JPH10291432A - トルクコンバータ車の制動装置 - Google Patents
トルクコンバータ車の制動装置Info
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- JPH10291432A JPH10291432A JP9104410A JP10441097A JPH10291432A JP H10291432 A JPH10291432 A JP H10291432A JP 9104410 A JP9104410 A JP 9104410A JP 10441097 A JP10441097 A JP 10441097A JP H10291432 A JPH10291432 A JP H10291432A
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- clutch
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Landscapes
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 インチング走行時における駆動トルクと、制
動トルクのオーバーラップとを最小限にしてブレーキフ
ェード現象及びトルクコンバータのオイルの温度の異常
上昇を抑制する。 【解決手段】 油圧ポンプ3から湿式クラッチ7a,7bへ
作動油を供給する管路15に、3位置切換え可能なインチ
ングバルブ10が設けられている。ブレーキ回路9へ作動
油を供給する管路22に、制動位置と解除位置との2位置
に切換え可能なブレーキバルブ8が設けられている。ブ
レーキバルブ8はパイロット油圧により制御され、スプ
リング23の付勢力に抗して制動位置に保持する油圧を供
給する制動用管路24が、インチングバルブ10よりクラッ
チ7a等側に連通された状態で設けられている。インチン
グバルブ10がクラッチ7a,7bに作動油を供給可能な状態
では、ブレーキバルブ8は制動位置に保持される。
動トルクのオーバーラップとを最小限にしてブレーキフ
ェード現象及びトルクコンバータのオイルの温度の異常
上昇を抑制する。 【解決手段】 油圧ポンプ3から湿式クラッチ7a,7bへ
作動油を供給する管路15に、3位置切換え可能なインチ
ングバルブ10が設けられている。ブレーキ回路9へ作動
油を供給する管路22に、制動位置と解除位置との2位置
に切換え可能なブレーキバルブ8が設けられている。ブ
レーキバルブ8はパイロット油圧により制御され、スプ
リング23の付勢力に抗して制動位置に保持する油圧を供
給する制動用管路24が、インチングバルブ10よりクラッ
チ7a等側に連通された状態で設けられている。インチン
グバルブ10がクラッチ7a,7bに作動油を供給可能な状態
では、ブレーキバルブ8は制動位置に保持される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの出力を
変速して伝達するトルクコンバータと、前記トルクコン
バータのトルクを湿式クラッチを介して出力軸に伝達す
るトルクコンバータ車の制動装置に関する。
変速して伝達するトルクコンバータと、前記トルクコン
バータのトルクを湿式クラッチを介して出力軸に伝達す
るトルクコンバータ車の制動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のトルクコンバータ車とし
ての産業車両、特にフォークリフトにおいては、インチ
ング走行を行うためのインチング装置を装備している。
そして、走行用の油圧回路では、図6に示すように、エ
ンジン50により回転される油圧ポンプ51から吐出さ
れる作動油は、レギュレータバルブ52を介してトルク
コンバータ53に供給され、インチングバルブ54及び
切換弁55,56を介してオートマチックトランスミッ
ション57に供給される。
ての産業車両、特にフォークリフトにおいては、インチ
ング走行を行うためのインチング装置を装備している。
そして、走行用の油圧回路では、図6に示すように、エ
ンジン50により回転される油圧ポンプ51から吐出さ
れる作動油は、レギュレータバルブ52を介してトルク
コンバータ53に供給され、インチングバルブ54及び
切換弁55,56を介してオートマチックトランスミッ
ション57に供給される。
【0003】図7に示すように、オートマチックトラン
スミッション57には前進用入力軸58、後進用入力軸
59及び出力軸60が備えられている。前進用入力軸5
8にはトルクコンバータ53のトルクが伝達されるよう
になっている。出力軸60には図示しないプロペラシャ
フトが連結されており、動力をディファレンシャルへと
伝達する。
スミッション57には前進用入力軸58、後進用入力軸
59及び出力軸60が備えられている。前進用入力軸5
8にはトルクコンバータ53のトルクが伝達されるよう
になっている。出力軸60には図示しないプロペラシャ
フトが連結されており、動力をディファレンシャルへと
伝達する。
【0004】前進用入力軸58には、前進用入力軸58
に対して一体回転するドラム61及び前進用入力軸58
に対して相対回転をする前進ギヤ62が設けられてい
る。ドラム61と前進ギヤ62との間には、動力の接続
及び遮断を行う湿式多板クラッチ63が設けられてい
る。湿式多板クラッチ63は、ドラム61と一体回転す
るドリブンプレート64と、前進ギヤ62と一体回転す
るクラッチディスク65を、ピストン66を介して接続
又は離隔することによってドラム61と前進ギヤ62と
の動力の接続又は遮断を行うようになっている。
に対して一体回転するドラム61及び前進用入力軸58
に対して相対回転をする前進ギヤ62が設けられてい
る。ドラム61と前進ギヤ62との間には、動力の接続
及び遮断を行う湿式多板クラッチ63が設けられてい
る。湿式多板クラッチ63は、ドラム61と一体回転す
るドリブンプレート64と、前進ギヤ62と一体回転す
るクラッチディスク65を、ピストン66を介して接続
又は離隔することによってドラム61と前進ギヤ62と
の動力の接続又は遮断を行うようになっている。
【0005】ピストン66はドラム61と前進ギヤ62
との間にスラスト方向に摺動可能に設けられている。前
進用入力軸58にはピストン66を前進ギヤ62側へ移
動させる作動油を供給するための油圧経路67が設けら
れている。また、ピストン66はリターンスプリング6
8により、前進ギヤ62から離間する方向へ付勢されて
いる。従って、油圧経路67に作動油が供給されると、
ピストン66がドリブンプレート64を前進ギヤ62側
へ押すことによって、ドリブンプレート64とクラッチ
ディスク65が圧接され、油圧経路67に供給されてい
た油圧がドレインされると、ドリブンプレート64とク
ラッチディスク65の接続が解除されるようになってい
る。また、後進用入力軸59にも同一構成の湿式多板ク
ラッチ69が設けられている。
