JPH0689313B2 - ホットメルト粘・接着剤組成物 - Google Patents
ホットメルト粘・接着剤組成物Info
- Publication number
- JPH0689313B2 JPH0689313B2 JP22451989A JP22451989A JPH0689313B2 JP H0689313 B2 JPH0689313 B2 JP H0689313B2 JP 22451989 A JP22451989 A JP 22451989A JP 22451989 A JP22451989 A JP 22451989A JP H0689313 B2 JPH0689313 B2 JP H0689313B2
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- adhesive
- coumarone
- hydrogenated
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、低温から高温までの広範な温度領域における
粘着力又は接着力、さらに保持力に優れ、保持テープ、
粘着ラベル、粘着シート、アッセンブリー等の分野に好
適な無色又は白色のホットメルト粘着剤及び接着剤組成
物に関する。
粘着力又は接着力、さらに保持力に優れ、保持テープ、
粘着ラベル、粘着シート、アッセンブリー等の分野に好
適な無色又は白色のホットメルト粘着剤及び接着剤組成
物に関する。
スチレンと共役ジエンとのブロックコポリマー又はその
水素化物をベースポリマーとし、水素化炭化水素樹脂を
粘着付与剤樹脂とした粘着剤又は接着剤組成物として
は、水素化炭化水素樹脂に、水添芳香族系石油樹脂、水
添脂肪族系石油樹脂、水添ジシクロペンタジエン樹脂、
水添テルペン樹脂、水添ロジン系樹脂の内の1種又は2
種以上を用いる方法が知られている(特開昭63-189,485
号公報、特開昭63-207,875号公報等)。これらの方法
は、上記水素化炭化水素樹脂の無臭性及び無色性を利用
したものである。
水素化物をベースポリマーとし、水素化炭化水素樹脂を
粘着付与剤樹脂とした粘着剤又は接着剤組成物として
は、水素化炭化水素樹脂に、水添芳香族系石油樹脂、水
添脂肪族系石油樹脂、水添ジシクロペンタジエン樹脂、
水添テルペン樹脂、水添ロジン系樹脂の内の1種又は2
種以上を用いる方法が知られている(特開昭63-189,485
号公報、特開昭63-207,875号公報等)。これらの方法
は、上記水素化炭化水素樹脂の無臭性及び無色性を利用
したものである。
しかしながら、これらの粘着剤又は接着剤組成物は、そ
のいずれも粘着付与性や接着付与性が優れているとはい
えず、特に、低温域や高温域における粘着力、接着力の
付与あるいは保持力の付与といった機能面で問題があっ
た。
のいずれも粘着付与性や接着付与性が優れているとはい
えず、特に、低温域や高温域における粘着力、接着力の
付与あるいは保持力の付与といった機能面で問題があっ
た。
本発明者らは、このような従来技術の欠点を考慮し、新
規な水素化炭化水素樹脂を用いることで低温から高温ま
での広範な使用温度範囲で粘着力又は接着力に優れた無
臭性で無色又は白色の新規なホットメルト粘着剤及び接
着剤を開発することを目的として鋭意研究を行った結
果、スチレンと共役ジエンとのブロックコポリマー又は
その水素化物と、クマロン、インデン又はアルキルイン
デン誘導体及びフェノール又はアルキルフェノール誘導
体を各々必須の構成モノマー成分として有するクマロン
−インデン樹脂を水素化した水素化クマロン−インデン
樹脂とを主成分とし、他の成分として必要に応じて可塑
化オイル等を配合したホットメルト粘着剤又は接着剤組
成物は、無臭性、無色性であり、しかも、低温から高温
までの広範な使用温度領域における粘着力又は接着力に
優れているほか、保持力にも優れていることを見出し、
本発明を完成するに至った。
規な水素化炭化水素樹脂を用いることで低温から高温ま
での広範な使用温度範囲で粘着力又は接着力に優れた無
臭性で無色又は白色の新規なホットメルト粘着剤及び接
着剤を開発することを目的として鋭意研究を行った結
果、スチレンと共役ジエンとのブロックコポリマー又は
