JPH0693566A - 濃色効果に優れた繊維及び/又は繊維構造物又はフィルム - Google Patents
濃色効果に優れた繊維及び/又は繊維構造物又はフィルムInfo
- Publication number
- JPH0693566A JPH0693566A JP4179232A JP17923292A JPH0693566A JP H0693566 A JPH0693566 A JP H0693566A JP 4179232 A JP4179232 A JP 4179232A JP 17923292 A JP17923292 A JP 17923292A JP H0693566 A JPH0693566 A JP H0693566A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- fiber
- resin
- mixed
- color
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 濃色効果に優れた繊維及び/又は繊維構造物
又はフィルムに関する。 【構成】 2種以上の樹脂からなる混合樹脂の皮膜を有
し、(イ)該混合樹脂が互いに非相溶性であり、かつ、
エッチング速度の異なる樹脂成分からなり、(ロ)該混
合樹脂の皮膜が少なくとも2相に相分離しており、更に
(ハ)該混合樹脂の皮膜表面の少なくとも一部に凹孔を
有する繊維上の反射膜として膜厚100〜2000Åの
金属膜を、その上の透明膜として膜厚100〜5000
Åの酸化錫或いは酸化錫と錫の混合膜を有することを特
徴とする繊維及び/又は繊維構造物又はフィルム。
又はフィルムに関する。 【構成】 2種以上の樹脂からなる混合樹脂の皮膜を有
し、(イ)該混合樹脂が互いに非相溶性であり、かつ、
エッチング速度の異なる樹脂成分からなり、(ロ)該混
合樹脂の皮膜が少なくとも2相に相分離しており、更に
(ハ)該混合樹脂の皮膜表面の少なくとも一部に凹孔を
有する繊維上の反射膜として膜厚100〜2000Åの
金属膜を、その上の透明膜として膜厚100〜5000
Åの酸化錫或いは酸化錫と錫の混合膜を有することを特
徴とする繊維及び/又は繊維構造物又はフィルム。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、濃色効果に優れた繊維
及び/又は繊維構造物又はフィルムに関する。
及び/又は繊維構造物又はフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、反射膜としてアルミニウム,金,
銀,銅,亜鉛,錫(以下これらをAl,Au,Ag,C
u,Zn,Snと記す)等の金属膜を被着し、その上に
透明膜として酸化アルミニウム(以下Al2 O3 と記
す),酸化アンチモン,酸化チタン(以下TiO2 と記
す),酸化ジルコニウム等の金属酸化物膜を積層したフ
ィルムは提案されている。又、特開昭61−16900
号公報には、離型性ベースフィルム上に半透明金属蒸着
膜及び金属酸化物透明薄膜を形成した積層膜を少なくと
も1層設け、該積層膜の最上層の金属酸化物透明薄膜の
上に更に、反射率の高いアルミニウム,銀等の反射膜及
び接着剤層を順次設けてなる虹彩光沢を呈する転写箔が
提案され、更に特開平3−82881号公報には、繊維
布帛の少なくとも片面に、該繊維布帛側から反射金属
膜,透明金属化合物膜,半透明金属膜を順次蒸着積層し
た干渉色を有する繊維布帛が開示されている。
銀,銅,亜鉛,錫(以下これらをAl,Au,Ag,C
u,Zn,Snと記す)等の金属膜を被着し、その上に
透明膜として酸化アルミニウム(以下Al2 O3 と記
す),酸化アンチモン,酸化チタン(以下TiO2 と記
す),酸化ジルコニウム等の金属酸化物膜を積層したフ
ィルムは提案されている。又、特開昭61−16900
号公報には、離型性ベースフィルム上に半透明金属蒸着
膜及び金属酸化物透明薄膜を形成した積層膜を少なくと
も1層設け、該積層膜の最上層の金属酸化物透明薄膜の
上に更に、反射率の高いアルミニウム,銀等の反射膜及
び接着剤層を順次設けてなる虹彩光沢を呈する転写箔が
提案され、更に特開平3−82881号公報には、繊維
布帛の少なくとも片面に、該繊維布帛側から反射金属
膜,透明金属化合物膜,半透明金属膜を順次蒸着積層し
た干渉色を有する繊維布帛が開示されている。
【0003】しかしながら、これらはいずれも複数の層
を順次に蒸着作業等により積層するものであるから、工
数の増加等によるコスト上昇のために商業的に不利であ
り生産性にも問題がある。特に、上記特開平3−828
81号公報記載の発明においては、積層膜の耐久性を増
大すると同時に発現している干渉色の鮮明化を意図し
て、保護膜のコーティングや熱処理を行うなどの配慮も
なされ、工程を益々複雑化する。また、前記の積層フィ
ルムは元来フィルムを対象としたものであって、ファッ
ショナブルな装飾効果を奏する色彩異方性を備えた繊維
構造物を与えるものではない。例えば上記の転写箔は、
それを織編物等の繊維構造物に転写すると箔の厚みや接
着剤などにより通気性を失い、手触り,風合が粗硬化し
て商品価値を減ずるため、繊維製品には不適である。
を順次に蒸着作業等により積層するものであるから、工
数の増加等によるコスト上昇のために商業的に不利であ
り生産性にも問題がある。特に、上記特開平3−828
81号公報記載の発明においては、積層膜の耐久性を増
大すると同時に発現している干渉色の鮮明化を意図し
て、保護膜のコーティングや熱処理を行うなどの配慮も
なされ、工程を益々複雑化する。また、前記の積層フィ
ルムは元来フィルムを対象としたものであって、ファッ
ショナブルな装飾効果を奏する色彩異方性を備えた繊維
構造物を与えるものではない。例えば上記の転写箔は、
それを織編物等の繊維構造物に転写すると箔の厚みや接
着剤などにより通気性を失い、手触り,風合が粗硬化し
て商品価値を減ずるため、繊維製品には不適である。
【0004】一方、複数の薄層を積層する事なく、単一
の薄層で部分的に膜厚を異ならせて全面に虹彩色を顕出
したフィルムが特開昭60−32645号公報に提案さ
れている。このものは、部分マスキングを施しつつ蒸着
処理を繰り返すことによって膜厚を局部的に変えるた
め、単一層でありながらも結局工程の簡素化は達成され
ない。また虹彩色パターンは固定された単調なものであ
るのみならず、粗表面を有する繊維構造物に対して適用
しても同様の効果を奏しないものである。
の薄層で部分的に膜厚を異ならせて全面に虹彩色を顕出
したフィルムが特開昭60−32645号公報に提案さ
れている。このものは、部分マスキングを施しつつ蒸着
処理を繰り返すことによって膜厚を局部的に変えるた
め、単一層でありながらも結局工程の簡素化は達成され
ない。また虹彩色パターンは固定された単調なものであ
るのみならず、粗表面を有する繊維構造物に対して適用
しても同様の効果を奏しないものである。
【0005】また、金属酸化物以外の透明膜、例えばヨ
ウ化銅,フッ化マグネシウム,フッ化アルミニウム,酸
化亜鉛(以下これをCuI,MgF2 ,AlF3 ,Zn
O2と記す)等を用いた例もあるが(特開昭60−23
59号公報)、これらの処理物では耐光性が悪く、サン
プルを数日間放置すると変色し色の黒ずみや光沢低下が
見られ、実用性に乏しい。
ウ化銅,フッ化マグネシウム,フッ化アルミニウム,酸
化亜鉛(以下これをCuI,MgF2 ,AlF3 ,Zn
O2と記す)等を用いた例もあるが(特開昭60−23
