JPH068892Y2 - 車両用サスペンション装置 - Google Patents
車両用サスペンション装置Info
- Publication number
- JPH068892Y2 JPH068892Y2 JP1987157692U JP15769287U JPH068892Y2 JP H068892 Y2 JPH068892 Y2 JP H068892Y2 JP 1987157692 U JP1987157692 U JP 1987157692U JP 15769287 U JP15769287 U JP 15769287U JP H068892 Y2 JPH068892 Y2 JP H068892Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control
- fluid
- roll
- control target
- supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は車両用サスペンション装置の改良に関する。
(従来の技術) 角論毎に空気ばね室を有するサスペンションユニットを
設け、旋回時に縮み側のサスペンションユニットの空気
ばね室に空気を供給し、伸び側のサスペンションユニッ
トの空気ばね室から空気を設定量だけ排出するようにし
て旋回時に発生する車体のロールを低減させるようにし
た車両用サスペンション装置が考えられている。
設け、旋回時に縮み側のサスペンションユニットの空気
ばね室に空気を供給し、伸び側のサスペンションユニッ
トの空気ばね室から空気を設定量だけ排出するようにし
て旋回時に発生する車体のロールを低減させるようにし
た車両用サスペンション装置が考えられている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、このような車両用サスペンション装置において
は、ハンドル角速度あるいは左右方向の加速度に応じて
ロール制御する量を決定しているが、ハンドル角速度に
よる時は流量制御弁により流体の供給量を多くするよう
に切換えて速くロール制御し、左右方向の加速度Gによ
る時は流量制御弁により流体の供給量を少なくするよう
に切換えてゆっくりロール制御するようにしている。し
かし、ハンドル角速度によるロール制御が行われ後に左
右方向の加速度Gに応じた制御が行われると、ロール制
御が急に行われた後に、ゆっくりとした制御に移るた
め、違和感がある。
は、ハンドル角速度あるいは左右方向の加速度に応じて
ロール制御する量を決定しているが、ハンドル角速度に
よる時は流量制御弁により流体の供給量を多くするよう
に切換えて速くロール制御し、左右方向の加速度Gによ
る時は流量制御弁により流体の供給量を少なくするよう
に切換えてゆっくりロール制御するようにしている。し
かし、ハンドル角速度によるロール制御が行われ後に左
右方向の加速度Gに応じた制御が行われると、ロール制
御が急に行われた後に、ゆっくりとした制御に移るた
め、違和感がある。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的
は、ハンドル角速度によるロール制御が行われた後に左
右方向の加速度Gに応じた制御が行われる場合でも違和
感をなくすことができる車両用サスペンション装置を提
供することにある。
は、ハンドル角速度によるロール制御が行われた後に左
右方向の加速度Gに応じた制御が行われる場合でも違和
感をなくすことができる車両用サスペンション装置を提
供することにある。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段及び作用) 各論毎を支持するサスペンションユニット毎に夫々設け
られた流体ばね室と、上記各流体ばね室に夫々供給用弁
手段を介して流体を供給する流体供給手段と、流体を供
給する流路に設けられ単位時間当たりの流量を可変可能
な流量制御弁と、上記各流体ばね室から夫々排出用弁手
段を介して流体を排出する流体排出手段と、ハンドル角
速度を検出するハンドル角速度検出手段と、車体に作用
する左右方向の加速度を検出する加速度検出手段と、上
記ハンドル角速度検出手段により検出された角速度が設
定条件を満足したときはそのときの角速度に応じて第1
のロール制御目標を設定する第1の制御目標設定手段
と、上記加速度検出手段により検出された加速度が設定
条件を満足したときはそのときの加速度に応じて第2の
ロール制御目標を設定する第2の制御目標設定手段と、
上記第1及び第2の制御目標設定手段により夫々設定さ
れたロール制御目標のうち大きい方のロール制御目標に
従って縮み側のサスペンションユニットの流体ばね室に
流体を供給すると共に伸び側のサスペンションユニット
の流体ばね室から流体を排出するように上記供給用弁手
段及び排出用弁手段を駆動し、しかも実行されるロール
制御が上記第1の制御目標設定手段により設定された第
1のロール制御目標に従って最初に行われる場合には、
その実行されるロール制御の間、上記第2の制御目標設
定手段により設定された第2のロール制御目標に従って
最初に行われる場合に比べて、上記流量制御弁を単位時
間当たりの流量が大きくなるように制御するロール制御
手段とを具備したことを特徴とする車両用サスペンショ
ン装置である。
られた流体ばね室と、上記各流体ばね室に夫々供給用弁
手段を介して流体を供給する流体供給手段と、流体を供
給する流路に設けられ単位時間当たりの流量を可変可能
な流量制御弁と、上記各流体ばね室から夫々排出用弁手
段を介して流体を排出する流体排出手段と、ハンドル角
速度を検出するハンドル角速度検出手段と、車体に作用
する左右方向の加速度を検出する加速度検出手段と、上
記ハンドル角速度検出手段により検出された角速度が設
定条件を満足したときはそのときの角速度に応じて第1
のロール制御目標を設定する第1の制御目標設定手段
と、上記加速度検出手段により検出された加速度が設定
条件を満足したときはそのときの加速度に応じて第2の
ロール制御目標を設定する第2の制御目標設定手段と、
上記第1及び第2の制御目標設定手段により夫々設定さ
れたロール制御目標のうち大きい方のロール制御目標に
従って縮み側のサスペンションユニットの流体ばね室に
流体を供給すると共に伸び側のサスペンションユニット
の流体ばね室から流体を排出するように上記供給用弁手
段及び排出用弁手段を駆動し、しかも実行されるロール
制御が上記第1の制御目標設定手段により設定された第
1のロール制御目標に従って最初に行われる場合には、
その実行されるロール制御の間、上記第2の制御目標設
定手段により設定された第2のロール制御目標に従って
最初に行われる場合に比べて、上記流量制御弁を単位時
間当たりの流量が大きくなるように制御するロール制御
手段とを具備したことを特徴とする車両用サスペンショ
ン装置である。
(実施例) 以下図面を参照して本発明の一実施例について説明す
る。第1図において、FS1は左前輪側のサスペンショ
ンユニット、FS2は右前輪側のサスペンションユニッ
ト、RS1は左後輪側のサスペンションユニット、RS
2は右後輪側のサスペンションユニットである。これら
各サスペンションユニットFS1,FS2,RS1,R
S2は夫々互いに同様の構造を有しているので、前輪用
と後輪用または左輪用と右輪用とを区別して説明する場
合を除いて、サスペンションユニットは符号Sを用いて
説明する。
る。第1図において、FS1は左前輪側のサスペンショ
ンユニット、FS2は右前輪側のサスペンションユニッ
ト、RS1は左後輪側のサスペンションユニット、RS
2は右後輪側のサスペンションユニットである。これら
各サスペンションユニットFS1,FS2,RS1,R
S2は夫々互いに同様の構造を有しているので、前輪用
と後輪用または左輪用と右輪用とを区別して説明する場
合を除いて、サスペンションユニットは符号Sを用いて
説明する。
サスペンションユニットSはショックアブソーバ1を備
えている。このショックアブソーバ1は車輪側に取付け
られたシリンダと、同シリンダ内に揺動自在に嵌装され
たピストンを有するとともに上端を車体側に支持された
ピストンロッド2とを備えている。また、サスペンショ
ンユニットSは、このショックアブソーバ1の上部に、
ピストンロッド2と同軸的に、車高調整の機能を有する
空気ばね室3を備えている。この空気ばね室3はその一
部をベローズ4により形成されており、ピストンロッド
2内に設けられた通路2aを介してこの空気ばね室3へ
空気を給排することにより、車高を上昇または下降させ
ることができる。
えている。このショックアブソーバ1は車輪側に取付け
られたシリンダと、同シリンダ内に揺動自在に嵌装され
たピストンを有するとともに上端を車体側に支持された
ピストンロッド2とを備えている。また、サスペンショ
ンユニットSは、このショックアブソーバ1の上部に、
ピストンロッド2と同軸的に、車高調整の機能を有する
空気ばね室3を備えている。この空気ばね室3はその一
部をベローズ4により形成されており、ピストンロッド
2内に設けられた通路2aを介してこの空気ばね室3へ
空気を給排することにより、車高を上昇または下降させ
ることができる。
また、ピストンロッド2の中には下端に減衰力を調節す
るための弁5aを備えたコントロールロッド5が配設さ
れている。同コントロールロッド5はピストンロッド2
の上端に取付けられたアクチュエータ6により回動され
て弁5aを駆動する。この弁5aの回動によりサスペン
ションユニットの減衰力はハード(堅い)、ミディアム
(中間)、ソフト(柔らかい)の3段階に設定される。
るための弁5aを備えたコントロールロッド5が配設さ
れている。同コントロールロッド5はピストンロッド2
の上端に取付けられたアクチュエータ6により回動され
て弁5aを駆動する。この弁5aの回動によりサスペン
ションユニットの減衰力はハード(堅い)、ミディアム
(中間)、ソフト(柔らかい)の3段階に設定される。
コンプレッサ11はエアクリーナ12から取り入れた大
気を圧縮して、ドライヤ13及びチェックバルブ14を
介して高圧リザーブタンク15aに送給する。つまり、
コンプレッサ11は、エアクリーナ12から取入れた大
気を圧縮してドライヤ13へ供給するので、同ドライヤ
13内のシリカゲル等によって乾燥された圧縮空気が高
圧リザーブタンク15aに溜められることになる。コン
プレッサ16は、その吸い込み口を低圧リザーブタンク
15bに吐出口を高圧リザーブタンク15aに夫々接続
されている。18は、低圧リザーブタンク15b内に圧
力が第1の設定値(例えば、大気圧)以上になるとオン
する圧力スイッチである。そして、コンプレッサ16は
同圧カスイッチ18のオン信号を出力すると、後述する
コントロールユニット36からの信号によりオンするコ
ンプレッサリレー17により駆動される。これにより低
圧リザーブタンク15b内の圧力は常に上記第1の設定
値以下に保たれる。
気を圧縮して、ドライヤ13及びチェックバルブ14を
介して高圧リザーブタンク15aに送給する。つまり、
コンプレッサ11は、エアクリーナ12から取入れた大
気を圧縮してドライヤ13へ供給するので、同ドライヤ
13内のシリカゲル等によって乾燥された圧縮空気が高
圧リザーブタンク15aに溜められることになる。コン
プレッサ16は、その吸い込み口を低圧リザーブタンク
15bに吐出口を高圧リザーブタンク15aに夫々接続
されている。18は、低圧リザーブタンク15b内に圧
力が第1の設定値(例えば、大気圧)以上になるとオン
する圧力スイッチである。そして、コンプレッサ16は
同圧カスイッチ18のオン信号を出力すると、後述する
コントロールユニット36からの信号によりオンするコ
ンプレッサリレー17により駆動される。これにより低
圧リザーブタンク15b内の圧力は常に上記第1の設定
値以下に保たれる。
そして、この高圧リザーブタンク15aから各サスペン
ションユニットSへの給気は第1図の実線矢印で示すよ
うに行われる。すなわち、高圧リザーブタンク15a内