その水素化物と、クマロン、インデン又はアルキルイン
デン誘導体及びフェノール又はアルキルフェノール誘導
体を各々必須の構成モノマー成分として有するクマロン
−インデン樹脂を水素化した水素化クマロン−インデン
樹脂とを主成分とし、他の成分として必要に応じて可塑
化オイル等を配合したホットメルト粘着剤又は接着剤組
成物は、無臭性、無色性であり、しかも、低温から高温
までの広範な使用温度領域における粘着力又は接着力に
優れているほか、保持力にも優れていることを見出し、
本発明を完成するに至った。
従って、本発明の目的は、無臭性、無色若しくは白色性
であり、しかも、低温から高温までの広範な使用温度領
域において優れた粘着力又は接着力を有するほか、保持
力にも優れたホットメルト粘・接着剤組成物を提供する
ことにある。
であり、しかも、低温から高温までの広範な使用温度領
域において優れた粘着力又は接着力を有するほか、保持
力にも優れたホットメルト粘・接着剤組成物を提供する
ことにある。
すなわち、本発明は、スチレンと共役ジエンとのブロッ
クコポリマー又はその水素化物と水素化クマロン−イン
デン樹脂とを主成分とするホットメルト粘着剤又は接着
剤であり、上記水素化クマロン−インデン樹脂がクマロ
ン、インデン又はアルキルインデン誘導体及びフェノー
ル又はアルキルフェノール誘導体を構成モノマー成分と
するクマロン−インデン樹脂を水素化した水素化クマロ
ン−インデン樹脂であるホットメルト粘・接着剤組成物
である。
クコポリマー又はその水素化物と水素化クマロン−イン
デン樹脂とを主成分とするホットメルト粘着剤又は接着
剤であり、上記水素化クマロン−インデン樹脂がクマロ
ン、インデン又はアルキルインデン誘導体及びフェノー
ル又はアルキルフェノール誘導体を構成モノマー成分と
するクマロン−インデン樹脂を水素化した水素化クマロ
ン−インデン樹脂であるホットメルト粘・接着剤組成物
である。
本発明に用いるスチレンと共役ジエンのブロックコポリ
マー又はその水素化物の種類としては、使用目的に応じ
て適宜選択し得るものであるが、一般的にはスチレン/
共役ジエンの比が10/90〜50/50のブロックコポリマー、
又は、その水素化物が使用される。このようなブロック
コポリマーの好ましい具体例としては、例えば、スチレ
ン/イソプレンの比が10/90〜30/70の範囲にあるスチレ
ン−イソプレン−スチレン型ブロックコポリマー(以
下、SISと略称する)又はその水素化物であるスチレン
−エチレン−プロピレン−スチレン型ブロックコポリマ
ー(以下、SEPSと略称する)や、スチレン/ブタジエン
の比が10/90〜50/50の範囲にあるスチレン−ブタジエン
−スチレン型ブロックコポリマー(以下、SBSと略称す
る)又はその水素化物であるスチレン−エチレン−ブチ
レン−スチレン型ブロックコポリマー(以下、SEBSと略
称する)等の熱可塑性ゴムを挙げることができる。
マー又はその水素化物の種類としては、使用目的に応じ
て適宜選択し得るものであるが、一般的にはスチレン/
共役ジエンの比が10/90〜50/50のブロックコポリマー、
又は、その水素化物が使用される。このようなブロック
コポリマーの好ましい具体例としては、例えば、スチレ
ン/イソプレンの比が10/90〜30/70の範囲にあるスチレ
ン−イソプレン−スチレン型ブロックコポリマー(以
下、SISと略称する)又はその水素化物であるスチレン
−エチレン−プロピレン−スチレン型ブロックコポリマ
ー(以下、SEPSと略称する)や、スチレン/ブタジエン
の比が10/90〜50/50の範囲にあるスチレン−ブタジエン
−スチレン型ブロックコポリマー(以下、SBSと略称す
る)又はその水素化物であるスチレン−エチレン−ブチ
レン−スチレン型ブロックコポリマー(以下、SEBSと略
称する)等の熱可塑性ゴムを挙げることができる。
本発明に用いる水素化クマロン−インデン樹脂は、必須
構成モノマー成分としてクマロン、インデン又はアルキ
ルインデン誘導体及びフェノール又はアルキルフェノー
ル誘導体を含むもので、場合によってその他の構成モノ
マー成分として、スチレン又はアルキルスチレン誘導体
等を含むクマロン−インデン樹脂を、好ましくはその水
素化率90%以上となるように水素化した水素化クマロン
