JPH0687752A - 抗菌水及びこの抗菌水の製造方法 - Google Patents
抗菌水及びこの抗菌水の製造方法Info
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- JPH0687752A JPH0687752A JP4263093A JP26309392A JPH0687752A JP H0687752 A JPH0687752 A JP H0687752A JP 4263093 A JP4263093 A JP 4263093A JP 26309392 A JP26309392 A JP 26309392A JP H0687752 A JPH0687752 A JP H0687752A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 腐植土から水や希アルコール等により抽出さ
れる抽出液であって、そのpH値が4.0以下である抽
出液を有効成分として含有する。 【効果】 虫歯の原因菌とされるストレプトコッカス・
ミュータンス(Streptococcus mutans)や歯周病の原因菌
とされるフソバクテリウム(Fusobacterium )に対して良
好な増菌抑制効果を示すとともにその安全性が極めて高
いため、乳幼児の虫歯予防のうがい液や慢性化した歯周
病疾患の治療液として安心して長期に渡って継続使用す
ることができる。また腸炎ビブリオなどの食中毒の原因
菌に対しても良好な増菌抑制効果を示すため食品従事者
の手の洗浄液や食器洗浄液として効果的に使用でき、歯
科疾患や食中毒の予防・治療に効果的に寄与できる。
れる抽出液であって、そのpH値が4.0以下である抽
出液を有効成分として含有する。 【効果】 虫歯の原因菌とされるストレプトコッカス・
ミュータンス(Streptococcus mutans)や歯周病の原因菌
とされるフソバクテリウム(Fusobacterium )に対して良
好な増菌抑制効果を示すとともにその安全性が極めて高
いため、乳幼児の虫歯予防のうがい液や慢性化した歯周
病疾患の治療液として安心して長期に渡って継続使用す
ることができる。また腸炎ビブリオなどの食中毒の原因
菌に対しても良好な増菌抑制効果を示すため食品従事者
の手の洗浄液や食器洗浄液として効果的に使用でき、歯
科疾患や食中毒の予防・治療に効果的に寄与できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は抗菌水及びこの抗菌水
の製造方法に係り、その目的は虫歯や歯周病といった歯
科疾患の原因、或いは食中毒の原因となる細菌類に対し
て優れた増菌抑制作用、抗菌作用を示すとともに、その
安全性が極めて高く、日常のうがい液として、或いは食
品従事者の手の洗浄液や食器洗浄液として、安心して長
期にわたって継続使用することができ、歯科疾患の予防
や治療、食中毒の予防に効果的に寄与できる抗菌水とこ
の抗菌水を極めて簡便に効率良く得ることのできる製造
方法の提供にある。
の製造方法に係り、その目的は虫歯や歯周病といった歯
科疾患の原因、或いは食中毒の原因となる細菌類に対し
て優れた増菌抑制作用、抗菌作用を示すとともに、その
安全性が極めて高く、日常のうがい液として、或いは食
品従事者の手の洗浄液や食器洗浄液として、安心して長
期にわたって継続使用することができ、歯科疾患の予防
や治療、食中毒の予防に効果的に寄与できる抗菌水とこ
の抗菌水を極めて簡便に効率良く得ることのできる製造
方法の提供にある。
【0002】
【発明の背景】虫歯(う蝕)・歯周病は、歯科領域にお
ける二大疾患とされており、特に日本人の虫歯の罹患率
は世界諸国の虫歯状況と較べても極めて高率を示してい
る。また、歯周病も加齢とともに罹患率が高くなってい
るが、最近では若年層においても歯周病の罹患者が増え
ている傾向にある。
ける二大疾患とされており、特に日本人の虫歯の罹患率
は世界諸国の虫歯状況と較べても極めて高率を示してい
る。また、歯周病も加齢とともに罹患率が高くなってい
るが、最近では若年層においても歯周病の罹患者が増え
ている傾向にある。
【0003】虫歯の原因については未だ不明瞭な部分が
残されているが、歯の表面に形成される歯垢が大きく関
与していることが判明している。この歯垢は、食物中の
ショ糖にある種の口腔細菌が作用し、粘着性のデキスト
ラン様多糖を菌体外に分泌しながら歯の表面に細菌凝集
を起こして形成されたもので、この歯垢中の細菌が産生
し続ける乳酸によって、歯のエナメル質表面の脱灰が起
こり虫歯が生じるとされている。
残されているが、歯の表面に形成される歯垢が大きく関
与していることが判明している。この歯垢は、食物中の
ショ糖にある種の口腔細菌が作用し、粘着性のデキスト
ラン様多糖を菌体外に分泌しながら歯の表面に細菌凝集
を起こして形成されたもので、この歯垢中の細菌が産生
し続ける乳酸によって、歯のエナメル質表面の脱灰が起
こり虫歯が生じるとされている。
【0004】一方、歯周病とは、歯を支えている土台組
織、つまり歯根膜、歯肉、歯槽骨における病気の総称
で、狭義には歯肉炎と歯周炎(歯槽膿漏)とに大別され
る。歯肉炎は歯肉だけの炎症で、歯茎が腫れたり、ただ
れたりする症状を呈し、この症状がさらに進行したのが
歯周炎(歯槽膿漏)である。歯周病の原因は、歯垢や歯
石など口腔内の不潔物によるが、この歯垢約1mg中には
約1〜2億の細菌が存在すると言われており、歯垢の形
成には特定の細菌が大きく関与している。この歯垢に唾
液中の遊離カルシウムが沈着して形成されたものが歯石
である。これら歯垢や歯石中の菌や菌酵素によって、歯
肉溝内の粘膜に炎症が起こったり、化膿菌が歯肉溝内に
感染して潰瘍を作ったりして歯周病が発生する。この歯
