JPH0690443A - ベクトル量子化方式フレーム間符号化装置 - Google Patents

ベクトル量子化方式フレーム間符号化装置

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JPH0690443A
JPH0690443A JP25097992A JP25097992A JPH0690443A JP H0690443 A JPH0690443 A JP H0690443A JP 25097992 A JP25097992 A JP 25097992A JP 25097992 A JP25097992 A JP 25097992A JP H0690443 A JPH0690443 A JP H0690443A
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JP
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frame
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Application number
JP25097992A
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English (en)
Inventor
Atsumichi Murakami
篤道 村上
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、ガウス雑音のじょう乱にも強
く、動きのある画像に対してもはなはだしく符号化効率
が低下することのないように、フレーム間差分信号をス
レッシュホールドを設定してベクトル量子化するフレー
ム間符号化装置を提供することを目的としている。 【構成】 上記のように構成されたベクトル量子化方式
フレーム間符号化装置においては、あらかじめ最適な配
列となるように選ばれた出力ベクトルのセットの中から
入出力間の歪(K次元信号空間での距離)が最小となる
出力ベクトルの識別コードに入力ベクトルを符号化する
と共に、最小歪出力ベクトルがK次元信号空間におい
て、入力ベクトルの処理単位で入力ベクトルに対応して
制御可能な設定値よりも原点に近い距離にある場合は零
ベクトルの識別コードに符号化して最小歪出力ベクトル
のコードを送出するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は画像信号に対し、連続
する画面における相間を利用して画像信号を高能率符号
化(ビットレートを削減)するフレーム間符号化装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のフレーム間符号化装置は図
1の如く構成されていた。
【0003】図1において、(1)は減算器、(2)は
スカラー量子化器、(3)は加算器、(4)はフレーム
メモリである。
【0004】今、画面上方から下方に向けて左から右に
順次ラスター走査される第fフレームの画像入力信号
(5)のサンプル系列を
【0005】
【外1】
【0006】(ここではKはラスター走査におけるサン
プル系列番号)、前記
【0007】
【外2】
【0008】に対する1フレーム前のサンプル値から構
成される予測信号(6)を
【0009】
【外3】
【0010】、前記画像入力信号(5)と予測信号
(6)のフレーム間差分信号(7)を
【0011】
【外4】
【0012】、前記フレーム間差分信号(7)の1サン
プル毎のスカラー量子化信号(8)を
【0013】
【外5】
【0014】、前記スカラー量子化信号(7)と予測信
号(6)を加算した再生画像信号(9)を
【0015】
【外6】
【0016】とする。
【0017】このとき、図1(a)の符号化器において
は以下の処理にて画像信号が高能率符号化される。
【0018】
【数1】
【0019】すなわち、
【0020】
【外7】
【0021】に対し、信号電力が減少するフレーム間差
分信号
【0022】
【外8】
【0023】をその振幅確率分布
【0024】
【外9】
【0025】に基づき最小歪となるように、レベル数を
減じてスカラー量子化した信号
【0026】
【外10】
【0027】を符号化することによって高能率符号化を
達成する。
【0028】
【外11】
【0029】はスカラー量子化レベルの減小によって発
生する系の量子化雑音である。
【0030】図1(b)に示す復号化器においては、送
信されてくるスカラー量子化信号(8)に基づき
【0031】
【数2】
