JPH0692112B2 - 延伸成形容器の製造方法 - Google Patents

延伸成形容器の製造方法

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JPH0692112B2
JPH0692112B2 JP1052106A JP5210689A JPH0692112B2 JP H0692112 B2 JPH0692112 B2 JP H0692112B2 JP 1052106 A JP1052106 A JP 1052106A JP 5210689 A JP5210689 A JP 5210689A JP H0692112 B2 JPH0692112 B2 JP H0692112B2
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blow molding
recess
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圭介 中田
英四郎 桜井
彰 藤井
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、底部に結晶化部分を有する延伸成形容器の製
造方法に関し、その底部結晶化部分の肉厚をプリフォー
ム時における底部結晶化部分の肉厚より薄くした延伸成
形容器の製造方法に関する。
[従来の技術] 樹脂製の容器であるポリエチレンテレフタレート(PE
T)からなるプリフォームを、ガラス転位点上約100〜13
0℃のゴム状状態化温度まで加熱してブロー成形を行な
い、軸方向と平行および直角方向の二軸延伸を行なうこ
とによって得た容器(延伸成形容器)は、ガスバリヤ
性,透明性,耐圧性および耐熱性等に優れていることか
ら、種々内容物の容器として広く用いられている。
しかし、この延伸成形容器も、首部と底部については、
無延伸もしくは延伸が不充分であった。すなわち、首部
は、もともとブロー成形しない部分であるので無延伸で
あり、そのため、プリフォームの段階で首部を加熱処理
して結晶化することにより、機械的強度と耐熱性を付与
している。
一方、容器に成形する場合、プリフォーム底部付近は、
ブロー成形しても十分な二軸延伸が行なわれず昇温時の
機械的強度,耐熱圧性に劣るという問題があった。そこ
で、容器底部を強化するため、あらかじめプリフォーム
の段階で底部を加熱して結晶化しておく方法が提案され
ている(特開昭62−39443号,同62−193938号等)。
[解決すべき課題] このように、底部を結晶化させたプリフォームは、結晶
化部の強度が増大しているため、ブロー成形時、延伸ロ
ッドによる底抜けを防止して、結晶化部以外を充分延伸
させることができる。その結果、ブロー成形して得た容
器は、容器底部の昇温時の機械的強度,耐熱圧性の強化
を図ることができる。
しかしながら、結晶化によりプリフォームの底部が硬化
しているため、延伸ブロー成形の際、延伸ロッド先端が
当接したときにすべり易く、位置ずれを生じることが多
く、また機械的原因とかプリフォームの偏温等による曲
り等もあり、位置ずれ(芯ずれ)を生ずることが多かっ
た。その結果、延伸が不均一となり易く、製品の変形あ
るいは部分的な強度低下等をもたらすという問題を有し
ていた。
また、プリフォームの底部中央部には、射出成形時に形
成されたゲートの一部が残存しており、そのまま底部を
結晶化した場合、ブロー成形後の容器にもゲートの一部
が残存したままとなる。このため、容器の底部に残存す
るゲートが、ブロー成形後の各種工程におけるライン上
でひっかかる等のライントラブルが発生したり、あるい
は作業員がけがをする等の問題があった。
さらに、プリフォームにおけるゲート部を中心とした底
部中央部付近は、射出成形の際、材質的に熱劣化した樹
脂や気泡を含む樹脂が集まるため、そのまま結晶化,ブ
ロー成形した場合、これら物性のよくない樹脂が圧力お
よび熱の影響を受けて変形したり、気泡部分が孔あき状
態となることがあった。
本発明はこのような問題点にかんがみてなされたもの
で、延伸ブロー成形時の延伸ロッドのセンタリングが確
実に行なえ、その結果、高品質,高寸法精度の延伸成形
容器を製造できる方法の提供を目的とする。
