JPH068847B2 - ワイヤシールドケーブルの部分放電測定方法 - Google Patents
ワイヤシールドケーブルの部分放電測定方法Info
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- JPH068847B2 JPH068847B2 JP30974489A JP30974489A JPH068847B2 JP H068847 B2 JPH068847 B2 JP H068847B2 JP 30974489 A JP30974489 A JP 30974489A JP 30974489 A JP30974489 A JP 30974489A JP H068847 B2 JPH068847 B2 JP H068847B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
- G01R31/12—Testing dielectric strength or breakdown voltage ; Testing or monitoring effectiveness or level of insulation, e.g. of a cable or of an apparatus, for example using partial discharge measurements; Electrostatic testing
- G01R31/1227—Testing dielectric strength or breakdown voltage ; Testing or monitoring effectiveness or level of insulation, e.g. of a cable or of an apparatus, for example using partial discharge measurements; Electrostatic testing of components, parts or materials
- G01R31/1263—Testing dielectric strength or breakdown voltage ; Testing or monitoring effectiveness or level of insulation, e.g. of a cable or of an apparatus, for example using partial discharge measurements; Electrostatic testing of components, parts or materials of solid or fluid materials, e.g. insulation films, bulk material; of semiconductors or LV electronic components or parts; of cable, line or wire insulation
- G01R31/1272—Testing dielectric strength or breakdown voltage ; Testing or monitoring effectiveness or level of insulation, e.g. of a cable or of an apparatus, for example using partial discharge measurements; Electrostatic testing of components, parts or materials of solid or fluid materials, e.g. insulation films, bulk material; of semiconductors or LV electronic components or parts; of cable, line or wire insulation of cable, line or wire insulation, e.g. using partial discharge measurements
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高電圧が課電されるワイヤシールド電力ケーブ
ルの絶縁体の劣化を診断するための部分放電測定方法に
関する。
ルの絶縁体の劣化を診断するための部分放電測定方法に
関する。
従来多く用いられた部分放電測定方法は、第10図
(A)に示されるように、電力ケーブル1の終端接続部
2と高電圧課電端子3を接続する導体に結合コンデンサ
4を接続し、これを検出インピーダンス5を介して接地
するか、第10図(B)に示すように結合コンデンサ4
を直接接地し、電力ケーブル1のケーブルシース6と大
地の間に検出インピーダンス5を挿入して、検出インピ
ーダンス5の両端から高周波成分を取り出してパルス電
圧測定器7で検出する方法であった。
(A)に示されるように、電力ケーブル1の終端接続部
2と高電圧課電端子3を接続する導体に結合コンデンサ
4を接続し、これを検出インピーダンス5を介して接地
するか、第10図(B)に示すように結合コンデンサ4
を直接接地し、電力ケーブル1のケーブルシース6と大
地の間に検出インピーダンス5を挿入して、検出インピ
ーダンス5の両端から高周波成分を取り出してパルス電
圧測定器7で検出する方法であった。
第10図(A)又は(B)の構成において、高電圧課電
端子3に交流高電圧を課電し、電力ケーブル1により構
成される送電線路を活線状態にした状態で、電力ケーブ
ル1の絶縁体に部分放電が生じると、電力ケーブル1の
導体とケーブルシース6間に高周波パルスが誘起され
る。この高周波パルスは検出インピーダンス5を流れ、
その両端に電位差が発生する。この電位差をパルス電圧
測定器7で測定して部分放電の診断を行う。
端子3に交流高電圧を課電し、電力ケーブル1により構
成される送電線路を活線状態にした状態で、電力ケーブ
ル1の絶縁体に部分放電が生じると、電力ケーブル1の
導体とケーブルシース6間に高周波パルスが誘起され
る。この高周波パルスは検出インピーダンス5を流れ、
その両端に電位差が発生する。この電位差をパルス電圧
測定器7で測定して部分放電の診断を行う。
しかし、従来の部分放電測定方法によると、供試線路全