周病、特に歯周炎(歯槽膿漏)は、初期の段階ではほと
んど自覚症状がなく、長い間に渡って歯の土台組織が破
壊され、そこから血液や膿汁が排泄され、最終的には歯
が脱落してしまう病気で、自覚症状が現れた時には既に
手遅れとされることもある恐ろしい疾患で、歯を失う原
因の約50%がこの歯周炎(歯槽膿漏)とされている。
織、つまり歯根膜、歯肉、歯槽骨における病気の総称
で、狭義には歯肉炎と歯周炎(歯槽膿漏)とに大別され
る。歯肉炎は歯肉だけの炎症で、歯茎が腫れたり、ただ
れたりする症状を呈し、この症状がさらに進行したのが
歯周炎(歯槽膿漏)である。歯周病の原因は、歯垢や歯
石など口腔内の不潔物によるが、この歯垢約1mg中には
約1〜2億の細菌が存在すると言われており、歯垢の形
成には特定の細菌が大きく関与している。この歯垢に唾
液中の遊離カルシウムが沈着して形成されたものが歯石
である。これら歯垢や歯石中の菌や菌酵素によって、歯
肉溝内の粘膜に炎症が起こったり、化膿菌が歯肉溝内に
感染して潰瘍を作ったりして歯周病が発生する。この歯
周病、特に歯周炎(歯槽膿漏)は、初期の段階ではほと
んど自覚症状がなく、長い間に渡って歯の土台組織が破
壊され、そこから血液や膿汁が排泄され、最終的には歯
が脱落してしまう病気で、自覚症状が現れた時には既に
手遅れとされることもある恐ろしい疾患で、歯を失う原
因の約50%がこの歯周炎(歯槽膿漏)とされている。
【0005】
【従来の技術】前述した虫歯(う蝕)・歯周病といった
歯科疾患の治療、防止方法としては、歯垢や虫歯、炎症
形成の原因とされる細菌類の増殖を抑制させる方法が採
用されている。虫歯形成に関与する細菌類としてはスト
レプトコッカス・ミュータンス( Streptococcus mutan
s )、ストレプトコッカス・ミチイス( Streptococcus
mitis)などが知られており、また歯周病に関与する細
菌類としては、バクテロイデス・ジンジバリス(Bactero
ides gingivalis)、フソバクテリウム・ヌクレエイタム
(Fusobacterium nucleatum) などの嫌気性桿菌が知られ
ている。従来では、これら細菌類の増殖を抑制する目的
で、抗生物質や有機合成殺菌剤なとの投与、またはこれ
ら物質を配合させた洗口剤による歯の清掃等が行われて
いた。
歯科疾患の治療、防止方法としては、歯垢や虫歯、炎症
形成の原因とされる細菌類の増殖を抑制させる方法が採
用されている。虫歯形成に関与する細菌類としてはスト
レプトコッカス・ミュータンス( Streptococcus mutan
s )、ストレプトコッカス・ミチイス( Streptococcus
mitis)などが知られており、また歯周病に関与する細
菌類としては、バクテロイデス・ジンジバリス(Bactero
ides gingivalis)、フソバクテリウム・ヌクレエイタム
(Fusobacterium nucleatum) などの嫌気性桿菌が知られ
ている。従来では、これら細菌類の増殖を抑制する目的
で、抗生物質や有機合成殺菌剤なとの投与、またはこれ
ら物質を配合させた洗口剤による歯の清掃等が行われて
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た抗生物質や有機合成殺菌剤の投与は、乳幼児における
虫歯予防・治療には安全性の面から適用が難しいといっ
た課題が存在した。また、歯周病は通常慢性の病態をと
るので長期治療が必要とされるが、抗生物質や合成殺菌
剤を長期に渡って投与すると、これら薬剤による副作用
が懸念されるとともに、この抗生物質の投与により、口
腔内や腸内の正常細菌叢が攪乱され、新たに日和見感染
などの弊害を引起しかねないといった課題が存在した。
そこで、業界では、人体に対する安全性が極めて高く、
乳幼児に対しても安心して使用できるとともに、全歯抜
歯などの危険性が高い歯槽膿漏などの歯科疾患に優れた
効果を示す抗菌水の創出が望まれていた。
た抗生物質や有機合成殺菌剤の投与は、乳幼児における
虫歯予防・治療には安全性の面から適用が難しいといっ
た課題が存在した。また、歯周病は通常慢性の病態をと
るので長期治療が必要とされるが、抗生物質や合成殺菌
剤を長期に渡って投与すると、これら薬剤による副作用
が懸念されるとともに、この抗生物質の投与により、口
腔内や腸内の正常細菌叢が攪乱され、新たに日和見感染
などの弊害を引起しかねないといった課題が存在した。
そこで、業界では、人体に対する安全性が極めて高く、
乳幼児に対しても安心して使用できるとともに、全歯抜
歯などの危険性が高い歯槽膿漏などの歯科疾患に優れた
効果を示す抗菌水の創出が望まれていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明では少なくとも
pH値が4.0以下とされてなる腐植土抽出液が有効成
分として含有されてなることを特徴とする抗菌水及び3
0〜60℃の温水又は希アルコール溶液中に10〜15
重量部の腐植土を混入し、一日数回、少なくとも3日間
攪拌させ、そのまま少なくとも4〜5日間放置して沈殿
を待ち、得られた上澄み液を濾過して少なくともpH値
が4.0以下とされてなる抗菌水を得ることを特徴とす
る抗菌水の製造方法を提供することにより前記従来の課
題を悉く解消する。
pH値が4.0以下とされてなる腐植土抽出液が有効成
分として含有されてなることを特徴とする抗菌水及び3
0〜60℃の温水又は希アルコール溶液中に10〜15
重量部の腐植土を混入し、一日数回、少なくとも3日間
攪拌させ、そのまま少なくとも4〜5日間放置して沈殿
を待ち、得られた上澄み液を濾過して少なくともpH値
が4.0以下とされてなる抗菌水を得ることを特徴とす
