JPH0688268B2 - フエノ−ル樹脂発泡体複合板の製造装置 - Google Patents
フエノ−ル樹脂発泡体複合板の製造装置Info
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- JPH0688268B2 JPH0688268B2 JP62031261A JP3126187A JPH0688268B2 JP H0688268 B2 JPH0688268 B2 JP H0688268B2 JP 62031261 A JP62031261 A JP 62031261A JP 3126187 A JP3126187 A JP 3126187A JP H0688268 B2 JPH0688268 B2 JP H0688268B2
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- foaming
- phenol resin
- curing
- foam
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Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、下面材および上面材の間にフェノール樹脂
発泡体の芯材を挟み込んだ積層構造を有する複合板の製
造装置に関するものである。
発泡体の芯材を挟み込んだ積層構造を有する複合板の製
造装置に関するものである。
〈従来の技術〉 従来からウレタンフォーム,ポリスチレンフォーム,フ
ェノールフォーム等の樹脂発泡体を芯材とし、これをア
スベスト紙,ガラスペーパー,アルミ箔,石膏ボード,
鋼板等の各種面材の間に挟み込んだ積層構造を有する複
合板が知られている。
ェノールフォーム等の樹脂発泡体を芯材とし、これをア
スベスト紙,ガラスペーパー,アルミ箔,石膏ボード,
鋼板等の各種面材の間に挟み込んだ積層構造を有する複
合板が知られている。
かような複合板を連続的に製造する一般的方法は、連続
的に移送されている下面材の上に樹脂混合液を吐出し、
この樹脂混合液の上にさらに上面材を連続的に積層供給
して積層連続体を形成する。次いでこの積層連続体をそ
の上下面から押圧しながらキュア炉に通して加熱するこ
とにより、樹脂混合液の層を所定厚さに発泡硬化せし
め、キュア炉から出てくる積層連続体を所定寸法に切断
することによって樹脂発泡体複合板が得られる。
的に移送されている下面材の上に樹脂混合液を吐出し、
この樹脂混合液の上にさらに上面材を連続的に積層供給
して積層連続体を形成する。次いでこの積層連続体をそ
の上下面から押圧しながらキュア炉に通して加熱するこ
とにより、樹脂混合液の層を所定厚さに発泡硬化せし
め、キュア炉から出てくる積層連続体を所定寸法に切断
することによって樹脂発泡体複合板が得られる。
しかしながら、芯材となる樹脂発泡体のうちフェノール
樹脂発泡体は、耐熱性,難燃性,低発煙性等の優れた性
能を有するにも拘らず、他の樹脂発泡体に比較して非常
に脆いために使用方法が難しかった。
樹脂発泡体は、耐熱性,難燃性,低発煙性等の優れた性
能を有するにも拘らず、他の樹脂発泡体に比較して非常
に脆いために使用方法が難しかった。
フェノール樹脂発泡体のもつかような欠点を解消するも
のとして、本願と同一出願人により新規な発泡性フェノ
ール樹脂混合液が提案されている(特開昭60-11520
号)。この発泡性フェノール樹脂混合液は、ベンジリッ
クエーテル型フェノール樹脂、ポリイソシアネート化合
物,芳香族スルホン酸化合物,水,発泡剤および整泡剤
からなり、この混合液を発泡硬化させることにより良好
な機械的物性を有するフェノール樹脂発泡体が得られ
る。
のとして、本願と同一出願人により新規な発泡性フェノ
ール樹脂混合液が提案されている(特開昭60-11520
号)。この発泡性フェノール樹脂混合液は、ベンジリッ
クエーテル型フェノール樹脂、ポリイソシアネート化合
物,芳香族スルホン酸化合物,水,発泡剤および整泡剤
からなり、この混合液を発泡硬化させることにより良好
