JPH0692524B2 - 摩擦材料用結合剤 - Google Patents
摩擦材料用結合剤Info
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- JPH0692524B2 JPH0692524B2 JP60034109A JP3410985A JPH0692524B2 JP H0692524 B2 JPH0692524 B2 JP H0692524B2 JP 60034109 A JP60034109 A JP 60034109A JP 3410985 A JP3410985 A JP 3410985A JP H0692524 B2 JPH0692524 B2 JP H0692524B2
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- JP
- Japan
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- parts
- sio
- binder
- friction material
- organopolysiloxane
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D69/00—Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
- F16D69/02—Composition of linings ; Methods of manufacturing
- F16D69/025—Compositions based on an organic binder
- F16D69/026—Compositions based on an organic binder containing fibres
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G77/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
- C08G77/42—Block-or graft-polymers containing polysiloxane sequences
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L61/00—Compositions of condensation polymers of aldehydes or ketones; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L61/04—Condensation polymers of aldehydes or ketones with phenols only
- C08L61/06—Condensation polymers of aldehydes or ketones with phenols only of aldehydes with phenols
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L83/00—Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L83/10—Block- or graft-copolymers containing polysiloxane sequences
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D69/00—Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
- F16D69/02—Composition of linings ; Methods of manufacturing
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- Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)
- Phenolic Resins Or Amino Resins (AREA)
- Silicon Polymers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は摩擦材料用結合剤、特には自動車、鉄道車輌、
産業用機械などの制動部品として使用される、無機繊
維、有機繊維を基材とする摩擦材料の結合剤としてのオ
ルガノポリシロキサンで変性したフエノール樹脂を主剤
とする摩擦材料用結合剤に関するものである。
産業用機械などの制動部品として使用される、無機繊
維、有機繊維を基材とする摩擦材料の結合剤としてのオ
ルガノポリシロキサンで変性したフエノール樹脂を主剤
とする摩擦材料用結合剤に関するものである。