の圧縮空気は給気流量制御バルブ19、フロント用給気
ソレノイドバルブ20、チェックバルブ21、フロント
左用ソレノイドバルブ22、フロント右用ソレノイドバ
ルブ23を介してサスペンションユニットFS1,FS
2に送給される。また、同様に高圧リザーブタンク15
a内の圧縮空気は給気流量制御バルブ19、リヤ用給気
ソレノイドバルブ24、チェックバルブ25、リヤ左用
のソレノイドバルブ26、リヤ右用のソレノイドバルブ
27を介してサスペンションユニットRS1,RS2に
送給される。
ションユニットSへの給気は第1図の実線矢印で示すよ
うに行われる。すなわち、高圧リザーブタンク15a内
の圧縮空気は給気流量制御バルブ19、フロント用給気
ソレノイドバルブ20、チェックバルブ21、フロント
左用ソレノイドバルブ22、フロント右用ソレノイドバ
ルブ23を介してサスペンションユニットFS1,FS
2に送給される。また、同様に高圧リザーブタンク15
a内の圧縮空気は給気流量制御バルブ19、リヤ用給気
ソレノイドバルブ24、チェックバルブ25、リヤ左用
のソレノイドバルブ26、リヤ右用のソレノイドバルブ
27を介してサスペンションユニットRS1,RS2に
送給される。
一方、各サスペンションユニットSからの排気は第1図
の破線矢印で示すように行われる。つまり、サスペンシ
ョンユニットFS1,FS2内の圧縮空気は、ソレノイ
ドバルブ22,23、三方向弁から成る排気方向切換え
バルブ28を介して低圧リザーブタンク15b内に送給
される場合と、ソレノイドバルブ22,23、排気方向
切換えバルブ28、チェックバルブ29、ドライヤ1
3、排気ソレノイドバルブ31、チェックバルブ46及
びエアクリーナ12を介して大気に排出される場合とが
ある。同様に、サスペンションユニットRS1,RS2
内の圧縮空気は、ソレノイドバルブ26,27、排気方
向切換えバルブ32を介して低圧リザーブタンク15b
内に送給される場合と、ソレノイドバルブ26,27、
排気方向切換えバルブ32、チェックバルブ33、ドラ
イヤ13、排気ソレノイドバルブ31、チェックバルブ
46及びエアクリーナ12を介して大気に排出される場
合とがある。なお、チェックバルブ29,33とドライ
ヤ13との間には排気方向切換えバルブ28,32と低
圧リザーブタンク15bとを直接連通する通路と比して
小径絞りLが介装された通路が設けられている。
の破線矢印で示すように行われる。つまり、サスペンシ
ョンユニットFS1,FS2内の圧縮空気は、ソレノイ
ドバルブ22,23、三方向弁から成る排気方向切換え
バルブ28を介して低圧リザーブタンク15b内に送給
される場合と、ソレノイドバルブ22,23、排気方向
切換えバルブ28、チェックバルブ29、ドライヤ1
3、排気ソレノイドバルブ31、チェックバルブ46及
びエアクリーナ12を介して大気に排出される場合とが
ある。同様に、サスペンションユニットRS1,RS2
内の圧縮空気は、ソレノイドバルブ26,27、排気方
向切換えバルブ32を介して低圧リザーブタンク15b
内に送給される場合と、ソレノイドバルブ26,27、
排気方向切換えバルブ32、チェックバルブ33、ドラ
イヤ13、排気ソレノイドバルブ31、チェックバルブ
46及びエアクリーナ12を介して大気に排出される場
合とがある。なお、チェックバルブ29,33とドライ
ヤ13との間には排気方向切換えバルブ28,32と低
圧リザーブタンク15bとを直接連通する通路と比して
小径絞りLが介装された通路が設けられている。
なお、上述したソレノイドバルブ22,23,26,2
7,28及び32は、第2図(A)及び(B)に示すよ
うに、ON(通電状態)で矢印Aのような空気の流通
を、OFF(非通電)で矢印Bのような空気の流通を夫
々許容する。また、給気ソレノイドバルブ20,24及
び排気ソレノイドバルブ31は第3図(A)及び(B)
に示すように、ON(通電状態)で矢印Cのような空気
の流通を許容し、OFF(非通電状態)で空気の流通を
禁止する。また、給気流通制御バルブ19はオフ状態
(非通電)では第4図(A)に示すようにオリフィスo
を介して空気が流通するため、空気流量は少なく、オン
状態(通電)では第4図(B)に示すようにオリフィス
o及び大径路Dを介して空気が流通するため、空気流量
は多くなる。
7,28及び32は、第2図(A)及び(B)に示すよ
うに、ON(通電状態)で矢印Aのような空気の流通
を、OFF(非通電)で矢印Bのような空気の流通を夫
々許容する。また、給気ソレノイドバルブ20,24及
び排気ソレノイドバルブ31は第3図(A)及び(B)
に示すように、ON(通電状態)で矢印Cのような空気
の流通を許容し、OFF(非通電状態)で空気の流通を
禁止する。また、給気流通制御バルブ19はオフ状態
(非通電)では第4図(A)に示すようにオリフィスo
を介して空気が流通するため、空気流量は少なく、オン
状態(通電)では第4図(B)に示すようにオリフィス
o及び大径路Dを介して空気が流通するため、空気流量
は多くなる。
34Fは車両の前部右側サスペンションのロアアーム3
5と車体との間に取付けられ前部車高を検出する前部車
高センサ、34Rは車両の後部左側サスペンションのラ
テラルロッド37と車体との間に取付けられ後部車高を
検出する後部車高センサである。両車高センサ34F及
び34Rで夫々検出された信号は、入力回路、出力回
路、メモリ及びマイクロコンピュータを備えたコントロ
ールユニット36へ供給される。
5と車体との間に取付けられ前部車高を検出する前部車
高センサ、34Rは車両の後部左側サスペンションのラ
テラルロッド37と車体との間に取付けられ後部車高を
検出する後部車高センサである。両車高センサ34F及
び34Rで夫々検出された信号は、入力回路、出力回
路、メモリ及びマイクロコンピュータを備えたコントロ
ールユニット36へ供給される。
38は、スピードメータに内蔵された車速センサであ
り、検出した車速信号をコントロールユニット36へ供
給する。39は、車体に作用する加速度を検出する加速
度センサであり、検出した加速度信号をコントロールユ
ニット36へ供給する。30はロール制御モードをソフ
ト(SOFT)、オート(AUTO)、スポーツ(SPORTS)に選
択するロール制御モード選択スイッチ、40はステアリ
ングホイール41の回転速度、すなわち、操舵角速度を
検出する操舵センサである。42は図示しないエンジン
のアクセルペタルの踏み込み角を検出するアクセル開度
センサである。これらロール制御選択スイッチ30、セ
ンサ40及び42の検出した信号はコントロールユニッ
ト36に供給される。43はコンプレッサ11を駆動す
るためのコンプレッサリレーであり、このコンプレッサ
リレー43はコントロールユニット36からの制御信号
により制御される。44は、高圧リザーブタンク15a
内の圧力が第2の設定値(例えば、7kg/cm2)以下に
なるとオンする圧力スイッチであり、この圧力スイッチ
44の信号はコントロールユニット36に供給される。
そして、コントロールユニット36は、高圧リザーブタ
ンク15a内の圧力が第2の設定値以下になり、圧力ス
イッチ44がオンであっても圧力スイッチ18がオン、
つまりコンプレッサ16が駆動しているときは、コンプ
レッサ11の駆動を禁止するように構成されている。4
5はソレノイドバルブ26,27を互いに連通する通路
に設けられた圧力センサであり、リヤ側のサスペンショ
ンユニットRS1,RS2の内圧を検出する。
り、検出した車速信号をコントロールユニット36へ供
給する。39は、車体に作用する加速度を検出する加速
度センサであり、検出した加速度信号をコントロールユ
ニット36へ供給する。30はロール制御モードをソフ
ト(SOFT)、オート(AUTO)、スポーツ(SPORTS)に選
択するロール制御モード選択スイッチ、40はステアリ
ングホイール41の回転速度、すなわち、操舵角速度を
検出する操舵センサである。42は図示しないエンジン
のアクセルペタルの踏み込み角を検出するアクセル開度
センサである。これらロール制御選択スイッチ30、セ
ンサ40及び42の検出した信号はコントロールユニッ
ト36に供給される。43はコンプレッサ11を駆動す
るためのコンプレッサリレーであり、このコンプレッサ
リレー43はコントロールユニット36からの制御信号
により制御される。44は、高圧リザーブタンク15a
内の圧力が第2の設定値(例えば、7kg/cm2)以下に
なるとオンする圧力スイッチであり、この圧力スイッチ
44の信号はコントロールユニット36に供給される。
そして、コントロールユニット36は、高圧リザーブタ
ンク15a内の圧力が第2の設定値以下になり、圧力ス
イッチ44がオンであっても圧力スイッチ18がオン、
つまりコンプレッサ16が駆動しているときは、コンプ
レッサ11の駆動を禁止するように構成されている。4
5はソレノイドバルブ26,27を互いに連通する通路
に設けられた圧力センサであり、リヤ側のサスペンショ
ンユニットRS1,RS2の内圧を検出する。
なお、上述の各ソレノイドバルブ19,20,22,2
3,24,26,27,28,31及び32の制御はコ
ントロールユニット36からの制御信号により行われ
る。
3,24,26,27,28,31及び32の制御はコ
ントロールユニット36からの制御信号により行われ
る。
次に、上記のように構成された本発明の一実施例の動作
について説明する。第11図はコントロールユニット3
6で行われる一連のロール制御を概略的に示すフローチ
ャートである。まず、悪路判定手段としての悪路判定ル
ーチン(ステップA1)において、いわゆる悪路判定処
理が行われる。つまり、この悪路判定ルーチンではフロ
ント車高センサ34Fの出力変化がMHz以上(2秒間に
N回以上)のときには、悪路判定として、この時のGセ
ンサ39の不感帯を広げて、ロール制御の誤操作を少な
くしている。そして、ロール制御手段としてのロール制
御ルーチン(ステップA2)において、ロール制御、つ
まり縮み側のサスペンションユニットに給気され、伸び
側のサスペンションユニットからは排気されて、旋回時
の車体のロールを防止している。また、このロール制御
時の給排気時間は給排気時間補正手段としての給排気補
正ルーチン(ステップA3)において補正されて、4輪
独立の給排気時間が補正されて求められる。さらに、減
衰力切換手段としての減衰力切換ルーチン(ステップA
4)において、各サスペンションユニットの減衰力がハ
ード(堅い)、ミディアム(中間)、ソフト(柔らか
い)のうちのいずれか最適なものに設定される。以下、
上記ステップA1〜A4の処理について詳細に説明す
る。
について説明する。第11図はコントロールユニット3
6で行われる一連のロール制御を概略的に示すフローチ
ャートである。まず、悪路判定手段としての悪路判定ル
ーチン(ステップA1)において、いわゆる悪路判定処
理が行われる。つまり、この悪路判定ルーチンではフロ
ント車高センサ34Fの出力変化がMHz以上(2秒間に
N回以上)のときには、悪路判定として、この時のGセ
ンサ39の不感帯を広げて、ロール制御の誤操作を少な
くしている。そして、ロール制御手段としてのロール制
御ルーチン(ステップA2)において、ロール制御、つ
まり縮み側のサスペンションユニットに給気され、伸び
側のサスペンションユニットからは排気されて、旋回時
の車体のロールを防止している。また、このロール制御
時の給排気時間は給排気時間補正手段としての給排気補
正ルーチン(ステップA3)において補正されて、4輪
独立の給排気時間が補正されて求められる。さらに、減
衰力切換手段としての減衰力切換ルーチン(ステップA
4)において、各サスペンションユニットの減衰力がハ
ード(堅い)、ミディアム(中間)、ソフト(柔らか
い)のうちのいずれか最適なものに設定される。以下、
上記ステップA1〜A4の処理について詳細に説明す
る。
まず、第12図を参照して悪路判定ルーチン(ステップ
A1)の詳細な動作について説明する。まず、フロント
