JPH0692114B2 - ビニールシート巻き癖矯正方法及びその矯正装置 - Google Patents

ビニールシート巻き癖矯正方法及びその矯正装置

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JPH0692114B2
JPH0692114B2 JP30817990A JP30817990A JPH0692114B2 JP H0692114 B2 JPH0692114 B2 JP H0692114B2 JP 30817990 A JP30817990 A JP 30817990A JP 30817990 A JP30817990 A JP 30817990A JP H0692114 B2 JPH0692114 B2 JP H0692114B2
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秀▲こう▼ 小林
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小林技研工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、ビニールシート巻物のビニールシート(ビニ
ールフィルム、その他合成樹脂製のシート等を含む、以
下同じ)巻き癖矯正方法及び巻き癖矯正装置に関するも
のである。
「従来の技術及びその課題」 従来、この種ビニールシート巻物より巻き戻されたビニ
ールシート原反の巻き癖を除く方法としては、一般的
に、次のような方法が採用されている。
即ち、熱板と、押え板との間に、ビニールシート原反を
挿入し、両者間で、前記ビニールシート原反を挟持す
る。
そして、前記の巻き癖を速やかに、かつワン工程で簡便
に矯正しようとする趣旨の基に、前記挟持を比較的長い
時間に亘りなす方法が、一般に採用されている。確か
に、前記方法は、それなりの効果は生じる反面、長時間
に亘る挟持であることから、延びしわがそのまま残留
し、いわゆる、ビニールシート原反が波打つような状況
(波紋)となったり、適切な矯正が達成されないこと、
またビニールパッケージの型切り製品又はビニールパッ
ケージ製品に歪みが発生する等品質低下の大きな要因と
なること、等の課題が考えられる。更にまた在来のこの
種矯正装置は、大型の構造のものが多いこと、また付帯
設備等を要すること、等の課題が考えられる。
「課題を解決するための手段」 そこで、本発明は、矯正板と押え板との間で挟持する時
間を、間欠的に成し、ビニールシート原反の軟化矯正、
及び常温下にて自己回復を有効利用して、適正な矯正を
図ること、並びにビニールパッケージ(合成樹脂製のパ
ッケージを含む、以下同じ)の型切り製品又はビニール
パッケージ製品の品質の向上をはかること、等を達成す
るために、下記のような構成を採用した。
即ち、本発明のビニールシート巻き癖矯正方法は、 包装用ビニールパッケージの型切り製品を製造する過程
に於て、ビニール巻物より繰り出されたビニールシート
の巻き癖矯正方法であって、 この巻き癖矯正方法は、 前記繰り出されたビニールシート原反を、熱媒体の供給
が可能な矯正板と、昇降自在な押え板との間に位置させ
た後、前記当該ビニールシート原反を、前記昇温された
矯正板と上昇した押え板との間で挟持する挟持工程と、 この挟持工程後、前記矯正板への熱媒体の供給を介し
て、前記ビニールシート原反を軟化矯正する軟化矯正工
程と、 この軟化矯正工程が終了後、前記押え板を降下して、軟
化矯正されたビニールシート原反を開放し、常温下にて
の自己回復を図る自己回復工程と、 前記軟化矯正工程及び自己回復工程とを少なくとも2回
以上繰り返して、ビニールシート原反の巻き癖を矯正す
る巻き癖矯正工程と、 この巻き癖矯正工程で矯正された平坦なビニールシート
原反を、次のビニールパッケージの型切り過程に搬送す
る搬送工程と、 で構成される。
また本発明は、矯正板と押え板との間で挟持するタイマ
ー制御による時間調整を介して、ビニールシート原反の
軟化矯正、及び常温下にての自己回復を図り、かつビニ
ールシート原反の搬送過程における各セクションで効率
的に制御できる矯正装置とするために、下記のような構
