め可能とする。
また、該荷重を伝達する上記ストッパ部は、プロペラ軸
に対して逆回転する可能性のある前進ギヤまたは後進ギ
ヤを後部軸受との間に挟圧することなく、従って該荷重
に基づくプロペラ軸まわりの焼付発生を防止することが
可能となる。
る場合に、該荷重はストッパ部を介して後部軸受に伝達
されて該後部軸受によって確実に支持され、従って、プ
ロペラ軸を該荷重に対して確実に抜け止め可能とする。
また、該荷重を伝達する上記ストッパ部は、プロペラ軸
に対して逆回転する可能性のある前進ギヤまたは後進ギ
ヤを後部軸受との間に挟圧することなく、従って該荷重
に基づくプロペラ軸まわりの焼付発生を防止することが
可能となる。
「プロペラ軸の外周にストッパ部を形成し、そのスト
ッパ部と後部軸受との間にシムを介装し」、軸方向後方
の荷重を受けたので、シムが磨耗した場合にも、軸受を
交換せずシムのみを交換すればよく、交換の際の作業性
がよく、メンテナンス性を向上できる。
ッパ部と後部軸受との間にシムを介装し」、軸方向後方
の荷重を受けたので、シムが磨耗した場合にも、軸受を
交換せずシムのみを交換すればよく、交換の際の作業性
がよく、メンテナンス性を向上できる。
「シムと後部軸受の前端面(荷重支持面)とを面接触
させ、シムの外径をストッパ部の外径より大とした」の
で、シムと後部軸受との間での接触面圧を十分下げるこ
とができ、後部軸受の荷重支持面の摩耗を少なくするこ
とができる。
させ、シムの外径をストッパ部の外径より大とした」の
で、シムと後部軸受との間での接触面圧を十分下げるこ
とができ、後部軸受の荷重支持面の摩耗を少なくするこ
とができる。
「シムはストッパ部と面接触するとともに、後進ギヤ
の後端面と面接触するようにした」ので、ピニオンと後
進ギヤのバックラッシの調整も同時に可能となる。
の後端面と面接触するようにした」ので、ピニオンと後
進ギヤのバックラッシの調整も同時に可能となる。
[発明の具体的説明] 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の第1実施例が適用されてなる船外機の
要部を破断して示す側面図である。
要部を破断して示す側面図である。
第1図において、11はケーシングであり、ケーシング11
の上部には不図示のエンジンユニットが搭載され、ケー
シング11の内部にはエンジンの出力を伝達可能とするド
ライブ軸12が軸受13、14、15等によって支持される状態
で垂設され、ドライブ軸12の下端部にはピニオン16が固
定されている。
の上部には不図示のエンジンユニットが搭載され、ケー
シング11の内部にはエンジンの出力を伝達可能とするド
ライブ軸12が軸受13、14、15等によって支持される状態
で垂設され、ドライブ軸12の下端部にはピニオン16が固
定されている。
また、ケーシング11の内部の下方部位には前部軸受17、
軸受ハウジング18に保持されてなる後部軸受19が配設さ
れ、前部軸受17および後部軸受19にはケーシング11の後
方に突出するプロペラ軸20が支持されている。また、プ
ロペラ軸20の上記前部軸受17に支持される部分と後部軸
受19に支持される部分の間には、ピニオン16の直径方向
の両側部位に噛み合う前進ギヤ21、後進ギヤ22がそれぞ
れ遊転可能に装着されている。なお、プロペラ軸20と前
記前部軸受17との間には、前進ギヤ21のボス部が介装さ
れている。すなわち、前進ギヤ21と後進ギヤ22は、ピニ
オン16に噛み合いして互いに逆方向に回転駆動可能とさ
れている。
軸受ハウジング18に保持されてなる後部軸受19が配設さ
れ、前部軸受17および後部軸受19にはケーシング11の後
方に突出するプロペラ軸20が支持されている。また、プ
ロペラ軸20の上記前部軸受17に支持される部分と後部軸
受19に支持される部分の間には、ピニオン16の直径方向
の両側部位に噛み合う前進ギヤ21、後進ギヤ22がそれぞ
れ遊転可能に装着されている。なお、プロペラ軸20と前
記前部軸受17との間には、前進ギヤ21のボス部が介装さ
れている。すなわち、前進ギヤ21と後進ギヤ22は、ピニ
オン16に噛み合いして互いに逆方向に回転駆動可能とさ
れている。
プロペラ軸20の前進ギヤ21が装着される部分と後進ギヤ
22が装着される部分の間には、前進シフト用のクラッチ
体23が装着され、前進ギヤ21と後進ギヤ22の両者を選択
