JPH0692995A - ヒユーマン・マスキングプロテインおよび高分子ユニット - Google Patents

ヒユーマン・マスキングプロテインおよび高分子ユニット

Info

Publication number
JPH0692995A
JPH0692995A JP3337508A JP33750891A JPH0692995A JP H0692995 A JPH0692995 A JP H0692995A JP 3337508 A JP3337508 A JP 3337508A JP 33750891 A JP33750891 A JP 33750891A JP H0692995 A JPH0692995 A JP H0692995A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hmpu
tgf
present
polypeptide
seq
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3337508A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiichi Nakamura
敏一 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP3337508A priority Critical patent/JPH0692995A/ja
Publication of JPH0692995A publication Critical patent/JPH0692995A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、トランスフォーミング増殖因子ベー
タ(TGF−β)をマスクし、これを不活性化するヒュ
ーマン・マスキングプロテイン、その高分子サブユニッ
トおよびプレカーサーとなるポリペプタイド、これらを
コードするヌクレオチドを提供することを目的とする。 【構成】本発明は、配列番号1ないし4記載のポリペプ
タイド、これらからなるhMPU、hMP、配列番号5
ないし8記載のポリヌクレオチドの発明である。 【効果】本発明のポリペプタイドおよびMPU、低分子
サブユニットと結合したhMPUは、それ自体、また必
要により糖鎖と結合することにより、TGF−βと結合
し、腫瘍細胞の増殖抑制等各種生理活性を発揮する。配
列番号1のポリペプタイドおよび本発明のポリヌクレオ
チドは、本発明のポリペプタイドを製造することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トランスフォーミング
増殖因子ベータ(TransformingGrowt
h Factor−β、以下「TGF−β」という)を
マスクし、これを不活性化するヒューマン・マスキング
プロテインおよびその高分子サブユニット、プレカーサ
ー(前駆体)となるポリペプタイドならびにこれらをコ
ードするヌクレオチドに関する。
【0002】
【従来の技術】トランスフォーミング増殖因子ベータT
GF−βは、本来軟寒天中では増殖しない正常ラット腎
臓由来NRK細胞の軟寒天中での増殖を促進する因子と
して、MuSV(マウスRNA肉腫ウイルス)で形質転
換した細胞の培養上清中から1978年に発見された蛋
白質で、トランスフォーメーション(形質転換)に関連
するという意味からトランスフォーミング増殖因子と名
付けられ、腫瘍細胞に特異的に存在する物質であると考
えられた。その後の研究の成果により、TGF−βが正
常組織、特に血小板に多く存在することが解明され、生
体内での多様な生理現象に関与していることが明らかと
なった。
【0003】ヒト血小板から最初に純化されたTGF−
βは現在TGF−β1と命名され、TGF−β類縁物質
としてこれまでにヒト、ラット、ブタ、ニワトリなどか
らβ1〜β5の5種類が発見されている。以下本発明に
おいては、これらTGF−β類縁物質を「TGF−β」
と総称する。TGF−βは哺乳動物のほとんどすべての
細胞に対して何らかの作用を示し、また種々の疾患に対
しての治療的応用が期待されている。TGF−βの主な
作用として、正常培養線維芽細胞など間葉系の細胞に対
する増殖促進、肝細胞など上皮系細胞に対する増殖抑
制、細胞分化の制御、T細胞など免疫系細胞に対する増
殖抑制、造血系細胞に対する増殖抑制などがin vi
troで確認されており、生体中での活性としては、創
傷治癒の促進、骨代謝、肝再生停止などへの関与が見い
出されている。
【0004】TGF−β1は390個のアミノ酸からな
る前駆体(潜在型)として作られ、C末端側の112個
のアミノ酸に切断されてダイマーとなり活性型となるこ
とがこれまでに解明されている。動物細胞からの精製や
遺伝子組換え細胞での発現によってTGF−βあるいは
その部分ペプタイドを製造することができ、その臨床的
な応用開発、例えば上皮系細胞の増殖促進活性を利用し
た火傷、手術後などの創傷治癒剤、湿疹治療剤、骨形成
への関与から骨粗しょう症治療剤、免疫系細胞の増殖抑
制から臓器移植や免疫疾患における免疫抑制剤などへ利
用が試みられている。
【0005】ガン細胞は、TGF−βを自ら大量に産生
していて、ガン細胞自身の増殖促進とkillerT細
胞やhelperT細胞など免疫系細胞の増殖抑制を通
じて旺盛な増殖を繰り返すことが知られている。
【0006】他方、正常細胞が生産するTGF−βは、
後記のようにいずれもマスキングプロテインと複合体を
形成した不活性型であることが解明された。一方、ガン
細胞の多くはTGF−βを活性型で分泌することが知ら
れている。
【0007】従って、TGF−βを不活性化する因子は
制ガン剤として非常に有望である。この因子は本発明者
がラット血小板に発見しTGF−βマスキングプロテイ
ンと命名したポリペプタイドが、現在までに発見されて
いるTGF−βと特異的に反応しこれを不活化する唯一
の物質であった(Biochem BiophysRe
s Commun,141,176−184,198
6)。また、TGF−βの多様な活性を解析するために
は生体内でこれを調節する機構の解明が重要であり、そ
のためにもヒトのマスキングプロテインの詳細な構造を
解析することと、ヒト組織中から精製蛋白質として入手
することが望まれてきた。
【0008】本発明者は、ラット組織中から、TGF−
βと特異的に結合する蛋白質の高分子サブユニットMP
U、そのプレカーサMPU−P、そのプレプロ構造体M
PU−PP、これらをコードする遺伝子MPU−Nおよ
びポリヌクレオチドMPU−PN、MPU−PPNを精
製、単離、特定し、これらを特願平2−173679号
として出願済である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者が発見したT
GF−βマスキングプロテインは、ガン細胞の増殖を促
進するTGF−βと特異的に反応しこれを不活性化する
ことから、これをヒト組織からも精製蛋白質として入手
するとともに、その詳細な構造を解析し、これによりガ
