JPH068950Y2 - 作業車輌における駐車ブレ−キ装置 - Google Patents
作業車輌における駐車ブレ−キ装置Info
- Publication number
- JPH068950Y2 JPH068950Y2 JP1987115185U JP11518587U JPH068950Y2 JP H068950 Y2 JPH068950 Y2 JP H068950Y2 JP 1987115185 U JP1987115185 U JP 1987115185U JP 11518587 U JP11518587 U JP 11518587U JP H068950 Y2 JPH068950 Y2 JP H068950Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parking brake
- hydraulic
- oil
- clutch
- inching
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Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、コンバイン等の作業車輌における駐車ブレー
キ装置に係り、詳しくは、無段変速操作手段のニュート
ラル操作に基づき、油圧ポンプにて圧油を供給する油路
に設置した駐車ブレーキ用油圧アクチユエータを作動し
て、駐車ブレーキを制動・作動してなる駐車ブレーキ装
置に関する。
キ装置に係り、詳しくは、無段変速操作手段のニュート
ラル操作に基づき、油圧ポンプにて圧油を供給する油路
に設置した駐車ブレーキ用油圧アクチユエータを作動し
て、駐車ブレーキを制動・作動してなる駐車ブレーキ装
置に関する。
(ロ)従来の技術 従来、作業車輌例えばコンバインにおける駐車ブレーキ
装置は、サイドクラッチ・ブレーキ装置のブレーキとは
別に設けたブレーキが使用されており、該ブレーキはサ
イドクラッチを切断した状態において制動・作動するよ
うに構成されている。また、サイドクラッチ・ブレーキ
装置のブレーキを駐車用ブレーキとして兼用するものも
案出されているが、該ブレーキもまた同様に、サイドク
ラッチを切断した状態で制動・作動するように構成され
ている。
装置は、サイドクラッチ・ブレーキ装置のブレーキとは
別に設けたブレーキが使用されており、該ブレーキはサ
イドクラッチを切断した状態において制動・作動するよ
うに構成されている。また、サイドクラッチ・ブレーキ
装置のブレーキを駐車用ブレーキとして兼用するものも
案出されているが、該ブレーキもまた同様に、サイドク
ラッチを切断した状態で制動・作動するように構成され
ている。
しかし、上述した駐車ブレーキ装置は、いずれもサイド
クラッチ・ブレーキ装置のサイドクラッチが切断されて
からフレーキが制動・作動されるため、駐車ブレーキを
解除して機体を発進する際には、サイドクラッチのドッ
クギヤが再び接続されてから走行開始するので、その都
度不快な衝撃・振動が発生して、オペレータによる操作
フィーリングが悪くなる虞れがある。更に、駐車ブレー
キを制動・作動するには、オペレータがその都度手動等
にて操作しなければならず、これによりその操作が面倒
なものになっている。
クラッチ・ブレーキ装置のサイドクラッチが切断されて
からフレーキが制動・作動されるため、駐車ブレーキを
解除して機体を発進する際には、サイドクラッチのドッ
クギヤが再び接続されてから走行開始するので、その都
度不快な衝撃・振動が発生して、オペレータによる操作
フィーリングが悪くなる虞れがある。更に、駐車ブレー
キを制動・作動するには、オペレータがその都度手動等
にて操作しなければならず、これによりその操作が面倒
なものになっている。
そこで、本出願人により、前進用、後進用の油圧クラッ
チをサイドクラッチ・ブレーキ装置の伝動上流側に配置
し、かつ該サイドクラッチ・ブレーキ装置のブレーキの
みを直接制動・作動し得るように油圧アクチュエータを
設け、更にF・R無段変速レバーのニュートラル操作に
基づき、前進用・後進用の両油圧クラッチを切断すると
共に、前記油圧アクチュエータを作動して、サイドクラ
ッチを接続したままの状態でブレーキのみを制動・作動
するように構成した駐車ブレーキ装置が提案されてい
る。
チをサイドクラッチ・ブレーキ装置の伝動上流側に配置
し、かつ該サイドクラッチ・ブレーキ装置のブレーキの
みを直接制動・作動し得るように油圧アクチュエータを
設け、更にF・R無段変速レバーのニュートラル操作に
基づき、前進用・後進用の両油圧クラッチを切断すると
共に、前記油圧アクチュエータを作動して、サイドクラ
ッチを接続したままの状態でブレーキのみを制動・作動
するように構成した駐車ブレーキ装置が提案されてい
る。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかし、上述した本出願人により提案されている駐車ブ
レーキ装置は、F・R無段変速レバーをニュートラル位
置に操作している間は、前・後進用油圧クラッチが切断
状態にありかつ駐車ブレーキが制動・作動状態にある
が、この状態からF・R無段変速レバーを前進域又は後
進域に向けて操作した際には、前・後進用油圧クラッチ
が接続されて、走行機体がF・R無段変速レバーの操作
角に対応した速度で走行を開始する。このため、駐車ブ
レーキは前・後進用油圧クラッチの接続に伴い直ちにそ
の制動・作動を解除しなければならないが、駐車ブレー
キを作動する駐車ブレーキ用油圧アクチュエータは、作
動オイルの排出時に背圧が働いているため迅速に収縮す
ることが難しく、前進又は後進開始時に駐車ブレーキを
引きずってしまい、ブレーキの早期摩耗を招く等の虞れ
がある。
レーキ装置は、F・R無段変速レバーをニュートラル位
置に操作している間は、前・後進用油圧クラッチが切断
状態にありかつ駐車ブレーキが制動・作動状態にある
が、この状態からF・R無段変速レバーを前進域又は後
進域に向けて操作した際には、前・後進用油圧クラッチ
が接続されて、走行機体がF・R無段変速レバーの操作
角に対応した速度で走行を開始する。このため、駐車ブ
レーキは前・後進用油圧クラッチの接続に伴い直ちにそ
の制動・作動を解除しなければならないが、駐車ブレー
キを作動する駐車ブレーキ用油圧アクチュエータは、作
