JPH06905A - 車両内装用電気植毛品 - Google Patents
車両内装用電気植毛品Info
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- JPH06905A JPH06905A JP16480392A JP16480392A JPH06905A JP H06905 A JPH06905 A JP H06905A JP 16480392 A JP16480392 A JP 16480392A JP 16480392 A JP16480392 A JP 16480392A JP H06905 A JPH06905 A JP H06905A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】鉄道車両用途にも使用可能な高度の難燃性を有
するとともに高級感、ソフト風合いを有する車両内装材
料を提供する。 【構成】熱伝導度が0.3Cal/cm・s・deg以
上の基材であって、かつ基材の厚さよりも繊維長が短い
ポリエステル繊維を繊維密度50g/m2 以上に植毛し
た難燃性を有する車両内装用電気植毛品。 【効果】繊維密度を特定化すると共に基板および繊維を
特定化することによってソフト風合い、視覚に訴える高
級感を有しながら鉄道車両用途にも十分使用可能なレベ
ルの燃焼性能を有する電気植毛品となる。
するとともに高級感、ソフト風合いを有する車両内装材
料を提供する。 【構成】熱伝導度が0.3Cal/cm・s・deg以
上の基材であって、かつ基材の厚さよりも繊維長が短い
ポリエステル繊維を繊維密度50g/m2 以上に植毛し
た難燃性を有する車両内装用電気植毛品。 【効果】繊維密度を特定化すると共に基板および繊維を
特定化することによってソフト風合い、視覚に訴える高
級感を有しながら鉄道車両用途にも十分使用可能なレベ
ルの燃焼性能を有する電気植毛品となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高度の難燃性を有する車
両内装用材料、特に鉄道車両内装用に適した難燃性電気
植毛品に関するものである。
両内装用材料、特に鉄道車両内装用に適した難燃性電気
植毛品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両内装用材料として、自動車分野では
主として合成レザーが使用され、鉄道車両分野では主と
してアルミニウムが使用されてきた。最近の自動車分野
では、高級化志向によって座席シートをはじめドアの周
囲、天井などの繊維化が急速に進んできている。これに
対し、鉄道車両分野でもアルミニウム製品に代えて各種
の合成樹脂や織物、編物を使用するなど高級化が検討さ
れている。とりわけ風合い、吸音性、断熱性が優れた電
気植毛品は高級化志向に対応しやすく、また加工性が優
れているために形状が複雑な車両内装用材料への適用が
可能である。しかし、自動車の内装素材は近年急速に繊
維化されているが、鉄道車両の内装素材は繊維化が遅れ
ている。その理由は自動車に比べて鉄道車両は、1両当
たりの輸送人員が多いため、安全性、特に火災に対する
難燃性基準がきびしく、例えば特開平3−152276
号公報に開示された立毛品では基準を満たすことが困難
であった。
主として合成レザーが使用され、鉄道車両分野では主と
してアルミニウムが使用されてきた。最近の自動車分野
では、高級化志向によって座席シートをはじめドアの周
囲、天井などの繊維化が急速に進んできている。これに
対し、鉄道車両分野でもアルミニウム製品に代えて各種
の合成樹脂や織物、編物を使用するなど高級化が検討さ
れている。とりわけ風合い、吸音性、断熱性が優れた電
気植毛品は高級化志向に対応しやすく、また加工性が優
れているために形状が複雑な車両内装用材料への適用が
可能である。しかし、自動車の内装素材は近年急速に繊
維化されているが、鉄道車両の内装素材は繊維化が遅れ
ている。その理由は自動車に比べて鉄道車両は、1両当
たりの輸送人員が多いため、安全性、特に火災に対する
難燃性基準がきびしく、例えば特開平3−152276
号公報に開示された立毛品では基準を満たすことが困難
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は鉄道車