体の静電容量が関与するため、線路が長いと検出感度が
低くなる。また、検出インピーダンスが接続された位置
が部分放電の発生点から遠いと、信号が減衰するばかり
でなく、ノイズが重畳するのでS/N比は低下し、検出
感度が低くなる。更に、検出インピーダンスを結合コン
デンサを介して導体に接続する方法は、停電時であって
も高圧導体に接触するので、安全上問題がある。更に、
金属シースに検出インピーダンスを接続する方法では、
ワイヤシールドケーブルへ適用することが難しいという
問題がある。
体の静電容量が関与するため、線路が長いと検出感度が
低くなる。また、検出インピーダンスが接続された位置
が部分放電の発生点から遠いと、信号が減衰するばかり
でなく、ノイズが重畳するのでS/N比は低下し、検出
感度が低くなる。更に、検出インピーダンスを結合コン
デンサを介して導体に接続する方法は、停電時であって
も高圧導体に接触するので、安全上問題がある。更に、
金属シースに検出インピーダンスを接続する方法では、
ワイヤシールドケーブルへ適用することが難しいという
問題がある。
従って本発明の目的は、ワイヤシールドケーブルの部分
放電を、高い感度で測定することができるワイヤシール
ドケーブルの部分放電測定方法を提供することにある。
放電を、高い感度で測定することができるワイヤシール
ドケーブルの部分放電測定方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、検出位置を簡単に移動することが
できるワイヤシールドケーブルの部分放電測定方法を提
供することにある。
できるワイヤシールドケーブルの部分放電測定方法を提
供することにある。
また本発明の他の目的は、安全に実施できるワイヤシー
ルドケーブルの部分放電測定方法を提供することにあ
る。
ルドケーブルの部分放電測定方法を提供することにあ
る。
上記目的を達成するため、本発明では、ワイヤシールド
によりシールドされたケーブルの外側にコイルを設け、 コイルの両端に検出インピーダンスを接続し、 コイルの外側に高周波鉄心を配置し、 ワイヤシールドとコイルの電磁結合により、絶縁体中の
部分放電によって発生した高周波パルスに基づく検出イ
ンピーダンスの両端に生じる電位差を測定することを特
徴とするワイヤシールドケーブルの部分放電測定方法を
提供する。
によりシールドされたケーブルの外側にコイルを設け、 コイルの両端に検出インピーダンスを接続し、 コイルの外側に高周波鉄心を配置し、 ワイヤシールドとコイルの電磁結合により、絶縁体中の
部分放電によって発生した高周波パルスに基づく検出イ
ンピーダンスの両端に生じる電位差を測定することを特
徴とするワイヤシールドケーブルの部分放電測定方法を
提供する。
また、本発明では、筒が複数に割られた形状を有する高
周波鉄心に、ワイヤシールドによりシールドされたケー
ブルの軸方向の磁界と鎖交するようにコイルを設け、 コイルの両端に検出インピーダンスを接続し、 コイルが設けられた高周波鉄心をワイヤーシールドによ
りシールドされたケーブルに接近して設け、 ワイヤーシールドとコイルの電磁結合により、高周波パ
ルスに基づく検出インピーダンスの両端に生じる電位差
を測定することを特徴とするワイヤーシールドケーブル
の部分放電測定方法を提供する。
周波鉄心に、ワイヤシールドによりシールドされたケー
ブルの軸方向の磁界と鎖交するようにコイルを設け、 コイルの両端に検出インピーダンスを接続し、 コイルが設けられた高周波鉄心をワイヤーシールドによ
りシールドされたケーブルに接近して設け、 ワイヤーシールドとコイルの電磁結合により、高周波パ
ルスに基づく検出インピーダンスの両端に生じる電位差
を測定することを特徴とするワイヤーシールドケーブル
の部分放電測定方法を提供する。
上記高周波鉄心は、ワイヤシールドケーブルに平行に設
けることが望ましいが、斜めあるいは直角に設けること
もできる。また、円環状の二つ割りにした高周波鉄心に
コイルを設けてケーブルを抱かせ、それぞれのコイルを
順方向に直列に接続するようにしても良い。なお、高周
波鉄心は、二つ割りに限らず、三つ以上に割ったものを
組み合わせても良い。
けることが望ましいが、斜めあるいは直角に設けること
もできる。また、円環状の二つ割りにした高周波鉄心に
コイルを設けてケーブルを抱かせ、それぞれのコイルを
順方向に直列に接続するようにしても良い。なお、高周
波鉄心は、二つ割りに限らず、三つ以上に割ったものを
組み合わせても良い。
また、測定に際し、ノイズの影響を防ぐため、コイル及
び高周波鉄心の外側に金属製のシールドを設けることに
しても良く、コイルと検出回路との接続には、同軸ケー
ブルを用いても良い。
び高周波鉄心の外側に金属製のシールドを設けることに
しても良く、コイルと検出回路との接続には、同軸ケー
ブルを用いても良い。
ワイヤシールドケーブルは、一般に、内部高圧導体の周
りに内部半導電層が設けられ、その外側が絶縁層で囲ま
れ、絶縁層の外側が外部半導電層で被覆されている。そ
して、これらの上からワイヤシールドが長さ方向にロン
グピッチで巻き付けられ、更に防食シースで被覆された
構造を有する。内部半導電層又は外部半導電層は、省略
することもできるが、本発明の測定方法は、外部半導電
層を有するワイヤシールドケーブルの場合にも有効であ
る。また、本発明は、ワイヤシールドケーブルの外周に
金属被覆、例えばアルミニウム被覆、ステンレス鋼(例
えばSUS304)被覆のコルゲート層がある場合にも
適用することができる。
りに内部半導電層が設けられ、その外側が絶縁層で囲ま
れ、絶縁層の外側が外部半導電層で被覆されている。そ
して、これらの上からワイヤシールドが長さ方向にロン
グピッチで巻き付けられ、更に防食シースで被覆された
構造を有する。内部半導電層又は外部半導電層は、省略
することもできるが、本発明の測定方法は、外部半導電
層を有するワイヤシールドケーブルの場合にも有効であ
る。また、本発明は、ワイヤシールドケーブルの外周に
金属被覆、例えばアルミニウム被覆、ステンレス鋼(例
えばSUS304)被覆のコルゲート層がある場合にも
適用することができる。
ケーブルの外周に設けられるコイルは、巻数1乃至数十
回である。巻数は、ケーブルが形成するパルス伝送回路
の特性インピーダンスと整合することが好ましい場合が