動オイルの排出時に背圧が働いているため迅速に収縮す
ることが難しく、前進又は後進開始時に駐車ブレーキを
引きずってしまい、ブレーキの早期摩耗を招く等の虞れ
がある。
また、無段変速レバーを、前進又は後進位置からニュー
トラル位置に操作すると、前・後進用油圧クラッチが切
断されると共に、駐車ブレーキ用油圧アクチユエータに
供給油圧がそのまま供給され、車輌が急激に停止して、
停止毎に大きなショックが作用する。また、該ショック
を避けるため、駐車ブレーキ用油圧アクチユエータへの
油圧供給を少し遅らせると、坂道での停車時、前・後進
油圧クラッチの切断から駐車ブレーキ作動までの時間遅
れにより、車輌が坂道をズリ落ちることがある。
トラル位置に操作すると、前・後進用油圧クラッチが切
断されると共に、駐車ブレーキ用油圧アクチユエータに
供給油圧がそのまま供給され、車輌が急激に停止して、
停止毎に大きなショックが作用する。また、該ショック
を避けるため、駐車ブレーキ用油圧アクチユエータへの
油圧供給を少し遅らせると、坂道での停車時、前・後進
油圧クラッチの切断から駐車ブレーキ作動までの時間遅
れにより、車輌が坂道をズリ落ちることがある。
(ニ)問題を解決するための手段 本考案は、上述問題点を解消することを目的とするもの
であって、例えば第1図に示すように、油圧ポンプPに
より圧油を供給される油路bに、前・後進クラッチ3
5,36を作動する前・後進クラッチ用油圧アクチュエ
ータFA,RA、及び駐車ブレーキBR(第7図参照)
を作動する駐車ブレーキ用油圧アクチユエータ54を設
置している。そして、前記油圧ポンプPからの供給油路
bに、インチングバルブ77及び駐車ブレーキ用電磁切
換バルブ75を介在し、前記無段変速操作手段24のニ
ュートラル操作に基づき、前記インチングバルブ77
を、インチング制御手段に78(第3図参照)より前記
供給油路bの油圧が徐々に高くなるように制御し、かつ
前記切換バルブ75を、該インチングバルブ77の作動
開始後所定時間待って前記供給油路bの油圧が所定油圧
に上昇した状態で切換えて、前記駐車ブレーキ用油圧ア
クチユエータ54に油圧を供給してなり、更に該駐車ブ
レーキ用油圧アクチユエータ54から排出したオイルを
送っているリターン油路101を、前記油圧ポンプPが
オイルタンク19からオイルを吸上げるサクション部1
02に接続したことを特徴とするものである。
であって、例えば第1図に示すように、油圧ポンプPに
より圧油を供給される油路bに、前・後進クラッチ3
5,36を作動する前・後進クラッチ用油圧アクチュエ
ータFA,RA、及び駐車ブレーキBR(第7図参照)
を作動する駐車ブレーキ用油圧アクチユエータ54を設
置している。そして、前記油圧ポンプPからの供給油路
bに、インチングバルブ77及び駐車ブレーキ用電磁切
換バルブ75を介在し、前記無段変速操作手段24のニ
ュートラル操作に基づき、前記インチングバルブ77
を、インチング制御手段に78(第3図参照)より前記
供給油路bの油圧が徐々に高くなるように制御し、かつ
前記切換バルブ75を、該インチングバルブ77の作動
開始後所定時間待って前記供給油路bの油圧が所定油圧
に上昇した状態で切換えて、前記駐車ブレーキ用油圧ア
クチユエータ54に油圧を供給してなり、更に該駐車ブ
レーキ用油圧アクチユエータ54から排出したオイルを
送っているリターン油路101を、前記油圧ポンプPが
オイルタンク19からオイルを吸上げるサクション部1
02に接続したことを特徴とするものである。
(ホ)作用 上述構成に基づき、無段変速操作手段24の前進域又は
後進域からのニュートラル操作に基づき、駐車ブレーキ
用油圧アクチユエータ54に圧油が圧入され、これによ
り駐車ブレーキBRが(54)制動・作動される。この
際、該油圧アクチユエータ54には、インチングバルブ
77により所定圧に上昇した油圧が作用し、直ちにブレ
ーキBRのブレーキ板が接触を開始し、そしてインチン
グ制御により油圧を徐々に高めて制動力を徐々に増加す
る。そして、無段変速操作手段24を再び前進域又は後
進域に操作すると、前進クラッチ用油圧アクチユエータ
FA又は後進クラッチ用油圧アクチユエータRAに圧油
が圧入され、前進用クラッチ35又は後進用クラッチ3
6が接続される。この際、駐車ブレーキBRは、駐車ブ
レーキ用油圧アクチユエータ54からドレーンされるオ
イルが、油圧ポンプPによりサクション部102に作用
している負圧にて速やかに吸込まれ、これにより前記ア
クチユエータ54が素早く収縮するため、迅速に解除さ
れる。
後進域からのニュートラル操作に基づき、駐車ブレーキ
用油圧アクチユエータ54に圧油が圧入され、これによ
り駐車ブレーキBRが(54)制動・作動される。この
際、該油圧アクチユエータ54には、インチングバルブ
77により所定圧に上昇した油圧が作用し、直ちにブレ
ーキBRのブレーキ板が接触を開始し、そしてインチン
グ制御により油圧を徐々に高めて制動力を徐々に増加す
る。そして、無段変速操作手段24を再び前進域又は後
進域に操作すると、前進クラッチ用油圧アクチユエータ
FA又は後進クラッチ用油圧アクチユエータRAに圧油
が圧入され、前進用クラッチ35又は後進用クラッチ3
6が接続される。この際、駐車ブレーキBRは、駐車ブ
レーキ用油圧アクチユエータ54からドレーンされるオ
イルが、油圧ポンプPによりサクション部102に作用
している負圧にて速やかに吸込まれ、これにより前記ア
クチユエータ54が素早く収縮するため、迅速に解除さ
れる。
(ヘ)実施例 以下、図面に沿って、本考案による実施例について説明
する。
する。
コンバイン1は、第9図に示すように、クローラ2に支
持されている走行機体3を有しており、該機体3の一側
には前方から運転席5、グレンタンク6及びエンジン7
が配設されている。更に、機体3の前方には前処理部9
が昇降自在に支持されており、該前処理部9には機体略
々全幅に亘って多数のディバイダ10…が配設され、更
に刈刃11及び搬送装置等が設置されている。一方、運
転席5には、その前方に操作台12が立設されており、
かつその後方にはシートフレームを介して運転シート1
5が設置されている。また、操作台12には上方に突出
してモノレバー16が左右方向揺動自在に配設されてお
り、更にその上面に各種計器類、左右に予備のサイドク