(従来の技術) 自動車、鉄道車輌、各種産業用機械についてはその制動
のために摩擦材料が使用されている。この摩擦材料は通
常、アスベスト、セラミツクフアイバーなどの無機質繊
維またはポリイミド、ポリアミド、フエノール樹脂など
の有機質繊維を基材とし、これに充填剤、添加剤、結合
剤を添加してなる複合材料から作られているが、この評
価は高温時における摩擦係数、摩耗量、相手金属板に対
する攻撃性、鳴き、さらには曲げ強さ、タワシ性などの
機械的特性などの物性にもとづいて行なわれている。
のために摩擦材料が使用されている。この摩擦材料は通
常、アスベスト、セラミツクフアイバーなどの無機質繊
維またはポリイミド、ポリアミド、フエノール樹脂など
の有機質繊維を基材とし、これに充填剤、添加剤、結合
剤を添加してなる複合材料から作られているが、この評
価は高温時における摩擦係数、摩耗量、相手金属板に対
する攻撃性、鳴き、さらには曲げ強さ、タワシ性などの
機械的特性などの物性にもとづいて行なわれている。
他方、近年における交通機関の高速化などから、この摩
擦材料を使用する制動材料には特に安全性の面から過酷
な条件下での制御効果の安定性が強く要求されている
が、このような状況下での摩擦材料の評価特性に最も大
きく影響する要因は上記した繊維質基材を結合させるた
めの結合剤の選択にあるとされている。
擦材料を使用する制動材料には特に安全性の面から過酷
な条件下での制御効果の安定性が強く要求されている
が、このような状況下での摩擦材料の評価特性に最も大
きく影響する要因は上記した繊維質基材を結合させるた
めの結合剤の選択にあるとされている。
しかして、この結合剤としては熱硬化性樹脂が広く使用
されており、耐熱性、耐摩耗性、取り扱い易さ、価格な
どの面からフエノール樹脂が汎用されているが、このフ
エノール樹脂は上記した諸特性を改善するために各種の
樹脂で変性したものが実用化されており、これには例え
ば直鎖状のオルガノポリシロキサンをノボラツク型フエ
ノール樹脂に結合させて弾性、引張伝播特性、引張り強
さを改善するようにしたものも提案されている(特開昭
55−92738号公報参照)。しかし、フエノール樹脂を直
鎖状のオルガノポリシロキサンで変性すると、これが軟
化点の下がつた耐溶剤性のわるいものになるし、オルガ
ノシロキサンのクラツキングが起つて低分子量のシロキ
サンが生成して摩擦材料として好ましくない滑り性が出
るという不利が生じるので、この種の摩擦材料について
はこのような不利を伴なわずによりすぐれた耐熱性、耐
摩耗性を与える結合剤が強く要望されている。
されており、耐熱性、耐摩耗性、取り扱い易さ、価格な
どの面からフエノール樹脂が汎用されているが、このフ
エノール樹脂は上記した諸特性を改善するために各種の
樹脂で変性したものが実用化されており、これには例え
ば直鎖状のオルガノポリシロキサンをノボラツク型フエ
ノール樹脂に結合させて弾性、引張伝播特性、引張り強
さを改善するようにしたものも提案されている(特開昭
55−92738号公報参照)。しかし、フエノール樹脂を直
鎖状のオルガノポリシロキサンで変性すると、これが軟
化点の下がつた耐溶剤性のわるいものになるし、オルガ
ノシロキサンのクラツキングが起つて低分子量のシロキ
サンが生成して摩擦材料として好ましくない滑り性が出
るという不利が生じるので、この種の摩擦材料について
はこのような不利を伴なわずによりすぐれた耐熱性、耐
摩耗性を与える結合剤が強く要望されている。
(発明の構成) 本発明はこのような要望に応えることのできる摩擦材料
用結合剤に関するものであり、これは分子中にR1SiO1.5
単位(こゝにR1は炭素数が1〜8である同一または異種
の非置換または置換1価炭化水素基)を含有するオルガ
ノポリシロキサンで変性されたフエノール樹脂を主剤と
してなることを特徴とするものである。
用結合剤に関するものであり、これは分子中にR1SiO1.5
単位(こゝにR1は炭素数が1〜8である同一または異種
の非置換または置換1価炭化水素基)を含有するオルガ
ノポリシロキサンで変性されたフエノール樹脂を主剤と
してなることを特徴とするものである。
すなわち、本発明者らは特に耐熱性、摩擦係数、摩耗率
の改善された摩擦材料を与える結合剤について種々検討
した結果、フエノール樹脂を上記したR1SiO1.5単位およ
び/またはSiO2単位を含有するオルガノポリシロキサン
で変性したものとすると、前記した直鎖状オルガノポリ
シロキサンを用いた場合の不利が解消されるばかりでな
く、耐熱性、耐摩耗性のすぐれた摩擦材料を与える結合
剤を得ることができるということを見出し、このオルガ
ノポリシロキサンの種類、これによるフエノール樹脂変
性方法などについての研究を進めて本発明を完成させ
た。
の改善された摩擦材料を与える結合剤について種々検討
した結果、フエノール樹脂を上記したR1SiO1.5単位およ