多い。特性インピーダンスは通常25乃至100Ωであ
る。したがって、コイルのリアクタンスは周波数に比例
して変化するため、コイルの巻数は測定に用いられる周
波数によって選択される。例えば、1MHzでは1巻で
リアクタンスは15Ω、10kHzでは100巻きで1
50Ωである。
回である。巻数は、ケーブルが形成するパルス伝送回路
の特性インピーダンスと整合することが好ましい場合が
多い。特性インピーダンスは通常25乃至100Ωであ
る。したがって、コイルのリアクタンスは周波数に比例
して変化するため、コイルの巻数は測定に用いられる周
波数によって選択される。例えば、1MHzでは1巻で
リアクタンスは15Ω、10kHzでは100巻きで1
50Ωである。
コイルはケーブルの長さ方向の任意の位置に設けること
ができる。しかし、高い検出感度を得るためには、部分
放電が起きると推定される箇所又はその近傍、例えば、
接続部に近傍してコイルを設けることが望ましい。コイ
ルは位置を固定せず、移動して用いることもできる。な
お、直埋式ケーブル等、布設後は容易に手を加えること
が困難なケーブル線路の場合には、布設前あるいは布設
時にコイルを設け、測定に必要な結線を布設後に接続で
きる場所に引き出しておくことにより、布設後必要に応
じ、あるいは常時、部分放電測定を行うことができる。
ができる。しかし、高い検出感度を得るためには、部分
放電が起きると推定される箇所又はその近傍、例えば、
接続部に近傍してコイルを設けることが望ましい。コイ
ルは位置を固定せず、移動して用いることもできる。な
お、直埋式ケーブル等、布設後は容易に手を加えること
が困難なケーブル線路の場合には、布設前あるいは布設
時にコイルを設け、測定に必要な結線を布設後に接続で
きる場所に引き出しておくことにより、布設後必要に応
じ、あるいは常時、部分放電測定を行うことができる。
本発明の部分放電測定方法では、部分放電がケーブルの
内部導体とケーブルシースの間の絶縁層等で発生し、内
部導体を往路、外部半導電層およびワイヤシールドを帰
路とするパルス電流が流れると、ワイヤシールドを流れ
るパルス電流によりケーブルの長さ方向に微弱な磁束が
生じて、ワイヤシールドケーブルの外側に設けられたコ
イルに誘導電流を生ずる。高周波部分放電パルスは、リ
アクタンスが大きいワイヤシールドより、外部半導電層
を主に流れると考えられる。またワイヤシールドは、長
いピッチの螺旋状であるからワイヤシールドにより生ず
る磁束は極めて弱いと考えられるが、意外なことにケー
ブルの外側に設けられたコイルには、十分検出できる誘
導電流が生じる。更に驚くべきことは、ワイヤシールド
の外側に金属被覆(シース)が設けられている場合で
も、検出コイルに検出可能な誘導電流を生ずる場合があ
る。なお、本発明においては、検出されたパルスの極性
により、部分放電が起こっている方向を知ることができ
る。
内部導体とケーブルシースの間の絶縁層等で発生し、内
部導体を往路、外部半導電層およびワイヤシールドを帰
路とするパルス電流が流れると、ワイヤシールドを流れ
るパルス電流によりケーブルの長さ方向に微弱な磁束が
生じて、ワイヤシールドケーブルの外側に設けられたコ
イルに誘導電流を生ずる。高周波部分放電パルスは、リ
アクタンスが大きいワイヤシールドより、外部半導電層
を主に流れると考えられる。またワイヤシールドは、長
いピッチの螺旋状であるからワイヤシールドにより生ず
る磁束は極めて弱いと考えられるが、意外なことにケー
ブルの外側に設けられたコイルには、十分検出できる誘
導電流が生じる。更に驚くべきことは、ワイヤシールド
の外側に金属被覆(シース)が設けられている場合で
も、検出コイルに検出可能な誘導電流を生ずる場合があ
る。なお、本発明においては、検出されたパルスの極性
により、部分放電が起こっている方向を知ることができ
る。
ワイヤシールドに設けられたコイルの周囲に高周波鉄心
を設けたため、外部からのノイズが高周波鉄心を通過
し、コイルが受けるノイズの影響を減少させることがで
きる。
を設けたため、外部からのノイズが高周波鉄心を通過
し、コイルが受けるノイズの影響を減少させることがで
きる。
また、高周波鉄心にコイルを設け、これをワイヤシール
ドケーブルに接近して設けることにしたので、ワイヤシ
ールドによって発生される磁束が高周波鉄心を通ること
によって漏れ磁束が減少し、コイルの鎖交磁束数が増加
するため、部分放電測定の精度が向上する。
ドケーブルに接近して設けることにしたので、ワイヤシ
ールドによって発生される磁束が高周波鉄心を通ること
によって漏れ磁束が減少し、コイルの鎖交磁束数が増加
するため、部分放電測定の精度が向上する。
従来の測定方法と異なり、ケーブルの任意の位置に検出
コイルを取り付けることができる。すなわち、放電が起
きると推定される箇所に比較的近い場所に検出コイルを
設けることができるから、ケーブル状を伝播することに
よる部分放電パルスの減衰が少ない。
コイルを取り付けることができる。すなわち、放電が起
きると推定される箇所に比較的近い場所に検出コイルを
設けることができるから、ケーブル状を伝播することに
よる部分放電パルスの減衰が少ない。
更に、本発明の部分放電測定方法においては、従来の方
法と異なり、測定回路の中にアース電位点を設ける必要
がないから、対置電位の浮動による外部ノイズの侵入が
少なく、S/N比を高くできる。
法と異なり、測定回路の中にアース電位点を設ける必要
がないから、対置電位の浮動による外部ノイズの侵入が
少なく、S/N比を高くできる。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
〔実施例1〕 第1図には、本発明の部分放電測定方法の第1実施例が
示されている。第1図の部分放電測定装置は、供試ケー
ブル1に設けられた検出コイル8と、検出コイル8の両
端に接続されたパルス電圧測定器7と、検出コイル8の
周囲に配置された高周波鉄心71と、高周波鉄心71を
囲うように設けられたアルミニウム製シールド72とか
ら構成されている。本実施例においては、検出コイル8
を供試ケーブル1の外周に20回巻き付けた。また、検
出コイル8とパルス測定器7とは、シールド72を貫通
して設けられた同軸ケーブル73で接続されている。な
お、本実施例においては、同軸ケーブルとしたが、検出
コイル8の両端に検出インピーダンスを接続し、部分放