ラッチレバー17,17が設置されており、また運転席
5の機体内側方に隣接して配置したサイド操作パネルに
は、油圧レバー18及びF・R無段変速レバー24が配
設されている。
持されている走行機体3を有しており、該機体3の一側
には前方から運転席5、グレンタンク6及びエンジン7
が配設されている。更に、機体3の前方には前処理部9
が昇降自在に支持されており、該前処理部9には機体略
々全幅に亘って多数のディバイダ10…が配設され、更
に刈刃11及び搬送装置等が設置されている。一方、運
転席5には、その前方に操作台12が立設されており、
かつその後方にはシートフレームを介して運転シート1
5が設置されている。また、操作台12には上方に突出
してモノレバー16が左右方向揺動自在に配設されてお
り、更にその上面に各種計器類、左右に予備のサイドク
ラッチレバー17,17が設置されており、また運転席
5の機体内側方に隣接して配置したサイド操作パネルに
は、油圧レバー18及びF・R無段変速レバー24が配
設されている。
更に、コンバイン1に搭載したミッションケース19
は、第7図に示すように、走行系伝動部20、サイドク
ラッチ・ブレーキ装置21、走行駆動部22からなるメ
イントランスミッション23を有している。また、ミッ
ションケース19の上部にはサブミッションケース25
が固定されており、該ケース25には前処理伝動部26
及び走行系副変速部27が内蔵され、かつ該ケース25
からは無断変速装置を構成する被動側割プーリ29を支
持しているメインシャフト30が一端を回動自在に支持
されて突出している。
は、第7図に示すように、走行系伝動部20、サイドク
ラッチ・ブレーキ装置21、走行駆動部22からなるメ
イントランスミッション23を有している。また、ミッ
ションケース19の上部にはサブミッションケース25
が固定されており、該ケース25には前処理伝動部26
及び走行系副変速部27が内蔵され、かつ該ケース25
からは無断変速装置を構成する被動側割プーリ29を支
持しているメインシャフト30が一端を回動自在に支持
されて突出している。
そして、前記走行系伝動部20は、それぞれミッション
ケース19に回転自在に支持されたクラッチシャフト3
1,32及びセンタシャフト33を有しており、該クラ
ッチシャフト31,32には前進用油圧クラッチ35及
び後進用油圧クラッチ36がそれぞれ設置されている。
ケース19に回転自在に支持されたクラッチシャフト3
1,32及びセンタシャフト33を有しており、該クラ
ッチシャフト31,32には前進用油圧クラッチ35及
び後進用油圧クラッチ36がそれぞれ設置されている。
また、前記サイドクラッチ・ブレーキ装置21は、左右
サイドクラッチCL,CR、左右サイドブレーキBL,
BRを有しており、該左右サイドクラッチCL,CR
は、ケース19に回転自在に設置した左右操向軸37,
37それぞれの一端に摺動のみ自在に嵌合したドックギ
ヤ39,39、及び該操向軸37,37の中間部分に回
転自在に設置したセンタギヤ40から構成されている。
そして、該センタギヤ40は小径ギヤ41に噛合してエ
ンジン7からの回転を伝達されており、左右ドックギヤ
39,39に適宜係合されることによりその回転を左右
操向軸37,37に伝達している。また、センタギヤ4
0はセンタ軸42と一体に形成されかつ該センタ軸42
は、左右操向軸37,37のそれぞれに同心状に形成し
た摺動溝37a,37aに亘って回転自在に嵌挿されて
いる。更に、前記左右サイドブレーキBL,BRをそれ
ぞれ収納している左右ブレーキ室431,43rには、
その外方に、オペレータによるブレーキ操作に連動して
回動するように構成したアーム451,45rがそれぞ
れ設置され、かつブレーキ室431,43rの内側には
該アーム451,45rの回動に連動してサイドブレー
キBL,BRの多板を押圧するボール部材46,46が
それぞれ設置されている。
サイドクラッチCL,CR、左右サイドブレーキBL,
BRを有しており、該左右サイドクラッチCL,CR
は、ケース19に回転自在に設置した左右操向軸37,
37それぞれの一端に摺動のみ自在に嵌合したドックギ
ヤ39,39、及び該操向軸37,37の中間部分に回
転自在に設置したセンタギヤ40から構成されている。
そして、該センタギヤ40は小径ギヤ41に噛合してエ
ンジン7からの回転を伝達されており、左右ドックギヤ
39,39に適宜係合されることによりその回転を左右
操向軸37,37に伝達している。また、センタギヤ4
0はセンタ軸42と一体に形成されかつ該センタ軸42
は、左右操向軸37,37のそれぞれに同心状に形成し
た摺動溝37a,37aに亘って回転自在に嵌挿されて
いる。更に、前記左右サイドブレーキBL,BRをそれ
ぞれ収納している左右ブレーキ室431,43rには、
その外方に、オペレータによるブレーキ操作に連動して
回動するように構成したアーム451,45rがそれぞ
れ設置され、かつブレーキ室431,43rの内側には
該アーム451,45rの回動に連動してサイドブレー
キBL,BRの多板を押圧するボール部材46,46が
それぞれ設置されている。
一方、前記右ブレーキ室43rには、第8図に示すよう
に、シリンダ47にピストン49が摺動自在に嵌合さ
れ、かつ該ピストン49は、ハウジング50に形成した
油路51から圧入される圧油により該ハウジング50か
ら離間する方向に摺動し、多数の摩擦板52を圧接して
サイドブレーキBRを駐車ブレーキとして制動・作動す
るように構成されており、前記シリンダ47とピストン
49とで駐車ブレーキ制動・作動用の油圧アクチユエー
タ54を構成している。また、前記シリンダ47は、そ
の径を大きく形成されていると共にストロークを短く形
成されているため、圧入するオイルの流量が少なくかつ
その圧力が小さくても大きな力を応答よくブレーキに作
用することができる。なお、ピストン49の中央部分は
リターンスプリング53により摩擦板52から離間する
方向に付勢されている。
に、シリンダ47にピストン49が摺動自在に嵌合さ
れ、かつ該ピストン49は、ハウジング50に形成した
油路51から圧入される圧油により該ハウジング50か
ら離間する方向に摺動し、多数の摩擦板52を圧接して
サイドブレーキBRを駐車ブレーキとして制動・作動す
るように構成されており、前記シリンダ47とピストン