成を採用した。
即ち、本発明のビニールシート巻き癖矯正装置は、 フレームの一方側に架承されるビニールシート巻物と、 このビニールシート巻物より繰り出されたビニールシー
ト原反の一方側を挟むフレームの上面より垂下された熱
媒体が供給される矯正板と、 この矯正板に対峙し、かつ前記フレームの立設方向に対
して昇降自在に設けられ、ビニールシート原反の他方側
を挟む押え板と、 この押え板の昇降を司る昇降手段と、 前記フレームの他方側に設け、かつ前記矯正されたビニ
ールシート原反をガイドする多数本のガイドロールと、 前記フレーム間に設け、かつ前記矯正されたビニールシ
ート原反の送り装置、及び前記フレームの横方向に連設
されたビニールパッケージの型切り装置、並びにビニー
ルパッケージの型切り製品を搬送する搬送装置と、 を設けてなる構成である。
「作用」 次に、本発明の作用を説明する。
ビニールシート巻物より繰り出されたビニールシート原
反は、布を捲装したガイドロールを介して、熱媒体が供
給されている矯正板(以下、単に矯正板とする。)と、
布張り製の押え板(以下、単に押え板とする。)との間
に導かれる。
このようにして、矯正板と押え板との間に、導入された
ビニールシート原反は、続いて上昇する押え板により、
矯正板の方向に、ほぼ水平状態で移行され、前記矯正板
と押え板とで挟持される。したがって、この挟持状態を
介して第1回目の軟化矯正が開始され、例えば、0.6秒
程度挟持し、かつ低温域より開始する。
このような操作を介して、ビニールシート原反の軟化、
換言すれば、ビニールシート原反の滑らかな軟化を達成
し、急激な変化を回避し、かつ波紋の生成を少なくす
る。
以上のようにして、第1回目の軟化矯正が終了したなら
ば、例えば、タイムスイッチを介して、押え板を降下
し、前記の挟持を開放する。
この開放及び望ましくは、矯正板への熱媒体の供給停止
を介して、常温下に於て、ビニールシート原反に生成さ
れた波紋の自己回復を図り、前記の矯正軟化で発生した
歪みを修正する。この開放は、例えば、0.4秒程度が理
想と考えられる。
以上の詳述した軟化矯正、及び常温下での自己回復の工
程を少なくとも、2回以上、望ましくは、5回程度繰り
返す。但し、この際に、矯正板の温度管理を、順次高く
することが良い。
詳述した操作及び手順による作業、即ち、軟化矯正及び
常温下での自己回復が終了して生成されたビニールシー
ト原反には、巻き癖が解消され、かつ波紋の残存も生じ
ない。
このようにして、生成されたビニールシート原反は、そ
の後、ガイドロールを介して各加工機械へと搬送され、
この例では、送り装置を介して型切り装置に導かれ、こ
こで所定の形状に型切り加工される。この型切り加工に
より型切りされたビニールパッケージの型切り製品は、
その後、搬送用コンベアーを介して収容ケースへと導か
れる。
また型切り製品の屑のビニールシート残滓は、残滓用の
巻取りロールに、順次捲装される。
「実施例」 以下、本発明の矯正方法、及びこの方法に使用する矯正
装置の一例を説明する。
先ず、説明の便宜上、その矯正装置について説明する
と、1はフレームであり、このフレーム1の上面には、
ビニールシート原反(後述する)の一面(この例では、
第2図、第3図の図面において上方であり、即ち、ビニ
ールシート原反の上面である。以下同じ)に当接され、
かつ当該ビニールシート原反を軟化させる矯正板2が設
けられており、この一例では、矯正板2に連通されたパ
イプ2aより供給される熱風が、当該矯正板2内に設けた
チャンバー及び細孔(図示しない)を介して、ビニール
シート原反の一面に向かって噴射される。尚、熱媒体の
供給手段としては、熱湯、熱風等の供給又はオイルヒー
ターによる接触等の手段が考えられる。尚、前記矯正板
2には前記緩衝材を設ける場合もある。またこの矯正板
2の下方には、該矯正板2に対峙し、かつシリンダー等
の昇降手段3で、上下動(フレーム1の立設方向の上下
動、即ち、第2図、第3図の図面において上下方向の動
きを云う。)する布等の緩衝材を張装した押え板4が設
けられている。したがって、ビニールシート巻物5より
繰り出されたビニールシート原反51は、前記矯正板2