−インデン樹脂である。
構成モノマー成分としてクマロン、インデン又はアルキ
ルインデン誘導体及びフェノール又はアルキルフェノー
ル誘導体を含むもので、場合によってその他の構成モノ
マー成分として、スチレン又はアルキルスチレン誘導体
等を含むクマロン−インデン樹脂を、好ましくはその水
素化率90%以上となるように水素化した水素化クマロン
−インデン樹脂である。
本発明において、必要に応じて用いられる可塑化オイル
も、その目的に応じて適宜選択し得るものであるが、凝
集力の低下が少ない点から、好ましくはナフテン系オイ
ル若しくはパラフィン系オイルを使用するのがよく、反
対に、芳香族系オイルは好ましくない。このようなオイ
ルとしては、例えば、ナフテン系プロセス油、パラフィ
ン系プロセス油、液状ポリブテン等が挙げられる。
も、その目的に応じて適宜選択し得るものであるが、凝
集力の低下が少ない点から、好ましくはナフテン系オイ
ル若しくはパラフィン系オイルを使用するのがよく、反
対に、芳香族系オイルは好ましくない。このようなオイ
ルとしては、例えば、ナフテン系プロセス油、パラフィ
ン系プロセス油、液状ポリブテン等が挙げられる。
スチチレンと共役ジエンとのブロックコポリマー又はそ
の水添化物と水素化クマロン−インデン樹脂の配合割合
は、使用目的に応じて適宜選択することができるもので
あるが、一般的にはブロックコポリマー100重量部に対
し、水素化クマロン−インデン樹脂を10〜200重量部の
範囲で使用するのがよい。また、他の配合成分としての
可塑化オイルを使用する場合、その使用量は0〜300重
量部の範囲である。
の水添化物と水素化クマロン−インデン樹脂の配合割合
は、使用目的に応じて適宜選択することができるもので
あるが、一般的にはブロックコポリマー100重量部に対
し、水素化クマロン−インデン樹脂を10〜200重量部の
範囲で使用するのがよい。また、他の配合成分としての
可塑化オイルを使用する場合、その使用量は0〜300重
量部の範囲である。
本発明に用いる水素化クマロン−インデン樹脂は、その
原料中にクマロン、インデン又はアルキリインデン誘導
体、及び、フェノール又はアルキルフェノール誘導体を
必須の構成モノマー成分として含有する炭化水素樹脂で
あるため、石炭乾留の際に生産されるガス軽油又はコー
ルタールの蒸留で得られる130〜200℃留分を脱硫精製し
たもの等を原料油として利用できる。ここにおける脱硫
精製は、水素化触媒への被毒が少ない点で総硫黄濃度50
ppm以下の水準まで行うことが望ましく、例えば特開昭6
3-308,092号公報に記載されている方法はモノマー損失
が少ない点で好ましい。これは原料油の蒸留処理とこの
蒸溜処理で得られた中間留分に酸触媒を加えて軽度の重
合処理を行うことによる脱硫方法である。
原料中にクマロン、インデン又はアルキリインデン誘導
体、及び、フェノール又はアルキルフェノール誘導体を
必須の構成モノマー成分として含有する炭化水素樹脂で
あるため、石炭乾留の際に生産されるガス軽油又はコー
ルタールの蒸留で得られる130〜200℃留分を脱硫精製し
たもの等を原料油として利用できる。ここにおける脱硫
精製は、水素化触媒への被毒が少ない点で総硫黄濃度50
ppm以下の水準まで行うことが望ましく、例えば特開昭6
3-308,092号公報に記載されている方法はモノマー損失
が少ない点で好ましい。これは原料油の蒸留処理とこの
蒸溜処理で得られた中間留分に酸触媒を加えて軽度の重
合処理を行うことによる脱硫方法である。
原料のクマロン−インデン樹脂は、上記脱硫精製油に必
要に応じてスチレン又はアルキルスチレン誘導体等を添
加したものを原料油とし、通常のクマロン−インデン樹
脂の製造条件をそのまま適用して製造することができ
る。すなわち、重合触媒としては、硫酸、燐酸、塩酸、
硝酸等のブレンステッド酸や、三沸化硼素及びその錯
体、塩化アンモニウム等のルイス酸や、酸性白土、活性
白土、酸性イオン交換樹脂等の固体酸等を挙げることが
できる。また、重合条件としては、使用する酸触媒の種
類やその濃度、目標とする平均分子量や軟化点等によっ
ても異なるが、成分調整した脱硫原料油に対する触媒使
用量は、ルイス酸の場合0.8〜2重量%で、プレンステ
