JPH069261B2 - 半導体結合超伝導素子 - Google Patents

半導体結合超伝導素子

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JPH069261B2
JPH069261B2 JP59164116A JP16411684A JPH069261B2 JP H069261 B2 JPH069261 B2 JP H069261B2 JP 59164116 A JP59164116 A JP 59164116A JP 16411684 A JP16411684 A JP 16411684A JP H069261 B2 JPH069261 B2 JP H069261B2
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剛司 川上
英明 高柳
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H10N60/00Superconducting devices
    • H10N60/10Junction-based devices

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体を接合部にもつ超伝導素子、即ち超伝導
体−半導体−超伝導体結合素子に関するものである。
半導体をバリアとする超伝導素子は、電子に対するエネ
ルギバリアが低いためバリア長が長くできること、また
半導体に対する電気的制御により超伝導三端子素子を表
現できる可能性を持つことから、多くの試みがなされて
いるが実用に供するものは得られていない。
〔従来の技術〕
例えば第1図に半導体結合超伝導素子の一例を示す。図
において、1は半導体基板、2は超伝導体(超伝導電
極)、3は半導体−超伝導体界面を示す。これまでに実
現されたものでは、半導体1として単結晶シリコンを用
い、拡散又はイオン打込みによりp形の高濃度化を行つ
たもので、超伝導電流が得られている。
しかしこの場合、キヤリア濃度は1×1020cm-3以上で
あり、また超伝導電極間隔Lも0.1μm程度のものしか
実現されていない。キヤリアが102020cm-3ではもはや
半導体といはいいがたく金属的であり、トランジスタ又
はFET素子のような半導体としての特徴を活かすことは
できない。少くともキヤリア濃度は5×1019cm-3以下
にする必要がある。また超伝導間隔が0.1μmでは、半
導体上に第三端子を形成することは非常に困難である。
ところで半導体結合超伝導素子の特性は、半導体中の超
伝導拡散長ξと密接な関係がある。超伝導近接効果理
論によるとξは半導体中のキヤリア密度をn(cm-3
その移動度をμ(cm2/V・S)とするとn1/3μ1/2に比例す
る。例えば高移動度化合物半導体n-InAsを例にとると4
K付近の極低温においてn=2×1018cm-3,μ=10,000cm2
/V・Sなら,ξ=0.22μm,n=2×1017cm-3,μ=20,
000cm2/V・Sでξ=0.15μm程度となる(ここで電子の
有効質量は0.028とした)。通常の超伝導体−金属−超
伝導体素子の場合でみるとL/ξが1〜5程度において
も超伝導電流は流れるため、上記InAsの場合Lが0.2〜
0.5μm以上の素子においても超伝導電流は得られるは
ずである。ところが、実際は超伝導電流は得られなかつ
た。これは極低温における半導体−超伝導界面の電気特
性の重要性を示している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は上述の従来の超伝導体−半導体−超伝導体結合
素子における問題点、すなわち超伝導電流を得るため
に、超伝導電極間隔をきわめて短かくしなければなら
ず、また半導体のキヤリア濃度をきわめて高くしなけれ
ばならないという問題を解決し、実用に供することがで
きる超伝導二端子あるいは三端子素子を実現しようとす
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記問題点を、半導体と超伝導体の界面電気
特性をオーミツク的にすることにより解決する。
ここで本発明の理解のための比較例として、従来知られ
ているスーパ・シヨツトキ素子を示す。これは超伝導体
と半導体とがシヨツトキバリアを形成して接触している
ものであり、そのI−V特性を第2図のロで、又エネル
ギバンド図を第3図(a)に示す。この場合電圧が0付近
では、バリアハイトEbと、空乏槽中w(wは半導体の
キヤリア濃度の平行根に反比例する)で決まるトンネル
電流が流れるが、スーパ・シヨツトキ素子と呼ばれるも
のではI−V特性は直線的ではなくまたその量は非常に
小さい。電圧が超伝導体のギヤツプエネルギ△(△はよ
く使われるNb,Pbで1.3〜1.5meVである)付近で電流が
大きく流れる。スーパ・シヨツトキ素子はこの付近のI
−V特性の非線形を利用したものである。以上が従来の
スーパ・シヨツトキ素子の説明であるが、n形InAsのよ
うにバリアハイトが負といわれているものについても、
本発明のよらず表面に形成された自然酸化膜等の「汚
れ」を除去しないで金属と接合させた場合、そのポテン
シヤルバリアのために、I−V特性は第2図(a)ロのよ
うになる。そして、いずれの場合ともI−V特性が第2
図(a)ロで示すものについては、その部分拡大図の第2
図(b)ロで示すように超伝導電流Icは得られないことが
わかつた。
これに対して本発明による場合、例えば半導体1として
n形InAsを用い、超伝導電極2を例えば蒸着法で形成す
る場合、その直前にアルゴンスパツタクリーニング等に
より表面に残つている自然酸化膜等の汚れを除去したも
のでは、第2図(a)イに示すようにI−V特性が全く直