と、この矯正板2に接離する押え板4との間に導入され
る。
図中7は前記押え板4をガイドするガイドポストで、こ
の例では、両方側にそれぞれ二本づつ設けられている。
また図中8はビニールシート原反51ガイド用の緩衝材を
捲装したガイドロールで、当該ガイドロール8はフレー
ム1の一方側(第2図の向かって右側)に設けられてい
る。またガイドロール9はビニールシート原反51ガイド
用のガイドロールで、当該ガイドロール9はフレーム1
の一方側で、かつ前記ガイドロール8の下方に設けられ
ている。
また図中10はビニールシート原反51ガイド用の緩衝材を
捲装したガイドロールで、当該ガイドロール10はフレー
ム1の他方側(第2図で向かって左側)に設けられてい
る。
また図中11は、フレーム1の他方側の前方に配備した第
2フレーム1bに設けた前記緩衝材を捲装したガイドロー
ルである。また12は前記第2フレーム1bに設けた後述す
る型取りされた残りのビニールシート残り原反51a(型
切り製品の屑のビニールシート残滓)を巻き取る巻取り
ロールである。勿論、前記ガイドロール8乃至11又は巻
取りロール12の配備は一例であり、この例に限定されな
い。
そして、前記矯正板2と押え板4との間に導入され、軟
化矯正及び常温下にての自己回復とを介して、巻き癖が
矯正された矯正済みのビニールシート原反51aは、加工
を施す加工装置がフレーム1に設けられている。この一
例では、ガイドロール9とガイドロール10との間を、搬
送される矯正済みのビニールシート原反51aに加工を加
えるために、先ず最初に、前記フレーム1のほぼ中央部
で、かつその中段(第2図で、フレーム1の上下方向を
云う。以下同じ)に設けた送り装置14を介して搬送さ
れ、後述する型切り装置へと搬送される。以上の送り装
置14の両端に設けたつめ(図示せず)を介して、前記矯
正済みのビニールシート原反51aを搬送する。このよう
にして搬送されたビニールシート原反は、その後、前記
フレーム1のほぼ左側(第2図で、向かって左側を云
う。以下同じ)で、かつその中段には、ビニールパッケ
ージの型切り製品511を型切り(切断)する型切り装置1
5が設けられている。そして、この例では、前記送り装
置14及び型切り装置15は、フレーム1の中段に差し渡し
た差し渡し部材1aに、それぞれ設けられている。その他
図示しないが、型切り又はその他の加工に要する、例え
ば穿孔装置、トリミング装置又は選別装置等の装置が、
随意装備される。
図中16はビニールパッケージの型切り製品511を搬送す
るための搬送用コンベアーであり、前記型切り装置15の
直下に設けられている。また17はビニールパッケージの
型切り製品511を収容する収容ケースである。
次に本発明の製造方法を、詳述すると、ビニールシート
巻物5より繰り出されたビニールシート原反51は、一方
側の布を捲装したガイドロール8を介して、熱媒体が供
給されている矯正板2と布張り製の押え板4との間で、
かつ入り口側に導入されたビニールシート原反51の第1
の部位(以下、第1の部位aとする。)は、続いて上昇
する押え板4により、矯正板2の方向に、ほぼ水平状態
で移行され、前記矯正板2と押え板4とで挟持される。
したがって、この挟持状態を介して第1回目の軟化矯正
が開始され、例えば、0.6秒程度挟持し、かつ低い温度
より開始する(第4図ロ、第5図ハ、ニの状態)。これ
により、ビニールシート原反aの軟化、換言すれば、第
1の部位aの滑らかな軟化を達成し、急激な変化を回避
し、かつ、波紋を生成を極力少なくする。
以上のようにして、第1回目の軟化矯正が終了したなら
ば、例えば、タイムスイッチを介して押え板4を降下
し、この押え板4とともに、第1回目の軟化矯正を解除
し、前記の挟持を開放するともに、矯正板2への熱媒体
の供給を停止する(第4図ハ、第5図ホ、ヘの状態)。
この開放及び常温下に於いて、第1の部位aに生成され
た波紋の自己回復を図り、前記の矯正軟化で発生した歪
みを修正する。この開放は、例えば、0.4秒程度が理想
と考えられる。
続いて、第2回目の軟化矯正及び常温下での自己回復を
図るが、具体的には、第1の部位aは、この矯正板2と
押え板4との間で、かつ入り口側の次の第2領域に移行