び/またはSiO2単位を含有するオルガノポリシロキサン
で変性したものとすると、前記した直鎖状オルガノポリ
シロキサンを用いた場合の不利が解消されるばかりでな
く、耐熱性、耐摩耗性のすぐれた摩擦材料を与える結合
剤を得ることができるということを見出し、このオルガ
ノポリシロキサンの種類、これによるフエノール樹脂変
性方法などについての研究を進めて本発明を完成させ
た。
本発明の摩擦材料用結合剤を得るための出発材料として
のフエノール樹脂はこの種の用途に使用されている公知
のものでよく、これはフエノール類とアルデヒド類とを
酸性触媒の存在下で反応させて得られるノボラツク型の
フエノール樹脂、またはこれらをアルカリ性触媒の存在
下に反応させて得られるレゾール型のフエノール樹脂の
いずれであつてもよい。
のフエノール樹脂はこの種の用途に使用されている公知
のものでよく、これはフエノール類とアルデヒド類とを
酸性触媒の存在下で反応させて得られるノボラツク型の
フエノール樹脂、またはこれらをアルカリ性触媒の存在
下に反応させて得られるレゾール型のフエノール樹脂の
いずれであつてもよい。
また、このフエノール樹脂を変性するために使用される
オルガノポリシロキサンはその分子中に式R1SiO1.5で示
され、このR1はメチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基などのアルキル基、ビニル基、アリル基などのアル
ケニル基、フエニル基、トリル基などのアリール基、ま
たはこれらの基の炭素原子に結合した水素原子の一部ま
たは全部をハロゲン原子、シアノ基などで置換したクロ
ロメチル基、トリフルオロプロピル基、シアノメチル基
などの炭素数が1〜8である同一または異種の非置換ま
たは置換1価炭化水素基で示される単位および/または
SiO2単位を含むものとされる。したがつて、このオルガ
ノポリシロキサンは式 (R1SiO1.5)a(SiO2)b(R2 3SiO0.5)c(R3 2SiO)d で示され、R2,R3は上記したR1と同じ同一または異種の
非置換または置換1価炭化水素基、aは正数,b,c,dは0
または正数、好ましくはa/(a+b+c+d)が0.1〜
1.0の範囲とされるものが示される。
オルガノポリシロキサンはその分子中に式R1SiO1.5で示
され、このR1はメチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基などのアルキル基、ビニル基、アリル基などのアル
ケニル基、フエニル基、トリル基などのアリール基、ま
たはこれらの基の炭素原子に結合した水素原子の一部ま
たは全部をハロゲン原子、シアノ基などで置換したクロ
ロメチル基、トリフルオロプロピル基、シアノメチル基
などの炭素数が1〜8である同一または異種の非置換ま
たは置換1価炭化水素基で示される単位および/または
SiO2単位を含むものとされる。したがつて、このオルガ
ノポリシロキサンは式 (R1SiO1.5)a(SiO2)b(R2 3SiO0.5)c(R3 2SiO)d で示され、R2,R3は上記したR1と同じ同一または異種の
非置換または置換1価炭化水素基、aは正数,b,c,dは0
または正数、好ましくはa/(a+b+c+d)が0.1〜
1.0の範囲とされるものが示される。
なお、このオルガノポリシロキサンは後記するようにフ
エノール樹脂との脱水反応、脱アルコール反応でフエノ
ール樹脂に結合されるものであることから、その分子中
に水酸基、アルコキシ基などを含有することが必須とさ
れるが、この水酸基、アルコキシ基などの含有率は0.1
〜50重量%とすればよく、フエノール樹脂との相溶性の
点からはフエニル基を含有するものとすることが好まし
い。
エノール樹脂との脱水反応、脱アルコール反応でフエノ
ール樹脂に結合されるものであることから、その分子中
に水酸基、アルコキシ基などを含有することが必須とさ
れるが、この水酸基、アルコキシ基などの含有率は0.1
〜50重量%とすればよく、フエノール樹脂との相溶性の
点からはフエニル基を含有するものとすることが好まし
い。
また、このオルガノシロキサンは公知の方法で製造する
ことができ、これらは該当するオルガノシラン、例えば
メチルトリクロロシラン、ジメチルジクロロシラン、ト
リメチルクロロシラン、テトラクロロシラン、フエニル
トリクロロシラン、ジフエニルジクロロシラン、ジメチ
ルジメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ジフ
エニルジメトキシシラン、フエニルトリメトキシシラ
ン、フエニルメチルジクロロシランなどを単独でまたは
種々組合せて有機溶剤中で(共)加水分解させることに
よつて得ることができるが、このシロキサンについては
下記のもの が例示され、これにはまた下記の組成式で示される官能
基として水酸基および/またはアルコキシ基を0.1〜10