線的(いわゆるオーミツク性)になるものが得られ、こ
の場合にはじめて超伝導電流Icが得られることがわかつ
た。これは表面のクリーニングにより自然酸化膜等が除
去され、第3図(b)に示すように理想的な界面が得られ
たことに関連する。この表面クリーニングは、化学エツ
チングを施した表面に対してでも必要であり、超伝導体
を形成する直前において同一真空槽内で行うのが最も良
い。クリーニングの方法には高周波スパツタクリーニン
グの他、イオンビーム,オゾン,光照射,あるいは反応
性ガスなどを用いる方法があり、使用する半導体により
最適な方法が選ばれる。
このようなI−V特性及び超伝導電流は、バリアハイト
が正の場合いおいてもその大きさが小さく、かつ空乏槽
巾も小さいときには可能である。前者の負のバイアハイ
トをもつ半導体としては上記n形InAsの他,P形GaSb,
P形InSb等が知られている。又これらの半導体を含む三
元又は四元混晶、例えばInxGa1-xAs,InxAl1-xAs,(い
ずれもxは1に近い領域)等においても負とバリアハイ
トをもたせることができる。良好なオーミツク特性を得
るため、特に後者のバイアハイトが正の場合には必要な
らば半導体の超伝導体2との界面側を高濃度層にしたも
の即ちn+-n-n+構造にしてもよい(この場合エネルギバンド図でw
が小さくなる)。第4図にその例を示しており、4が高濃度
層である。これは内部の半導体1はキヤリア制御のためには低
濃度の方がよく、かつオ-ミツク特性が得られるようにするた
めである。半導体としての特徴をいかすためには、内部の
キヤリア濃度は5×1019cm-3以下に押える必要がある。この
キヤリア濃度の範囲でかつオーミツク特性をもたらせる
ことが半導体結合超伝導三端子素子には重要である。こ
の場合、半導体へのキヤリア注入などによつてオーミツ
ク特性を得、超伝導電流を流すこともできる。
ところで超伝導電流が得られるに必要な接触抵抗につい
て見積つてみる。半導体結合超伝導素子のIcに対する理
論はないが、トンネル接合における理論によるとIcR積
の最大値は用いる超伝導体の超伝導エネルギギヤツプに
より決まつており、Nb,Pbなどでは2mVのオーダであ
る。Rは常伝導抵抗であり今の場合オーミツク部の抵抗
である。簡単のため半導体自身の抵抗を無視し、素子抵
抗は半導体と超伝導体の接触抵抗だけとする。熱的ゆら
ぎを考慮すると実際上必要な最大超伝導電流は、10μA
以上であるので、素子抵抗は100Ω以下が要求される。
もし、有効に超伝導電流が得られる電極領域を超伝導電
極の端から0.5μm程度とし、又、素子巾を100μmとす
ると、接触抵抗は5×10-5Ω・cm2以下が必要となる。
本発明によれば、この程度の低い接触抵抗を充分得るこ
とができる。そして、本発明によれば超伝導体−半導体
−超伝導対結合素子において、超伝導電流を得るに要す
る超伝導電極間隔を比較的に長くすることがで、また半
導体のキヤリア濃度を比較的に低くすることが可能とな
る。
以上は半導体結合超伝導素子の二端子間に超伝導電流を
得ることで説明したが、半導体結合超伝導三端子素子に
関しても応用できることはいうまでもない。
〔発明の効果〕
本発明によれば、上述から明らかなごとく、超伝導体−
半導体−超伝導体結合素子において、超伝導電流を得る
に要する超伝導電極間隔を比較的に長くすることが、ま
た半導体のキヤリア濃度を比較的に低くすることが可能
となるから、半導体結合の超伝導二端子素子あるいは三
端子素子の実用化に大いに貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は半導体結合超伝導素子の断面図、第2図(a)は
半導体結合超伝導素子のI−V特性図、(b)は(a)の原点
付近の拡大図、第3図は半導体結合超伝導素子のそれぞ
れ(a)はバリアが有限(Eb<0),(b)バリアが負(Eb<
0)の場合のエネルギバンド図(いずれもn形半導体の
場合)、第4図は本発明の半導体結合超伝導素子の高濃
度層を形成した例の断面図。 1…半導体基板 2…超伝導電極 3…半導体−超伝導体界面 4…高濃度層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超伝導体−半導体−超伝導体結合素子にお
    いて、半導体と超伝導体がオーミツク的に接触し、前記
    半導体として、前記超伝導体との接触部における電子ま
    たはホールのバリアハイトが負である半導体、または化
    合物半導体、またはそれらの混晶で構成しかつ上記接触
    部において半導体の母体酸化膜が除去されていることを
    特徴とする半導体結合超伝導素子。
  2. 【請求項2】前記半導体のキヤリア濃度を5×1019
    −3以下とすることを特徴とする前記特許請求の範囲
    第1項記載の半導体結合超伝導素子。
  3. 【請求項3】前記半導体の内部構造をn、−n−n
    となし、n層に前記超伝導体が接触していることを特
    徴とする前記特許請求の範囲第1項記載の半導体結合超
    伝導素子。
JP59164116A 1984-08-03 1984-08-03 半導体結合超伝導素子 Expired - Lifetime JPH069261B2 (ja)

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JPS59103389A (ja) * 1982-12-04 1984-06-14 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 超伝導素子及びその製法

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