59号公報)、これらの処理物では耐光性が悪く、サン
プルを数日間放置すると変色し色の黒ずみや光沢低下が
見られ、実用性に乏しい。
【0006】更に特公昭59−23882号公報には、
ステンレス鋼上にスパッタリング,イオンプレーティン
グ及びプラズマCVD等を用いて窒化チタン薄膜を形成
し、更に耐食性を向上させるために窒化珪素で被覆した
二層膜が提案されている。これも窒化ケイ素の膜厚を変
化することにより光の干渉効果によるさまざまな色調が
得られる。
ステンレス鋼上にスパッタリング,イオンプレーティン
グ及びプラズマCVD等を用いて窒化チタン薄膜を形成
し、更に耐食性を向上させるために窒化珪素で被覆した
二層膜が提案されている。これも窒化ケイ素の膜厚を変
化することにより光の干渉効果によるさまざまな色調が
得られる。
【0007】しかしながら、この方法により得られる色
彩は黄色系統が中心であり、窒化珪素の膜厚を変化させ
ても色彩のバリエーションに乏しく、この方法を用いて
も我々が要求しているファッション性豊かな色彩は、到
底得ることができない。
彩は黄色系統が中心であり、窒化珪素の膜厚を変化させ
ても色彩のバリエーションに乏しく、この方法を用いて
も我々が要求しているファッション性豊かな色彩は、到
底得ることができない。
【0008】特開平3−287863号公報では、繊維
体を減圧又は真空状態に維持し、不活性ガスの存在下も
しくは非存在下に金属薄膜層形成処理を行い、次いで金
属化合物構成成分を含む不活性ガスの存在下もしくは非
存在下に金属化合物薄膜層形成処理を行うことを特徴と
する金属薄膜層と光透過性金属化合物薄膜とを備えた干
渉色を有する繊維体の製造方法が開示されている。
体を減圧又は真空状態に維持し、不活性ガスの存在下も
しくは非存在下に金属薄膜層形成処理を行い、次いで金
属化合物構成成分を含む不活性ガスの存在下もしくは非
存在下に金属化合物薄膜層形成処理を行うことを特徴と
する金属薄膜層と光透過性金属化合物薄膜とを備えた干
渉色を有する繊維体の製造方法が開示されている。
【0009】この方法では、第二層の透明膜として酸化
インジウムと酸化錫(以下SnO2と記す)との特定比
での混合膜を使用している。これは透明導電性膜に使用
される組成であり、我々が目的としている優れた色彩異
方効果を発現させるためには、酸化インジウムはむしろ
添加しない方がよい。又、使用するインジウムは非常に
高価であり、経済的にも非常に制限される。
インジウムと酸化錫(以下SnO2と記す)との特定比
での混合膜を使用している。これは透明導電性膜に使用
される組成であり、我々が目的としている優れた色彩異
方効果を発現させるためには、酸化インジウムはむしろ
添加しない方がよい。又、使用するインジウムは非常に
高価であり、経済的にも非常に制限される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述の通り、従来、金
属薄膜又は金属化合物薄膜を蒸着等により複数層積層し
て干渉色を顕出する提案がなされているが、いずれも工
程が煩雑であって生産性,経済性等に問題を抱えてお
り、またフィルムや金属ストリップを対象とするものが
殆どであって、繊維構造物に対して興趣ある装飾性を備
えた色彩異方効果を与える満足すべき方法は未だ提案さ
れていない。本発明者らは、このような現状に鑑み、従
来技術の有する問題点を解消すべく鋭意研究した結果、
本発明を完成した。
属薄膜又は金属化合物薄膜を蒸着等により複数層積層し
て干渉色を顕出する提案がなされているが、いずれも工
程が煩雑であって生産性,経済性等に問題を抱えてお
り、またフィルムや金属ストリップを対象とするものが
殆どであって、繊維構造物に対して興趣ある装飾性を備
えた色彩異方効果を与える満足すべき方法は未だ提案さ
れていない。本発明者らは、このような現状に鑑み、従
来技術の有する問題点を解消すべく鋭意研究した結果、
本発明を完成した。
【0011】
【課題を解決するための手段】即ち第一の本発明は、2
種以上の樹脂からなる混合樹脂の皮膜を有し、(イ)該
混合樹脂が互いに非相溶性であり、かつ、エッチング速
度の異なる樹脂成分からなり、(ロ)該混合樹脂の皮膜
が少なくとも2相に相分離しており、更に(ハ)該混合
樹脂の皮膜表面の少なくとも一部に凹孔を有する繊維及
び/又は繊維構造物又はフィルム上の反射膜として膜厚
100〜2000Åの金属膜を、その上の透明膜として
膜厚100〜5000ÅのSnO2 或いはSnO2 とS
nの混合膜を有することを特徴とする繊維及び/又は繊
維構造物又はフィルムである。
種以上の樹脂からなる混合樹脂の皮膜を有し、(イ)該
混合樹脂が互いに非相溶性であり、かつ、エッチング速
度の異なる樹脂成分からなり、(ロ)該混合樹脂の皮膜
が少なくとも2相に相分離しており、更に(ハ)該混合
樹脂の皮膜表面の少なくとも一部に凹孔を有する繊維及
び/又は繊維構造物又はフィルム上の反射膜として膜厚
100〜2000Åの金属膜を、その上の透明膜として
膜厚100〜5000ÅのSnO2 或いはSnO2 とS
nの混合膜を有することを特徴とする繊維及び/又は繊
維構造物又はフィルムである。
【0012】又第二の本発明は、金属膜としてアルミニ
ウムと酸化アルミニウムの混合膜を有することを特徴と
する濃色効果に優れた繊維及び/又は繊維構造物又はフ
ィルムである。
ウムと酸化アルミニウムの混合膜を有することを特徴と
する濃色効果に優れた繊維及び/又は繊維構造物又はフ
ィルムである。
【0013】本発明に使用する繊維とは、綿,絹,麻等
の天然繊維、レーヨン及びナイロン,ポリエステル,ア
クリル等の合成繊維を含む公知の繊維を言い、又繊維構
造物とは、それらから成る織編物,不織布,繊維シート
及び立毛布帛等のすべての繊維構造物を言う。又繊維の
形状は、丸,三角,偏平,U断面等公知のすべての形状
が使用できるが、このなかでも、偏平或いは三角断面を
使用すると、色彩異方効果が良好になる。好ましくはス
ルフォン酸含有のカチオン可染PETを少なくとも一成
分として用いると、金属膜との接着性或いは色彩の発現
が良好になる。更に、偏平糸の綾織りは、偏平糸が布表
面に現れ強い光沢の発現に好ましい。
の天然繊維、レーヨン及びナイロン,ポリエステル,ア
クリル等の合成繊維を含む公知の繊維を言い、又繊維構
造物とは、それらから成る織編物,不織布,繊維シート
及び立毛布帛等のすべての繊維構造物を言う。又繊維の
形状は、丸,三角,偏平,U断面等公知のすべての形状
が使用できるが、このなかでも、偏平或いは三角断面を
使用すると、色彩異方効果が良好になる。好ましくはス
ルフォン酸含有のカチオン可染PETを少なくとも一成
分として用いると、金属膜との接着性或いは色彩の発現
が良好になる。更に、偏平糸の綾織りは、偏平糸が布表
面に現れ強い光沢の発現に好ましい。
【0014】また本発明に使用するフィルムとしては、
ポリエチレンテレフタレート(以下PETと記す)フィ
ルム,ポリエチレンフィルム,ポリプロピレンフィル
ム,ポリ塩化ビニルフィルム,アクリル系フィルム等の
公知のフィルムが挙げられる。
ポリエチレンテレフタレート(以下PETと記す)フィ
ルム,ポリエチレンフィルム,ポリプロピレンフィル
ム,ポリ塩化ビニルフィルム,アクリル系フィルム等の
公知のフィルムが挙げられる。
【0015】本発明において使用する繊維及び/又は繊
維構造物又はフィルムは、その表面上に互いに非相溶性
を有し、かつ、エッチング速度の異なる2種以上の樹脂
