JPH11170901A - 車両用カーペット - Google Patents
車両用カーペットInfo
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- JPH11170901A JPH11170901A JP34027497A JP34027497A JPH11170901A JP H11170901 A JPH11170901 A JP H11170901A JP 34027497 A JP34027497 A JP 34027497A JP 34027497 A JP34027497 A JP 34027497A JP H11170901 A JPH11170901 A JP H11170901A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 3層繊維ウエブ構成において、スケ防止を白
色系の低融点ポリエステル繊維を使用しながら可能に
し、同時に、成形性と共に適度な柔軟性を付与でき、コ
スト低減をより一層可能にした車両用カーペットを実現
する実現する。 【解決手段】 下フェルト層4と、上フェルト層3と、
表皮繊維層1とをこの順に重ねた状態からニードル加工
により一体化してカーペット原反に形成し、該カーペッ
ト原反が加熱・加圧成形により形状出しされる車両用カ
ーペット1において、上フェルト層3として、低融点の
ポリエステル繊維と再生ポリエステル繊維とで構成し、
前記低融点のポリエステル繊維に対し前記再生ポリエス
テル繊維を10〜60重量%の配合比で混入すると共
に、目付け量200g/m2 以上のものを用いている構
成である。
色系の低融点ポリエステル繊維を使用しながら可能に
し、同時に、成形性と共に適度な柔軟性を付与でき、コ
スト低減をより一層可能にした車両用カーペットを実現
する実現する。 【解決手段】 下フェルト層4と、上フェルト層3と、
表皮繊維層1とをこの順に重ねた状態からニードル加工
により一体化してカーペット原反に形成し、該カーペッ
ト原反が加熱・加圧成形により形状出しされる車両用カ
ーペット1において、上フェルト層3として、低融点の
ポリエステル繊維と再生ポリエステル繊維とで構成し、
前記低融点のポリエステル繊維に対し前記再生ポリエス
テル繊維を10〜60重量%の配合比で混入すると共
に、目付け量200g/m2 以上のものを用いている構
成である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロアのトリム材
であるフロアカーペットのうち、特にニードルカーペッ
ト系の車両用カーペットに関するものである。
であるフロアカーペットのうち、特にニードルカーペッ
ト系の車両用カーペットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用カーペットは、フロア面に大小の
凹凸を有しているため成形性に優れていると共に、遮音
や吸音性、保形性、外観性等の諸特性が要求される。カ
ーペットのうち、ニードルカーペットは、タフテットや
ニット系のカーペットに比し装飾性の点で多少劣るが、
量産性に優れて安価であり、適用頻度が増えている。
凹凸を有しているため成形性に優れていると共に、遮音
や吸音性、保形性、外観性等の諸特性が要求される。カ
ーペットのうち、ニードルカーペットは、タフテットや
ニット系のカーペットに比し装飾性の点で多少劣るが、
量産性に優れて安価であり、適用頻度が増えている。
【0003】従来のニードルカーペットとしては、下フ
ェルト層と、上フェルト層と、表皮繊維層とを順に重ね
た状態で、ニードル加工により各構成繊維を絡めてカー
ペット原反に形成し、そのカーペット原反のブランクを
加熱・加圧成形により形状出ししたものがある。各層の
主な機能は次の通りである。表皮繊維層は、外観つまり
装飾性を付与し、乗用車では黒色系が多く、高融点のポ
リエステル繊維が用いられている。上フェルト層は低融
点繊維であり、加熱・加圧成形により溶融ないしは半溶
融されてバインダーとして作用し、成形及び保形性と適
度な剛性を付与する。その繊維素材は通常、熱可塑性の
ポリプロピレン繊維、ポリプロピレン繊維とポリエステ
ル繊維との混合、低融点のポリエステル繊維の何れかで
ある。これに対し、下フェルト層は高融点素材のポリエ