車高センサ34Fで検出されるフロント車高Hfが所定
時間毎にコントロールユニット36に読み込まれる(ス
テップB1)。なお、第11図に示したメインルーチン
において、後述する各種フラグIT,A,B,UP,D
Nが「0」に設定されているものとする。フラグITは
悪路判定が開始されると「1」に設定され、フラグAは
フロント車高Hfが減少状態から増加状態に移行した時
点から再び減少状態に移行する時点までの間「1」に設
定され、フラグBはフロント車高Hfが増加状態から減
少状態に移行した時点から再び増加状態に移行する時点
までの間「1」に設定され、フラグUPはフロント車高
Hfが減少傾向を維持している場合に「1」に設定さ
れ、フラグDNはフロント車高Hfが増加傾向を示して
いる場合に「1」に設定される。
A1)の詳細な動作について説明する。まず、フロント
車高センサ34Fで検出されるフロント車高Hfが所定
時間毎にコントロールユニット36に読み込まれる(ス
テップB1)。なお、第11図に示したメインルーチン
において、後述する各種フラグIT,A,B,UP,D
Nが「0」に設定されているものとする。フラグITは
悪路判定が開始されると「1」に設定され、フラグAは
フロント車高Hfが減少状態から増加状態に移行した時
点から再び減少状態に移行する時点までの間「1」に設
定され、フラグBはフロント車高Hfが増加状態から減
少状態に移行した時点から再び増加状態に移行する時点
までの間「1」に設定され、フラグUPはフロント車高
Hfが減少傾向を維持している場合に「1」に設定さ
れ、フラグDNはフロント車高Hfが増加傾向を示して
いる場合に「1」に設定される。
まず、ステップB2の最初の判定においては、フラグI
Tが「0」であるため、「ON」と判定され、フラグI
Tに「1」が設定された後、現フロント車高Hfがレジ
スタHAに記憶され、タイマTcがリセットされる(ス
テップB3〜B5)。
Tが「0」であるため、「ON」と判定され、フラグI
Tに「1」が設定された後、現フロント車高Hfがレジ
スタHAに記憶され、タイマTcがリセットされる(ス
テップB3〜B5)。
そして、次にフロント車高Hfがコントロールユニット
36に読み込まれた場合には、ステップB2で「YE
S」と判定され、タイマTcがインターバル時間INT
だけインクリメントされる(ステップB6)。そして、
現フロント車高Hfが記憶されている車高HAより小さ
いか(ステップB7)、あるいは車高HAより大きいか
(ステップB22)判定されて、その判定に応じて後述
する処理が行われる。例えば、第14図に示すように時
刻t0からフロント車高信号Hfが入力されているとす
ると、フロント車高Hfは上昇傾向にあるので、ステッ
プB22で「HA<Hf」であると判定され、ステップ
B23の処理に進む。初期設定において、フラグUPが
「0」に設定されているため、「フラグDN=1」,
「フラグB=0」に設定された後(ステップB26,B
27)、現フロント車高HfがHAに記憶される(ステ
ップB13)。そして、「A×B=1」か否か、つまり
「A=B=1」か否か判定される(ステップB14)。
この判定はフロント車高Hfが増減する場合の増減傾向
の反転時に「A×B=1」となるものである。この段階
では「A=B=0」であるので、ステップB14で「O
N」と判定される。次にステップB16に進んでタイマ
Tcが2秒以上カウントしているか否かが判定される
が、この時点では2秒を経過していないので、ステップ
B28の判定に進む。このステップB28の判定で、ク
ロカン判定がセットされているか判定されるが、まだセ
ットされていないので、リターンされる。
36に読み込まれた場合には、ステップB2で「YE
S」と判定され、タイマTcがインターバル時間INT
だけインクリメントされる(ステップB6)。そして、
現フロント車高Hfが記憶されている車高HAより小さ
いか(ステップB7)、あるいは車高HAより大きいか
(ステップB22)判定されて、その判定に応じて後述
する処理が行われる。例えば、第14図に示すように時
刻t0からフロント車高信号Hfが入力されているとす
ると、フロント車高Hfは上昇傾向にあるので、ステッ
プB22で「HA<Hf」であると判定され、ステップ
B23の処理に進む。初期設定において、フラグUPが
「0」に設定されているため、「フラグDN=1」,
「フラグB=0」に設定された後(ステップB26,B
27)、現フロント車高HfがHAに記憶される(ステ
ップB13)。そして、「A×B=1」か否か、つまり
「A=B=1」か否か判定される(ステップB14)。
この判定はフロント車高Hfが増減する場合の増減傾向
の反転時に「A×B=1」となるものである。この段階
では「A=B=0」であるので、ステップB14で「O
N」と判定される。次にステップB16に進んでタイマ
Tcが2秒以上カウントしているか否かが判定される
が、この時点では2秒を経過していないので、ステップ
B28の判定に進む。このステップB28の判定で、ク
ロカン判定がセットされているか判定されるが、まだセ
ットされていないので、リターンされる。
その後、時刻t1になるとフロント車高Hfは下がり始
めるため、ステップB7において、「YES」と判定さ
れ、ステップB8の判定に進む。ここで、「フラグDN
=1」が判定されるが、フラグDNは上記ステップB2
6でセットされているので、「YES」と判定されて
「フラグB=1」,「フラグDN=0」が判定される
(ステップB9,B10)。その後は、上述した時刻t
0の場合と同様にステップB13,B14,B16,B
28を経てリターンされる。そして、第14図に示すよ
うに時刻t1〜t2間において、フロント車高Hfが下
降し続けるわけであるが、再度ステップB7で「YE
S」と判定されて、ステップB8の判定に来たときに
は、フラグDN=0となっているため、第14図に示す
ようにフラグA=0,UP=1に設定される(ステップ
B11,12)。
めるため、ステップB7において、「YES」と判定さ
れ、ステップB8の判定に進む。ここで、「フラグDN
=1」が判定されるが、フラグDNは上記ステップB2
6でセットされているので、「YES」と判定されて
「フラグB=1」,「フラグDN=0」が判定される
(ステップB9,B10)。その後は、上述した時刻t
0の場合と同様にステップB13,B14,B16,B
28を経てリターンされる。そして、第14図に示すよ
うに時刻t1〜t2間において、フロント車高Hfが下
降し続けるわけであるが、再度ステップB7で「YE
S」と判定されて、ステップB8の判定に来たときに
は、フラグDN=0となっているため、第14図に示す
ようにフラグA=0,UP=1に設定される(ステップ
B11,12)。
その後、第14図の時刻t2を過ぎて、フロント車高H
fが上昇し始めると、ステップB22で「YES」と判
定されて、ステップB23の判定に進むが、ここではす
でにフラグUPはセットされているため、フラグA=1
とされ、フラグUP=0とされる(ステップB24,B
25)。
fが上昇し始めると、ステップB22で「YES」と判
定されて、ステップB23の判定に進むが、ここではす
でにフラグUPはセットされているため、フラグA=1
とされ、フラグUP=0とされる(ステップB24,B
25)。
このようにして、第14図に示すようにフロント車高H
fが上下する場合において、フロント車高Hfが上昇状
態から、下降状態に移行した時点から再び上昇状態に移
行する時点までの間はフラグBが「1」に設定され、フ
ロント車高Hfが下降状態から上昇状態に移行した時点
から再び下降状態に移行する時点までの間はフラグAが
「1」に設定される。そして、ステップB13を経由し
た後、ステップB14に進むが、この段階では「A=
1」,「B=1」であるため「A×B=1」となり、ス
テップB15に進む。なお、上述したがフラグA及びB
が共に「1」となるのはフロント車高Hfの増減傾向が
反転する時のみであり、その反転毎に「A×B=1」と
なる。したがって、ステップB15では、カウンタNC
NTが「+1」される。つまり、フロント車高Hfの一
回の増減によりカウンタNCNTが「+1」される。そ
して、タイマTcのカウントが2秒を経過するまでは上
記の処理が繰り返されるが、タイマTcのカウントが2
秒を超えると、タイマTcがリセットされると共にNC
NTの計数値がN以上であるか判定される(ステップB
16〜B18)。つまり、2秒間にフロント車高Hfが
N回以上増減の反転があったことが検出されると、悪路
である判定され、NCNT=0,悪路判定がセットさ
れ、遅延タイマTR=0とされた(ステップB19〜2
1)後、リターンされる。
fが上下する場合において、フロント車高Hfが上昇状
態から、下降状態に移行した時点から再び上昇状態に移
行する時点までの間はフラグBが「1」に設定され、フ
ロント車高Hfが下降状態から上昇状態に移行した時点
から再び下降状態に移行する時点までの間はフラグAが
「1」に設定される。そして、ステップB13を経由し
た後、ステップB14に進むが、この段階では「A=
1」,「B=1」であるため「A×B=1」となり、ス
テップB15に進む。なお、上述したがフラグA及びB
が共に「1」となるのはフロント車高Hfの増減傾向が
反転する時のみであり、その反転毎に「A×B=1」と
なる。したがって、ステップB15では、カウンタNC
NTが「+1」される。つまり、フロント車高Hfの一
回の増減によりカウンタNCNTが「+1」される。そ
して、タイマTcのカウントが2秒を経過するまでは上
記の処理が繰り返されるが、タイマTcのカウントが2
秒を超えると、タイマTcがリセットされると共にNC
NTの計数値がN以上であるか判定される(ステップB
16〜B18)。つまり、2秒間にフロント車高Hfが
N回以上増減の反転があったことが検出されると、悪路
である判定され、NCNT=0,悪路判定がセットさ
れ、遅延タイマTR=0とされた(ステップB19〜2
1)後、リターンされる。
ところで、ステップB16あるいはB18で「NO」と
判定されかつ悪路判定がセットされている場合には、遅
延タイマTRが時間INTだけインクリメントされ、遅
延タイマTRが4秒より大きくなると悪路判定がリセッ
トされる(ステップB29〜B31)。このように、悪
路判定は最後の悪路判定がセットされてから4秒後、す
なわちステップB18で悪路ではない(「NO」)と判
定されてから2秒後にリセットされることになる。以上
述べたように、悪路判定ルーチンA1では、フロント車
高Hfの増減が反転する毎にステップB15において、
カウンタNCNTが「+1」される。そして、2秒間に
おけるカウンタNCNTがN以上である場合には、悪路
を意味する悪路判定がセットされる(ステップB2
0)。そして、この悪路判定は、上記ステップB18で
「NO」(つまり、悪路ではないと判定)と判定されて
から2秒後にリセットされる(ステップB31)。
判定されかつ悪路判定がセットされている場合には、遅
延タイマTRが時間INTだけインクリメントされ、遅
延タイマTRが4秒より大きくなると悪路判定がリセッ
トされる(ステップB29〜B31)。このように、悪
路判定は最後の悪路判定がセットされてから4秒後、す
なわちステップB18で悪路ではない(「NO」)と判
定されてから2秒後にリセットされることになる。以上
述べたように、悪路判定ルーチンA1では、フロント車
高Hfの増減が反転する毎にステップB15において、
カウンタNCNTが「+1」される。そして、2秒間に
おけるカウンタNCNTがN以上である場合には、悪路
を意味する悪路判定がセットされる(ステップB2
0)。そして、この悪路判定は、上記ステップB18で
「NO」(つまり、悪路ではないと判定)と判定されて
から2秒後にリセットされる(ステップB31)。
次に、第15図のフローチャートを参照してロール制御
ルーチン(ステップA2)の詳細な動作について説明す
る。まず、車速センサ38で検出される車速V、Gセン