的にプロペラ軸20に一体化可能としている。すなわち、
クラッチ体23は、前進ギヤ21と後進ギヤ22の間にあって
プロペラ軸20にスプライン結合され、軸方向へ慴動可能
とされている。このクラッチ体23の両端面には軸方向へ
突出する爪24F、24Rが形成される一方、前進ギヤ21、22
にもこれら爪24F、24Rに噛み合い可能とされる爪25F、2
5Rが形成されている。26、27、28はプロペラ軸20の内部
へ挿入されたばね、係合体、プランジャである。プロペ
ラ軸20には、軸方向に長い長孔29が形成され、係合体27
は、ばね26とプランジャ28に挟まれてこの長孔29を横断
するように進退動する。30はピンであり、係合体27およ
び長孔29を貫通し、さらにクラッチ体23を貫通してクラ
ッチ体23の外周に形成された環状溝31に臨んでいる。こ
の環状溝31にはコイルばね32が装着されピン30の脱落が
防止されている。ピン30は係合体27とともに長孔29の範
囲内で軸方向へ移動し、クラッチ体23を同様に直接移動
させている。
22が装着される部分の間には、前進シフト用のクラッチ
体23が装着され、前進ギヤ21と後進ギヤ22の両者を選択
的にプロペラ軸20に一体化可能としている。すなわち、
クラッチ体23は、前進ギヤ21と後進ギヤ22の間にあって
プロペラ軸20にスプライン結合され、軸方向へ慴動可能
とされている。このクラッチ体23の両端面には軸方向へ
突出する爪24F、24Rが形成される一方、前進ギヤ21、22
にもこれら爪24F、24Rに噛み合い可能とされる爪25F、2
5Rが形成されている。26、27、28はプロペラ軸20の内部
へ挿入されたばね、係合体、プランジャである。プロペ
ラ軸20には、軸方向に長い長孔29が形成され、係合体27
は、ばね26とプランジャ28に挟まれてこの長孔29を横断
するように進退動する。30はピンであり、係合体27およ
び長孔29を貫通し、さらにクラッチ体23を貫通してクラ
ッチ体23の外周に形成された環状溝31に臨んでいる。こ
の環状溝31にはコイルばね32が装着されピン30の脱落が
防止されている。ピン30は係合体27とともに長孔29の範
囲内で軸方向へ移動し、クラッチ体23を同様に直接移動
させている。
33は不図示の前後進シフトケーブル等によって駆動可能
とされるシフトロッドである。シフトロッド33の下端部
にはシフトカム34が固定されている。シフトカム34は、
プランジャ28に当接する前進カム面、中立カム面、後進
カム面を備え、ばね26の弾発力作用下で、ピン30を介し
て、クラッチ体23を前進位置、中立位置、後進位置の3
位置に駆動可能としている。これにより、クラッチ体23
は、ピニオン16と常時噛み合っている前進ギヤ21の爪25
Fにその爪24Fを噛み合いさせてプロペラ軸20を前進回転
するとともに、ピニオン16と常時噛み合っている後進ギ
ヤ22の爪25Rにその爪24Rを噛み合いさせてプロペラ軸20
を後進回転可能としている。
とされるシフトロッドである。シフトロッド33の下端部
にはシフトカム34が固定されている。シフトカム34は、
プランジャ28に当接する前進カム面、中立カム面、後進
カム面を備え、ばね26の弾発力作用下で、ピン30を介し
て、クラッチ体23を前進位置、中立位置、後進位置の3
位置に駆動可能としている。これにより、クラッチ体23
は、ピニオン16と常時噛み合っている前進ギヤ21の爪25
Fにその爪24Fを噛み合いさせてプロペラ軸20を前進回転
するとともに、ピニオン16と常時噛み合っている後進ギ
ヤ22の爪25Rにその爪24Rを噛み合いさせてプロペラ軸20
を後進回転可能としている。
プロペラ軸20のケーシング11の後方から突出する部分に
は、プロペラ35が固定されている。プロペラ35は、翼部
36と、翼部36と一体成形されている外ボス部37と、プロ
ペラ軸20の前記突出部分に装着される内ボス部38と、外
ボス部37と内ボス部38との間に介装される例えばゴムか
らなるダンパ部材39とからなり、外ボス部37とダンパ部
材39とは圧入によって接合され、内ボス部38とダンパ部
材39とは焼付によって接合されている。また、内ボス部
38の後端部は、外ボス部37の後端部より後方にまで延設
され、内ボス部38の上記後端部およびプロペラ軸20に
は、ドライブピン40が挿通されている。すなわち、プロ
ペラ軸20とプロペラ35とは、上記ドライブピン40によ