ステル繊維又はレジンフェルトであり、専ら吸音性と緩
衝性を受け持つ。
ェルト層と、上フェルト層と、表皮繊維層とを順に重ね
た状態で、ニードル加工により各構成繊維を絡めてカー
ペット原反に形成し、そのカーペット原反のブランクを
加熱・加圧成形により形状出ししたものがある。各層の
主な機能は次の通りである。表皮繊維層は、外観つまり
装飾性を付与し、乗用車では黒色系が多く、高融点のポ
リエステル繊維が用いられている。上フェルト層は低融
点繊維であり、加熱・加圧成形により溶融ないしは半溶
融されてバインダーとして作用し、成形及び保形性と適
度な剛性を付与する。その繊維素材は通常、熱可塑性の
ポリプロピレン繊維、ポリプロピレン繊維とポリエステ
ル繊維との混合、低融点のポリエステル繊維の何れかで
ある。これに対し、下フェルト層は高融点素材のポリエ
ステル繊維又はレジンフェルトであり、専ら吸音性と緩
衝性を受け持つ。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来構造のも
のは、外観、吸音、成形性等はそれなりに優れている
が、リサイクル性等の観点から全体をできるだけ同種の
繊維素材にて構成したいという要求がある。そのような
背景から、現状品には上記カーペット構成において、特
に上フエルト層の繊維素材について、低融点ポリエステ
ル繊維100%の構成にしたものも提供されている。と
ろこが、低融点のポリエステル繊維を用いると次のよう
な問題が生じ易くなる。すなわち、低融点のポリエステ
ル繊維素材は、安価であるが、一般的に表皮繊維層の色
(黒系)と全く異なる白色である。このため、加圧成形
されたカーペットは、その白色系の繊維素材の一部が表
皮繊維層を構成している黒色系の繊維素材側に移行して
見えると言う、いわゆるスケが発生し、良好な表面外観
が維持できなくなる。このようなスケは、低融点のポリ
エステル繊維として黒色系のものを用いれば解消され
る。しかし、この方法では黒色系のポリエステル繊維が
高価であり、現実的な改善策とはなり得ない。また、低
融点ポリエステル繊維100%のものでは目付け量によ
って多少異なるが、一般的に硬くなり過ぎて、カーペッ
トが柔軟性に欠けるものとなっている。しかも製造上
は、品質を低下することなく素材構成からも一層のコス
ト低減を達成したいという要望等もある。
のは、外観、吸音、成形性等はそれなりに優れている
が、リサイクル性等の観点から全体をできるだけ同種の
繊維素材にて構成したいという要求がある。そのような
背景から、現状品には上記カーペット構成において、特
に上フエルト層の繊維素材について、低融点ポリエステ
ル繊維100%の構成にしたものも提供されている。と
ろこが、低融点のポリエステル繊維を用いると次のよう
な問題が生じ易くなる。すなわち、低融点のポリエステ
ル繊維素材は、安価であるが、一般的に表皮繊維層の色
(黒系)と全く異なる白色である。このため、加圧成形
されたカーペットは、その白色系の繊維素材の一部が表
皮繊維層を構成している黒色系の繊維素材側に移行して
見えると言う、いわゆるスケが発生し、良好な表面外観
が維持できなくなる。このようなスケは、低融点のポリ
エステル繊維として黒色系のものを用いれば解消され
る。しかし、この方法では黒色系のポリエステル繊維が
高価であり、現実的な改善策とはなり得ない。また、低
融点ポリエステル繊維100%のものでは目付け量によ
って多少異なるが、一般的に硬くなり過ぎて、カーペッ
トが柔軟性に欠けるものとなっている。しかも製造上
は、品質を低下することなく素材構成からも一層のコス
ト低減を達成したいという要望等もある。
【0005】本発明は以上のような背景に鑑みてなされ
たものである。その目的は、上記したスケ防止を白色系
の低融点ポリエステル繊維を使用しながら可能にし、同
時に、成形性と共に適度な柔軟性を付与でき、コスト低
減をより一層可能にした車両用カーペットを実現するこ
とにある。
たものである。その目的は、上記したスケ防止を白色系
の低融点ポリエステル繊維を使用しながら可能にし、同
時に、成形性と共に適度な柔軟性を付与でき、コスト低
減をより一層可能にした車両用カーペットを実現するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、吸音及び緩衝用の下フェルト層と、成形及び