サ39から出力される左右方向の加速度G及びその微分
値、操舵センサ40で検出されるハンドル角速度H
がコントロールユニット36に読み込まれる(ステップ
C1〜C3)。そして、ハンドル角速度Hが30deg/s
ecより大きいか判定される(ステップC4)。つまり、
ハンドルが操舵されたか判定される。上記ステップC4
において、「YES」と判定されると「G×H」は正
か判定される(ステップC5)。つまり、左右方向の加
速度Gとハンドル角速度Hは同一方向であるか判定さ
れるもので、「正」と判定された場合には切込み側、
「負」と判定された場合には切返し側にハンドルが操舵
されていることを意味している。上記ステップC5で
「YES」と判定された場合には、ユーザの好みに応じ
て選択される第5図ないし第7図のV−Hマップのい
ずれかのマップが参照されて、車速及びハンドル角速度
に応じた制御レベルTCHが求められる(ステップC
6)。このステップC6においては、ロール制御選択ス
イッチ30により、ロール制御モードとしてソフトモー
ドが選択されている場合には第5図のマップが、ロール
制御モードとしてオートモードが選択されている場合に
は第6図のマップが、ロール制御モードとしてスポーツ
モードが選択されている場合には第7図のマップが選択
される。そして、各マップの制御レベルTCHに対応して
第9図に示すような給排気時間及び減衰力が選択され
る。なお、第5図〜第7図及び第9図に示されるハンド
ル角速度H、車速V、制御レベル、モード、給排気時
間及び減衰力の関係はコントロールユニット36内のメ
モリに記憶されている。そして、第16図を用いて詳細
を後述する給排気補正ルーチンにより前後輪独立の給排
気時間TCS,TCEが補正されて算出される(ステップC
7)。次に、制御フラグがセット中か否か判定される
(ステップC8)。まだ、ロール制御は開始されていな
いので、「NO」と判定されてステップC9に進む。こ
のステップC9において、給排気フラグSEFがセット
されているか判定される。上記した給排気補正ルーチン
(ステップC7)において給排気フラグSEFがセット
されている場合には、制御フラグがセットされ、給排気
タイマT=0とされる(ステップC10,C11)。そ
して、ステップC12に進んで差圧保持中、つまり後述
する差圧保持フラグがセットされているか否か判定され
る。差圧がある場合にはフロント及びリヤの排気方向切
換えバルブ28,32がオフされて、フロントあるいは
リヤから排出される空気を低圧リザーブタンク15bに
排出させるようにしている。これは差圧保持中の状態に
おいては排気方向切換バルブ28,32がオンであるの
で、追加の給排気制御を行うためにはこれら排気方向切
換バルブ28,32をオフにする必要があるからであ
る。次に、上記ステップC7の給排気補正ルーチンにお
いて、給気係数KS=3がセットされているか判定され
(ステップC14)、セットされていない場合(つま
り、KS=1)には給気流量制御バルブ19がオンされ
て、大径路D(第4図)が開き給気流量を増大させてい
る(ステップS15)。つまり、KS=1は第16図で
示すように、車速−ハンドル角速度マップから制御レベ
ルTCHが求められている場合であるため、迅速なロール
制御を行なうために空気流量を大きくするためである。
ルーチン(ステップA2)の詳細な動作について説明す
る。まず、車速センサ38で検出される車速V、Gセン
サ39から出力される左右方向の加速度G及びその微分
値、操舵センサ40で検出されるハンドル角速度H
がコントロールユニット36に読み込まれる(ステップ
C1〜C3)。そして、ハンドル角速度Hが30deg/s
ecより大きいか判定される(ステップC4)。つまり、
ハンドルが操舵されたか判定される。上記ステップC4
において、「YES」と判定されると「G×H」は正
か判定される(ステップC5)。つまり、左右方向の加
速度Gとハンドル角速度Hは同一方向であるか判定さ
れるもので、「正」と判定された場合には切込み側、
「負」と判定された場合には切返し側にハンドルが操舵
されていることを意味している。上記ステップC5で
「YES」と判定された場合には、ユーザの好みに応じ
て選択される第5図ないし第7図のV−Hマップのい
ずれかのマップが参照されて、車速及びハンドル角速度
に応じた制御レベルTCHが求められる(ステップC
6)。このステップC6においては、ロール制御選択ス
イッチ30により、ロール制御モードとしてソフトモー
ドが選択されている場合には第5図のマップが、ロール
制御モードとしてオートモードが選択されている場合に
は第6図のマップが、ロール制御モードとしてスポーツ
モードが選択されている場合には第7図のマップが選択
される。そして、各マップの制御レベルTCHに対応して
第9図に示すような給排気時間及び減衰力が選択され
る。なお、第5図〜第7図及び第9図に示されるハンド
ル角速度H、車速V、制御レベル、モード、給排気時
間及び減衰力の関係はコントロールユニット36内のメ
モリに記憶されている。そして、第16図を用いて詳細
を後述する給排気補正ルーチンにより前後輪独立の給排
気時間TCS,TCEが補正されて算出される(ステップC
7)。次に、制御フラグがセット中か否か判定される
(ステップC8)。まだ、ロール制御は開始されていな
いので、「NO」と判定されてステップC9に進む。こ
のステップC9において、給排気フラグSEFがセット
されているか判定される。上記した給排気補正ルーチン
(ステップC7)において給排気フラグSEFがセット
されている場合には、制御フラグがセットされ、給排気
タイマT=0とされる(ステップC10,C11)。そ
して、ステップC12に進んで差圧保持中、つまり後述
する差圧保持フラグがセットされているか否か判定され
る。差圧がある場合にはフロント及びリヤの排気方向切
換えバルブ28,32がオフされて、フロントあるいは
リヤから排出される空気を低圧リザーブタンク15bに
排出させるようにしている。これは差圧保持中の状態に
おいては排気方向切換バルブ28,32がオンであるの
で、追加の給排気制御を行うためにはこれら排気方向切
換バルブ28,32をオフにする必要があるからであ
る。次に、上記ステップC7の給排気補正ルーチンにお
いて、給気係数KS=3がセットされているか判定され
(ステップC14)、セットされていない場合(つま
り、KS=1)には給気流量制御バルブ19がオンされ
て、大径路D(第4図)が開き給気流量を増大させてい
る(ステップS15)。つまり、KS=1は第16図で
示すように、車速−ハンドル角速度マップから制御レベ
ルTCHが求められている場合であるため、迅速なロール
制御を行なうために空気流量を大きくするためである。
次に、フロント及びリヤ給気バルブ20,24がオンさ
れる(ステップC16)。そして、左右方向の加速度G
の向きがコントロールユニット36で判定される(ステ
ップC17)。つまり、左右方向の加速度Gの方向が正
か負か判定される。ここで、加速度Gが正である場合に
は、加速度Gは進行方向に向かって右側、つまり左旋回
であると判定される。一方、加速度Gが負である場合に
は加速度Gは進行方向に向かって左側、つまり右旋回で
あると判定される。従って、加速度Gが右(左旋回)で
あると判定されると、フロント及びリヤ左ソレノイドバ
ルブ22及び26がオンされる(ステップC18)。こ
れにより、左側のサスペンションユニットの各空気ばね
室3内の空気は夫々オン状態にあるバルブ22,26を
介して低圧リザーブタンク15b内に排出されると共
に、右側のサスペンションユニットの各空気ばね室3内
へは夫々オン状態にある給気バルブ20,24及びオフ
状態にあるバルブ23,27を介して高圧リザーブタン
ク15aから空気が供給される。
れる(ステップC16)。そして、左右方向の加速度G
の向きがコントロールユニット36で判定される(ステ
ップC17)。つまり、左右方向の加速度Gの方向が正
か負か判定される。ここで、加速度Gが正である場合に
は、加速度Gは進行方向に向かって右側、つまり左旋回
であると判定される。一方、加速度Gが負である場合に
は加速度Gは進行方向に向かって左側、つまり右旋回で
あると判定される。従って、加速度Gが右(左旋回)で
あると判定されると、フロント及びリヤ左ソレノイドバ
ルブ22及び26がオンされる(ステップC18)。こ
れにより、左側のサスペンションユニットの各空気ばね
室3内の空気は夫々オン状態にあるバルブ22,26を
介して低圧リザーブタンク15b内に排出されると共
に、右側のサスペンションユニットの各空気ばね室3内
へは夫々オン状態にある給気バルブ20,24及びオフ
状態にあるバルブ23,27を介して高圧リザーブタン
ク15aから空気が供給される。
一方、加速度Gが左側(右旋回)であると判定される
と、フロント及びリヤ右ソレノイドバルブ23,27が
オンされる(ステップC19)。これにより右側のサス
ペンションユニットの各空気ばね室3内の空気は夫々オ
ン状態にあるバルブ23,27を介して低圧リザーブタ
ンク15b内に排出されると共に、左側のサスペンショ
ンユニットの各空気ばね室3内へは夫々オン状態にある
給気バルブ20,24及びオフ状態にあるバルブ22,
26を介して高圧リザーブタンク15aから空気が供給
される。
と、フロント及びリヤ右ソレノイドバルブ23,27が
オンされる(ステップC19)。これにより右側のサス
ペンションユニットの各空気ばね室3内の空気は夫々オ
ン状態にあるバルブ23,27を介して低圧リザーブタ
ンク15b内に排出されると共に、左側のサスペンショ
ンユニットの各空気ばね室3内へは夫々オン状態にある
給気バルブ20,24及びオフ状態にあるバルブ22,
26を介して高圧リザーブタンク15aから空気が供給
される。
次に、ゆり戻しフラグがリセットされ、上述した差圧保
持フラグがセットされ、デューティタイマTD、デュー
ティカウンタTn、デューティタイムカウタTmnがゼロ
に設定される(ステップC20〜24)。以下、上記ス
テップC1の処理に戻る。そして、ステップC1〜C7
の処理を経てステップC8の処理に移る。このときは制
御フラグがセット中であるため、ステップC8で「YE
S」と判定されてステップC25に進む。そして、この
ステップC25でタイマTがインターバル時間INTを
加算されて更新される。そして、タイマTの計数値が給
気時間TCS以上あるいはタイマTの計数値が排気時間T
CE以上になるまでは、左右Gの方向に応じて左右のサス
ペンションユニットの各空気ばね室の給気及び排気を行
うロール制御が継続して行われる。ところで、タイマT
の計数値が排気時間TCS以上になるとステップC26で
「YES」と判定されて、流量制御バルブ19がオフさ
れ、給気ソレノイドバルブ20,24がオフされて、給
気動作が停止される(ステップC27,C28)。これ
により、給気された側の空気ばね室3は給気時間TCSだ
け給気された高圧状態に保持される。また、タイマTの
計数値が排気時間TCE以上になるとステップC29で
「YES」と判定されて、排気方向切換えバルブ28,
32がオンされ、排気動作が停止される(ステップC3
0)。これにより、排気された側の空気ばね室3は排気
時間TCEだけ排気された低圧状態に保持される。そし
て、左右方向の加速度Gの方向がメモリMgに記憶さ
れ、「タイマT≧TCS」である場合には制御リセットさ
れてロール制御が停止されて、その状態が保持される
(ステップC32,33)。このようにして、旋回走行
時に車体に発生するロールが抑制される。以上の処理は
ハンドルが急激に操舵された場合について述べたが、
「H≦30deg/sec」の場合でも「G×」が正である
場合には(ステップC34)、第8図のGセンサマップ
が参照されて制御レベルTCGが求められ、以下TCHを求
めた場合と同様の処理が行われて、ロール制御が行われ
る。第8図においてV1は30km/h、V2は130km/h
に設定されている。この制御レベルTCGに対応する給排
気時間及び減衰力は第10図から求められる。やはり、