る抗菌水の製造方法を提供することにより前記従来の課
題を悉く解消する。
【0008】
【作用】ストレプトコッカス・ミュータンス( Strepto
coccus mutans )や、フソバクテリウム・ヌクレエイタ
ム(Fusobacterium nucleatum) といった虫歯や歯周病の
原因とされる口腔内の細菌に対して極めて優れた増殖抑
制効果を示すとともに、人体に対する安全性が極めて高
いため、乳幼児でもうがい液として安心して長期間使用
でき、歯科疾患の治療・予防に効果的に使用できる。さ
らに黄色ブドウ状球菌などの食中毒原因菌に対しても優
れた増菌抑制作用が発現されるため、食品従事者などの
手の洗浄や、食器洗浄水、食中毒多発地域における飲料
水などにも好適に使用できる。
coccus mutans )や、フソバクテリウム・ヌクレエイタ
ム(Fusobacterium nucleatum) といった虫歯や歯周病の
原因とされる口腔内の細菌に対して極めて優れた増殖抑
制効果を示すとともに、人体に対する安全性が極めて高
いため、乳幼児でもうがい液として安心して長期間使用
でき、歯科疾患の治療・予防に効果的に使用できる。さ
らに黄色ブドウ状球菌などの食中毒原因菌に対しても優
れた増菌抑制作用が発現されるため、食品従事者などの
手の洗浄や、食器洗浄水、食中毒多発地域における飲料
水などにも好適に使用できる。
【0009】
【発明の構成】以下、この発明に係る抗菌水及びこの抗
菌水の製造方法の構成について詳述する。まず、抗菌水
について詳述する。この発明の抗菌水は、腐植土から抽
出される抽出液であり、そのpH値が少なくとも4.0
以下である抽出液が有効成分として含有される。
菌水の製造方法の構成について詳述する。まず、抗菌水
について詳述する。この発明の抗菌水は、腐植土から抽
出される抽出液であり、そのpH値が少なくとも4.0
以下である抽出液が有効成分として含有される。
【0010】この発明において出発原料とされる腐植土
とは、20%以上の腐植質を含有する土壌のことを指し、
土壌微生物の作用により分解された動植物遺体中の有機
成分(炭水化物、脂肪、タンパク質、リグニンなど)が
縮重合して形成される高分子化合物を主とする複雑な有
機物質残渣が堆積した土壌をいう。この腐植土の生成過
程は極めて複雑多様であり、土壌の生成環境や時間の経
過により腐植の組成も大いに異なることが知られてい
る。従って、腐植土は一定の組成をもたず、緩慢な部分
的分解と再合成とを通して徐々に更新されるひとつの連
続状態の土壌を示すが、通常その抽出法の違いにより、
アルカリ可溶部で酸不溶部の腐植酸とアルカリ可溶部で
酸可溶部のフルボ酸、アルカリ不可溶部のフミン酸とに
区分される。
とは、20%以上の腐植質を含有する土壌のことを指し、
土壌微生物の作用により分解された動植物遺体中の有機
成分(炭水化物、脂肪、タンパク質、リグニンなど)が
縮重合して形成される高分子化合物を主とする複雑な有
機物質残渣が堆積した土壌をいう。この腐植土の生成過
程は極めて複雑多様であり、土壌の生成環境や時間の経
過により腐植の組成も大いに異なることが知られてい
る。従って、腐植土は一定の組成をもたず、緩慢な部分
的分解と再合成とを通して徐々に更新されるひとつの連
続状態の土壌を示すが、通常その抽出法の違いにより、
アルカリ可溶部で酸不溶部の腐植酸とアルカリ可溶部で
酸可溶部のフルボ酸、アルカリ不可溶部のフミン酸とに
区分される。
【0011】この発明では用いられる腐植土について特
に限定はされず、いずれの腐植土も好適に使用できる
が、比較的フルボ酸含有量の多い腐植土が、得られる抽
出液の酸性濃度が高くなり、pH2.5〜3.0程度の
抽出液を容易に得ることができるため望ましく、特に盆
地状の湿地帯(旧湿地帯)の土壌表面から2m前後の表
土下に、深さ10〜60mに及ぶ和水状態で海綿状液相
位を形成して存在する腐植土がより好ましく使用でき
る。このような腐植土から抽出される抽出液で、そのp
H値が4.0以下であるものがこの発明の抗菌水であ
る。この発明で、腐植土抽出液のpH値を4.0以下と
した理由は、4.0以下、より好ましくは3.7程度の
pH値を有する腐植土抽出液が、特にストレプトコッカ
ス・ミュータンス( Streptococcus mutans )、フソバ
クテリウム・ヌクレエイタム(Fusobacterium nucleatu
m) といった虫歯や歯周病の原因菌に対して極めて優れ
て増菌抑制作用を示すとのこの発明者の実験的知得によ
るからである。また、抽出溶媒としては特に限定はされ
ないが、歯科疾患の治療・予防という観点から水が安全
性の面からより好ましく使用できるが、5%程度の希ア
ルコール溶液もこの発明においては好適に使用すること
ができる。
に限定はされず、いずれの腐植土も好適に使用できる
が、比較的フルボ酸含有量の多い腐植土が、得られる抽
出液の酸性濃度が高くなり、pH2.5〜3.0程度の
抽出液を容易に得ることができるため望ましく、特に盆
地状の湿地帯(旧湿地帯)の土壌表面から2m前後の表
土下に、深さ10〜60mに及ぶ和水状態で海綿状液相
位を形成して存在する腐植土がより好ましく使用でき
る。このような腐植土から抽出される抽出液で、そのp
H値が4.0以下であるものがこの発明の抗菌水であ
る。この発明で、腐植土抽出液のpH値を4.0以下と
した理由は、4.0以下、より好ましくは3.7程度の
pH値を有する腐植土抽出液が、特にストレプトコッカ
ス・ミュータンス( Streptococcus mutans )、フソバ
クテリウム・ヌクレエイタム(Fusobacterium nucleatu
m) といった虫歯や歯周病の原因菌に対して極めて優れ
て増菌抑制作用を示すとのこの発明者の実験的知得によ
