JPH0693418B2 - 電解コンデンサ用電解液 - Google Patents
電解コンデンサ用電解液Info
- Publication number
- JPH0693418B2 JPH0693418B2 JP11214290A JP11214290A JPH0693418B2 JP H0693418 B2 JPH0693418 B2 JP H0693418B2 JP 11214290 A JP11214290 A JP 11214290A JP 11214290 A JP11214290 A JP 11214290A JP H0693418 B2 JPH0693418 B2 JP H0693418B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrolytic
- acid
- electrolytic solution
- phosphoric acid
- capacitors
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- Expired - Lifetime
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は中高圧用の電解コンデンサ用電解液に関する。
(従来の技術) 電子機器には、種々の特徴を有する電解コンデンサが用
いられている。例えば、スイッチング周波数の高い安定
化電源には、高周波に対して低インピーダンス特性を有
し、上限使用温度の高い電解コンデンサが使われる。
いられている。例えば、スイッチング周波数の高い安定
化電源には、高周波に対して低インピーダンス特性を有
し、上限使用温度の高い電解コンデンサが使われる。
この条件を満たす電解コンデンサには、1.6−デカンジ
カルボン酸やアゼライン酸、セバシン酸、1.10−デカン
ジカルボン酸等の有機二塩基性酸のアンモニウム塩を主
な溶質とする電解液が含浸されている。特に、有機二塩
基性酸のなかでも側鎖にアルキル基を有する長鎖二塩基
性酸が中高圧用として優れている。
カルボン酸やアゼライン酸、セバシン酸、1.10−デカン
ジカルボン酸等の有機二塩基性酸のアンモニウム塩を主
な溶質とする電解液が含浸されている。特に、有機二塩
基性酸のなかでも側鎖にアルキル基を有する長鎖二塩基
性酸が中高圧用として優れている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、鎖側にアルキル基を有する長鎖二塩基性酸は、
長期間高温状態におくと、一部が低級カルボン酸に分解
するために、電解液の化成性が低下する。そのためにコ
ンデンサは、耐圧が低下し、漏れ電流(以下LCと略す)
が増大し、ガスを発生し易くなり、防爆弁が作動して容
易に不良になる。
長期間高温状態におくと、一部が低級カルボン酸に分解
するために、電解液の化成性が低下する。そのためにコ
ンデンサは、耐圧が低下し、漏れ電流(以下LCと略す)
が増大し、ガスを発生し易くなり、防爆弁が作動して容
易に不良になる。
本発明の目的は、以上の欠点を改良し、コンデンサのLC
や耐圧を改善できガス発生を抑制できる電解コンデンサ
用電解液を提供するものである。
や耐圧を改善できガス発生を抑制できる電解コンデンサ
用電解液を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記の目的を達成するために、多価アルコー
ル類を主体とする溶媒に、炭素数12で側鎖にアルキル基
を有する長鎖二塩基性酸またはその塩の少なくとも1種
類を溶解した電解コンデンサ用電解液において、P−ニ
トロ安息香酸またはその塩のうち少なくとも1種類と、
リン酸の縮重合体またはリン酸エステルの縮重合体のう
ち少なくとも1種類とを添加することを特徴とする電解
コンデンサ用電解液を提供するものである。
ル類を主体とする溶媒に、炭素数12で側鎖にアルキル基
を有する長鎖二塩基性酸またはその塩の少なくとも1種
類を溶解した電解コンデンサ用電解液において、P−ニ
トロ安息香酸またはその塩のうち少なくとも1種類と、
リン酸の縮重合体またはリン酸エステルの縮重合体のう
ち少なくとも1種類とを添加することを特徴とする電解
コンデンサ用電解液を提供するものである。
(作用) P−ニトロ安息香酸やP−ニトロ安息香酸アンモニウム
を用いることにより、側鎖にアルキル基を有する長鎖二
塩基性酸が低級カルボル酸に分解する反応を抑制でき
る。そのために、コンデンサのLCの増加や耐圧の低下を
おさえることができる。また、P−ニトロ安息香酸等
は、電極箔表面で還元されるため、水素ガスの発生を抑
制できる。
を用いることにより、側鎖にアルキル基を有する長鎖二
塩基性酸が低級カルボル酸に分解する反応を抑制でき
る。そのために、コンデンサのLCの増加や耐圧の低下を
おさえることができる。また、P−ニトロ安息香酸等
は、電極箔表面で還元されるため、水素ガスの発生を抑
制できる。
リン酸やリン酸エステルの縮重合体は、アルミニウムイ
オンと反応して電極表面に緻密な保護膜を形成する。こ
の保護膜は高温下においても比較的安定しており、従っ
て、酸化皮膜の耐水性を向上でき、コンデンサのLC増加
をおさえることができる。また、ガス発生も抑制でき
る。
オンと反応して電極表面に緻密な保護膜を形成する。こ
の保護膜は高温下においても比較的安定しており、従っ
て、酸化皮膜の耐水性を向上でき、コンデンサのLC増加
をおさえることができる。また、ガス発生も抑制でき
る。
(実施例) 以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
溶媒はエチレングリコールやジエチレングリコール等の
多価アルコールを主成分として用いる。
多価アルコールを主成分として用いる。
溶質は、炭素12で側鎖にアルキル基を有する長鎖二塩基
性酸またはその塩のうち少なくとも1種類を用いる。こ
れ等の物質には、例えば、1.6−デカンジカルボン酸、
2.5−デカンジカルボン酸、5.6−デカンジカルボン酸、
6.7−デカンジカルボン酸、6−エチル−1.6−オクタン
ジカルボン酸やそれ等の塩がある。
性酸またはその塩のうち少なくとも1種類を用いる。こ
れ等の物質には、例えば、1.6−デカンジカルボン酸、
2.5−デカンジカルボン酸、5.6−デカンジカルボン酸、