ン細胞の増殖を抑制する物質の製造に寄与することが課
題とされていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、トランスフォ
ーミング増殖因子ベータ(TransformingG
rowth Factor−β)(「TGF−β」)と
特異的に結合するヒューマン・マスキングプロテインh
MP、その高分子サブユニットhMPU、そのプレカー
サーhMPU−Pならびにこれらをコードする遺伝子h
MPU−NおよびポリヌクレオチドhMPU−PNの発
明である。
【0011】本発明者は、TGF−βを不活性化する蛋
白質の存在を次のようにして解明した。すなわち、TG
Fが非還元下SDS−PAGEでの分子量が26kDで
あるのに対し、潜在型TGF−βは400〜500kD
もの高分子量であることを手がかりに、TGF−βを不
活化する高分子蛋白質の存在を予測し研究を重ねた結
果、TGF−βに特異的に結合する蛋白質をラット血小
板から部分精製することに成功し、これをTGF−βマ
スキングプロテイン(TGF−β maskingpr
otein)と命名した(Biochem Bioph
ys Res Commun,141 176−18
4,1986)。TGF−βマスキングプロテイン(以
下「MP」という)は、2個の39kDサブユニットと
1個の110KDサブユニットからなる異型三量体であ
り、このうち39kDサブユニットのN末端15塩基の
アミノ酸配列を決定したところ、TGF−β前駆体のシ
グナル配列に続くN末端領域のアミノ酸配列と一致した
(Proc Natl Acad Sci,83,64
89−6493,1986。FEBS Lett,24
,240−244,1989)。これによりMPの3
9kDサブユニットはTGF−βの前駆蛋白質部分にす
ぎないことが解明された。
【0012】他方、本発明者は110kDサブユニット
(以下「高分子サブユニット」という)について研究を
進め、これがTGF−βの不活性化に重要な役割を果た
していることを解明するとともに、ラット血小板より単
離精製した該蛋白質のアミノ酸配列とこれをコードする
遺伝子の塩基配列を解析し、全く新規の蛋白質であるこ
とを明らかにすることができ、この新規の高分子サブユ
ニットをMPUと命名した。これにより、本発明者は、
トランスフォーミング増殖因子ベータ(Transfo
rming Growth Factor−β)と特異
的に結合する蛋白質の高分子サブユニットMPUをラッ
ト血小板から単離・精製・特定して前記特願平2−17
3679号を完成させた。
【0013】さらに、本発明者は、ひき続き鋭意研究を
進めた結果、ヒト血小板からTGF−βヒューマン・マ
スキングプロテインを単離・精製し、これを特定するこ
とによって本発明を完成させた。すなわち、本発明は、
トランスフォーミング増殖因子ベータ(Transfo
rmining Growth Factor−β)と
特異的に結合するマスキングプロテインhMP、蛋白質
の成熟型高分子サブユニットhMPU、ならびにこれを
産生する遺伝子の発明である。hMPU−1、2、3な
らびにそのプレカーサーhMPU−Pを単離精製するこ
とに成功した。さらに、本発明者は、ヒト胎盤由来cD
NAライブラリーを解析することにより、成熟型hMP
U−1、2、3および前駆体hMPU−Pをコードする
遺伝子の塩基配列を解明し、本発明を完成した。
【0014】すなわち、本発明は、配列番号1記載のア
ミノ酸配列を有するポリペプタイドhMPU−1の発明
である。
【0015】本発明は、配列番号2記載のアミノ酸配列
を有するポリペプタイドhMPU−2の発明である。
【0016】本発明は、配列番号3記載のアミノ酸配列
を有するポリペプタイドhMPU−3の発明である。
【0017】本発明は、配列番号1ないし3記載のアミ
ノ酸配列を有するポリペプタイドhMPU−1、hMP
U−2、hMPU−3の混合ポリペプタイドhMPUの
発明である。
【0018】本発明は、配列番号9記載のアミノ酸配列
を有するポリペプタイドと、前項記載のポリペプタイド
hMPUがS−S結合してなるヒューマン・マスキング
プロテインhMPの発明である。
【0019】本発明は、配列番号4記載のアミノ酸配列
を有するポリペプタイドhMPU−Pの発明である。
【0020】本発明は、配列番号5記載の塩基配列を有
するポリヌクレオチドhMPU−1Nの発明である。
【0021】本発明は、配列番号6記載の塩基配列を有
するポリヌクレオチドhMPU−2Nの発明である。
【0022】本発明は、配列番号7記載の塩基配列を有
するポリヌクレオチドhMPU−3Nの発明である。
【0023】本発明は、配列番号8記載の塩基配列を有
するポリヌクレオチドhMPU−PNの発明である。
【0024】本発明のポリペプタイドおよびポリヌクレ
オチドには、上記のアミノ酸配列および塩基配列を有す
るものが含まれるが、もとより本発明が同一の配列を有
するものだけに限定されるのではなく、部分的な差異を
有するものであっても実質的に同一の配列を有する物質
は本発明の範囲に包含される。
【0025】本発明は、有用なポリペプタイドおよびポ
リヌクレオチド自体の発明であるから、製造方法や用途
がいかなるものであろうとも本発明の範囲に包含され
る。
【0026】本発明のポリペプタイドおよびポリヌクレ
オチドは、ヒトの胃、肺、腎臓、胸腺等の組織、または
血清、血奨等より、例えば、実施例1に示す手順に従っ
て抽出・精製することができる。
【0027】例えば、ヒト血小板を超音波で粉砕したの
ち、プロテアーゼインヒビターを添加して遠心分離し、
その上清を潜在型TGF−β複合体を精製する方法に準
じて各種ゲルカラムにて精製し、SDS−PAGEで分
離したのちに膜に転写することにより、本発明のhMP
U−1、2、3、Pを単離することができる。
【0028】本発明のポリペプタイドを製造する別の方
法としては、本発明の塩基配列を有するポリヌクレオチ
ドをヒト組識から抽出、精製し、あるいはこれらを合成
したうえ、適切な発現ベクターに組み込み、大腸菌等の
培養細胞に遺伝子導入して、その培養上清から得ること
ができる。
【0029】さらに具体的には、通常用いられる遺伝子
工学的な手法、例えば次のような手順に従って製造する
ことができる。 すなわ
ち、 ヒトの組織細胞や血清、血奨から抽出したmRNAを
鋳型としてPCR(ポリメラーゼ・チェーン・リアクシ
ョン)法を用いてcDNAを合成し、このcDNAを大
腸菌由来プラスミドpBR322、あるいはバクテリオ
ファージλgt11などの組換えベクターに組み込み、 大腸菌Escherichia coli NM51
4などの宿主細胞に組み込んで発現させ、 本発明によって明らかにされた塩基配列に基づいて合
成された部分オリゴヌクレオチド(放射性ラベル)プロ
ーブを用いてコロニーハイブリダイゼーション法または
プラークハイブリダイゼーション法などによって目的の
cDNAを選択する。 さらに、マクサムとギルバートの化学法(Proc
Natl Acad Sci、74、560,197
