JPH0693306A - 摺動部品製造方法、摺動部品用成形物及び摺動部品製 造方法により得られる摺動部品 - Google Patents
摺動部品製造方法、摺動部品用成形物及び摺動部品製 造方法により得られる摺動部品Info
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- JPH0693306A JPH0693306A JP15595292A JP15595292A JPH0693306A JP H0693306 A JPH0693306 A JP H0693306A JP 15595292 A JP15595292 A JP 15595292A JP 15595292 A JP15595292 A JP 15595292A JP H0693306 A JPH0693306 A JP H0693306A
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- molding material
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/0017—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor moulding interconnected elements which are movable with respect to one another, e.g. chains or hinges
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複合射出成形の技術を用いて
どのような形状の摺動部品をも簡便に作製できる摺動部
品製造方法及び摺動部品用成形物を提供するにある。 【構成】 焼結可能粒子と加熱により除
去可能な樹脂バインダとが、焼結後に所定の収縮率を有
するように配合された混練物よりなる内側成形材料(A)
と、焼結可能粒子と加熱により除去可能な樹脂バインダ
との混練物で焼結後の収縮率が上記内側成形材料(A)よ
りも小さく設定された外側成形材料(B)とを調製し、上
記内側成形材料(A)から内側成形物(3)を射出成形し、こ
の内側成形物(3)の摺動面となる面の周囲に、外側成形
材料(B)を射出成形して、内側成形物(3)と外側成形物
(4)とが接合された複合成形物(5)を構成し、該複合成形
物(5)を加熱処理して樹脂バインダを除去し、焼結可能
粒子を焼結させて摺動部品を製造する。
どのような形状の摺動部品をも簡便に作製できる摺動部
品製造方法及び摺動部品用成形物を提供するにある。 【構成】 焼結可能粒子と加熱により除
去可能な樹脂バインダとが、焼結後に所定の収縮率を有
するように配合された混練物よりなる内側成形材料(A)
と、焼結可能粒子と加熱により除去可能な樹脂バインダ
との混練物で焼結後の収縮率が上記内側成形材料(A)よ
りも小さく設定された外側成形材料(B)とを調製し、上
記内側成形材料(A)から内側成形物(3)を射出成形し、こ
の内側成形物(3)の摺動面となる面の周囲に、外側成形
材料(B)を射出成形して、内側成形物(3)と外側成形物
(4)とが接合された複合成形物(5)を構成し、該複合成形
物(5)を加熱処理して樹脂バインダを除去し、焼結可能
粒子を焼結させて摺動部品を製造する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、摺動部品製造方法、摺
動部品用成形物及び摺動部品製造形方法により得られる
摺動部品に関する。
動部品用成形物及び摺動部品製造形方法により得られる
摺動部品に関する。
【0002】
【従来の技術】摺動部品としては例えば図6に示すよう
な形状のものがあるが、このような摺動部品の製造に関
して従来は、外側部品と内側部品とをそれぞれ別個に作
製し、さらに内側部品については摺動部本体と各端部品
とをそれぞれ別体で作り、内側部品の摺動部本体に外側
部品を挿通させた後、摺動部本体の両端に各端部品を取
り付けて作製するということが行われている。
な形状のものがあるが、このような摺動部品の製造に関
して従来は、外側部品と内側部品とをそれぞれ別個に作
製し、さらに内側部品については摺動部本体と各端部品
とをそれぞれ別体で作り、内側部品の摺動部本体に外側
部品を挿通させた後、摺動部本体の両端に各端部品を取
り付けて作製するということが行われている。