で少なくとも2相に相分離している皮膜を有し、これを
低温ガスプラズマによりエッチングして、繊維及び/又
は繊維構造物又はフィルム表面の少なくとも一部に凹孔
を形成させて使用することを特徴とする。
維構造物又はフィルムは、その表面上に互いに非相溶性
を有し、かつ、エッチング速度の異なる2種以上の樹脂
で少なくとも2相に相分離している皮膜を有し、これを
低温ガスプラズマによりエッチングして、繊維及び/又
は繊維構造物又はフィルム表面の少なくとも一部に凹孔
を形成させて使用することを特徴とする。
【0016】本発明において、繊維及び/又は繊維構造
物又はフィルムの表面に非相溶性を有し、かつ、エッチ
ング速度の異なる2種以上の混合樹脂の皮膜を有するこ
とが必要である。即ち、混合樹脂が相溶性を示すか、或
いは、エッチング速度が同程度であれば、本発明が提案
するような凹孔を形成することができない。
物又はフィルムの表面に非相溶性を有し、かつ、エッチ
ング速度の異なる2種以上の混合樹脂の皮膜を有するこ
とが必要である。即ち、混合樹脂が相溶性を示すか、或
いは、エッチング速度が同程度であれば、本発明が提案
するような凹孔を形成することができない。
【0017】混合樹脂は、本発明の目的に反しない限り
2種を越えてもよいが、ここでは判りやすいように2種
の樹脂(A)及び樹脂(B)の場合を考える。樹脂
(A)及び樹脂(B)は互いに非相溶性であるが、良好
な混和性を有すること、樹脂(A)と樹脂(B)よりな
る皮膜の透明性,均一性,強度,耐久性が良好であるこ
とが好ましい。又、エッチング速度の小さい樹脂(A)
の屈折率が繊維及び/又は繊維構造物又はフィルム或い
は樹脂(B)の屈折率より小さいことが好ましい。
2種を越えてもよいが、ここでは判りやすいように2種
の樹脂(A)及び樹脂(B)の場合を考える。樹脂
(A)及び樹脂(B)は互いに非相溶性であるが、良好
な混和性を有すること、樹脂(A)と樹脂(B)よりな
る皮膜の透明性,均一性,強度,耐久性が良好であるこ
とが好ましい。又、エッチング速度の小さい樹脂(A)
の屈折率が繊維及び/又は繊維構造物又はフィルム或い
は樹脂(B)の屈折率より小さいことが好ましい。
【0018】(A)と(B)は混和性は有するが非相溶
性とは、(A)と(B)とを混和したとき、良好な混和
性は形成するが、均一な相を形成せず、(A)相,
(B)相に相分離を生じることを言う。混和性が良好で
なければ、ゲル化や増粘或いは沈澱が生じ、(A)と
(B)との良好な混合樹脂は形成できず、良好な皮膜は
形成できない。ましてやその上に金属膜,透明膜を順次
蒸着しても、良好な深色化された色彩異方繊維及び/又
は繊維構造物又はフィルムを得ることが困難である。
又、非相溶性であるとは、(A)と(B)の樹脂を十分
に混和させても、一体化せず相分離していることで、こ
れは、電子顕微鏡,光学顕微鏡で観察される。一般的に
言えば、(A)と(B)とを混和した場合、極端に混合
比が異なる時、混合比の大きいものが連続した相(海成
分)となり、混合比の小さいものが非連続の相(島成
分)となる。非相溶性がなければ(相溶性であれば)、
(A)と(B)は分子オーダーで均質となり、お互いの
特徴をなくすばかりか、耐熱性,物性,化学的安定性に
欠けたものとなる。
性とは、(A)と(B)とを混和したとき、良好な混和
性は形成するが、均一な相を形成せず、(A)相,
(B)相に相分離を生じることを言う。混和性が良好で
なければ、ゲル化や増粘或いは沈澱が生じ、(A)と
(B)との良好な混合樹脂は形成できず、良好な皮膜は
形成できない。ましてやその上に金属膜,透明膜を順次
蒸着しても、良好な深色化された色彩異方繊維及び/又
は繊維構造物又はフィルムを得ることが困難である。
又、非相溶性であるとは、(A)と(B)の樹脂を十分
に混和させても、一体化せず相分離していることで、こ
れは、電子顕微鏡,光学顕微鏡で観察される。一般的に
言えば、(A)と(B)とを混和した場合、極端に混合
比が異なる時、混合比の大きいものが連続した相(海成
分)となり、混合比の小さいものが非連続の相(島成
分)となる。非相溶性がなければ(相溶性であれば)、
(A)と(B)は分子オーダーで均質となり、お互いの
特徴をなくすばかりか、耐熱性,物性,化学的安定性に
欠けたものとなる。
【0019】エッチング速度が異なるとは、例えば、低
温プラズマ中に混合樹脂の皮膜を有する繊維及び/又は
繊維構造物又はフィルムを置き、プラズマエッチング処
理を行った場合、非相溶性を示す各樹脂の相によりエッ
チング除去される程度が異なり、エッチング速度の大き
い樹脂層が除去されて凹孔が形成される。プラズマエッ
チング速度の小さいものとしては、例えば、分子量の大
きい飽和炭化水素系樹脂,不飽和炭化水素系樹脂,ポリ
アミド樹脂,シリコン樹脂及び変性樹脂,パーフルオロ
エチレン系樹脂等である。エッチング速度の大きいもの
としては、セルロース系樹脂及びそれらの誘導体,ポリ
エチレングリコール,ポリエーテルエステル系樹脂,ア
クリル系樹脂,フッ素化アクリル系樹脂及びそれらの変
性物,ポリウレタン系樹脂等がある。エッチング速度が
小さく、かつ、透明性,皮膜形成性が良好で、更に屈折
率の小さい樹脂を一成分として使用した場合、濃色効果
が特に良好となる。特に、シリコン系樹脂は皮膜形成
性,透明性が良好で、かつ、屈折率が小さいためにエッ
チング速度の小さい樹脂成分として特に好ましい。
温プラズマ中に混合樹脂の皮膜を有する繊維及び/又は
繊維構造物又はフィルムを置き、プラズマエッチング処
理を行った場合、非相溶性を示す各樹脂の相によりエッ
チング除去される程度が異なり、エッチング速度の大き
い樹脂層が除去されて凹孔が形成される。プラズマエッ
チング速度の小さいものとしては、例えば、分子量の大
きい飽和炭化水素系樹脂,不飽和炭化水素系樹脂,ポリ
アミド樹脂,シリコン樹脂及び変性樹脂,パーフルオロ
エチレン系樹脂等である。エッチング速度の大きいもの
としては、セルロース系樹脂及びそれらの誘導体,ポリ
エチレングリコール,ポリエーテルエステル系樹脂,ア
クリル系樹脂,フッ素化アクリル系樹脂及びそれらの変
性物,ポリウレタン系樹脂等がある。エッチング速度が
小さく、かつ、透明性,皮膜形成性が良好で、更に屈折
率の小さい樹脂を一成分として使用した場合、濃色効果
が特に良好となる。特に、シリコン系樹脂は皮膜形成
性,透明性が良好で、かつ、屈折率が小さいためにエッ
チング速度の小さい樹脂成分として特に好ましい。
【0020】繊維及び/又は繊維構造物又はフィルム上
に混合樹脂を付着する方法は、浸漬吸着法、即ち、樹脂
分散液に含浸後搾液し、しかる後に乾燥又は乾燥後乾熱
処理,湿熱処理或いは高温湿熱処理のいずれかを行う方
法、或いはコーティング法即ち樹脂液をグラビアコータ
ー等でコーティング付与した後で前述の熱処理を行う
等、従来公知の方法で行うことができるが、浸漬吸着法
が好ましい。浸漬吸着法において繊維及び/又は繊維構
造物又はフィルムの表面への混合樹脂の均一な皮膜を形
成させるためには、混合樹脂の分散液中の樹脂濃度を通
常15%以下、好ましくは10%以下、更に好ましくは
0.1〜7%にする。又、分散液中の樹脂の混合状態の
安定性、分散安定性の向上の為には、界面活性剤例えば
通常用いられるカチオン系界面活性剤,ノニオン系界面
活性剤或いはアニオン系界面活性剤を混合樹脂量の50
%以下、好ましくは20%以下程度添加してもよい。
に混合樹脂を付着する方法は、浸漬吸着法、即ち、樹脂