%含有するオルガノポリシロキサンが例示される。
ことができ、これらは該当するオルガノシラン、例えば
メチルトリクロロシラン、ジメチルジクロロシラン、ト
リメチルクロロシラン、テトラクロロシラン、フエニル
トリクロロシラン、ジフエニルジクロロシラン、ジメチ
ルジメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ジフ
エニルジメトキシシラン、フエニルトリメトキシシラ
ン、フエニルメチルジクロロシランなどを単独でまたは
種々組合せて有機溶剤中で(共)加水分解させることに
よつて得ることができるが、このシロキサンについては
下記のもの が例示され、これにはまた下記の組成式で示される官能
基として水酸基および/またはアルコキシ基を0.1〜10
%含有するオルガノポリシロキサンが例示される。
(CH3SiO1.5)25〔(C6H5)2SiO〕40〔(CH3)2SiO〕35、 (C6H5SiO1.5)30〔(C6H5)2SiO〕30〔(CH3)2SiO〕40、 (C6H5SiO1.5)15(CH3SiO1.5)10〔(C6H5)2SiO〕40〔(CH3)
2SiO〕35。
2SiO〕35。
本発明の摩擦材料用結合剤は上記したフエノール樹脂を
前記したオルガノポリシロキサンで変性したものである
が、この変性はフエノール樹脂とこのオルガノポリシロ
キサンとをトルエン、キシレン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸セロ
ソルブ、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、N−メ
チル−2−ピロリドン、ジメチルホルムアミドなどの単
一または2種以上の混合溶剤中において、酸エステル交
換触媒の存在下に100〜170℃の温度で脱水反応および/
または脱アルコール反応させればよい。しかしこの場
合、こゝに使用するオルガノポリシロキサンの量をフエ
ノール樹脂100重量部に対し10重量部以下とするとフエ
ノール樹脂とオルガノポリシロキサンとの相溶性がわる
くなり、結果においてこの変性フエノール樹脂を結合剤
とした摩擦材料に耐熱性、耐摩耗性の向上がほとんど見
られず、150重量部以上とすると変性物における架橋密
度が高くなりすぎて変性中にゲル化し易くなるので、こ
れは10〜150重量部の範囲、好ましくは20〜100重量部の
範囲とすることがよい。また、この反応における酸エス
テル交換触媒としてはテトラブチルチタネート、テトラ
イソプロピルチタネート、ブチルポリチタネート、トリ
クロロ酢酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホ
ン酸、アルミニウムキレートなどが例示されるが、これ
はオルガノポリシロキサン100重量部に対し0.5重量部以
上添加すると変性中に反応物がゲル化し易くなるので0.
01〜0.5重量部の範囲で添加することがよい。なお、こ
の反応時間は通常4〜16時間とすればよいが、これは反
応中における水および/またはアルコールの留出量で決
めればよく、反応終了後に減圧下で使用した有機溶剤を
留去すれば、目的とする本発明のシロキサンで変性され
たフエノール樹脂を得ることができる。
前記したオルガノポリシロキサンで変性したものである
が、この変性はフエノール樹脂とこのオルガノポリシロ
キサンとをトルエン、キシレン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸セロ
ソルブ、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、N−メ
チル−2−ピロリドン、ジメチルホルムアミドなどの単
一または2種以上の混合溶剤中において、酸エステル交
換触媒の存在下に100〜170℃の温度で脱水反応および/
または脱アルコール反応させればよい。しかしこの場
合、こゝに使用するオルガノポリシロキサンの量をフエ
ノール樹脂100重量部に対し10重量部以下とするとフエ
ノール樹脂とオルガノポリシロキサンとの相溶性がわる
くなり、結果においてこの変性フエノール樹脂を結合剤
とした摩擦材料に耐熱性、耐摩耗性の向上がほとんど見
られず、150重量部以上とすると変性物における架橋密
度が高くなりすぎて変性中にゲル化し易くなるので、こ
れは10〜150重量部の範囲、好ましくは20〜100重量部の
範囲とすることがよい。また、この反応における酸エス
テル交換触媒としてはテトラブチルチタネート、テトラ
イソプロピルチタネート、ブチルポリチタネート、トリ
クロロ酢酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホ
ン酸、アルミニウムキレートなどが例示されるが、これ
はオルガノポリシロキサン100重量部に対し0.5重量部以
上添加すると変性中に反応物がゲル化し易くなるので0.