な機械的物性を有するフェノール樹脂発泡体が得られ
る。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明者等は、上記の発泡性フェノール樹脂混合液を用
いてフェノール樹脂発泡体複合板を製造した。この製造
に際しては前述したような一般的方法を採用し、キュア
炉の温度を60〜80℃として行なった。
いてフェノール樹脂発泡体複合板を製造した。この製造
に際しては前述したような一般的方法を採用し、キュア
炉の温度を60〜80℃として行なった。
かくして得られた複合板を調べたところ、フェノール樹
脂発泡体層は良好な機械的物性を有していたが、発泡体
中で均一な発泡がなされていない部分があり、密度の均
一性の点で若干問題のあることがわかった。また、上記
の発泡性フェノール樹脂混合液は各種面材との自己接着
力が良好であるが、条件によっては面材は発泡体との接
着力が必ずしも十分でないものもあった。
脂発泡体層は良好な機械的物性を有していたが、発泡体
中で均一な発泡がなされていない部分があり、密度の均
一性の点で若干問題のあることがわかった。また、上記
の発泡性フェノール樹脂混合液は各種面材との自己接着
力が良好であるが、条件によっては面材は発泡体との接
着力が必ずしも十分でないものもあった。
そこで本発明者等は、従来の製造装置を改良し、樹脂混
合液層の発泡と硬化の両方を行なう従来のキュア炉を、
樹脂混合液層を発泡せしめる発泡室と、得られた発泡層
を硬化せしめる硬化室との2つの室に完全に分離し、発
泡室では発泡に最適な条件を、硬化室では硬化に最適な
条件を各々与えることによって、発泡体層が均一発泡
し、密度の均一性に優れ、さらには面材と発泡体との十
分な接着性を有するフェノール樹脂発泡体複合板が製造
できることを見出し、既に特許出願を行なった(特願昭
60-200084号)。
合液層の発泡と硬化の両方を行なう従来のキュア炉を、
樹脂混合液層を発泡せしめる発泡室と、得られた発泡層
を硬化せしめる硬化室との2つの室に完全に分離し、発
泡室では発泡に最適な条件を、硬化室では硬化に最適な
条件を各々与えることによって、発泡体層が均一発泡
し、密度の均一性に優れ、さらには面材と発泡体との十
分な接着性を有するフェノール樹脂発泡体複合板が製造
できることを見出し、既に特許出願を行なった(特願昭
60-200084号)。
しかしながら上記した先願に係る改良装置においては、
例えば温度条件については発泡室および硬化室の各々に
最適な温度に保持することができるが、発泡室と硬化室
は各々一定寸法として並置されているため、各室での発
泡時間および硬化時間は積層連続体を各室に通して搬送
させるラインスピードによって各々一義的に決定され
る。その結果、発泡室内で確実にライズタイム(発泡体
が最高の高さに到達するに要する時間)付近まで発泡さ
せるようにするための生産管理が煩雑になる不利があっ
た。特に発泡室と硬化室との間に隔りをもたせてあるよ
うな場合には、この隔り部分で発泡が起ると発泡体自身
が面材から剥離してしまう現象もみられる。
例えば温度条件については発泡室および硬化室の各々に
最適な温度に保持することができるが、発泡室と硬化室
は各々一定寸法として並置されているため、各室での発
泡時間および硬化時間は積層連続体を各室に通して搬送
させるラインスピードによって各々一義的に決定され
る。その結果、発泡室内で確実にライズタイム(発泡体
が最高の高さに到達するに要する時間)付近まで発泡さ
せるようにするための生産管理が煩雑になる不利があっ
た。特に発泡室と硬化室との間に隔りをもたせてあるよ
うな場合には、この隔り部分で発泡が起ると発泡体自身
が面材から剥離してしまう現象もみられる。
それ故この発明は、上記の先願に係る装置をさらに改良
し、より一層適切な条件を発泡室および硬化室に各々与
えることができ、これによって、均一発泡,均一密度の
発泡体層をもたらすとともに、面材と発泡体との接着性
の良好なフェノール樹脂発泡体複合板をより一層生産性
よく製造することができる装置を提供することを目的と