第8図及び第10図に示される左右G、車速V、制御レ
ベル、モード、給排気時間及び減衰力の関係は、コント
ロールユニット36内のメモリに記憶されている。この
第8図及び第10図から明らかなように、やはりこのG
センサマップから最終的に求められる給排気時間は制御
スイッチ30により選択されたモードに応じて異なるも
のである。なお、第10図にソフトモードの記載がない
が、これはソフトモードが選択された場合、Gセンサマ
ップにおいては制御レベルが常にゼロであることを意味
する。
持フラグがセットされ、デューティタイマTD、デュー
ティカウンタTn、デューティタイムカウタTmnがゼロ
に設定される(ステップC20〜24)。以下、上記ス
テップC1の処理に戻る。そして、ステップC1〜C7
の処理を経てステップC8の処理に移る。このときは制
御フラグがセット中であるため、ステップC8で「YE
S」と判定されてステップC25に進む。そして、この
ステップC25でタイマTがインターバル時間INTを
加算されて更新される。そして、タイマTの計数値が給
気時間TCS以上あるいはタイマTの計数値が排気時間T
CE以上になるまでは、左右Gの方向に応じて左右のサス
ペンションユニットの各空気ばね室の給気及び排気を行
うロール制御が継続して行われる。ところで、タイマT
の計数値が排気時間TCS以上になるとステップC26で
「YES」と判定されて、流量制御バルブ19がオフさ
れ、給気ソレノイドバルブ20,24がオフされて、給
気動作が停止される(ステップC27,C28)。これ
により、給気された側の空気ばね室3は給気時間TCSだ
け給気された高圧状態に保持される。また、タイマTの
計数値が排気時間TCE以上になるとステップC29で
「YES」と判定されて、排気方向切換えバルブ28,
32がオンされ、排気動作が停止される(ステップC3
0)。これにより、排気された側の空気ばね室3は排気
時間TCEだけ排気された低圧状態に保持される。そし
て、左右方向の加速度Gの方向がメモリMgに記憶さ
れ、「タイマT≧TCS」である場合には制御リセットさ
れてロール制御が停止されて、その状態が保持される
(ステップC32,33)。このようにして、旋回走行
時に車体に発生するロールが抑制される。以上の処理は
ハンドルが急激に操舵された場合について述べたが、
「H≦30deg/sec」の場合でも「G×」が正である
場合には(ステップC34)、第8図のGセンサマップ
が参照されて制御レベルTCGが求められ、以下TCHを求
めた場合と同様の処理が行われて、ロール制御が行われ
る。第8図においてV1は30km/h、V2は130km/h
に設定されている。この制御レベルTCGに対応する給排
気時間及び減衰力は第10図から求められる。やはり、
第8図及び第10図に示される左右G、車速V、制御レ
ベル、モード、給排気時間及び減衰力の関係は、コント
ロールユニット36内のメモリに記憶されている。この
第8図及び第10図から明らかなように、やはりこのG
センサマップから最終的に求められる給排気時間は制御
スイッチ30により選択されたモードに応じて異なるも
のである。なお、第10図にソフトモードの記載がない
が、これはソフトモードが選択された場合、Gセンサマ
ップにおいては制御レベルが常にゼロであることを意味
する。
なお、後で給排気時間補正ルーチンC7の説明において
詳述するが、本装置においては前輪側の給気時間と後輪
側の給排気時間とが互いに異なるように設定されてい
る。それ故、給排気時間のカウント及びそれに基づき給
排気時間は前輪側と後輪側とで独立して行われる。
詳述するが、本装置においては前輪側の給気時間と後輪
側の給排気時間とが互いに異なるように設定されてい
る。それ故、給排気時間のカウント及びそれに基づき給
排気時間は前輪側と後輪側とで独立して行われる。
ところで、「G×」が負の場合、つまりハンドルが戻
し側にある場合には第6図のマップが参照されて戻し側
の車速−ハンドル角速度マップが参照されて(ステップ
C36)、しきい値HMが求められ、戻し側のハンドル
角速度H≧HMであるかが判定される(ステップC3
7)。このステップC37で「YES」と判定された場
合には左右方向の加速度Gの時間的変化が0.6g/sec
以上であるか判定される(ステップC38)。ここで、
上記ステップC37及びC38で「YES」と判定され
た場合、つまり旋回走行から直進走行に移行する際にハ
ンドルを急激にその中立位置に向けて戻しかつ加速度G
の時間的変化が大きい場合には、単体がその中立状態
を通り過ぎて反対側へロールする所謂揺り戻しが発生し
てしまうので、これを防止するためにステップC39以
降の処理を行う。
し側にある場合には第6図のマップが参照されて戻し側
の車速−ハンドル角速度マップが参照されて(ステップ
C36)、しきい値HMが求められ、戻し側のハンドル
角速度H≧HMであるかが判定される(ステップC3
7)。このステップC37で「YES」と判定された場
合には左右方向の加速度Gの時間的変化が0.6g/sec
以上であるか判定される(ステップC38)。ここで、
上記ステップC37及びC38で「YES」と判定され
た場合、つまり旋回走行から直進走行に移行する際にハ
ンドルを急激にその中立位置に向けて戻しかつ加速度G
の時間的変化が大きい場合には、単体がその中立状態
を通り過ぎて反対側へロールする所謂揺り戻しが発生し
てしまうので、これを防止するためにステップC39以
降の処理を行う。
ステップC39ではゆり戻しフラグがセットされている
か判定される。ここで、初めてこのステップS39に来
た場合にはゆり戻しフラグはセットされていないので、
「NO」と判定されてゆり戻しフラグがセットされ、ゆ
り戻しタイマTYが「0」にセットされる(ステップC
40,C41)。そして、メモリMgに記憶された加速
度Gが左(右旋回)であると判定されると、フロント及
びリヤ右のソレノイドバルブ23,27がオフされ、加
速度Gが右(左旋回)であると判定されると、フロント
及びリヤ左のソレノイドバルブ22,26がオフされ
て、左右のサスペンションユニットの空気ばね室3が互
いに連通される(ステップC42〜C44)。これによ
り、左右のサスペンションユニットの各空気ばね室3間
の連通時期が早められるので、ロール制御により生じて
いた左右の空気ばね室3間の差圧が上記車体の揺り戻し
を増長することが防止される。また、フロント及びリヤ
給気バルブ20,24がオフされ、排気方向切換えバル
ブ28,32がオフされ、差圧保持フラグがリセットさ
れると共に、制御レベルCL=0とされ、制御フラグも
リセットされて、上記ステップC1の処理に戻る(ステ
ップC45〜C49)。そして、上記ステップC37及
びC38で「YES」と判定されて、ステップC39に
進んだ場合には、すでにゆり戻しフラグがセットされて
いるので、ステップC50以降のゆり戻しルーチンへ進
む。
か判定される。ここで、初めてこのステップS39に来
た場合にはゆり戻しフラグはセットされていないので、
「NO」と判定されてゆり戻しフラグがセットされ、ゆ
り戻しタイマTYが「0」にセットされる(ステップC
40,C41)。そして、メモリMgに記憶された加速
度Gが左(右旋回)であると判定されると、フロント及
びリヤ右のソレノイドバルブ23,27がオフされ、加
速度Gが右(左旋回)であると判定されると、フロント
及びリヤ左のソレノイドバルブ22,26がオフされ
て、左右のサスペンションユニットの空気ばね室3が互
いに連通される(ステップC42〜C44)。これによ
り、左右のサスペンションユニットの各空気ばね室3間
の連通時期が早められるので、ロール制御により生じて
いた左右の空気ばね室3間の差圧が上記車体の揺り戻し
を増長することが防止される。また、フロント及びリヤ
給気バルブ20,24がオフされ、排気方向切換えバル
ブ28,32がオフされ、差圧保持フラグがリセットさ
れると共に、制御レベルCL=0とされ、制御フラグも
リセットされて、上記ステップC1の処理に戻る(ステ
ップC45〜C49)。そして、上記ステップC37及
びC38で「YES」と判定されて、ステップC39に
進んだ場合には、すでにゆり戻しフラグがセットされて
いるので、ステップC50以降のゆり戻しルーチンへ進
む。
つまり、タイマTYの計数値が歩進され、タイマTYの計
数値が0.25秒以上であるか判定される(ステップC5
0,C51)。このステップC51において、「NO」
と判定された場合には上記ステップC1の処理に戻り、
以降の処理を経てタイマTYが歩進されてタイマTYの計
数値が0.25秒以上になると再度タイマTYの計数値が2.2
5秒以上であるか判定される(ステップC52)。従っ
て、タイマTYの計数値が0.25秒以上で2.25より小さい
場合には、上記ステップC52で、「NO」と判定され
てステップ53以降の処理に進む。このステップC53
の判定で、左右方向の加速度Gか判定されて、メモリM
gの向きが右であると判定されると、フロント及びリヤ
左のソレノイドバルブ22,26がオンされ、左右方向
の加速度Gが左であると判定されると、フロント及びリ
ヤ右のソレノイドバルブ23,27がオンされる。さら
に、排気方向切換えバルブ28,32がオンされる(ス
テップC53〜C56)。このステップC54の処理に
よりフロント及びリヤのサスペンションユニットのばね
定数を大きくすることができる。このようにして、ハン
ドル角速度Hが第6図の閾値以上で、戻り側の左右方
向の加速度Gの時間的変化が0.6g/sec以上になった場
合には直ちに左右の空気ばね室3を相互に連通させ、こ
れによりロール制御により生じていた左右の空気ばね室
3間の差圧が上記車体の揺り戻しを増長することが防止
される。更にその0.25秒後に2秒間だけ左右の連通を閉
じ、これにより車体その中立状態に戻った頃に各空気ば
ね室3のばね定数が大きくなって反対側への車体のロー
ルが低減される。そして2.25秒経ると、上記ステップC
52において「YES」と判定されてゆり戻しフラグが
リセットされて、ゆり戻し処理が終了される。(ステッ
プC57)。以下、上記ステップC42以降の処理が行
われ、その後に上記ステップC1以降の処理が行われ
る。
数値が0.25秒以上であるか判定される(ステップC5
0,C51)。このステップC51において、「NO」
と判定された場合には上記ステップC1の処理に戻り、
以降の処理を経てタイマTYが歩進されてタイマTYの計
数値が0.25秒以上になると再度タイマTYの計数値が2.2
5秒以上であるか判定される(ステップC52)。従っ
て、タイマTYの計数値が0.25秒以上で2.25より小さい
場合には、上記ステップC52で、「NO」と判定され
てステップ53以降の処理に進む。このステップC53
の判定で、左右方向の加速度Gか判定されて、メモリM
gの向きが右であると判定されると、フロント及びリヤ
左のソレノイドバルブ22,26がオンされ、左右方向
の加速度Gが左であると判定されると、フロント及びリ
ヤ右のソレノイドバルブ23,27がオンされる。さら
に、排気方向切換えバルブ28,32がオンされる(ス
テップC53〜C56)。このステップC54の処理に
よりフロント及びリヤのサスペンションユニットのばね
定数を大きくすることができる。このようにして、ハン
ドル角速度Hが第6図の閾値以上で、戻り側の左右方
向の加速度Gの時間的変化が0.6g/sec以上になった場
合には直ちに左右の空気ばね室3を相互に連通させ、こ
れによりロール制御により生じていた左右の空気ばね室
3間の差圧が上記車体の揺り戻しを増長することが防止
される。更にその0.25秒後に2秒間だけ左右の連通を閉
じ、これにより車体その中立状態に戻った頃に各空気ば
ね室3のばね定数が大きくなって反対側への車体のロー
ルが低減される。そして2.25秒経ると、上記ステップC
52において「YES」と判定されてゆり戻しフラグが
リセットされて、ゆり戻し処理が終了される。(ステッ
プC57)。以下、上記ステップC42以降の処理が行