49とで駐車ブレーキ制動・作動用の油圧アクチユエー
タ54を構成している。また、前記シリンダ47は、そ
の径を大きく形成されていると共にストロークを短く形
成されているため、圧入するオイルの流量が少なくかつ
その圧力が小さくても大きな力を応答よくブレーキに作
用することができる。なお、ピストン49の中央部分は
リターンスプリング53により摩擦板52から離間する
方向に付勢されている。
また、第2図に示すように、ミッションケース19は機
体左右方向略々中央部分における機体下方部分に配置さ
れており、該ケース19上には前進用油圧クラッチ3
5,後進用油圧クラッチ36制御用のバルブ装置18が
設置されている。また、カウンタケース28はミッショ
ンケース19の斜め後上方に配置されており、更に該カ
ウンタケース28に設置されている油圧ポンプPからデ
リバリパイプ34を介して油圧が供給されるバルブユニ
ット38が運転席5のシート15の下方に配置されてい
る。更に、オイルタンク44の上方でかつ油圧ポンプP
の下方位置にてフィルタ48が設置されている。また、
ミッションケース19の下部分から、中間にゴムパイプ
58を介在したサクションパイプ64がフィルタ48に
向けて延びており、更に該フィルタ48から、同様に中
間にゴムパイプ68を有するサクションパイプ74が油
圧ポンプPに向けて延びている。また、バルブユニット
38からは、第1のリターンホース84がオイルタンク
44に向けてのびていると共に、第2のリターンホース
88がバルブ装置18そしてミッションケース19に向
けて延びている。また、オイルタンク44とミッション
ケース19とはゴムパイプ94を有するバイパスパイプ
98により連通されており、更にオイルタンク44の上
面44aとミッションケース19の上方部分はフローパ
イプ100にて連通されている。一方、駐車ブレーキ用
電磁切換えバルブ75に接続したリターンホース101
は、油圧ポンプPがフィルタ48を介してケース19か
ら吸上げるサクション部102(第1図参照)に接続さ
れている。
体左右方向略々中央部分における機体下方部分に配置さ
れており、該ケース19上には前進用油圧クラッチ3
5,後進用油圧クラッチ36制御用のバルブ装置18が
設置されている。また、カウンタケース28はミッショ
ンケース19の斜め後上方に配置されており、更に該カ
ウンタケース28に設置されている油圧ポンプPからデ
リバリパイプ34を介して油圧が供給されるバルブユニ
ット38が運転席5のシート15の下方に配置されてい
る。更に、オイルタンク44の上方でかつ油圧ポンプP
の下方位置にてフィルタ48が設置されている。また、
ミッションケース19の下部分から、中間にゴムパイプ
58を介在したサクションパイプ64がフィルタ48に
向けて延びており、更に該フィルタ48から、同様に中
間にゴムパイプ68を有するサクションパイプ74が油
圧ポンプPに向けて延びている。また、バルブユニット
38からは、第1のリターンホース84がオイルタンク
44に向けてのびていると共に、第2のリターンホース
88がバルブ装置18そしてミッションケース19に向
けて延びている。また、オイルタンク44とミッション
ケース19とはゴムパイプ94を有するバイパスパイプ
98により連通されており、更にオイルタンク44の上
面44aとミッションケース19の上方部分はフローパ
イプ100にて連通されている。一方、駐車ブレーキ用
電磁切換えバルブ75に接続したリターンホース101
は、油圧ポンプPがフィルタ48を介してケース19か
ら吸上げるサクション部102(第1図参照)に接続さ
れている。
一方、第3図に示すように、走行機体3に搭載したマイ
クロコンピュータ(以後マイコンという)55は、F
側、R側走行用スイッチ56,57、ペダルクラッチス
イッチ59及び副変速スイッチ60が入力インターフェ
イス61を介してCPU62の入力ポートに接続されて
いる。また、該CPU62には、レバーポテンショメー
タ63、車速検知用ポテンショメータ65がそれぞれ接
続されていると共に、出力インターフェイス66を介し
て、無段変速用電磁切換えバルブ67(第1図参照)を
作動するソレノイド69,70、前・後進用油圧クラッ
チ35,36切換え用の前・後進用電磁切換えバルブ7
1を作動するソレノイド72,73、駐車ブレーキ用電
磁切換えバルブ75を作動するソレノイド76、インチ
ングバルブ77を作動するソレノイド79がそれぞれ接
続されている。更に、前記CPU62にはインチング制
御手段78が設けられており、該制御手段78は、F
側,R側走行用スイッチ56,57からの信号に基づ
き、前進用油圧クラッチ35も後進用油圧クラッチ36
も接続されていない状態において駐車ブレーキ用電磁切
換えバルブ75のソレノイド76に制御信号を発信して
該バルブ75を作動し、かつインチングバルブ77を作
動して駐車ブレーキ用油圧アクチユエータ54への油圧
を徐々に上昇し、駐車ブレーキ(BR)を滑らかに作動
するように構成されている。更に、インチング制御手段
78は、車速検知用ポテンショメータ65等にて検出し
た車輌速度に対応して、該車輌速度が大きい場合には前
記駐車ブレーキ(BR)を比較的ゆっくり制動・作動
し、また車輌速度が小さい場合には駐車ブレーキ(B
R)を速やかに制動・作動するための制御信号を発信す
る。
クロコンピュータ(以後マイコンという)55は、F
側、R側走行用スイッチ56,57、ペダルクラッチス
イッチ59及び副変速スイッチ60が入力インターフェ
イス61を介してCPU62の入力ポートに接続されて
いる。また、該CPU62には、レバーポテンショメー
タ63、車速検知用ポテンショメータ65がそれぞれ接
続されていると共に、出力インターフェイス66を介し
て、無段変速用電磁切換えバルブ67(第1図参照)を
作動するソレノイド69,70、前・後進用油圧クラッ
チ35,36切換え用の前・後進用電磁切換えバルブ7
1を作動するソレノイド72,73、駐車ブレーキ用電
磁切換えバルブ75を作動するソレノイド76、インチ
ングバルブ77を作動するソレノイド79がそれぞれ接
続されている。更に、前記CPU62にはインチング制
御手段78が設けられており、該制御手段78は、F
側,R側走行用スイッチ56,57からの信号に基づ