との間にスラスト方向に摺動可能に設けられている。前
進用入力軸58にはピストン66を前進ギヤ62側へ移
動させる作動油を供給するための油圧経路67が設けら
れている。また、ピストン66はリターンスプリング6
8により、前進ギヤ62から離間する方向へ付勢されて
いる。従って、油圧経路67に作動油が供給されると、
ピストン66がドリブンプレート64を前進ギヤ62側
へ押すことによって、ドリブンプレート64とクラッチ
ディスク65が圧接され、油圧経路67に供給されてい
た油圧がドレインされると、ドリブンプレート64とク
ラッチディスク65の接続が解除されるようになってい
る。また、後進用入力軸59にも同一構成の湿式多板ク
ラッチ69が設けられている。
【0006】図6に示すように、切換弁55,56はシ
フトレバー(図示せず)の操作によって制御される電磁
切換弁70の作用により切換制御され、前進走行時には
管路71aを介して前進用入力軸58の湿式多板クラッ
チ63に作動油を供給し、後進走行時には管路71bを
介して後進用入力軸59の湿式多板クラッチ69に作動
油を供給するようになっている。
フトレバー(図示せず)の操作によって制御される電磁
切換弁70の作用により切換制御され、前進走行時には
管路71aを介して前進用入力軸58の湿式多板クラッ
チ63に作動油を供給し、後進走行時には管路71bを
介して後進用入力軸59の湿式多板クラッチ69に作動
油を供給するようになっている。
【0007】また、ブレーキ回路72に作動油を供給す
る管路73の途中にはブレーキバルブ74が設けられて
いる。ブレーキバルブ74はブレーキペダル75が操作
されると、作動油をブレーキ回路72へ供給可能な位置
に切り換えられる。また、インチングバルブ54は3位
置に切換え操作され、フリーの状態では図6に示すよう
に、オートマチックトランスミッション57に作動油を
供給可能な状態に保持され、インチングペダル76が最
大量踏み込まれると、オートマチックトランスミッショ
ン57への作動油の供給を遮断する位置に配置される。
また、インチングペダル76が中間位置まで踏み込まれ
ると、オートマチックトランスミッション57に供給さ
れていた油圧を絞り54aを介してオイルタンク77へ
逃がすインチング位置に配置されるようになっている。
る管路73の途中にはブレーキバルブ74が設けられて
いる。ブレーキバルブ74はブレーキペダル75が操作
されると、作動油をブレーキ回路72へ供給可能な位置
に切り換えられる。また、インチングバルブ54は3位
置に切換え操作され、フリーの状態では図6に示すよう
に、オートマチックトランスミッション57に作動油を
供給可能な状態に保持され、インチングペダル76が最
大量踏み込まれると、オートマチックトランスミッショ
ン57への作動油の供給を遮断する位置に配置される。
また、インチングペダル76が中間位置まで踏み込まれ
ると、オートマチックトランスミッション57に供給さ
れていた油圧を絞り54aを介してオイルタンク77へ
逃がすインチング位置に配置されるようになっている。
【0008】ブレーキペダル75のみを踏み込む場合
は、ブレーキペダル75はインチングペダル76と独立
して作動するが、インチングペダル76を踏み込む場合
は、途中からインチングペダル76とブレーキペダル7
5とが連動可能に構成されている。即ち、インチングペ
ダル76はインチング位置に達するまでは、ブレーキペ
ダル75と独立して移動(操作)されるが、インチング
位置を過ぎるとブレーキペダル75がインチングペダル
76と一体に移動するようになっている。
は、ブレーキペダル75はインチングペダル76と独立
して作動するが、インチングペダル76を踏み込む場合
は、途中からインチングペダル76とブレーキペダル7
5とが連動可能に構成されている。即ち、インチングペ
ダル76はインチング位置に達するまでは、ブレーキペ
ダル75と独立して移動(操作)されるが、インチング
位置を過ぎるとブレーキペダル75がインチングペダル
76と一体に移動するようになっている。
【0009】従って、ブレーキペダル75を踏み込む
と、ブレーキはオートマチックトランスミッション57
の状態と無関係に作動され、走行中であれば駆動トルク
がタイヤに伝達された状態で制動トルクが発生する。ま
た、インチングペダル76を操作して制動を行う場合
は、インチングペダル76を踏み込むと駆動トルクが徐
々に減少し、ある点に達すると制動トルクが発生する。
と、ブレーキはオートマチックトランスミッション57
の状態と無関係に作動され、走行中であれば駆動トルク
がタイヤに伝達された状態で制動トルクが発生する。ま
た、インチングペダル76を操作して制動を行う場合
は、インチングペダル76を踏み込むと駆動トルクが徐
々に減少し、ある点に達すると制動トルクが発生する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来装
置ではインチングペダル76がその移動途中でブレーキ
ペダル75と係合して一体的に移動可能な構成のため、
ブレーキバルブの油圧特性上、制動トルクのヒステリシ
ス現象が大きい。そのため、図5に示すようなインチン
グペダル76の操作による制動トルクと駆動トルクのオ
ーバーラップ領域(図5のハッチングを施した領域)が
生じ、制動とインチングを繰り返すとブレーキフェード
現象やトルクコンバータ53のオイルの温度の異常上昇
が発生する虞がある。
置ではインチングペダル76がその移動途中でブレーキ
ペダル75と係合して一体的に移動可能な構成のため、
ブレーキバルブの油圧特性上、制動トルクのヒステリシ
ス現象が大きい。そのため、図5に示すようなインチン
グペダル76の操作による制動トルクと駆動トルクのオ
ーバーラップ領域(図5のハッチングを施した領域)が
生じ、制動とインチングを繰り返すとブレーキフェード
現象やトルクコンバータ53のオイルの温度の異常上昇
が発生する虞がある。
【0011】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的はインチング走行時における駆動
トルクと制動トルクのオーバーラップを最小限にしてブ
レーキフェード現象及びトルクコンバータオイルの温度
の異常上昇を抑制することができるトルクコンバータ車
の制動装置を提供することにある。
のであって、その目的はインチング走行時における駆動
トルクと制動トルクのオーバーラップを最小限にしてブ
レーキフェード現象及びトルクコンバータオイルの温度
の異常上昇を抑制することができるトルクコンバータ車
の制動装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、エンジンの出力を変速
して伝達するトルクコンバータと、前記トルクコンバー
タのトルクを湿式クラッチを介して出力軸に伝達するト
ルクコンバータ車において、油圧ポンプから前記クラッ
チへ作動油を供給する管路に設けられ、油圧ポンプから
前記クラッチへの作動油の流量が前記クラッチを完全に