【0032】の演算を実行し量子化雑音
【0033】
【外12】
【0034】を含んだ再生画像信号(9)を
【0035】
【外13】
【0036】として得る。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】以上の如く従来のフレ
ーム間符号化装置は、現在のフレームの画像信号と同一
位置に対応する先のフレームの画像信号との差分信号を
1サンプル毎にレベル数を減じてスカラー量子化してい
た。
【0038】この方式よると、画像信号がガウス雑音を
含むため、動きのない部分でもフレーム間差分信号
(7)が所定のレベルで存在するばかりでなく、動きの
多い画像に関する情報発生量がふえるため一定の伝送レ
ートにおさえて高能率符号化することは困難である。
【0039】この発明は以上の如き欠点を除去するため
になされたもので、ガウス雑音のじょう乱にも強く、動
きのある画像に対してもはなはだしく符号化効率が低下
することのないように、フレーム間差分信号をスレッシ
ュホールドを設定してベクトル量子化するフレーム間符
号化装置を提供することを目的としている。
【0040】
【課題を解決するための手段】この発明に係るベクトル
量子化方式フレーム間符号化装置においては、フレーム
メモリが画像信号を少なくとも1フレーム分記憶し、減
算器が前記記憶部から1フレーム前の予測信号を読み出
し、フレーム間差分信号系列を算出し、ベクトル量子化
符号化器があらかじめ最適な配列となるように選ばれた
出力ベクトルのセットの中から入出力間の最小歪(K次
元信号空間での距離)となる出力ベクトルの識別コード
に入力ベクトルを符号化すると共に、K次元信号空間に
おいて最小歪出力ベクトルが入力ベクトルの処理単位で
入力ベクトルに対応して制御可能な設定値よりも原点に
近い距離にある場合、零ベクトルの識別コードに符号化
して最小歪出力ベクトルのコードを送出し、ベクトル量
子化復号器が前記最小歪出力ベクトルのコードから相当
する出力ベクトルに復号化し、前記出力ベクトルのブロ
ックをベクトル量子化フレーム間差分信号系列として順
次出力し、加算器が前記ベクトル量子化フレーム間差分
信号系列と前記フレームメモリから読み出される画面上
同一位置のブロックの1フレーム前予測信号系列を順次
加算してベクトル量子化雑音を含む最新の画像信号を再
生し、該再生画像信号系列を前記フレームメモリに書き
込ませるように出力するものである。また、出力ベクト
ルコードテーブルメモリが、出力ベクトルのセットをK
次元信号空間RKの原点に近い順に書き込み、最小歪出力
ベクトル算出部が最小歪(最短距離)出力ベクトルを算
出し、ベクトル量子化符号化器が前記最小歪出力ベクト
ルの前記出力ベクトルコードテーブルメモリにおけるア
ドレスを最小歪出力ベクトルの識別コードとすると共
に、前記最小歪出力ベクトルのアドレスが所定値以下の
場合、零ベクトルの識別コードを符号化出力とするもの
である。
【0041】
【作用】上記のように構成されたベクトル量子化方式フ
レーム間符号化装置は、あらかじめ最適な配列となるよ
うに選ばれた出力ベクトルのセットの中から入出力間の
歪(K次元信号空間での距離)が最小となる出力ベクト
ルの識別コードに入力ベクトルを符号化すると共に、最
小歪出力ベクトルがK次元信号空間において、入力ベク
トルの処理単位で入力ベクトルに対応して制御可能な設
定値よりも原点に近い距離にある場合は零ベクトルの識
別コードに符号化して最小歪出力ベクトルのコードを送
出する。また、最小歪出力ベクトルの出力ベクトルコー
ドテーブルメモリにおけるアドレスを最小歪出力ベクト
ルの識別コードとすると共に、前記最小歪出力ベクトル
のアドレスが所定値以下の場合、零ベクトルの識別コー
ドを符号化出力とする。
【0042】
【実施例】実施例1.以下、本発明の実施例について説
明をする。
【0043】今、図2の如く、或る第f−1番目のフレ
ーム(テレビジョンの場合は1フレームは飛越し走査す
る2つのフィールドから構成される)の時間的に連続す
る4本の走査線上のサンプルを4×4個まとめでブロッ
ク化しこれを1つのベクトルとして
【0044】
【数3】
【0045】と表わす。これに対し1フレーム後の第f
番目のフレームでS f-1と画面上で同一位置に相当するサ
ンプルのブロックを
【0046】
【数4】
【0047】とする。更に、第fフレームの画像信号ベ
クトルS fから第f−1フレームの画像信号ベクトルS f-1
を各要素(サンプル)毎に減じたフレーム間差分信号の
入力ベクトル
【0048】
【数5】
【0049】とする。このフレーム間差分信号X fを16