7)などによりcDNAの塩基配列を決定し、 ヒトMP高分子サブユニットのアミノ酸配列の全部を
コードするcDNAを含有するベクターから制限酵素に
よってcDNAを切り出し、 適切な発現ベクター、例えば大腸菌由来のプラズミド
pBR322、あるいは腫瘍ウイルスSV40などに制
限酵素とDNAリガーゼを用いて組み込み、 マウスC127細胞やサルCOS細胞に導入して発現
させて得る。
【0030】
【作用】本発明の高分子サブユニットhMPU−1、
2、3、およびこれらからなるhMPUは、これとは別
に精製、または発現させて得た低分子サブユニット(そ
のアミノ酸配列の1例を配列番号9に示すが、もとより
これと部分的差異を有するが実質上同一の配列を有し、
同一の活性を有するものも含まれる)と化学的または酵
素的に結合させて本発明のhMPUを得ることができ
る。hMPは、それ自体、また、必要により糖鎖と結合
させることによって、TGF−βと特異的に結合する活
性を有する。
【0031】本発明者の研究によれば、成熟型ラット初
代培養肝細胞のDNA合成抑制活性およびNRK49F
細胞コロニー形成活性バイオアッセイ系の結果から、本
発明の高分子サブユニットhMPU−1、2、3からな
るhMPUを低分子サブユニットと結合させたhMP
は、それ自体、また必要により糖鎖と結合させることに
より、ヒト由来TGF−βのみならず、ラットTGF−
βの活性をも完全に抑制することが確認された。このよ
うに、本発明のhMPならびにその高分子サブユニット
hMPU、hMPU−1、2、3は、ヒトをはじめ各種
動物において、TGF−β活性を抑制することができ
る。
【0032】また、本発明の高分子サブユニットhMP
U−Pは、hMPU−1、2、3の前駆体であって、こ
れよりhMPU−1、2、3を製造することができる。
【0033】また、本発明のhMPU−1N、2N、3
N、PNは、公知の遺伝子工学的手法を用いて、本発明
のhMPU−1、2、3、Pを製造することができる。
【0034】
【実施例】以下、本発明を詳細に説明するため実施例を
記載するが、もとより本発明がこれら実施例に限定され
ることはない。
【0035】実施例1 部分的アミノ酸配列の決定 潜在型TGF−β複合体は次の方法にしたがってヒト血
小板から精製した。ヒト血小板を50mMTris−H
Cl緩衝液に懸濁し、超音波粉砕したのちアンチパイ
ン、ベスタチンなどのプロテアーゼインヒビターを加え
て遠心分離した。上清をSセファロースゲルと混合し、
遠心分離した。上清をスターテングマテリアルとして、
DEAE−Toyopearl 650s、フェニルセ
ファロースCL−4B、キレーティングセファロース、
Cuキレーティングセファロース、セファロース6の各
ゲルカラムを用いて精製した(J Biochem,
06,304,−310,1989)。
【0036】マスキングプロテインと遊離成熟型高分
子サブユニットhMPUの分離 で得た潜在型TGF−β複合体画分を、溶出溶媒に濃
度勾配をつけた逆相液体クロマトグラフィーにかけたと
ころ、図1のパターンを示し3ピークに分離された。そ
れぞれのピークを分取し、非還元下および還元下でSD
S−PAGE分析した結果を図2に示す(a:非還元
下、b:還元下)。対照(レーン1)として置いたラッ
ト由来の潜在型TGF−β複合体(ラットMPを含む)
との比較より、ピーク1は遊離成熟型高分子サブユニッ
トhMPU(レーン2)、ピーク2は遊離TGF−β
(レーン3)、ピーク3はhMP(レーン4)と推定さ
れた。ピーク1の画分を還元し、SDS−PAGEにか
けた後、ポリビニリデン−ジフルオライド膜に転写し膜
上にhMPUを得た。
【0037】部分アミノ酸配列の決定 で得られた膜上のhMPUについて、常法によりN末
端アミノ酸配列を決定したところ、N末端として各々T
IHLHPQFPVVVE、HPQFPVVVEKK、
PQFPVVVEKを有する3種のポリペプタイドが存
在することが確認され、それぞれhMPU−1、2、3
と命名した。一方、膜上のhMPUをシアノーゲンブロ
マイド分解にかけ、続いてリジンエンドペプチターゼ処
理し、酵素処理後得られた3つのペプタイドのアミノ酸
配列を決定した(single−letteramin
o−acid code);ペプタイド1、QTEGX
ERXTXG;ペプタイド2、GFVPAGESSY
E;ペプタイド3、EGTYYDPV。これらのアミノ
酸配列は特願平2−173679号に開示したラット血
小板由来MP高分子サブユニットとホモロジーを有し、
hMPUがラットMP高分子サブユニットと類似の蛋白
質であることが示唆された。また、でSDS−PAG
Eより得たヒトMP還元物(図2、(b)レーン4)の
うちhMPUに相当する約120kDaのバンドが切り
出し、膜に転写して得たペプタイドを解析した。その結
果、このペプタイドがで得たhMPUと同一物質であ
ることを確認した。
【0038】cDNAスクリーニング ラット骨髄から精製した巨核球細胞よりcDNAライブ
ラリーを構築し、得られたラットMP高分子サブユニッ
トの4054bpのcDNA断片を、MP高分子サブユ
ニットcDNAクローンのスクリーニングにプローブと
して供した。ポリヌクレオチドプローブをT4ポリヌク
レオチドキナーゼ(タカラバイオケミカルズ社)と[γ
32P]ATP(アマシャム社)で5′末をリン酸化し
て放射性ラベルした。cDNAの合成は、ヒト胎盤から
プライマーとしてオリゴ(dT)を用いて合成した。c
DNAライブラリーの構築はλZAP11ベクター(ス
トラタジーン社)を用いて行った。組換えファージを大
腸菌にプレーティングし、ニトロセルロースフィルター
(Hybond N、アマシャム社)に転写した。これ
らのレプリカをイノシン含有放射線ラベルプローブによ
り、0.2×SSC (0.9M NaCl、90mM
クエン酸三ナトリウム)、0.05%リン酸ナトリウ
ム、100μg/ml tRNA、6×デンハート溶液
にて65℃15時間、ハイブリダイゼーション反応させ
た。反応後、ニトロセルロースフィルターを0.1%S
DSを含む0.2×SSC緩衝液によって65℃20分
洗浄を3回繰り返した。
【0039】cDNA塩基配列の決定 得られた複数のクローンを制限酵素で切り出し、シーケ
ネース(ユナイテッドステート バイオケミカル社)を
用いてジデオキシ法によってhMPUcDAの塩基配列
を決定した。その結果、得られたcDNAは、ラットM
Pにおける成熟型高分子サブユニットに相当するコード
領域を含む2,535ヌクレオチドをカバーするもので
あり、遊離成熟型hMPU−1のコード領域は本実施例
の場合第268塩基から始まるポリペプタイドであるこ
とが確認された。
【0040】実施例2.hMPU−1N、2N、3Nを
得る実施例 実施例1ので得られたクローンのうち3.1kbの
インサートを持つhMP3−1を用いて、hMPU−P
N、1N、2N、3Nを組み込んだプラズミドを作成し
た。
【0041】プラズミドhMP3−1を制限酵素Sty
IとSphIで消化し104bp〜2264bpの2.