われ、その後に上記ステップC1以降の処理が行われ
る。
ところで、上記ステップC37あるいはC38で「N
O」と判定された場合、つまり旋回走行から直進走行に
移行する際にハンドルをゆっくりと戻した場合または加
速度Gの時間的変化が小さい場合には、上述した揺り
戻しに関する制御では適わないので、以下述べる制御を
行う。すなわち、先ずゆり戻しフラグがセットされてい
るか判定され(ステップC58)、セットされている場
合には、上記ステップC50以降の処理に進む。これ
は、実際には揺り戻しに関する制御の過程において該当
し得る。
O」と判定された場合、つまり旋回走行から直進走行に
移行する際にハンドルをゆっくりと戻した場合または加
速度Gの時間的変化が小さい場合には、上述した揺り
戻しに関する制御では適わないので、以下述べる制御を
行う。すなわち、先ずゆり戻しフラグがセットされてい
るか判定され(ステップC58)、セットされている場
合には、上記ステップC50以降の処理に進む。これ
は、実際には揺り戻しに関する制御の過程において該当
し得る。
一方、上述の旋回走行から直進走行にゆっくりと移行す
る際には揺り戻しフラグがセットされることがないの
で、ステップC58で「NO」と判定され、次いで左右
方向の加速度Gが不感帯レベルにあるか、つまり「G≦
G0」であるか判定され(ステップC59)、不感帯レ
ベルである場合には、差圧保持中であるか判定され(ス
テップC60)、差圧保持中であれば、ステップC61
以降の処理に進んで、左右の空気ばね室3間の差圧をデ
ューティ制御により徐々に解除する処理に移る。
る際には揺り戻しフラグがセットされることがないの
で、ステップC58で「NO」と判定され、次いで左右
方向の加速度Gが不感帯レベルにあるか、つまり「G≦
G0」であるか判定され(ステップC59)、不感帯レ
ベルである場合には、差圧保持中であるか判定され(ス
テップC60)、差圧保持中であれば、ステップC61
以降の処理に進んで、左右の空気ばね室3間の差圧をデ
ューティ制御により徐々に解除する処理に移る。
以下、ステップC61以降で行われるデューティ制御ル
ーチンの処理について説明する。まず、デューティ制御
回数Tnが3以上であるか判定される(ステップC6
1)。そして、デューティタイマTdがTmn以上である
か否か判定される(ステップC62)。ここで、最初は
TD、Tmnが共に「0」であるため、「YES」と判定
される。しかし同ステップC62で「NO」である場合
にはデューティタイマTdが歩進され(ステップC6
3)、ショックアブソーバ1の減衰力を一段ハードにす
る処理がステップC64〜67により行われる。なお、
図示しないが、ステップC63とC64との間には左右
の空気ばね室3間の差圧を解除する1回の制御において
ステップC66またはC67によりショックアブソーバ
1の減衰力を設定した後はステップC63の処理を終え
るとリターンさせるステップが設けられている。
ーチンの処理について説明する。まず、デューティ制御
回数Tnが3以上であるか判定される(ステップC6
1)。そして、デューティタイマTdがTmn以上である
か否か判定される(ステップC62)。ここで、最初は
TD、Tmnが共に「0」であるため、「YES」と判定
される。しかし同ステップC62で「NO」である場合
にはデューティタイマTdが歩進され(ステップC6
3)、ショックアブソーバ1の減衰力を一段ハードにす
る処理がステップC64〜67により行われる。なお、
図示しないが、ステップC63とC64との間には左右
の空気ばね室3間の差圧を解除する1回の制御において
ステップC66またはC67によりショックアブソーバ
1の減衰力を設定した後はステップC63の処理を終え
るとリターンさせるステップが設けられている。
ところで、上記ステップC62の判定で「YES」と判
定される、つまりデューティタイマTdがTmnとなると
ステップC68以降の処理に進んで、左右の空気ばね室
3間を断続的に連通する処理が開始される。まず、上記
ステップC31で記憶された左右方向の加速度Gの向き
Mgが判定される(ステップC68)。この左右方向の
加速度Gの向きが左側である場合には、ステップC69
でフロント及びリヤ右ソレノイドバルブ23,27がオ
フされているか否か判定される。最初は、これらバルブ
23,27はオンしている(つまり、差圧状態にある)
のでステップC71でオフされる。これにより左右の空
気ばね室3が相互に連通されて左側の空気ばね室3内の
空気が右側の空気ばね室3に向けて流入する。更にステ
ップC72,C73でデューティカウンタTnが歩進さ
れ、デューティタイマTmnに「Tmn+Tm」(Tnは0.
1秒程度の定数)がセットされて上記ステップC1の処
理に戻る。そして、Tm秒後にステップC62で「YE
S」、C68で「左」判定されてC69に至る。ステッ
プC69では右側のソレノイドバルブ23,27が既に
オフされているので「YES」と判定され、ステップC
70に進んでソレノイドバルブ23,27がオンされ
る。次いでステップC73に進んでデューティタイマT
mnに「Tmn+Tm」がセットされる。このようにして、
ソレノイドバルブ23,27をTm秒間開く処理が3回
行われると、つまり左右の空気ばね室3間の連通が3回
実行されるとステップC61で「YES」と判定され
る。そして、ステップC74,C75,C76,C82
でフロント及びリヤ排気方向切換えバルブ28,32が
オフされ、差圧保持フラグがリセットされ、制御レベル
CL=0とされて、一連デューティ制御が終了される。
定される、つまりデューティタイマTdがTmnとなると
ステップC68以降の処理に進んで、左右の空気ばね室
3間を断続的に連通する処理が開始される。まず、上記
ステップC31で記憶された左右方向の加速度Gの向き
Mgが判定される(ステップC68)。この左右方向の
加速度Gの向きが左側である場合には、ステップC69
でフロント及びリヤ右ソレノイドバルブ23,27がオ
フされているか否か判定される。最初は、これらバルブ
23,27はオンしている(つまり、差圧状態にある)
のでステップC71でオフされる。これにより左右の空
気ばね室3が相互に連通されて左側の空気ばね室3内の
空気が右側の空気ばね室3に向けて流入する。更にステ
ップC72,C73でデューティカウンタTnが歩進さ
れ、デューティタイマTmnに「Tmn+Tm」(Tnは0.
1秒程度の定数)がセットされて上記ステップC1の処
理に戻る。そして、Tm秒後にステップC62で「YE
S」、C68で「左」判定されてC69に至る。ステッ
プC69では右側のソレノイドバルブ23,27が既に
オフされているので「YES」と判定され、ステップC
70に進んでソレノイドバルブ23,27がオンされ
る。次いでステップC73に進んでデューティタイマT
mnに「Tmn+Tm」がセットされる。このようにして、
ソレノイドバルブ23,27をTm秒間開く処理が3回
行われると、つまり左右の空気ばね室3間の連通が3回
実行されるとステップC61で「YES」と判定され
る。そして、ステップC74,C75,C76,C82
でフロント及びリヤ排気方向切換えバルブ28,32が
オフされ、差圧保持フラグがリセットされ、制御レベル
CL=0とされて、一連デューティ制御が終了される。
ところで、上記ステップC68の判定で、「右側」であ
ると判定されるとステップC69〜C71と同様の処理
が左側のソレノイドバルブ22,26に対して行われ
る。この処理も3回行われると、上記ステップC74の
処理に進んで、一連の処理が終了される。
ると判定されるとステップC69〜C71と同様の処理
が左側のソレノイドバルブ22,26に対して行われ
る。この処理も3回行われると、上記ステップC74の
処理に進んで、一連の処理が終了される。
以上のように、旋回走行から直進走行に移行する際にハ
ンドルをゆっくりと戻した場合または加速度Gの時間的
変化が小さい場合には、上記一連のデューティ制御に
より左右の空気ばね室3間の差圧が徐々に解消されてい
くので、各空気ばね室3内が極めて滑らかに制御前の状
態に戻ることができる。
ンドルをゆっくりと戻した場合または加速度Gの時間的
変化が小さい場合には、上記一連のデューティ制御に
より左右の空気ばね室3間の差圧が徐々に解消されてい
くので、各空気ばね室3内が極めて滑らかに制御前の状
態に戻ることができる。
次に、第16図を参照して上記したステップA3の給排
気補正ルーチンについて詳細に説明する。まず、圧力セ
ンサ45から信号によりリヤ側のサスペンションユニッ
トRS1,RS2の内圧が検出される(ステップD
2)。次に、第8図のGセンサマップから求められた制
御レベルTCGあるいは第5図〜第7図のハンドル角速度
−車速マップの1つから求められた制御レベルTCHと制
御レベルCLとが比較され(ステップD3,D4)、制
御レベルCLより大きい制御レベルTCGあるいはTCHが
求められた場合には、それが制御レベルCLに記憶され
る(ステップD8,D17)。なお、制御レベルレジス
タCLは初期値として「0」が設定されている。
気補正ルーチンについて詳細に説明する。まず、圧力セ
ンサ45から信号によりリヤ側のサスペンションユニッ
トRS1,RS2の内圧が検出される(ステップD
2)。次に、第8図のGセンサマップから求められた制
御レベルTCGあるいは第5図〜第7図のハンドル角速度
−車速マップの1つから求められた制御レベルTCHと制
御レベルCLとが比較され(ステップD3,D4)、制
御レベルCLより大きい制御レベルTCGあるいはTCHが
求められた場合には、それが制御レベルCLに記憶され
る(ステップD8,D17)。なお、制御レベルレジス
タCLは初期値として「0」が設定されている。
一方、上記制御レベルTCGあるいはTCHのいずれもが制
御レベルCLよりも小さいと判定された場合には、給排
気フラグSEFがリセットされ、減衰力切換位置がリセ
ットされ、制御レベルTCG及びTCHに不感帯レベル
「1」がセットされる(ステップD5〜D7)。
御レベルCLよりも小さいと判定された場合には、給排
気フラグSEFがリセットされ、減衰力切換位置がリセ
ットされ、制御レベルTCG及びTCHに不感帯レベル
「1」がセットされる(ステップD5〜D7)。
ところで、上記ステップD8において制御レベルCLに
制御レベルTCGが設定された後、「TCH≦1」である場
合(つまり、車体に作用する横加速度が小さい場合)に
は給気係数Ksに「3」が設定される(ステップD1
0)。一方、「TCH>1」である場合(つまり、車体に
作用する横加速度が小さい場合)には給気係数Ksに
「1」が設定される(ステップD11)。また、上記ス
テップD17において制御レベルDLに制御レベルTCH
が設定された場合には、給気係数Ksに「1」が設定さ
れる(ステップD11)。
制御レベルTCGが設定された後、「TCH≦1」である場
合(つまり、車体に作用する横加速度が小さい場合)に
は給気係数Ksに「3」が設定される(ステップD1
0)。一方、「TCH>1」である場合(つまり、車体に
作用する横加速度が小さい場合)には給気係数Ksに
「1」が設定される(ステップD11)。また、上記ス
テップD17において制御レベルDLに制御レベルTCH
が設定された場合には、給気係数Ksに「1」が設定さ
れる(ステップD11)。
そして、上記ステップD10あるいはD11の後に給排
気制御を行う必要があることを示す給排気フラグSEF
がセットされ(ステップD12)、第15図のロール制
御ルーチンにより、給排気が行われる。そして、第12
図の悪路判定ルーチンにより設定される悪路判定がセッ
トされているか判定される(ステップD13)。このス
テップD13において、悪路判定がセットされていると
判定された場合には、制御レベルTCGが「2」であるか
判定され(ステップD14)、制御レベルが「2」であ
る場合には給排気フラグSEFがリセットされて、制御
レベルTCGに不感帯レベル「1」が設定される(ステッ
