JPH069308A - 合成カプサイシン類及びそのマイクロカプセル剤の同一浴製造法 - Google Patents

合成カプサイシン類及びそのマイクロカプセル剤の同一浴製造法

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JPH069308A
JPH069308A JP18475592A JP18475592A JPH069308A JP H069308 A JPH069308 A JP H069308A JP 18475592 A JP18475592 A JP 18475592A JP 18475592 A JP18475592 A JP 18475592A JP H069308 A JPH069308 A JP H069308A
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capsaicin
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capsaicins
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JP18475592A
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Hiroki Hotta
博樹 堀田
Shuji Kawada
修司 川田
Setsuo Shishido
節雄 宍戸
Shoichi Kato
彰一 加藤
Keishin Okui
敬信 奥井
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】刺激性の強いカプサイシン類を製造する作業者
に害を与えないで製造する方法を提供する。 【構成】刺激性の少ない原料を出発物質として用いてカ
プサイシン類を合成し、その合成に用いた反応器中で引
き続きマイクロカプセル化する。カプサイシン類のマイ
クロカプセル剤の製法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電力、通信、信号等のケ
ーブル被覆材、包装資材、機器類、建築物の構造物等や
樹木等に処理することにより、動物類による食害や咬害
防止剤として、また、持続性がより付与された貼り薬
等、いろいろな分野での使用が期待されるカプサイシン
類及びそのマイクロカプセル製剤の製法に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のようにカプサイシン類は強烈な刺
激性や辛味を有する為、製造にあたっては合成中はもと
より、合成後の取出しや計量、包装等のあらゆる取り扱
い場面に極めて困難をもたらし、その上、種々の製品に
加工する際にも細心の注意を必要とした。例えばカプサ
イシン類の合成は完全密閉式で行っていたということが
文献に記載されている(上田博夫:香料NO.129,41 〜4
6, 昭和55年10月) 。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】カプサイシン類は貼り
薬やネズミ等の動物の忌避成分として有用性が認められ
ていたものの、その強刺激性等のために取り扱いに極め
て慎重な操作が必要とされるため、工業的に生産するに
当たっては特に安全衛生面からのかなりの設備が必要と
され、操作的にもかなり繁雑にならざるをえなかった。
このような点を鑑み本発明は刺激性の少ない原料から発
して、製造に係わる作業者に強刺激性のカプサイシン類
に接触する機会を与えないで製造し、製品として取り出
す時には既に刺激性の少ない製剤形態にしてしまうこと
を課題とした。
【0004】
【課題を解決するための手段】発明者等は上述の課題を
解決すべく鋭意研究した結果、刺激性の少ない原料を用
いてカプサイシン類を製造し、そのままマイクロカプセ
ル化に必要な原材料をこの反応器に投入して強刺激性の