【0003】従って、最終の摺動部品を得るまでに、多
数の個別な成形工程及び加工工程が必要となる上、摺動
部本体と端部品とは係合させるに足る大きさを確保する
必要から、摺動部品そのものの大きさに制限があり、微
小な摺動部品を製造することはできなかった。
数の個別な成形工程及び加工工程が必要となる上、摺動
部本体と端部品とは係合させるに足る大きさを確保する
必要から、摺動部品そのものの大きさに制限があり、微
小な摺動部品を製造することはできなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、複合射出成
形の技術を用いて、どのような形状及び大きさの摺動部
品でも簡便に製造する摺動部品製造方法及び摺動部品用
成形物を提供することにある。
形の技術を用いて、どのような形状及び大きさの摺動部
品でも簡便に製造する摺動部品製造方法及び摺動部品用
成形物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かくして本願『請求項
1』に係る発明によれば、『焼結可能粒子と加熱により
除去可能な樹脂バインダとが、焼結後に所定の収縮率を
有するように配合された混練物よりなる内側成形材料
(A)と、焼結可能粒子と加熱により除去可能な樹脂バイ
ンダとの混練物で焼結後の収縮率が上記内側成形材料
(A)よりも小さく設定された外側成形材料(B)とを調製
し、上記内側成形材料(A)を射出成形して内側成形物(3)
を得、次いでこの内側成形物(3)の摺動面となる面の周
囲に、上記外側成形材料(B)を射出成形して、内側成形
物(3)と外側成形物(4)とが接合された複合成形物(5)を
得た後、該複合成形物(5)を加熱処理することにより、
該複合成形物(5)中の樹脂バインダを除去し、焼結可能
粒子を焼結させて、内側成形物の焼結体(6)と外側成形
物の焼結体(7)との間に間隙(81)を形成することからな
る摺動部品製造方法』が提供される。
1』に係る発明によれば、『焼結可能粒子と加熱により
除去可能な樹脂バインダとが、焼結後に所定の収縮率を
有するように配合された混練物よりなる内側成形材料
(A)と、焼結可能粒子と加熱により除去可能な樹脂バイ
ンダとの混練物で焼結後の収縮率が上記内側成形材料
(A)よりも小さく設定された外側成形材料(B)とを調製
し、上記内側成形材料(A)を射出成形して内側成形物(3)
を得、次いでこの内側成形物(3)の摺動面となる面の周
囲に、上記外側成形材料(B)を射出成形して、内側成形
物(3)と外側成形物(4)とが接合された複合成形物(5)を
得た後、該複合成形物(5)を加熱処理することにより、
該複合成形物(5)中の樹脂バインダを除去し、焼結可能
粒子を焼結させて、内側成形物の焼結体(6)と外側成形
物の焼結体(7)との間に間隙(81)を形成することからな
る摺動部品製造方法』が提供される。
【0006】本発明の製造方法において、内側成形材料
は、焼結可能粒子と樹脂バインダとの混練物が用いられ
る。上記混練物における焼結可能粒子と樹脂バインダと
の配合は、内側成形物(3)とこれを焼結して得られる焼
結体(6)との間の収縮率に応じて調整される。上記焼結
可能粒子には、硬質のもので所定の温度で焼結しうる粒
状物が用いられ、金属微粒子、セラミック微粒子等が好
適に用いられる。また、上記焼結可能粒子の大きさとし
ては、複合成形機のスプルやランナ等をスムースに流動
して射出を妨げなく、また最終製品となる摺動部材の所
望の大きさに適合し得る大きさのものが選択される。
は、焼結可能粒子と樹脂バインダとの混練物が用いられ
る。上記混練物における焼結可能粒子と樹脂バインダと
の配合は、内側成形物(3)とこれを焼結して得られる焼
結体(6)との間の収縮率に応じて調整される。上記焼結
可能粒子には、硬質のもので所定の温度で焼結しうる粒
状物が用いられ、金属微粒子、セラミック微粒子等が好
適に用いられる。また、上記焼結可能粒子の大きさとし
ては、複合成形機のスプルやランナ等をスムースに流動
して射出を妨げなく、また最終製品となる摺動部材の所
望の大きさに適合し得る大きさのものが選択される。
【0007】上記樹脂バインダは、上記焼結可能粒子と
混練されたとき、射出成形の機能を損なわないように流
動性を保持し、かつ、上記焼結可能粒子の焼結に至るま
での加熱雰囲気下で完全に気化して除去できるものが用
いられる。このような樹脂バインダとしては、当該分野