ッド酸の場合1〜10重量%で、固体酸の場合5〜50重量
%が好ましく、反応温度は50〜150℃が好ましく、反応
時間は0.5〜7時間が好ましい。
要に応じてスチレン又はアルキルスチレン誘導体等を添
加したものを原料油とし、通常のクマロン−インデン樹
脂の製造条件をそのまま適用して製造することができ
る。すなわち、重合触媒としては、硫酸、燐酸、塩酸、
硝酸等のブレンステッド酸や、三沸化硼素及びその錯
体、塩化アンモニウム等のルイス酸や、酸性白土、活性
白土、酸性イオン交換樹脂等の固体酸等を挙げることが
できる。また、重合条件としては、使用する酸触媒の種
類やその濃度、目標とする平均分子量や軟化点等によっ
ても異なるが、成分調整した脱硫原料油に対する触媒使
用量は、ルイス酸の場合0.8〜2重量%で、プレンステ
ッド酸の場合1〜10重量%で、固体酸の場合5〜50重量
%が好ましく、反応温度は50〜150℃が好ましく、反応
時間は0.5〜7時間が好ましい。
得られた重合油は、通常の方法により水洗又はアルカリ
洗浄により脱触媒し、蒸留処理により溶媒を蒸発して原
料のクマロン−インデン樹脂を得る。このようにして得
られたクマロン−インデン樹脂については引き続き水素
化を行う。この水素化は、上記脱触媒重合油を蒸留処理
を省いてそのまま原料にするか、又はこの原料樹脂を再
びシクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシク
ロヘキサン等の溶媒に溶解するか、さらにはこの樹脂を
そのまま溶融し、ニッケル、パラジウム、白金、コバル
ト、ルテニウム、ロジウム等の金属又はこれらの金属酸
化物を含む触媒の存在下に、常温〜300℃、常圧〜350kg
/cm3Gの条件で常法により水素添加を行う。水素添加終
了後、硫化水素等の分解生成物を分離し、洗浄後、水添
油の蒸発処理により溶媒を蒸発し、水素化クマロン−イ
ンデン樹脂を得る。
洗浄により脱触媒し、蒸留処理により溶媒を蒸発して原
料のクマロン−インデン樹脂を得る。このようにして得
られたクマロン−インデン樹脂については引き続き水素
化を行う。この水素化は、上記脱触媒重合油を蒸留処理
を省いてそのまま原料にするか、又はこの原料樹脂を再
びシクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシク
ロヘキサン等の溶媒に溶解するか、さらにはこの樹脂を
そのまま溶融し、ニッケル、パラジウム、白金、コバル
ト、ルテニウム、ロジウム等の金属又はこれらの金属酸
化物を含む触媒の存在下に、常温〜300℃、常圧〜350kg
/cm3Gの条件で常法により水素添加を行う。水素添加終
了後、硫化水素等の分解生成物を分離し、洗浄後、水添
油の蒸発処理により溶媒を蒸発し、水素化クマロン−イ
ンデン樹脂を得る。
このようにして得られた水素化クマロン−インデン樹脂
にスチレンと共役ジエンのブロックコポリマー又はその
水素化物と必要に応じて可塑化オイルとを配合して調製
された組成物は、無臭性、無色又は白色であり、しか
も、低温から高温までの幅広い温度領域で優れた粘着力
又は接着力を発揮し、また、保持力にも優れており、粘
着テープ、粘着シート、アッセンブリー等の分野に好適
なホットメルト粘着剤又は接着剤組成物となる。
にスチレンと共役ジエンのブロックコポリマー又はその
水素化物と必要に応じて可塑化オイルとを配合して調製
された組成物は、無臭性、無色又は白色であり、しか
も、低温から高温までの幅広い温度領域で優れた粘着力
又は接着力を発揮し、また、保持力にも優れており、粘
着テープ、粘着シート、アッセンブリー等の分野に好適
なホットメルト粘着剤又は接着剤組成物となる。
本発明のホットメルト粘・接着剤組成物に用いる水素化
クマロン−インデン樹脂は、その原料クマロン−インデ
ン樹脂の必須構成モノマー成分として、極性の強い含酸
素化合物としてのクマロン及びフェノール又はアルキル
フェノール誘導体と、酸素を含まない炭化水素であるイ
ンデン又はアルキルインデン誘導体とを共に有するた
め、非極性の被着体から極性の強い被着体まで幅広い範
囲の被着体に対する濡れ性が良好であり、その結果、粘
着力又は接着力が向上するものと推定される。さらに、
剛直な骨格構造を有する構成モノマー成分であるインデ