電パルスによって検出インピーダンスの両端に生じる電
位差をパルス電圧測定器7で測定することにしても良
い。
示されている。第1図の部分放電測定装置は、供試ケー
ブル1に設けられた検出コイル8と、検出コイル8の両
端に接続されたパルス電圧測定器7と、検出コイル8の
周囲に配置された高周波鉄心71と、高周波鉄心71を
囲うように設けられたアルミニウム製シールド72とか
ら構成されている。本実施例においては、検出コイル8
を供試ケーブル1の外周に20回巻き付けた。また、検
出コイル8とパルス測定器7とは、シールド72を貫通
して設けられた同軸ケーブル73で接続されている。な
お、本実施例においては、同軸ケーブルとしたが、検出
コイル8の両端に検出インピーダンスを接続し、部分放
電パルスによって検出インピーダンスの両端に生じる電
位差をパルス電圧測定器7で測定することにしても良
い。
第2図には、供試ケーブル1の断面が示され、この供試
ケーブル1は、長さ10m、断面積100mm2の66
kVワイヤシールドケーブルである。そして、この供試
ケーブル1は、内部高圧導体21の周りに内部半導電層
22が設けられ、その外側は絶縁層23で囲まれ、絶縁
層23の外側を外部半導電層24で被覆した上でワイヤ
シールド25で被覆され、更に防食シース27を被覆さ
れたものである。
ケーブル1は、長さ10m、断面積100mm2の66
kVワイヤシールドケーブルである。そして、この供試
ケーブル1は、内部高圧導体21の周りに内部半導電層
22が設けられ、その外側は絶縁層23で囲まれ、絶縁
層23の外側を外部半導電層24で被覆した上でワイヤ
シールド25で被覆され、更に防食シース27を被覆さ
れたものである。
以上の構成において、以下のようにワイヤシールドケー
ブルの部分放電測定方法を測定する。
ブルの部分放電測定方法を測定する。
まず、供試ケーブル1に交流高電圧を課電し、供試ケー
ブル1を活線状態にする。この状態で、供試ケーブル1
に部分放電が生じると、供試ケーブル1の内部高圧導体
21と、外部半導電層24間に高周波パルスが誘起され
る。高周波パルスが誘起されると、外部半導電層24外
周に設けられたワイヤシールド25から供試ケーブル1
の軸方向の磁束が発生される。この磁束は、供試ケーブ
ル1に設けられた検出コイル8と鎖交し、検出コイル8
には、電磁誘導により電流が流れる。この検出コイル8
とワイヤシールド25との電磁結合により発生された電
流より、検出コイル8の両端に生じる電位差をパルス電
圧測定器7で測定することによって、部分放電が検出さ
れる。
ブル1を活線状態にする。この状態で、供試ケーブル1
に部分放電が生じると、供試ケーブル1の内部高圧導体
21と、外部半導電層24間に高周波パルスが誘起され
る。高周波パルスが誘起されると、外部半導電層24外
周に設けられたワイヤシールド25から供試ケーブル1
の軸方向の磁束が発生される。この磁束は、供試ケーブ
ル1に設けられた検出コイル8と鎖交し、検出コイル8
には、電磁誘導により電流が流れる。この検出コイル8
とワイヤシールド25との電磁結合により発生された電
流より、検出コイル8の両端に生じる電位差をパルス電
圧測定器7で測定することによって、部分放電が検出さ
れる。
なお、この部分放電測定方法においては、パルス電圧測
定器7で測定される高周波パルスの極性によって、部分
放電の発生方向を知ることができる。
定器7で測定される高周波パルスの極性によって、部分
放電の発生方向を知ることができる。
また、本実施例の部分放電を測定する検出コイル8の周
りには、アルミニウム製シールド72と高周波鉄心71
とが設けられている。
りには、アルミニウム製シールド72と高周波鉄心71
とが設けられている。
したがって、アルミニウム製シールド72で静電遮蔽す
ることによって、外部で発生するノイズと検出コイル8
とが静電的に結合しなくなるため、検出コイル8が受け
るノイズが減少する。また高周波鉄心71によって磁気
遮蔽することによって、外部から侵入した磁束の影響を
受けないようにしているため、検出コイル8がピックア
ップするノイズが減少する。これらによって、部分放電
を測定する際のS/N比が向上する。
ることによって、外部で発生するノイズと検出コイル8
とが静電的に結合しなくなるため、検出コイル8が受け
るノイズが減少する。また高周波鉄心71によって磁気
遮蔽することによって、外部から侵入した磁束の影響を
受けないようにしているため、検出コイル8がピックア
ップするノイズが減少する。これらによって、部分放電
を測定する際のS/N比が向上する。
次に、上記方法で部分放電を測定する場合に使用すべき
周波数帯域について説明する。
周波数帯域について説明する。
測定周波数は10kHz以上とし、上限は特にないが、
通常は100MHz程度である。
通常は100MHz程度である。
なぜなら、被測定ケーブルの電力輸送が、例えば50H
zとしても、その送電電流中には、多分に高調波あるい
はサイリスタ使用等によるパルス成分が多く含まれてい
る。したがって、部分放電測定周波数を10kHz以下
まで広げると、上記ノイズに部分放電パルスがマスクさ
れ、S/N比が悪くなるからである。
zとしても、その送電電流中には、多分に高調波あるい
はサイリスタ使用等によるパルス成分が多く含まれてい
る。したがって、部分放電測定周波数を10kHz以下
まで広げると、上記ノイズに部分放電パルスがマスクさ
れ、S/N比が悪くなるからである。
また、鉄心が設けられていないコイルを検出コイル8と
して使用する場合は、この検出コイル8に鎖交する磁束
数が少ない。すなわち、検出コイル8の両端に発生する
電位差は、磁束と周波数に比例するため、低周波におい
ては検出コイル8に生じる部分放電パルス電圧が極端に
低くなり、実用的に利用できる信号電圧が得られないか
らである。
して使用する場合は、この検出コイル8に鎖交する磁束
数が少ない。すなわち、検出コイル8の両端に発生する
電位差は、磁束と周波数に比例するため、低周波におい
ては検出コイル8に生じる部分放電パルス電圧が極端に
低くなり、実用的に利用できる信号電圧が得られないか
らである。
そして、部分放電を実際に測定する場合には、上記周波
数帯域から以下に説明する方法でS/N比を測定し、ノ
イズ性信号が少なくかつ信号レベルが高い周波数を選択
して行うことが望ましい。