01〜0.5重量部の範囲で添加することがよい。なお、こ
の反応時間は通常4〜16時間とすればよいが、これは反
応中における水および/またはアルコールの留出量で決
めればよく、反応終了後に減圧下で使用した有機溶剤を
留去すれば、目的とする本発明のシロキサンで変性され
たフエノール樹脂を得ることができる。
本発明の摩擦材料用結合剤はアスベスト、フエノール樹
脂繊維などの無機質または有機質繊維を結合させて制動
部材に使用される摩擦材料を形成させるものであるが、
この摩擦材料の製造は繊維質基材100重量部に硫酸バリ
ウム、炭酸カルシウム、カシユーダスト、ラバーダスト
などの無機質または有機質充填剤40〜60重量部、銅粉、
アルミニウム粉、カツプリング剤などの添加剤4〜6重
量部、本発明の結合剤20〜35重量部を添加し、均一に混
合してから、これを150〜200℃、100〜300Kgf/cm2の条
件下で成形用金型に充填して成形加工すればよく、これ
によれば特に耐熱性、耐摩耗特性のすぐれた摩擦材料を
工業的に確実に、かつ安価に得ることができるという有
利性が与えられる。
脂繊維などの無機質または有機質繊維を結合させて制動
部材に使用される摩擦材料を形成させるものであるが、
この摩擦材料の製造は繊維質基材100重量部に硫酸バリ
ウム、炭酸カルシウム、カシユーダスト、ラバーダスト
などの無機質または有機質充填剤40〜60重量部、銅粉、
アルミニウム粉、カツプリング剤などの添加剤4〜6重
量部、本発明の結合剤20〜35重量部を添加し、均一に混
合してから、これを150〜200℃、100〜300Kgf/cm2の条
件下で成形用金型に充填して成形加工すればよく、これ
によれば特に耐熱性、耐摩耗特性のすぐれた摩擦材料を
工業的に確実に、かつ安価に得ることができるという有
利性が与えられる。
つぎに本発明の実施例をあげるが例中の部は重量部を示
したものであり、耐摩耗性はJIS−D−4411に準じた定
速式摩擦試験機により測定算出した値を示したものであ
る。
したものであり、耐摩耗性はJIS−D−4411に準じた定
速式摩擦試験機により測定算出した値を示したものであ
る。
実施例1〜3、比較例1〜2 (結合剤の製造) 1)ノボラツク型のフエノールホルムアルデヒド樹脂1,
430部を酢酸セロソルブ600部およびキシレン300部に反
応釜中で攪拌しながら溶解させたのち、こゝに平均分子
量約5,000、水酸基含有率5重量%で式 (C6H5SiO1.5)25〔(C6H5)2SiO〕25〔(CH3)2SiO〕50 で示されるメチルフエニルポリシロキサン620部とテト
ラブチルチタネート0.6部を加え、150℃で10時間脱水反
応させ、ついで120℃/10mgHgで酢酸セロソルブとキシレ
ンを除去したところ、褐色透明な固体2,030部が得られ
たので、この固体100部にヘキサメチレンテトラミン10
部を加えて粉末化した(以下これを樹脂Aと略記す
る)。
430部を酢酸セロソルブ600部およびキシレン300部に反
応釜中で攪拌しながら溶解させたのち、こゝに平均分子
量約5,000、水酸基含有率5重量%で式 (C6H5SiO1.5)25〔(C6H5)2SiO〕25〔(CH3)2SiO〕50 で示されるメチルフエニルポリシロキサン620部とテト
ラブチルチタネート0.6部を加え、150℃で10時間脱水反
応させ、ついで120℃/10mgHgで酢酸セロソルブとキシレ
ンを除去したところ、褐色透明な固体2,030部が得られ
たので、この固体100部にヘキサメチレンテトラミン10
部を加えて粉末化した(以下これを樹脂Aと略記す
る)。
2)ノボラツク型のフエノールホルムアルデヒド樹脂90
0部を酢酸セロソルブ400部およびキシレン100部に反応
釜中で攪拌しながら溶解させたのち、こゝに式 で示されるメチルフエニルメトキシポリシロキサン390
部とテトラブチルチタネート0.3部を加え、130℃で時間
脱メタノール反応させ、ついで120℃/10mmHgで酢酸セロ
ソルブとキシレンを除去したところ、褐色透明の固体1,
260部が得られたので、この固体100部にヘキサメチレン