してなされたものである。
し、より一層適切な条件を発泡室および硬化室に各々与
えることができ、これによって、均一発泡,均一密度の
発泡体層をもたらすとともに、面材と発泡体との接着性
の良好なフェノール樹脂発泡体複合板をより一層生産性
よく製造することができる装置を提供することを目的と
してなされたものである。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明者等は、積層連続体の樹脂混合液層を発泡硬化さ
せるキュア炉を、前述の先願装置におけるように完全に
独立,分離させて並置した発泡室と硬化室とから構成さ
せずに、キュア炉内を水平方向に移動可能な仕切りによ
って発泡域と硬化域とに区分することによって、上記の
目的を達成できることを見出しこの発明を完成させたも
のである。
せるキュア炉を、前述の先願装置におけるように完全に
独立,分離させて並置した発泡室と硬化室とから構成さ
せずに、キュア炉内を水平方向に移動可能な仕切りによ
って発泡域と硬化域とに区分することによって、上記の
目的を達成できることを見出しこの発明を完成させたも
のである。
すなわちこの発明のフェノール樹脂発泡体複合板の製造
装置は、下面材の連続供給装置と;該下面材上に発泡性
フェノール樹脂混合液を吐出する吐出機と;該下面材上
に吐出された該樹脂混合液の上に上面材を連続的に積
層,供給して積層連続体を形成する上面材積層供給装置
と;所定間隔をもたせて上下に対向配置せしめた押圧搬
送装置を備え、これらの間に該積層連続体を連続的に通
すことによって該樹脂混合液の層を加熱し所定厚さに発
泡硬化せしめるキュア炉と;発泡硬化した該積層連続体
を所定寸法に切断して複合板製品とする切断機とを順次
配列してなるフェノール樹脂発泡体複合板の製造装置に
おいて、前記キュア炉内を、水平方向に移動可能な仕切
りによって温度20〜80℃に前記積層連続体を加熱して前
記樹脂混合液層を発泡せしめる発泡域と、該発泡域から
出た積層連続体を温度50〜100℃に加熱して該樹脂混合
液の発泡層を硬化せしめる硬化域とに区分したことを特
徴とするものである。
装置は、下面材の連続供給装置と;該下面材上に発泡性
フェノール樹脂混合液を吐出する吐出機と;該下面材上
に吐出された該樹脂混合液の上に上面材を連続的に積
層,供給して積層連続体を形成する上面材積層供給装置
と;所定間隔をもたせて上下に対向配置せしめた押圧搬
送装置を備え、これらの間に該積層連続体を連続的に通
すことによって該樹脂混合液の層を加熱し所定厚さに発
泡硬化せしめるキュア炉と;発泡硬化した該積層連続体
を所定寸法に切断して複合板製品とする切断機とを順次
配列してなるフェノール樹脂発泡体複合板の製造装置に
おいて、前記キュア炉内を、水平方向に移動可能な仕切
りによって温度20〜80℃に前記積層連続体を加熱して前
記樹脂混合液層を発泡せしめる発泡域と、該発泡域から
出た積層連続体を温度50〜100℃に加熱して該樹脂混合
液の発泡層を硬化せしめる硬化域とに区分したことを特
徴とするものである。
〈作用〉 この種の複合板の製品の良否は、主として芯材である樹
脂発泡体の発泡の良否に影響されるが、本発明によれば
キュア炉内を仕切りによって発泡域と硬化域とに区分し
たため、発泡性フェノール樹脂混合液の発泡に最適な温
度と、発泡後の硬化に最適な温度を各々の区域で与える
ことができるだけでなく、仕切りを水平方向に移動させ
ることによって発泡域および硬化域の長さを変えること
ができるため、ラインスピードを変えずとも発泡時間お
よび硬化時間を調節することができる。そのため、温度
20〜80℃の範囲内の発泡最適温度でライズタイム直前に
至るまでの最適な時間だけ発泡域にて発泡させることが
でき、かくして発泡させたフェノール樹脂発泡体層を、
温度50〜100℃の範囲内の硬化最適温度をもつ硬化域に
て効率よく硬化させることが可能となる。
脂発泡体の発泡の良否に影響されるが、本発明によれば
キュア炉内を仕切りによって発泡域と硬化域とに区分し