し、矯正板2と押え板4との間で、かつ入り口側には、
ビニールシート原反51の第2の部位b(以下、第2の部
位bとする。)が導入される(第4図ニの状態)。
そして、前記第2領域に移行した第1の部位aは、続い
て上昇する押え板4により、矯正板2の方向に、ほぼ水
平状態で移行され、前記矯正板2と押え板4とで挟持さ
れる。したがって、この挟持状態を介して第2回目の軟
化矯正が開始され、例えば、0.6秒程度挟持し、かつ前
記の低温域よりやや高い温度より開始する(第4図ホ、
第5図ト、チの状態)。これにより、第1の部位aの第
2の軟化、換言すれば、第1の部位aの滑らかな軟化を
達成し、急激な変化を回避し、かつ、波紋の生成を極力
少なくする。
以上のようにして、第2回目の軟化矯正が終了したなら
ば、例えば、タイムスイッチを介して押え板4を降下
し、この押え板4とともに、第2回目の軟化矯正を解除
し、前記の挟持を開放するとともに、矯正板2への熱媒
体の供給を停止する(第4図ヘ、第5図リ、ヌ状態)。
この開放及び常温下に於いて、第1の部位aに生成され
た波紋の自己回復を図り、前記の矯正軟化で発生した歪
みを修正する。この開放は、例えば、0.4秒程度が理想
と考えられる。以上で詳述した第1の部位aの第2回目
の軟化矯正及び常温下での自己回復を過程に於いて、前
記矯正板2と押え板4との間で、かつ入り口側の第2領
域に導入された第2の部位bは、前述の第1の部位aの
第1回目の軟化矯正、及び常温での自己回復の工程が終
了している。
前記に続いて、第3回目の軟化矯正及び常温下での自己
回復を図るが、具体的には、第1の部位aは、この矯正
板2と押え板4との間の次の第3領域に移行し、矯正板
2と押え板4との間で、かつ入り口側には、ビニールシ
ート原反51の第3の部位c(以下、第3の部位bとす
る。)が導入される(第4図トの状態)。そして、前記
第3領域に移行した第1の部位aは、続いて上昇する押
え板4により、矯正板2の方向に、ほぼ水平状態で移行
され、前記矯正板2と押え板4とで挟持される。したが
って、この挟持状態を介して第3回目の軟化矯正が開始
され、例えば、0.6秒程度挟持し、かつ前記の第2の温
度よりやや高い温度より開始する(第4図仮想的、第5
図ル、ヲの状態)。これにより、第1の部位aの滑らか
な軟化を達成し、急激な変化を回避し、かつ、波紋の生
成を極力少なくする。
以上のようにして、第3回目の軟化矯正が終了したなら
ば、例えば、タイムスイッチを介して押え板4を降下
し、この押え板4とともに、第3回目の軟化矯正を除去
し、前記の挟持を開放するとともに、矯正板2への熱媒
体の供給を停止する(第4図仮想点、第5図ワ、カの状
態)。この開放及び常温下に於いて、第1の部位aに生
成された波紋の自己回復を図り、前記の矯正軟化で発生
した歪みを修正する。この開放は、例えば、0.4秒程度
が理想と考えられる。
以上で詳述した第1の部位aの第3回目の軟化矯正及び
常温下での自己回復を過程に於いて、前記矯正板2と押
え板4との間の第2領域に導入された第2の部位bは、
前述の第1の部位aの第2回目の軟化矯正、及び常温で
の自己回復の工程が終了している。同様に、前記矯正板
2と押え板4との間で、かつ入り口側に導入された第3
の部位cは、前述の第1の部位aの第1回目の軟化矯
正、及び常温での自己回復の工程が終了している。
そして更に進行し、第4回目の軟化矯正及び常温下での
自己回復を図るが、具体的には、第1の部位aは、この
矯正板2と押え板4との間の次の第4領域に移行し、矯
正板2と押え板4との間で、かつ入り口側の第4領域に
は、ビニールシート原反51の第4の部位d(以下、第4
の部位dとする。)が導入される(第5図仮想点の状
態)。
そして、前記第4領域に移行した第1の部位aは、続い
て上昇する押え板4により、矯正板2の方向に、ほぼ水
平状態で移行され、前記矯正板2と押え板4とで挟持さ
れる。したがって、この挟持状態を介して第4回目の軟
化矯正が開始され、例えば、0.6秒程度挟持し、かつ前
記第3の温度よりやや高い温度より開始する(第4図仮
想点、第5図ヨ、タの状態)。これにより、第1の部位