保形用の上フェルト層と、装飾用の表皮繊維層とをこの
順に重ねた状態からニードル加工により一体化してカー
ペット原反に形成し、該カーペット原反が加熱・加圧成
形により形状出しされる車両用カーペットにおいて、前
記上フェルト層として、低融点のポリエステル繊維と再
生ポリエステル繊維とで構成し、前記低融点のポリエス
テル繊維に対し前記再生ポリエステル繊維を10〜60
重量%の配合比で混入すると共に、目付け量200g/
m2 以上のものを用いている構成である。
本発明は、吸音及び緩衝用の下フェルト層と、成形及び
保形用の上フェルト層と、装飾用の表皮繊維層とをこの
順に重ねた状態からニードル加工により一体化してカー
ペット原反に形成し、該カーペット原反が加熱・加圧成
形により形状出しされる車両用カーペットにおいて、前
記上フェルト層として、低融点のポリエステル繊維と再
生ポリエステル繊維とで構成し、前記低融点のポリエス
テル繊維に対し前記再生ポリエステル繊維を10〜60
重量%の配合比で混入すると共に、目付け量200g/
m2 以上のものを用いている構成である。
【0007】以上のカーペットは、3層の繊維ウエブ構
成において、特に、上フェルト層を白色系の低融点ポリ
エステル繊維を用いることから生じるスケの問題を解消
し、同時に、よりコスト低減化を達成可能にしたもので
ある。白色系の低融点ポリエステルは、他の熱可塑性低
融点繊維と比べ成形性やリサイクル性等において優れ、
かつ安価である。そこで、本発明は、それを一部として
使用すると共に、混合素材としてスケ防止及びコスト的
に有利なものを知見し、完成されたものである。すなわ
ち、本発明特長は、上フェルト層として、低融点のポリ
エステル繊維と再生ポリエステル繊維とで構成すること
により、従来のスケを再生ポリエステル繊維にて緩和し
防ぐものである。低融点のポリエステルは従来と同じく
安価な白色系のものである。再生ポリエステル繊維は通
常、B格PETと称されている灰色系のポリエステル再
生素材である。素材コストは白色系の低融点ポリエステ
ル繊維よりも安価である。
成において、特に、上フェルト層を白色系の低融点ポリ
エステル繊維を用いることから生じるスケの問題を解消
し、同時に、よりコスト低減化を達成可能にしたもので
ある。白色系の低融点ポリエステルは、他の熱可塑性低
融点繊維と比べ成形性やリサイクル性等において優れ、
かつ安価である。そこで、本発明は、それを一部として
使用すると共に、混合素材としてスケ防止及びコスト的
に有利なものを知見し、完成されたものである。すなわ
ち、本発明特長は、上フェルト層として、低融点のポリ
エステル繊維と再生ポリエステル繊維とで構成すること
により、従来のスケを再生ポリエステル繊維にて緩和し
防ぐものである。低融点のポリエステルは従来と同じく
安価な白色系のものである。再生ポリエステル繊維は通
常、B格PETと称されている灰色系のポリエステル再
生素材である。素材コストは白色系の低融点ポリエステ
ル繊維よりも安価である。
【0008】また、この混合素材構成において、低融点
のポリエステル繊維に対し再生ポリエステル繊維を10
〜60重量%の配合比で混入すると共に、目付け量20
0g/m2 以上のものを用いることにより、スケ防止と
共に上フェルト層の機能を向上するものである。この点
を詳述すると、先ず、再生ポリエステル繊維を混入する
利点は、スケを防ぐ上で有効なことに加え、カーペット
に必要な柔軟性を向上できることにある。カーペットの
柔軟性は、フロア敷設状態つまり使用時にさほど問題に
ならないが、この種のカーペットはフロア大に形成され
るために車室やトランク内に搬入する過程で周囲部等を
適宜に変形しなければならず、柔軟性に欠けると曲げ筋
等が形成され易くなり、それを防ぐ必要から重要とな
る。スケ防止と柔軟性からは、上フェルト層の通常仕様
の目付け量(250〜350g/m2)において、再生
ポリエステル繊維が10重量%以上であることが必須と
なり、それ以下ではスケ発生の虞を防いだり、適度な柔
軟性を付与できない。また、再生ポリエステル繊維が6
0重量%以上になると、成形及び保形性と適度な剛性が
維持できなくなる。目付け量は成形性の点から200g
/m2 以上であればよいが、上限は重量制限等から車体
設計上の制約を受ける。