接続した状態に保持可能な量となる第1の位置と、前記
クラッチを半クラッチ状態に保持する量となる第2の位
置と、前記クラッチへの作動油の供給を遮断するととも
にクラッチの油圧をドレインに導く第3の位置とに切換
可能なインチングバルブと、前記インチングバルブを操
作するペダルと、油圧ポンプからブレーキ回路へ作動油
を供給する管路に設けられ、作動油をブレーキ回路に供
給可能な制動位置と、作動油のブレーキ回路への供給を
遮断するとともにブレーキ回路をオイルタンクに連通さ
せる制動解除位置とに切り換え可能なブレーキバルブ
と、前記ブレーキバルブを制動解除位置側へ付勢する付
勢手段と、前記ブレーキバルブを前記付勢手段の付勢力
に抗して制動位置に保持する油圧を供給するためその端
部が、前記クラッチへの作動油供給用の管路の前記イン
チングバルブより前記クラッチ側に連通された制動用管
路とを備えた。
め、請求項1に記載の発明では、エンジンの出力を変速
して伝達するトルクコンバータと、前記トルクコンバー
タのトルクを湿式クラッチを介して出力軸に伝達するト
ルクコンバータ車において、油圧ポンプから前記クラッ
チへ作動油を供給する管路に設けられ、油圧ポンプから
前記クラッチへの作動油の流量が前記クラッチを完全に
接続した状態に保持可能な量となる第1の位置と、前記
クラッチを半クラッチ状態に保持する量となる第2の位
置と、前記クラッチへの作動油の供給を遮断するととも
にクラッチの油圧をドレインに導く第3の位置とに切換
可能なインチングバルブと、前記インチングバルブを操
作するペダルと、油圧ポンプからブレーキ回路へ作動油
を供給する管路に設けられ、作動油をブレーキ回路に供
給可能な制動位置と、作動油のブレーキ回路への供給を
遮断するとともにブレーキ回路をオイルタンクに連通さ
せる制動解除位置とに切り換え可能なブレーキバルブ
と、前記ブレーキバルブを制動解除位置側へ付勢する付
勢手段と、前記ブレーキバルブを前記付勢手段の付勢力
に抗して制動位置に保持する油圧を供給するためその端
部が、前記クラッチへの作動油供給用の管路の前記イン
チングバルブより前記クラッチ側に連通された制動用管
路とを備えた。
【0013】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記湿式クラッチは前後進切換え可
能に構成され、前記クラッチへの作動油供給用の管路
は、前記制動用管路の接続位置より前記クラッチ側にお
いて前進用管路と、後進用管路とに分岐されるととも
に、前進用管路及び後進用管路への作動油の供給はシフ
トレバーの操作に基づいて切り換え制御される3位置切
換電磁弁を介して制御される。
載の発明において、前記湿式クラッチは前後進切換え可
能に構成され、前記クラッチへの作動油供給用の管路
は、前記制動用管路の接続位置より前記クラッチ側にお
いて前進用管路と、後進用管路とに分岐されるととも
に、前進用管路及び後進用管路への作動油の供給はシフ
トレバーの操作に基づいて切り換え制御される3位置切
換電磁弁を介して制御される。
【0014】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載の発明において、前記制動用管路には、
制動用管路を連通状態に保持する第1の位置と、制動用
管路の前記ブレーキバルブ側をオイルタンクに連通させ
るとともに前記作動油供給用の管路側を遮断する第2の
位置とに切り換えられるペダル操作の切換弁が介装され
ている。
請求項2に記載の発明において、前記制動用管路には、
制動用管路を連通状態に保持する第1の位置と、制動用
管路の前記ブレーキバルブ側をオイルタンクに連通させ
るとともに前記作動油供給用の管路側を遮断する第2の
位置とに切り換えられるペダル操作の切換弁が介装され
ている。
【0015】従って、請求項1に記載の発明によれば、
トルクコンバータのトルクは湿式クラッチを介して出力
軸に伝達される。油圧ポンプから湿式クラッチへの作動
油(油圧)の供給は、3位置に切換可能なインチングバ
ルブのペダル操作により制御される。ブレーキ回路への
作動油の供給を制御するブレーキバルブは、前記クラッ
チへの作動油供給用の管路のインチングバルブより下流
側、即ちクラッチ側において管路から分岐された制動用
管路を介して供給される油圧(パイロット圧)により切
り換え制御される。ブレーキバルブはインチングペダル
がフリー状態あるいはインチング位置に踏み込まれた状
態では、作動油のブレーキ回路への供給を遮断するとと
もにブレーキ回路をオイルタンクに連通させる制動解除
位置に保持される。
トルクコンバータのトルクは湿式クラッチを介して出力
軸に伝達される。油圧ポンプから湿式クラッチへの作動
油(油圧)の供給は、3位置に切換可能なインチングバ
ルブのペダル操作により制御される。ブレーキ回路への
作動油の供給を制御するブレーキバルブは、前記クラッ
チへの作動油供給用の管路のインチングバルブより下流
側、即ちクラッチ側において管路から分岐された制動用
管路を介して供給される油圧(パイロット圧)により切
り換え制御される。ブレーキバルブはインチングペダル
がフリー状態あるいはインチング位置に踏み込まれた状
態では、作動油のブレーキ回路への供給を遮断するとと
もにブレーキ回路をオイルタンクに連通させる制動解除
位置に保持される。
【0016】インチングペダルがフリーの状態では、前
記クラッチへの作動油の流量が前記クラッチを完全に接
続した状態に保持可能な量となる。従って、シフトレバ
ーが走行位置に切り換えられると、車両は通常走行す
る。インチングペダルが途中まで踏み込まれると、イン
チングバルブは前記クラッチへの作動油の流量が、クラ
ッチを半クラッチ状態に保持する量となる状態に切り換
えられる。この状態では車両はインチング走行となる。
記クラッチへの作動油の流量が前記クラッチを完全に接
続した状態に保持可能な量となる。従って、シフトレバ
ーが走行位置に切り換えられると、車両は通常走行す
る。インチングペダルが途中まで踏み込まれると、イン
チングバルブは前記クラッチへの作動油の流量が、クラ
ッチを半クラッチ状態に保持する量となる状態に切り換
えられる。この状態では車両はインチング走行となる。
【0017】インチングペダルが最大量まで踏み込まれ
ると、前記クラッチへの作動油の供給が遮断されるとと
もにクラッチの油圧がドレインに落ちる。また、ブレー
キバルブに供給されていた油圧(パイロット圧)もドレ
インに落ち、ブレーキバルブは作動油をブレーキ回路に
供給可能な制動位置に配置される。即ち、クラッチの作
動油圧とブレーキの作動油圧がインチングペダルにより
操作されるインチングバルブにより連動して制御され
る。
ると、前記クラッチへの作動油の供給が遮断されるとと
もにクラッチの油圧がドレインに落ちる。また、ブレー
キバルブに供給されていた油圧(パイロット圧)もドレ
インに落ち、ブレーキバルブは作動油をブレーキ回路に
供給可能な制動位置に配置される。即ち、クラッチの作