るからである。また、抽出溶媒としては特に限定はされ
ないが、歯科疾患の治療・予防という観点から水が安全
性の面からより好ましく使用できるが、5%程度の希ア
ルコール溶液もこの発明においては好適に使用すること
ができる。
【0012】このような抗菌水はそれ自体単独で、或い
は水道水により適宜希釈されてうがい液として、或いは
この発明の効果を損なわせない範囲で適宜香料、色素、
pH調製剤などの補助成分を必要に応じて配合して、歯
科疾患の予防、治療用液として好適に使用することがで
きる。
は水道水により適宜希釈されてうがい液として、或いは
この発明の効果を損なわせない範囲で適宜香料、色素、
pH調製剤などの補助成分を必要に応じて配合して、歯
科疾患の予防、治療用液として好適に使用することがで
きる。
【0013】次に、この発明に係る抗菌水の製造方法に
ついて詳述する。まず、タンク等に30〜60℃温水又は5
%程度の希アルコール溶液を充填させ、この中に水溶液
の10〜15重量部の腐植土を混入させる。用いる腐植土と
しては、前記同様特に限定はされないが、比較的フルボ
酸含有量の高い腐植土が、得られる抽出液の酸性濃度が
高くなるため好ましい。溶液中に腐植土を混入させた状
態で一日数回、少なくとも3日間攪拌させながら、その
まま少なくとも4〜5日間放置して沈殿を待つ。このよ
うに少なくとも4〜5日間放置させる理由は、4〜5日
間放置させることにより得られる抽出液が、虫歯や歯周
病などの歯科疾患に対して良好な作用を発現できるとの
この発明者の実験的知得によるからである。所要時間経
過後、生じた上澄み液を取り出して、濾過することによ
りこの発明に係る抗菌水を得ることができる。
ついて詳述する。まず、タンク等に30〜60℃温水又は5
%程度の希アルコール溶液を充填させ、この中に水溶液
の10〜15重量部の腐植土を混入させる。用いる腐植土と
しては、前記同様特に限定はされないが、比較的フルボ
酸含有量の高い腐植土が、得られる抽出液の酸性濃度が
高くなるため好ましい。溶液中に腐植土を混入させた状
態で一日数回、少なくとも3日間攪拌させながら、その
まま少なくとも4〜5日間放置して沈殿を待つ。このよ
うに少なくとも4〜5日間放置させる理由は、4〜5日
間放置させることにより得られる抽出液が、虫歯や歯周
病などの歯科疾患に対して良好な作用を発現できるとの
この発明者の実験的知得によるからである。所要時間経
過後、生じた上澄み液を取り出して、濾過することによ
りこの発明に係る抗菌水を得ることができる。
【0014】
【実施例】次に、実施例、比較例、試験例を挙げてこの
発明に係る抗菌水の効果を一層明確なものとする。 (実施例1)原料腐植土(長野県諏訪郡八ヶ岳近郊で採
取後風乾させたもの)140Kgを用い、水1Kリットル
中にこの腐植土を混入させ、一日数回、3日間攪拌しな
がら、5日間放置して沈澱を待ち、得られた上澄み液を
取り出して濾過し、実施例1の抗菌水とした。尚、この
抗菌水のpH値は3.0であった。 (実施例2)前記実施例1で得られた抗菌水を100 ℃に
て10分間煮沸したものを実施例2の抗菌水とした。
発明に係る抗菌水の効果を一層明確なものとする。 (実施例1)原料腐植土(長野県諏訪郡八ヶ岳近郊で採
取後風乾させたもの)140Kgを用い、水1Kリットル
中にこの腐植土を混入させ、一日数回、3日間攪拌しな
がら、5日間放置して沈澱を待ち、得られた上澄み液を
取り出して濾過し、実施例1の抗菌水とした。尚、この
抗菌水のpH値は3.0であった。 (実施例2)前記実施例1で得られた抗菌水を100 ℃に
て10分間煮沸したものを実施例2の抗菌水とした。
【0015】
(試験例1)分析試験(飲料水基準) 前記実施例1で得られた抗菌水について、「食品、添加
物等の規格基準 第1食品D各条清涼飲料水」(昭和34
年厚生省告示第370 号) に定める分析試験(混濁、沈殿
物、ヒ素、鉛、カドミウム、スズ、大腸菌群の各項目)
に供した。この結果を表1に示す。
物等の規格基準 第1食品D各条清涼飲料水」(昭和34
年厚生省告示第370 号) に定める分析試験(混濁、沈殿
物、ヒ素、鉛、カドミウム、スズ、大腸菌群の各項目)
に供した。この結果を表1に示す。
【表1】
【0016】(試験例2)分析試験(水道水基準) 前記実施例1で得られた抗菌水を上水にて200 倍希釈
し、水道法に定める水質基準に関する組成分析試験に供
した。この結果を表2に示す。
し、水道法に定める水質基準に関する組成分析試験に供
した。この結果を表2に示す。
【表2】
【0017】(試験例3)抗菌試験(歯周病、虫歯原因菌) 歯科大学附属病院の予防歯科外来患者10名(男子6
名、女子4名(平均年齢51.8歳) )の口腔内歯肉部より
キュレットにて歯垢を採取し、0.85%生理食塩水(0.05
%TGC含有)中に浮遊させ、30秒間超音波処理し、ミキサ
ーにて均一になるまで攪拌し、試料溶液とした。菌体培
養培地として血液寒天培地(10 %羊脱繊維素血液
含)、 Bacteroidesの選択培地、Mitis-salivarius
ager 培地(MS培地)、 S.mutans の選択培地(M
SB培地)、Fusobacterium の選択培地(FM培
地)、Veillonella の選択培地(VM培地)、Lact
obacillus の選択培地(SL培地)、Actinomyces の
選択培地の8種の培地をそれぞれ平板に調製し、前記各
試料溶液を8種の培地それぞれに0.1ml ずつ接種した。
この後、実施例1、2で得られた抗菌水及び比較例1と
して水道水を用い、それぞれ前記平板内の培地上に0.1m
l ずつ添加し、表面に一様に塗布させた。この平板を37
℃で嫌気状態(N2:CO2 : H2 =8:1:1)にて7