次元のユークリッド信号空間の中でベクトル量子化する
ことによって高能率符号化を実現する。
【0050】図3に本発明に係るベクトル量子化方式フ
レーム間符号化装置の一実施例である構成図を示す。
【0051】図中、(10)はラスター/プロック走査
変換器、(11)はベクトル量子化符号化器、(12)
はベクトル量子化復号化器、(13)はブロック走査フ
レームメモリ、(14)はブロック/ラスター走査変換
器である。
【0052】このフレーム間符号化装置の動作は以下の
如くである。先ず、図3(a)の符号化器において、第
fフレームの画像入力信号(5)はラスター/ブロック
走査変換器(10)によって画面上でラスター走査から
図2に示すブロック走査に変換される。ブロック走査で
は画像信号の各サンプルは[S1,S2,…,S5,S6,…,
S9,S10 ,…,S13 ,S14 ,S15 ,S16 ]f の順に出力
され、このブロックが画面上左から右へ、更に、上方か
ら下方へ移行するように走査される。このブロック走査
画像信号(15)は、同様にブロック走査されてブロッ
ク走査フレームメモリ(13)から読み出される第f−
1フレームの同一位置に相当するブロック走査予測画像
信号(16)
【0053】
【外14】
【0054】を減じられる。減算器(1)ではフレーム
間差分信号(17)をX1,X2,…,X16 の順に出力す
る。こうして得られたフレーム間差分信号(17)は1
ブロック毎にまとめられてベクトル量子化符号化器(1
1)にて入力ベクトル
【0055】
【数6】
【0056】を形成し、16次元信号空間R16 において
最小歪となる出力ベクトル
【0057】
【数7】
【0058】に変換(写像)される。この出力ベクトル
のインデックスiがベクトル量子化符号化器(11)の
出力ベクトル符号化信号(18)として送信される。更
に、出力ベクトル符号化信号(18)はベクトル量子化
復号化器(12)に入力され出力ベクトルyiに変換され
yi1 ,yi2 ,…,yi16の順に読み出されてベクトル量子
化フレーム間差分信号(19)となる。このベクトル量
子化フレーム間差分信号(19)は、前記ブロック走査
予測画像信号(16)と画面上で対応する位置のサンプ
ル毎に加算され、再生画像信号(20)として
【0059】
【数8】
【0060】を得る。以上の処理は次式で表わされる。
【0061】
【数9】
【0062】ここでqfは16次元信号空間におけるベク
トル量子化雑音である。図3(b)に示す復号化器で
は、ベクトル量子化復号化器(12)と加算器(3)及
びブロック走査フレームメモリ(13)にて
【0063】
【数10】
【0064】の演算をし、ベクトル量子化雑音qfを含む
再生画像信号(20)として
【0065】
【数11】
【0066】を得る。これをブロック/ラスター走査変
換器(14)を通して標準のラスター走査に変換すれば
よい。
【0067】次に、フレーム間差分信号(17)にほど
こすベクトル量子化の原理について説明する。今、情報
入力信号系列K個まとめて入力ベクトル
【0068】
【数12】
【0069】とする。このときK次元ユークリッド信号
空間RK(X∈RK) の所定の分割をR1, R2, …, RNとし、各
分割の代表点(例えば重心)のN個のセットを
【0070】
【数13】
【0071】とする。代表点
【0072】
【数14】
【0073】を分割Riに含まれる入力ベクトルXに対応
する出力ベクトルとするものをベクトル量子化という。
ベクトル量子化Qは次式で定義される。Q : RK → Yこ
こで、
【0074】
【数15】
【0075】上記ベクトル量子化Qは符号化Cと復号化
Dの縦続接続として表される。符号化CはRKの中の出力
ベクトルのセット
【0076】
【数16】
【0077】のインデックスセット
【0078】
【数17】 へのマッピングであり、復号化DはIからYへのマッピ
ングである。すなわち
【0079】
【数18】
【0080】である。ベクトル量子化において前記符号
化出力Iが伝送あるいは記憶されることになるため極め
て効率のよい高能率符号化が実現できる。
【0081】ベクトル量子化は、入力ベクトルXの多次
元信号空間における振幅確率分布P(X)に偏りがある場合
に特に効率を向上させることができる。出力ベクトルの
セットYの抽出は、入力ベクトルの振幅確率分布P(X)に
基づいた入力信号源のモデルから発生する多数の入力ベ
クトルを信号空間Rkで入力ベクトルと出力ベクトルの歪
Min d (X, yi) の総和が最小となるように収束させるク