カプサイシン類原体に直接触れることなく、低刺激性の
カプサイシン類のマイクロカプセル剤を一浴にて製造す
ることに成功し、本発明に達した。即ち、式(1)
【0005】
【化3】 (式中、RはC4 〜C12のアルキル基、アルケニル基ま
たはアルキニル基を表す。)で示されるカプサイシン類
を、式(2)と
【0006】
【化4】 (式中、RはC4 〜C12のアルキル基、アルケニル基ま
たはアルキニル基を、Hal はハロゲン原子を表す。)で
示される化合物をバニリルアミン或いはその塩を水と有
機溶剤の10:1〜1:10の混合溶媒中10〜50℃
で、必要に応じて酸結合剤の存在下で縮合させて得た
後、この反応液に所望により還元剤を添加しそのままカ
プセル化剤等のマイクロカプセル化に必要な原材料をそ
の反応浴中に投入して水中油型のマイクロカプセル剤を
製造すると製造作業者にとって安全でかつ極めて取り扱
いの容易なカプサイシン類のマイクロカプセル剤を得る
ことができる。
【0007】縮合反応に用いる溶媒としては水とベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、ヘキサ
ン、ヘプタン、石油ベンジン等の脂肪族炭化水素、クロ
ロホルム、ジクロルメタン等のハロゲン化炭化水素、ジ
エチルエーテル、ジイソプロピルエーテル等のエーテル
類、およびフタル酸エステル、アジピン酸エステル、リ
ン酸エステル又はマレイン酸エステル等の主に樹脂類の
可塑剤として使用される溶剤との混合液が挙げられ、そ
の混合比は前述のように通常は10:1〜1:10であ
り、好ましくは2:1〜1:5である。酸結合剤は式
(2)の化合物に対してバニリルアミンを2当量以上使
用する際には必要としないが、バニリルアミンを当量使
用するときには、1当量以上の酸結合剤を、バニリルア
ミンの塩酸塩、臭化水素酸塩或いはその他の塩を使用す
るときに塩をはずし、かつ式(2)の化合物と縮合さ
せ、反応を完結させるために塩に対し2当量以上の1種
又は2種以上の酸結合剤を必要とする。酸結合剤として
は塩基として例えば水酸化アルカリ金属(NaOH,KOH等)
、水酸化アルカリ土類金属(Ca(OH)2、Mg(OH)2 等)、
水素化アルカリ金属(NaH 等)、アルカリ金属アルコラ
ート(NaOC2H5 等)、アルカリ金属酸化物(Na2O、K2O
等)、アルカリ金属炭酸塩(K2CO3 、Na2CO3等)、ナト
リウムアミド、トリエチルアミン、N,N−ジアルキル
アニリン、ピリジン等の脂肪族および芳香族第3級アミ
ン等が挙げられるし、また、酸化銀の使用もできる。更
にテトラーn−ブチルアンモニウムやトリエチルベンジ
ルアンモニウムクロライド等で代表される相関移動触媒
を用いることも可能である。上記縮合反応は通常室温〜
溶媒の沸点の温度で行うことができる。
【0008】式(1)の化合物は、原料として純度の悪
いバニリルアミンを用いた場合は着色することがあり、
結果的には本マイクロカプセル剤を使用する製品の着色
につながりその商品価値を落してしまう。従って、マイ
クロカプセル化する前にハイドロサルファイト、亜硫酸
ソーダ、ヒドラジン等の還元剤を直接又は水に溶解して
添加し脱色するのが好ましい。また、式の(2)化合物
で示される原料は試薬として購入可能なものもあるが、
【0009】
【化5】 (式中、RはC4 〜C12のアルキル基、アルケニル基ま
たはアルキニル基を表す。)で示される化合物を所望に
より前記のような縮合溶媒中例えば過剰のチオニルクロ
ライド、三塩化リン、三臭化リンなどと反応させること
により容易に得ることができる。したがって、本願発明
は式(3)の化合物を出発物質にして式(2)の化合物
を製造し、次いで縮合反応を行い式(1)の化合物を製
造し、最後にマイクロカプセル化する三つの工程を一浴
で行うこともできる。
【0010】本発明の式(1)のカプサイシン類として
は例えばN−(4−ヒドロキシ−3−メトキシベンジ