日間反応させた。7日後、50〜500 個のコロニー数を有
する平板を選別し、それぞれのコロニー数を測定した。
名、女子4名(平均年齢51.8歳) )の口腔内歯肉部より
キュレットにて歯垢を採取し、0.85%生理食塩水(0.05
%TGC含有)中に浮遊させ、30秒間超音波処理し、ミキサ
ーにて均一になるまで攪拌し、試料溶液とした。菌体培
養培地として血液寒天培地(10 %羊脱繊維素血液
含)、 Bacteroidesの選択培地、Mitis-salivarius
ager 培地(MS培地)、 S.mutans の選択培地(M
SB培地)、Fusobacterium の選択培地(FM培
地)、Veillonella の選択培地(VM培地)、Lact
obacillus の選択培地(SL培地)、Actinomyces の
選択培地の8種の培地をそれぞれ平板に調製し、前記各
試料溶液を8種の培地それぞれに0.1ml ずつ接種した。
この後、実施例1、2で得られた抗菌水及び比較例1と
して水道水を用い、それぞれ前記平板内の培地上に0.1m
l ずつ添加し、表面に一様に塗布させた。この平板を37
℃で嫌気状態(N2:CO2 : H2 =8:1:1)にて7
日間反応させた。7日後、50〜500 個のコロニー数を有
する平板を選別し、それぞれのコロニー数を測定した。
【0018】各種選択培地におけるコロニー数を表3に
示した。また、比較例(水道水)を100とした時の各
平板のコロニー数の比率を表4に、またこの数値をグラ
フ化したものを表5にそれぞれ示した。さらに2枚の平
板のコロニー数について、2枚とも比較例(水道水)よ
りも多かったものを(+)、2枚とも比較例(水道水)
よりも少なかったものを(−)、どちらでもなかったも
のを(+)と分別し、この結果を表6に示した。
示した。また、比較例(水道水)を100とした時の各
平板のコロニー数の比率を表4に、またこの数値をグラ
フ化したものを表5にそれぞれ示した。さらに2枚の平
板のコロニー数について、2枚とも比較例(水道水)よ
りも多かったものを(+)、2枚とも比較例(水道水)
よりも少なかったものを(−)、どちらでもなかったも
のを(+)と分別し、この結果を表6に示した。
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【0019】(試験例4)前記試験例3で調製した試料
溶液を試験例3と同様のFusobacterium の選択培地(F
M培地)にそれぞれ0.1ml ずつ接種し、前記実施例1の
抗菌水及び比較例2として生理食塩水を用い、それぞれ
培地上に0.1ml ずつ添加し、1分間反応させた後の培養
時間と660nm におけるO.D.値(濁度)との関係を試験し
た。この結果を表7に示す。尚、コロニー数と660nm に
おけるO.D.値(濁度)との関係を指標として表8に示し
た。
溶液を試験例3と同様のFusobacterium の選択培地(F
M培地)にそれぞれ0.1ml ずつ接種し、前記実施例1の
抗菌水及び比較例2として生理食塩水を用い、それぞれ
培地上に0.1ml ずつ添加し、1分間反応させた後の培養
時間と660nm におけるO.D.値(濁度)との関係を試験し
た。この結果を表7に示す。尚、コロニー数と660nm に
おけるO.D.値(濁度)との関係を指標として表8に示し
た。
【表7】
【表8】
【0020】(試験例5)抗菌水の濃度と増菌抑制効果
との関係について試験した。実施例1で得られた抗菌水
の濃度を0〜100%までの範囲において希釈調製し、
Fusobacterium 培地に前記試験例3で調製した試料溶液
0.1ml ずつを接種して作成した平板上に、それぞれ各濃
度の抗菌水 0.1mlずつを添加させて1分間反応させた
後、抗菌水の濃度と660nm におけるO.D.値(濁度)との
関係を試験した。この結果を表9に示す。また、この時
の抗菌水の増菌抑制率と抗菌水の濃度との関係を表10に
示す。
との関係について試験した。実施例1で得られた抗菌水
の濃度を0〜100%までの範囲において希釈調製し、
Fusobacterium 培地に前記試験例3で調製した試料溶液
0.1ml ずつを接種して作成した平板上に、それぞれ各濃
度の抗菌水 0.1mlずつを添加させて1分間反応させた
後、抗菌水の濃度と660nm におけるO.D.値(濁度)との
関係を試験した。この結果を表9に示す。また、この時
の抗菌水の増菌抑制率と抗菌水の濃度との関係を表10に
示す。
【表9】
【表10】
【0021】(試験例6)抗菌水と培地との反応時間に
よる増菌抑制効果について試験した。Fusobacterium 培
地に前記試験例3で調製した試料溶液0.1ml ずつを接種
して作成した平板上に、実施例1で得られた抗菌水を
0.1mlずつ添加し、0〜5分間反応させた。この時の反
応時間と660nm におけるO.D.値(濁度)との関係を試験
した。この結果を表11に示す。
よる増菌抑制効果について試験した。Fusobacterium 培
地に前記試験例3で調製した試料溶液0.1ml ずつを接種
して作成した平板上に、実施例1で得られた抗菌水を
0.1mlずつ添加し、0〜5分間反応させた。この時の反
応時間と660nm におけるO.D.値(濁度)との関係を試験
した。この結果を表11に示す。
【表11】
【0022】(試験例7)抗菌水のpH値の変化による
増菌抑制効果について試験した。実施例1で得られた抗
菌水に塩酸緩衝液を添加し、pH3.0〜5.0の範囲
内で異なるpH値のものを数種、及び比較例3として実
施例1の抗菌水と同じpH値の塩酸緩衝液を同様に数種
調製し、Fusobacterium 培地に前記試験例3と同様の試
料溶液を接種して調製した平板上に0.1ml ずつ添加さ