数帯域から以下に説明する方法でS/N比を測定し、ノ
イズ性信号が少なくかつ信号レベルが高い周波数を選択
して行うことが望ましい。
本実施例においては、以下のようにして、検出コイル8
によって検出される信号のS/N比を測定した。なお、
このS/N比の測定においては、上述した構成から高周
波鉄心71及びアルミニウム製シールド72を外し、第
3図及び第4図に示される装置構成で測定を行った。
によって検出される信号のS/N比を測定した。なお、
このS/N比の測定においては、上述した構成から高周
波鉄心71及びアルミニウム製シールド72を外し、第
3図及び第4図に示される装置構成で測定を行った。
測定はまず、第3図及び第4図に示されるように、供試
ケーブル1に検出コイル8を設け、供試ケーブル1の内
部導体とシース間にパルス発生器31を接続する。この
状態で、供試ケーブル1には課電せず、かつ、パルス発
生器31からのパルスを注入しない状態、すなわち、ノ
イズだけの状態での検出コイル8からの出力信号(Nに
相当する。)と、パルス発生器31から20pC(ピコ
クーロン)の較正パルスを注入した状態での検出コイル
8からの出力信号(S+Nに相当する。)とをそれぞれ
検出する。そして、較正パルス信号及びノイズ性信号の
周波数スペクトルをスペクトラムアナライザを用いて比
較し、S/N比が高い周波数を見出す。
ケーブル1に検出コイル8を設け、供試ケーブル1の内
部導体とシース間にパルス発生器31を接続する。この
状態で、供試ケーブル1には課電せず、かつ、パルス発
生器31からのパルスを注入しない状態、すなわち、ノ
イズだけの状態での検出コイル8からの出力信号(Nに
相当する。)と、パルス発生器31から20pC(ピコ
クーロン)の較正パルスを注入した状態での検出コイル
8からの出力信号(S+Nに相当する。)とをそれぞれ
検出する。そして、較正パルス信号及びノイズ性信号の
周波数スペクトルをスペクトラムアナライザを用いて比
較し、S/N比が高い周波数を見出す。
上記測定結果を第5図(A)、(B)に示す。第5図
(A)には、ノイズだけの場合における検出コイル8の
出力信号の周波数スペクトルが、第5図(B)には、較
正パルスを注入した場合における検出コイル8の出力信
号の周波数スペクトルが示されている。(A)と(B)
とを比べて明らかなように、周波数が約11MHzで最
も検出感度が良く、約7MHz以下では較正パルスを注
入した効果がほとんど認められない。
(A)には、ノイズだけの場合における検出コイル8の
出力信号の周波数スペクトルが、第5図(B)には、較
正パルスを注入した場合における検出コイル8の出力信
号の周波数スペクトルが示されている。(A)と(B)
とを比べて明らかなように、周波数が約11MHzで最
も検出感度が良く、約7MHz以下では較正パルスを注
入した効果がほとんど認められない。
11MHzでは、ノイズレベルが−75dB、信号レベ
ルは−55dBであり、従ってS/N比は20bBであ
った。また、11MHzでの検出感度は約3pCであっ
た。一方、7MHzでは、ノイズレベル、信号レベルと
も約−80dBで、S/N比は0dBとなり、従って、
部分放電パルスは検出不能である。ただし上記測定にお
いては、アルミニウム製シールド72と高周波鉄心71
が無い状態で測定したものであるため、アルミニウム製
シールド72と高周波鉄心71がある場合では、感度が
向上し、上記結果とは多少異なると考えられる。
ルは−55dBであり、従ってS/N比は20bBであ
った。また、11MHzでの検出感度は約3pCであっ
た。一方、7MHzでは、ノイズレベル、信号レベルと
も約−80dBで、S/N比は0dBとなり、従って、
部分放電パルスは検出不能である。ただし上記測定にお
いては、アルミニウム製シールド72と高周波鉄心71
が無い状態で測定したものであるため、アルミニウム製
シールド72と高周波鉄心71がある場合では、感度が
向上し、上記結果とは多少異なると考えられる。
以上で検出されたノイズは、主に、大気中の電磁波及び
ワイヤシールドを流れるノイズ性電流が測定系に誘起さ
れるもの、及び、大地を流れるノイズ性電流による大地
電位の浮動に起因するものからなるものと考えられる。
ワイヤシールドを流れるノイズ性電流が測定系に誘起さ
れるもの、及び、大地を流れるノイズ性電流による大地
電位の浮動に起因するものからなるものと考えられる。
ここで、7MHz以下で検出感度が低下する理由を考え
る。検出コイル8に生じる起電力は、検出コイル8と鎖
交する磁束の時間的変化に比例する。この磁束の時間的
変化は、磁束を発生させる電流の周波数による。したが
って、部分放電パルスの検出に用いる周波数を小さくし
ていくと、検出コイル8に生じる起電力が小さくなり、
パルス電圧測定器7で検出される電位差が小さくなるた
めである。また、検出コイル8とケーブル1との磁気的
結合が疎であるため、低周波になるとケーブルのインピ
ーダンスと整合がとれていない状態となり、パルス信号
の強度が低下するためである。
る。検出コイル8に生じる起電力は、検出コイル8と鎖
交する磁束の時間的変化に比例する。この磁束の時間的
変化は、磁束を発生させる電流の周波数による。したが
って、部分放電パルスの検出に用いる周波数を小さくし
ていくと、検出コイル8に生じる起電力が小さくなり、
パルス電圧測定器7で検出される電位差が小さくなるた
めである。また、検出コイル8とケーブル1との磁気的
結合が疎であるため、低周波になるとケーブルのインピ
ーダンスと整合がとれていない状態となり、パルス信号
の強度が低下するためである。
更に、14MHz以上での検出感度の低下は、パルス自
体の減衰の他、上記と同様、検出コイルでのインピーダ
ンス整合が悪くなるからである。
体の減衰の他、上記と同様、検出コイルでのインピーダ
ンス整合が悪くなるからである。
以上のように、S/N比が周波数により複雑に変わる原
因としては、以下のようなことが考えられる。
因としては、以下のようなことが考えられる。
(1) 電力ケーブルの回路構成は複雑で、多くのL、C
成分等があり、これらによる種々の周波数での共振、反
共振が生じ、信号周波数によりその振幅が複雑に変化す
る。
成分等があり、これらによる種々の周波数での共振、反
共振が生じ、信号周波数によりその振幅が複雑に変化す
る。
(2) パルスが、複雑な電力ケーブル線路上をミスマッ