[課題の解決手段] 上記目的を達成するために、第一の発明は、加熱処理さ
れたプリフォームの底部を成形部材によって押圧し、該
底部に凹部を形成する工程と、凹部を形成した前記プリ
フォームの底部を冷却して結晶化する工程と、底部の結
晶化した前記プリフォームを再度加熱処理する工程と、
加熱処理された前記プリフォームに延伸ロッドを挿入
し、延伸ロッドの先端を前記プリフォーム底部の凹部に
係合させて延伸ロッドの位置決めを行なう工程と、延伸
ロッドの位置決め後、プリフォームをブロー成形して容
器本体を成形する工程とを具備した構成としてある。
また、第二の発明は、上記ブロー成形の際、位置決めさ
れた延伸ロッドに押圧力を加えて、半溶融状態にある結
晶化された容器本体底部の凹部肉厚を薄くする工程を具
備した構成としてある。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。
第2図にもとづいて本発明実施例方法で製造する延伸成
形容器の例を説明する。
第1図(a)は延伸成形容器の縦断面図、第1図(b)
は同容器の底部を拡大して示す縦断面図、第2図(a)
はブロー成形前のプリフォームを示す縦断面図、第2図
(b)は該プリフォームの底部を拡大して示す縦断面図
である。
第1図(a)において、10は容器本体であり、首部11と
胴部12および底部13からなっている。14は容器本体10の
底部を覆うベースカップである。容器本体10は内圧が加
わるために、耐圧性を高めるべく底部を球殻状に丸めて
ある。このため、ベースカップ14を底部13に装着して容
器の立て置きを可能としている。
容器本体10は、第2図(a)に示すようなプリフォーム
20をPET等の樹脂により成形しておき、このプリフォー
ム10を二軸延伸ブロー成形することにより、形成され
る。
プリフォーム20の底部21は、第2図(b)に拡大して示
すように底部中央部が結晶化され、その後ブロー成形し
て得た容器本体10における底部13の昇温時の機械的強
度,耐熱圧性の強化を図っている。また、プリフォーム
20の底部21の結晶化部21aには底部中央を中心として凹
部が形成されており、これにより後のブロー成形に際し
て延伸ロッドのセンタリングを容易に行なえるようにし
てある。この凹部は、後述の如くあらかじめプリフォー
ム20の底部21を加熱処理しておき、押圧部材と受け部材
との間で押圧することにより成形されるため、底部21に
集まっていた物性のよくない樹脂や気泡等が該押圧力に
より押しつぶされて固められている。
一方、容器本体10の底部中央部には、第1図(b)に示
すように、凹部13aが形成されており、プリフォーム20
の底部の肉厚D21よりさらに肉厚D13が薄くなっている。
凹部13aは、後述するようにブロー成形の際、延伸ロッ
ドにより所定の圧力で押圧することにより形成する。
容器本体10の底部中央部の厚さD13と、プリフォーム20
の底部中央部の厚さD21を比較すると、例えば次のよう
になる。容器本体10は、胴回りφ95mm、高さ310mmの炭
酸飲料用PETボトルとすると、プリフォーム20は胴回り
φ24mm、高さ130mm程度が適当である。このプリフォー
ム20の底部を押圧して凹部を形成した後の結晶化部の肉
厚D21を1.6mmとすると、容器本体10の底部に形成した凹
部での肉厚D13は1.0mmとなり、極めて薄くなっている。
なお、これらの寸法は一例であって、収納する内容物の
種類,内容量やプリフォーム20の材質等,種々の要因に
より任意に設定されるものである。
上述したように、ブロー成形の際、延伸ロッドによる押
圧力をもって容器本体10の底部中央部の肉厚を薄くする
と、該底部の凹部13aにおける強度、特に落下衝撃に対
する強度が向上することが、実験的に確認されている。
次に、本発明である上記延伸成形容器の製造方法に係る
実施例を説明する。
第3図は延伸成形容器の製造ラインを示す平面図、第4
図(a)〜(c)はプリフォームの成形工程を説明する
縦断面図、第5図は延伸ブロー成形工程を説明する縦断
面図、第6図は第5図の要部(A部)拡大断面図であ
る。
第3図において、30は底部加熱装置、40はプリフォーム
底部成形装置、70は加熱装置、50は延伸ブロー成形装置