aの第4の軟化、換言すれば、第1の部位aの滑らかな
軟化を達成し、急激な変化を回避し、かつ、波紋の生成
を極力少なくする。
以上のようにして、第4回目の軟化矯正が終了したなら
ば、例えば、タイムスイッチを介して押え板4を降下
し、この押え板4とともに、第4回目の軟化矯正を解除
し、前記の挟持を開放する(第4図仮想点、第5図レ、
ソの状態)。この開放及び常温下に於いて、第1の部位
aに生成された波紋の自己回復を図り、前記の矯正軟化
で発生した歪みを修正する。この開放は、例えば、0.4
秒程度が理想と考えられる。
以上で詳述した第1の部位aの第4回目の軟化矯正及び
常温下での自己回復を過程に於いて、前記矯正板2と押
え板4との間で、かつ入り口側の第2領域に導入された
第2の部位bは、前述の第1の部位aの第3回目の軟化
矯正、及び常温での自己回復の工程が終了している。ま
た前記矯正板2と押え板4との間で、かつ入り口側の第
3領域に導入された第3の部位cは、前述の第1の部位
aの第2回目の軟化矯正、及び常温での自己回復の工程
が終了している。同様に、前記矯正板2と押え板4との
間で、かつ入り口側の第3領域に導入された第4の部位
dは、前述の第1の部位aの第1回目の軟化矯正、及び
常温での自己回復の工程が終了している。
次いで、第5回目の軟化矯正及び常温下での自己回復を
図るが、具体的には第1の部位aは、この矯正板2と押
え板4との間の次の第5領域に移行し、入り口側の矯正
板2と押え板4との間には、ビニールシート原反51の第
5の部位e(以下、第5の部位eとする。)が導入され
る(第4図チの状態)。
そして、前記第5領域に移行した第1の部位aは、続い
て上昇する押え板により、矯正板2の方向に、ほぼ水平
状態で移行され、前記矯正板2と押え板4とで挟持され
る。したがって、この挟持状態を介して、第4回目の軟
化矯正が開始され、例えば、0.6秒程度挟持し、かつ前
記第4の温度よりやや高い温度より開始するとともに、
矯正板2への熱媒体の供給を停止する(第4図リ、第5
図ツ、ネの状態)。これにより、第1の部位aの第5の
軟化、換言すれば、第1の部位aの滑らかな軟化を達成
し、急激な変化を回避し、かつ、波紋の生成を極力少な
くする。
以上のようにして、第5回目の軟化矯正が終了したなら
ば、例えば、タイムスイッチを介して押え板4を降下
し、この押え板4とともに、第5回目の軟化矯正を解除
し、前記の挟持を開放する(第4図ヌ、第5図ナ、ラの
状態)。この開放及び常温下に於いて、第1の部位aに
生成された波紋の自己回復を図り、前記の矯正軟化で発
生した歪みを修正する。この開放は、例えば、0.4秒程
度が理想と考えられる。またこの第5回目の軟化矯正及
び常温下での自己回復を図る過程が終了し、前記ビニー
ルシート原反51の第1の部位aの巻き癖の矯正が終了す
る。
以上で詳述した第1の部位aの第5回目の軟化矯正及び
常温下での自己回復の過程に於いて、前記矯正板2と押
え板4との間で、かつ入り口側の第4領域に導入された
第2の部位bは、前述の第1の部位aの第4回目の軟化
矯正、及び常温での自己回復の工程が終了している。ま
た前記矯正板2と押え板4との間で、かつ入り口側の第
3領域に導入された第3の部位cは、前述の第1部位a
の第3回目の軟化矯正、及び常温での自己回復の工程が
終了しいる。更に前記矯正板2と押え板4との間で、か
つ入り口側の第5領域に導入された第5の部位dは、前
述の第1の部位aの第2回目の軟化矯正、及び常温での
自己回復の工程が終了している。同様に、前記矯正板2
と押え板4との間で、かつ入り口側の第N領域に導入さ
れた第Nの部位n、前述の第1の部位aの第1回目の軟
化矯正、及び常温での自己回復の工程が終了している。
以上で詳述したように、この例では、矯正板2と押え板
4との間で、第1の部位aより第Nの部位nまで、それ
ぞれ5回の軟化矯正及び常温下での自己回復の過程に於
いて、ビニールシート原反51の巻き癖が、順次矯正さ
れ、かつ波紋が生じることがなく、究極的には、矯正板
2と押え板4の出口側、即ち、第5領域より、それぞれ
送り出される。尚、前記矯正板2への熱媒体の供給及び
停止は一例である。
また第6図に示す例では、矯正板2と押え板4との間