で公知のものがそのまま用いられる。
混練されたとき、射出成形の機能を損なわないように流
動性を保持し、かつ、上記焼結可能粒子の焼結に至るま
での加熱雰囲気下で完全に気化して除去できるものが用
いられる。このような樹脂バインダとしては、当該分野
で公知のものがそのまま用いられる。
【0008】本発明の製造方法において、外側成形材料
(B)は、焼結可能粒子と樹脂バインダとの混練物が用い
られる。上記焼結可能粒子及び樹脂バインダには、上記
した内側成形材料(A)に用いられるものと同様のものが
用いられる。但し、外側成形材料(B)における焼結可能
粒子と樹脂バインダとの配合は、焼結後の収縮率が、上
記内側成形材料(A)よりも小さくなるようになされる。
(B)は、焼結可能粒子と樹脂バインダとの混練物が用い
られる。上記焼結可能粒子及び樹脂バインダには、上記
した内側成形材料(A)に用いられるものと同様のものが
用いられる。但し、外側成形材料(B)における焼結可能
粒子と樹脂バインダとの配合は、焼結後の収縮率が、上
記内側成形材料(A)よりも小さくなるようになされる。
【0009】上記内側成形材料(A)及び外側成形材料(B)
は、いずれも、意図するそれぞれの形状を確保するに充
分な量の焼結可能粒子と、この量の焼結可能粒子を均一
に分散できかつ射出装置の機能を損なわない程度の流動
性を付与するに充分な量の樹脂バインダとから調製され
る。また各成形材料(A)(B)においては、樹脂バインダ内
に焼結可能粒子が均一に分散されるように混練されるこ
とが好ましい。
は、いずれも、意図するそれぞれの形状を確保するに充
分な量の焼結可能粒子と、この量の焼結可能粒子を均一
に分散できかつ射出装置の機能を損なわない程度の流動
性を付与するに充分な量の樹脂バインダとから調製され
る。また各成形材料(A)(B)においては、樹脂バインダ内
に焼結可能粒子が均一に分散されるように混練されるこ
とが好ましい。
【0010】本発明の製造方法の実施において、いわゆ
る中間物となる複合成形物の成形には、内側成形物用金
型(12)と複合成形物用金型(13)との少なくとも2つの金
型を有し、かつ内側成形材料(A)と外側成形材料(B)とを
個別に熔融して射出する少なくとも2つの射出装置(21)
(22)を有する複合射出成形機が好適に用いられる。上記
複合成形物用金型(13)には、内側成形物(3)を収容しか
つ内側成形物の意図する面の周囲に外側成形物(4)を収
容しうる型窩が構成されたものが用いられる。
る中間物となる複合成形物の成形には、内側成形物用金
型(12)と複合成形物用金型(13)との少なくとも2つの金
型を有し、かつ内側成形材料(A)と外側成形材料(B)とを
個別に熔融して射出する少なくとも2つの射出装置(21)
(22)を有する複合射出成形機が好適に用いられる。上記
複合成形物用金型(13)には、内側成形物(3)を収容しか
つ内側成形物の意図する面の周囲に外側成形物(4)を収
容しうる型窩が構成されたものが用いられる。
【0011】上記複合射出成形機において、まず内側成
形物用金型(12)内に内側成形材料(A)の熔融物を射出し
て成形条件に付して内側成形物(3)を成形した後、この
内側成形物(3)を複合成形物用金型(13)内の型窩に収容
し、ここに外側成形材料(B)の熔融物を射出して成形条
件に付すことにより、内側成形物(3)の周囲に外側成形
物(4)が接合された複合成形物(5)が得られる。なお、上
記複合成形において、内側成形物(3)の外側に外側成形
材料(B)を射出成形する際に、タイミングを長く取りウ
ェルドを強制的に形成するようにしておくと、後述する
焼結処理時に摺動用間隙を容易に形成できる点で好まし
い。
形物用金型(12)内に内側成形材料(A)の熔融物を射出し
て成形条件に付して内側成形物(3)を成形した後、この
内側成形物(3)を複合成形物用金型(13)内の型窩に収容
し、ここに外側成形材料(B)の熔融物を射出して成形条
件に付すことにより、内側成形物(3)の周囲に外側成形
物(4)が接合された複合成形物(5)が得られる。なお、上
記複合成形において、内側成形物(3)の外側に外側成形
材料(B)を射出成形する際に、タイミングを長く取りウ
ェルドを強制的に形成するようにしておくと、後述する
焼結処理時に摺動用間隙を容易に形成できる点で好まし
い。
【0012】上記で得られた複合成形物は、本願『請求