り、軸方向および回転方向に一体化されている。なお、
ドライブピン40は、プロペラ軸20の最後端部に螺着さ
れ、内面がドライブピン40の両端面を臨むキャップ41に
よってその脱落が防止されている。キャップ41は、プロ
ペラ軸20の最後端部に形成されているねじ部に螺着され
るナット42を圧入状態で一体化されており、回りとめピ
ン43によってプロペラ軸20に固定されている。
は、プロペラ35が固定されている。プロペラ35は、翼部
36と、翼部36と一体成形されている外ボス部37と、プロ
ペラ軸20の前記突出部分に装着される内ボス部38と、外
ボス部37と内ボス部38との間に介装される例えばゴムか
らなるダンパ部材39とからなり、外ボス部37とダンパ部
材39とは圧入によって接合され、内ボス部38とダンパ部
材39とは焼付によって接合されている。また、内ボス部
38の後端部は、外ボス部37の後端部より後方にまで延設
され、内ボス部38の上記後端部およびプロペラ軸20に
は、ドライブピン40が挿通されている。すなわち、プロ
ペラ軸20とプロペラ35とは、上記ドライブピン40によ
り、軸方向および回転方向に一体化されている。なお、
ドライブピン40は、プロペラ軸20の最後端部に螺着さ
れ、内面がドライブピン40の両端面を臨むキャップ41に
よってその脱落が防止されている。キャップ41は、プロ
ペラ軸20の最後端部に形成されているねじ部に螺着され
るナット42を圧入状態で一体化されており、回りとめピ
ン43によってプロペラ軸20に固定されている。
なお、この第1実施例においては、ピニオン16と後進ギ
ヤ22の歯部のねじれ方向の選定により、後進ギヤ22はピ
ニオン16との噛み合いによってプロペラ軸20の軸方向後
方に向かう噛み合い反力を生ずるものとされている。
ヤ22の歯部のねじれ方向の選定により、後進ギヤ22はピ
ニオン16との噛み合いによってプロペラ軸20の軸方向後
方に向かう噛み合い反力を生ずるものとされている。
しかして、この第1実施例においては、プロペラ軸20の
軸方向後方に向けて作用する荷重を後部軸受19に伝達可
能とするストッパ部44を、プロペラ軸20の外周における
後進ギヤ22と後部軸受19との間に該プロペラ軸20の外周
を段差状とすることにて設けている。なお、ストッパ部
44と後部軸受19の内輪との間には、ストッパ部44の外径
より大なる外径のシム45を介装している。そして、シム
45の一面と後部軸受19の前端面とを面接触させ、該シム
45の外径をストッパ部44の外径より大とし、シム45の他
面はストッパ部44と面接触せしめられるとともに、後進
ギヤ22の後端面と面接触せしめられるようになってい
る。
軸方向後方に向けて作用する荷重を後部軸受19に伝達可
能とするストッパ部44を、プロペラ軸20の外周における
後進ギヤ22と後部軸受19との間に該プロペラ軸20の外周
を段差状とすることにて設けている。なお、ストッパ部
44と後部軸受19の内輪との間には、ストッパ部44の外径
より大なる外径のシム45を介装している。そして、シム
45の一面と後部軸受19の前端面とを面接触させ、該シム
45の外径をストッパ部44の外径より大とし、シム45の他
面はストッパ部44と面接触せしめられるとともに、後進
ギヤ22の後端面と面接触せしめられるようになってい
る。
次に、上記第1実施例の作用について説明する。
船外機の運転時には、ドライブ軸12およびピニオン16の
回転とともに、前進ギヤ21と後進ギヤ22とが常時回転す
る。そこで、前進運転時には、シフトロッド33の操作に
よってクラッチ体23の爪24Fを前進ギヤ21の爪25Fに噛み
合いさせて、前進ギヤ21の回転をプロペラ軸20に伝達
し、プロペラ35を前進回転する。この時、後進ギヤ22は
プロペラ軸20に対して逆回転することとなる。他方、後
進運転時には、シフトロッド33の操作によってクラッチ
体23の爪24Rを後進ギヤ22の爪25Rに噛み合いさせて、後
進ギヤ22の回転をプロペラ軸20に伝達し、プロペラ35を
後進回転する。
回転とともに、前進ギヤ21と後進ギヤ22とが常時回転す
る。そこで、前進運転時には、シフトロッド33の操作に
よってクラッチ体23の爪24Fを前進ギヤ21の爪25Fに噛み
合いさせて、前進ギヤ21の回転をプロペラ軸20に伝達
し、プロペラ35を前進回転する。この時、後進ギヤ22は