テトラミン10部を加えて粉末化した(以下これを樹脂B
と略記する)。
0部を酢酸セロソルブ400部およびキシレン100部に反応
釜中で攪拌しながら溶解させたのち、こゝに式 で示されるメチルフエニルメトキシポリシロキサン390
部とテトラブチルチタネート0.3部を加え、130℃で時間
脱メタノール反応させ、ついで120℃/10mmHgで酢酸セロ
ソルブとキシレンを除去したところ、褐色透明の固体1,
260部が得られたので、この固体100部にヘキサメチレン
テトラミン10部を加えて粉末化した(以下これを樹脂B
と略記する)。
3)レゾール型のフエノールホルムアルデヒド樹脂500
部とノボラツク型のフエノールホルムアルデヒド樹脂40
0部をキシレン200部およびメチルイソブチルケトン200
部に反応釜中で攪拌しながら溶解させたのち、これに上
記樹脂B製造時に使用したものと同じメチルフエニルメ
トキシポリシロキサン390部とテトラブチルチタネート
0.3部を加え、140℃で6時間脱メタノール反応させ、つ
いで120℃/20mmHgでキシレンとメチルイソブチルケトン
を留去したところ、褐色透明な固体1,270部が得られた
ので、この固体100部にヘキサメチレンテトラミン10部
を加えて粉末化した(以下これを樹脂Cと略記する)。
部とノボラツク型のフエノールホルムアルデヒド樹脂40
0部をキシレン200部およびメチルイソブチルケトン200
部に反応釜中で攪拌しながら溶解させたのち、これに上
記樹脂B製造時に使用したものと同じメチルフエニルメ
トキシポリシロキサン390部とテトラブチルチタネート
0.3部を加え、140℃で6時間脱メタノール反応させ、つ
いで120℃/20mmHgでキシレンとメチルイソブチルケトン
を留去したところ、褐色透明な固体1,270部が得られた
ので、この固体100部にヘキサメチレンテトラミン10部
を加えて粉末化した(以下これを樹脂Cと略記する)。
4)ノボラツク型のフエノールホルムアルデヒド樹脂50
0部をキシレン200部、メチルイソブチルケトン100部に
反応釜中で攪拌しながら溶解させたのち、こゝに式 で示される直鎖状のジメチルポリシロキサン150部とテ
トラブチルチタネート0.2部を加え、140℃で4時間脱メ
タノール反応させ、ついで120℃/20mmHgでキシレンとメ
チルイソブチルケトンを留去したところ、褐色半透明な
固体640部が得られたので、この固体100部にヘキサメチ
レンテトラミン10部を加えて粉末化した(以下これを樹
脂Dと略記する)。
0部をキシレン200部、メチルイソブチルケトン100部に
反応釜中で攪拌しながら溶解させたのち、こゝに式 で示される直鎖状のジメチルポリシロキサン150部とテ
トラブチルチタネート0.2部を加え、140℃で4時間脱メ
タノール反応させ、ついで120℃/20mmHgでキシレンとメ
チルイソブチルケトンを留去したところ、褐色半透明な
固体640部が得られたので、この固体100部にヘキサメチ
レンテトラミン10部を加えて粉末化した(以下これを樹
脂Dと略記する)。
(摩擦材料の製造) アスベスト50部、フエノール樹脂繊維・カイノール〔群
栄化学工業(株)製商品名〕10部、硫酸バリウム10部、
カシユーダスト12部、ラバーダスト3部、銅粉3部およ
び上記で得た樹脂A〜Dまたは比較のためのシロキサン
変性していないノボラツク型のフエノールホルムアルデ
ヒド100部にヘキサメチレンテトラミン10部を加えて粉
末化したもの(以下これを樹脂Eと略記する)のを各12
部を均一に混合したのち、この混合物を170℃、200Kgf/
cm2の条件下で成形用金型を用いて加熱加圧して成形
し、ついで180℃で4時間アフターベーキングして密度
が1.75〜1.78g/cm3の成形品を作り、これらの摩擦係数
および摩耗率をしらべたところ、第1表に示したとおり
の結果が得られ、摩擦係数については比較例1、2のも
のに特に高温下における低下、すなわちフエード現象が
見られたが、実施例1〜3のものはこのフエード現象が
なくて0.35〜0.40と高い数字で安定していること、また