1kb断片とした後、5′末側、および3′末側にDN
A合成装置により作成した次のDNA断片をリンカーし
てT4DNAリガーゼにより結合させた。5′末側リン
カーはhMPU−Pの構成ヌクレオチドの104bpと
スタートコドンATG、およびSalI消化部位を持
つ。3′末側リンカーはhMPU−Pの構成ヌクレオチ
ドの78bpとストップコドンTGAおよびHindI
II消化部位を持つ。発現用ベクターpKK223−3
を制限酵素SalIとHindIIIで消化した後、リ
ンカーを結合させたDNA断片をT4DNAリガーゼに
より挿入し、hMPU−Pをインサートとして有するプ
ラズミドpKK223−3[hMPU−P]を得た。
【0042】hMPU−1Nをインサートとして有する
プラズミドは次のようにして得た。プラズミドhMP3
−1を制限酵素HindIIIとSphIで消化し34
5bp〜2264bpの1.9kb断片とした後、5′
末側にhMPU−1の構成ヌクレオチドの77bpとス
タートコドンATG、およびSalI消化部位を持つリ
ンカーを、3′末側にhMPU−1の構成ヌクレオチド
の78bpとストップコドンTGAおよびHindII
I消化部位を持つリンカーをT4DNAリガーゼにより
結合した。発現用ベクターpKK223−3を制限酵素
SalIとHindIIIで消化した後、リンカーを結
合させたDNA断片をT4DNAリガーゼにより挿入
し、pKK223−3[hMPU−1]を得た。
【0043】hMPU−2N、3Nをインサートとして
有するプラズミドも同様に、プラズミドhMPU3−1
をHindIIIとSalIで消化した後、5′末側に
65bp、62bpのhMPU−2、3構成ヌクレオチ
ドを含むリンカーを用いて作成し、それぞれpKK22
3−3[hMPU−2]、pKK223−3[hMPU
−3]と名付けた。
【0044】実施例3.hMPU−P、1、2、3を得
る実施例 E.coli(DH5−α株)をL−Broth培地に
て培養し、集菌後100mM CaClに懸濁した。
カルシウムにより活性化された大腸菌をpKK223−
3[hMPU−P]で形質転換し、L−Broth培地
にて培養した。培養液を精製しSDS−PAGEにか
け、ポリビニリデン−ジフルオライド膜に転写しhMP
Uを得た。以下同様に、pKK223−3[hMPU−
1]、pKK223−3[hMPU−2]、pKK22
3−3[hMPU−3]を用いてE.coli(DH5
−α株)を形質転換し、得られた培養液からhMPU−
1、2、3を精製して得た。
【0045】実施例4.ヒトMPのヒトTGF−β活性
に対する抑制作用 本発明のhMPUを構成蛋白質とするヒトMPがヒトT
GF−β活性を抑制することを次の通り確認した。実施
例1−においてヒト血小板より得て、還元物よりhM
PU−1、2、3を構成成分として含有することを確認
したヒトMPを以下の実施例に供した。ヒトMPのTG
F−β抑制作用はラット初代培養肝実質細胞を用いて測
定した。ウィスター系ラットからコラーゲン還流法によ
り肝実質細胞を分離精製した。得られた肝実質細胞を5
%の仔ウシ血清を含むウィリアムスE培地(フローラボ
ラトリー社)に2.5×10個/mlの濃度て懸濁
し、24ウェルマルチプレートに0.5ml/ウェルづ
つ播いた。5%CO、30%O、65%Nの条件
下、37℃で20時間培養後、1×10−7Mインスリ
ン(シグマ社)、10ng/mlEGF(組換えヒトE
GF、アース化学社)を含む無血清ウィリアムスE培地
に交換すると共に、2.5mg/mlのウシ血清アルブ
ミンを含むリン酸食塩緩衝液に所定量のMPを添加した
溶液45μlと、同緩衝液にTGF−β1、β2各1.
8ngを添加した溶液5μlを混合し室温で1時間イン
キュベートした溶液を添加した。12時間培養後1.2
5μCi/mlの[H]デオキシチミジンを10μl
/ウェル加え、コントロール群には[H]デオキシチ
ミジン添加15分前に5μg/mlのアフィディコリン
を添加した。さらに24時間培養してトリチウムラベル
した後、細胞をpH7.4のリン酸食塩緩衡液で2回洗
浄し、冷10%トリクロロ酢酸水溶液で固定した。細胞
を1ウェル当たり0.5mlの1N水酸化ナトリウム水
溶液で可溶化し、その放射能をガンマカウンターにより
測定した。被検試料を添加したとき肝実質細胞に組み込
まれたトリチウムの量をコントロールのカウントの比と
して求め、DNA合成活性(%)とした。その結果、図
3(○:TGF−β1、●:TGF−β2)に示す如
く、本発明のhMPUを含むヒトMPはヒトTGF−β
の持つ肝実質細胞増殖阻害活性を用量依存的に抑制し、
40〜100ng/ml(TGF−β1重量部に対して
20〜55重量部)でTGF−βの活性をほぼ完全に抑
制することが明らかとなった。
【0046】
【発明の効果】本発明のポリペプタイドhMPU−1、
2、3を構成成分とするhMPUは、低分子サブユニッ
トと結合させて本発明のhMPを得ることができる。h
MPはそれ自体、また必要により糖鎖と結合させること
により、ヒトおよび各種動物由来のTGF−βと結合
し、腫瘍細胞の増殖抑制等各種生理活性を発揮する。本
発明のポリペプタイドhMPU−Pは、これによりhM
PU−1、2、3を製造することができる。本発明のポ
リヌクレオチドhMPU−1N、2N、3N、PNは、
遺伝子工学的手法に供することにより、本発明のポリペ
プタイドを製造することができる。
【0047】このように本発明のポリペプタイドおよび
ポリヌクレオチドは、TGF−βと結合するマスキング
プロテイン製造のために必須不可欠の重要な物質であ
る。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】潜在型TGF−β複合体画分の逆相液体クロマ
トグラフィー分画。実線は280nmにおける吸光度、
破線はアセトニル濃度を示す。
【図2】各ピークの非還元下および還元下SDS−PA
GE分析。
【図3】hMPUのTGF−β1、β2活性抑制。○は
TGF−β1、●はTGF−β2に対する。
【配列表】
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トランスフォーミング
増殖因子ベータ(TransformingGrowt
h Factor−β、以下「TGF−β」という)を
マスクし、これを不活性化するヒューマン・マスキング
プロテインおよびその高分子サブユニット、プレカーサ
ー(前駆体)となるポリペプタイドならびにこれらをコ
ードするヌクレオチドに関する。
【0002】
【従来の技術】トランスフォーミング増殖因子ベータT
GF−βは、本来軟寒天中では増殖しない正常ラット腎
臓由来NRK細胞の軟寒天中での増殖を促進する因子と
して、MuSV(マウスRNA肉腫ウイルス)で形質転
換した細胞の培養上清中から1978年に発見された蛋
白質で、トランスフォーメーション(形質転換)に関連
するという意味からトランスフォーミング増殖因子と名
付けられ、腫瘍細胞に特異的に存在する物質であると考
えられた。その後の研究の成果により、TGF−βが正