ン又はアルキルインデン誘導体は、保持力の向上に寄与
しているものと推定される。
クマロン−インデン樹脂は、その原料クマロン−インデ
ン樹脂の必須構成モノマー成分として、極性の強い含酸
素化合物としてのクマロン及びフェノール又はアルキル
フェノール誘導体と、酸素を含まない炭化水素であるイ
ンデン又はアルキルインデン誘導体とを共に有するた
め、非極性の被着体から極性の強い被着体まで幅広い範
囲の被着体に対する濡れ性が良好であり、その結果、粘
着力又は接着力が向上するものと推定される。さらに、
剛直な骨格構造を有する構成モノマー成分であるインデ
ン又はアルキルインデン誘導体は、保持力の向上に寄与
しているものと推定される。
また、水素化クマロン−インデン樹脂は、芳香族成分の
核水素化率が90%以上となるように核水素化を行うこと
により、熱安定性も改善され、従って、これを粘着付与
剤樹脂として使用する本発明のホットメルト粘着剤又は
接着剤組成物についても、加熱溶融状態での色相劣化や
臭気及び皮バリの発生がない、という優れた耐熱性が付
与される。
核水素化率が90%以上となるように核水素化を行うこと
により、熱安定性も改善され、従って、これを粘着付与
剤樹脂として使用する本発明のホットメルト粘着剤又は
接着剤組成物についても、加熱溶融状態での色相劣化や
臭気及び皮バリの発生がない、という優れた耐熱性が付
与される。
以下、実施例及び比較例に基づいて、本発明を具体的に
説明する。なお、各実施例及び比較例において調製され
た粘着剤又は接着剤は、以下の方法によりその特性を評
価した。
説明する。なお、各実施例及び比較例において調製され
た粘着剤又は接着剤は、以下の方法によりその特性を評
価した。
(1)粘着力 粘着力の測定はJIS Z-0237法に従った。すなわち、粘着
剤(接着剤)を塗布した試験片であるポリエステルフィ
ルム(以下、試験片と略す)を2kgのゴムローラーを用
いて被着体であるステンレス鋼板(以下、被着体と略
す)に接着面積25×125mmで圧着した後、20〜40分の間
に試験片の遊びの部分を180度折り返し、約25mm剥がし
た後、試験片を引っ張り試験機の上部チャックに、被着
体を下部チャックにそれぞれ挟み、300mm/min.の速さで
引き剥がした。記録されたチャートの記録開始後15%の
部分と85%の部分に垂直に線を引き、両区間をさらに4
等分して垂直線を引き、記録線との交点を5点読み取
り、この平均値を粘着力又は接着力とした。試験は3枚
の試験片について行い、測定した12個の平均値を求め、
これを10mm幅当りに比例換算した。なお、測定雰囲気温
度は−10℃、0℃、+10℃、+25℃、+40℃及び+60℃
の6水準とした。
剤(接着剤)を塗布した試験片であるポリエステルフィ
ルム(以下、試験片と略す)を2kgのゴムローラーを用
いて被着体であるステンレス鋼板(以下、被着体と略
す)に接着面積25×125mmで圧着した後、20〜40分の間
に試験片の遊びの部分を180度折り返し、約25mm剥がし
た後、試験片を引っ張り試験機の上部チャックに、被着
体を下部チャックにそれぞれ挟み、300mm/min.の速さで
引き剥がした。記録されたチャートの記録開始後15%の
部分と85%の部分に垂直に線を引き、両区間をさらに4
等分して垂直線を引き、記録線との交点を5点読み取
り、この平均値を粘着力又は接着力とした。試験は3枚
の試験片について行い、測定した12個の平均値を求め、
これを10mm幅当りに比例換算した。なお、測定雰囲気温
度は−10℃、0℃、+10℃、+25℃、+40℃及び+60℃
の6水準とした。
(2)保持力 同様に、保持力の測定もJIS Z-0237法に従った。すなわ
ち、被着体の一端に試験片の25×25mmの面積が接するよ
うに貼り付け、2kgのゴムローラーで圧着した。20分以
上経過した後、被着体の一端を針金で吊るし、試験片が
鉛直に垂れ下がるようにしてその端に1kgのおもりをク
リップで取り付けた。試験片が被着体から落下するまで
の時間を測定し、保持力とした。なお、測定雰囲気温度
は全て25℃とした。
ち、被着体の一端に試験片の25×25mmの面積が接するよ
うに貼り付け、2kgのゴムローラーで圧着した。20分以