両内装をはじめとする車両内装用材料において従来から
使用されている、例えばアルミニウム製のような無機質
材料の表面を電気植毛によって繊維化することにより高
級化を達成しようとするものであり、更に有機質繊維の
使用による可燃性の増大から懸念される火災などの安全
面での問題点を解消した材料を提供することにある。本
発明者らは車両内装用材料を高級化すると共に難燃化す
るために鋭意検討した結果、基板、繊維および基板と繊
維との相互関係を特定化することによってはじめて鉄道
車両内装用材料としての高級化、安全性を同時に満足す
る技術を完成させたものである。
両内装をはじめとする車両内装用材料において従来から
使用されている、例えばアルミニウム製のような無機質
材料の表面を電気植毛によって繊維化することにより高
級化を達成しようとするものであり、更に有機質繊維の
使用による可燃性の増大から懸念される火災などの安全
面での問題点を解消した材料を提供することにある。本
発明者らは車両内装用材料を高級化すると共に難燃化す
るために鋭意検討した結果、基板、繊維および基板と繊
維との相互関係を特定化することによってはじめて鉄道
車両内装用材料としての高級化、安全性を同時に満足す
る技術を完成させたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した本発明の目的は
熱伝導度が0.3Cal/cm・s・deg以上の基材
であって、かつ基材の厚さよりも繊維長が短く、100
0ポイズ以上の溶融粘度を有するポリエステル繊維を繊
維密度50g/m2 以上に植毛した難燃性を有する車両
内装用電気植毛品によって達成される。(ここで溶融粘
度とは温度280℃、剪断速度0/秒における溶融粘度
である)本発明の基本的な特徴は、高級感と高度な難燃
性を同時に付与できる技術である。合成樹脂などの基板
に合成繊維を植毛した製品は難燃性が不良であった。繊
維長を極端に短くすることによって難燃性は向上する
が、風合いが硬いなど高級感を満足できなかった。ま
た、繊維長を長くし繊維表面を熱硬化性樹脂で覆うこと
によって難燃性とソフト風合いがほぼ満足できたが、使
用過程における摩耗により、白化現象が顕在化する欠点
があった。本発明は燃焼性について与えられる熱の伝導
と繊維の燃焼の関係から植毛する基板の熱伝導度、厚み
および繊維長を特定し、かつ風合いを同時に満足するた
めに繊維種、繊維長を特定することによって、難燃性の
向上および高級感付与を同時に満足できる車両内装用電
気植毛品を得ることが可能になったのである。
熱伝導度が0.3Cal/cm・s・deg以上の基材
であって、かつ基材の厚さよりも繊維長が短く、100
0ポイズ以上の溶融粘度を有するポリエステル繊維を繊
維密度50g/m2 以上に植毛した難燃性を有する車両
内装用電気植毛品によって達成される。(ここで溶融粘
度とは温度280℃、剪断速度0/秒における溶融粘度
である)本発明の基本的な特徴は、高級感と高度な難燃
性を同時に付与できる技術である。合成樹脂などの基板
に合成繊維を植毛した製品は難燃性が不良であった。繊
維長を極端に短くすることによって難燃性は向上する
が、風合いが硬いなど高級感を満足できなかった。ま
た、繊維長を長くし繊維表面を熱硬化性樹脂で覆うこと
によって難燃性とソフト風合いがほぼ満足できたが、使
用過程における摩耗により、白化現象が顕在化する欠点
があった。本発明は燃焼性について与えられる熱の伝導
と繊維の燃焼の関係から植毛する基板の熱伝導度、厚み
および繊維長を特定し、かつ風合いを同時に満足するた
めに繊維種、繊維長を特定することによって、難燃性の
向上および高級感付与を同時に満足できる車両内装用電
気植毛品を得ることが可能になったのである。
【0005】本発明の特徴は基板の熱伝導度を0.3C
al/cm・s・deg以上としたことである。これは
与えられた熱量を素速く発散させるために有効である。
熱伝導度が0.3Cal/cm・s・deg未満では仮
に繊維を難燃化処理したり、もしくは繊維長を短くする
などして燃焼熱を減少させても与えられた熱は局所に留
まり結局繊維は燃焼してしまう。好ましくは熱伝導度は
0.4Cal/cm・s・deg以上である。基板に使
用できる素材としては前記の熱伝導度を満足するもので