せ、1分間反応させた後の660nm におけるO.D.値(濁
度)との関係を試験した。この結果を表12に示す。
増菌抑制効果について試験した。実施例1で得られた抗
菌水に塩酸緩衝液を添加し、pH3.0〜5.0の範囲
内で異なるpH値のものを数種、及び比較例3として実
施例1の抗菌水と同じpH値の塩酸緩衝液を同様に数種
調製し、Fusobacterium 培地に前記試験例3と同様の試
料溶液を接種して調製した平板上に0.1ml ずつ添加さ
せ、1分間反応させた後の660nm におけるO.D.値(濁
度)との関係を試験した。この結果を表12に示す。
【表12】
【0023】(試験例8)食中毒菌に対する抗菌試験 (1)試験菌株 試験菌株として黄色ブドウ状球菌(Staphylococcus au
reus ATCC 6538P)、サルモネラ菌(Salmonella enteri
tidis NHL)、腸炎ビブリオ菌(Vibrio parahaemolytic
us EB 102)の3種の菌株を用いた。 (2)試験菌液 前記試験菌株を通常のブイヨン培地(腸炎ビブリオ菌の
場合には食塩を3%添加させたもの)に接種させ、35
℃、18時間培養を行った後、減菌生理食塩水で菌濃度が
106個/mlになるよう調製し、各試験菌液とした。 (3)試験操作 前記実施例1で得られた抗菌水を、減菌生理食塩水(腸
炎ビブリオ菌の場合には食塩を3%添加させたもの)で
100 〜1000倍に希釈し、pHを測定した後、そのうちの10
mlを試験管に採取した。この試験管に前記試験菌液0.1m
l を各々加え、35℃で2時間静置させた後、それぞれ標
準寒天培地(腸炎ビブリオ菌の場合には食塩を3%添加
させたもの)に接種し、菌数を測定した。尚、比較例と
して実施例1の抗菌水に代えて水道水を用いたものにつ
いても同様に試験した。この結果を表13に示す。
reus ATCC 6538P)、サルモネラ菌(Salmonella enteri
tidis NHL)、腸炎ビブリオ菌(Vibrio parahaemolytic
us EB 102)の3種の菌株を用いた。 (2)試験菌液 前記試験菌株を通常のブイヨン培地(腸炎ビブリオ菌の
場合には食塩を3%添加させたもの)に接種させ、35
℃、18時間培養を行った後、減菌生理食塩水で菌濃度が
106個/mlになるよう調製し、各試験菌液とした。 (3)試験操作 前記実施例1で得られた抗菌水を、減菌生理食塩水(腸
炎ビブリオ菌の場合には食塩を3%添加させたもの)で
100 〜1000倍に希釈し、pHを測定した後、そのうちの10
mlを試験管に採取した。この試験管に前記試験菌液0.1m
l を各々加え、35℃で2時間静置させた後、それぞれ標
準寒天培地(腸炎ビブリオ菌の場合には食塩を3%添加
させたもの)に接種し、菌数を測定した。尚、比較例と
して実施例1の抗菌水に代えて水道水を用いたものにつ
いても同様に試験した。この結果を表13に示す。
【表13】
【0024】表13の結果に基づいて、次式1に従って菌
数の減少率を算出した。この結果を表14に示す。
数の減少率を算出した。この結果を表14に示す。
【式1】
【表14】
【0025】(試験例9)食事の際に歯茎からの出血が
見られる、歯茎に痛みがある、歯茎の色が悪い、歯茎が
ぐらぐらする、腫脹が見られる、いやな口臭があるとい
った歯槽膿漏症状を有する30〜60歳までの男女20
名(男子10名、女子10名)に、実施例1の抗菌水を
水道水にて、pH値が3.7 程度になるよう調製したものを
朝晩、歯磨き用洗浄液として1〜6カ月間継続使用さ
せ、2カ月毎の症状の改善の有無を試験した。この結果
を表15に示す。
見られる、歯茎に痛みがある、歯茎の色が悪い、歯茎が
ぐらぐらする、腫脹が見られる、いやな口臭があるとい
った歯槽膿漏症状を有する30〜60歳までの男女20
名(男子10名、女子10名)に、実施例1の抗菌水を
水道水にて、pH値が3.7 程度になるよう調製したものを
朝晩、歯磨き用洗浄液として1〜6カ月間継続使用さ
せ、2カ月毎の症状の改善の有無を試験した。この結果
を表15に示す。
【表15】
【0026】表1の結果より、この発明の抗菌水は「清
涼飲料水」としての規格を満たしており、しかも表2の
結果より、100 倍希釈溶液では水道法に定める水質基準
に適合することが明らかであるため、人体に対する危険
性がないことが判る。表3乃至表6より明らかな如く、
この発明に係る抗菌水はストレプトコッカス・ミュータ
ンス (Streptococcus mutans )や、フソバクテリウム
(Fusobacterium)、バクテロイデス(Bacteroides) とい
った虫歯の原因菌、歯周病の原因菌に対して増殖抑制効
果を持つことが判る。表8より明らかな如く、O.D 値が
0.1以上では、平板上のコロニー数の対数はO.D値と比
例関係にあることが判る。従って、表7にて明らかなよ
うに実施例1の抗菌水は生理食塩水と比べると菌の増殖
が抑制されていることが判る。表9乃至表10より明らか
な如く、この発明に係る実施例1の抗菌数は、濃度が高
くなるに従って、特に濃度が50%以上では菌の増殖抑制
効果が濃度に比例することが判る。表11より明らかな如
く、抗菌水と試験培地との反応時間が1分未満では、反
応時間が長くなるに従って菌の増殖抑制効果が増強さ
れ、1分〜4分の反応時間では、反応時間に関係なく抑
制効果がほぼ一定であることが判る。表12の結果より明
らかな如く、反応時間が1分の時、抗菌水のpHが3.5 以
下では、比較例と比べて著しい増菌抑制効果があること
が判る。表14の結果より明らかな如く、この発明の抗菌
水には食中毒菌に対する菌数の減少作用があることが判