常組織、特に血小板に多く存在することが解明され、生
体内での多様な生理現象に関与していることが明らかと
なった。
【0003】ヒト血小板から最初に純化されたTGF−
βは現在TGF−β1と命名され、TGF−β類縁物質
としてこれまでにヒト、ラット、ブタ、ニワトリなどか
らβ1〜β5の5種類が発見されている。以下本発明に
おいては、これらTGF−β類縁物質を「TGF−β」
と総称する。TGF−βは哺乳動物のほとんどすべての
細胞に対して何らかの作用を示し、また種々の疾患に対
しての治療的応用が期待されている。TGF−βの主な
作用として、正常培養線維芽細胞など間葉系の細胞に対
する増殖促進、肝細胞など上皮系細胞に対する増殖抑
制、細胞分化の制御、T細胞など免疫系細胞に対する増
殖抑制、造血系細胞に対する増殖抑制などがin vi
troで確認されており、生体中での活性としては、創
傷治癒の促進、骨代謝、肝再生停止などへの関与が見い
出されている。
【0004】TGF−β1は390個のアミノ酸からな
る前駆体(潜在型)として作られ、C末端側の112個
のアミノ酸に切断されてダイマーとなり活性型となるこ
とがこれまでに解明されている。動物細胞からの精製や
遺伝子組換え細胞での発現によってTGF−βあるいは
その部分ペプタイドを製造することができ、その臨床的
な応用開発、例えば上皮系細胞の増殖促進活性を利用し
た火傷、手術後などの創傷治癒剤、湿疹治療剤、骨形成
への関与から骨粗しょう症治療剤、免疫系細胞の増殖抑
制から臓器移植や免疫疾患における免疫抑制剤などへ利
用が試みられている。
【0005】ガン細胞は、TGF−βを自ら大量に産生
していて、ガン細胞自身の増殖促進とkillerT細
胞やhelperT細胞など免疫系細胞の増殖抑制を通
じて旺盛な増殖を繰り返すことが知られている。
【0006】他方、正常細胞が生産するTGF−βは、
後記のようにいずれもマスキングプロテインと複合体を
形成した不活性型であることが解明された。一方、ガン
細胞の多くはTGF−βを活性型で分泌することが知ら
れている。
【0007】従って、TGF−βを不活性化する因子は
制ガン剤として非常に有望である。この因子は本発明者
がラット血小板に発見しTGF−βマスキングプロテイ
ンと命名したポリペプタイドが、現在までに発見されて
いるTGF−βと特異的に反応しこれを不活化する唯一
の物質であった(Biochem BiophysRe
s Commun,141,176−184,198
6)。また、TGF−βの多様な活性を解析するために
は生体内でこれを調節する機構の解明が重要であり、そ
のためにもヒトのマスキングプロテインの詳細な構造を
解析することと、ヒト組織中から精製蛋白質として入手
することが望まれてきた。
【0008】本発明者は、ラット組織中から、TGF−
βと特異的に結合する蛋白質の高分子サブユニットMP
U、そのプレカーサMPU−P、そのプレプロ構造体M
PU−PP、これらをコードする遺伝子MPU−Nおよ
びポリヌクレオチドMPU−PN、MPU−PPNを精
製、単離、特定し、これらを特願平2−173679号
として出願済である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者が発見したT
GF−βマスキングプロテインは、ガン細胞の増殖を促
進するTGF−βと特異的に反応しこれを不活性化する
ことから、これをヒト組織からも精製蛋白質として入手
するとともに、その詳細な構造を解析し、これによりガ
ン細胞の増殖を抑制する物質の製造に寄与することが課
題とされていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、トランスフォ
ーミング増殖因子ベータ(TransformingG
rowth Factor−β)(「TGF−β」)と
特異的に結合するヒューマン・マスキングプロテインh
MP、その高分子サブユニットhMPU、そのプレカー
サーhMPU−Pならびにこれらをコードする遺伝子h
MPU−NおよびポリヌクレオチドhMPU−PNの発
明である。
【0011】本発明者は、TGF−βを不活性化する蛋
白質の存在を次のようにして解明した。すなわち、TG
Fが非還元下SDS−PAGEでの分子量が26kDで
あるのに対し、潜在型TGF−βは400〜500kD
もの高分子量であることを手がかりに、TGF−βを不
活化する高分子蛋白質の存在を予測し研究を重ねた結
果、TGF−βに特異的に結合する蛋白質をラット血小
板から部分精製することに成功し、これをTGF−βマ
スキングプロテイン(TGF−β maskingpr
otein)と命名した(Biochem Bioph
ys Res Commun,141 176−18
4,1986)。TGF−βマスキングプロテイン(以
下「MP」という)は、2個の39kDサブユニットと
1個の110KDサブユニットからなる異型三量体であ
り、このうち39kDサブユニットのN末端15塩基の
アミノ酸配列を決定したところ、TGF−β前駆体のシ
グナル配列に続くN末端領域のアミノ酸配列と一致した
(Proc Natl Acad Sci,83,64
89−6493,1986。FEBS Lett,24
,240−244,1989)。これによりMPの3
9kDサブユニットはTGF−βの前駆蛋白質部分にす
ぎないことが解明された。
【0012】他方、本発明者は110kDサブユニット
(以下「高分子サブユニット」という)について研究を
進め、これがTGF−βの不活性化に重要な役割を果た
していることを解明するとともに、ラット血小板より単
離精製した該蛋白質のアミノ酸配列とこれをコードする
遺伝子の塩基配列を解折し、全く新規の蛋白質であるこ
とを明らかにすることができ、この新規の高分子サブユ
ニットをMPUと命名した。これにより、本発明者は、
トランスフォーミング増殖因子ベータ(Transfo
rming Growth Factor−β)と特異
的に結合する蛋白質の高分子サブユニットMPUをラッ
ト血小板から単離・精製・特定して前記特願平2−17
3679号を完成させた。
【0013】さらに、本発明者は、ひき続き鋭意研究を
進めた結果、ヒト血小板からTGF−βヒューマン・マ
スキングプロテインを単離・精製し、これを特定するこ
とによって本発明を完成させた。すなわち、本発明は、
トランスフォーミング増殖因子ベータ(Transfo
rmining Growth Factor−β)と
特異的に結合するマスキングプロテインhMP、蛋白質
の成熟型高分子サブユニットhMPU、ならびにこれを
産生する遺伝子の発明である。hMPU−1、2、3な
らびにそのプレカーサーhMPU−Pを単離精製するこ
とに成功した。さらに、本発明者は、ヒト胎盤由来cD
NAライブラリーを解析することにより、成熟型hMP
U−1、2、3および前駆体hMPU−Pをコードする
遺伝子の塩基配列を解明し、本発明を完成した。
【0014】すなわち、本発明は、配列番号1記載のア
ミノ酸配列を有するポリペプタイドhMPU−1の発明
である。
【0015】本発明は、配列番号2記載のアミノ酸配列
