JPH069151A - 金属コード用トラバースローラ - Google Patents

金属コード用トラバースローラ

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JPH069151A
JPH069151A JP16485692A JP16485692A JPH069151A JP H069151 A JPH069151 A JP H069151A JP 16485692 A JP16485692 A JP 16485692A JP 16485692 A JP16485692 A JP 16485692A JP H069151 A JPH069151 A JP H069151A
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cord
roller
traverse
groove
traverse roller
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JP16485692A
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Kenichi Okamoto
賢一 岡本
Akira Nagamine
彰 長峯
Akira Kishimoto
明 岸本
Satoru Kamitamari
悟 上玉利
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造後或いは巻替時の金属コードを、残留捩
れが長手方向にばらつかないように巻取ることのできる
トラバースローラを提供する。 【構成】 金属コード3を線掛けして巻取りリールに案
内する外周のV溝11を、溝底半径Rが金属コード3の
直径Dの1/2以下であり、溝角度αが30〜60°で
ある形にする。このV溝を有するトラバースローラ10
は、コードの捩れと自転の防止効果が得られ、そのた
め、コードのしごきがなくなり、しごきが原因となる残
留捩れのばらつきが小さくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属フィラメントを撚
り合わせて作られる各種用途の金属コードを撚線機で製
造後巻取る場合、或いは一度巻取ったコードを別のリー
ルに巻替機で巻取る場合に巻取り中のリールの巻取り面
に金属コードを正しく案内する目的で用いられるトラバ
ースローラに関する。
【0002】
【従来の技術】繊維糸や金属線等の線状体をリールに巻
取る際には、巻取り面に平均一様にスムーズに巻取るた
めにリールの回転に同調してリール軸方向に往復運動し
ながら線状体を巻取り面に案内するトラバーサが用いら
れる。例えば、発明者が取扱っているゴム物品補強用金
属コードを製造するための撚線機の巻取装置には、トラ
バースローラを具備したトラバーサを採用している。な
お、このトラバーサに用いるトラバースローラは、金属
コードを案内する外周のV溝について、溝角度を90〜
150°、溝底半径を金属コードの直径の1〜3倍程度
に設計している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のトラバーサを使
ってリールに巻取った金属コードは、品質が悪くなる。
発明者等は、その原因が前述の設計のトラバースローラ
にあることを突き止めた。即ち、金属コードには繊維糸
や金属単線と違って撚線加工による捩れ応力が残留して
おり(以下残留捩れと言う)しかも、撚り目がある角度
でついている。このような金属コードがローラ部で少な
からずしごきを受けながら巻取られるため、このコード
をルーズ(動きの余裕がある状態)に受け入れる従来の
トラバースローラでは、残留捩れとしごきにより新たに
発生する捩れが張力変動、ローラとの接触状態の変化な
どにより蓄積されては開放されると言うサイクルを繰り
返し、その結果、巻取り後の金属コードの残留捩れがコ
ード長手方向の各部でばらつき、コードの単位長さ当り
の残留捩れの標準偏差、平均値も大きくなることが判っ
た。
【0004】なお、ローラ部で金属コードがしごかれる
のは、トラバースローラの移動に伴う最終ガイドローラ
とトラバースローラ間での送線方向の変化やコード自身
のトラバースローラに比べての遅れ気味の移動等により
ローラ上でコードが振れる(溝面との接触位置が変わ
る)ことが大きな原因になっていると考えられる。
【0005】本発明は、この巻取り時の品質悪化の問題
を、トラバースローラのV溝の形状の工夫、更には同ロ
ーラの配置の工夫によって解決しようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題点
を無くするために、トラバースローラの外周のV溝を、
次のa)、b)の条件を満たす形状にする。
【0007】a) R<D/2 D:金属コー
ドの直径(mm) R:溝底半径(mm) b) 30°≦α≦60° α:溝角度(°) このトラバースローラは、ひとつのトラバーサに複数個
具備させ、各ローラを順に経由して金属コードを案内す
るとその効果が顕著になる。また、この際、複数個のト
ラバースローラを、線掛けされる金属コードの個々のロ
ーラに対する接触角の合計値が270℃以上になるよう
に配置するとよりすぐれた効果を発揮する。
【0008】
【作用】上記のV溝によると、金属コードが溝底から浮
き、溝の2側面に挟まれるようにして支えられる。実際
の巻取り時には、この状態で金属コードに適度の巻取り
張力が加えられるため、コードが溝に喰い込むような力
が生じて溝面による拘束力が高まり、そのため、金属コ
ードの振れ、自転が起こらず、コードのしごきが回避さ
れて残留捩れの蓄積、開放並びに新たに発生する捩れが
なくなる。
【0009】なお、本発明のトラバースローラを複数個
組合わせて用いるトラバーサは、金属コードの接触抵抗
がローラ数の増加によって高まる。中でも、各トラバー
スローラに対する金属コードの接触角の合計値を270
°以上にしたものは、この接触抵抗の増加が著しく、拘
束の信頼性向上の面で有利になる。
【0010】
【実施例】図1に、本発明のトラバースローラの一例を
示す。図のように、このトラバースローラ10の外周に
は、溝底半径Rが金属コード3の直径の1/2未満、溝
角度αが30〜60°のV溝11が設けられている。
【0011】このトラバースローラを具備させるトラバ
ーサは、ガイド骨子でガイドしてボールねじ機構で推進
させ、リールの内幅の両端で移動方向を反転させるよう
な周知のものでよい。図2の二度撚り撚線機にも図には
示していないがこのようなトラバーサを採用している。