チングの状態で往復反射されながら伝播されるため、検
出地点が電圧の谷に当たると低い検出感度を与え、電圧
の腹に当たると高い検出感度を与える。
チングの状態で往復反射されながら伝播されるため、検
出地点が電圧の谷に当たると低い検出感度を与え、電圧
の腹に当たると高い検出感度を与える。
このように、部分放電測定に際し、S/Nを測定するこ
とにより、測定地点、測定装置構成に適した周波数帯域
で部分放電を測定できるため、より良い測定をすること
ができる。すなわち、上記最も優れたS/N比が得られ
る周波数の測定により、その周波数に対して最適な巻数
になるように検出コイル8の巻数を調節することが好ま
しい。したがって、検出コイル8は、その巻数を可変に
しておくことが測定に際して便利である。
とにより、測定地点、測定装置構成に適した周波数帯域
で部分放電を測定できるため、より良い測定をすること
ができる。すなわち、上記最も優れたS/N比が得られ
る周波数の測定により、その周波数に対して最適な巻数
になるように検出コイル8の巻数を調節することが好ま
しい。したがって、検出コイル8は、その巻数を可変に
しておくことが測定に際して便利である。
なお、上記測定は、以下のようにして行っても良い。
ノイズ性信号の周波数スペクトル測定は、較正パルス信
号の周波数スペクトル測定の前でも後でも良い。
号の周波数スペクトル測定の前でも後でも良い。
また、較正パルスは、上記のように、電力ケーブルの導
体、金属シース間に直接注入しても良いが、検出のため
のコイルと同様、ケーブルに1乃至数十回巻いたコイ
ル、ケーブルに接触して設けた高周波鉄心を巻いたコイ
ル、あるいはケーブル上で長さ方向で適当な距離を隔て
て設けた一対の箔状(または帯状)の電極等を用いるこ
とによって注入しても良い。
体、金属シース間に直接注入しても良いが、検出のため
のコイルと同様、ケーブルに1乃至数十回巻いたコイ
ル、ケーブルに接触して設けた高周波鉄心を巻いたコイ
ル、あるいはケーブル上で長さ方向で適当な距離を隔て
て設けた一対の箔状(または帯状)の電極等を用いるこ
とによって注入しても良い。
ケーブルに巻き付けたコイル又は箔状電極を用いる場合
は、ケーブル上の任意の位置で較正パルスを注入するこ
とができ、活線状態でもパルスを注入することができ
る。
は、ケーブル上の任意の位置で較正パルスを注入するこ
とができ、活線状態でもパルスを注入することができ
る。
〔実施例2〕 実施例1の供試ケーブルを以下のものに代えて、上記と
同様の測定を行った。この供試ケーブルは、第6図に示
されるもので、275kVSUS被CVケーブル(25
00mm2)である。この供試ケーブルは、内部高圧導
体21の周りに内部半導電層22が設けられ、その外側
が絶縁層23で囲まれ、絶縁層23の外側が外部反導電
層24で被覆された上でワイヤシールド25が巻き付け
られ、更に、ステンレス鋼シース26と防食シース27
で被覆されたものである。
同様の測定を行った。この供試ケーブルは、第6図に示
されるもので、275kVSUS被CVケーブル(25
00mm2)である。この供試ケーブルは、内部高圧導
体21の周りに内部半導電層22が設けられ、その外側
が絶縁層23で囲まれ、絶縁層23の外側が外部反導電
層24で被覆された上でワイヤシールド25が巻き付け
られ、更に、ステンレス鋼シース26と防食シース27
で被覆されたものである。
以上のように構成される供試ケーブル1の外側に接して
5回巻きの検出コイル8を設け、長さ5mのケーブルの
遠端を短絡し、近端から2500pC(立ち上がり30
ns)の較正パルスを内部導体とシース間に注入し、第
4図に示した回路と同じ回路を用いて、検出コイル8に
生じたパルス信号を周波数スペクトルアナライザで測定
した。
5回巻きの検出コイル8を設け、長さ5mのケーブルの
遠端を短絡し、近端から2500pC(立ち上がり30
ns)の較正パルスを内部導体とシース間に注入し、第
4図に示した回路と同じ回路を用いて、検出コイル8に
生じたパルス信号を周波数スペクトルアナライザで測定
した。
測定結果を第7図(A)に示す。周波数20MHzでの
出力は、−13dB、周波数100MHzでの出力は、
−31dBであった。周波数120MHz以上では信号
出力は増幅器のノイズレベル以下であった。
出力は、−13dB、周波数100MHzでの出力は、
−31dBであった。周波数120MHz以上では信号
出力は増幅器のノイズレベル以下であった。
〔実施例3〕 実施例2で用いたケーブルのステンレス鋼シールド26
を長さ方向に100mmにわたって取り除き、その中央
に検出コイルを5回巻き付けて、実施例2と同様の測定
を行った。
を長さ方向に100mmにわたって取り除き、その中央
に検出コイルを5回巻き付けて、実施例2と同様の測定
を行った。
結果を第7図(B)に示す。周波数20MHzでの出力
は−11dB、周波数100MHzでの出力は−22d
Bであった。周波数170MHz以上では信号出力が増
幅器のノズルレベル以下になった。この結果を実施例2
の第7図(A)に示される結果と比較すると、ステンレ
ス鋼シースによる出力の低下は、周波数20MHzで約
2dB、周波数100MHzでは9dBであることがわ
かる。
は−11dB、周波数100MHzでの出力は−22d
Bであった。周波数170MHz以上では信号出力が増
幅器のノズルレベル以下になった。この結果を実施例2
の第7図(A)に示される結果と比較すると、ステンレ
ス鋼シースによる出力の低下は、周波数20MHzで約
2dB、周波数100MHzでは9dBであることがわ
かる。
以上より、ステンレス鋼シースがあると感度低下あるも
のの、部分放電測定は十分可能である。よって、この結
果は、本発明は金属被覆を除去することを特に必要とし
ないことを示している。
のの、部分放電測定は十分可能である。よって、この結
果は、本発明は金属被覆を除去することを特に必要とし
ないことを示している。
〔実施例4〕 第8図に示されるように、検出コイル8を電力ケーブル
1の普通中間接続部81に近接した場所に設け、検出イ
ンピーダンス5及びパルス測定器7に接続した。その他
は、実施例1と同様とした。こうすることにより、普通
中間接続部からの部分放電パルスを線路伝播による減衰
なしに高感度で検出できる。
1の普通中間接続部81に近接した場所に設け、検出イ