ラスタリングを行えばよい。入力画像を直接ベクトル量
子化する場合、入力信号系列をk個まとめたブロックに
属する画素間の相関が強いため、多次元信号空間におい
て全ての座標軸の値が等しいようなベクトル、いいかえ
ればブロック内部の相関係数が1に近いようなベクトル
を中心とした分布になる。一方、本願の実施例のフレー
ム間ベクトル量子化において、入力ベクトルを構成する
要素はフレーム間差分信号系列である。フレーム間差分
信号系列は零を中心とした分布となり、しばしばラプラ
ス分布やガウス分布などで近似しうる分布となる。この
ような信号系列に対しては、基本的に多次元信号空間の
原点を中心として対称な代表点すなわち出力ベクトルを
設定することが適当である。
【0082】入力ベクトルXと出力ベクトルyiの2次元
平面での配列関係を図4に示す。
【0083】図4からも推測されるようにベクトル量子
化ではK次元信号空間で最小歪となる出力ベクトルにマ
ッピングされるためガウス雑音によって発生する歪はK
次元信号空間内で平均化される効果がある。更に、K次
元信号空間内で原点に近い出力ベクトルが発生した場
合、これをマスクして、零ベクトルとすれば情報発生量
を制御することが可能となる。
【0084】本発明に係るフレーム間差分信号のベクト
ル量子化器の一実施例である符号化器と復号化器の構成
図を図5及び図6に示す。
【0085】図5に示すベクトル量子化符号化器におい
て、(22)は入力ベクトルレジスタ、(23)はアド
レスカウンタ、(24)は出力ベクトルコードテーブ
ル、(25)は出力ベクトルレジスタ、(26)は並列
減算器、(27)は絶対値演算器、(28)は最大要素
歪検出器、(29)は最小歪出力ベクトル検出器、(3
0)はインデックスラッチ、(31)はスレッショルド
回路である。
【0086】図6に示すベクトル量子化復号化器におい
て、(32)は出力ベクトルシフトレジスタで、図5に
おけるものと同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0087】次に、図5のベクトル量子化符号化器の動
作について説明する。
【0088】先ず、第fフレームのフレーム間差分信号
(17)は16個単位でまとめられて入力ベクトル
【0089】
【数19】
【0090】として入力ベクトルレジスタ(22)にラ
ッチされる。この時点において、アドレスカウンタ(2
3)は
【0091】
【数20】
【0092】まで順次カウントアップされ出力ベクトル
コードテーブル(24)から出力ベクトルyiをy 1, y 2,
…, y Nの順に読み出し、出力ベクトルレジスタ(25)
に逐次ラッチされる。出力ベクトルコードテーブル(2
4)には、あらかじめ入力ベクトルX fの振幅確率分布P
(X f) にもとづいて、最小歪となる16次元信号空間の
出力ベクトルのセットが原点に近い順に書き込まれてい
る。すなわち、16次元信号空間において原点に近い距
離にある出力ベクトル(歪 d (0, yi)が小さい出力ベク
トル)から順に
【0093】
【数21】
【0094】のアドレスに配列しておく。
【0095】順次、読み出され出力ベクトルレジスタ
(25)にラッチされた各出力ベクトルレジスタの
【0096】
【数22】
【0097】について、入力ベクトルX fと各要素毎に差
の絶対値を、並列演算器(26)と絶対値演算器(2
7)で算出する。この各要素歪の最大値を入出力ベクト
ル間の歪d (X f, y i) として最大要素歪検出器(28)
で求める。ここで
【0098】
【数23】 である。( K = 1, 2,…, 16)次に、最小歪出力ベクト
ル検出器(29)は、前記歪 d (X f, y i) が最小となる
出力ベクトルを検出する。最小歪出力ベクトルと入力ベ
クトルの最小歪Dは
【0099】
【数24】
【0100】となる。この最大歪Dがベクトル量子化雑
音である。
【0101】最小歪出力ベクトル検出器(29)は、入
出力ベクトル間の歪が最小となる出力ベクトルを検出し
て、ストローブ信号をインデックスラッチ(30)に送
出する。インデックスラッチ(30)では各入力ベクト
ルX Lに対して最小歪となる出力ベクトルy iのアドレスに
対応するインデックスiがラッチされる。このインデッ
クスiにスレッショルドレベルを設定し、スレッショル
ド回路(31)で所定のレベルを超えるものはiの値を
送出し、超えないものは、零ベクトルとして特殊コード
を送出する。このスレッショルド回路(31)の出力を
出力ベクトル符号化信号(18)としてベクトル量子化
符号器に送出する。
【0102】図6のベクトル量子化復号化器において