動油圧とブレーキの作動油圧がインチングペダルにより
操作されるインチングバルブにより連動して制御され
る。
【0018】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明において、前進用管路又は後進用管路を介
して湿式クラッチに作動油が供給される。前進用管路又
は後進用管路への作動油の供給は、シフトレバーの操作
に基づいて切り換え制御される3位置切換電磁弁を介し
て制御される。
に記載の発明において、前進用管路又は後進用管路を介
して湿式クラッチに作動油が供給される。前進用管路又
は後進用管路への作動油の供給は、シフトレバーの操作
に基づいて切り換え制御される3位置切換電磁弁を介し
て制御される。
【0019】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載の発明において、ブレーキバルブへのパ
イロット圧は、インチングバルブと独立してペダルによ
り操作される切換弁の切り換え作動によっても制御され
る。ペダルが踏み込まれると、切換弁は制動用管路の前
記ブレーキバルブ側をオイルタンクに連通させるととも
に前記作動油供給用の管路側を遮断する第2の位置に切
り換えられる。従って、ペダルを踏み込むとインチング
ペダルが踏み込まれていない状態でもブレーキ回路に作
動油が供給される。
請求項2に記載の発明において、ブレーキバルブへのパ
イロット圧は、インチングバルブと独立してペダルによ
り操作される切換弁の切り換え作動によっても制御され
る。ペダルが踏み込まれると、切換弁は制動用管路の前
記ブレーキバルブ側をオイルタンクに連通させるととも
に前記作動油供給用の管路側を遮断する第2の位置に切
り換えられる。従って、ペダルを踏み込むとインチング
ペダルが踏み込まれていない状態でもブレーキ回路に作
動油が供給される。
【0020】
(第1の実施の形態)以下、本発明をトルクコンバータ
車としてのフォークリフトの制動装置に具体化した第1
の実施の形態を図1及び図2に従って説明する。
車としてのフォークリフトの制動装置に具体化した第1
の実施の形態を図1及び図2に従って説明する。
【0021】図1に示すように、エンジン1によって駆
動される油圧ポンプ2によりオイルタンク3から汲み上
げられた作動油は、レギュレータバルブ4を介してトル
クコンバータ5に、走行用のコントロールバルブ6を介
してオートマチックトランスミッション7に、ブレーキ
バルブ8を介してブレーキ回路9にそれぞれ供給される
ようになっている。オートマチックトランスミッション
7は前記従来装置と基本的に同様に構成され、前進用の
湿式クラッチ7a及び後進用の湿式クラッチ7b(以
下、単にクラッチ7a,7bと呼ぶ)を備えている。
動される油圧ポンプ2によりオイルタンク3から汲み上
げられた作動油は、レギュレータバルブ4を介してトル
クコンバータ5に、走行用のコントロールバルブ6を介
してオートマチックトランスミッション7に、ブレーキ
バルブ8を介してブレーキ回路9にそれぞれ供給される
ようになっている。オートマチックトランスミッション
7は前記従来装置と基本的に同様に構成され、前進用の
湿式クラッチ7a及び後進用の湿式クラッチ7b(以
下、単にクラッチ7a,7bと呼ぶ)を備えている。
【0022】コントロールバルブ6は、インチングバル
ブ10、切換弁11,12及び3位置切換電磁弁13を
備えている。インチングバルブ10は油圧ポンプ2に接
続された作動油供給管路14に接続された管路15に設
けられている。インチングバルブ10はペダル操作の3
ポート3位置切換弁で構成され、インチングペダル16
の踏み込み操作と、スプリング17の付勢力とにより、
スプールが第1の位置(a位置)、第2の位置(b位
置)及び第3の位置(c位置)に切り換え可能となって
いる。インチングバルブ10は第1の位置に切り換えら
れた状態では、管路15を連通させて、クラッチ7a,
7bへの作動油の流量が、クラッチ7a,7bを完全に
接続した状態に保持可能な量となる。インチングバルブ
10は第2の位置にに切り換えられた状態では、管路1
5を連通させるとともに管路15を絞り10aを介して
オイルタンク3と連通させて、クラッチ7a,7bへの
作動油の流量が、クラッチ7a,7bを半クラッチ状態
に保持する量となる。インチングバルブ10は第3の位
置に配置された状態では、クラッチ7a,7bへの作動
油の供給を遮断するとともにクラッチ7a,7bの油圧
をドレイン(オイルタンク)に導く状態となる。
ブ10、切換弁11,12及び3位置切換電磁弁13を
備えている。インチングバルブ10は油圧ポンプ2に接
続された作動油供給管路14に接続された管路15に設
けられている。インチングバルブ10はペダル操作の3
ポート3位置切換弁で構成され、インチングペダル16
の踏み込み操作と、スプリング17の付勢力とにより、
スプールが第1の位置(a位置)、第2の位置(b位
置)及び第3の位置(c位置)に切り換え可能となって
いる。インチングバルブ10は第1の位置に切り換えら
れた状態では、管路15を連通させて、クラッチ7a,
7bへの作動油の流量が、クラッチ7a,7bを完全に
接続した状態に保持可能な量となる。インチングバルブ
10は第2の位置にに切り換えられた状態では、管路1
5を連通させるとともに管路15を絞り10aを介して
オイルタンク3と連通させて、クラッチ7a,7bへの
作動油の流量が、クラッチ7a,7bを半クラッチ状態
に保持する量となる。インチングバルブ10は第3の位
置に配置された状態では、クラッチ7a,7bへの作動
油の供給を遮断するとともにクラッチ7a,7bの油圧
をドレイン(オイルタンク)に導く状態となる。
【0023】管路15はインチングバルブ10よりクラ
ッチ7a,7b側において前進用管路15aと、後進用
管路15bとに分岐され、前進用管路15aに切換弁1
1が、後進用管路15bに切換弁12がそれぞれ設けら
れている。切換弁11,12にはそれぞれパイロット圧
により操作される2位置切換弁が使用されている。切換
弁11,12はパイロット圧が供給された状態では、前
進用管路15a又は後進用管路15bを連通させる状態
(a位置)に保持される。また、パイロット圧が供給さ
れない状態では、クラッチ7a,7bへの作動油の供給
を遮断するとともにクラッチ7a,7bの油圧をドレイ
ン(オイルタンク)に導く状態(b位置)に保持され
る。なお、管路15にはインチングバルブ10より上流
側にアキュムレータ18が接続されるとともに、アキュ
ムレータ18の接続位置より上流側に絞り19が設けら
れている。
ッチ7a,7b側において前進用管路15aと、後進用
管路15bとに分岐され、前進用管路15aに切換弁1
1が、後進用管路15bに切換弁12がそれぞれ設けら
れている。切換弁11,12にはそれぞれパイロット圧
により操作される2位置切換弁が使用されている。切換
弁11,12はパイロット圧が供給された状態では、前