分散液に含浸後搾液し、しかる後に乾燥又は乾燥後乾熱
処理,湿熱処理或いは高温湿熱処理のいずれかを行う方
法、或いはコーティング法即ち樹脂液をグラビアコータ
ー等でコーティング付与した後で前述の熱処理を行う
等、従来公知の方法で行うことができるが、浸漬吸着法
が好ましい。浸漬吸着法において繊維及び/又は繊維構
造物又はフィルムの表面への混合樹脂の均一な皮膜を形
成させるためには、混合樹脂の分散液中の樹脂濃度を通
常15%以下、好ましくは10%以下、更に好ましくは
0.1〜7%にする。又、分散液中の樹脂の混合状態の
安定性、分散安定性の向上の為には、界面活性剤例えば
通常用いられるカチオン系界面活性剤,ノニオン系界面
活性剤或いはアニオン系界面活性剤を混合樹脂量の50
%以下、好ましくは20%以下程度添加してもよい。
【0021】繊維及び/又は繊維構造物又はフィルム上
への樹脂の付着量のコントロールは分散液中の樹脂濃
度、繊維及び/又は繊維構造物又はフィルムへの分散液
の付着率或いは樹脂付着回数等で行うことができる。表
面への混合樹脂の付着量は通常15%以下、好ましくは
0.2〜10%、更に好ましくは0.3〜5%である。
付着量が0.1%以下では、目的とする凹孔の形成が充
分でなく好ましくない。一方15%を越えると、処理布
の風合いが粗硬になるばかりか、他の加工処理を行うの
に妨げとなる。
への樹脂の付着量のコントロールは分散液中の樹脂濃
度、繊維及び/又は繊維構造物又はフィルムへの分散液
の付着率或いは樹脂付着回数等で行うことができる。表
面への混合樹脂の付着量は通常15%以下、好ましくは
0.2〜10%、更に好ましくは0.3〜5%である。
付着量が0.1%以下では、目的とする凹孔の形成が充
分でなく好ましくない。一方15%を越えると、処理布
の風合いが粗硬になるばかりか、他の加工処理を行うの
に妨げとなる。
【0022】本発明方法では、繊維及び/又は繊維構造
物又はフィルム上に加工剤付着後、低温ガスプラズマに
より加工剤のエッチング処理を行う。本発明の凹孔は、
上述のように相分離した樹脂皮膜からエッチング速度の
大きい部分が除去されてできた凹孔であり、凹孔の形と
してはいずれの形も取り得るが、好ましくは、入口が小
さく、奥で広がった形状を取る。
物又はフィルム上に加工剤付着後、低温ガスプラズマに
より加工剤のエッチング処理を行う。本発明の凹孔は、
上述のように相分離した樹脂皮膜からエッチング速度の
大きい部分が除去されてできた凹孔であり、凹孔の形と
してはいずれの形も取り得るが、好ましくは、入口が小
さく、奥で広がった形状を取る。
【0023】本発明方法で用いる凹孔形成方法は、低温
ガスプラズマを用いたエッチングである。低温ガスプラ
ズマは、プラズマ中の電子温度がイオンまたは他の活性
原子の温度より充分高い非平衡プラズマを言い、該プラ
ズマを発生させる方法としては公知のいずれの方法も採
用することができる。使用するガスとしては、非重合性
のガス、重合性のガスいずれも目的に合致すれば使用可
能であるが、好ましくはAr,O2 ,N2 ,H2 ,空
気,水,CO2 等の無機非重合性ガスであるが、C
F4 ,CF3 Cl,CF2 Cl2 等の有機性ガスでもエ
ッチング特性良好なものは使用可能である。これらのガ
スは単独でも、又は混合しても使用可能である。
ガスプラズマを用いたエッチングである。低温ガスプラ
ズマは、プラズマ中の電子温度がイオンまたは他の活性
原子の温度より充分高い非平衡プラズマを言い、該プラ
ズマを発生させる方法としては公知のいずれの方法も採
用することができる。使用するガスとしては、非重合性
のガス、重合性のガスいずれも目的に合致すれば使用可
能であるが、好ましくはAr,O2 ,N2 ,H2 ,空
気,水,CO2 等の無機非重合性ガスであるが、C
F4 ,CF3 Cl,CF2 Cl2 等の有機性ガスでもエ
ッチング特性良好なものは使用可能である。これらのガ
スは単独でも、又は混合しても使用可能である。
【0024】ガス圧力は、エッチング挙動,エッチング
物の品質等に大きく影響するが、O2 ガスの場合、通常
0.2〜5Torr、好ましくは0.3〜2Torr、
更に好ましくは0.5〜1.0Torrである。0.2
Torr未満ではエッチング速度が遅く、凹孔が形成し
にくい。5Torr以上では酸化反応が活発になりす
ぎ、繊維表面の灰化,溶融等が生じる。又、N2 ガスの
場合、更に好ましくは0.6Torr以下であり、Ar
ガスの場合は通常5Torr以下、好ましくは0.2〜
3Torr、更に好ましくは0.5〜2Torrであ
る。
物の品質等に大きく影響するが、O2 ガスの場合、通常
0.2〜5Torr、好ましくは0.3〜2Torr、
更に好ましくは0.5〜1.0Torrである。0.2
Torr未満ではエッチング速度が遅く、凹孔が形成し
にくい。5Torr以上では酸化反応が活発になりす
ぎ、繊維表面の灰化,溶融等が生じる。又、N2 ガスの
場合、更に好ましくは0.6Torr以下であり、Ar
ガスの場合は通常5Torr以下、好ましくは0.2〜
3Torr、更に好ましくは0.5〜2Torrであ
る。
【0025】プラズマエッチングにより形成される凹孔
及び/または凹凸は、プラズマ電子或いは活性ガスが接
触する部分に生成し、編織物,不織布等の布帛及びフィ
ルムでは表面部分に集中して生成しやすく、裏面或いは
内部では生成しにくい。従って目的や用途に応じて、繊
維及び/又は繊維構造物又はフィルムの形態或いは処理
面を適宜選択する。
及び/または凹凸は、プラズマ電子或いは活性ガスが接
触する部分に生成し、編織物,不織布等の布帛及びフィ
ルムでは表面部分に集中して生成しやすく、裏面或いは
内部では生成しにくい。従って目的や用途に応じて、繊
維及び/又は繊維構造物又はフィルムの形態或いは処理
面を適宜選択する。
【0026】印加する高圧は、直流,交流,高周波のい
ずれもが使用し得るが、プラズマ発生の容易さ及び安定
性,均一性の点より低周波,高周波の印加が好ましく、
更に好ましくは数MHz〜数十MHzの高周波である。
ずれもが使用し得るが、プラズマ発生の容易さ及び安定
性,均一性の点より低周波,高周波の印加が好ましく、
更に好ましくは数MHz〜数十MHzの高周波である。
【0027】高周波の出力は電極の単位面積当り通常
0.01〜5W/cm2 であり、好ましくは0.02〜
3W/cm2 、更に好ましくは0.04〜2W/cm2
である。処理時間は少なくとも数秒、好ましくは10秒
以上、特に好ましくは30秒以上である。出力が大きい
程処理時間は短時間でよいが、品質とコスト等との関連
で最適条件を選択する必要がある。
0.01〜5W/cm2 であり、好ましくは0.02〜
3W/cm2 、更に好ましくは0.04〜2W/cm2
である。処理時間は少なくとも数秒、好ましくは10秒
以上、特に好ましくは30秒以上である。出力が大きい
程処理時間は短時間でよいが、品質とコスト等との関連
で最適条件を選択する必要がある。
【0028】プラズマエッチング処理後、必要ならば水
洗浄、乾燥或いは更に必要ならば金属皮膜接着性向上剤
処理や親水加工等を行うことも可能である。
洗浄、乾燥或いは更に必要ならば金属皮膜接着性向上剤
処理や親水加工等を行うことも可能である。
【0029】本発明に使用する金属膜としては、Al,
Au,Ag,Cu,Zn,Niなどが挙げられる。これ
らの金属の中ではAl,Au,Ag,Cuを使用するの
が良い。この中でも可視領域においてフラットで大きな
反射率を有し、好ましくは400〜600nmの光反射