あれば特に限定されるものではないが、アルミニウム、
銅等を好適に使用することができる。
al/cm・s・deg以上としたことである。これは
与えられた熱量を素速く発散させるために有効である。
熱伝導度が0.3Cal/cm・s・deg未満では仮
に繊維を難燃化処理したり、もしくは繊維長を短くする
などして燃焼熱を減少させても与えられた熱は局所に留
まり結局繊維は燃焼してしまう。好ましくは熱伝導度は
0.4Cal/cm・s・deg以上である。基板に使
用できる素材としては前記の熱伝導度を満足するもので
あれば特に限定されるものではないが、アルミニウム、
銅等を好適に使用することができる。
【0006】次に本発明においては基板の厚みと繊維長
の関係を特定化することによって電気植毛品の難燃性を
満足できるレベルを見いだしたものである。十分な難燃
性を付与するためには特定の熱伝導度を有する基板の厚
みよりも繊維長の短い繊維を植毛する必要がある。ここ
で基板の厚みより長い繊維を植毛した電気植毛品は後述
する燃焼試験において「不燃性」にはならないのであ
る。好ましい繊維長は、基板の厚みの80%以下、特に
好ましくは65%以下である。風合い、高級感付与の目
的で繊維長は長い方が有利であるが、同一の基板を用い
た場合には難燃性能が低下してしまうために繊維長は2
mm以下が好ましく、1mm以下が特に好ましい。
の関係を特定化することによって電気植毛品の難燃性を
満足できるレベルを見いだしたものである。十分な難燃
性を付与するためには特定の熱伝導度を有する基板の厚
みよりも繊維長の短い繊維を植毛する必要がある。ここ
で基板の厚みより長い繊維を植毛した電気植毛品は後述
する燃焼試験において「不燃性」にはならないのであ
る。好ましい繊維長は、基板の厚みの80%以下、特に
好ましくは65%以下である。風合い、高級感付与の目
的で繊維長は長い方が有利であるが、同一の基板を用い
た場合には難燃性能が低下してしまうために繊維長は2
mm以下が好ましく、1mm以下が特に好ましい。
【0007】本発明で使用される繊維素材は、強度など
の物理特性に優れ、車両内装用材料として要求度の高い
耐光性が良好であるポリエステル繊維である。ポリエス
テル繊維の中ではポリエチレンテレフタレート繊維、ポ
リブチレンテレフタレート繊維および脂肪族ジカルボン
酸、芳香族ジカルボン酸、ジオールなどの成分を15モ
ル%以下共重合したポリエステル繊維が適用されるが、
なかでも繰り返し単位の95モル%以上がエチレンテレ
フタレートからなるポリエステルが好ましい。また、ポ
リマの溶融粘度は高い方が燃焼時の繊維の変形が少なく
難燃性向上に寄与するので好ましい。難燃性の向上に寄
与するための溶融粘度は剪断速度が0/秒、280℃に
おけるポリマの溶融粘度は1000ポイズ以上が必要で
ある。好ましくは1500ポイズ以上であり、特に好ま
しくは2000ポイズ以上である。
の物理特性に優れ、車両内装用材料として要求度の高い
耐光性が良好であるポリエステル繊維である。ポリエス
テル繊維の中ではポリエチレンテレフタレート繊維、ポ
リブチレンテレフタレート繊維および脂肪族ジカルボン
酸、芳香族ジカルボン酸、ジオールなどの成分を15モ
ル%以下共重合したポリエステル繊維が適用されるが、
なかでも繰り返し単位の95モル%以上がエチレンテレ
フタレートからなるポリエステルが好ましい。また、ポ
リマの溶融粘度は高い方が燃焼時の繊維の変形が少なく
難燃性向上に寄与するので好ましい。難燃性の向上に寄
与するための溶融粘度は剪断速度が0/秒、280℃に
おけるポリマの溶融粘度は1000ポイズ以上が必要で
ある。好ましくは1500ポイズ以上であり、特に好ま
しくは2000ポイズ以上である。
【0008】ポリエステル繊維の断面形状は特に限定さ
れないが、耐毛倒れ性を改善する目的で非円形断面であ
ることが好ましい。好ましい断面形状としては偏平断面
がソフト風合い、耐毛倒れ性向上の点から好ましく、偏
平比が2.0以上が特に好ましい。ここで、扁平比とは
糸軸に直角な糸断面における短径aに対する長径bの比
で表わす(図1参照)。さらに高級感を付与するために
鏡面反射を防止できる形状、例えば図1に示すような繊
維1の外周面の凸部2が8個以上有する形状が好まし
い。
れないが、耐毛倒れ性を改善する目的で非円形断面であ