き、前進用油圧クラッチ35も後進用油圧クラッチ36
も接続されていない状態において駐車ブレーキ用電磁切
換えバルブ75のソレノイド76に制御信号を発信して
該バルブ75を作動し、かつインチングバルブ77を作
動して駐車ブレーキ用油圧アクチユエータ54への油圧
を徐々に上昇し、駐車ブレーキ(BR)を滑らかに作動
するように構成されている。更に、インチング制御手段
78は、車速検知用ポテンショメータ65等にて検出し
た車輌速度に対応して、該車輌速度が大きい場合には前
記駐車ブレーキ(BR)を比較的ゆっくり制動・作動
し、また車輌速度が小さい場合には駐車ブレーキ(B
R)を速やかに制動・作動するための制御信号を発信す
る。
即ち、第4図(a)に示すように、インチング制御手段7
8からインチングバルブ77のソレノイド79に発進さ
れる制御信号は、F・R無段変速レバー24をニュート
ラル位置に操作した際の車輌速度Vによってパルス幅変
調の継続時間tを変化させ、第4図(b)に示すように、
車輌速度Vが大きい場合にはそれに伴い継続時間tを長
くし、また車輌速度Vが小さい場合にはそれに伴い継続
時間tを短くすると共に、同時にインチングバルブ77
のオン作動時間TON1…の変化幅TX(TON2−TON1)
を変化するように構成している。従って、第4図(c)に
示すように、車輌速度が大の時には該変化幅TXを小さ
くし、又車輌速度が小の時には該変化幅TXが大きくな
るように設定して、T時間ごとのオン作動時間TON1…
が次第に短くなるように、即ちデューティー比(TON/
T)が徐々に小さくなるように構成されている。
8からインチングバルブ77のソレノイド79に発進さ
れる制御信号は、F・R無段変速レバー24をニュート
ラル位置に操作した際の車輌速度Vによってパルス幅変
調の継続時間tを変化させ、第4図(b)に示すように、
車輌速度Vが大きい場合にはそれに伴い継続時間tを長
くし、また車輌速度Vが小さい場合にはそれに伴い継続
時間tを短くすると共に、同時にインチングバルブ77
のオン作動時間TON1…の変化幅TX(TON2−TON1)
を変化するように構成している。従って、第4図(c)に
示すように、車輌速度が大の時には該変化幅TXを小さ
くし、又車輌速度が小の時には該変化幅TXが大きくな
るように設定して、T時間ごとのオン作動時間TON1…
が次第に短くなるように、即ちデューティー比(TON/
T)が徐々に小さくなるように構成されている。
なお、駐車ブレーキ(BR)を作動する際には、F・R
無段変速レバー24のニュートラル操作に伴い、例えば
駐車ブレーキ用電磁切換えバルブ75の作動に先立って
インチングバルブ77を作動し始め、これにより定圧側
主油路bの油圧をある程度即ち摩擦板52が接触を開始
してブレーキ力を作動する直前の油圧まで高めておき、
前記電磁切換えバルブ75が作動した場合にアクチユエ
ータ54が駐車ブレーキ(BR)の多板を軽く接触する
位置まで直ちに作動し、その状態から更に油圧を上昇し
て摩擦板を迅速かつ滑らかに圧接し得るように構成して
もよい。
無段変速レバー24のニュートラル操作に伴い、例えば
駐車ブレーキ用電磁切換えバルブ75の作動に先立って
インチングバルブ77を作動し始め、これにより定圧側
主油路bの油圧をある程度即ち摩擦板52が接触を開始
してブレーキ力を作動する直前の油圧まで高めておき、
前記電磁切換えバルブ75が作動した場合にアクチユエ
ータ54が駐車ブレーキ(BR)の多板を軽く接触する
位置まで直ちに作動し、その状態から更に油圧を上昇し
て摩擦板を迅速かつ滑らかに圧接し得るように構成して
もよい。
また、第1図は、本コンバインの各作動機器を作動する
油圧回路を示す図であり、油圧ポンプPはフィルタ48
を介してケース19に連通していると共に、油路80に
介設されたフローディバイダ81にフィルター82を介
して連通しており、該フローディバイダ81は油路80
を、圧油の高圧側を構成する可変圧側主油路aと低圧側
を構成する定圧側主油路bとに分流している。そして、
該可変圧側主油路aには、グレンタンク用切換えバルブ
83が介設されており、更に前処理部上げ用バルブ8
5、前処理部下げ用バルブ86、サイドクラッチ用電磁
切換えバルブ87、無段変速用電磁切換えバルブ67及
びサイドブレーキ用電磁切換えバルブ89がそれぞれ並
列に接続されており、更にこれらバルブ83,85,8
6,87,67,89にはそれぞれグレンタンク用アク
チユエータ90、前処理用アクチユエータ91、左右サ
イドクラッチ用アクチユエータ921,92r、無段変
速用アクチユエータ93及び左右サイドブレーキ用アク
チユエータ951,95rが配設されている。
油圧回路を示す図であり、油圧ポンプPはフィルタ48
を介してケース19に連通していると共に、油路80に
介設されたフローディバイダ81にフィルター82を介
して連通しており、該フローディバイダ81は油路80
を、圧油の高圧側を構成する可変圧側主油路aと低圧側
を構成する定圧側主油路bとに分流している。そして、
該可変圧側主油路aには、グレンタンク用切換えバルブ
83が介設されており、更に前処理部上げ用バルブ8
5、前処理部下げ用バルブ86、サイドクラッチ用電磁
切換えバルブ87、無段変速用電磁切換えバルブ67及
びサイドブレーキ用電磁切換えバルブ89がそれぞれ並
列に接続されており、更にこれらバルブ83,85,8
6,87,67,89にはそれぞれグレンタンク用アク
チユエータ90、前処理用アクチユエータ91、左右サ
イドクラッチ用アクチユエータ921,92r、無段変
速用アクチユエータ93及び左右サイドブレーキ用アク
チユエータ951,95rが配設されている。
また、定圧側主油路bには、それぞれ前進クラッチ用油
圧アクチユエータFA、後進クラッチ用油圧アクチユエ
ータRAを切換え操作する前・後進クラッチ用電磁切換
えバルブ71が接続され、かつ定圧側主油路bから分岐
した分岐油路96には、前記駐車ブレーキ用電磁切換え
バルブ75及び該切換えバルブ75を介して駐車ブレー
キ用油圧アクチユエータ54が接続されていると共に、
インチングバルブ77,リリーフバルブ97が並列に接
続されており、F・R無段変速レバー24の前・後進の
切換えに基づき、前・後進用電磁切換えバルブ71が作
動して前進クラッチ用油圧アクチユエータFA、後進ク