のポリエステル繊維に対し再生ポリエステル繊維を10
〜60重量%の配合比で混入すると共に、目付け量20
0g/m2 以上のものを用いることにより、スケ防止と
共に上フェルト層の機能を向上するものである。この点
を詳述すると、先ず、再生ポリエステル繊維を混入する
利点は、スケを防ぐ上で有効なことに加え、カーペット
に必要な柔軟性を向上できることにある。カーペットの
柔軟性は、フロア敷設状態つまり使用時にさほど問題に
ならないが、この種のカーペットはフロア大に形成され
るために車室やトランク内に搬入する過程で周囲部等を
適宜に変形しなければならず、柔軟性に欠けると曲げ筋
等が形成され易くなり、それを防ぐ必要から重要とな
る。スケ防止と柔軟性からは、上フェルト層の通常仕様
の目付け量(250〜350g/m2)において、再生
ポリエステル繊維が10重量%以上であることが必須と
なり、それ以下ではスケ発生の虞を防いだり、適度な柔
軟性を付与できない。また、再生ポリエステル繊維が6
0重量%以上になると、成形及び保形性と適度な剛性が
維持できなくなる。目付け量は成形性の点から200g
/m2 以上であればよいが、上限は重量制限等から車体
設計上の制約を受ける。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態として示
した図1を参照しながら更に説明する。図1(b)は成
形カーペットの外観を示し、図1(a)は同(b)のA
−A線に沿って示す模式断面図である。図1のカーペッ
ト1は、表皮繊維層2と、中間に位置する上フェルト層
3と、裏面側を形成している下フェルト層4とを重ね
て、ニードル加工により一体化し、その原反ブランクを
加熱し不図示の成形金型にてフロア形状に加圧成形した
ものである。
した図1を参照しながら更に説明する。図1(b)は成
形カーペットの外観を示し、図1(a)は同(b)のA
−A線に沿って示す模式断面図である。図1のカーペッ
ト1は、表皮繊維層2と、中間に位置する上フェルト層
3と、裏面側を形成している下フェルト層4とを重ね
て、ニードル加工により一体化し、その原反ブランクを
加熱し不図示の成形金型にてフロア形状に加圧成形した
ものである。
【0010】表皮繊維層2及び下フェルト層4は従来と
同じ構成であり、上フェルト層3だけが変更されてい
る。すなわち、表皮繊維層2は外観つまり装飾性を付与
するもので、高融点のポリエステル繊維が用いられてい
る。この高融点ポリエステル繊維は最適な目付け量25
0g/m2のものであり、黒色系の繊維素材である。下
フェルト層4は吸音性と緩衝性等を付与するもので、高
融点のポリエステル繊維である。この繊維素材は通常、
目付け量300g/m2程度のものである。
同じ構成であり、上フェルト層3だけが変更されてい
る。すなわち、表皮繊維層2は外観つまり装飾性を付与
するもので、高融点のポリエステル繊維が用いられてい
る。この高融点ポリエステル繊維は最適な目付け量25
0g/m2のものであり、黒色系の繊維素材である。下
フェルト層4は吸音性と緩衝性等を付与するもので、高
融点のポリエステル繊維である。この繊維素材は通常、
目付け量300g/m2程度のものである。
【0011】これに対し、上フェルト層3は低融点繊維
素材であり、加熱・加圧成形により溶融ないしは半溶融
されてバインダーとして機能し、成形及び保形性と適度
な剛性を付与するものである。その繊維素材は低融点
(通常、融点が110℃)のポリエステル繊維と再生ポ
リエステル繊維とからなる。低融点ポリエステルは従来
と同様に安価な白色系の繊維素材である。再生ポリエス
テル繊維は、B格PETと通称されている灰色系のポリ
エステル再生品であり、通常、融点が255℃で、形状
的には丸断面で、2〜6デニール程度の大きさとなって
いる。この配合比は、下記の表1に示すように、使用フ
ェルト素材の目付け量によって異なるが、通常仕様の目
付け量200g/m2 以上の条件において、低融点のポ
リエステル繊維に対し再生ポリエステル繊維を10〜6
0重量%、より好ましくは20〜40重量%の混率であ
る。この混率は、成形カーペット1として、スケ防止に
加えて、成形性及び保形性と共に柔軟性等が理想的な状
態となる必要最小限の条件である。
素材であり、加熱・加圧成形により溶融ないしは半溶融