は、出力ベクトルインデックスiと零ベクトルに対応す
る特殊コードから構成される出力ベクトル符号化信号
(18)を所定の出力ベクトルに復号する。インデック
スラッチ(31)は出力ベクトルのインデックスiをラ
ッチし、図5の符号化器におけるものと同一出力ベクト
ルのセットが書き込まれた出力ベクトルコードテーブル
(24)からインデックスiに対応する出力ベクトルy i
を読み出す。この出力ベクトル
【0103】
【数25】
【0104】は出力ベクトルシフトレジスタ(32)に
並列にラッチされた後、yi1, yi2, …, yi16の順にベク
トル量子化フレーム間差分信号(19)として直列に出
力される。また、特殊コードが送出されてきたときは、
出力ベクトルシフトレジスタ(32)にリセットされ零
ベクトルとして、零を順に16回出力する。
【0105】以上の如く、図5ベクトル量子化符号化器
のスレッショルド回路(31)のスレッショルドレベル
を出力ベクトルコードブック(24)が原点に近い順に
アドレス1, 2, …, N を付して記憶している出力ベクト
ルのアドレスの任意の値に設定し、零ベクトルの特殊コ
ードが多数発生すれば送出符号長が短くなるような伝送
路符号を通信路に設ければ、スレッショルドレベルの制
御をアドレス値を指定するだけの簡易な構成で情報発生
量を制御できる。例えば、設定するスレッショルドレベ
ルを高くすると、通信路に対する情報発生量を減少させ
ることができる。つまり、画像が静止している状態では
情報の発生があまりないので、スレッショルドレベルを
高く設定すれば良い。
【0106】更に、ベクトル量子化そのものが多次元信
号空間における量子化を実行するためガウス雑音に強
く、個々のサンプルのフレーム間差分信号に重畳した雑
音成分を平均化し、情報発生量を抑圧する効果がある。
【0107】スレッショルドレベルで零になる部分は、
スカラ量子化の場合には値のしきい値判定にすぎない
が、一方、本願の実施例におけるフレーム間ベクトル量
子化の場合には多次元信号空間における原点を中心と
し、代表点の設定に基づいて形状に自由度が持たせられ
る超球面内の空間となる。フレーム間ベクトル量子化に
おいて多次元信号空間の原点に近いベクトルをスレッシ
ョルド処理を用いて判別するということは、雑音などの
ランダムなパターンは零ベクトルとし、信号の微小変化
パターンは符号化するようにできるという効果がある。
一般的にスカラ量子化のスレッショルド処理においては
単一の信号系列で判定するために、信号と雑音の区別を
知ることが困難である。以上の如く本発明の実施例にお
けるベクトル量子化方式フレーム間符号化装置では、フ
レーム間差分信号を複数個まとめてベクトル量子化し、
多次元信号空間で原点に近い出力ベクトルをスレッショ
ルドレベルの設定により抑圧するように構成したので、
簡易な構成で効率の高く、画質のよいフレーム間符号化
装置が実現できる。本装置は商用テレビジョン、変化部
分静止画伝送、あるいは会議用テレビジョンの高能率符
号化に適用できる。
【0108】なお以上は、フレーム間差分信号の16個
のサンプルをまとめてベクトル量子化する場合について
説明したが、ブロック化するサンプルの構成方法は任意
である。更に、ベクトル量子化符号化器の前に、各ブロ
ックのサンプル値の標準偏差あるいは偏差の絶対値の中
央値で正規化し、ベクトル量子化復号化器の後で正規化
定数を乗じて復元し、フレーム間の画像信号の振幅変化
への追従性をアダプティブに制御することも可能であ
る。この場合出力ベクトルのセットは正規化出力ベクト
ルにて構成する。
【0109】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るベクトル量
子化方式フレーム間符号化装置では、最小歪出力ベクト
ルが入力ベクトルの処理単位で入力ベクトルに対応して
制御可能な設定値よりも原点に近い距離にある場合、零
ベクトルとするように制御する構成なので、設定値の制
御により情報発生量を制御することができる効果があ
る。又、簡易な構成で効率の高く画質の良い画像の伝送
可能なフレーム間符号化装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は従来のフレーム間符号化装置で、同図
(a)は符号化器、同図(b)は復号化器の構成図であ
る。
【図2】図2はラスター走査される画像信号のフレーム
間における画素の配列関係を示す説明図である。
【図3】図3はこの発明に係るベクトル量子化方式フレ
ーム間符号化装置の一実施例を示す構成図で同図(a)