率が30%以上、更に好ましくは40%以上、特に好ま
しくは50%以上であり、かつ該波長における反射率差
が20%以下、好ましくは10%以下のAlを使用する
と、最も好ましい結果となる。この場合、淡色で上品な
赤から紫の多彩な色彩の発現が見られる。
Au,Ag,Cu,Zn,Niなどが挙げられる。これ
らの金属の中ではAl,Au,Ag,Cuを使用するの
が良い。この中でも可視領域においてフラットで大きな
反射率を有し、好ましくは400〜600nmの光反射
率が30%以上、更に好ましくは40%以上、特に好ま
しくは50%以上であり、かつ該波長における反射率差
が20%以下、好ましくは10%以下のAlを使用する
と、最も好ましい結果となる。この場合、淡色で上品な
赤から紫の多彩な色彩の発現が見られる。
【0030】金属膜としてAuを使用すると、淡色な青
から緑系をベースとして、見る角度により多彩な色相,
色調を発現できる。又、金属膜としてAgを使用する
と、上品で鮮明な金色から緑,紫をベースとして見る角
度に多彩な色彩異方性を与える。一方、金属膜としてC
uを用いると、見る角度によって鮮やかな色彩と多彩な
色彩異方性を発現させうる。
から緑系をベースとして、見る角度により多彩な色相,
色調を発現できる。又、金属膜としてAgを使用する
と、上品で鮮明な金色から緑,紫をベースとして見る角
度に多彩な色彩異方性を与える。一方、金属膜としてC
uを用いると、見る角度によって鮮やかな色彩と多彩な
色彩異方性を発現させうる。
【0031】本発明で金属膜としてSnを使用すると、
色彩が悪くなるばかりか、色彩異方効果が殆ど発現しな
くなる。
色彩が悪くなるばかりか、色彩異方効果が殆ど発現しな
くなる。
【0032】金属膜の種類を変えることにより、それぞ
れ異なった色相,色彩を発現しうるので、目的に応じて
金属膜の種類を選択すればよい。
れ異なった色相,色彩を発現しうるので、目的に応じて
金属膜の種類を選択すればよい。
【0033】金属としてAlを使用した場合、膜の構成
成分としてAl2 O3 が混在していてもよい。Al中に
Al2 O3 が混在すると金属膜としての反射率が減少
し、薄い色調が得られる。
成分としてAl2 O3 が混在していてもよい。Al中に
Al2 O3 が混在すると金属膜としての反射率が減少
し、薄い色調が得られる。
【0034】Al中のAl2 O3 の存在は、光電子分光
法(以下ESCAと記す)測定により確認され、Al2
O3 に対応するピークは、Al単体のそれに比べて高エ
ネルギー側にある。
法(以下ESCAと記す)測定により確認され、Al2
O3 に対応するピークは、Al単体のそれに比べて高エ
ネルギー側にある。
【0035】金属膜の膜厚は、通常100〜2000
Å、好ましくは200〜1000Åである。金属膜の膜
厚が100Åより小さいと、金属膜での光の反射が充分
でなく、干渉効果が弱まり目的とする色彩異方効果が得
られない。
Å、好ましくは200〜1000Åである。金属膜の膜
厚が100Åより小さいと、金属膜での光の反射が充分
でなく、干渉効果が弱まり目的とする色彩異方効果が得
られない。
【0036】一方、2000Å以上では、色彩異方効果
の飽和が起こり、かつ、繊維及び/又は繊維構造物又は
フィルムへの金属膜が厚くなりすぎ、風合いの硬化が生
じたり、皮膜が剥離脱落しやすくなる。
の飽和が起こり、かつ、繊維及び/又は繊維構造物又は
フィルムへの金属膜が厚くなりすぎ、風合いの硬化が生
じたり、皮膜が剥離脱落しやすくなる。
【0037】本発明において使用する透明膜としてはS
nO2 あるいはSnO2 とSnの混合物(以下これらを
該透明膜と記す)を用いる。該透明膜を用いると驚くべ
きことに、非常に優れた色彩異方効果が得られ、かつ従
来のTiO2 ,Al2 O3 等、他の金属酸化物では大き
な問題であった耐光性を改善する事ができ、しかも見る
角度によって色が変化しても色の輝きが低下しない優れ
た色彩異方効果を発現することができる。SnO2 /S
nの比は1/1以上が好ましく、より好ましくは3/1
〜5/1である。SnO2 とSnの混合物を用いると、
SnO2 単独の場合よりも優れた色彩異方効果が得られ
る。
nO2 あるいはSnO2 とSnの混合物(以下これらを
該透明膜と記す)を用いる。該透明膜を用いると驚くべ
きことに、非常に優れた色彩異方効果が得られ、かつ従
来のTiO2 ,Al2 O3 等、他の金属酸化物では大き
な問題であった耐光性を改善する事ができ、しかも見る
角度によって色が変化しても色の輝きが低下しない優れ
た色彩異方効果を発現することができる。SnO2 /S
nの比は1/1以上が好ましく、より好ましくは3/1
〜5/1である。SnO2 とSnの混合物を用いると、
SnO2 単独の場合よりも優れた色彩異方効果が得られ
る。
【0038】SnO2 のSnの存在は、ESCA測定に
より確認され、SnO2 に対応するピークは、Sn単体
のそれに比べて高エネルギー側にある。
より確認され、SnO2 に対応するピークは、Sn単体
のそれに比べて高エネルギー側にある。
【0039】該透明膜の膜厚は通常100〜5000
Å、好ましくは200〜2000Åである。該透明膜の
膜厚が100Åより小さいと干渉効果が充分でなく、目
的とする優れた色彩異方効果を発現することができな
い。一方、5000Åより大きいと、被膜が厚くなり過
ぎ被膜の剥離脱落が起こり、耐久性あるいは風合の面に
大きな問題が生じる。
Å、好ましくは200〜2000Åである。該透明膜の
膜厚が100Åより小さいと干渉効果が充分でなく、目
的とする優れた色彩異方効果を発現することができな
い。一方、5000Åより大きいと、被膜が厚くなり過
ぎ被膜の剥離脱落が起こり、耐久性あるいは風合の面に
大きな問題が生じる。
【0040】又、該透明膜の膜厚により色相が変化する
ので、目的に応じて膜厚を選択すればよい。更に、繊維
構造物或いはフィルムの位置によって50〜1000Å
程度の膜厚変化があれば、一層多彩な虹色、多色効果を
発現し、好ましい。
ので、目的に応じて膜厚を選択すればよい。更に、繊維
構造物或いはフィルムの位置によって50〜1000Å
程度の膜厚変化があれば、一層多彩な虹色、多色効果を
発現し、好ましい。
【0041】本発明により得られた繊維及び/又は繊維
構造物又はフィルムは耐光性,耐摩耗性に優れている
が、その表面に保護膜として屈折率1.7以下、好まし
くは1.5以下のシリコン樹脂,アクリル樹脂,アルキ
ツド樹脂,アミノ樹脂,エポキシ樹脂,ニトロセルロー
ス及びそれらの変成樹脂等の透明樹脂層を形成すると、
更に実用上の耐久性が向上する。透明樹脂層の膜厚は通
常0.5μm以下が好ましく、更に好ましくは0.3〜
0.01μm、特に好ましくは0.1〜0.03μmで
ある。
構造物又はフィルムは耐光性,耐摩耗性に優れている
が、その表面に保護膜として屈折率1.7以下、好まし
くは1.5以下のシリコン樹脂,アクリル樹脂,アルキ
ツド樹脂,アミノ樹脂,エポキシ樹脂,ニトロセルロー
ス及びそれらの変成樹脂等の透明樹脂層を形成すると、
更に実用上の耐久性が向上する。透明樹脂層の膜厚は通
常0.5μm以下が好ましく、更に好ましくは0.3〜
0.01μm、特に好ましくは0.1〜0.03μmで
ある。
【0042】この中でアクリル酸エチル及び/またはア
クリル酸ブチルを主成分とする樹脂、例えば「エルコー
トEX−210」(根上工業社製、防水加工コーティン
グ樹脂の商品名)等を保護膜として用いると最も好まし