項2』にかかる発明の摺動部品用成形物である。
項2』にかかる発明の摺動部品用成形物である。
【0013】上記複合成形物(5)は、この中に含有され
ている焼結可能粒子が焼結しうる条件で加熱処理に付さ
れるが、この加熱過程において樹脂バインダは除去(以
下、脱脂という)される。上記樹脂バインダの脱脂は速
やかに行われることが好ましく、この点から真空焼結炉
が好適に用いられる。このような真空焼結炉を用いた場
合の加熱条件の一例として、500℃,50時間程度が挙げ
られる。
ている焼結可能粒子が焼結しうる条件で加熱処理に付さ
れるが、この加熱過程において樹脂バインダは除去(以
下、脱脂という)される。上記樹脂バインダの脱脂は速
やかに行われることが好ましく、この点から真空焼結炉
が好適に用いられる。このような真空焼結炉を用いた場
合の加熱条件の一例として、500℃,50時間程度が挙げ
られる。
【0014】上記加熱処理によって、内側成形物(3)及
び外側成形物(4)はそれぞれ脱脂され若干体積は収縮
し、その後には、各成形物中に含有されていた焼結可能
粒子同士がそれぞれの成形物の形状を維持する状態で接
着されたいわゆる内側ポーラス体と外側ポーラス体との
組合わせとして得られる。この場合、内側ポーラス体の
密度は外側ポーラス体の密度よりも小さくなっている。
上記ポーラス体の組合わせを、焼結条件に付すと、各ポ
ーラス体はそれぞれ焼結・溶着して収縮し、内側焼結体
(6)と外側焼結体(7)との組合わせとなる。上記焼結にお
いて、外側焼結体(6)となる際の収縮率は内側焼結体と
なる際の収縮率よりも小さく設定されているので、これ
らの収縮率の差により複合成形物において形成されてい
た接合面は分離し、間隙(81)が生じることとなる。
び外側成形物(4)はそれぞれ脱脂され若干体積は収縮
し、その後には、各成形物中に含有されていた焼結可能
粒子同士がそれぞれの成形物の形状を維持する状態で接
着されたいわゆる内側ポーラス体と外側ポーラス体との
組合わせとして得られる。この場合、内側ポーラス体の
密度は外側ポーラス体の密度よりも小さくなっている。
上記ポーラス体の組合わせを、焼結条件に付すと、各ポ
ーラス体はそれぞれ焼結・溶着して収縮し、内側焼結体
(6)と外側焼結体(7)との組合わせとなる。上記焼結にお
いて、外側焼結体(6)となる際の収縮率は内側焼結体と
なる際の収縮率よりも小さく設定されているので、これ
らの収縮率の差により複合成形物において形成されてい
た接合面は分離し、間隙(81)が生じることとなる。
【0015】
【作用】本発明によれば、焼結可能粒子と加熱により除
去可能な樹脂バインダとの混練物よりなる内側成形材料
(A)が射出成形されて内側成形物(3)が成形された後、こ
の内側成形物(3)の摺動面となる面の周囲に、焼結可能
微粒子と加熱により除去可能な樹脂バインダとの混練物
で焼結後の収縮率が上記内側成形材料(A)よりも小さく
設定された外側成形材料(B)を射出して成形することに
より、内側成形物(3)の周囲に外側成形物(4)が接合され
た複合成形物(5)が得られることとなる。
去可能な樹脂バインダとの混練物よりなる内側成形材料
(A)が射出成形されて内側成形物(3)が成形された後、こ
の内側成形物(3)の摺動面となる面の周囲に、焼結可能
微粒子と加熱により除去可能な樹脂バインダとの混練物
で焼結後の収縮率が上記内側成形材料(A)よりも小さく
設定された外側成形材料(B)を射出して成形することに
より、内側成形物(3)の周囲に外側成形物(4)が接合され
た複合成形物(5)が得られることとなる。
【0016】次いで、上記複合成形物(5)を加熱処理す
ると、複合成形物(5)中の焼結可能粒子が焼結すると共
に樹脂バインダが除去されて、複合成形物(5)全体はそ
の体積が収縮することとなるが、内側成形物(3)がその
焼結体(6)に変化するときの体積収縮率は、外側成形物
(4)がその焼結体(7)に変化するときの体積収縮率よりも
大きいため、内側焼結体(6)と外側焼結体(7)との間に
は、間隙(81)が生じることとなる。これによって、小部
品からの組立加工品ではなく一体物で得られる内側部品
の所定の部分に、外側部品が摺動するよう係合された摺
動部品が得られることとなる。
ると、複合成形物(5)中の焼結可能粒子が焼結すると共
に樹脂バインダが除去されて、複合成形物(5)全体はそ
の体積が収縮することとなるが、内側成形物(3)がその