る。特にアルカリ側の環境を好む腸炎ビブリオに菌数減
少の著しい効果があることが判る。表15の結果より、こ
の発明の抗菌水を使用することにより、歯槽膿漏症状
(食事の際に歯茎の出血や痛みがある、口臭等)が改善
されることが判る。
涼飲料水」としての規格を満たしており、しかも表2の
結果より、100 倍希釈溶液では水道法に定める水質基準
に適合することが明らかであるため、人体に対する危険
性がないことが判る。表3乃至表6より明らかな如く、
この発明に係る抗菌水はストレプトコッカス・ミュータ
ンス (Streptococcus mutans )や、フソバクテリウム
(Fusobacterium)、バクテロイデス(Bacteroides) とい
った虫歯の原因菌、歯周病の原因菌に対して増殖抑制効
果を持つことが判る。表8より明らかな如く、O.D 値が
0.1以上では、平板上のコロニー数の対数はO.D値と比
例関係にあることが判る。従って、表7にて明らかなよ
うに実施例1の抗菌水は生理食塩水と比べると菌の増殖
が抑制されていることが判る。表9乃至表10より明らか
な如く、この発明に係る実施例1の抗菌数は、濃度が高
くなるに従って、特に濃度が50%以上では菌の増殖抑制
効果が濃度に比例することが判る。表11より明らかな如
く、抗菌水と試験培地との反応時間が1分未満では、反
応時間が長くなるに従って菌の増殖抑制効果が増強さ
れ、1分〜4分の反応時間では、反応時間に関係なく抑
制効果がほぼ一定であることが判る。表12の結果より明
らかな如く、反応時間が1分の時、抗菌水のpHが3.5 以
下では、比較例と比べて著しい増菌抑制効果があること
が判る。表14の結果より明らかな如く、この発明の抗菌
水には食中毒菌に対する菌数の減少作用があることが判
る。特にアルカリ側の環境を好む腸炎ビブリオに菌数減
少の著しい効果があることが判る。表15の結果より、こ
の発明の抗菌水を使用することにより、歯槽膿漏症状
(食事の際に歯茎の出血や痛みがある、口臭等)が改善
されることが判る。
【0027】
【発明の効果】以上詳述した如く、この発明は少なくと
もpH値が4.0以下とされてなる腐植土抽出液が有効
成分として含有されてなることを特徴とする抗菌水及び
30〜60℃の温水又は希アルコール溶液中に10〜1
5重量部の腐植土を混入し、一日数回、少なくとも3日
間攪拌させ、そのまま少なくとも4〜5日間放置して沈
殿を待ち、得られた上澄み液を濾過して少なくともpH
値が4.0以下とされてなる抗菌水を得ることを特徴と
する抗菌水の製造方法であるから、前記試験例の結果か
らも明らかなように、虫歯、歯周病といった歯科疾患の
原因菌や食中毒の原因菌に対して極めて良好な増殖抑制
効果を発現し、且つ人体に対する危険性もないため、そ
れ自体単独で、或いは適宜希釈されて乳幼児の虫歯予防
のうがい液や慢性化した歯周病疾患の治療液として、ま
た腸炎ビブリオなどの食中毒菌に対しても好適な増殖抑
制効果を示すため食品従事者の手の消毒液や食器洗浄
液、食中毒多発地域の飲料水として安心して長期に渡っ
て継続使用することができ、歯科疾患や食中毒の予防・
治療に寄与できるという優れた効果を奏する。
もpH値が4.0以下とされてなる腐植土抽出液が有効
成分として含有されてなることを特徴とする抗菌水及び
30〜60℃の温水又は希アルコール溶液中に10〜1
5重量部の腐植土を混入し、一日数回、少なくとも3日
間攪拌させ、そのまま少なくとも4〜5日間放置して沈
殿を待ち、得られた上澄み液を濾過して少なくともpH
値が4.0以下とされてなる抗菌水を得ることを特徴と
する抗菌水の製造方法であるから、前記試験例の結果か
らも明らかなように、虫歯、歯周病といった歯科疾患の
原因菌や食中毒の原因菌に対して極めて良好な増殖抑制
効果を発現し、且つ人体に対する危険性もないため、そ
れ自体単独で、或いは適宜希釈されて乳幼児の虫歯予防
のうがい液や慢性化した歯周病疾患の治療液として、ま
た腸炎ビブリオなどの食中毒菌に対しても好適な増殖抑
制効果を示すため食品従事者の手の消毒液や食器洗浄
液、食中毒多発地域の飲料水として安心して長期に渡っ
て継続使用することができ、歯科疾患や食中毒の予防・
治療に寄与できるという優れた効果を奏する。
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくともpH値が4.0以下とされて
なる腐植土抽出液が有効成分として含有されてなること
を特徴とする抗菌水。 - 【請求項2】 前記抽出液が水抽出液であることを特徴
とする請求項1に記載の抗菌水。 - 【請求項3】 前記抽出液が希アルコール抽出液である
ことを特徴とする請求項1に記載の抗菌水。 - 【請求項4】 前記抽出液を煮沸してなることを特徴と
する請求項1乃至3に記載の抗菌水。 - 【請求項5】 30〜60℃の温水又は希アルコール溶
液中に10〜15重量部の腐植土を混入し、一日数回、
少なくとも3日間攪拌させ、そのまま少なくとも4〜5
日間放置して沈殿を待ち、得られた上澄み液を濾過して
少なくともpH値が4.0以下とされてなる抗菌水を得
ることを特徴とする抗菌水の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4263093A JPH0687752A (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 抗菌水及びこの抗菌水の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4263093A JPH0687752A (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 抗菌水及びこの抗菌水の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0687752A true JPH0687752A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=17384737