い結果が得られる。エルコートEX−210は、パラク
ロンCL−コンク(Paracron CL−con
c、根上工業社製、トルイレンジイソシアネート3モル
とトリメチロールプロパン1モルとを反応させたトリイ
ソシアネートの固形分75%酢酸エチル溶液の商品名)
及びカタリストC−46(Catalyst C−4
6、根上工業社製、30%の有機スズ化合物及び70%
のトルエンから成るエルコート用撥水シリコン用の架橋
剤の商品名)の架橋剤と併用するとより効果的である。
クリル酸ブチルを主成分とする樹脂、例えば「エルコー
トEX−210」(根上工業社製、防水加工コーティン
グ樹脂の商品名)等を保護膜として用いると最も好まし
い結果が得られる。エルコートEX−210は、パラク
ロンCL−コンク(Paracron CL−con
c、根上工業社製、トルイレンジイソシアネート3モル
とトリメチロールプロパン1モルとを反応させたトリイ
ソシアネートの固形分75%酢酸エチル溶液の商品名)
及びカタリストC−46(Catalyst C−4
6、根上工業社製、30%の有機スズ化合物及び70%
のトルエンから成るエルコート用撥水シリコン用の架橋
剤の商品名)の架橋剤と併用するとより効果的である。
【0043】又、エルコートEX−210は、ポリマー
側鎖中に反応基として水酸基とカルボン酸基を有してい
る特殊なポリマーであって、パラクロンCL−コンク又
はメラミン系架橋剤及びカタリストC−46と併用し三
次元化することにより、耐水性,耐油性が格段に向上
し、特に接着性が非常に良好になるとともに、耐摩耗性
等の耐久性が飛躍的に向上する。特にこの樹脂を適用す
ると、他の樹脂に比較して色彩の劣化や変化が非常に少
なく、例えば、単色で見られる若干の色のくすみも本発
明の目的とする虹色干渉に対して実質的に影響を及ぼさ
ない。
側鎖中に反応基として水酸基とカルボン酸基を有してい
る特殊なポリマーであって、パラクロンCL−コンク又
はメラミン系架橋剤及びカタリストC−46と併用し三
次元化することにより、耐水性,耐油性が格段に向上
し、特に接着性が非常に良好になるとともに、耐摩耗性
等の耐久性が飛躍的に向上する。特にこの樹脂を適用す
ると、他の樹脂に比較して色彩の劣化や変化が非常に少
なく、例えば、単色で見られる若干の色のくすみも本発
明の目的とする虹色干渉に対して実質的に影響を及ぼさ
ない。
【0044】本発明により得られる色彩異方効果を発現
する繊維及び/又は繊維構造物又はフィルムを透明膜の
方から走査型電子顕微鏡(以下SEMと記す)で観察す
ると、繊維及び/又は繊維構造物又はフィルムの表面に
粒状のものが見られる。これをX線顕微鏡解析で観察す
ると、この粒状物は該透明膜が粒状に集合したものであ
ることがわかった。この粒状構造の生成は粒子の大きさ
や数に変化はあるが、殆どすべての繊維及び/又は繊維
構造物又はフィルムに見られている。粒状構造の粒子の
大きさは通常0.2〜1.0μ、好ましくは0.3〜
0.8μであり、又、その数は通常100個/μm2 、
好ましくは高々50個/μm2 である。
する繊維及び/又は繊維構造物又はフィルムを透明膜の
方から走査型電子顕微鏡(以下SEMと記す)で観察す
ると、繊維及び/又は繊維構造物又はフィルムの表面に
粒状のものが見られる。これをX線顕微鏡解析で観察す
ると、この粒状物は該透明膜が粒状に集合したものであ
ることがわかった。この粒状構造の生成は粒子の大きさ
や数に変化はあるが、殆どすべての繊維及び/又は繊維
構造物又はフィルムに見られている。粒状構造の粒子の
大きさは通常0.2〜1.0μ、好ましくは0.3〜
0.8μであり、又、その数は通常100個/μm2 、
好ましくは高々50個/μm2 である。
【0045】繊維の場合、下層樹脂,金属膜及び該透明
膜は、繊維間隔によって変わるが、通常繊維の表面、即
ち、蒸着面にのみ存在する。この場合、下層樹脂,金属
膜及び該透明膜は繊維全体に存在する必要はない。一
方、繊維構造物或いはフィルムの場合も、下層樹脂,金
属膜及び該透明膜は繊維構造物或いはフィルム全体に存
在する必要はなく、その表面にのみ、即ち、蒸着面にの
み存在すればよい。繊維及び/又は繊維構造物又はフィ
ルムの裏側にも蒸着したいときは、最初蒸着した面の裏
側から再度蒸着すればよい。
膜は、繊維間隔によって変わるが、通常繊維の表面、即
ち、蒸着面にのみ存在する。この場合、下層樹脂,金属
膜及び該透明膜は繊維全体に存在する必要はない。一
方、繊維構造物或いはフィルムの場合も、下層樹脂,金
属膜及び該透明膜は繊維構造物或いはフィルム全体に存
在する必要はなく、その表面にのみ、即ち、蒸着面にの
み存在すればよい。繊維及び/又は繊維構造物又はフィ
ルムの裏側にも蒸着したいときは、最初蒸着した面の裏
側から再度蒸着すればよい。
【0046】金属膜及び該透明膜層とは、真空中で真空
蒸着,イオンプレーティング,スパッタリングあるいは
それらの応用技術にて積層することができる。その界面
は、原子オーダーにて組成が徐々に変化するものであ
る。
蒸着,イオンプレーティング,スパッタリングあるいは
それらの応用技術にて積層することができる。その界面
は、原子オーダーにて組成が徐々に変化するものであ
る。
【0047】本発明でいう色彩異方効果とは、基本的に
光の干渉効果によって生じるものと思われるが、水上の
油膜やシャボン玉の色合やコンパクトディスクでの分光
現象とは、その大きさや色調,趣において根本的に異な
る。身近な例でいうならば、真珠の光沢を布一杯に広げ
たようなものである。しかも、見る方向によって各種自
在に色調を異にする。
光の干渉効果によって生じるものと思われるが、水上の
油膜やシャボン玉の色合やコンパクトディスクでの分光
現象とは、その大きさや色調,趣において根本的に異な
る。身近な例でいうならば、真珠の光沢を布一杯に広げ
たようなものである。しかも、見る方向によって各種自
在に色調を異にする。
【0048】
【発明の効果】本発明方法により得られる色彩異方繊維
及び/又は繊維構造物又はフィルムは、基布上に混合樹
脂を付着させ、該混合樹脂の少なくとも一部に凹孔を形
成し、その上から金属膜次いで透明膜を蒸着することに
より濃色化に富み、しかも優れた色彩異方効果を発現さ
せるものである。又本発明例では、透明膜として該透明
膜を使用しているので、耐久性,耐光性に優れており、
しかも見る角度が変化しても色の輝きが低下しない。同
時に、透明膜の膜厚を変える事により、基調となる色や
色彩異方効果を任意に変える事ができるのでファッショ
ン性,経済性等、どれを取っても他のものに比べて比較
にならない程優れている。
及び/又は繊維構造物又はフィルムは、基布上に混合樹
脂を付着させ、該混合樹脂の少なくとも一部に凹孔を形
成し、その上から金属膜次いで透明膜を蒸着することに
より濃色化に富み、しかも優れた色彩異方効果を発現さ
せるものである。又本発明例では、透明膜として該透明
膜を使用しているので、耐久性,耐光性に優れており、
しかも見る角度が変化しても色の輝きが低下しない。同
時に、透明膜の膜厚を変える事により、基調となる色や
色彩異方効果を任意に変える事ができるのでファッショ
ン性,経済性等、どれを取っても他のものに比べて比較
にならない程優れている。
【0049】
【実施例】実施例中の色彩評価は、肉眼判定により、色
彩異方効果の優れているものから、「優」,「良」,
「可」,「不可」と判定した。又耐光試験は、オートフ
ェードメーター密閉式(FOL−HB)にて、紫外線ロ