焼結体(6)に変化するときの体積収縮率は、外側成形物
(4)がその焼結体(7)に変化するときの体積収縮率よりも
大きいため、内側焼結体(6)と外側焼結体(7)との間に
は、間隙(81)が生じることとなる。これによって、小部
品からの組立加工品ではなく一体物で得られる内側部品
の所定の部分に、外側部品が摺動するよう係合された摺
動部品が得られることとなる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に従って詳述する
が、これによって本発明が限定されるものではない。 実施例1 図1に示すのは、本発明の製造方法に用いる複合射出成
形装置の一例の要部の模式図である。同図において、
(1)は回転機構を有する金型装置であり、(2)は射出機構
である。金型装置(1)には、金型回転機構(11)上に内側
成形物用金型(12)と複合成形物用金型(13)とが設けられ
ている。また、射出機構(2)には、内側成形材料(A)が熔
融・充填された射出装置(21)と外側成形材料(B)が熔融
・充填された射出装置(22)とが設けられている。
が、これによって本発明が限定されるものではない。 実施例1 図1に示すのは、本発明の製造方法に用いる複合射出成
形装置の一例の要部の模式図である。同図において、
(1)は回転機構を有する金型装置であり、(2)は射出機構
である。金型装置(1)には、金型回転機構(11)上に内側
成形物用金型(12)と複合成形物用金型(13)とが設けられ
ている。また、射出機構(2)には、内側成形材料(A)が熔
融・充填された射出装置(21)と外側成形材料(B)が熔融
・充填された射出装置(22)とが設けられている。
【0018】この実施例では、内側成形材料(A)には、
焼結可能粒子としてSUS微粒子56%と、樹脂バインダ44
%とを配合して均一となるように混練された混合物が用
いられており、外側成形材料(B)には、上記と同様のSUS
微粒子60%と上記と同様の樹脂バインダ40%とを配合し
て均一となるように混練された混合物が用いられてい
る。
焼結可能粒子としてSUS微粒子56%と、樹脂バインダ44
%とを配合して均一となるように混練された混合物が用
いられており、外側成形材料(B)には、上記と同様のSUS
微粒子60%と上記と同様の樹脂バインダ40%とを配合し
て均一となるように混練された混合物が用いられてい
る。
【0019】以上の構成において、まず第1射出工程で
は、図1に示すように内側成形物用金型(12)内に内側成
形材料(A)の熔融物を射出した後成形条件に付して内側
成形物(3)を成形する。
は、図1に示すように内側成形物用金型(12)内に内側成
形材料(A)の熔融物を射出した後成形条件に付して内側
成形物(3)を成形する。
【0020】次の第2射出工程では、図2に示すよう
に、上記第1射出工程で得られた内側成形物(3)を、複
合成形物用金型(13)内の型窩に移して収納し、次いでこ
の状態で外側成形材料(B)の熔融物を射出して成形条件
に付す。なお、内側成形物(3)に外側成形材料(B)を射出
して成形するときは、タイミングを長く取りウェルドを
形成するようにしている。またこのとき、内側成形用金
型(12)には上記第1射出工程が並行して行われている。
に、上記第1射出工程で得られた内側成形物(3)を、複
合成形物用金型(13)内の型窩に移して収納し、次いでこ
の状態で外側成形材料(B)の熔融物を射出して成形条件
に付す。なお、内側成形物(3)に外側成形材料(B)を射出
して成形するときは、タイミングを長く取りウェルドを
形成するようにしている。またこのとき、内側成形用金
型(12)には上記第1射出工程が並行して行われている。
【0021】上記第2射出工程が終了すると、図3に示
すように金型(12)(13)が開かれて、内側成形物用金型(1
2)からは内側成形物(3)が取り出され、複合成形物用金
型(13)からは内側成形物(3)の周囲に外側成形物(4)が接
合された複合成形物(5)が取り出される。なお、複合成
形物(5)の正面概略図を図4に、そのX−X線の断面概
略図を図5に示す。
すように金型(12)(13)が開かれて、内側成形物用金型(1
2)からは内側成形物(3)が取り出され、複合成形物用金
型(13)からは内側成形物(3)の周囲に外側成形物(4)が接
合された複合成形物(5)が取り出される。なお、複合成
形物(5)の正面概略図を図4に、そのX−X線の断面概
略図を図5に示す。