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4263093A Pending JPH0687752A (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 抗菌水及びこの抗菌水の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0687752A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000019999A1 (en) * | 1998-10-08 | 2000-04-13 | Enerkom (Proprietary) Limited | Fulvic acid and its use in the treatment of various conditions |
| JP2006109709A (ja) * | 2004-10-12 | 2006-04-27 | Marinekkus:Kk | 魚類飼料および魚類の飼育方法 |
| JP2006335687A (ja) * | 2005-06-02 | 2006-12-14 | Myubio Co Ltd | 口腔用組成物 |
| JP2008007451A (ja) * | 2006-06-28 | 2008-01-17 | Ray & Company Inc | 殺菌剤 |
| US20120251467A1 (en) * | 2009-08-27 | 2012-10-04 | Stephen William Leivers | Fulvic acid compositions and their use |
| WO2022102612A1 (ja) * | 2020-11-13 | 2022-05-19 | 株式会社日本ウエルネス | 歯ブラシ用殺菌・ウイルス不活化剤 |
-
1992
- 1992-09-04 JP JP4263093A patent/JPH0687752A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000019999A1 (en) * | 1998-10-08 | 2000-04-13 | Enerkom (Proprietary) Limited | Fulvic acid and its use in the treatment of various conditions |
| JP2002526407A (ja) * | 1998-10-08 | 2002-08-20 | エナーコム(プロプライエタリー)・リミテッド | フルボ酸、および種々の状態の処置におけるその使用 |
| US6569900B1 (en) | 1998-10-08 | 2003-05-27 | Enerkom (Proprietary) Limited | Fulvic acid and its use in the treatment of various conditions |
| AU766198B2 (en) * | 1998-10-08 | 2003-10-09 | Pfeinsmith Limited | Fulvic acid and its use in the treatment of various conditions |
| EP1698333A1 (en) * | 1998-10-08 | 2006-09-06 | Pfeinsmith Limited | Fulvic acid and its use in the treatment of viral infections |
| EP1700599A1 (en) * | 1998-10-08 | 2006-09-13 | Pfeinsmith Limited | Fulvic acid and its use in the treatment of candida infections |
| EP1700600A1 (en) * | 1998-10-08 | 2006-09-13 | Pfeinsmith Limited | Fulvic acid and its use in the treatment of inflammation |
| JP2006109709A (ja) * | 2004-10-12 | 2006-04-27 | Marinekkus:Kk | 魚類飼料および魚類の飼育方法 |
| JP2006335687A (ja) * | 2005-06-02 | 2006-12-14 | Myubio Co Ltd | 口腔用組成物 |
| JP2008007451A (ja) * | 2006-06-28 | 2008-01-17 | Ray & Company Inc | 殺菌剤 |
| US20120251467A1 (en) * | 2009-08-27 | 2012-10-04 | Stephen William Leivers | Fulvic acid compositions and their use |
| WO2022102612A1 (ja) * | 2020-11-13 | 2022-05-19 | 株式会社日本ウエルネス | 歯ブラシ用殺菌・ウイルス不活化剤 |
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