ングライフカーボンアークを使用し、バックパネル温度
72〜74℃,温度31℃,紫外線照射20時間の条件
で行った。評価方法は、肉眼判定により紫外線照射前後
の色彩変化の少ないものから「優」,「良」,「可」,
「不可」とした。
彩異方効果の優れているものから、「優」,「良」,
「可」,「不可」と判定した。又耐光試験は、オートフ
ェードメーター密閉式(FOL−HB)にて、紫外線ロ
ングライフカーボンアークを使用し、バックパネル温度
72〜74℃,温度31℃,紫外線照射20時間の条件
で行った。評価方法は、肉眼判定により紫外線照射前後
の色彩変化の少ないものから「優」,「良」,「可」,
「不可」とした。
【0050】実施例1 アクリル酸エステル樹脂とアミノ変成シリコン樹脂の混
合樹脂の水分散溶液を重量比1:1になるように混合
し、次いで、PET布帛に重量当たり1%owfになる
ように常法により浸漬付着し、乾燥後150℃で熱処理
を行い固定した。
合樹脂の水分散溶液を重量比1:1になるように混合
し、次いで、PET布帛に重量当たり1%owfになる
ように常法により浸漬付着し、乾燥後150℃で熱処理
を行い固定した。
【0051】次いで、PET布帛を下記の条件で低温プ
ラズマ処理によりエッチング処理を行った。ブラズマ処
理は、PET布帛のサンプルをアース側電極上に置き、
ベルジャー型プラズマ処理器内を1×10-5Torrま
で排気後、O2 ガスを導入して0.3Torrに調節
し、13.56MHzの高周波数を50Wの出力で印加
して10分間処理した。
ラズマ処理によりエッチング処理を行った。ブラズマ処
理は、PET布帛のサンプルをアース側電極上に置き、
ベルジャー型プラズマ処理器内を1×10-5Torrま
で排気後、O2 ガスを導入して0.3Torrに調節
し、13.56MHzの高周波数を50Wの出力で印加
して10分間処理した。
【0052】引き続いて、真空蒸着装置により、Al次
いでSnO2 (粉体をプレスしたもの)をタングステン
コイルに入れ加熱し、系内の真空度を1×10-5Tor
rに保ち、上述の樹脂加工及びブラズマ処理を施した
か、或いは樹脂加工のみを施した1辺10cmのPET
布帛を、蒸着源より15cm下方に配置し、Al次いで
SnO2 を表1に示す膜厚で真空蒸着した。尚、膜厚は
蒸着源とサンプルと同距離の位置に置いた膜厚計により
測定した。
いでSnO2 (粉体をプレスしたもの)をタングステン
コイルに入れ加熱し、系内の真空度を1×10-5Tor
rに保ち、上述の樹脂加工及びブラズマ処理を施した
か、或いは樹脂加工のみを施した1辺10cmのPET
布帛を、蒸着源より15cm下方に配置し、Al次いで
SnO2 を表1に示す膜厚で真空蒸着した。尚、膜厚は
蒸着源とサンプルと同距離の位置に置いた膜厚計により
測定した。
【0053】実施例2 該透明膜としてSnO2 (粉体をプレスした錠剤)とS
n(粒状物)の混合物(SnO2 /Sn=4/1)を膜
厚120,500,1000Åで蒸着する以外、実施例
1と同様に行った。
n(粒状物)の混合物(SnO2 /Sn=4/1)を膜
厚120,500,1000Åで蒸着する以外、実施例
1と同様に行った。
【0054】実施例1と実施例2で、金属膜と透明膜の
膜厚が同一であれば、同一色が得られるが、角度依存性
については、SnO2 とSnの混合物を使用した方が優
れている。
膜厚が同一であれば、同一色が得られるが、角度依存性
については、SnO2 とSnの混合物を使用した方が優
れている。
【0055】実施例3 実施例2により得られたサンプル(Alの膜厚300
Å,SnO2 とSnの混合物の膜厚500Å)のESC
A分析を行った結果、Al中にAl2 O3 が混在してい
ることがわかった。
Å,SnO2 とSnの混合物の膜厚500Å)のESC
A分析を行った結果、Al中にAl2 O3 が混在してい
ることがわかった。
【0056】実施例4 金属膜をAu,Ag,Cuにする以外、実施例1と同様
に行った。
に行った。
【0057】比較例1 透明膜としてZnO2 を蒸着する以外、実施例1と同様
に行った。以上の結果を表1に示す。
に行った。以上の結果を表1に示す。
【0058】
【表1】
【0059】この透明膜を使用したサンプルでは、色彩
異方効果に劣るばかりか、耐光性が非常に悪く、サンプ
ルを数日間放置すると、色彩の劣化或いは黒ずみが起こ
る。
異方効果に劣るばかりか、耐光性が非常に悪く、サンプ
ルを数日間放置すると、色彩の劣化或いは黒ずみが起こ
る。
【0060】実施例5 実施例1にて、プラズマ照射時間を変化させたPET布
帛にAl或いはAgを膜厚350Å、次いでSnO2 を
255Åで蒸着した。次いでそれらサンプルの反射率を
マクベス分光光度計により測定した。その結果、プラズ
マ処理時間が長くなる程、最大吸収波長が長波長側にシ
フトし、又L値が小さくなる。結果を表2に示す。
帛にAl或いはAgを膜厚350Å、次いでSnO2 を
255Åで蒸着した。次いでそれらサンプルの反射率を
マクベス分光光度計により測定した。その結果、プラズ
マ処理時間が長くなる程、最大吸収波長が長波長側にシ
フトし、又L値が小さくなる。結果を表2に示す。
【0061】
【表2】
【0062】実施例6 PET布帛をPETフィルムに変更し、Al及びSnO
2 を表3に示す膜厚とする以外、実施例1と同様に行っ
た。
2 を表3に示す膜厚とする以外、実施例1と同様に行っ
た。
【0063】PET布帛とPETフィルムを比較した場
合、金属膜及び透明膜が同一であれば同一色が得られる
が、色彩異方効果の点では、それ自体凹凸を有する繊維
又は繊維構造物の方が優れている。
合、金属膜及び透明膜が同一であれば同一色が得られる
が、色彩異方効果の点では、それ自体凹凸を有する繊維
又は繊維構造物の方が優れている。
【0064】実施例7 透明膜をSnO2 (粉体をプレスしたもの)とSn(粒
状物)の混合物(SnO2 /Sn=4/1)に変更する
以外、実施例6と同様に行った。
状物)の混合物(SnO2 /Sn=4/1)に変更する
以外、実施例6と同様に行った。
【0065】実施例8 金属膜をAg,Cuにする以外、実施例6と同様に行っ
た。
た。
【0066】比較例2 透明膜をMgF2 ,AlF3 に変更する以外、実施例6
と同様に行った。以上の結果を表3に示す。
と同様に行った。以上の結果を表3に示す。
【0067】
【表3】
【0068】これらの透明膜を使用したサンプルでも、
色彩異方効果に劣るばかりか、耐光性が非常に悪く、サ
ンプルを数日間放置すると、色彩の劣化或いは黒ずみが
起こる。
色彩異方効果に劣るばかりか、耐光性が非常に悪く、サ
ンプルを数日間放置すると、色彩の劣化或いは黒ずみが
起こる。
【図1】凹凸化している樹脂皮膜を有する繊維の形状を
示すSEM写真である。
示すSEM写真である。
【図2】凹凸化していない樹脂皮膜を有する繊維の形状
を示すSEM写真である。
を示すSEM写真である。
【図3】真空蒸着装置内の蒸着源、布帛(又はフィル
ム)、膜厚センサーの位置を表す図である。蒸着源と布
帛(又はフィルム)及び膜厚センサーの距離は同距離で
ある。
ム)、膜厚センサーの位置を表す図である。蒸着源と布
帛(又はフィルム)及び膜厚センサーの距離は同距離で
ある。
【図4】混合樹脂皮膜を有し、その上に金属膜次いで透
明膜を有する繊維A及び繊維構造物Bの模式図である。
明膜を有する繊維A及び繊維構造物Bの模式図である。