摩耗率についても実施例1〜3では高温時の値が比較例
1〜2の1/2〜1/3という小さい値であり、実施例1〜3
のものは耐摩耗性にすぐれたものであることが確認され
た。
栄化学工業(株)製商品名〕10部、硫酸バリウム10部、
カシユーダスト12部、ラバーダスト3部、銅粉3部およ
び上記で得た樹脂A〜Dまたは比較のためのシロキサン
変性していないノボラツク型のフエノールホルムアルデ
ヒド100部にヘキサメチレンテトラミン10部を加えて粉
末化したもの(以下これを樹脂Eと略記する)のを各12
部を均一に混合したのち、この混合物を170℃、200Kgf/
cm2の条件下で成形用金型を用いて加熱加圧して成形
し、ついで180℃で4時間アフターベーキングして密度
が1.75〜1.78g/cm3の成形品を作り、これらの摩擦係数
および摩耗率をしらべたところ、第1表に示したとおり
の結果が得られ、摩擦係数については比較例1、2のも
のに特に高温下における低下、すなわちフエード現象が
見られたが、実施例1〜3のものはこのフエード現象が
なくて0.35〜0.40と高い数字で安定していること、また
摩耗率についても実施例1〜3では高温時の値が比較例
1〜2の1/2〜1/3という小さい値であり、実施例1〜3
のものは耐摩耗性にすぐれたものであることが確認され
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 裕 群馬県高崎市大八木町622番地 群栄化学 工業株式会社内 (72)発明者 浜野 隆 群馬県高崎市大八木町622番地 群栄化学 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−93729(JP,A) 特開 昭58−47013(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】分子中にR1SiO1.5(ここにR1は炭素数が1
〜8である同一または異種の非置換または置換1価炭化
水素基)を含有するオルガノポリシロキサンで変性され
たフェノール樹脂を主剤としてなることを特徴とする摩
擦材料用結合剤。 - 【請求項2】フェノール樹脂100重量部がオルガノポリ
シロキサン10〜150重量部で変性されてなる特許請求の
範囲第1項記載の摩擦材料用結合剤。 - 【請求項3】オルガノポリシロキサンが式 (R1SiO1.5)a(SiO2)b(R2 3SiO0.5)c(R3 2SiO)d (ここにR1、R2、R3は炭素数1〜8の同一または異種の
非置換または置換の1価炭化水素基、aは正数、b、
c、dは0または正数)で示されるものである特許請求
の範囲第1項記載の摩擦材料用結合剤。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60034109A JPH0692524B2 (ja) | 1985-02-22 | 1985-02-22 | 摩擦材料用結合剤 |
| US06/828,066 US4657951A (en) | 1985-02-22 | 1986-02-10 | Fibrous material-based friction member |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60034109A JPH0692524B2 (ja) | 1985-02-22 | 1985-02-22 | 摩擦材料用結合剤 |
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|---|---|
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| JP60034109A Expired - Fee Related JPH0692524B2 (ja) | 1985-02-22 | 1985-02-22 | 摩擦材料用結合剤 |
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