ることが好ましい。好ましい断面形状としては偏平断面
がソフト風合い、耐毛倒れ性向上の点から好ましく、偏
平比が2.0以上が特に好ましい。ここで、扁平比とは
糸軸に直角な糸断面における短径aに対する長径bの比
で表わす(図1参照)。さらに高級感を付与するために
鏡面反射を防止できる形状、例えば図1に示すような繊
維1の外周面の凸部2が8個以上有する形状が好まし
い。
【0009】基板は前述したように0.3Cal/cm
・s・deg以上の熱伝導度を有していることが必要で
あるが、基板の厚さは難燃性の点からは厚い方が熱伝導
量が大きく好ましい。しかし基板が厚くなると重量が増
加し、ひいては車両重量の増加をもたらすため、現在求
められている軽量化に逆行することになるので、難燃性
と軽量化はこの点で相反するものである。難燃性と軽量
化を同時に満足する基板の厚さは3mm以下が好まし
く、より好ましくは1.5mm以下である。
・s・deg以上の熱伝導度を有していることが必要で
あるが、基板の厚さは難燃性の点からは厚い方が熱伝導
量が大きく好ましい。しかし基板が厚くなると重量が増
加し、ひいては車両重量の増加をもたらすため、現在求
められている軽量化に逆行することになるので、難燃性
と軽量化はこの点で相反するものである。難燃性と軽量
化を同時に満足する基板の厚さは3mm以下が好まし
く、より好ましくは1.5mm以下である。
【0010】また、電気植毛品の触感は植毛密度が高い
方が高級感に富んでいて好ましい。電植品の触感と難燃
性を両立させるためには、植毛密度は50g/m2 以上
とすることが必要である。植毛密度が50g/m2 未満
では触感が満足されず、一方、植毛密度が150g/m
2 以上では高級感付与効果が頭打ちになると同時にコス
トアップ要因となるので好ましくない。難燃性を向上す
るためには電気植毛した後で繊維の表面にメラミン樹脂
などの熱硬化樹脂を付与することが有効であるが、摩耗
によって白化する懸念があるので樹脂の付与量はパイル
繊維に対して10重量%以下が好ましい。
方が高級感に富んでいて好ましい。電植品の触感と難燃
性を両立させるためには、植毛密度は50g/m2 以上
とすることが必要である。植毛密度が50g/m2 未満
では触感が満足されず、一方、植毛密度が150g/m
2 以上では高級感付与効果が頭打ちになると同時にコス
トアップ要因となるので好ましくない。難燃性を向上す
るためには電気植毛した後で繊維の表面にメラミン樹脂
などの熱硬化樹脂を付与することが有効であるが、摩耗
によって白化する懸念があるので樹脂の付与量はパイル
繊維に対して10重量%以下が好ましい。
【0011】本発明の電気植毛品は例えば次のようにし
て製造することができる。単繊維繊度が3.0デニー
ル、相対粘度が2.6で繊維横断面が偏平断面形のポリ
エチレンテレフタレート繊維を0.6mmに切断し、ベ
ージュ色に染色した。このパイル繊維に電着処理を施し
て、鉄道車両用として車両の部位に応じて賦形加工した
厚さ1.0mmのアルミニウム板に電気植毛加工して植
毛密度が100g/m2 の電気植毛品を製造した。この
電気植毛品を80℃の乾熱空気で処理して繊維を固着さ
せる。
て製造することができる。単繊維繊度が3.0デニー
ル、相対粘度が2.6で繊維横断面が偏平断面形のポリ
エチレンテレフタレート繊維を0.6mmに切断し、ベ
ージュ色に染色した。このパイル繊維に電着処理を施し
て、鉄道車両用として車両の部位に応じて賦形加工した
厚さ1.0mmのアルミニウム板に電気植毛加工して植
毛密度が100g/m2 の電気植毛品を製造した。この
電気植毛品を80℃の乾熱空気で処理して繊維を固着さ
せる。
【0012】
【実施例】以下の実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。なお、実施例中で用いる試験方法は次の通りで
ある。 難燃性:鉄道車両用材料試験法で規定されている方法に
準じて評価した。評価結果は、前記試験方法に定められ
ている燃焼性基準「不燃性」、「極難燃性」、「難燃
性」、「緩燃性」、および「可燃性」の5段階で表示し
た。
明する。なお、実施例中で用いる試験方法は次の通りで
ある。 難燃性:鉄道車両用材料試験法で規定されている方法に
準じて評価した。評価結果は、前記試験方法に定められ