を有するポリペプタイドhMPU−2の発明である。
【0016】本発明は、配列番号3記載のアミノ酸配列
を有するポリペプタイドhMPU−3の発明である。
【0017】本発明は、配列番号1ないし3記載のアミ
ノ酸配列を有するポリペプタイドhMPU−1、hMP
U−2、hMPU−3の混合ポリペプタイドhMPUの
発明である。
【0018】本発明は、配列番号9記載のアミノ酸配列
を有するポリペプタイドと、前項記載のポリペプタイド
hMPUがS−S結合してなるヒューマン・マスキング
プロテインhMPの発明である。
【0019】本発明は、配列番号4記載のアミノ酸配列
を有するポリペプタイドhMPU−Pの発明である。
【0020】本発明は、配列番号5記載の塩基配列を有
するポリヌクレオチドhMPU−1Nの発明である。
【0021】本発明は、配列番号6記載の塩基配列を有
するポリヌクレオチドhMPU−2Nの発明である。
【0022】本発明は、配列番号7記載の塩基配列を有
するポリヌクレオチドhMPU−3Nの発明である。
【0023】本発明は、配列番号8記載の塩基配列を有
するポリヌクレオチドhMPU−PNの発明である。
【0024】本発明のポリペプタイドおよびポリヌクレ
オチドには、上記のアミノ酸配列および塩基配列を有す
るものが含まれるが、もとより本発明が同一の配列を有
するものだけに限定されるのではなく、部分的な差異を
有するものであっても実質的に同一の配列を有する物質
は本発明の範囲に包含される。
【0025】本発明は、有用なポリペプタイドおよびポ
リヌクレオチド自体の発明であるから、製造方法や用途
がいかなるものであろうとも本発明の範囲に包含され
る。
【0026】本発明のポリペプタイドおよびポリヌクレ
オチドは、ヒトの胃、肺、腎臓、胸腺等の組織、または
血清、血漿等より、例えば、実施例1に示す手順に従っ
て抽出・精製することができる。
【0027】例えば、ヒト血小板を超音波で粉砕したの
ち、プロテアーゼインヒビターを添加して遠心分離し、
その上清を潜在型TGF−β複合体を精製する方法に準
じて各種ゲルカラムにて精製し、SDS一PAGEで分
離したのちに膜に転写することにより、本発明のhMP
U−1、2、3、Pを単離することができる。
【0028】本発明のポリペプタイドを製造する別の方
法としては、本発明の塩基配列を有するポリヌクレオチ
ドをヒト組織から抽出、精製し、あるいはこれらを合成
したうえ、適切な発現ベクターに組み込み、大腸菌等の
培養細胞に遺伝子導入して、その培養上清から得ること
ができる。
【0029】さらに具体的には、通常用いられる遺伝子
工学的な手法、例えば次のような手順に従って製造する
ことができる。 すなわ
ち、 ヒトの組織細胞や血清、血漿から抽出したmRNAを
鋳型としてPCR(ポリメラーゼ・チェーン・リアクシ
ョン)法を用いてcDNAを合成し、このcDNAを大
腸菌由来プラスミドpBR322、あるいはバクテリオ
ファージλgt11などの組換えベクターに組み込み、 大腸菌Escherichia coli NM51
4などの宿主細胞に組み込んで発現させ、 本発明によって明らかにされた塩基配列に基づいて合
成された部分オリゴヌクレオチド(放射性ラベル)プロ
ーブを用いてコロニーハイブリダイゼーション法または
プラークハイブリダイゼーション法などによって目的の
cDNAを選択する。 さらに、マクサムとギルバートの化学法(Proc
Natl Acad Sci,74,560,197
7)などによりcDNAの塩基配列を決定し、 ヒトMP高分子サブユニットのアミノ酸配列の全部を
コードするcDNAを含有するベクターから制限酵素に
よってcDNAを切り出し、 適切な発現ベクター、例えば大腸菌由来のプラズミド
pBR322、あるいは腫瘍ウイルスSV40などに制
限酵素とDNAリガーゼを用いて組み込み、 マウスC127細胞やサルCOS細胞に導入して発現
させて得る。
【0030】
【作用】本発明の高分子サブユニットhMPU−1、
2、3、およびこれらからなるhMPUは、これとは別
に精製、または発現させて得た低分子サブユニット(そ
のアミノ酸配列の1例を配列番号9に示すが、もとより
これと部分的差異を有するが実質上同一の配列を有し、
同一の活性を有するものも含まれる)と化学的または酵
素的に結合させて本発明のhMPUを得ることができ
る。hMPは、それ自体、また、必要により糖鎖と結合
させることによって、TGF−βと特異的に結合する活
性を有する。
【0031】本発明者の研究によれば、成熟型ラット初
代培養肝細胞のDNA合成仰制活性およびNRK49F
細胞コロニー形成活性バイオアッセイ系の結果から、本
発明の高分子サブユニットhMPU−1、2、3からな
るhMPUを低分子サブユニットと結合させたhMP
は、それ自体、また必要により糖鎖と結合させることに
より、ヒト由来TGF−βのみならず、ラットTGF−
βの活性をも完全に抑制することが確認された。このよ
うに、本発明のhMPならびにその高分子サブユニット
hMPU、hMPU−1、2、3は、ヒトをはじめ各種
動物において、TGF−β活性を抑制することができ
る。
【0032】また、本発明の高分子サブユニットhMP
U−Pは、hMPU−1、2、3の前駆体であって、こ
れよりhMPU−1、2、3を製造することができる。
【0033】また、本発明のhMPU−1N、2N、3
N、PNは、公知の遺伝子工学的手法を用いて、本発明
のhMPU−1、2、3、Pを製造することができる。
【0034】
【実施例】以下、本発明を詳細に説明するため実施例を
記載するが、もとより本発明がこれら実施例に限定され
ることはない。
【0035】実施例1 部分的アミノ酸配列の決定 潜在型TGF−β複合体は次の方法にしたがってヒト血
小板から精製した。ヒト血小板を50mMTris−H
Cl緩衝液に懸濁し、超音波粉砕したのちアンチパイ
ン、ベスタチンなどのプロテアーゼインヒビターを加え
て遠心分離した。上清をSセファロースゲルと混合し、
遠心分離した。上清をスターテングマテリアルとして、
DEAE−Toyopearl 650s、フェニルセ
ファロースCL−4B、キレーティングセファロース、
Cuキレーティングセファロース、セファロース6の各
ゲルカラムを用いて精製した(J Biochem,
06,304−310,1989)。
【0036】マスキングプロテインと遊離成熟型高分
子サブユニットhMPUの分離 で得た潜在型TGF−β複合体画分を、溶出溶媒に濃
度勾配をつけた逆相液体クロマトグラフィーにかけたと
ころ、図1のパターンを示し3ピークに分離された。そ
れぞれのピークを分取し、非還元下および還元下でSD
S−PAGE分析した結果を図2に示す(a:非還元
下、b:還元下)。対照(レーン1)として置いたラッ
ト由来の潜在型TGF−β複合体(ラットMPを含む)
との比較より、ピーク1は遊離成熟型高分子サブユニッ
トhMPU(レーン2)、ピーク2は遊離TGF−β
(レーン3)、ピーク3はhMP(レーン4)と推定さ
れた。ピーク1の画分を還元し、SDS−PAGEにか
けた後、ポリビニリデン−ジフルオライド膜に転写し膜