たため、発泡性フェノール樹脂混合液の発泡に最適な温
度と、発泡後の硬化に最適な温度を各々の区域で与える
ことができるだけでなく、仕切りを水平方向に移動させ
ることによって発泡域および硬化域の長さを変えること
ができるため、ラインスピードを変えずとも発泡時間お
よび硬化時間を調節することができる。そのため、温度
20〜80℃の範囲内の発泡最適温度でライズタイム直前に
至るまでの最適な時間だけ発泡域にて発泡させることが
でき、かくして発泡させたフェノール樹脂発泡体層を、
温度50〜100℃の範囲内の硬化最適温度をもつ硬化域に
て効率よく硬化させることが可能となる。
発泡温度が20℃より低いと、ライズタイムが非常に長く
なり、80℃より高いと発泡速度をコントロールできなく
なり、均一な発泡がなされなく、密度の均一性が悪くな
る。一方、硬化温度が50℃より低いと硬化が十分でな
く、発泡体の機械的物性が劣る。また、100℃より高い
と発泡体中に亀裂を発生する傾向がみられる。
なり、80℃より高いと発泡速度をコントロールできなく
なり、均一な発泡がなされなく、密度の均一性が悪くな
る。一方、硬化温度が50℃より低いと硬化が十分でな
く、発泡体の機械的物性が劣る。また、100℃より高い
と発泡体中に亀裂を発生する傾向がみられる。
〈実施例〉 以下にこの発明の好ましい実施例を挙げてさらに詳述す
る。添付図面は、この発明の複合板製造装置の一例を示
すものであって、下面材の連続供給装置1、発泡性フェ
ノール樹脂混合液の吐出機2、上面材積層供給装置3、
キュア炉4、切断機5がこの順で配列されてなる。下面
材供給装置1は、下面材を巻装したアンコイラ11とピン
チローラ12からなり、これによって下面材は図面の左か
ら右へ連続的に供給される。吐出機2は発泡性フェノー
ル樹脂混合液の所定量を下面材上に吐出する装置であ
り、1本または複数本の吐出ノズルを備えている。上面
材積層供給装置3は、上面材を巻装したアンコイラ31と
ガイドローラ32を有し、これによって下面材上に吐出さ
れた樹脂混合液の上に上面材を連続的に積層,供給して
積層連続体を形成するための装置である。キュア炉4の
内部は、水平方向に移動可能な仕切り6によって発泡域
41と硬化域42とに区分されており、仕切り6を水平方向
に移動することによって発泡域41の長さと硬化域42に長
さの割合を変えられるようになっている。発泡域41は、
複数ローラ43と44とを所定間隙をもたせて上下に対向配
置せしめた押圧搬送装置を有している。この複数ローラ
からなる押圧搬送装置は硬化域42の一部へも延設されて
いるが、硬化域42の出口近傍では、所定間隙をもたせて
ベルトコンベア45,46を上下に対向配置した二軸ベルト
コンベアからなる押圧搬送装置となっている。なお図示
の例では、吐出機2の前にプレヒーター7を設置して下
面材を予熱するようになっている。また、下面材として
鋼板等を使用する場合には、必要に応じてピンチローラ
12とプレヒーター7の間にエンボスロールおよび成形機
を設置することができる。
る。添付図面は、この発明の複合板製造装置の一例を示
すものであって、下面材の連続供給装置1、発泡性フェ
ノール樹脂混合液の吐出機2、上面材積層供給装置3、
キュア炉4、切断機5がこの順で配列されてなる。下面
材供給装置1は、下面材を巻装したアンコイラ11とピン
チローラ12からなり、これによって下面材は図面の左か
ら右へ連続的に供給される。吐出機2は発泡性フェノー
ル樹脂混合液の所定量を下面材上に吐出する装置であ
り、1本または複数本の吐出ノズルを備えている。上面
材積層供給装置3は、上面材を巻装したアンコイラ31と
ガイドローラ32を有し、これによって下面材上に吐出さ
れた樹脂混合液の上に上面材を連続的に積層,供給して
積層連続体を形成するための装置である。キュア炉4の
内部は、水平方向に移動可能な仕切り6によって発泡域
41と硬化域42とに区分されており、仕切り6を水平方向
に移動することによって発泡域41の長さと硬化域42に長
さの割合を変えられるようになっている。発泡域41は、