ル)−8−メチルノン−トランス−6−エナミド(カプ
サイン)、N−(4−ヒドロキシ−3−メトキシベンジ
ル)−8−メチルノナナミド(ジヒドロカプサイシ
ン)、N−(4−ヒドロキシ−3−メトキシベンジル)
−7−メチルオクタナミド(ノルジヒドロカプサイシ
ン)、N−(4−ヒドロキシ−3−メトキシベンジル)
−9−メチルデカナミド(ホモジヒドロカプサイシ
ン)、N−(4−ヒドロキシ−3−メトキシベンジル)
−9−メチルデクートランス−7−エナミド(ホモカプ
サイシン)、N−(4−ヒドロキシ−3−メトキシベン
ジル)−ノナナミド等を挙げることができる。こうして
溶媒中で粗製のカプサイシン類を得た後、その反応器中
でそのままマイクロカプセル化を行うが、必要に応じて
はその反応器に水と不溶若しくは難溶性の溶媒を加えて
しばらく攪拌した後、水層を除去する精製操作を加えた
後にマイクロカプセル化を行うか、または、カプセル化
の前に反応で使用した溶媒を減圧蒸留等で留去して得た
残渣をマイクロカプセル化して刺激性の強いカプサイシ
ン類をカプセル内に封じ込めた刺激性のほとんどないカ
プサイシン類のマイクロカプセル剤を得る。
【0011】本発明に使用する反応容器は合成からマイ
クロカプセル化まで一浴で行うために回転数が低速から
高速まで可変の攪拌機を有し、ジャケット、投げ込みヒ
ーター等で内容物を加温でき、底部にストッパー付きの
排出口を有する必要がある。また、場合によっては減圧
蒸留が必要となるため減圧蒸留可能の反応浴であれば好
都合である。カプサイシン類原体の製造の際、水より比
重の大きい溶媒を使用しかつ、後処理で水洗等を行う
時、目的物は下層に来る。この為、排出口に接続して目
的物の貯蔵タンクを置くことが望まれる。そして水層を
排出した後、目的物を貯蔵タンクから反応釜に再び戻し
てマイクロカプセル化工程を行うこともある。もちろん
これら一連の操作は密閉系で行われる。このカプセル化
においてはほとんどのカプサイシン類を効率的にカプセ
ル内に封入するために、カプセル化条件を十分に検討す
る必要があり、また、1段のカプセル化だけでなく場合
によっては多段のカプセル化法によって製造することも
できる。また、マイクロカプセルの平均粒径はカプセル
化条件等を検討して用途に最適な径を選択すればよい
が、一般的に1〜150μm程度が製造しやすい。本発
明のマイクロカプセル化は水に不溶性または難溶性のカ
プサイシン類を水中に分散させてその分散粒子の表面で
カプサイシン類を含む芯物質および水に不溶の高分子膜
を以下に説明する界面重合法やIn- situ重合法等の水中
油型の重合法で形成せしめる方法によるが、水中油型の
重合法であればこの2法に限定される訳ではない。
【0012】界面重合法の場合について説明する。合成
されたカプサイシン類を含む疎水性芯物質に油溶性膜剤
Aを溶解し、これに水および分散剤等の補助物質を加え
て所定の攪拌条件で攪拌し、水相に疎水性芯物質と油溶
性膜剤Aの溶解液が所望する粒子径で分散した系を作成
する。この系を攪拌しながら水溶性膜剤Bの水溶液を加
えて分散粒子の界面で両膜剤を反応させて芯物質と水の
双方に不溶の高分子膜を形成せしめて疎水性芯物質を内
包するマイクロカプセル剤を得る(1段カプセル化
法)。より遊離のカプサイシン類の少ないマイクロカプ
セル剤を得るために次のような多段のカプセル化を行う
こともできる。つまり、1度マイクロカプセル化した系
に水に相溶しにくく、カプサイシン類の溶解性の高い溶
剤で油溶性膜剤Cを溶解したものをそのまま或いは予め
水に分散させて加え、所定の攪拌条件及び温度条件で水
溶性膜剤Dを反応させて分散粒子の界面で再び高分子膜
を形成せしめる(2段カプセル化法)。この操作を多段
に繰り返すことにより遊離カプサイシン類を効率よく芯
物質となる溶剤中に取り込み、遊離カプサイシンの極め
て少ないマイクロカプセルを製造する(多段カプセル化
法)。ここで使用する油溶性膜剤AはCと、また、水溶