に、前記第1の部位aを、導入し(第6図イ参照)、こ
の位置で(即ち、第1の部位aが停止状態で)、同図ロ
の状態のように、前述の如く、0.6秒程度挟持し、軟化
矯正をなす。また同位置で、同図ハの状態のように、前
述の如く、0.4秒程度の開放を介し、常温下での自己回
復を図る。以上で詳述した、同じ位置で、究極的には、
その後、同図ニの状態のように、第5回の軟化矯正及び
常温下での自己回復を図り、この第1の部位aの巻き癖
が、順次矯正され、かつ波紋が生じることがなく、究極
的には、同図ホの状態となった後、矯正板2と押え板4
の出口側より送り出される。換言すれば、同じ位置で、
前記の挟持及び開放が繰り返される方法である。
以上のようにして、前記第1の部位aの矯正が終了する
と、続いて同図への状態の如く、他の部位bが矯正板2
と押え板4間に板4間に導入される。その後は、前記と
同様に同図ト、チの状態となり、以後は前述と同様に、
同図リの如く、5回の軟化矯正及び常温下での自己回復
を図り、この各部位の巻き癖が、順次矯正され、かつ波
紋が生じることがなく、究極的には、矯正板2と押え板
4の出口側(フレーム1の他方側)より送り出される同
図ヌの状態となる。
前記第各の部位の矯正が終了すると、同図ルの状態のよ
うに、第Nの部位nが、矯正板2と押え板4間に導入さ
れ、前回と同様に、同図ヲ、ワ並びにカの如く、5回の
軟化矯正及び常温下での自己回復を図り、この第Nの部
位nの巻き癖が、順次矯正され、かつ波紋が生じること
がなく、究極的には、矯正板2と押え板4の出口側、即
ちフレーム1の他方側に設けたガイドロール10より送り
出される同図ヨの状態となる。
尚、以上の詳述した方法では、5回の軟化矯正及び常温
下での自己回復を図り、巻き癖が矯正される方法につき
説明したが、この例に限定されず、少なくとも2回以上
であれば、巻き癖の矯正が達成され、かつ波紋の発生
も、ほぼ皆無であった。
「発明の効果」 本発明は、以上で詳述した構成を採用したので、下記の
ような効果を有するが、前述の構成との関係の基に、以
下詳述する。
即ち、本発明は、包装用ビニールパッケージの型切り製
品を製造過程に於いて、ビニールシート原反を繰り出し
た後、熱媒体の矯正板と、この矯正板に(上昇して)近
接する押え板との間に、前記繰り出されたビニールシー
ト原反を導き、前記矯正板と押え板とを介して、前記ビ
ニールシート原反を軟化させる軟化矯正をなし、この軟
化矯正をなした後、前記押え板を降下し、軟化矯正され
たビニールシート原反を開放し、常温下にての自己回復
を図る。前記軟化矯正及び常温下にての自己回復とを少
なくとも2回以上繰り返してビニールシート原反の巻き
癖を矯正する。このようにして矯正された平坦なビニー
ルシート原反を、次のビニールパッケージの型切り過程
に搬送することを特徴とするビニールシート巻き癖矯正
方法である。
したがって、矯正板と押え板との間で挟持する時間を、
間欠的になし、ビニールシート原反の軟化矯正、及び常
温下にて自己回復とを有効利用して、適正な矯正を図り
得ることと、波紋の発生も皆無であり、ビニールパッケ
ージ型切り製品の品質の向上が図り得ること、等の効果
を有する。
また本発明は、フレームに架承されるビニールシート巻
物と、このビニールシート巻物より巻き戻されたビニー
ルシート原反を、挟む一方側のフレームに設けられた熱
媒体の矯正板と、この矯正板に対峙し、かつ前記フレー
ムに昇降自在に設けられビニールシート原反を、挟む他
方側の押え板と、この押え板の昇降を司る昇降手段と、
前記フレームに設け、かつ前記矯正されたビニールシー
ト原反をガイドする多数本のガイドロールと、記フレー
ムに設け、かつ前記矯正されたビニールシート原反を型
切りする型切り装置、並びにこの型切り製品を搬送する
搬送装置とを設けてなるビニールシート巻き癖矯正装置
である。
これにより、矯正板と押え板との間で挟持するタイマー
制御による時間調整、並びにビニールシート原反の軟化
矯正、及び常温下にての自己回復により、ビニールシー
ト原反の巻き癖が矯正できることと、当該ビニールシー
ト原反の搬送過程で、しかも矯正板と押え板との各セク
ションでの操作を介して巻き癖が矯正でき、大変に効率