【0022】上記のようにして得られた複合成形物(5)
を、図示しない真空焼却炉において、500℃,50時間程
度の加熱条件に付すと、複合成形物(5)中の樹脂バイン
ダは脱脂されていき、若干体積が収縮するが、このとき
射出成形時に強制的に形成されているウェルドラインを
境界として、各成形物領域内で残されたSUS微粒子同志
は互いに結合して、密度の小さい内側ポーラス体と密度
の大きい外側ポーラス体との組合せ物が得られる。そし
てさらに、このポーラス体の組合せ物を各SUS微粒子の
焼結する条件下で加熱処理すると、各ポーラス体はそれ
ぞれ焼結体へ体積収縮されていくが、内側ポーラス体の
内側焼結体(6)への収縮率は外側ポーラス体の外側焼結
体(7)への収縮率よりも大きいので、この収縮率の差に
より複合成形物において形成されていた接合面は分離
し、間隙(81)が生じることとなる。結局、図6に示すよ
うに、全体に収縮しながら焼結し、得られる内側焼結体
(6)と外側焼結体(7)とが溶着せずに摺動用の間隙(81)を
保持した摺動部品(8)が得られることとなる。
を、図示しない真空焼却炉において、500℃,50時間程
度の加熱条件に付すと、複合成形物(5)中の樹脂バイン
ダは脱脂されていき、若干体積が収縮するが、このとき
射出成形時に強制的に形成されているウェルドラインを
境界として、各成形物領域内で残されたSUS微粒子同志
は互いに結合して、密度の小さい内側ポーラス体と密度
の大きい外側ポーラス体との組合せ物が得られる。そし
てさらに、このポーラス体の組合せ物を各SUS微粒子の
焼結する条件下で加熱処理すると、各ポーラス体はそれ
ぞれ焼結体へ体積収縮されていくが、内側ポーラス体の
内側焼結体(6)への収縮率は外側ポーラス体の外側焼結
体(7)への収縮率よりも大きいので、この収縮率の差に
より複合成形物において形成されていた接合面は分離
し、間隙(81)が生じることとなる。結局、図6に示すよ
うに、全体に収縮しながら焼結し、得られる内側焼結体
(6)と外側焼結体(7)とが溶着せずに摺動用の間隙(81)を
保持した摺動部品(8)が得られることとなる。
【0023】以上のことから明瞭なように、本発明の製
造方法によれば、内側焼結体(6)が同図のように両端部
(61)に膨らみを有しかつこの両端部間に摺動部本体(62)
を有する物で、かつその摺動部本体(62)の周囲に外側焼
結体(7)を挿通した構造体のものであっても、内側焼結
体(6)を摺動部本体(62)と各端部(61)に分割して構成す
る事なく、一体物として成形しておくことができる。ま
た、内側焼結体(6)と外側焼結体(7)を合わせて成形でき
るので、非常に小さい摺動部品を製造することができ
る。
造方法によれば、内側焼結体(6)が同図のように両端部
(61)に膨らみを有しかつこの両端部間に摺動部本体(62)
を有する物で、かつその摺動部本体(62)の周囲に外側焼
結体(7)を挿通した構造体のものであっても、内側焼結
体(6)を摺動部本体(62)と各端部(61)に分割して構成す
る事なく、一体物として成形しておくことができる。ま
た、内側焼結体(6)と外側焼結体(7)を合わせて成形でき
るので、非常に小さい摺動部品を製造することができ
る。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、従来の加工法では作製
できなかった部品を簡便に作ることができる。その上射
出成形により作製することができるので、多量でかつ安
価に提供できる。さらに、微小な摺動部品を作製できる
と共に、各材料の収縮率を自由に変更できるので、どの
ような摺動間隙にも設定が容易である。
できなかった部品を簡便に作ることができる。その上射
出成形により作製することができるので、多量でかつ安
価に提供できる。さらに、微小な摺動部品を作製できる
と共に、各材料の収縮率を自由に変更できるので、どの
ような摺動間隙にも設定が容易である。
【図1】本発明の製造方法に用いる複合射出成形機の一
例の要部の模式図
例の要部の模式図
【図2】第2射出工程の成形材料の射出・充填状態を説
明する要部模式図
明する要部模式図
【図3】内側成形物及び複合成形物の取出を説明する要
部模式図
部模式図
【図4】複合成形物の正面概略図
【図5】図4のX−X線に沿う断面概略図
【図6】摺動部品の正面概略図
【図7】図6のX−X線に沿う断面概略図
(1)…金型装置 (2)…射出機