性膜剤BはDと同じ物でも異なった物でもよく、例えば
以下のものが挙げられる。
【0013】油溶性膜剤としては、多価イソシアネー
ト、多価カルボン酸クロライド、多価スルホン酸クロラ
イド等、例えばヘキサメチレンジイソシアネート、トリ
メチルヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジ
イソシアネート、フェニレンジイソシアネート、トルエ
ンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ナ
フタレンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニル
イソシアネート、セバシン酸ジクロライド、アジピン酸
ジクロライド、アゼライン酸ジクロライド、テレフタル
酸ジクロライド、トリメシン酸ジクロライド、ベンゼン
スルホニルジクロライド等、一方、水溶性膜材としては
多価アミン、多価ヒドロキシ化合物等、例えばエチレン
ジアミン、ヘキサメチレンジアミン、フェニレンジアミ
ン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、
ピペラジン、エチレングリコール、ブタンジオール、ヘ
キサンジオール、ポリエチレングリコール等がある。
【0014】In situ重合法について説明する。In situ
重合法は膜材を有効成分を含む疎水性芯物質か水相の
どちらか一方に溶解しておき、疎水性芯物質を水相に分
散させ、分散粒子の界面で芯物質と水相の両方に不溶の
高分子膜を形成せしめてマイクロカプセルを製造する方
法であり、界面重合法とは異なる。本発明の方法の場
合、この重合法で一旦水相に合成されたカプサイシン類
のマイクロカカプセルの懸濁液を作成した後(1段カプ
セル化法)、この系にカプサイシン類の溶解性が高
く、水に相溶しにくいに溶剤で油溶性膜材Eを溶解した
疎水性芯物質を分散させるか、或いはカプサイシン類
の溶解性が高く、水に相溶しにくい溶剤を分散させた
後、この系に水溶性膜材Fをそのまま又は水に溶かして
添加して分散粒子の界面で芯物質と水相の両方に不溶の
高分子膜を形成せしめる(2段カプセル化法)。この操
作を多段に繰り返すことにより遊離有効成分を効率よく
芯物質となる溶剤中に取り込み、遊離カプサイシン類の
少ないマイクロカプセルを製造する(多段カプセル化
法)。膜材E、Fは例えば以下のものが挙げられる。油
溶性膜材Eとしてはアクリル酸エステル、メタクリル酸
エステル、酢酸ビニル、スチレン、ジビニルベンゼン、
エチレンジメタクリレート等のラジカル重合によるもの
を用いるのが、また、水溶性膜材Fとしては尿素/ホル
マリン、メラミン/ホルマリン、フェノール/ホルマリ
ン等の重付加反応により、カプセル膜を形成するのが好
ましい。
【0015】本発明の方法に使用する膜材の種類および
使用量は芯物質の種類、マイクロカプセル剤の使用目的
によって選択される。また、本発明の方法は界面重合法
とInsitu重合法を組み合わせて多段にカプセル化しても
よい。また、用途によって粉体等の固体状のマイクロカ
プセル剤が要望される時は製造された懸濁状のマイクロ
カプセル剤をスプレードライヤーや多段式熱風乾燥機等
で乾燥し、水分や、揮発しやすい溶剤をカプセル内に内
包している場合はその溶剤を除去してドライ化製剤を得
ることもできる。
【0016】次にマククロカプセル化をするときに使用
する補助剤としては必須のものとして疎水性芯物質を水
相に分散させる為の分散剤があるが、具体的にはアラビ
アガム、アルギン酸ソーダ、ローカストビーンガム、ザ
ンタンサンガム等の天然多糖類、カルボキシメチルセル
ロース、メチルセルロース等の半合成多糖類、ポリビニ
ルアルコール等の合成高分子等を単独または二種以上を
マイクロカプセル化を行った時点での懸濁組成物に対し
て通常は0.01〜10.0%好ましくは0.1〜3.