プD15,D16)。つまり、第13図に示すように、
悪路判定時に制御レベルTCGが「2」の場合には通常時
であれば150msの給排気時間にロール制御が行われる
が、給排気時間が「0」とされて、ロール制御が行われ
ない。つまり、悪路走行時のように悪路判定がされてい
る場合にはGセンサの不感帯幅を広げることにより、悪
路でのロール制御の誤動作を防止している。
気制御を行う必要があることを示す給排気フラグSEF
がセットされ(ステップD12)、第15図のロール制
御ルーチンにより、給排気が行われる。そして、第12
図の悪路判定ルーチンにより設定される悪路判定がセッ
トされているか判定される(ステップD13)。このス
テップD13において、悪路判定がセットされていると
判定された場合には、制御レベルTCGが「2」であるか
判定され(ステップD14)、制御レベルが「2」であ
る場合には給排気フラグSEFがリセットされて、制御
レベルTCGに不感帯レベル「1」が設定される(ステッ
プD15,D16)。つまり、第13図に示すように、
悪路判定時に制御レベルTCGが「2」の場合には通常時
であれば150msの給排気時間にロール制御が行われる
が、給排気時間が「0」とされて、ロール制御が行われ
ない。つまり、悪路走行時のように悪路判定がされてい
る場合にはGセンサの不感帯幅を広げることにより、悪
路でのロール制御の誤動作を防止している。
ところで、上記ステップD7,D13,D14,D16
の処理が終了された後に、求められた制御レベルTCHあ
るいはTCGより第9図あるいは第10図の図が参照され
て制御レベルTCH,TCGに応じた給排気の基本時間Tc
が求められる(ステップD18)。次に、圧力センサ4
5によりリヤ側のサスペンションユニットRS1,RS
2の内圧(リヤ内圧)が検出され、このリヤ内圧より第
17図のフロント内圧−リヤ内圧特性図が参照されてフ
ロント内圧が推定される。なお、このフロント内圧−リ
ヤ内圧特性図について、もう少し詳しく説明すると、次
のとおりである。すなわち、一般的な乗用車において前
席に1名、後席に2名乗車した場合と、前席に2名、後
席に1名乗車した場合とを比べると、厳密にはこの特性
図通りにはならない。しかしあらゆる乗車パターンを考
慮して各パターンに近似する特性線図を作成することに
より、概ねリヤ内圧から実際のフロント内圧の近い値を
求められることが実験により確認されている。また同第
17図の特性図において、ハイ車高、ノーマル車高及び
ロー車高の3つの特性が示されているが、これはハイ車
高、ノーマル車高及びロー車高の夫々でリヤ内圧とフロ
ント内圧との関係が異なるためである。なお、当然のこ
とながら、この特性図はそのときの車高に適うものが利
用される。このようにして推定されたフロント内圧及び
上記圧力センサ45から求められたリヤ内圧より第18
図の給気排気補正係数特性図が参照されてフロント側及
びリヤ側の給気補正係数PS、フロント側及びリヤ側の
給気補正係数PEが求められる(ステップD19)。こ
の第18図において、サスペンションの内圧が高い場合
には給気時間は内圧が低い場合よりも、同一量の空気を
供給するのに要する時間が長く要求されるため、補正係
数PSは内圧POに比例しており、サスペンションの内圧
が高い場合には排気時間は内圧が低い場合よりも、同一
量の空気を排気するのに要する時間が短くてすむため、
補正係数PEは内圧POに反比例している。
の処理が終了された後に、求められた制御レベルTCHあ
るいはTCGより第9図あるいは第10図の図が参照され
て制御レベルTCH,TCGに応じた給排気の基本時間Tc
が求められる(ステップD18)。次に、圧力センサ4
5によりリヤ側のサスペンションユニットRS1,RS
2の内圧(リヤ内圧)が検出され、このリヤ内圧より第
17図のフロント内圧−リヤ内圧特性図が参照されてフ
ロント内圧が推定される。なお、このフロント内圧−リ
ヤ内圧特性図について、もう少し詳しく説明すると、次
のとおりである。すなわち、一般的な乗用車において前
席に1名、後席に2名乗車した場合と、前席に2名、後
席に1名乗車した場合とを比べると、厳密にはこの特性
図通りにはならない。しかしあらゆる乗車パターンを考
慮して各パターンに近似する特性線図を作成することに
より、概ねリヤ内圧から実際のフロント内圧の近い値を
求められることが実験により確認されている。また同第
17図の特性図において、ハイ車高、ノーマル車高及び
ロー車高の3つの特性が示されているが、これはハイ車
高、ノーマル車高及びロー車高の夫々でリヤ内圧とフロ
ント内圧との関係が異なるためである。なお、当然のこ
とながら、この特性図はそのときの車高に適うものが利
用される。このようにして推定されたフロント内圧及び
上記圧力センサ45から求められたリヤ内圧より第18
図の給気排気補正係数特性図が参照されてフロント側及
びリヤ側の給気補正係数PS、フロント側及びリヤ側の
給気補正係数PEが求められる(ステップD19)。こ
の第18図において、サスペンションの内圧が高い場合
には給気時間は内圧が低い場合よりも、同一量の空気を
供給するのに要する時間が長く要求されるため、補正係
数PSは内圧POに比例しており、サスペンションの内圧
が高い場合には排気時間は内圧が低い場合よりも、同一
量の空気を排気するのに要する時間が短くてすむため、
補正係数PEは内圧POに反比例している。
次に、コンプレッサ16(リターンポンプ)が停止中で
あるか判定され(ステップD20)、停止中である場
合、つまり高圧リザーブタンク15aと低圧リザーブタ
ンク15bとの圧力差が大きい場合には、サスペンショ
ンの給排気は短い時間でも空気流量が大きいので、初期
係数FK=0.8とされる(ステップD21)。一方、停止
中でない場合、つまり高圧リザーブタンク15aと低圧
リザーブタンク15bとの圧力差が小さい場合には、初
期係数FK=1され、給気排気時間の補正は行われない
(ステップD22)。
あるか判定され(ステップD20)、停止中である場
合、つまり高圧リザーブタンク15aと低圧リザーブタ
ンク15bとの圧力差が大きい場合には、サスペンショ
ンの給排気は短い時間でも空気流量が大きいので、初期
係数FK=0.8とされる(ステップD21)。一方、停止
中でない場合、つまり高圧リザーブタンク15aと低圧
リザーブタンク15bとの圧力差が小さい場合には、初
期係数FK=1され、給気排気時間の補正は行われない
(ステップD22)。
次に、すでに求められている給気の基本時間Tcに給気
補正係数PS,給気係数KS及び初期係数FKが乗算され
て、補正された給気時間TCSが求められる(ステップD
23)。また、すでに求められている排気の基本時間T
cに排気補正係数PE及び初期係数FKが乗算されて、補
正された排気時間TCEが求められる(ステップD2
4)。なお、これら給気時間TCS及び排気時間TCEは、
前輪側と後輪側とで夫々互いに異なる補正係数をもって
いるので個々に求められる。
補正係数PS,給気係数KS及び初期係数FKが乗算され
て、補正された給気時間TCSが求められる(ステップD
23)。また、すでに求められている排気の基本時間T
cに排気補正係数PE及び初期係数FKが乗算されて、補
正された排気時間TCEが求められる(ステップD2
4)。なお、これら給気時間TCS及び排気時間TCEは、
前輪側と後輪側とで夫々互いに異なる補正係数をもって
いるので個々に求められる。
次に、第9図及び第10図が参照されて制御レベルTC
G,TCHに応じた減衰力切換位置が求められ、減衰力目
標値DSTにその位置が設定される(ステップD2
5)。次に、悪路判定がセットされている場合には、減
衰力目標値DSTがハードであれば、ミディアムに変更
される(ステップD26〜D28:これらのステップは
減衰力制御手段に相当する)。これにより、悪路走行時
における車輪の路面に対する追従性が向上する。
G,TCHに応じた減衰力切換位置が求められ、減衰力目
標値DSTにその位置が設定される(ステップD2
5)。次に、悪路判定がセットされている場合には、減
衰力目標値DSTがハードであれば、ミディアムに変更
される(ステップD26〜D28:これらのステップは
減衰力制御手段に相当する)。これにより、悪路走行時
における車輪の路面に対する追従性が向上する。
次に、第19図及び第20図を参照して減衰力切換えル
ーチン(ステップA4)について説明する。まず、制御
レベルTCHまたはTCGに基づき第9図または第10
図から求められた減衰力目標値DSTがマニュアルで設
定された減衰力値MDSTより大きいか判定され(ステ
ップE1)、大きい場合には減衰力現在値DDSTが減
衰力目標値DSTに等しくなるように減衰力の切換えが
行われると共にタイマTDSがリセットされる(ステップ
E2〜E4)。なお、減衰力値MDSTとはSOFTモ
ード及びAUTOモードで「SOFT」、SPORTモ
ードで「HARO」に設定される。そして、減衰力現在
値DDSTが減衰力目標値DSTに等しくなると、タイ
マTDSにより2秒が計数されるまで、タイマTDSがカウ
ントされる(ステップE5,E6)。そして、タイマT
DSにより2秒が計数されると、タイマTDSがリセットさ
れる(ステップE7)。そして、差圧保持中であれば、
マニュアルで設定された減衰力値MDSTに復帰され
(ステップE9)。
ーチン(ステップA4)について説明する。まず、制御
レベルTCHまたはTCGに基づき第9図または第10
図から求められた減衰力目標値DSTがマニュアルで設
定された減衰力値MDSTより大きいか判定され(ステ
ップE1)、大きい場合には減衰力現在値DDSTが減
衰力目標値DSTに等しくなるように減衰力の切換えが
行われると共にタイマTDSがリセットされる(ステップ
E2〜E4)。なお、減衰力値MDSTとはSOFTモ
ード及びAUTOモードで「SOFT」、SPORTモ
ードで「HARO」に設定される。そして、減衰力現在
値DDSTが減衰力目標値DSTに等しくなると、タイ
マTDSにより2秒が計数されるまで、タイマTDSがカウ
ントされる(ステップE5,E6)。そして、タイマT
DSにより2秒が計数されると、タイマTDSがリセットさ
れる(ステップE7)。そして、差圧保持中であれば、
マニュアルで設定された減衰力値MDSTに復帰され
(ステップE9)。
一方、上記ステップE8で差圧保持中である、つまりロ
ール制御の保持中であると判定された場合には、減衰力
を一段階落とす処理次のステップE10〜E12におい
て行われる。つまり、減衰力現在値DDSTがハードで
あれば、減衰力がミディアムにされ、減衰力現在値DD
STがハードでなければ、減衰力がソフトにされる。な
お、ステップE8とE10との間には、図示しないが、
一連の差圧保持中である期間においてステップE11ま
たはE12で減衰力が変更された後は、ステップE8で
「YES」と判定されたときにステップE10,E1
1,E12は経由せずにリターンさせるステップが設け
られている。
ール制御の保持中であると判定された場合には、減衰力
を一段階落とす処理次のステップE10〜E12におい
て行われる。つまり、減衰力現在値DDSTがハードで
あれば、減衰力がミディアムにされ、減衰力現在値DD
STがハードでなければ、減衰力がソフトにされる。な
お、ステップE8とE10との間には、図示しないが、
一連の差圧保持中である期間においてステップE11ま
たはE12で減衰力が変更された後は、ステップE8で
「YES」と判定されたときにステップE10,E1
1,E12は経由せずにリターンさせるステップが設け
られている。
以上のようにして、第20図に示すように制御レベルに
基づき求められた減衰力目標値DSTがマニュアルで設
定された減衰力MDSTより高い減衰力が設定された場
合には、高い減衰力に2秒間切換えた後、ロール制御の
ホールド中は減衰力を一段落とすようにしている。これ
により、マニュアルで設定された減衰力にかかわらず、
ロール制御時のサスペンションに最もロール剛性を必要
とするときに適切にショックアブソーバ1の減衰力が増