ラッチ用油圧アクチユエータRAを作動する際、前記イ
ンチングバルブ77がインチング制御されて、該前進ク
ラッチ用油圧アクチユエータFA、後進クラッチ用油圧
アクチユエータRAを徐々に伸長して、前進用クラッチ
又は後進用クラッチの多板を滑らかに接触し、クラッチ
がスムーズに接続されるように構成している。更に、前
記駐車ブレーキ用油圧アクチユエータ54からドレーン
されるオイルはリターンホース101を介してサクショ
ン部102に戻されるように構成されている。なお、図
中99はアンロード用バルブである。
圧アクチユエータFA、後進クラッチ用油圧アクチユエ
ータRAを切換え操作する前・後進クラッチ用電磁切換
えバルブ71が接続され、かつ定圧側主油路bから分岐
した分岐油路96には、前記駐車ブレーキ用電磁切換え
バルブ75及び該切換えバルブ75を介して駐車ブレー
キ用油圧アクチユエータ54が接続されていると共に、
インチングバルブ77,リリーフバルブ97が並列に接
続されており、F・R無段変速レバー24の前・後進の
切換えに基づき、前・後進用電磁切換えバルブ71が作
動して前進クラッチ用油圧アクチユエータFA、後進ク
ラッチ用油圧アクチユエータRAを作動する際、前記イ
ンチングバルブ77がインチング制御されて、該前進ク
ラッチ用油圧アクチユエータFA、後進クラッチ用油圧
アクチユエータRAを徐々に伸長して、前進用クラッチ
又は後進用クラッチの多板を滑らかに接触し、クラッチ
がスムーズに接続されるように構成している。更に、前
記駐車ブレーキ用油圧アクチユエータ54からドレーン
されるオイルはリターンホース101を介してサクショ
ン部102に戻されるように構成されている。なお、図
中99はアンロード用バルブである。
本実施例は、以上のような構成よりなるので、コンバイ
ン1の走行中、F・R無段変速レバー24を前進域に傾
動操作してF側走行用スイッチ56をオン作動すると
(S1)、前・後進用電磁切換えバルブ71のソレノイ
ド72がオン作動されると共に、車速検知用ポテンショ
メータ65及び副変速スイッチにより検地される車輌速
度に基づき、インチング制御手段78にてパルス幅変調
の継続時間t,周期T,第1オンタイムTON1及び変化
巾TXがセットされる(S2)。そして、該設定された
パルス幅変調の継続時間tが経過しない間は周期T,変
化幅TXにてインチングバルブ77がインチング制御さ
れ(S3)、これにより定圧側主油路bの油圧が徐々に
上昇されながら前進クラッチ用アクチユエータFAに圧
入され、前進用油圧クラッチ35が滑らかに接続する。
そして、パルス幅変調の継続時間tが経過すると(S
4)、これに基づきインチングバルブ77の作動がオフ
される(S5)。
ン1の走行中、F・R無段変速レバー24を前進域に傾
動操作してF側走行用スイッチ56をオン作動すると
(S1)、前・後進用電磁切換えバルブ71のソレノイ
ド72がオン作動されると共に、車速検知用ポテンショ
メータ65及び副変速スイッチにより検地される車輌速
度に基づき、インチング制御手段78にてパルス幅変調
の継続時間t,周期T,第1オンタイムTON1及び変化
巾TXがセットされる(S2)。そして、該設定された
パルス幅変調の継続時間tが経過しない間は周期T,変
化幅TXにてインチングバルブ77がインチング制御さ
れ(S3)、これにより定圧側主油路bの油圧が徐々に
上昇されながら前進クラッチ用アクチユエータFAに圧
入され、前進用油圧クラッチ35が滑らかに接続する。
そして、パルス幅変調の継続時間tが経過すると(S
4)、これに基づきインチングバルブ77の作動がオフ
される(S5)。
一方、F・R無段変速レバー24の後進域への傾動操作
により、R側走行用スイッチ57がオン作動すると(S
6)、前進操作時同様に前・後進用電磁切換えバルブ7
1のソレノイド73がオン作動されると共に、車速検知
用ポテンショメータ65等により検知されるその時点で
の車輌速度に基づき、インチング制御手段78にてパル
ス幅変調の継続時間t,周期T,第1オンタイムTON1
及び変化巾TXがセットされる(S7)。そして、該設
定されたパルス幅変調時間tが経過しない間は周期T,
第1オンタイムTON1及び変化巾TXにてインチングバ
ルブ77が制御され(S8)、これにより定圧側主油路
bの油圧が徐々に上昇されながら後進クラッチ用アクチ
ユエータRAに圧入され、後進用油圧クラッチ36が滑
らかに接続され、パルス幅変調の継続時間tが経過する
と(S9)、これに基づきインチングバルブ77の作動
がオフされる(S10)。
により、R側走行用スイッチ57がオン作動すると(S
6)、前進操作時同様に前・後進用電磁切換えバルブ7
1のソレノイド73がオン作動されると共に、車速検知
用ポテンショメータ65等により検知されるその時点で
の車輌速度に基づき、インチング制御手段78にてパル
ス幅変調の継続時間t,周期T,第1オンタイムTON1
及び変化巾TXがセットされる(S7)。そして、該設
定されたパルス幅変調時間tが経過しない間は周期T,
第1オンタイムTON1及び変化巾TXにてインチングバ
ルブ77が制御され(S8)、これにより定圧側主油路
bの油圧が徐々に上昇されながら後進クラッチ用アクチ
ユエータRAに圧入され、後進用油圧クラッチ36が滑
らかに接続され、パルス幅変調の継続時間tが経過する
と(S9)、これに基づきインチングバルブ77の作動
がオフされる(S10)。
そして、前述したF・R無段変速レバー24の前進域、
後進域への操作時には、前進用油圧クラッチ35又は後
進用油圧クラッチ36の接続に伴って駐車ブレーキ用油
圧アクチユエータ54からオイルがドレーンされて駐車
ブレーキ(BR)が解除される。この際、該油圧アクチ
ユエータ54からのオイルはサクション部102に向け
て戻されるが、該サクション部102には油圧ポンプP
の吸引による負圧が常に作用しているため、前記アクチ
ユエータ54からの排出オイルは速やかに油路80に吸
い込まれる。従って、該アクチユエータ54が迅速に収
縮して駐車ブレーキ(BR)を素早く解除するため、前
進用油圧クラッチ35又は後進用油圧クラッチ36が接
続されて前進又は後進走行する走行機体3が、遅れて解
除される駐車ブレーキ(BR)を引きずってしまう不具
合を防止することができる。
後進域への操作時には、前進用油圧クラッチ35又は後