上経過した後、被着体の一端を針金で吊るし、試験片が
鉛直に垂れ下がるようにしてその端に1kgのおもりをク
リップで取り付けた。試験片が被着体から落下するまで
の時間を測定し、保持力とした。なお、測定雰囲気温度
は全て25℃とした。
(3)タック 同様に、タックの測定もJIS Z-0237法に従った。すなわ
ち、30度の角度を有する斜面上に長さ10cmの粘着面を置
き、10cmの非粘着助走路の端から転がした鋼球が粘着面
上で停止した場合、その最大の鋼球のナンバーをもって
タックとした。測定は4回行い、その平均値をとった。
なお、測定雰囲気温度は全て25℃とした。
ち、30度の角度を有する斜面上に長さ10cmの粘着面を置
き、10cmの非粘着助走路の端から転がした鋼球が粘着面
上で停止した場合、その最大の鋼球のナンバーをもって
タックとした。測定は4回行い、その平均値をとった。
なお、測定雰囲気温度は全て25℃とした。
実施例1〜4 ベースポリマーとしてSEPS((株)クラレ製商品名:KL-
2043、S/EP比=13/87)若しくはSEBS(シェル化学
(株)製商品名:クレイトンG-1657、S/EB比=13/87)
を100重量部、粘着付与剤樹脂として水素化クマロン−
インデン樹脂A若しくは水素化クマロン−インデン樹脂
Bを100重量部、及び、可塑化オイルとしてパラフィン
系プロセス油(出光興産(株)製商品名:ダイアナプロ
セスオイルPW-90)を50又は100重量部を使用し、各々18
0℃で溶融混合して組成物を調製した。なお、用いた水
素化クマロン−インデン樹脂A及びBの性状は第1表に
示す通りである。
2043、S/EP比=13/87)若しくはSEBS(シェル化学
(株)製商品名:クレイトンG-1657、S/EB比=13/87)
を100重量部、粘着付与剤樹脂として水素化クマロン−
インデン樹脂A若しくは水素化クマロン−インデン樹脂
Bを100重量部、及び、可塑化オイルとしてパラフィン
系プロセス油(出光興産(株)製商品名:ダイアナプロ
セスオイルPW-90)を50又は100重量部を使用し、各々18
0℃で溶融混合して組成物を調製した。なお、用いた水
素化クマロン−インデン樹脂A及びBの性状は第1表に
示す通りである。
このようにして調製した粘着剤又は接着剤の組成物を#
12バーコーターを用い、ホットプレート上で試験片とし
たポリエステルフィルム上にホットメルトコートした。
次に、前記の方法に従って、粘着力(接着力)、保持力
及びタックをそれぞれ測定した。結果を第2表に示す。
12バーコーターを用い、ホットプレート上で試験片とし
たポリエステルフィルム上にホットメルトコートした。
次に、前記の方法に従って、粘着力(接着力)、保持力
及びタックをそれぞれ測定した。結果を第2表に示す。
これら実施例の組成物は、そのいずれも低温から高温ま
での広範な温度領域で優れた粘着力(接着力)を示し、
さらに、保持力にも優れた特性を示した。
での広範な温度領域で優れた粘着力(接着力)を示し、
さらに、保持力にも優れた特性を示した。
比較例1〜4 粘着付与剤樹脂として水添芳香族系石油樹脂(荒川化学
工業(株)製商品名:アルコンP-100)若しくは水添ジ
シクロペンタジエン樹脂(トーネックス(株)製商品
名:エスコレッツ5300)に代えた以外は、上記各実施例
と同様の方法で組成物を調製し、その特性を評価した。
結果を第2表に示す。
工業(株)製商品名:アルコンP-100)若しくは水添ジ
シクロペンタジエン樹脂(トーネックス(株)製商品
名:エスコレッツ5300)に代えた以外は、上記各実施例
と同様の方法で組成物を調製し、その特性を評価した。
結果を第2表に示す。
これら各比較例の組成物は、そのいずれも実施例に比
べ、低温若しくは高温域での粘着力(接着力)が劣って
いたほか、保持力についても劣っていた。
べ、低温若しくは高温域での粘着力(接着力)が劣って
いたほか、保持力についても劣っていた。
実施例5 ベースポリマーとしてSIS(シェル化学(株)製商品
名:カリフレックスTR−1107、S/I比=14/86)を100重
量部、粘着付与剤樹脂として水素化クマロン−インデン
樹脂Aを100重量部及び可塑化オイルとしてパラフイン
系プロセス油(出光興産(株)製商品名:ダイアナプロ