大されるので、旋回走行初期時のロール制御がより効果
的に行われる。また差圧保持中はショックアブソーバ1
が1段低い減衰力に切換わるので、その間の乗心地が極
端に劣化することを防止できる。更に差圧保持が解除さ
れた後はマニュアルで設定された乗員の好みの減衰力に
自動的に復帰するので、乗員がその都度減衰力を元に戻
すといった煩雑さを解消できる。
基づき求められた減衰力目標値DSTがマニュアルで設
定された減衰力MDSTより高い減衰力が設定された場
合には、高い減衰力に2秒間切換えた後、ロール制御の
ホールド中は減衰力を一段落とすようにしている。これ
により、マニュアルで設定された減衰力にかかわらず、
ロール制御時のサスペンションに最もロール剛性を必要
とするときに適切にショックアブソーバ1の減衰力が増
大されるので、旋回走行初期時のロール制御がより効果
的に行われる。また差圧保持中はショックアブソーバ1
が1段低い減衰力に切換わるので、その間の乗心地が極
端に劣化することを防止できる。更に差圧保持が解除さ
れた後はマニュアルで設定された乗員の好みの減衰力に
自動的に復帰するので、乗員がその都度減衰力を元に戻
すといった煩雑さを解消できる。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、夫々ハンドル角速度及
び横加速度に基づく第1及び第2の制御目標設定手段に
より夫々設定された制御目標のうち大きい方の制御目標
に従って縮み側のサスペンションユニットの流体ばね室
に流体を供給すると共に伸び側のサスペンションユニッ
トの流体ばね室から流体を排出するように供給用弁手段
及び排出用弁手段が駆動されるので、旋回走行時に発生
するロールを効果的に低減できることは勿論、実行する
制御が第1の制御時間設定手段により設定された第1の
制御目標に従って最初に行われる場合には、その実行す
る制御の間第2の制御目標設定手段により設定された第
2のロール制御目標に従って最初に行われる場合に比べ
て流体ばね室に流体を供給する流路に設けられた流量制
御弁が単位時間当たりの流量が大きくなるように制御さ
れるので、ロール速度が比較的大きいハンドル角速度に
起因する車体ロールに対して流体ばね室の流体の給排を
迅速に行って適切にロールを低減でき、しかもその実行
されるロール制御の開始後に設定された第1の制御目標
よりも大きい第2の制御目標が設定される場合でも流量
制御弁が流量大の状態を保持されることにより、その実
行される制御の途中で流体ばね室への流体の供給速度が
変わって乗員が違和感を覚えたり、流量制御弁の作動頻
度増大により耐久性が劣化する等の不具合を解消できる
効果を奏する。
び横加速度に基づく第1及び第2の制御目標設定手段に
より夫々設定された制御目標のうち大きい方の制御目標
に従って縮み側のサスペンションユニットの流体ばね室
に流体を供給すると共に伸び側のサスペンションユニッ
トの流体ばね室から流体を排出するように供給用弁手段
及び排出用弁手段が駆動されるので、旋回走行時に発生
するロールを効果的に低減できることは勿論、実行する
制御が第1の制御時間設定手段により設定された第1の
制御目標に従って最初に行われる場合には、その実行す
る制御の間第2の制御目標設定手段により設定された第
2のロール制御目標に従って最初に行われる場合に比べ
て流体ばね室に流体を供給する流路に設けられた流量制
御弁が単位時間当たりの流量が大きくなるように制御さ
れるので、ロール速度が比較的大きいハンドル角速度に
起因する車体ロールに対して流体ばね室の流体の給排を
迅速に行って適切にロールを低減でき、しかもその実行
されるロール制御の開始後に設定された第1の制御目標
よりも大きい第2の制御目標が設定される場合でも流量
制御弁が流量大の状態を保持されることにより、その実
行される制御の途中で流体ばね室への流体の供給速度が
変わって乗員が違和感を覚えたり、流量制御弁の作動頻
度増大により耐久性が劣化する等の不具合を解消できる
効果を奏する。
第1図は本考案の一実施例に係わる車両用サスペンショ
ン装置を示す図、第2図は三方向弁の駆動、非駆動状態
を示す図、第3図はソレノイドバルブの駆動、非駆動状
態を示す図、第4図は給気流量制御バルブの駆動、非駆
動状態を示す図、第5図はSOFTモードにおける車速−ハ
ンドル角速度マップ、第6図はAUTOモードにおける車速
−ハンドル角速度マップ、第7図はSPORTモードにおけ
る車速−ハンドル角速度マップ、第8図はGセンサマッ
プ、第9図は車速−ハンドル角速度マップによる制御レ
ベルと給排気時間の関係を示す図、第10図はGセンサ
マップによる制御レベルと給排気時間の関係を示す図、
第11図は本考案の一実施例の動作を示す概略的フロー
チャート、第12図は悪路判定ルーチンを示す詳細なフ
ローチャート、第13図は通常時と悪路判定時のGセン
サマップを示す図、第14図は車高センサの出力変化に
伴う状態の変化を示す図、第15図はロール制御ルーチ
ンの詳細なフローチャート、第16図は給排気補正ルー
チンの詳細なフローチャート、第17図はリヤ内圧−フ
ロント内圧特性図、第18図はエアサス内圧Poと給気
・排気補正係数特性図、第19図は減衰力切換ルーチン
の詳細なフローチャート、第20図は減衰力の経時変化
を示す図である。 15a……高圧リザーブタンク、15b……低圧リザー
ブタンク、19……給気流量制御バルブ、22,23,
26,27……ソレノイドバルブ、36……コントロー
ルユニット、45……圧力センサ。
ン装置を示す図、第2図は三方向弁の駆動、非駆動状態
を示す図、第3図はソレノイドバルブの駆動、非駆動状
態を示す図、第4図は給気流量制御バルブの駆動、非駆
動状態を示す図、第5図はSOFTモードにおける車速−ハ
ンドル角速度マップ、第6図はAUTOモードにおける車速
−ハンドル角速度マップ、第7図はSPORTモードにおけ
る車速−ハンドル角速度マップ、第8図はGセンサマッ
プ、第9図は車速−ハンドル角速度マップによる制御レ
ベルと給排気時間の関係を示す図、第10図はGセンサ
マップによる制御レベルと給排気時間の関係を示す図、
第11図は本考案の一実施例の動作を示す概略的フロー
チャート、第12図は悪路判定ルーチンを示す詳細なフ
ローチャート、第13図は通常時と悪路判定時のGセン
サマップを示す図、第14図は車高センサの出力変化に
伴う状態の変化を示す図、第15図はロール制御ルーチ
ンの詳細なフローチャート、第16図は給排気補正ルー
チンの詳細なフローチャート、第17図はリヤ内圧−フ
ロント内圧特性図、第18図はエアサス内圧Poと給気
・排気補正係数特性図、第19図は減衰力切換ルーチン
の詳細なフローチャート、第20図は減衰力の経時変化
を示す図である。 15a……高圧リザーブタンク、15b……低圧リザー
ブタンク、19……給気流量制御バルブ、22,23,
26,27……ソレノイドバルブ、36……コントロー
ルユニット、45……圧力センサ。
フロントページの続き (72)考案者 滝澤 省三 東京都港区芝5丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)考案者 堅本 實 東京都港区芝5丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭60−155611(JP,U) 実開 昭60−152509(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】各論毎を支持するサスペンションユニット
毎に夫々設けられた流体ばね室と、上記各流体ばね室に
夫々供給用弁手段を介して流体を供給する流体供給手段
と、流体を供給する流路に設けられ単位時間当たりの流
量を可変可能な流量制御弁と、上記各流体ばね室から夫
々排出用弁手段を介して流体を排出する流体排出手段
と、ハンドル角速度を検出するハンドル角速度検出手段
と、車体に作用する左右方向の加速度を検出する加速度
検出手段と、上記ハンドル角速度検出手段により検出さ
れた角速度が設定条件を満足したときはそのときの角速
度に応じて第1のロール制御目標を設定する第1の制御
目標設定手段と、上記加速度検出手段により検出された
加速度が設定条件を満足したときはそのときの加速度に
応じて第2のロール制御目標を設定する第2の制御目標
設定手段と、上記第1及び第2の制御目標設定手段によ
り夫々設定されたロール制御目標のうち大きい方のロー
ル制御目標に従って縮み側のサスペンションユニットの
流体ばね室に流体を供給すると共に伸び側のサスペンシ
ョンユニットの流体ばね室から流体を排出するように上
記供給用弁手段及び排出用弁手段を駆動し、しかも実行
されるロール制御が上記第1の制御目標設定手段により
設定された第1のロール制御目標に従って最初に行われ
る場合には、その実行されるロール制御の間、上記第2
の制御目標設定手段により設定された第2のロール制御
目標に従って最初に行われる場合に比べて、上記流量制
御弁を単位時間当たりの流量が大きくなるように制御す
るロール制御手段とを具備したことを特徴とする車両用
サスペンション装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987157692U JPH068892Y2 (ja) | 1987-10-15 | 1987-10-15 | 車両用サスペンション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987157692U JPH068892Y2 (ja) | 1987-10-15 | 1987-10-15 | 車両用サスペンション装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0162108U JPH0162108U (ja) | 1989-04-20 |
| JPH068892Y2 true JPH068892Y2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=31437358
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987157692U Expired - Lifetime JPH068892Y2 (ja) | 1987-10-15 | 1987-10-15 | 車両用サスペンション装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH068892Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000071736A (ja) * | 1998-08-26 | 2000-03-07 | Honda Motor Co Ltd | スタビライザの効力制御装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60152509U (ja) * | 1984-03-22 | 1985-10-11 | 三菱自動車工業株式会社 | 電子制御サスペンシヨン装置 |
| JPS60155611U (ja) * | 1984-03-27 | 1985-10-17 | 三菱自動車工業株式会社 | 電子制御サスペンシヨン装置 |
-
1987
- 1987-10-15 JP JP1987157692U patent/JPH068892Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000071736A (ja) * | 1998-08-26 | 2000-03-07 | Honda Motor Co Ltd | スタビライザの効力制御装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0162108U (ja) | 1989-04-20 |
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