進用管路15a又は後進用管路15bを連通させる状態
(a位置)に保持される。また、パイロット圧が供給さ
れない状態では、クラッチ7a,7bへの作動油の供給
を遮断するとともにクラッチ7a,7bの油圧をドレイ
ン(オイルタンク)に導く状態(b位置)に保持され
る。なお、管路15にはインチングバルブ10より上流
側にアキュムレータ18が接続されるとともに、アキュ
ムレータ18の接続位置より上流側に絞り19が設けら
れている。
【0024】3位置切換電磁弁13には4ポート弁が使
用されている。3位置切換電磁弁13は図示しないフォ
ークリフトの車両本体に設けられたコントローラ20か
らの駆動信号に基づいて、a位置(前進位置)、b位置
(中立位置)、c位置(後進位置)の3位置に切り換え
られ、両切換弁11,12へのパイロット圧の供給・遮
断を制御する。3位置切換電磁弁13は作動油供給管路
14に接続され、前記パイロット圧を供給するための作
動油は、作動油供給管路14から供給される。
用されている。3位置切換電磁弁13は図示しないフォ
ークリフトの車両本体に設けられたコントローラ20か
らの駆動信号に基づいて、a位置(前進位置)、b位置
(中立位置)、c位置(後進位置)の3位置に切り換え
られ、両切換弁11,12へのパイロット圧の供給・遮
断を制御する。3位置切換電磁弁13は作動油供給管路
14に接続され、前記パイロット圧を供給するための作
動油は、作動油供給管路14から供給される。
【0025】コントローラ20は、シフトレバースイッ
チLS1,LS2の出力信号を入力する。シフトレバー
スイッチLS1,LS2はリミットスイッチにより構成
され、前進用のシフトレバースイッチLS1はシフトレ
バー21が「前進」位置に操作されたときにオンにな
り、その他の時にはオフになる。後進用のシフトレバー
スイッチLS2はシフトレバー21が「後進」位置に操
作されたときにオンになり、その他の時にはオフにな
る。従って、シフトレバー21が「ニュートラル(中
立)」位置にあるときは両スイッチLS1,LS2はオ
フ信号を出力する。コントローラ20は両シフトレバー
スイッチLS1,LS2の出力信号に基づいて、3位置
切換電磁弁13のソレノイド13a,13bに駆動信号
(励消磁信号)を出力する。
チLS1,LS2の出力信号を入力する。シフトレバー
スイッチLS1,LS2はリミットスイッチにより構成
され、前進用のシフトレバースイッチLS1はシフトレ
バー21が「前進」位置に操作されたときにオンにな
り、その他の時にはオフになる。後進用のシフトレバー
スイッチLS2はシフトレバー21が「後進」位置に操
作されたときにオンになり、その他の時にはオフにな
る。従って、シフトレバー21が「ニュートラル(中
立)」位置にあるときは両スイッチLS1,LS2はオ
フ信号を出力する。コントローラ20は両シフトレバー
スイッチLS1,LS2の出力信号に基づいて、3位置
切換電磁弁13のソレノイド13a,13bに駆動信号
(励消磁信号)を出力する。
【0026】ブレーキ回路9に作動油を供給する管路2
2は作動油供給管路14から分岐され、その途中にブレ
ーキバルブ8が設けられている。ブレーキバルブ8は2
位置切換弁で構成され、作動油をブレーキ回路9に供給
可能な制動位置(a位置)と、作動油のブレーキ回路9
への供給を遮断する制動解除位置(b位置)とに切り換
え可能に構成されている。ブレーキバルブ8は制動解除
位置ではブレーキ回路9をオイルタンク3に連通させ
る。ブレーキバルブ8はスプール(図示せず)を制動解
除位置(b位置)側へ付勢する付勢手段としてのスプリ
ング23を備えている。ブレーキバルブ8にはそのスプ
ールをスプリング23の付勢力に抗して制動位置に保持
する油圧(パイロット圧)を供給するための制動用管路
24の第1端部が接続されている。制動用管路24の第
2端部はクラッチ7a,7bに作動油を供給する管路1
5に対して、インチングバルブ10よりクラッチ側にお
いて連通されている。スプリング23の付勢力はインチ
ングバルブ10がb位置に配置された状態における制動
用管路24の油圧より小さな値に設定されている。
2は作動油供給管路14から分岐され、その途中にブレ
ーキバルブ8が設けられている。ブレーキバルブ8は2
位置切換弁で構成され、作動油をブレーキ回路9に供給
可能な制動位置(a位置)と、作動油のブレーキ回路9
への供給を遮断する制動解除位置(b位置)とに切り換
え可能に構成されている。ブレーキバルブ8は制動解除
位置ではブレーキ回路9をオイルタンク3に連通させ
る。ブレーキバルブ8はスプール(図示せず)を制動解
除位置(b位置)側へ付勢する付勢手段としてのスプリ
ング23を備えている。ブレーキバルブ8にはそのスプ
ールをスプリング23の付勢力に抗して制動位置に保持
する油圧(パイロット圧)を供給するための制動用管路
24の第1端部が接続されている。制動用管路24の第
2端部はクラッチ7a,7bに作動油を供給する管路1
5に対して、インチングバルブ10よりクラッチ側にお
いて連通されている。スプリング23の付勢力はインチ
ングバルブ10がb位置に配置された状態における制動
用管路24の油圧より小さな値に設定されている。
【0027】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。エンジン1が回転しているときは作動油供給
管路14に作動油が供給され、インチングバルブ10、
3位置切換電磁弁13及びブレーキバルブ8に作動油が
供給されている。インチングペダル16がフリーの状態
では、インチングバルブ10は図1に示すa位置に保持
され、クラッチ7a,7bへの作動油の流量がクラッチ
7a,7bを完全に接続した状態に保持可能な量とな
る。この状態でシフトレバー21が「前進」位置に切り
換えられると、3位置切換電磁弁13がa位置に切り換
えられてパイロット圧が切換弁11に供給され、切換弁
11がa位置即ち前進用管路15aを連通させる位置に
切り換えられる。そして、前進用クラッチ7aに作動油
が供給されてクラッチ7aが完全に接続された状態とな
って車両は前進走行する。シフトレバー21が「後進」
位置に切り換えられると、3位置切換電磁弁13がc位
置に切り換えられてパイロット圧が切換弁12に供給さ
れ、切換弁12がa位置即ち後進用管路15bを連通さ
せる位置に切り換えられる。そして、後進用クラッチ7
bに作動油が供給されてクラッチ7bが完全に接続され
た状態となって車両は後進走行する。
説明する。エンジン1が回転しているときは作動油供給
管路14に作動油が供給され、インチングバルブ10、
3位置切換電磁弁13及びブレーキバルブ8に作動油が
供給されている。インチングペダル16がフリーの状態
では、インチングバルブ10は図1に示すa位置に保持
され、クラッチ7a,7bへの作動油の流量がクラッチ
7a,7bを完全に接続した状態に保持可能な量とな
る。この状態でシフトレバー21が「前進」位置に切り