上にhMPUを得た。
【0037】部分アミノ酸配列の決定 で得られた膜上のhMPUについて、常法によりN末
端アミノ酸配列を決定したところ、N末端として各々T
IHLHPQFPVVVE、HPQFPVVVEKK、
PQFPVVVEKを有する3種のポリペプタイドが存
在することが確認され、それぞれhMPU−1、2、3
と命名した。一方、膜上のhMPUをシアノーゲンブロ
マイド分解にかけ、続いてリジンエンドペプチターゼ処
理し、酵素処理後得られた3つのペプタイドのアミノ酸
配列を決定した(single−letteramin
o−acid code);ペプタイド1、QTEGX
ERXTXG;ペプタイド2、GFVPAGESSY
E;ペプタイド3、EGTYYDPV。これらのアミノ
酸配列は特願平2−173679号に開示したラット血
小板由来MP高分子サブユニットとホモロジーを有し、
hMPUがラットMP高分子サブユニットと類似の蛋白
質であることが示唆された。また、でSDS−PAG
Eより得たヒトMP還元物(図2、(b)レーン4)の
うちhMPUに相当する約120kDaのバンドが切り
出し、膜に転写して得たペプタイドを解析した。その結
果、このペプタイドがで得たhMPUと同一物質であ
ることを確認した。
【0038】cDNAスクリーニング ラット骨髄から精製した巨核球細胞よりcDNAライブ
ラリーを構築し、得られたラットMP高分子サブユニッ
トの4054bpのcDNA断片を、MP高分子サブユ
ニットcDNAクローンのスクリーニングにプローブと
して供した。ポリヌクレオチドプローブをT4ポリヌク
レオチドキナーゼ(タカラバイオケミカルズ社)と[γ
32P]ATP(アマシャム社)で5′末をリン酸化し
て放射性ラベルした。cDNAの合成は、ヒト胎盤から
プライマーとしてオリゴ(dT)を用いて合成した。c
DNAライブラリーの構築はλZAP11ベクター(ス
トラタジーン社)を用いて行った。組換えファージを大
腸菌にプレーティングし、ニトロセルロースフィルター
(Hybond N、アマシャム社)に転写した。これ
らのレプリカをイノシン含有放射線ラベルプローブによ
り、0.2×SSC(0.9M NaCl,90mM
クエン酸三ナトリウム)、0.05%リン酸ナトリウ
ム、100μg/ml tRNA、6×デンハート溶液
にて65℃15時間、ハイブリダイゼーション反応させ
た。反応後、ニトロセルロースフィルターを0.1%S
DSを含む0.2×SSC緩衝液によって65℃20分
洗浄を3回繰り返した。
【0039】cDNA塩基配列の決定 得られた複数のクローンを制限酵素で切り出し、シーケ
ネース(ユナイテッドステート バイオケミカル社)を
用いてジデオキシ法によってhMPUcDNAの塩基配
列を決定した。その結果、得られたcDNAは、ラット
MPにおける成熟型高分子サブユニットに相当するコー
ド領域を含む2,535ヌクレオチドをカバーするもの
であり、遊離成熟型hMPU−1のコード領域は本実施
例の場合第268塩基から始まるポリペプタイドである
ことが確認された。
【0040】実施例2.hMPU−1N、2N、3Nを
得る実施例 実施例1ので得られたクローンのうち3.1kbの
インサートを持つhMP3−1を用いて、hMPU−P
N、1N、2N、3Nを組み込んだプラズミドを作成し
た。
【0041】プラズミドhMP3−1を制限酵素Sty
IとSphIで消化し104bp〜2264bpの2.
1kb断片とした後、5′末側、および3′末側にDN
A合成装置により作成した次のDNA断片をリンカーし
てT4DNAリガーゼにより結合させた。5′末側リン
カーはhMPU−Pの構成ヌクレオチドの104bpと
スタートコドンATG、およびSalI消化部位を持
つ。3′末側リンカーはhMPU−Pの構成ヌクレオチ
ドの78bpとストップコドンTGAおよびHindI
II消化部位を持つ。発現用ベクターPKK223−3
を制限酵素SalIとHindIIIで消化した後、リ
ンカーを結合させたDNA断片をT4DNAリガーゼに
より挿入し、hMPU−Pをインサートとして有するプ
ラズミドpKK223−3[hMPU−P]を得た。
【0042】hMPU−1Nをインサートとして有する
プラズミドは次のようにして得た。プラズミドhMP3
−1を制限酵素HindIIIとSphIで消化し34
5bp〜2264bpの1.9kb断片とした後、5′
末側にhMPU−1の構成ヌクレオチドの77bpとス
タートコドンATG、およびSalI消化部位を持つリ
ンカーを、3′末側にhMPU−1の構成ヌクレオチド
の78bpとストップコドンTGAおよびHindII
I消化部位を持つリンカーをT4DNAリガーゼにより
結合した。発現用ベクターpKK223−3を制限酵素
SalIとHindIIIで消化した後、リンカーを結
合させたDNA断片をT4DNAリガーゼにより挿入
し、pKK223−3[hMPU−1]を得た。
【0043】hMPU−2N、3Nをインサートとして
有するプラズミドも同様に、プラズミドhMPU3−1
をHindIIIとSalIで消化した後、5′末側に
65bp、62bpのhMPU−2、3構成ヌクレオチ
ドを含むリンカーを用いて作成し、それぞれpKK22
3−3[hMPU−2]、pKK223−3[hMPU
−3]と名付けた。
【0044】実施例3.hMPU−P、1、2、3を得
る実施例 E.Coli(DH5−α株)をL−Broth培地に
て培養し、集菌後100mM CaClに懸濁した。
カルシウムにより活性化された大腸菌をpKK223−
3[hMPU−P]で形質転換し、L−Broth培地
にて培養した。培養液を精製しSDS−PAGEにか
け、ポリビニリデン−ジフルオライド膜に転写しhMP
Uを得た。以下同様に、pKK223−3[hMPU−
1]、pKK223−3[hMPU−2]、pKK22
3−3[hMPU−3]を用いてE.coli(DH5
−α株)を形質転換し、得られた培養液からhMPU−
1、2、3を精製して得た。
【0045】実施例4.ヒトMPのヒトTGF−β活性
に対する抑制作用 本発明のhMPUを構成蛋白質とするヒトMPがヒトT
GF−β活性を仰制することを次の通り確認した。実施
例1−においてヒト血小板より得て、還元物よりhM
PU−1、2、3を構成成分として含有することを確認
したヒトMPを以下の実施例に供した。ヒトMPのTG
F−β仰制作用はラット初代培養肝実質細胞を用いて測
定した。ウィスター系ラットからコラーゲン還流法によ
り肝実質細胞を分離精製した。得られた肝実質細胞を5
%の仔ウシ血清を含むウィリアムスE培地(フローラボ
ラトリー社)に2.5×10個/mlの濃度で懸濁
し、24ウェルマルチプレートに0.5ml/ウェルづ
つ播いた。5%CO、30%O、65%Nの条件
下、37℃で20時間培養後、1×10−7Mインスリ
ン(シグマ社)、10ng/mlEGF(組換えヒトE
GF、アース化学社)を含む無血清ウィリアムスE培地
に交換すると共に、2.5mg/mlのウシ血清アルブ
ミンを含むリン酸食塩緩衝液に所定量のMPを添加した
溶液45μlと、同緩衝液にTGF−β1、β2各1.