ている燃焼性基準「不燃性」、「極難燃性」、「難燃
性」、「緩燃性」、および「可燃性」の5段階で表示し
た。
【0013】実施例1 固有粘度が0.65のポリエチレンテレフタレートを使
用して、単繊維繊度2.5デニ−ルで図1に示したよう
な繊維1の外周面に凸部2を有する偏平断面のポリエス
テル繊維を製造した。この繊維の溶融粘度は2200ポ
イズであった。この繊維を0.6mmに切断し、ベージ
ュ色に染色した。このパイル繊維に電着処理を施して熱
伝導度が0.49Cal/cm・s・degで鉄道車両
用の天井材に応じて賦形加工した厚さ1.0mmのアル
ミニウム板に電気植毛加工して植毛密度100g/m2
の電気植毛品を製造した。得られたサンプルの燃焼性は
「不燃性」であった。風合いは十分なソフト風合いを有
していた。
用して、単繊維繊度2.5デニ−ルで図1に示したよう
な繊維1の外周面に凸部2を有する偏平断面のポリエス
テル繊維を製造した。この繊維の溶融粘度は2200ポ
イズであった。この繊維を0.6mmに切断し、ベージ
ュ色に染色した。このパイル繊維に電着処理を施して熱
伝導度が0.49Cal/cm・s・degで鉄道車両
用の天井材に応じて賦形加工した厚さ1.0mmのアル
ミニウム板に電気植毛加工して植毛密度100g/m2
の電気植毛品を製造した。得られたサンプルの燃焼性は
「不燃性」であった。風合いは十分なソフト風合いを有
していた。
【0014】実施例2 繊維長を0.8mmに変更した以外は実施例1と同様に
テストを実施した。燃焼試験結果は実施例1と同様に
「不燃性」であった。風合いは実施例1より更にソフト
風合いであった。
テストを実施した。燃焼試験結果は実施例1と同様に
「不燃性」であった。風合いは実施例1より更にソフト
風合いであった。
【0015】実施例3 繊維長を0.4mmに変更した以外は実施例1と同様に
テストを実施した。燃焼試験結果は実施例1と同様に
「不燃性」であった。風合いは実施例1より若干硬い風
合いであった。
テストを実施した。燃焼試験結果は実施例1と同様に
「不燃性」であった。風合いは実施例1より若干硬い風
合いであった。
【0016】実施例4 アルミニウム板の厚さを2.0mmに変更した以外は実
施例1と同様にテストを実施した。燃焼試験結果は「不
燃性」であった。風合いは十分なソフト風合いであっ
た。
施例1と同様にテストを実施した。燃焼試験結果は「不
燃性」であった。風合いは十分なソフト風合いであっ
た。
【0017】実施例5 繊維の植毛密度を60g/m2 に変更した以外は実施例
1と同様にテストを実施した。燃焼試験結果は「不燃
性」であった。風合いは実施例1より若干硬い風合いで
あった。
1と同様にテストを実施した。燃焼試験結果は「不燃
性」であった。風合いは実施例1より若干硬い風合いで
あった。
【0018】実施例6 繊維の植毛密度を150g/m2 に変更した以外は実施
例1と同様にテストを実施した。燃焼テスト結果は「不
燃性」であった。風合いは実施例1よりも更にソフト風
合いであった。
例1と同様にテストを実施した。燃焼テスト結果は「不
燃性」であった。風合いは実施例1よりも更にソフト風
合いであった。
【0019】実施例7 ポリエチレンタレフタレートの固有粘度を0.59に変
更した以外は実施例1と同様にテストを実施した。なお
この繊維の溶融粘度は1300ポイズであった。燃焼試
験の結果は「極難燃性」であった。
更した以外は実施例1と同様にテストを実施した。なお
この繊維の溶融粘度は1300ポイズであった。燃焼試
験の結果は「極難燃性」であった。
【0020】比較実施例1 繊維長を1.2mmに変更した以外は実施例1と同様に
テストを実施した。燃焼試験結果は「難燃性」であり、
鉄道車両内装用材料としては不十分なレベルであった。
風合いは実施例1と同様にソフト風合いであった。
テストを実施した。燃焼試験結果は「難燃性」であり、
鉄道車両内装用材料としては不十分なレベルであった。
風合いは実施例1と同様にソフト風合いであった。
【0021】比較実施例2 繊維の植毛密度を40g/m2 に変更した以外は実施例
1と同様にテストを実施した。燃焼試験結果は「難燃
性」であり、鉄道車両内装用材料としては不十分なレベ
ルであった。風合いは粗硬風合いであった。
1と同様にテストを実施した。燃焼試験結果は「難燃