換えられると、3位置切換電磁弁13がa位置に切り換
えられてパイロット圧が切換弁11に供給され、切換弁
11がa位置即ち前進用管路15aを連通させる位置に
切り換えられる。そして、前進用クラッチ7aに作動油
が供給されてクラッチ7aが完全に接続された状態とな
って車両は前進走行する。シフトレバー21が「後進」
位置に切り換えられると、3位置切換電磁弁13がc位
置に切り換えられてパイロット圧が切換弁12に供給さ
れ、切換弁12がa位置即ち後進用管路15bを連通さ
せる位置に切り換えられる。そして、後進用クラッチ7
bに作動油が供給されてクラッチ7bが完全に接続され
た状態となって車両は後進走行する。
【0028】また、インチングペダル16がフリーの状
態では、制動用管路24を介してブレーキペダル8にパ
イロット圧が供給された状態に保持され、図1に示すよ
うにブレーキペダル8は作動油のブレーキ回路9への供
給を遮断するとともに、ブレーキ回路9をオイルタンク
3に連通する状態に保持される。従って、ブレーキ回路
9に作動油は供給されない。
態では、制動用管路24を介してブレーキペダル8にパ
イロット圧が供給された状態に保持され、図1に示すよ
うにブレーキペダル8は作動油のブレーキ回路9への供
給を遮断するとともに、ブレーキ回路9をオイルタンク
3に連通する状態に保持される。従って、ブレーキ回路
9に作動油は供給されない。
【0029】インチングペダル16が途中まで(インチ
ング位置まで)踏み込まれると、インチングバルブ10
は管路15が絞り10aを介してオイルタンク3に連通
するb位置に切り換えられる。この状態ではクラッチ7
a,7bへの作動油の流量が、クラッチ7a,7bを半
クラッチ状態に保持する量となる状態になる。その結
果、クラッチ7a,7bを介して伝達される駆動トルク
が減少し、車両はインチング走行となる。この状態にお
いてもブレーキバルブ8は、制動用管路24に供給され
る作動油のパイロット圧により図1に示すb位置に保持
されている。従って、制動トルクは作用しない。
ング位置まで)踏み込まれると、インチングバルブ10
は管路15が絞り10aを介してオイルタンク3に連通
するb位置に切り換えられる。この状態ではクラッチ7
a,7bへの作動油の流量が、クラッチ7a,7bを半
クラッチ状態に保持する量となる状態になる。その結
果、クラッチ7a,7bを介して伝達される駆動トルク
が減少し、車両はインチング走行となる。この状態にお
いてもブレーキバルブ8は、制動用管路24に供給され
る作動油のパイロット圧により図1に示すb位置に保持
されている。従って、制動トルクは作用しない。
【0030】インチングペダル16がインチング位置よ
り更に踏み込まれて最大踏み込み位置まで踏み込まれる
と、インチングバルブ10はc位置に切り換えられ、ク
ラッチ7a,7bへの作動油の供給が遮断されるととも
に、インチングバルブ10よりクラッチ7a,7b側の
管路15がオイルタンク3と連通する状態となる。従っ
て、クラッチ7a,7bに供給されていた油圧がドレイ
ンに落ちる。また、ブレーキバルブ8に供給されていた
油圧(パイロット圧)もドレインに落ち、ブレーキバル
ブ8はスプリング23の付勢力により、作動油をブレー
キ回路9に供給可能な制動位置(a位置)に配置され
る。その結果、管路22内の作動油がブレーキ回路9に
供給され、制動トルクが作用する状態となる。
り更に踏み込まれて最大踏み込み位置まで踏み込まれる
と、インチングバルブ10はc位置に切り換えられ、ク
ラッチ7a,7bへの作動油の供給が遮断されるととも
に、インチングバルブ10よりクラッチ7a,7b側の
管路15がオイルタンク3と連通する状態となる。従っ
て、クラッチ7a,7bに供給されていた油圧がドレイ
ンに落ちる。また、ブレーキバルブ8に供給されていた
油圧(パイロット圧)もドレインに落ち、ブレーキバル
ブ8はスプリング23の付勢力により、作動油をブレー
キ回路9に供給可能な制動位置(a位置)に配置され
る。その結果、管路22内の作動油がブレーキ回路9に
供給され、制動トルクが作用する状態となる。
【0031】即ち、クラッチ7a,7bの作動油圧とブ
レーキバルブ8の切換え操作用の作動油圧がインチング
ペダル16により操作されるインチングバルブ10によ
り連動して制御される。その結果、インチングペダル1
6の操作ストロークと、駆動トルク及び制動トルクの関
係は図2に示すようになる。即ち、従来装置と異なり、
制動トルクと駆動トルクのオーバーラップ領域がなくな
る。従って、制動とインチング走行とを繰り返しても、
ブレーキフェード現象やトルクコンバータ5のオイルの
温度の異常上昇の発生が防止される。
レーキバルブ8の切換え操作用の作動油圧がインチング
ペダル16により操作されるインチングバルブ10によ
り連動して制御される。その結果、インチングペダル1
6の操作ストロークと、駆動トルク及び制動トルクの関
係は図2に示すようになる。即ち、従来装置と異なり、
制動トルクと駆動トルクのオーバーラップ領域がなくな
る。従って、制動とインチング走行とを繰り返しても、
ブレーキフェード現象やトルクコンバータ5のオイルの
温度の異常上昇の発生が防止される。
【0032】この実施の形態では以下の効果を有する。 (イ) クラッチ7a,7bへの作動油の供給を制御す
るインチングバルブ10によりブレーキペダル8のパイ
ロット圧が制御され、クラッチ7a,7bへの作動油圧
がドレーン落ちるた状態で制動力が作用する状態とな
り、制動トルクと駆動トルクのオーバーラップ領域がな
くなる。その結果、制動とインチング走行とを繰り返し
ても、ブレーキフェード現象やトルクコンバータ5のオ
イルの温度の異常上昇の発生を防止できる。
るインチングバルブ10によりブレーキペダル8のパイ
ロット圧が制御され、クラッチ7a,7bへの作動油圧
がドレーン落ちるた状態で制動力が作用する状態とな
り、制動トルクと駆動トルクのオーバーラップ領域がな
くなる。その結果、制動とインチング走行とを繰り返し
ても、ブレーキフェード現象やトルクコンバータ5のオ
イルの温度の異常上昇の発生を防止できる。
【0033】(ロ) インチングペダル16の操作によ
り制動操作も実施でき、独立したブレーキペダルを設け
る必要がなく、ブレーキペダルを設けるスペースを確保
する必要がなくなる。
り制動操作も実施でき、独立したブレーキペダルを設け
る必要がなく、ブレーキペダルを設けるスペースを確保
する必要がなくなる。
【0034】(ハ) 制動が実施される際には必ずクラ
ッチ7a,7bへの作動油の供給が遮断された状態とな
るため、制動作用が有効に働く。 (ニ) クラッチ7a,7bの接続、遮断を行う作動油
を供給する前進用管路15a及び後進用管路15bへの
作動油の供給が、シフトレバー21の操作に基づいて切
り換え制御される3位置切換電磁弁13を介して制御さ
れるので、シフトレバー21の操作で確実にクラッチ7
a,7bの入り切り(接続、遮断)ができる。
ッチ7a,7bへの作動油の供給が遮断された状態とな