0%を使用する。また、必要に応じてポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル、ポリオシキエチレンアルキルアリ
ルエーテル,アルキルフェニル縮合物エーテル、ポリオ
キシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンア
ルキルアミノエーテル、ポリオキシエチレンアルキルア
ミド、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロッ
クポリマー、ポリオキシエチレン植物油エーテル、ソル
ビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステル等の界面活性剤の1種または2種以上を
通常は10%以下好ましくは3%以下を用いる。また、
溶剤でカプサイシン類を溶解してカプセルの芯物質とす
る場合は例えばブチルエーテル、エチルビニルエーテ
ル、等のエーテル類、ヘプタン、キシレン等の脂肪族、
芳香族の炭化水素類、ジクロロメタン、トリクロロエタ
ン等のハロゲン化炭化水素類、マシン油等の鉱油類、植
物油類、フタル酸エステル、アジピン酸エステル、リン
酸エステル、マレイン酸エステル、低分子エポキシ化合
物等の主に樹脂類の可塑剤として使用される溶剤等の1
種または2種以上の溶剤が使用される。その他の補助剤
としては防黴剤、比重調整剤や有効成分によっては分解
防止剤やpH調整剤等を芯物質及び/又は水相中に添加
することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明でカプサイシン類を製造した結
果、微量でも強い刺激性を有するカプサイシン類が刺激
性のほとんどない原材料から合成され、その同一浴中で
遊離のカプサイシン類の極めて少ないマイクロカプセル
剤を製造することができ、製造に携わる作業者が直接触
れることなく、刺激性が少なく安全で取り扱い易い製剤
を得ることができた。
【0018】
【実施例】以下実施例により本発明を説明する(部は重
量部を表す)。 実施例1 窒素雰囲気下4−ヒドロキシ−3−メトキシベンジルア
ミン塩酸塩(含量97.63 %)58.27g、水225m
l、トルエン210mlを回転数が可変のスリーワンモー
ターと底部にストッパーの付いた排出口を有する反応器
に入れ攪拌する。ここに30%炭酸カリウム水溶液を2
16g加え、攪拌する。更にn−ノナン酸クロリド(含
量96.7%)54.81gを10〜15℃で1時間にわた
り滴下する。反応温度を45℃まであげ更に2時間攪拌
すると反応は終了する。反応初水を反応器底部より静置
分液し、続いて10%炭酸ソーダ水溶液120mlを加え
洗浄し、初水同様分液する。続いて5%のハイドロサル
ファイトナトリウム水溶液120mlで洗浄し分液する。
次いで1%塩酸水溶液120mlで洗浄し分液する。更に
水120mlで洗浄し分液する。次に減圧蒸留して溶媒を
ほとんど完全に除去するとN−(4−ヒドロキシ−3−
メトキシベンジル)−ノナナミドの粗生成物89.67
gを得ることができる。(極少量を採取して生成物の純
度を高速液体クロマトグラフィー(以下HPLCと記
す)で定量したところ96.2%であり、アミン体より
の純収率は98.0%となる。)
【0019】更に、フタル酸ジオクチル643gとミリ
オネートMR−400(日本ポリウレタン社製)86g
を溶解し、これに1%のポリビニルアルコール水溶液2
600gを加え、分散温度25℃、回転速度650rp
mで10分間処理・分散させ、O/W型エマルジョンを
調製した。一方、水820gにエチレンジアミン、ジエ
チレントリアミンの各22gを溶解し、上記のエマルジ
ョンに回転速度250rpmで攪拌しながらこれに滴下
し、60℃で3時間反応を続けポリウレア膜の水中懸濁
状マイクロカプセル(平均粒径49μm)を調製し、ス
プレードライヤーで乾燥し、水分を除去して10%のノ
ニリックアシドバニリルアミドを内包するマイクロカプ
セル剤を得た。
【0020】実施例2 実施例1と同様の容器を使用し、窒素雰囲気下4−ヒド
ロキシ−3−メトキシベンジルアミン塩酸塩(含量97.6
3 %)58.27g、水180ml、シクロヘキサン21
0mlを入れ攪拌する。ここに40%炭酸カリウム水溶液