複数ローラ43と44とを所定間隙をもたせて上下に対向配
置せしめた押圧搬送装置を有している。この複数ローラ
からなる押圧搬送装置は硬化域42の一部へも延設されて
いるが、硬化域42の出口近傍では、所定間隙をもたせて
ベルトコンベア45,46を上下に対向配置した二軸ベルト
コンベアからなる押圧搬送装置となっている。なお図示
の例では、吐出機2の前にプレヒーター7を設置して下
面材を予熱するようになっている。また、下面材として
鋼板等を使用する場合には、必要に応じてピンチローラ
12とプレヒーター7の間にエンボスロールおよび成形機
を設置することができる。
この装置の動作を説明すると、下面材供給装置1から連
続的に供給される下面材は、プレヒーター7を通って予
熱されたのち連続的にラインに送り込まれる。次いでこ
の下面材の上に吐出機2から発泡性フェノール樹脂混合
液の所定量を連続的に吐出し、この樹脂混合液の上にさ
らに上面材供給装置3から連続的に供給される上面材を
被せることによって、樹脂混合液の層が上面材と下面材
の間に挟み込まれた積層連続体が形成される。積層連続
体はその上下面から押圧搬送装置によって押圧されて所
定の厚さを保持されながらキュア炉4内を通って運ばれ
る。この間、積層連続体の樹脂混合液は下面材と上面材
の間で均一に拡げられるとともに、複数ローラ43および
44を介して20〜80℃に加熱されて、発泡域41出口付近で
ライズタイム直前に達して所定の厚みに到達せしめる。
発泡域41を出た発泡済の積層連続体は次に硬化域42へ送
られ、ここで複数ローラ43,44および二軸ベルトコンベ
ア45,46を介して50〜100℃に加熱することにより硬化が
完了する。硬化域42から連続的に送り出される発泡硬化
済の積層連続体は切断機5によって所定寸法に切断され
て複合板製品となる。
続的に供給される下面材は、プレヒーター7を通って予
熱されたのち連続的にラインに送り込まれる。次いでこ
の下面材の上に吐出機2から発泡性フェノール樹脂混合
液の所定量を連続的に吐出し、この樹脂混合液の上にさ
らに上面材供給装置3から連続的に供給される上面材を
被せることによって、樹脂混合液の層が上面材と下面材
の間に挟み込まれた積層連続体が形成される。積層連続
体はその上下面から押圧搬送装置によって押圧されて所
定の厚さを保持されながらキュア炉4内を通って運ばれ
る。この間、積層連続体の樹脂混合液は下面材と上面材
の間で均一に拡げられるとともに、複数ローラ43および
44を介して20〜80℃に加熱されて、発泡域41出口付近で
ライズタイム直前に達して所定の厚みに到達せしめる。
発泡域41を出た発泡済の積層連続体は次に硬化域42へ送
られ、ここで複数ローラ43,44および二軸ベルトコンベ
ア45,46を介して50〜100℃に加熱することにより硬化が
完了する。硬化域42から連続的に送り出される発泡硬化
済の積層連続体は切断機5によって所定寸法に切断され
て複合板製品となる。
この発明において好ましく使用できるフェノール樹脂と
しては、ベンジリックエーテル型フェノール樹脂および
レゾール型フェノール樹脂が挙げられ、これら接着剤を
使用せずに面材との自己接着が可能である。
しては、ベンジリックエーテル型フェノール樹脂および
レゾール型フェノール樹脂が挙げられ、これら接着剤を
使用せずに面材との自己接着が可能である。
面材としては、アスベスト紙,ガラスペーパー,アルミ
箔,各種の耐熱,耐炎性ラミネート紙,石膏ボード,金
属面材等を適宜使用することができる。
箔,各種の耐熱,耐炎性ラミネート紙,石膏ボード,金
属面材等を適宜使用することができる。
以下にこの実施例の装置の使用例を挙げてこの発明を更
に説明する。
に説明する。
使用例 ベンジリックエーテル型フェノール樹脂の合成: フェノール 357g、パラホルムアルデヒド 174g、ナフ
テン酸鉛 1.5g、ナフテン酸亜鉛 3.0gを攪拌混合し、
110〜114℃にて3時間反応せしめた後速やかに減圧下に
脱水し、粘度30,000cps(at25℃)のベンジリックエー
テル型フェノール樹脂を得た。