るため、制動作用が有効に働く。 (ニ) クラッチ7a,7bの接続、遮断を行う作動油
を供給する前進用管路15a及び後進用管路15bへの
作動油の供給が、シフトレバー21の操作に基づいて切
り換え制御される3位置切換電磁弁13を介して制御さ
れるので、シフトレバー21の操作で確実にクラッチ7
a,7bの入り切り(接続、遮断)ができる。
【0035】(第2の実施の形態)次に第2の実施の形
態を図3に従って説明する。この実施の形態ではブレー
キバルブ8へのパイロット圧が、インチングバルブ10
と独立してペダルにより操作される切換弁の切り換え作
動によっても制御可能な点が前記実施の形態と異なって
いる。その他の構成は前記実施の形態と同じであり、同
一部分は同一符号を付して詳しい説明を省略する。な
お、図3ではコントローラ20及びシフトレバー21等
の図示を省略している。
態を図3に従って説明する。この実施の形態ではブレー
キバルブ8へのパイロット圧が、インチングバルブ10
と独立してペダルにより操作される切換弁の切り換え作
動によっても制御可能な点が前記実施の形態と異なって
いる。その他の構成は前記実施の形態と同じであり、同
一部分は同一符号を付して詳しい説明を省略する。な
お、図3ではコントローラ20及びシフトレバー21等
の図示を省略している。
【0036】制動用管路24にはペダル操作の切換弁2
5が介装されている。切換弁25は制動用管路24を連
通状態に保持する第1の位置と、制動用管路24のブレ
ーキバルブ8側をオイルタンク3に連通させるとともに
管路15側を遮断する第2の位置とに切り換えられる。
切換弁25はスプリング26により第1の位置に付勢保
持され、ブレーキペダル27の踏み込み操作により第2
の位置に切換られるようになっている。
5が介装されている。切換弁25は制動用管路24を連
通状態に保持する第1の位置と、制動用管路24のブレ
ーキバルブ8側をオイルタンク3に連通させるとともに
管路15側を遮断する第2の位置とに切り換えられる。
切換弁25はスプリング26により第1の位置に付勢保
持され、ブレーキペダル27の踏み込み操作により第2
の位置に切換られるようになっている。
【0037】従って、ブレーキペダル27が操作されな
い状態では第1の実施の形態と同様な作用及び効果を奏
する。また、この実施の形態ではブレーキペダル27を
踏み込むと、切換弁25が第2の位置に切り換えられ
て、ブレーキバルブ8に供給されているパイロット圧が
ドレインに落ちる。その結果、インチングペダル16が
踏み込まれていない状態でもブレーキ回路9に作動油が
供給され、インチングペダル16の操作と無関係にブレ
ーキをかけることができる。切換弁25は2位置切換弁
のため、3位置切換弁が使用されているインチングバル
ブ10に比較して、ペダル操作で制動がかかるまでの時
間を短縮できる。そのため、急ブレーキなどのときに、
停止までの時間を短縮できる。また、インチングペダル
16と併用することにより、駆動トルクを下げた状態で
ブレーキをかけることができる。
い状態では第1の実施の形態と同様な作用及び効果を奏
する。また、この実施の形態ではブレーキペダル27を
踏み込むと、切換弁25が第2の位置に切り換えられ
て、ブレーキバルブ8に供給されているパイロット圧が
ドレインに落ちる。その結果、インチングペダル16が
踏み込まれていない状態でもブレーキ回路9に作動油が
供給され、インチングペダル16の操作と無関係にブレ
ーキをかけることができる。切換弁25は2位置切換弁
のため、3位置切換弁が使用されているインチングバル
ブ10に比較して、ペダル操作で制動がかかるまでの時
間を短縮できる。そのため、急ブレーキなどのときに、
停止までの時間を短縮できる。また、インチングペダル
16と併用することにより、駆動トルクを下げた状態で
ブレーキをかけることができる。
【0038】なお、実施の形態は前記両実施の形態に限
定されるものでなく、例えば次のように具体化してもよ
い。 (1) 図4に示すように、前進用管路15a及び後進
用管路15bに3位置切換電磁弁13を接続し、前進用
管路15a及び後進用管路15bへの作動油の供給の制
御を直接3位置切換電磁弁13で行う構成としてもよ
い。管路22は管路14と共通になっている。この場合
は前記両実施の形態より構成が簡単になる。
定されるものでなく、例えば次のように具体化してもよ
い。 (1) 図4に示すように、前進用管路15a及び後進
用管路15bに3位置切換電磁弁13を接続し、前進用
管路15a及び後進用管路15bへの作動油の供給の制
御を直接3位置切換電磁弁13で行う構成としてもよ
い。管路22は管路14と共通になっている。この場合
は前記両実施の形態より構成が簡単になる。
【0039】(2) 第2の実施の形態において、切換
弁25に代えて、ブレーキペダル27の操作により第2
の位置に切り換えられたとき、管路24のブレーキバル
ブ8側及び管路15側をともにオイルタンク3に連通可
能な状態にする構成の切換弁を使用する。この場合、ブ
レーキペダル27が踏み込まれると、クラッチ7a,7
bに供給されている油圧もドレインに落ち、インチング
ペダル16が操作されなくても駆動トルクが低下して、
制動時に無駄な動力消費がなくなる。
弁25に代えて、ブレーキペダル27の操作により第2
の位置に切り換えられたとき、管路24のブレーキバル
ブ8側及び管路15側をともにオイルタンク3に連通可
能な状態にする構成の切換弁を使用する。この場合、ブ
レーキペダル27が踏み込まれると、クラッチ7a,7
bに供給されている油圧もドレインに落ち、インチング
ペダル16が操作されなくても駆動トルクが低下して、
制動時に無駄な動力消費がなくなる。
【0040】(3) 3位置切換電磁弁13に代えて、
シフトレバー21により操作される手動操作の3位置切
換弁を使用してもよい。この場合、コントローラ26や
シフトレバースイッチLS1,LS2が不要になり、3
位置切換電磁弁13を使用する場合に比較して構成が簡
単になる。
シフトレバー21により操作される手動操作の3位置切
換弁を使用してもよい。この場合、コントローラ26や
シフトレバースイッチLS1,LS2が不要になり、3
位置切換電磁弁13を使用する場合に比較して構成が簡
単になる。
【0041】(4) トルクコンバータ5に作動油を供
給するための油圧回路を別にしてもよい。 (5) フォークリフトに具体化した場合を示したが、
他の産業車両に具体化してもよい。
給するための油圧回路を別にしてもよい。 (5) フォークリフトに具体化した場合を示したが、
他の産業車両に具体化してもよい。
【0042】前記各実施の形態から把握され、請求項記
載以外の技術思想(発明)について、以下にその効果と
ともに記載する。 (1) 請求項1又は請求項2に記載の発明において、
前記制動用管路には、制動用管路を連通状態に保持する
第1の位置と、制動用管路をオイルタンクに連通させる
第2の位置とに、ブレーキペダルの操作により切り換え