進用油圧クラッチ36の接続に伴って駐車ブレーキ用油
圧アクチユエータ54からオイルがドレーンされて駐車
ブレーキ(BR)が解除される。この際、該油圧アクチ
ユエータ54からのオイルはサクション部102に向け
て戻されるが、該サクション部102には油圧ポンプP
の吸引による負圧が常に作用しているため、前記アクチ
ユエータ54からの排出オイルは速やかに油路80に吸
い込まれる。従って、該アクチユエータ54が迅速に収
縮して駐車ブレーキ(BR)を素早く解除するため、前
進用油圧クラッチ35又は後進用油圧クラッチ36が接
続されて前進又は後進走行する走行機体3が、遅れて解
除される駐車ブレーキ(BR)を引きずってしまう不具
合を防止することができる。
また、無段変速レバー24のニュートラル操作によりF
側・R側走行用スイッチ56,57のいずれかがオフさ
れると(S11)、前・後進用電磁切換えバルブ71の
ソレノイド72又は73がオフされて、前進クラッチ用
アクチユエータFA又は後進クラッチ用アクチユエータ
RAから圧油がドレーンされ、前進用油圧クラッチ35
又は後進用油圧クラッチ36が解除される。なお、イン
チング制御手段78により駐車ブレーキ用電磁切換えバ
ルブ75が作動されるのであるが、これに先立ち、イン
チングバルブ77がインチング作動して分岐油路96の
油圧をある程度高めておき、その後、ソレノイド76を
オンする。この際、F側走行用スイッチ56又はR側走
行用スイッチ57のオフ作動、車速検知用ポテンショメ
ータ65及び副変速スイッチの検知に基づき、インチン
グ制御手段78にてパルス幅変調の継続時間t,周期
T,第1オンタイムTON1及び変化幅TXがセットされ
ており(S12)。該セットされたパルス幅変調の継続
時間tが経過しない間は周期T,第1オンタイムTON1
及び変化幅TXにてインチングバルブ77がインチング
制御され(S13)、これにより分岐油路96の油圧
が、予め高められていた所定油路から更に上昇されなが
ら駐車ブレーキ用油圧アクチユエータ54に圧入され
る。従って、駐車ブレーキ(BR)はその多板を軽く接
触する位置までは素早く作動しかつその位置からは該多
板を滑らかに制動・作動するため、畦の乗り越え時変速
レバー24をニュートラル操作した際、走行機体がずり
落ちる等の不具合を防止することができる。そして、パ
ルス幅変調の継続時間tが経過すると、これに基づきイ
ンチングバルブ77の作動がオフされる(S14)。
側・R側走行用スイッチ56,57のいずれかがオフさ
れると(S11)、前・後進用電磁切換えバルブ71の
ソレノイド72又は73がオフされて、前進クラッチ用
アクチユエータFA又は後進クラッチ用アクチユエータ
RAから圧油がドレーンされ、前進用油圧クラッチ35
又は後進用油圧クラッチ36が解除される。なお、イン
チング制御手段78により駐車ブレーキ用電磁切換えバ
ルブ75が作動されるのであるが、これに先立ち、イン
チングバルブ77がインチング作動して分岐油路96の
油圧をある程度高めておき、その後、ソレノイド76を
オンする。この際、F側走行用スイッチ56又はR側走
行用スイッチ57のオフ作動、車速検知用ポテンショメ
ータ65及び副変速スイッチの検知に基づき、インチン
グ制御手段78にてパルス幅変調の継続時間t,周期
T,第1オンタイムTON1及び変化幅TXがセットされ
ており(S12)。該セットされたパルス幅変調の継続
時間tが経過しない間は周期T,第1オンタイムTON1
及び変化幅TXにてインチングバルブ77がインチング
制御され(S13)、これにより分岐油路96の油圧
が、予め高められていた所定油路から更に上昇されなが
ら駐車ブレーキ用油圧アクチユエータ54に圧入され
る。従って、駐車ブレーキ(BR)はその多板を軽く接
触する位置までは素早く作動しかつその位置からは該多
板を滑らかに制動・作動するため、畦の乗り越え時変速
レバー24をニュートラル操作した際、走行機体がずり
落ちる等の不具合を防止することができる。そして、パ
ルス幅変調の継続時間tが経過すると、これに基づきイ
ンチングバルブ77の作動がオフされる(S14)。
(ト)考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、駐車ブレーキ用
油圧アクチユエータ54から排出した圧油を送るリター
ン油路101をサクション部102に接続したので、油
圧ポンプPの吸込みにて常に働いている負圧により、背
圧を小さくして駐車ブレーキ用油圧アクチユエータ54
から圧油を素早く排出することができ、これにより前進
用油圧クラッチ35又は後進用油圧クラッチ36を接続
する前進又は後進時に、駐車ブレーキBRを迅速に解除
して、該駐車ブレーキBRの解除遅れによるトルクの引
きずりを防止して、ブレーキ板の摩耗や鳴き等の不具合
を防ぐことができると共に、背圧の小さくなる分だけ駐
車ブレーキ用油圧アクチユエータ54のリターンスプリ
ング53を小さくすることができ、これにより該アクチ
ユエータ54をコンパクトにすることができる。
油圧アクチユエータ54から排出した圧油を送るリター
ン油路101をサクション部102に接続したので、油
圧ポンプPの吸込みにて常に働いている負圧により、背
圧を小さくして駐車ブレーキ用油圧アクチユエータ54
から圧油を素早く排出することができ、これにより前進
用油圧クラッチ35又は後進用油圧クラッチ36を接続
する前進又は後進時に、駐車ブレーキBRを迅速に解除
して、該駐車ブレーキBRの解除遅れによるトルクの引
きずりを防止して、ブレーキ板の摩耗や鳴き等の不具合
を防ぐことができると共に、背圧の小さくなる分だけ駐
車ブレーキ用油圧アクチユエータ54のリターンスプリ
ング53を小さくすることができ、これにより該アクチ
ユエータ54をコンパクトにすることができる。
更に、インチングバルブ77のインチング作動により、
供給油路bの油圧を所定圧に高めて、駐車ブレーキ用電
磁切換バルブ75を切換えるので、駐車ブレーキBRは
ブレーキ板が接触開始するまで素早く作動し、かつその
位置からインチング作動により油圧アクチユエータ54
の油圧が徐々に増加するので、駐車ブレーキBRは、無
段変速操作手段24のニュートラル操作時、素早く作動
して、作動遅れによる作業車輌の坂道の滑り落ち等を防