162gを加え攪拌する。更に8−メチルノン−トラン
ス−6−エノイック酸クロリド(含量95.5%)63.6
8gを20〜25℃で1時間に渡り滴下する。温度を3
5℃まで上げ、更に3時間攪拌すると反応は終了する。
反応初水を反応器底部より静置分液し、続いて3%亜硫
酸ソーダ水溶液120mlで洗浄し分液する。続いて1%
塩酸水溶液120mlで洗浄し分液する。更に水120ml
で洗浄分液する。次に減圧蒸留して溶媒をほとんど完全
に除去すると(E)−N(4−ヒドロキシ−3−メトキ
シベンジル)−8−メチルノン−6−エンアミドの粗生
成物を97.24g得る。(このものの純度はHPLC
で95.7%であり、純収率はアミン体より97.1%
となる。)
【0021】さらに、アジピン酸ジオクチル630gを
加え、これに、スチレン無水マレイン酸樹脂を少量の水
酸化ナトリウムと共に調製したpHが4.5の3%水溶
液1950gを加え、分散液の温度85℃、回転数50
0rpmで30分間処理し、O/W型のエマルジョンを
調製した。一方メラミンホルマリンプレポリマー水溶液
「スミレズレジン613」(商品名 住友化学社製)の
50%水溶液480gを上記エマルジョンに回転速度3
00rpmで攪拌しながら滴下し、70℃で3時間攪拌
を続け、メラミン樹脂膜の水中懸濁状マイクロカプセル
を調製した。このマイクロカプセルの粒径は、5μm〜
100μmの範囲に94%あり、平均粒径は25μmで
あった。これをスプレードライヤーで乾燥し、(E)−
N−(4−ヒドロキシ−3−メトキシベンジル)−8−
メチルノン−6エンアミドを内包するマイクロカプセル
剤を得た。
【0022】試験例1 実施例1および2の粉末状マイクロカプセル剤および実
施例1および2と同様の方法で合成したマイクロカプセ
ル化前のN−(4−ヒドロキシ−3−メトキシベンジ
ル)−ノナナミド合成物および(E)−N−(4−ヒド
ロキシ−3−メトキシベンジル)−8−メチルノン−6
エンドアミド合成物をビニルコンパウンドSE-24 (三井
東圧化学社製)に有効成分として0.2%添加した後、
加熱圧延ロール機(西村工機社製NS-105(J)W型)に
て180℃で10分間加熱混和して厚さ1mmのポリ塩
化ビニルシートを作成し、ポリ塩化ビニルシートのラッ
トによる咬害防止効果を調べ試験をした。尚、無処理区
はビニルコンパウンドだけでシートにした物である。 試験方法 各シートを75×150mmに裁断し、2つ折りにして
ラット用固形試料2個を入れ、3方をホチキスで止め、
試験試料とする。この試料を体重約300gのラットを
3匹入れた飼育ケージに入れて1夜放置し、シートのラ
ットによる咬害面積を調べた。1ケージには各試料を1
個ずつ入れ3ケージの試験をした。 結果
【0023】
【0024】実施例1および2のマイクロカプセル製剤
は計量、混合等の作業および高熱をかけてシート加工の
際、刺激性がほとんどなく取り扱いやすかったのに対
し、マイクロカプセル化前の合成品の場合は手にほんの
僅かに付いただけでも強い刺激性があり、強烈な辛味が
いつまでも残った。また、加工時にも強い刺激臭があり
極めて取り扱いにくかった。ラットに対する咬害防止効
果はむしろ実施例1および2のマイクロカプセル製剤に
よるシートの方が良かった。以上の結果からも本発明の
製造法の有用性が確認された。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 【化1】 (式中、RはC4 〜C12のアルキル基、アルケニル基ま
    たはアルキニル基を表す。)で示される強刺激性を有す
    るカプサイシン類を、式 【化2】 (式中、RはC4 〜C12のアルキル基、アルケニル基ま
    たはアルキニル基を、Hal はハロゲン原子を表す。)で
    示される化合物とバニリルアミンあるいはその塩を水と
    有機溶剤の10:1〜1:10の混合溶媒中10〜50
    ℃で、必要に応じて酸結合剤の存在下で縮合させて得た
    後、この反応液中に所望により還元剤を添加し、次いで
    そのままその反応浴中で水中に分散させ、水中油型のマ
    イクロカプセル化を行うことを特徴とするカプサイシン
    類及びそのマイクロカプセル剤の同一浴製造法。
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