であり、いずれもターレット式に回転して、外部に設け
たポケットで連続的にプリフォーム20を受けるようにな
っている。
底部加熱装置30は、プリフォーム20の底部を加熱処理し
て結晶化するための装置であり、例えば特願昭63−3294
05号に示す装置(方法)を用いる。特願昭63−329405号
に示す装置は、円形状の貫通孔を有する遮熱部材によっ
て、底部を貫通孔と同心状かつ円形状に露出させた状態
でプリフォームを覆い、かつ円形状に露出した底部をヒ
ータによって加熱し、プリフォームの底部を結晶化させ
る構成になっている。
プリフォーム底部成形装置40は、プリフォームの底部を
押圧して凹部を形成するための装置であり、例えば特願
平1−16470号に示す装置(方法)を用いる。特願平1
−16470号に示す装置は、第4図(b)に示すように、
受け部材41でプリフォーム20の底部21を支持しながら、
成形部材42により該底部を押圧することにより凹部を成
形する構成になっている。なお、プリフォーム20の底部
は、底部加熱装置30における加熱処理により、プリフォ
ーム底部成形装置40上では半溶融状態になっている。
加熱装置70は、ターレットの周囲に設けたヒータ(図示
せず)により、プリフォーム20の全体をブロー成形の前
段で加熱するためのものである。
延伸ブロー成形装置50は、第5図に示すように、金型51
とこの金型51内に延伸ブ可能な延伸ロッド52を備えてお
り、金型51に装着されたプリフォーム20を延伸ロッド52
で延伸し、ひき続き延伸したプリフォーム20の内部に供
給孔54を介して圧縮空気を供給し、容器本体10を形成す
るものである。ここで、延伸ロッド52は、下端に接続さ
れたエアシリンダ53により駆動されて軸方向に延伸す
る。また、延伸ロッド52の先端は中央点を頂点とした山
形の弯曲形状に形成してある。プリフォーム20の底部中
心の結晶化部21aは最大延伸時に金型51と延伸ロッド52
の間に挟みこまれ、密着した容器本体10の底部中央部を
所定の押圧力で押圧される。
なお、第3図において、61,62は供給ターレット、63は
搬出ターレット、64は搬送ターレット、65,66,67は搬送
路である。
延伸成形容器の製造方法は、上述した装置を用いて次の
ように実施する。
搬送路65から供給ターレット61を介して底部加熱装置30
に供給されたプリフォーム20は、底部21に第4図(a)
に示すようなゲート部21bを有し、かつ物性のよくない
樹脂や気泡が集まっている。そこで、まず底部加熱装置
30において、好ましくは170℃〜200℃程度の温度で、プ
リフォーム20の底部21を加熱して軟化させる。
次いでプリフォーム20を、プリフォーム底部成形装置40
に供給し、第4図(b)に示すように、受け部材41と成
形部材42との間でプリフォーム20の底部21を押圧して凹
部を形成する。このように、底部21を押圧することによ
り、底部21に存在したゲート部21bや物性のよくない樹
脂,気泡などがつぶされ、かつ固められる。その後、搬
送路66上を搬送されていく途中で、プリフォーム20の底
部21は自然冷却して結晶化する(第4図(c))。
底部21に凹部を有し、かつ結晶化したプリフォーム20
は、供給ターレット62を介して加熱装置70に供給され、
ここでプリフォーム全体が100〜130℃(好ましくは115
℃)に加熱され、その後、延伸ブロー成形装置50に供給
される。
延伸ブロー成形装置50では、まず、プリフォーム20に挿
入された延伸ロッド52の延伸に伴ってプリフォーム20が
軸方向に延伸する。ここで、プリフォーム20の底部21に
は凹部が形成されており、一方、延伸ロッド52の先端は
中央部を頂点とする山形状に形成されているため、延伸
ロッド52の先端が、プリフォーム20の底部21に形成され
た凹部に係合して、確実に位置決め(センタリング)す
ることができる。また何らかの原因、例えば機械的位置
ずれとかプリフォーム20の内部歪による曲り等の原因
で、延伸ロッド52がプリフォーム20と係合したときに心
ずれを生じている場合でも、プリフォーム20の底部21は
結晶化により硬化しているので、すべりを生じて互いの
中心が一致する。