は符号化器、同図(b)は復号化器を示す図である。
【図4】図4はベクトル量子化における入出力ベクトル
の関係を示す説明図である。
【図5】図5はベクトル量子化符号化器の一実施例を示
す構成図である。
【図6】図6はベクトル量子化復号化器の一実施例を示
す構成図である。
【符号の説明】
1 減算器 2 スカラー量子化器 3 加算器 4 フレームメモリ 10 ラスター/ブロック走査変換器 11 ベクトル量子化符号化器 12 ベクトル量子化復号化器 13 ブロック走査フレームメモリ 14 ブロック/ラスター走査変換器 22 入力ベクトルレジスタ 23 アドレスカウンタ 24 出力ベクトルコードテーブル 25 出力ベクトルレジスタ 26 並列減算器 27 並列絶対値演算器 28 最大要素歪検出器 29 最小歪出力ベクトル検出器 30 インデックスラッチ 31 スレッショルド回路 32 出力ベクトルシフトレジスタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される画像信号を少なくとも1フレ
    ーム分記憶するフレームメモリと、入力信号系列をK個
    (Kは複数)毎にまとめてブロック化した最新の画像信
    号が入力されたとき前記記憶部からその1フレーム前の
    画面上で同一位置に対応する位置のブロック化された1
    フレーム前予測信号を読み出しフレーム間差分信号系列
    を算出する減算器と、前記フレーム間差分信号系列をK
    個毎にまとめて入力ベクトルとし、この入力ベクトルの
    全てが含まれるK次元信号空間RKの中の所定数の代表
    点、すなわちあらかじめ最適な配列となるように選ばれ
    た出力ベクトルのセットの中から入出力ベクトル間の歪
    (K次元信号空間での距離)が最小となる出力ベクトル
    の識別コードに入力ベクトルを符号化すると共に、最小
    歪出力ベクトルがK次元信号空間において、入力ベクト
    ルの処理単位で入力ベクトルに対応して制御可能な設定
    値よりも原点に近い距離にある場合は零ベクトルの識別
    コードに符号化して最小歪出力ベクトルのコードを送出
    するベクトル量子化符号化器と、前記最小歪出力ベクト
    ルのコードから相当する出力ベクトルに復号化し、前記
    出力ベクトルのブロックをベクトル量子化フレーム間差
    分信号系列として順次出力するベクトル量子化復号器
    と、前記ベクトル量子化フレーム間差分信号系列と前記
    フレームメモリから読み出される画面上同一位置のブロ
    ックの1フレーム前予測信号系列を順次加算してベクト
    ル量子化雑音を含む最新の画像信号を再生し、該再生画
    像信号系列を前記フレームメモリに書き込ませるように
    出力する加算器とを備えたことを特徴とするベクトル量
    子化方式フレーム間符号化装置。
  2. 【請求項2】 ベクトル量子化に際し、出力ベクトルの
    セットをK次元信号空間RKの原点に近い順に出力ベクト
    ルコードテーブルメモリに書き込んだ出力ベクトルコー
    ドテーブルメモリと、前記出力ベクトルと入力ベクトル
    の各要素間の差の絶対値が最小となる出力ベクトルを最
    小歪(最短距離)出力ベクトルとする最小歪出力ベクト
    ル算出部と、前記最小歪出力ベクトルの前記出力ベクト
    ルコードテーブルメモリにおけるアドレスを最小歪出力
    ベクトルの識別コードとすると共に、前記最小歪出力ベ
    クトルのアドレスが所定値以下の場合、零ベクトルの識
    別コードを符号化出力とするベクトル量子化符号化器と
    を備えたことを特徴とする請求項第(1)項記載のベク
    トル量子化方式フレーム間符号化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5210763A (en) * 1989-10-09 1993-05-11 The Secretary Of State For Defence In Her Britannic Majecty's Government Of The United Kingdom Of Great Britain And Northern Ireland Oscillator
WO2015105043A1 (ja) * 2014-01-08 2015-07-16 日本電気株式会社 演算システム、データベース管理装置および演算方法

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