ンピーダンス5及びパルス測定器7に接続した。その他
は、実施例1と同様とした。こうすることにより、普通
中間接続部からの部分放電パルスを線路伝播による減衰
なしに高感度で検出できる。
〔実施例5〕 第9図(A)に示されるように、本実施例においては、
検出コイル8を直接ワイヤシールドケーブルに設けず、
筒を二つ割りした形状の高周波鉄心82に検出コイル8
を設け、これをワイヤシールドケーブルの外側に密着し
て配置するというものである。そして、この検出コイル
8の両端に検出インピーダンス(図示せず)を接続し、
部分放電パルスによって検出インピーダンスの両端に生
じる電位差を測定器(図示せず)で測定するというもの
である。
検出コイル8を直接ワイヤシールドケーブルに設けず、
筒を二つ割りした形状の高周波鉄心82に検出コイル8
を設け、これをワイヤシールドケーブルの外側に密着し
て配置するというものである。そして、この検出コイル
8の両端に検出インピーダンス(図示せず)を接続し、
部分放電パルスによって検出インピーダンスの両端に生
じる電位差を測定器(図示せず)で測定するというもの
である。
本実施例によると、高周波鉄心82に検出コイル8を設
けたことにより、ワイヤシールドケーブルによって発生
された磁束が高周波鉄心82に集められ、漏れ磁束が減
少することにより検出コイル8の磁束鎖交数が増加する
ため、より部分放電の検出感度が向上する。
けたことにより、ワイヤシールドケーブルによって発生
された磁束が高周波鉄心82に集められ、漏れ磁束が減
少することにより検出コイル8の磁束鎖交数が増加する
ため、より部分放電の検出感度が向上する。
また、上記筒を二つ割した形状の高周波鉄心82にそれ
ぞれコイル83を設け、これらを第9図(B)に示され
るように、ワイヤシールドケーブルを挟んで向かい合わ
せ、それぞれの高周波鉄心82に設けられた検出コイル
を順方向に直列に接続して検出コイル8としても良い。
ぞれコイル83を設け、これらを第9図(B)に示され
るように、ワイヤシールドケーブルを挟んで向かい合わ
せ、それぞれの高周波鉄心82に設けられた検出コイル
を順方向に直列に接続して検出コイル8としても良い。
なお、高周波鉄心82は、二つ割りのものに限られず、
三つ割り以上のものを単独又は組み合わせて使用しても
良い。
三つ割り以上のものを単独又は組み合わせて使用しても
良い。
本発明の部分放電測定方法によると、ワイヤシールドケ
ーブルの部分放電を高い感度で測定することができる。
また、検出のコイルの電流の方向は、部分放電発生位置
によって変化するので、パルスの強度だけでなく、部分
放電の発生方向をパルスの極性から知ることができる。
ーブルの部分放電を高い感度で測定することができる。
また、検出のコイルの電流の方向は、部分放電発生位置
によって変化するので、パルスの強度だけでなく、部分
放電の発生方向をパルスの極性から知ることができる。
また、本発明によると、部分放電測定が安全に実施でき
る。
る。
更に、特定の周波数でのケーブル伝送回路の特性インピ
ーダンスに整合するリアクタンスあるいは可変リアクタ
ンスを持つ検出コイルにより、検出感度を向上すること
ができる。
ーダンスに整合するリアクタンスあるいは可変リアクタ
ンスを持つ検出コイルにより、検出感度を向上すること
ができる。
従来の測定方法と異なり、ケーブルの終端接続部以外の
場所でもケーブルに検出コイルを取り付けることができ
るため、放電が起きると推定される箇所に比較的近い場
所に検出コイルを設けることによって、部分放電パルス
の減衰が少なくなり、高いS/N比が得られる。ケーブ
ルの長さ方向に検出コイルを移動して、ケーブル上の任
意の場所で部分放電の検出を行うこともできる。
場所でもケーブルに検出コイルを取り付けることができ
るため、放電が起きると推定される箇所に比較的近い場
所に検出コイルを設けることによって、部分放電パルス
の減衰が少なくなり、高いS/N比が得られる。ケーブ
ルの長さ方向に検出コイルを移動して、ケーブル上の任
意の場所で部分放電の検出を行うこともできる。
第1図は、本発明の第1実施例を示す説明図、第2図
は、第1実施例における供試ケーブルの断面図、第3図
は、第1実施例におけるS/N比測定の説明図、第4図
は、第1実施例において、較正パルスをケーブルに注入
するときに用いた回路の説明図、第5図(A)は、第1
実施例において、検出コイルに生じたノイズだけの周波
数スペクトルを示すグラフ、第5図(B)は、較正パル
スを注入したとき検出コイルに生じたパルス信号の周波
数スペクトルを示すグラフ、第6図は、本発明の第2実
施例に用いた供試ケーブルの断面図、第7図(A)は、
本発明の第2実施例において検出コイルに生じたパルス
信号の周波数スペクトルを示すグラフ、第7図(B)
は、本発明の第3実施例において、ケーブルのステンレ
ス鋼シースを取り除いた供試ケーブルに設けた検出コイ
ルに生じたパルス信号の周波数スペクトルを示すグラ
フ、第8図は、本発明の第4実施例を示す説明図、第9
図(A)及び(B)は、本発明の第5実施例を示す説明
図、第10図(A)及び(B)は、従来の部分放電測定
方法を示す説明図である。 符号の説明 1……電力ケーブル、供試ケーブル 2……終端接続部 3……高電圧課電端子 4……結合コンデンサ 5……検出インピーダンス 6……ケーブルシース 7……パルス電圧測定器 8……検出コイル 21……内部高圧導体 22……内部半導電層 23……絶縁層 24……外部半導電層 25……ワイヤシールド 26……ステンレス鋼シース 27……防食シース 31……パルス発生器 71……高周波鉄心 72……アルミニウム製シールド 73……同軸ケーブル 81……普通接続部 82……高周波鉄心 83……コイル
は、第1実施例における供試ケーブルの断面図、第3図
は、第1実施例におけるS/N比測定の説明図、第4図
は、第1実施例において、較正パルスをケーブルに注入
するときに用いた回路の説明図、第5図(A)は、第1
実施例において、検出コイルに生じたノイズだけの周波
数スペクトルを示すグラフ、第5図(B)は、較正パル
スを注入したとき検出コイルに生じたパルス信号の周波
数スペクトルを示すグラフ、第6図は、本発明の第2実
施例に用いた供試ケーブルの断面図、第7図(A)は、
本発明の第2実施例において検出コイルに生じたパルス