止すると共に、滑らかにその制動力が増加して、駐車ブ
レーキ作動時のショックをも軽減することができる。
供給油路bの油圧を所定圧に高めて、駐車ブレーキ用電
磁切換バルブ75を切換えるので、駐車ブレーキBRは
ブレーキ板が接触開始するまで素早く作動し、かつその
位置からインチング作動により油圧アクチユエータ54
の油圧が徐々に増加するので、駐車ブレーキBRは、無
段変速操作手段24のニュートラル操作時、素早く作動
して、作動遅れによる作業車輌の坂道の滑り落ち等を防
止すると共に、滑らかにその制動力が増加して、駐車ブ
レーキ作動時のショックをも軽減することができる。
第1図は本考案に係る油圧回路を示す図、第2図はその
オイル循環装置を示す側面図、第3図はその電気回路を
示す図、第4図(a)はインチングバルブのパルス幅変調
の継続時間,オン作動時間TON1…及び周期Tを示す
図、第4図(b)はパルス幅変調の継続時間と車輌速度の
相関を示す図、第4図(c)は変化幅と車輌速度の相関を
示す図、第5図(a),(b)及び第6図は本考案に係る作動
を示すフローチャートを、第7図はミッションケース全
体を示す断面図、第8図は駐車ブレーキ兼用のサイドブ
レーキを示す断面図である。そして、第9図はコンバイ
ン全体を示す側面図である。 1…作業車輌(コンバイン)、19…オイルタンク(ミ
ッションケース)、24…無段変速操作手段(F・R無
段変速レバー)、54…駐車ブレーキ用油圧アクチユエ
ータ、77…インチングバルブ、78…インチング制御
手段、75…駐車ブレーキ用電磁切換バルブ、101…
リターン油路(ホース)、102…サクション部、b…
定圧側主油路、BR…駐車ブレーキ(右サイドブレー
キ)、P…油圧ポンプ。
オイル循環装置を示す側面図、第3図はその電気回路を
示す図、第4図(a)はインチングバルブのパルス幅変調
の継続時間,オン作動時間TON1…及び周期Tを示す
図、第4図(b)はパルス幅変調の継続時間と車輌速度の
相関を示す図、第4図(c)は変化幅と車輌速度の相関を
示す図、第5図(a),(b)及び第6図は本考案に係る作動
を示すフローチャートを、第7図はミッションケース全
体を示す断面図、第8図は駐車ブレーキ兼用のサイドブ
レーキを示す断面図である。そして、第9図はコンバイ
ン全体を示す側面図である。 1…作業車輌(コンバイン)、19…オイルタンク(ミ
ッションケース)、24…無段変速操作手段(F・R無
段変速レバー)、54…駐車ブレーキ用油圧アクチユエ
ータ、77…インチングバルブ、78…インチング制御
手段、75…駐車ブレーキ用電磁切換バルブ、101…
リターン油路(ホース)、102…サクション部、b…
定圧側主油路、BR…駐車ブレーキ(右サイドブレー
キ)、P…油圧ポンプ。
Claims (1)
- 【請求項1】油圧ポンプにより圧油を供給される油路
に、駐車ブレーキを作動する駐車ブレーキ用油圧アクチ
ュエータを設置し、かつ無段変速操作手段のニュートラ
ル操作に基づき前記駐車ブレーキを制動・作動してなる
作業車輌であって、 前記油圧ポンプからの供給油路に、インチングバルブ及
び駐車ブレーキ用電磁切換バルブを介在し、前記無段変
速操作手段のニュートラル操作に基づき、前記インチン
グバルブを、インチング制御手段により前記供給油路の
油圧が徐々に高くなるように制御し、かつ前記切換バル
ブを、該インチングバルブの作動開始後所定時間待って
前記供給油路の油圧が所定油圧に上昇した状態で切換え
て、前記駐車ブレーキ用油圧アクチュエータに油圧を供
給してなり、 前記駐車ブレーキ用油圧アクチュエータから排出した油
を送っているリターン油路を、前記油圧ポンプがオイル
タンクからオイルを吸上げるサクション部に接続した ことを特徴とする作業車輛における駐車ブレーキ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987115185U JPH068950Y2 (ja) | 1987-07-28 | 1987-07-28 | 作業車輌における駐車ブレ−キ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987115185U JPH068950Y2 (ja) | 1987-07-28 | 1987-07-28 | 作業車輌における駐車ブレ−キ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6419563U JPS6419563U (ja) | 1989-01-31 |
| JPH068950Y2 true JPH068950Y2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=31356610
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987115185U Expired - Lifetime JPH068950Y2 (ja) | 1987-07-28 | 1987-07-28 | 作業車輌における駐車ブレ−キ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH068950Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114776802B (zh) * | 2022-04-20 | 2024-05-14 | 哈尔滨东安汽车发动机制造有限公司 | 一种自动变速器电控解除驻车的控制方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62168763A (ja) * | 1986-01-21 | 1987-07-25 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 作業車輌における駐車ブレ−キ装置 |
-
1987
- 1987-07-28 JP JP1987115185U patent/JPH068950Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6419563U (ja) | 1989-01-31 |
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