セスオイルPW-90)を50重量部使用し、各々180℃で溶融
混合して粘着剤組成物を調製した。
名:カリフレックスTR−1107、S/I比=14/86)を100重
量部、粘着付与剤樹脂として水素化クマロン−インデン
樹脂Aを100重量部及び可塑化オイルとしてパラフイン
系プロセス油(出光興産(株)製商品名:ダイアナプロ
セスオイルPW-90)を50重量部使用し、各々180℃で溶融
混合して粘着剤組成物を調製した。
このようにして調製した粘着剤組成物の特性を、実施例
1〜4と同様の方法で測定した。結果を第3表に示す。
1〜4と同様の方法で測定した。結果を第3表に示す。
比較例5 粘着付与剤樹脂として市販の水素化石油樹脂(荒川化学
工業(株)製商品名:アルコンP-100)を100重量部使用
したほかは、上記実施例5と同様の方法で粘着剤組成物
を調製し、その特性を測定した。結果を第3表に示す。
工業(株)製商品名:アルコンP-100)を100重量部使用
したほかは、上記実施例5と同様の方法で粘着剤組成物
を調製し、その特性を測定した。結果を第3表に示す。
実施例6 ベースポリマーとしてSBS(シェル化学(株)製商品
名:カリフレックスTR-1122、S/B比37/63)を100重量部
及び粘着付与剤樹脂として水素化クマロン−インデン樹
脂Aを100重量部使用し、各々180℃で溶融混合して接着
剤組成物を調製した。# 12バーコーターを使用し、上記で調製した接着剤組成
物をホットプレート上で試験片としたアルミ箔(厚さ50
μm)上にホットメルトコートし、以下に示す(4)の方
法に従って接着力を測定した。結果を第4表に示す。
名:カリフレックスTR-1122、S/B比37/63)を100重量部
及び粘着付与剤樹脂として水素化クマロン−インデン樹
脂Aを100重量部使用し、各々180℃で溶融混合して接着
剤組成物を調製した。# 12バーコーターを使用し、上記で調製した接着剤組成
物をホットプレート上で試験片としたアルミ箔(厚さ50
μm)上にホットメルトコートし、以下に示す(4)の方
法に従って接着力を測定した。結果を第4表に示す。
(4)接着力 接着力の測定はJIS K-6854法に従った。すなわち、接着
剤を塗布した試験片である厚さ50μm、寸法25mm×150m
mのアルミ箔(以下、試験片と略す)2枚を接着剤組成
物を塗布した面同志で重ね合わせた後、2kgゴムローラ
ーを用いて接着面積25mm×100mmで圧着し、測定用試験
片を調製した。その後、20〜40分の間に試験片の一端を
T型となるように折り曲げて引っ張り試験機のつかみに
取付け、200mm/min.の速さで剥離させるときの引張荷重
の曲線をグラフに描き、その波状部の各頂点の平均値を
求め、接着力とした。なお、測定雰囲気温度は−10〜+
40℃間の4水準とした。
剤を塗布した試験片である厚さ50μm、寸法25mm×150m
mのアルミ箔(以下、試験片と略す)2枚を接着剤組成
物を塗布した面同志で重ね合わせた後、2kgゴムローラ
ーを用いて接着面積25mm×100mmで圧着し、測定用試験
片を調製した。その後、20〜40分の間に試験片の一端を
T型となるように折り曲げて引っ張り試験機のつかみに
取付け、200mm/min.の速さで剥離させるときの引張荷重
の曲線をグラフに描き、その波状部の各頂点の平均値を
求め、接着力とした。なお、測定雰囲気温度は−10〜+
40℃間の4水準とした。
比較例6 粘着付与剤樹脂として市販の水素化石油樹脂(荒川化学
工業(株)製商品名:アルコンP−100)を100重量部使
用したほかは、上記実施例6と同様の方法で接着剤組成
物を調製し、その特性を測定した。結果を第4表に示
す。
工業(株)製商品名:アルコンP−100)を100重量部使
用したほかは、上記実施例6と同様の方法で接着剤組成
物を調製し、その特性を測定した。結果を第4表に示
す。
〔発明の効果〕 本発明のホットメルト粘着剤組成物あるいは接着剤組成
物は、無臭性で無色若しくは白色であり、低温から高温
までの幅広い温度領域で優れた粘着力(接着力)を発揮
するほか、優れた保持力をも有するものであり、粘着テ
ープ、粘着ラベル、粘着シート、アッセンブリー等の分
野に好適なホットメルト粘・粘着剤組成物として極めて