信号の周波数スペクトルを示すグラフ、第7図(B)
は、本発明の第3実施例において、ケーブルのステンレ
ス鋼シースを取り除いた供試ケーブルに設けた検出コイ
ルに生じたパルス信号の周波数スペクトルを示すグラ
フ、第8図は、本発明の第4実施例を示す説明図、第9
図(A)及び(B)は、本発明の第5実施例を示す説明
図、第10図(A)及び(B)は、従来の部分放電測定
方法を示す説明図である。 符号の説明 1……電力ケーブル、供試ケーブル 2……終端接続部 3……高電圧課電端子 4……結合コンデンサ 5……検出インピーダンス 6……ケーブルシース 7……パルス電圧測定器 8……検出コイル 21……内部高圧導体 22……内部半導電層 23……絶縁層 24……外部半導電層 25……ワイヤシールド 26……ステンレス鋼シース 27……防食シース 31……パルス発生器 71……高周波鉄心 72……アルミニウム製シールド 73……同軸ケーブル 81……普通接続部 82……高周波鉄心 83……コイル
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−207875(JP,A) 特開 昭57−191568(JP,A) 特開 昭55−85261(JP,A) 特開 平1−297568(JP,A) 特開 平2−95274(JP,A) 特開 平1−295179(JP,A) 実開 昭48−46672(JP,U) 実開 昭63−113976(JP,U) 実公 昭59−14782(JP,Y2)
Claims (5)
- 【請求項1】ワイヤシールドによりシールドされたケー
ブルの外側にコイルを設け、 前記コイルの両端に検出インピーダンスを接続し、 前記コイルの外側に高周波鉄心を配置し、 前記ワイヤシールドと前記コイルの電磁結合により、絶
縁体中の部分放電によって発生した高周波パルスに基づ
く前記検出インピーダンスの両端に生じる電位差を測定
することを特徴とするワイヤシールドケーブルの部分放
電測定方法。 - 【請求項2】筒が複数に割られた形状を有する高周波鉄
心に、ワイヤシールドによりシールドされたワイヤシー
ルドケーブルの軸方向の磁界と鎖交するようにコイルを
設け、 前記コイルの両端に検出インピーダンスを接続し、 前記コイルが設けられた高周波鉄心を前記ワイヤシール
ドケーブルに接近して設け、 前記ワイヤーシールドと前記コイルの電磁結合により、
絶縁体中の部分放電によって発生した高周波パルスに基
づく前記検出インピーダンスの両端に生じる電位差を測
定することを特徴とするワイヤーシールドケーブルの部
分放電測定方法。 - 【請求項3】前記筒が複数に割られた形状を有する高周
波鉄心は、前記ワイヤシールドケーブルを挟んで筒状に
合体して複数配置され、 前記高周波鉄心に設けられたコイルは、それぞれ順方向
(巻き方向が同一)に直列に接続される請求項2記載の
ワイヤシールドケーブルの部分放電測定方法。 - 【請求項4】前記コイルが、前記測定に用いる周波数で
前記ケーブルの形成する伝送回路の特性インピーダンス
と整合するインピーダンスをもつように調整された巻き
数を有する請求項1又は請求項2記載のワイヤシールド
ケーブルの部分放電測定方法。 - 【請求項5】前記コイルが、布設後は容易に手を加える
ことが困難なケーブル線路に布設以前に取り付けられ、
測定に必要なリード線端末あるいは端子を布設後に接続
可能な場所に引き出しておく、請求項1又は請求項2記
載のワイヤシールドケーブルの部分放電測定方法。
Priority Applications (22)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30974489A JPH068847B2 (ja) | 1989-11-29 | 1989-11-29 | ワイヤシールドケーブルの部分放電測定方法 |
| NO900431A NO302494B1 (no) | 1989-10-25 | 1990-01-30 | Fremgangsmåte for deteksjon av en partiell utladning i en isolasjon av en elektrisk kraftkabel |
| CA002008898A CA2008898C (en) | 1989-10-25 | 1990-01-30 | Method for detecting partial discharge in an insulation of an electric power apparatus |
| EP94111232A EP0628829B1 (en) | 1989-10-25 | 1990-01-31 | Use of magnetic core to measure partial discharge |
| DE69026186T DE69026186T2 (de) | 1989-10-25 | 1990-01-31 | Verfahren zur Feststellung von Teilentladungen in der Isolation eines elektrischen Starkstromkabels |
| EP97111457A EP0806676B1 (en) | 1989-10-25 | 1990-01-31 | Use of detecting electrode to measure partial discharge in a wire |
| EP94111230A EP0629866B1 (en) | 1989-10-25 | 1990-01-31 | Method for locating faults in an electric power cable line |
| DE69032763T DE69032763T2 (de) | 1989-10-25 | 1990-01-31 | Nutzung eines Magnetkerns für das Messen von Teilentladungen |
| DE69033263T DE69033263T2 (de) | 1989-10-25 | 1990-01-31 | Verfahren zum Vergleich von Frequenzspektren |
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