されてバインダーとして機能し、成形及び保形性と適度
な剛性を付与するものである。その繊維素材は低融点
(通常、融点が110℃)のポリエステル繊維と再生ポ
リエステル繊維とからなる。低融点ポリエステルは従来
と同様に安価な白色系の繊維素材である。再生ポリエス
テル繊維は、B格PETと通称されている灰色系のポリ
エステル再生品であり、通常、融点が255℃で、形状
的には丸断面で、2〜6デニール程度の大きさとなって
いる。この配合比は、下記の表1に示すように、使用フ
ェルト素材の目付け量によって異なるが、通常仕様の目
付け量200g/m2 以上の条件において、低融点のポ
リエステル繊維に対し再生ポリエステル繊維を10〜6
0重量%、より好ましくは20〜40重量%の混率であ
る。この混率は、成形カーペット1として、スケ防止に
加えて、成形性及び保形性と共に柔軟性等が理想的な状
態となる必要最小限の条件である。
【0012】以上の表皮繊維層2と、上フェルト層3
と、下フェルト層4の繊維素材は通常のニードルを使用
して表皮繊維層2側からニードル加工が施され、各層
2,3,4を構成している繊維素材の一部を他層内に移
行させ、互いに絡合一体化される。その後、カーペット
1の大きさに対応して原反ブランク大にカットされ、こ
れを温度160〜200℃に加熱し、成形金型により加
圧成形される。
と、下フェルト層4の繊維素材は通常のニードルを使用
して表皮繊維層2側からニードル加工が施され、各層
2,3,4を構成している繊維素材の一部を他層内に移
行させ、互いに絡合一体化される。その後、カーペット
1の大きさに対応して原反ブランク大にカットされ、こ
れを温度160〜200℃に加熱し、成形金型により加
圧成形される。
【0013】表1は、以上の構成からなるカーペット1
について、上フェルト層3の混率((低融点ポリエステ
ル繊維Aに対し再生ポリエステル繊維Bの配合比)と、
上フェルト層3の構成ウエブの目付け量(g/m2)を変
えた多数のサンプルを作成し、各サンプルを用い前述の
条件でニードル加工及び加熱・加圧成形して得られたカ
ーペットの試験品について、成形性及び保形性と柔軟性
の観点から評価した結果を一覧表示したものである。な
お、表1において、各配合比(A:B)は重量%であ
る。評価は各試験品の横各欄中に、○印,×印,△印に
て表示した。○印は成形性及び保形性と柔軟性が共に良
好であることを示している。これに対し、×印は成形性
及び保形性不良となり、△印は柔軟性不良となり、何れ
もが品質上、好ましくないものであることを示してい
る。
について、上フェルト層3の混率((低融点ポリエステ
ル繊維Aに対し再生ポリエステル繊維Bの配合比)と、
上フェルト層3の構成ウエブの目付け量(g/m2)を変
えた多数のサンプルを作成し、各サンプルを用い前述の
条件でニードル加工及び加熱・加圧成形して得られたカ
ーペットの試験品について、成形性及び保形性と柔軟性
の観点から評価した結果を一覧表示したものである。な
お、表1において、各配合比(A:B)は重量%であ
る。評価は各試験品の横各欄中に、○印,×印,△印に
て表示した。○印は成形性及び保形性と柔軟性が共に良
好であることを示している。これに対し、×印は成形性
及び保形性不良となり、△印は柔軟性不良となり、何れ
もが品質上、好ましくないものであることを示してい
る。
【0012】
【表1】
【0013】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係る車両
用カーペットは、従来の構成に対し、上フェルト層とし
て、低融点のポリエステル繊維と再生ポリエステル繊維
とで構成し、低融点のポリエステル繊維に対し再生ポリ
エステル繊維を10〜60重量%の配合比で混入するこ
とにより、上フェルト層を白色系の低融点ポリエステル
繊維を用いることから生じるスケの問題を解消し、同時
に、良好な成形性と共に適度な柔軟性を付与することが
でき、しかもコスト低減も可能となる。
用カーペットは、従来の構成に対し、上フェルト層とし
て、低融点のポリエステル繊維と再生ポリエステル繊維
とで構成し、低融点のポリエステル繊維に対し再生ポリ
エステル繊維を10〜60重量%の配合比で混入するこ
とにより、上フェルト層を白色系の低融点ポリエステル
繊維を用いることから生じるスケの問題を解消し、同時