テン酸鉛 1.5g、ナフテン酸亜鉛 3.0gを攪拌混合し、
110〜114℃にて3時間反応せしめた後速やかに減圧下に
脱水し、粘度30,000cps(at25℃)のベンジリックエー
テル型フェノール樹脂を得た。
発泡性フェノール樹脂混合液の調製: A成分 ベンジリックエーテル型フェノ−ル樹脂(上記で合成し
たもの) 88.5重量部 発泡剤“フレオンR-11"(三井フロロケミカル社製)8.8
重量部 整泡剤“Tween-40"(花王アトラス社製) 2.7重量部 B成分 硬化剤(p−トルエンスルホン酸70%水溶液)30重量部 C成分 粗製ジフェニルメタンジイソシアネート(“ミリオネー
ト MR-200"、日本ポリウレタン社製) 10重量部 上記A,B,C成分をミキサー(東邦機械社製 P-306号)で
混合し、発泡性フェノール樹脂混合液を調製した。
たもの) 88.5重量部 発泡剤“フレオンR-11"(三井フロロケミカル社製)8.8
重量部 整泡剤“Tween-40"(花王アトラス社製) 2.7重量部 B成分 硬化剤(p−トルエンスルホン酸70%水溶液)30重量部 C成分 粗製ジフェニルメタンジイソシアネート(“ミリオネー
ト MR-200"、日本ポリウレタン社製) 10重量部 上記A,B,C成分をミキサー(東邦機械社製 P-306号)で
混合し、発泡性フェノール樹脂混合液を調製した。
複合板の製造: 添付図面のごとき装置により、下面材としてカラー鋼
板、上面材としてアルミ箔張りクラフト紙を用いて各種
寸法の複合板を製造した。このときの発泡性フェノール
樹脂混合液の仕込み量は39kg/m3、ラインスピードは15m
/min、キュア炉の全長は35m、キュア炉内の押圧搬送装
置は複数ローラ部31mおよびベルトコンベア部4mとし
た。また、キュア炉内の仕切りを水平方向に移動させる
ことによって、複合板寸法に応じた最適な発泡域長さ、
すなわち発泡所定時間を与えるように調節した。複合板
寸法と製造条件を第1表にまとめて示す。
板、上面材としてアルミ箔張りクラフト紙を用いて各種
寸法の複合板を製造した。このときの発泡性フェノール
樹脂混合液の仕込み量は39kg/m3、ラインスピードは15m
/min、キュア炉の全長は35m、キュア炉内の押圧搬送装
置は複数ローラ部31mおよびベルトコンベア部4mとし
た。また、キュア炉内の仕切りを水平方向に移動させる
ことによって、複合板寸法に応じた最適な発泡域長さ、
すなわち発泡所定時間を与えるように調節した。複合板
寸法と製造条件を第1表にまとめて示す。
得られた複合板のフェノール樹脂発泡体層はいずれもス
キン層が少なく、かつ発泡体断面には層状部分がなく、
均一発泡しており、密度は34〜35kg/m3であった。ま
た、得られた複合板はジグソー,丸ノコ等による切断,
入隅出隅加工に十分耐え得る接着力をもっていた。
キン層が少なく、かつ発泡体断面には層状部分がなく、
均一発泡しており、密度は34〜35kg/m3であった。ま
た、得られた複合板はジグソー,丸ノコ等による切断,
入隅出隅加工に十分耐え得る接着力をもっていた。
〈発明の効果〉 以上説明したようにこの発明によれば、キュア炉内を移
動可能な仕切りによって発泡域と硬化域とに区分したた
め、各々の区域において発泡最適温度および硬化最適温
度を与えることができるとともに、ラインスピードを変
えることなく単に仕切りを移動させるだけで発泡体の種
類や製品寸法の種類に応じた最適な発泡時間および硬化
時間に調節することができ、品質良好な複合板製品を生
産性よく製造することができる。
動可能な仕切りによって発泡域と硬化域とに区分したた
め、各々の区域において発泡最適温度および硬化最適温
度を与えることができるとともに、ラインスピードを変
えることなく単に仕切りを移動させるだけで発泡体の種
類や製品寸法の種類に応じた最適な発泡時間および硬化
時間に調節することができ、品質良好な複合板製品を生
産性よく製造することができる。
添付図面はこの発明の装置の実施例を示す説明図であ
る。 1……下面材連続供給装置、2……吐出機、3……上面