8ngを添加した溶液5μlを混合し室温で1時間イン
キュベートした溶液を添加した。12時間培養後1.2
5μCi/mlの[H]デオキシチミジンを10μl
/ウェル加え、コントロール群には[H]デオキシチ
ミジン添加15分前に5μg/mlのアフィディコリン
を添加した。さらに24時間培養してトリチウムラベル
した後、細胞をpH7.4のリン酸食塩緩衝液で2回洗
浄し、冷10%トリクロロ酢酸水溶液で固定した。細胞
を1ウェル当たり0.5mlの1N水酸化ナトリウム水
溶液で可溶化し、その放射能をガンマカウンターにより
測定した。被検試料を添加したとき肝実質細胞に組み込
まれたトリチウムの量をコントロールのカウント TGF−βの持つ肝実質細胞増殖阻害活性を用量依存的
に抑制し、40〜100ng/ml(TGF−β1重量
部に対して20〜55重量部)でTGF−βの活性をほ
ぼ完全に仰制することが明らかとなった。
【0046】
【発明の効果】本発明のポリペプタイドhMPU−1、
2、3を構成成分とするhMPUは、低分子サブユニッ
トと結合させて本発明のhMPを得ることができる。h
MPはそれ自体、また必要により糖鎖と結合させること
により、ヒトおよび各種動物由来のTGF−βと結合
し、腫瘍細胞の増殖抑制等各種生理活性を発揮する。本
発明のポリペプタイドhMPU−Pは、これによりhM
PU−1、2、3を製造することができる。本発明のポ
リヌクレオチドhMPU−1N、2N、3N、PNは、
遺伝子工学的手法に供することにより、本発明のポリペ
プタイドを製造することができる。
【0047】このように本発明のポリペプタイドおよび
ポリヌクレオチドは、TGF−βと結合するマスキング
プロテイン製造のために必須不可欠の重要な物質であ
る。
【0048】
【配列表】 配列番号:1 配列の長さ:756 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:蛋白質 配列
【0049】配列番号:2 配列の長さ:752 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:蛋白質 配列
【0050】配列番号:3 配列の長さ:751 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:蛋白質 配列
【0051】配列番号:4 配列の長さ:845 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:蛋白質 配列
【0052】配列番号:5 配列の長さ:2268 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to genomic DNA 特徴を決定した方法:E 配列
【0053】配列番号:6 配列の長さ:2256 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to genomic DNA 特徴を決定した方法:E 配列
【0054】配列番号:7 配列の長さ:2253 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to genomic DNA 特徴を決定した方法:E 配列
【0055】配列番号:8 配列の長さ:2535 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to genomic DNA 特徴を決定した方法:E 配列
【0056】配列番号:9 配列の長さ:278 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:蛋白質 配列
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】潜在型TGF−β複合体画分の逆相液体クロマ
トグラフィー分画。実線は280nmにおける吸光度、
破線はアセトニル濃度を示す。
【図2】各ピークの非還元下および還元下SDS−PA
GE分析。
【図3】hMPUのTGF−β1、β2活性抑制。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:19)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配列番号1記載のアミノ酸配列を有するポ
    リペプタイドhMPU−1。
  2. 【請求項2】配列番号2記載のアミノ酸配列を有するポ
    リペプタイドhMPU−2。
  3. 【請求項3】配列番号3記載のアミノ酸配列を有するポ
    リペプタイドhMPU−3。
  4. 【請求項4】配列番号1ないし3記載のアミノ酸配列を
    有するポリペプタイドhMPU−1、hMPU−2、h
    MPU−3の混合ポリペプタイドhMPU。
  5. 【請求項5】配列番号9記載のアミノ酸配列を有するポ
    リペプタイドと請求項1ないし4記載のポリペプタイド
    がS−S結合してなるヒューマン・マスキングプロテイ
    ンhMP。
  6. 【請求項6】配列番号4記載のアミノ酸配列を有するポ
    リペプタイドhMPU−P。
  7. 【請求項7】配列番号5記載の塩基配列を有するポリヌ
    クレオチドhMPU−1N。
  8. 【請求項8】配列番号6記載の塩基配列を有するポリヌ
    クレオチドhMPU−2N。
  9. 【請求項9】配列番号7記載の塩基配列を有するポリヌ
    クレオチドhMPU−3N。
  10. 【請求項10】配列番号8記載の塩基配列を有するポリ
    ヌクレオチドhMPU−PN。
JP3337508A 1991-10-21 1991-10-21 ヒユーマン・マスキングプロテインおよび高分子ユニット Pending JPH0692995A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3337508A JPH0692995A (ja) 1991-10-21 1991-10-21 ヒユーマン・マスキングプロテインおよび高分子ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3337508A JPH0692995A (ja) 1991-10-21 1991-10-21 ヒユーマン・マスキングプロテインおよび高分子ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0692995A true JPH0692995A (ja) 1994-04-05

Family

ID=18309317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3337508A Pending JPH0692995A (ja) 1991-10-21 1991-10-21 ヒユーマン・マスキングプロテインおよび高分子ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0692995A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Tashiro et al. Deduced primary structure of rat hepatocyte growth factor and expression of the mRNA in rat tissues.
CS91791A3 (en) Epithelium or epithelium precursors
EA005581B1 (ru) ПОЛИПЕПТИДЫ ЦИТОКИНА Zcyto10 ЧЕЛОВЕКА И МЫШИ, КОДИРУЮЩИЕ ИХ ПОЛИНУКЛЕОТИДЫ И АНТИТЕЛА К УКАЗАННЫМ ПОЛИПЕПТИДАМ
JPH0341096A (ja) インシュリン様成長因子類の結合蛋白
JPH03503641A (ja) 発現のための突然変異体ヒトアンギオゲニン(卓越したアンギオゲニン活性を有する血管形成誘導因子)遺伝子及び発現方法
JPH06502538A (ja) 上皮細胞成長因子(egf)との相同性をもつヘパリン結合性マイトジェン
JP2003530124A (ja) 新規幹細胞成長因子様ポリペプチドおよびポリヌクレオチドに関する方法および物質
CA1335360C (en) Recombinant natural killer cell activator
JP2002538762A (ja) ヒトコージン関連蛋白およびそれらをコードするポリヌクレオチド
JP2002514073A (ja) 分泌蛋白およびそれらをコードするポリヌクレオチド
JP2000515726A (ja) 分泌蛋白をコードする成人pbmc由来のポリヌクレオチド
JPH0692995A (ja) ヒユーマン・マスキングプロテインおよび高分子ユニット
KR20010043090A (ko) 신규인 폴리펩티드, 그 폴리펩티드를 코드화하는 cDNA및 그 용도
JP2000508909A (ja) 分泌蛋白およびそれらをコードしているポリヌクレオチド
US5824789A (en) Human growth factors, nucleotide sequence encoding growth factors, and method of use thereof
JP2001508295A (ja) 分泌蛋白およびそれらをコードするポリヌクレオチド
JP3610395B2 (ja) 成熟肝実質細胞増殖因子
EP0617122B1 (en) Dna fragment which codes for tumor cell proliferation inhibiting factor
JP2002514058A (ja) 分泌蛋白およびそれらをコードするポリヌクレオチド
JP2000513572A (ja) ヒト樹状細胞由来の分泌蛋白をコードしているポリヌクレオチド
JP2002510312A (ja) 分泌蛋白
JP2002515753A (ja) 分泌蛋白およびそれらをコードしているポリヌクレオチド
JP3318323B2 (ja) 組換肝実質細胞増殖因子
JP3292873B2 (ja) 組換肝実質細胞増殖因子
JP2816971B2 (ja) 組換肝実質細胞増殖因子