に、良好な成形性と共に適度な柔軟性を付与することが
でき、しかもコスト低減も可能となる。
【図1】本発明車両用カーペット例の要部構成を示す模
式図である。
式図である。
1 カーペット 2 表皮繊維層 3 上フェルト層 4 下フェルト層
Claims (2)
- 【請求項1】 吸音及び緩衝用の下フェルト層と、成形
及び保形用の上フェルト層と、装飾用の表皮繊維層とを
この順に重ねた状態からニードル加工により一体化して
カーペット原反に形成し、該カーペット原反が加熱・加
圧成形により形状出しされる車両用カーペットにおい
て、 前記上フェルト層として、低融点のポリエステル繊維と
再生ポリエステル繊維とで構成し、前記低融点のポリエ
ステル繊維に対し前記再生ポリエステル繊維を10〜6
0重量%の配合比で混入すると共に、目付け量200g
/m2 以上のものを用いている、ことを特徴とする車両
用カーペット。 - 【請求項2】 前記表皮繊維層が黒色系の高融点ポリエ
ステル繊維素材であり、前記上フェルト層のポリエステ
ル繊維が白色系の繊維素材である請求項1に記載の車両
用カーペット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34027497A JPH11170901A (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | 車両用カーペット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34027497A JPH11170901A (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | 車両用カーペット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11170901A true JPH11170901A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18335380
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34027497A Pending JPH11170901A (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | 車両用カーペット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11170901A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002193014A (ja) * | 2000-12-25 | 2002-07-10 | Kasai Kogyo Co Ltd | 車両用フロアカーペット |
| JP2008174050A (ja) * | 2007-01-17 | 2008-07-31 | Hayashi Engineering Inc | 積層構造物 |
| US7988400B2 (en) | 2005-02-24 | 2011-08-02 | Yuyama Mfg. Co., Ltd. | Vial conveyance device and arm for the same |
-
1997
- 1997-12-10 JP JP34027497A patent/JPH11170901A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002193014A (ja) * | 2000-12-25 | 2002-07-10 | Kasai Kogyo Co Ltd | 車両用フロアカーペット |
| US7988400B2 (en) | 2005-02-24 | 2011-08-02 | Yuyama Mfg. Co., Ltd. | Vial conveyance device and arm for the same |
| JP2008174050A (ja) * | 2007-01-17 | 2008-07-31 | Hayashi Engineering Inc | 積層構造物 |
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