次いで、プリフォーム20の内部に圧縮空気を吹き込むこ
とにより、プリフォーム20を半径方向外方に膨らませ、
金型51の内面に密着させて容器本体10を形成する。
ブロー成形時、すなわち延伸時、プリフォーム20のブロ
ー成形部分(ノズルを除くプリフォーム20の全体)は、
容器本体10は100℃〜130℃で加熱されているため、プリ
フォームの結晶化部21a、すなわち、容器になってから
の底部13の結晶化部13bは硬化しているため、延伸され
ることはなくそのままの厚さを保持しているものの、一
定以上の圧力を加えれば変形することができる状態とな
っている。なお、延伸ロッド52による押圧力の値は任意
に設定できるが、実験の結果50〜75kg程度が適当であっ
た。
上記のように延伸ロッド52により押圧された容器本体10
の底部中央部には、凹部13aが形成され、その結果、延
伸ブロー成形前のプリフォーム20の底部の肉厚より容器
本体10の底部の肉厚の方が薄くなっている。このように
形成された容器本体10は延伸ブロー成形装置50から送り
出され、搬送路67を介して次工程に搬送される。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
く、要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、延伸ロッドの先端に種々の形状をした突起を形
成し、該延伸ロッドで容器本体の底部を押圧することに
より各種形状の凹部を形成し、これによって底部の肉厚
を薄くするようにしてもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の延伸成形容器の製造方法
によれば、延伸ブロー成形時の延伸ロッドの位置決め
(センタリング)が確実に行なえるので底部の延伸を均
一に行なうことができる。
また、ブロー成形の際、容器本体底部の凹部の押圧力を
加えて凹部の肉厚を薄くすることによって、容器本体底
部の強度、特に落下衝撃に対する強度を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を説明するためのもので、第1図
(a)は実施例方法で製造した延伸成形容器の縦断面
図、第1図(b)は同容器の底部を拡大して示す縦断面
図、第2図(a)はブロー成形前のプリフォームを示す
縦断面図、第2図(b)は該プリフォームの底部を拡大
して示す縦断面図、第3図は延伸成形容器の製造ライン
を示す平面図、第4図(a)〜(c)はプリフォームの
成形工程を説明する縦断面図、第5図は延伸ブロー成形
工程を説明する縦断面図、第6図は第5図の要部(A
部)拡大断面図である。 10:容器本体、11:首部 12:胴部、13:底部 13a:凹部、20:プリフォーム 21:底部、21a:結晶化部 30:加熱装置 40:プリフォーム底部成形装置 50:延伸ブロー成形装置、51:金型 52:延伸ロッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱処理されたプリフォームの底部を成形
    部材によって押圧し、該底部に凹部を形成する工程と、 凹部を形成した前記プリフォームの底部を冷却して結晶
    化する工程と、 底部の結晶化した前記プリフォームを再度加熱処理する
    工程と、 加熱処理された前記プリフォームに延伸ロッドを挿入
    し、延伸ロッドの先端を前記プリフォーム底部の凹部に
    係合させて延伸ロッドの位置決めを行なう工程と、 延伸ロッドの位置決め後、プリフォームをブロー成形し
    て容器本体を成形する工程と を具備したことを特徴とする延伸成形容器の製造方法。
  2. 【請求項2】上記ブロー成形の際、位置決めされた延伸
    ロッドに押圧力を加えて、半溶融状態にある結晶化され
    た容器本体底部の凹部肉厚を薄くする工程を具備した請
    求項1記載の延伸成形容器の製造方法。
JP1052106A 1989-03-06 1989-03-06 延伸成形容器の製造方法 Expired - Lifetime JPH0692112B2 (ja)

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