材積層供給装置、4……キュア炉、5……切断機、6…
…仕切り、41……発泡域、42……硬化域。
る。 1……下面材連続供給装置、2……吐出機、3……上面
材積層供給装置、4……キュア炉、5……切断機、6…
…仕切り、41……発泡域、42……硬化域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00 4F (72)発明者 富宇賀 順一 神奈川県横浜市鶴見区大黒町7番43号 保 土谷化学工業株式会社中央研究所鶴見分室 内
Claims (1)
- 【請求項1】下面材の連続供給装置と;該下面材上に発
泡性フェノール樹脂混合液を吐出する吐出機と;該下面
材上に吐出された該樹脂混合液の上に上面材を連続的に
積層,供給して積層連続体を形成する上面材積層供給装
置と;所定間隔をもたせて上下に対向配置せしめた押圧
搬送装置を備え、これらの間に該積層連続体を連続的に
通すことによって該樹脂混合液の層を加熱し所定厚さに
発泡硬化せしめるキュア炉と;発泡硬化した該積層連続
体を所定寸法に切断して複合板製品とする切断機とを順
次配列してなるフェノール樹脂発泡体複合板の製造装置
において、前記キュア炉内を、水平方向に移動可能な仕
切りによって温度20〜80℃に前記積層連続体を加熱して
前記樹脂混合液層を発泡せしめる発泡域と、該発泡域か
ら出た積層連続体を温度50〜100℃に加熱して該樹脂混
合液の発泡層を硬化せしめる硬化域とに区分したことを
特徴とするフェノール樹脂発泡体複合板の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62031261A JPH0688268B2 (ja) | 1987-02-13 | 1987-02-13 | フエノ−ル樹脂発泡体複合板の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62031261A JPH0688268B2 (ja) | 1987-02-13 | 1987-02-13 | フエノ−ル樹脂発泡体複合板の製造装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63199618A JPS63199618A (ja) | 1988-08-18 |
| JPH0688268B2 true JPH0688268B2 (ja) | 1994-11-09 |
Family
ID=12326405
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62031261A Expired - Lifetime JPH0688268B2 (ja) | 1987-02-13 | 1987-02-13 | フエノ−ル樹脂発泡体複合板の製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0688268B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5430875B2 (ja) * | 2008-04-28 | 2014-03-05 | 旭化成建材株式会社 | フェノール樹脂発泡体積層板の製造方法 |
| JP5691970B2 (ja) * | 2011-09-27 | 2015-04-01 | 豊田合成株式会社 | フィルム加飾成形品の余剰フィルムトリミング方法およびその装置 |
| JP7027078B2 (ja) * | 2017-03-28 | 2022-03-01 | 旭化成建材株式会社 | フェノール樹脂発泡体積層板及びその製造方法 |
-
1987
- 1987-02-13 JP JP62031261A patent/JPH0688268B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63199618A (ja) | 1988-08-18 |
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