【0012】この図2の二度撚り撚線機は、複数本の金
属フィラメント1を撚り口ダイス2へ導き、フライヤ8
を回転させて二度撚り後、仮撚り装置5で金属コード3
の残留捩れを調整し、引取りキャプスタン6により定速
引取りを行う。また、その後、ガイドローラ7を経てト
ラバーサに取付けた3個のトラバースローラ10を通過
させ、巻取りリール9に巻取る。
【0013】このとき、トラバースローラ10は、リー
ルの内幅内においてリール軸方向に反復移動するが、送
線方向前後のガイドローラ7と巻取りリール9は定位置
に保たれているため、図2(b)この鎖線のように最終ガ
イドローラ通過後のコードの送線方向が角θの範囲で常
に変化し、その送線方向がリール軸と直交するリール内
幅の中間点を除いた位置でコードにリール軸方向への移
動力が働く。この力は、金属コードがトラバースローラ
よりも遅れ気味に移動することによっても発生し、その
ために、金属コードをルーズに受け入れる従来のV溝形
状ではコードの接触位置がどうしても左右に振れてしま
うが、本発明のトラバースローラは、コードを両側から
拘束するので、この振れが起こらない。従って、トラバ
ースローラ上を通過する際にコードがしごかれることが
なくなり、また、溝への喰い込みによってコードの自転
も防止されるため、しごきによる新たな捩れの発生、残
留捩れの蓄積、開放が起こらない。
【0014】以下に、効果の確認試験結果を記す。
【0015】図3に示す1×5×0.25の単撚り構造
の金属コード3を図2に示す二度撚り撚線機を用いて、
トラバースローラの溝形状、使用数を色々と変えて製造
し、巻取後の金属コードの残留捩れ値がどのようになる
かを調べた。製造した金属コードは直径D=0.67m
m、撚りピッチ=10mm、撚り方向はS撚りである。ま
た、撚り速度は76m/minでテストした。測定数各
20回での測定結果を表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】なお、同表の+表示は、撚りが締まる方向
に回転することを意味している。
【0018】この試験結果から判るように、本発明のト
ラバースローラを用いれば、残留捩れの標準偏差が従来
の半分以下の0.35以下になり、巻取りによる品質の
悪化が起こらない。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のトラバー
スローラによれば、溝底半径と溝角度を小さくして金属
コードの捩れ及び自転を溝側面で規制するようにしたの
で、このローラを複数個組合せて用いる場合には特に、
巻取中に残留捩れ及び新たに発生する捩れが蓄積されて
は開放されると言う現象を効果的に防止してコードの長
手方向各部での残留捩れをばらつきの小さな値に保つこ
とができ、高品質製品の提供、並びに製造或いは巻替え
時の作業性と能率の向上の面で格段に有利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のトラバースローラの側面図
【図2】(a)は同上のローラを採用した二度撚り撚線
機の概略平面図、(b)はトラバーサの変位による送線
方向の変化を示す側面図
【図3】巻取り試験に供した金属コードの断面図
【符号の説明】
1 金属フィラメント 2 撚り口ダイス 3 金属コード 4 ターンローラ 5 仮撚り装置 6 引取りキャプスタン 7 ガイドローラ 8 フライヤ 9 巻取りリール 10 トラバースローラ 11 V溝
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】a) R<D/2 D:金属コー
ドの直径(mm) R:溝底半径(mm) b) 30°≦α≦60° α:溝角度(°) このトラバースローラは、ひとつのトラバーサに複数個
具備させ、各ローラを順に経由して金属コードを案内す
るとその効果が顕著になる。また、この際、複数個のト
ラバースローラを、線掛けされる金属コードの個々のロ
ーラに対する接触角の合計値が270°以上になるよう
に配置するとよりすぐれた効果を発揮する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上玉利 悟 伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友電気工 業株式会社伊丹製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール軸方向に行き来しながら回転中の
    巻取りリールに金属コードを案内するトラバースローラ
    であって、コードを掛ける外周のV溝が、下記条件
    a)、b)を満足する形状になっていることを特徴とす
    る金属コード用トラバースローラ。 a) R<D/2 D:金属コードの直径(m
    m) R:溝底半径(mm) b) 30°≦α≦60° α:溝角度(°)
  2. 【請求項2】 請求項1記載のトラバースローラを複数
    個具備し、各トラバースローラを順に経由して金属コー
    ドを巻取りリールの巻取り面に案内するようにしてある
    トラバーサ。
  3. 【請求項3】 各トラバースローラを、線掛けされる金
    属コードの個々のローラに対する接触角の合計値が27
    0°以上になる位置に配置した請求項2記載のトラバー
    サ。
JP16485692A 1992-06-23 1992-06-23 金属コード用トラバースローラ Expired - Lifetime JP2662478B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999001369A1 (en) * 1997-07-02 1999-01-14 Morgan Matroc Limited Thread guiding wheels
CN102615562A (zh) * 2012-04-18 2012-08-01 集美大学 自行式混凝土地面高效抛光机
JP2014001067A (ja) * 2012-06-20 2014-01-09 Kanai Hiroaki トラバース装置およびトラバース方法

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JP2014001067A (ja) * 2012-06-20 2014-01-09 Kanai Hiroaki トラバース装置およびトラバース方法

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