有用な材料である。
物は、無臭性で無色若しくは白色であり、低温から高温
までの幅広い温度領域で優れた粘着力(接着力)を発揮
するほか、優れた保持力をも有するものであり、粘着テ
ープ、粘着ラベル、粘着シート、アッセンブリー等の分
野に好適なホットメルト粘・粘着剤組成物として極めて
有用な材料である。
Claims (1)
- 【請求項1】スチレンと共役ジエンとのブロックコポリ
マー又はその水素化物と水素化クマロン−インデン樹脂
とを主成分とするホットメルト粘着剤又は接着剤であ
り、上記水素化クマロン−インデン樹脂がクマロン、イ
ンデン又はアルキルインデン誘導体及びフェノール又は
アルキルフェノール誘導体を構成モノマー成分とするク
マロン−インデン樹脂を水素化した水素化クマロン−イ
ンデン樹脂であることを特徴とするホットメルト粘・接
着剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22451989A JPH0689313B2 (ja) | 1989-09-01 | 1989-09-01 | ホットメルト粘・接着剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22451989A JPH0689313B2 (ja) | 1989-09-01 | 1989-09-01 | ホットメルト粘・接着剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0388885A JPH0388885A (ja) | 1991-04-15 |
| JPH0689313B2 true JPH0689313B2 (ja) | 1994-11-09 |
Family
ID=16815070
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22451989A Expired - Lifetime JPH0689313B2 (ja) | 1989-09-01 | 1989-09-01 | ホットメルト粘・接着剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0689313B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004162065A (ja) * | 2002-11-08 | 2004-06-10 | Tesa Ag | 実質的に接着面における広範な延伸により残渣を残さず、かつ非破壊的に再度引き剥し可能である接着剤、及び少なくとも1層のpsaシート片へのその使用 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002047469A (ja) * | 2000-08-03 | 2002-02-12 | Japan Elastomer Co Ltd | 粘着剤組成物 |
| JP2006143870A (ja) * | 2004-11-19 | 2006-06-08 | Dainippon Printing Co Ltd | ホットメルト型粘着剤組成物及びその製造方法並びに粘着シート |
| CN110669462B (zh) * | 2019-10-25 | 2021-08-27 | 嘉好(太仓)新材料股份有限公司 | 一种用于小口径玻璃瓶的标签胶及其制备方法 |
-
1989
- 1989-09-01 JP JP22451989A patent/JPH0689313B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004162065A (ja) * | 2002-11-08 | 2004-06-10 | Tesa Ag | 実質的に接着面における広範な延伸により残渣を残さず、かつ非破壊的に再度引き剥し可能である接着剤、及び少なくとも1層のpsaシート片へのその使用 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0388885A (ja) | 1991-04-15 |
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