プロペラ軸20に対して逆回転することとなる。他方、後
進運転時には、シフトロッド33の操作によってクラッチ
体23の爪24Rを後進ギヤ22の爪25Rに噛み合いさせて、後
進ギヤ22の回転をプロペラ軸20に伝達し、プロペラ35を
後進回転する。
上記船外機の運転中、プロペラ35にロープ等の水中浮遊
物がからみつき、ケーシング11とプロペラ35との間に該
水中浮遊物が食い込み、プロペラ軸20の軸方向後方に向
けて大なる荷重が作用すると、該荷重はストッパ部44を
介してシム45、後部軸受19に伝達され、後部軸受19によ
って確実に支持され、プロペラ軸20を該荷重に対して確
実に抜け止め可能とする。
物がからみつき、ケーシング11とプロペラ35との間に該
水中浮遊物が食い込み、プロペラ軸20の軸方向後方に向
けて大なる荷重が作用すると、該荷重はストッパ部44を
介してシム45、後部軸受19に伝達され、後部軸受19によ
って確実に支持され、プロペラ軸20を該荷重に対して確
実に抜け止め可能とする。
ここで、上記荷重を伝達するストッパ部44は、前述のよ
うにプロペラ軸20に対して逆回転する可能性のある後進
ギヤ22を後部軸受19との間に挟圧することなく、プロペ
ラ軸20と同一方向に回転するシム45、後部軸受19の内輪
を押圧するものであり、従って該荷重に基づくプロペラ
軸20のまわりの焼付発生を防止することが可能である。
うにプロペラ軸20に対して逆回転する可能性のある後進
ギヤ22を後部軸受19との間に挟圧することなく、プロペ
ラ軸20と同一方向に回転するシム45、後部軸受19の内輪
を押圧するものであり、従って該荷重に基づくプロペラ
軸20のまわりの焼付発生を防止することが可能である。
また、プロペラ軸20の外周にストッパ部44を形成し、そ
のストッパ部44と後部軸受19との間にシム45を介装
し」、軸方向後方の荷重を受けたので、シム45が磨耗し
た場合にも、軸受を交換せずシム45のみを交換すればよ
く、交換の際の作業性がよく、メンテナンス性を向上で
きる。
のストッパ部44と後部軸受19との間にシム45を介装
し」、軸方向後方の荷重を受けたので、シム45が磨耗し
た場合にも、軸受を交換せずシム45のみを交換すればよ
く、交換の際の作業性がよく、メンテナンス性を向上で
きる。
また、「シム45と後部軸受19の前端面(荷重支持面)と
を面接触させ、シム45の外径をストッパ部44の外径より
大とした」ので、シム45と後部軸受19との間での接触面
圧を十分下げることができ、後部軸受19の荷重支持面の
摩耗を少なくすることができる。
を面接触させ、シム45の外径をストッパ部44の外径より
大とした」ので、シム45と後部軸受19との間での接触面
圧を十分下げることができ、後部軸受19の荷重支持面の
摩耗を少なくすることができる。
また、「シム45はストッパ部44と面接触するとともに、
後進ギヤ22の後端面と面接触せしめることとした」の
で、ピニオン16と後進ギヤ22のバックラッシの調整も同
時に可能である。
後進ギヤ22の後端面と面接触せしめることとした」の
で、ピニオン16と後進ギヤ22のバックラッシの調整も同
時に可能である。
[発明の効果] 以下のように、本発明によれば、プロペラ軸の軸方向後
方に向けて大なる荷重が作用する場合に、プロペラ軸を
該荷重に対して確実に抜け止め可能とするとともに、該
荷重に基づくプロペラ軸まわりの焼付発生を防止可能と
し、かつ、メンテナンス性を向上すること、後部軸受の
荷重支持面の摩耗を少なくすること、ピニオンと後進ギ
ヤのバックラッシの調整を可能とすることができる。
方に向けて大なる荷重が作用する場合に、プロペラ軸を
該荷重に対して確実に抜け止め可能とするとともに、該
荷重に基づくプロペラ軸まわりの焼付発生を防止可能と
し、かつ、メンテナンス性を向上すること、後部軸受の
荷重支持面の摩耗を少なくすること、ピニオンと後進ギ
ヤのバックラッシの調整を可能とすることができる。
第1図は本発明の第1実施例が適用されてなる船外機の
要部を破断して示す側面図である。 11……ケーシング、12……ドライブ軸、16……ピニオ
ン、17……前部軸受、19……後部軸受、20……プロペラ
軸、21……前進ギヤ、22……後進ギヤ、23……クラッチ
体、35……プロペラ、44……ストッパ部、45……シム。
要部を破断して示す側面図である。 11……ケーシング、12……ドライブ軸、16……ピニオ