構 (3)…内成形物 (4)…外側成
形物 (5)…複合成形物 (6)…内側焼
結体 (7)…外側焼結体 (8)…摺動部
品 (11)…金型回転機構 (12)…内側成
形物用金型 (13)…複合成形物用金型 (21)(22)…射
出装置 (A)…内側成形材料 (B)…外側成
形材料
構 (3)…内成形物 (4)…外側成
形物 (5)…複合成形物 (6)…内側焼
結体 (7)…外側焼結体 (8)…摺動部
品 (11)…金型回転機構 (12)…内側成
形物用金型 (13)…複合成形物用金型 (21)(22)…射
出装置 (A)…内側成形材料 (B)…外側成
形材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 67/04 7344−4F B29K 105:16
Claims (3)
- 【請求項1】 焼結可能粒子と加熱により除去可
能な樹脂バインダとが、焼結後に所定の収縮率を有する
ように配合された混練物よりなる内側成形材料と、焼結
可能粒子と加熱により除去可能な樹脂バインダとの混練
物で焼結後の収縮率が上記内側成形材料よりも小さく設
定された外側成形材料とを調製し、 上記内側成形材料を射出成形して内側成形物を得、次い
でこの内側成形物の摺動面となる面の周囲に、上記外側
成形材料を射出成形して、内側成形物と外側成形物とが
接合された複合成形物を得た後、該複合成形物を加熱処
理することにより、該複合成形物中の樹脂バインダを除
去し、焼結可能粒子を焼結させて、内側成形物の焼結体
と外側成形物の焼結体との間に間隙を形成することから
なる摺動部品製造方法。 - 【請求項2】 焼結可能粒子と加熱により除去可
能な樹脂バインダとが、焼結後に所定の収縮率を有する
ように配合された混練物よりなる内側成形材料と、焼結
可能粒子と加熱により除去可能な樹脂バインダとの混練
物で焼結後の収縮率が上記内側成形材料よりも小さく設
定された外側成形材料とから構成され、 上記内側成形
材料は射出成形により内側成形物に形成され、外内側成
形物の摺動面となる面の周囲に上記外側成形材料が射出
成形されて、内側成形物と外側成形物とが接合された複
合成形物に形成されてなる摺動部品用成形物。 - 【請求項3】 請求項1記載の製造方法により得
られる摺動部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15595292A JP3327578B2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 摺動部品製造方法、摺動部品用成形物及び摺動部品製造方法により得られる摺動部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15595292A JP3327578B2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 摺動部品製造方法、摺動部品用成形物及び摺動部品製造方法により得られる摺動部品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0693306A true JPH0693306A (ja) | 1994-04-05 |
| JP3327578B2 JP3327578B2 (ja) | 2002-09-24 |
Family
ID=15617122
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15595292A Expired - Fee Related JP3327578B2 (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | 摺動部品製造方法、摺動部品用成形物及び摺動部品製造方法により得られる摺動部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3327578B2 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08113668A (ja) * | 1994-10-14 | 1996-05-07 | Osaka Gas Co Ltd | メソカーボン粉末成形体の製造方法およびカーボン焼結体の製造方法 |