的かつ有益な巻き癖矯正装置である。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の方法の一実施例を示しており、第1図
はビニールシート原反の斜視図、第2図は矯正装置の概
略斜視図、第3図は前記第2図の導入方向の拡大正面
図、第4図イ乃至ヌは矯正方法の一例を示す模式図、第
5図イ乃至ラは矯正状態の一例を示す模式図で、其の内
イ、ハ、ホ、ト、リ、ル、ワ、ヨ、レ、ツ、ナ、はビニ
ールシート原反の側面模式図、またロ、ニ、ヘ、チ、
ヌ、ヲ、カ、タ、ソ、ネ、ラはビニールシート原反の平
面模式図、第6図イ乃至ヨは矯正方法の他の一例を示す
模式図である。 1……フレーム 1a……差し渡し部材 1b……第2フレーム 2……矯正板 3a……パイプ 3……昇降手段 4……押え板 5……ビニールシート巻物 7……ガイドポスト 8乃至11……ガイドロール 12……巻取りガイドロール 14……送り装置 15……型切り装置 51a……ビニールシート残り原反 511……型切り製品 a乃至n……第1の部位乃至第N部位

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】包装用ビニールパッケージの型切り製品を
    製造する過程に於て、ビニール巻物より繰り出されたビ
    ニールシートの巻き癖矯正方法であって、 この巻き癖矯正方法は、 前記繰り出されたビニールシート原反を、熱媒体の供給
    が可能な矯正板と昇降自在な押え板との間に位置させた
    後、前記当該ビニールシート原反を、前記昇温された矯
    正板と上昇した押え板との間で挟持する挟持工程と、 この挟持工程後、前記矯正板への熱媒体の供給を介し
    て、前記ビニールシート原反を軟化矯正する軟化矯正工
    程と、 この軟化矯正工程が終了後、前記押え板を降下して、軟
    化矯正されたビニールシート原反を開放し、常温下にて
    の自己回復を図る自己回復工程と、 前記軟化矯正工程及び自己回復工程とを少なくとも2回
    以上繰り返して、ビニールシート原反の巻き癖を矯正す
    る巻き癖矯正工程と、 この巻き癖矯正工程で矯正された平坦なビニールシート
    原反を、次のビニールパッケージの型切り過程に搬送す
    る搬送工程と、 で構成されるビニールシート巻き癖矯正方法。
  2. 【請求項2】前記軟化矯正及び常温下にての自己回復
    を、ビニールシート原反の搬送過程で順次前進させなが
    ら実行する構成とした特許請求の範囲第1項記載のビニ
    ールシート巻き癖矯正方法。
  3. 【請求項3】フレームの一方側に架承されるビニールシ
    ート巻物と、 このビニールシート巻物より繰り出されたビニールシー
    ト原反の一方側を挟むフレームの上面より垂下された熱
    媒体が供給される矯正板と、 この矯正板に対峙し、かつ前記フレームの立設方向に対
    して昇降自在に設けられ、ビニールシート原反の他方側
    を挟む押え板と、 この押え板の昇降を司る昇降手段と、 前記フレームの他方側に設け、かつ前記矯正されたビニ
    ールシート原反をガイドする多数本のガイドロールと、 前記フレーム間に設け、かつ前記矯正されたビニールシ
    ート原反の搬送又は加工を施すビニールシート原反の送
    り装置、及び前記フレームの横方向に連設されたビニー
    ルパッケージの型切り装置、並びにビニールパッケージ
    の型切り製品を搬送する搬送装置と、 を設けてなるビニールシート巻き癖矯正装置。
JP30817990A 1990-11-14 1990-11-14 ビニールシート巻き癖矯正方法及びその矯正装置 Expired - Lifetime JPH0692114B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105538049A (zh) * 2016-02-02 2016-05-04 厦门大学 离子聚合物金属复合物基膜打磨粗化和校直装置

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