ン、17……前部軸受、19……後部軸受、20……プロペラ
軸、21……前進ギヤ、22……後進ギヤ、23……クラッチ
体、35……プロペラ、44……ストッパ部、45……シム。
Claims (1)
- 【請求項1】ケーシングと、ケーシングの内部に垂設さ
れるドライブ軸と、ドライブ軸の下端部に固定されるピ
ニオンと、ケーシングの内部の下方部位に配設してなる
前部軸受と後部軸受に支持されてケーシングの後方に突
出するプロペラ軸と、プロペラ軸の前部軸受に支持され
る部分と後部軸受に支持される部分の間にそれぞれ遊転
可能に装着されてピニオンの直径方向の両側部位に噛み
合う前進ギヤおよび後進ギヤと、プロペラ軸の前進ギヤ
が装着される部分と後進ギヤが装着される部分の間に装
着されて前進ギヤと後進ギヤの両者を選択的にプロペラ
軸に一体化するクラッチ体と、プロペラ軸のケーシング
の後方から突出する部分に固定されるプロペラとを有し
てなる船舶推進機のプロペラ駆動装置において、 プロペラ軸の外周におけるクラッチ体より後方に位置す
る後進ギヤが装着される部分と、後部軸受に支持される
部分との間に、該プロペラ軸の外周を段差状として形成
したストッパ部を設け、該ストッパ部と後部軸受との間
にシムを介装し、 上記シムの一面と後部軸受の前端部とを面接触させ、該
シムの外径をストッパ部の外径より大とし、 上記シムの他面はストッパ部と面接触せしめられるとと
もに、後進ギヤの後端面と面接触せしめられることを特
徴とする船舶推進機のプロペラ駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59040392A JPH0686896B2 (ja) | 1984-03-05 | 1984-03-05 | 船舶推進機のプロペラ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59040392A JPH0686896B2 (ja) | 1984-03-05 | 1984-03-05 | 船舶推進機のプロペラ駆動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60188643A JPS60188643A (ja) | 1985-09-26 |
| JPH0686896B2 true JPH0686896B2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=12579385
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59040392A Expired - Lifetime JPH0686896B2 (ja) | 1984-03-05 | 1984-03-05 | 船舶推進機のプロペラ駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0686896B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2884409B2 (ja) * | 1988-06-08 | 1999-04-19 | 本田技研工業株式会社 | 二重反転駆動装置 |
| JP2904421B2 (ja) * | 1989-01-11 | 1999-06-14 | 三信工業株式会社 | 船舶推進機のプロペラ駆動装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4925051U (ja) * | 1972-06-02 | 1974-03-04 | ||
| JPS5784296A (en) * | 1980-11-13 | 1982-05-26 | Sanshin Ind Co Ltd | Propelling unit shifting apparatus on board |
-
1984
- 1984-03-05 JP JP59040392A patent/JPH0686896B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60188643A (ja) | 1985-09-26 |
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