| KR100366218B1 (ko) * | 2000-02-12 | 2003-01-09 | 주식회사 새샘 | 횡형 사출기에 있어서, 각종 식품 용기의 뚜껑제품 성형방법 및 이 방법에 의해 제조되는 뚜껑제품 |
| US6702469B1 (en) * | 1999-06-21 | 2004-03-09 | Canon Kabushiki Kaisha | Resin molded article |
| JP2006335611A (ja) * | 2005-06-03 | 2006-12-14 | Toyota Motor Corp | 鈴型カプセル構造体及びその製造方法 |
| WO2007031183A1 (de) * | 2005-09-14 | 2007-03-22 | Forschungszentrum Karlsruhe Gmbh | Verfahren zur herstellung eines gegenstandes aus mindestens einem selbständigen beweglichen teil und einem fixierteil |
| US7347968B2 (en) | 2000-12-11 | 2008-03-25 | Advanced Materials Technology Pte. Ltd. | Method to form multi-material components |
| JP2012153060A (ja) * | 2011-01-27 | 2012-08-16 | Tokyo Chikuma Kasei Co Ltd | 可動結合体の製造方法 |
| JP2019104205A (ja) * | 2017-12-14 | 2019-06-27 | セイコーエプソン株式会社 | 三次元造形物の製造方法 |
-
1992
- 1992-05-22 JP JP15595292A patent/JP3327578B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08113668A (ja) * | 1994-10-14 | 1996-05-07 | Osaka Gas Co Ltd | メソカーボン粉末成形体の製造方法およびカーボン焼結体の製造方法 |
| US6702469B1 (en) * | 1999-06-21 | 2004-03-09 | Canon Kabushiki Kaisha | Resin molded article |
| KR100366218B1 (ko) * | 2000-02-12 | 2003-01-09 | 주식회사 새샘 | 횡형 사출기에 있어서, 각종 식품 용기의 뚜껑제품 성형방법 및 이 방법에 의해 제조되는 뚜껑제품 |
| US7347968B2 (en) | 2000-12-11 | 2008-03-25 | Advanced Materials Technology Pte. Ltd. | Method to form multi-material components |
| JP2006335611A (ja) * | 2005-06-03 | 2006-12-14 | Toyota Motor Corp | 鈴型カプセル構造体及びその製造方法 |
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| JP2009507685A (ja) * | 2005-09-14 | 2009-02-26 | フォルシュングスツェントルム カールスルーエ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 少なくとも1つの独立した可動な部分と固定部分とから成る物体を製造するための方法 |
| JP2012153060A (ja) * | 2011-01-27 | 2012-08-16 | Tokyo Chikuma Kasei Co Ltd | 可動結合体の製造方法 |
| JP2019104205A (ja) * | 2017-12-14 | 2019-06-27 | セイコーエプソン株式会社 | 三次元造形物の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3327578B2 (ja) | 2002-09-24 |
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