1 蒸着源 2 布帛(又はフィルム) 3 膜厚センサー 4 繊維 5 混合樹脂皮膜 6 金属膜 7 透明膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06M 101:16
Claims (6)
- 【請求項1】 2種以上の樹脂からなる混合樹脂の皮膜
を有し、(イ)該混合樹脂が互いに非相溶性であり、か
つ、エッチング速度の異なる樹脂成分からなり、(ロ)
該混合樹脂の皮膜が少なくとも2相に相分離しており、
更に(ハ)該混合樹脂の皮膜表面の少なくとも一部に凹
孔を有する繊維上の反射膜として膜厚100〜2000
Åの金属膜を、その上の透明膜として膜厚100〜50
00Åの酸化錫或いは酸化錫と錫の混合膜を有すること
を特徴とする繊維。 - 【請求項2】 2種以上の樹脂からなる混合樹脂の皮膜
を有し、(イ)該混合樹脂が互いに非相溶性であり、か
つ、エッチング速度の異なる樹脂成分からなり、(ロ)
該混合樹脂の皮膜が少なくとも2相に相分離しており、
更に(ハ)該混合樹脂の皮膜表面の少なくとも一部に凹
孔を有する繊維構造物上の反射膜として膜厚100〜2
000Åの金属膜を、その上の透明膜として膜厚100
〜5000Åの酸化錫或いは酸化錫と錫の混合膜を有す
ることを特徴とする繊維構造物。 - 【請求項3】 2種以上の樹脂からなる混合樹脂の皮膜
を有し、(イ)該混合樹脂が互いに非相溶性であり、か
つ、エッチング速度の異なる樹脂成分からなり、(ロ)
該混合樹脂の皮膜が少なくとも2相に相分離しており、
更に(ハ)該混合樹脂の皮膜表面の少なくとも一部に凹
孔を有するフィルム上の反射膜として膜厚100〜20
00Åの金属膜を、その上の透明膜として膜厚100〜
5000Åの酸化錫或いは酸化錫と錫の混合膜を有する
ことを特徴とするフィルム。 - 【請求項4】 金属膜としてアルミニウムと酸化アルミ
ニウムの混合膜を有することを特徴とする請求項1記載
の繊維。 - 【請求項5】 金属膜としてアルミニウムと酸化アルミ
ニウムの混合膜を有することを特徴とする請求項2記載
の繊維構造物。 - 【請求項6】 金属膜としてアルミニウムと酸化アルミ
ニウムの混合膜を有することを特徴とする請求項3記載
のフィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4179232A JPH0693566A (ja) | 1991-06-18 | 1992-06-13 | 濃色効果に優れた繊維及び/又は繊維構造物又はフィルム |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3-174365 | 1991-06-18 | ||
| JP17436591 | 1991-06-18 | ||
| JP4179232A JPH0693566A (ja) | 1991-06-18 | 1992-06-13 | 濃色効果に優れた繊維及び/又は繊維構造物又はフィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0693566A true JPH0693566A (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=26496002
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4179232A Pending JPH0693566A (ja) | 1991-06-18 | 1992-06-13 | 濃色効果に優れた繊維及び/又は繊維構造物又はフィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0693566A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100307710B1 (ko) * | 1999-09-06 | 2001-09-24 | 김상렬 | 도전성 섬유의 제조시 색상을 부여하는 방법 |
| JP2017075389A (ja) * | 2015-09-28 | 2017-04-20 | フォン アルデンヌ ゲーエムベーハー | 被覆方法 |
-
1992
- 1992-06-13 JP JP4179232A patent/JPH0693566A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100307710B1 (ko) * | 1999-09-06 | 2001-09-24 | 김상렬 | 도전성 섬유의 제조시 색상을 부여하는 방법 |
| JP2017075389A (ja) * | 2015-09-28 | 2017-04-20 | フォン アルデンヌ ゲーエムベーハー | 被覆方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| TW562841B (en) | Multilayer interference pigment with transparent middle layer | |
| TWI343583B (en) | Flexible electrically conductive film | |
| US6018902A (en) | Iridescent coating for fishing lure | |
| JP2001527018A (ja) | 模様付けされコーティングされた物品及びその製法 | |
| US20090081460A1 (en) | Reinforced Glitter | |
| JPH10505133A (ja) | 両面反射フィルム | |
| JPH0424462B2 (ja) | ||
| KR100324085B1 (ko) | 증착제품및그제조방법 | |
| JPH05331765A (ja) | 濃色効果に優れた色彩異方繊維またはフィルム | |
| JPH05195205A (ja) | 色彩異方フィルム | |
| JPH05295680A (ja) | 耐久性に優れた色彩異方繊維及び/又は繊維構造物又はフィルム | |
| JPH0610261A (ja) | 色彩異方繊維及び/又は繊維構造物 | |
| JPH05271907A (ja) | 孔雀の羽根模様を呈する繊維構造物又はフィルムの製造方法 | |
| JPH05209367A (ja) | 色彩異方繊維構造物またはフィルムおよびその製造方法 | |
| JP2931459B2 (ja) | 繊維シート及びその製造方法 | |
| JP2931437B2 (ja) | 繊維シート及びその製造方法 | |
| JPH05214514A (ja) | 優れた色彩異方効果を発現する繊維構造物又はフィルム | |
| JP3232751B2 (ja) | 蒸着製品の製造方法 | |
| JPH05139789A (ja) | 色彩異方ガラス | |
| JPH05222606A (ja) | 耐久性に優れた色彩異方繊維 | |
| JP2021091212A (ja) | 装飾フィルム | |
| CN110396815A (zh) | 一种彩色纤维面料及其生产方法 | |
| JPH05186883A (ja) | 孔雀の羽根模様を呈する繊維構造物又はフィルムの製造方法 | |
| JPH0551766A (ja) | 色彩異方フイルム | |
| JP3238757B2 (ja) | 金銀糸製造用シート、金銀糸および金銀装飾を有する織布 |