性」であり、鉄道車両内装用材料としては不十分なレベ
ルであった。風合いは粗硬風合いであった。
【0022】比較実施例3 ポリエチレンタレフタレートの固有粘度を0.56に変
更した以外は実施例1と同様に実施した。なおこの繊維
の溶融粘度は800ポイズであった。燃焼試験の結果は
「難燃性」であった。
更した以外は実施例1と同様に実施した。なおこの繊維
の溶融粘度は800ポイズであった。燃焼試験の結果は
「難燃性」であった。
【0023】比較実施例4 基板として熱伝導度が0.12Cal/cm・s・de
gの鉄に変更した以外は実施例1と同様にテストを実施
した。燃焼試験結果は「難燃性」であり、鉄道車両内装
材料としては不十分なレベルであった。
gの鉄に変更した以外は実施例1と同様にテストを実施
した。燃焼試験結果は「難燃性」であり、鉄道車両内装
材料としては不十分なレベルであった。
【0024】
【表1】
【0025】
【発明の効果】繊維長、繊維密度を特定化すると共に基
板および繊維を特定化することによってソフト風合い、
視覚に訴える高級感を有しながら鉄道車両用途にも十分
使用可能なレベルの難燃性を有する電気植毛品となる。
板および繊維を特定化することによってソフト風合い、
視覚に訴える高級感を有しながら鉄道車両用途にも十分
使用可能なレベルの難燃性を有する電気植毛品となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明において採用される異型糸断面であ
る。◎
る。◎
1:ポリエステル繊維 2:凸部
Claims (1)
- 【請求項1】熱伝導度が0.3Cal/cm・s・de
g以上の基材であって、かつ基材の厚さよりも繊維長が
短く、1000ポイズ以上の溶融粘度を有するポリエス
テル繊維を繊維密度50g/m2 以上に植毛した難燃性
を有する車両内装用電気植毛品。(ここで溶融粘度とは
温度280℃、剪断速度0/秒における溶融粘度であ
る)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16480392A JPH06905A (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 車両内装用電気植毛品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16480392A JPH06905A (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 車両内装用電気植毛品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06905A true JPH06905A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=15800222
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16480392A Pending JPH06905A (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 車両内装用電気植毛品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06905A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6263579B1 (en) | 1997-06-25 | 2001-07-24 | Kioritz Corporation | Hand-held power working machine |
-
1992
- 1992-06-23 JP JP16480392A patent/JPH06905A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6263579B1 (en) | 1997-06-25 | 2001-07-24 | Kioritz Corporation | Hand-held power working machine |
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