られるペダル操作の切換弁が介装されている。この場
合、ブレーキペダルの操作によりインチングペダルと独
立して制動操作ができ、インチングペダル操作による制
動時より停止までの時間を短くできる。
載以外の技術思想(発明)について、以下にその効果と
ともに記載する。 (1) 請求項1又は請求項2に記載の発明において、
前記制動用管路には、制動用管路を連通状態に保持する
第1の位置と、制動用管路をオイルタンクに連通させる
第2の位置とに、ブレーキペダルの操作により切り換え
られるペダル操作の切換弁が介装されている。この場
合、ブレーキペダルの操作によりインチングペダルと独
立して制動操作ができ、インチングペダル操作による制
動時より停止までの時間を短くできる。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜請求項3
に記載の発明によれば、インチング走行時における駆動
トルクと制動トルクのオーバーラップを最小限にして、
ブレーキフェード現象及びトルクコンバータオイルの温
度の異常上昇を抑制することができる。
に記載の発明によれば、インチング走行時における駆動
トルクと制動トルクのオーバーラップを最小限にして、
ブレーキフェード現象及びトルクコンバータオイルの温
度の異常上昇を抑制することができる。
【0044】請求項2に記載の発明によれば、湿式クラ
ッチの接続・離隔により前後進が切り換えられる。請求
項3に記載の発明によれば、インチングペダルと独立し
たペダルを踏み込むことによってもブレーキをかけるこ
とができる。
ッチの接続・離隔により前後進が切り換えられる。請求
項3に記載の発明によれば、インチングペダルと独立し
たペダルを踏み込むことによってもブレーキをかけるこ
とができる。
【図1】 第1の実施の形態の油圧回路図。
【図2】 インチングペダルのストロークとトルクの関
係を示す線図。
係を示す線図。
【図3】 第2の実施の形態の要部油圧回路図。
【図4】 別の実施の形態の要部油圧回路図。
【図5】 従来装置のトルク特性を示す線図。
【図6】 従来装置の油圧回路図。
【図7】 オートマチックトランスミッションを示す一
部省略断面図。
部省略断面図。
1…エンジン、2…油圧ポンプ、3…オイルタンク、5
…トルクコンバータ、7a,7b…湿式クラッチ、8…
ブレーキバルブ、9…ブレーキ回路、13…3位置切換
電磁弁、14…作動油供給管路、15,22…管路、1
5a…前進用管路、15b…後進用管路、16…インチ
ングペダル、21…シフトレバー、23…付勢手段とし
てのスプリング、24…制動用管路、25…切換弁、2
7…ブレーキペダル。
…トルクコンバータ、7a,7b…湿式クラッチ、8…
ブレーキバルブ、9…ブレーキ回路、13…3位置切換
電磁弁、14…作動油供給管路、15,22…管路、1
5a…前進用管路、15b…後進用管路、16…インチ
ングペダル、21…シフトレバー、23…付勢手段とし
てのスプリング、24…制動用管路、25…切換弁、2
7…ブレーキペダル。
Claims (3)
- 【請求項1】 エンジンの出力を変速して伝達するトル
クコンバータと、前記トルクコンバータのトルクを湿式
クラッチを介して出力軸に伝達するトルクコンバータ車
において、 油圧ポンプから前記クラッチへ作動油を供給する管路に
設けられ、油圧ポンプから前記クラッチへの作動油の流
量が前記クラッチを完全に接続した状態に保持可能な量
となる第1の位置と、前記クラッチを半クラッチ状態に
保持する量となる第2の位置と、前記クラッチへの作動
油の供給を遮断するとともにクラッチの油圧をドレイン
に導く第3の位置とに切換可能なインチングバルブと、 前記インチングバルブを操作するペダルと、 油圧ポンプからブレーキ回路へ作動油を供給する管路に
設けられ、作動油をブレーキ回路に供給可能な制動位置
と、作動油のブレーキ回路への供給を遮断するとともに
ブレーキ回路をオイルタンクに連通させる制動解除位置
とに切り換え可能なブレーキバルブと、 前記ブレーキバルブを制動解除位置側へ付勢する付勢手
段と、 前記ブレーキバルブを前記付勢手段の付勢力に抗して制
動位置に保持する油圧を供給するためその端部が、前記
クラッチへの作動油供給用の管路の前記インチングバル
ブより前記クラッチ側に連通された制動用管路とを備え
たトルクコンバータ車の制動装置。 - 【請求項2】 前記湿式クラッチは前後進切換え可能に
構成され、前記クラッチへの作動油供給用の管路は、前
記制動用管路の接続位置より前記クラッチ側において前
進用管路と、後進用管路とに分岐されるとともに、前進
用管路及び後進用管路への作動油の供給はシフトレバー
の操作に基づいて切り換え制御される3位置切換電磁弁
を介して制御される請求項1に記載のトルクコンバータ
車の制動装置。 - 【請求項3】 前記制動用管路には、制動用管路を連通
状態に保持する第1の位置と、制動用管路の前記ブレー
キバルブ側をオイルタンクに連通させるとともに前記作
動油供給用の管路側を遮断する第2の位置とに切り換え
られるペダル操作の切換弁が介装されている請求項1又
は請求項2に記載のトルクコンバータ車の制動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9104410A JPH10291432A (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | トルクコンバータ車の制動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9104410A JPH10291432A (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | トルクコンバータ車の制動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10291432A true JPH10291432A (ja) | 1998-11-04 |
Family
ID=14379945
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9104410A Pending JPH10291432A (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | トルクコンバータ車の制動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10291432A (ja) |
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1997
- 1997-04-22 JP JP9104410A patent/JPH10291432A/ja active Pending
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