6.7−デカンジカルボン酸、6−エチル−1.6−オクタン
ジカルボン酸やそれ等の塩がある。
そしてこの溶媒及び溶質からなる液にP−ニトロ安息香
酸またはP−ニトロ安息香酸アンモニウムを添加する。
なお、これ等の添加量は、0.05〜3.0wt%が好ましく、
0.05wt%未満では効果が低く、3.0wt%より多くなると
火花電圧が低下する。
酸またはP−ニトロ安息香酸アンモニウムを添加する。
なお、これ等の添加量は、0.05〜3.0wt%が好ましく、
0.05wt%未満では効果が低く、3.0wt%より多くなると
火花電圧が低下する。
また、リン酸の縮重合体またはリン酸エステルの縮重合
体を添加する。これ等の添加量は、0.01〜10.0wt%が好
ましく、0.01wt%未満では効果が低く、10.0wt%を越え
ると火花電圧が低下する。
体を添加する。これ等の添加量は、0.01〜10.0wt%が好
ましく、0.01wt%未満では効果が低く、10.0wt%を越え
ると火花電圧が低下する。
次に、表1の通りの組成からなる実施例と従来例の電解
液を含浸した、定格450V、330μFのアルミ電解コンデ
ンサについて高温負荷試験を行ない、LC及び耐圧を測定
した。高温負荷試験条件は、温度110℃、印加電圧400V.
DCとする。LCは、試料を温度20℃の雰囲気中に24hr放置
後、電圧450V.DCを印加し、5分後の値を測定する。ま
た、耐圧は、LC測定後の試料を定電流6mAで昇圧し、破
壊に至る電圧とする。
液を含浸した、定格450V、330μFのアルミ電解コンデ
ンサについて高温負荷試験を行ない、LC及び耐圧を測定
した。高温負荷試験条件は、温度110℃、印加電圧400V.
DCとする。LCは、試料を温度20℃の雰囲気中に24hr放置
後、電圧450V.DCを印加し、5分後の値を測定する。ま
た、耐圧は、LC測定後の試料を定電流6mAで昇圧し、破
壊に至る電圧とする。
測定結果は表2に示した。
表2から明らかな通り、LCについては、6000hr放置後、
実施例1〜実施例8は31〜40μA、従来例1〜従来例5
は270〜790μAとなり、前者は後者の約4〜15%に低減
できる。また、耐圧についても、6000hr放置後、実施例
1〜実施例8は525〜620V、従来例1〜従来例5が460〜
580Vとなり全体的に前者の方が高い値を示している。
実施例1〜実施例8は31〜40μA、従来例1〜従来例5
は270〜790μAとなり、前者は後者の約4〜15%に低減
できる。また、耐圧についても、6000hr放置後、実施例
1〜実施例8は525〜620V、従来例1〜従来例5が460〜
580Vとなり全体的に前者の方が高い値を示している。
(発明の効果) 以上の通り、本発明によれば、P−ニトロ安息香酸やそ
の塩、リン酸またはリン酸エステルの縮重合体を添加す
ることにより、高温下におけるLCの増大や耐圧の低下を
抑制できる。また、水素ガスの発生を抑制できるため
に、コンデンサの寿命を延長できる電解コンデンサ用電
解液が得られる。
の塩、リン酸またはリン酸エステルの縮重合体を添加す
ることにより、高温下におけるLCの増大や耐圧の低下を
抑制できる。また、水素ガスの発生を抑制できるため
に、コンデンサの寿命を延長できる電解コンデンサ用電
解液が得られる。
Claims (1)
- 【請求項1】多価アルコール類を主体とする溶媒に、炭
素数12で側鎖にアルキル基を有する長鎖二塩基性酸また
はその塩の少なくとも1種類を溶解した電解コンデンサ
用電解液において、P−ニトロ安息香酸またはその塩の
うち少なくとも1種類と、リン酸の縮重合体またはリン
酸エステルの縮重合体のうち少なくとも1種類とを添加
することを特徴とする電解コンデンサ用電解液。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11214290A JPH0693418B2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 電解コンデンサ用電解液 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11214290A JPH0693418B2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 電解コンデンサ用電解液 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0410512A JPH0410512A (ja) | 1992-01-14 |
| JPH0693418B2 true JPH0693418B2 (ja) | 1994-11-16 |
Family
ID=14579271
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11214290A Expired - Lifetime JPH0693418B2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 電解コンデンサ用電解液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0693418B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06204091A (ja) * | 1992-12-29 | 1994-07-22 | Hitachi Aic Inc | 電解コンデンサ用電解液 |
| JP7010351B1 (ja) * | 2020-09-30 | 2022-01-26 | 日本ケミコン株式会社 | 陰極体及び電解コンデンサ |
| JP2024010870A (ja) | 2022-07-13 | 2024-01-25 | 日本ケミコン株式会社 | 電解コンデンサ |
-
1990
- 1990-04-27 JP JP11214290A patent/JPH0693418B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0410512A (ja) | 1992-01-14 |
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