JPH0694024A - 繊維強化樹脂製ドライブシャフトおよびその製造方法 - Google Patents
繊維強化樹脂製ドライブシャフトおよびその製造方法Info
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Abstract
のドライブシャフトよりも軽量であってしかも危険回転
数が高く、回転中の騒音が少なくて高性能なドライブシ
ャフトおよびその製造方法を提供することを目的とす
る。 [構成] 棒状のマンドレル芯10に軽量芯材11とヨ
ーク用芯材12とを串刺し状に取付けるとともに、軽量
芯材11とヨーク用芯材12との間にネック部を形成す
る。そして樹脂を含浸した強化繊維を軽量芯材、ヨーク
用芯材のピン13の周囲、およびネック部15に巻回
し、この後にマトリックス樹脂を成形硬化することによ
って、両端にエンドヨーク部25が一体に設けられてい
るドライブシャフト24を成形するようにしたものであ
る。
Description
シャフトおよびその製造方法に係り、とくに端部にエン
ドヨーク部を一体に成形するようにしたドライブシャフ
トおよびその製造方法に関する。
ら駆動輪あるいは差動歯車装置へトルクを伝達するため
に、従来よりドライブシャフトが用いられている。高比
強度および高比弾性の特性を有するドライブシャフトと
して、繊維強化樹脂製のドライブシャフトが用いられる
傾向にある。すなわち図14に示すように、繊維強化樹
脂によって円筒状に形成されたドライブシャフト1が用
いられるようになっている。このようなドライブシャフ
ト1によれば、鋼管から成るドライブシャフトに比べて
軽量になり、しかも危険回転数の増大を図ることが可能
になる。
繊維として、炭素繊維等を使用したものが多く提案され
ている。しかしながら従来の繊維強化樹脂から成るドラ
イブシャフト1は、図14に示すように、シャフト本体
部を繊維強化樹脂で構成し、その端部には金属製のエン
ドヨーク2を用いるようにしており、このようなエンド
ヨーク2をスパイダと組合わせてユニバーサルジョイン
トを構成するようにしている。そして従来の繊維強化樹
脂製ドライブシャフト1の端部とエンドヨーク2との接
合は、シャフト本体1に接着接合を行なったり、リベッ
ト接合を行なうようにしている。
1を成形するためのマンドレル上に取付けられたエンド
部材の外側にドライブシャフト1を成形し、エンドヨー
ク2とシャフト本体1との接着を成形と同時に行なうよ
うにしている。またエンドヨークとシャフト本体との接
合を成形と同時に行なう方法に関しては、例えば特公平
1−60686号公報に開示されているように、接合部
の横断面を多角形にした提案もある。
強化樹脂製ドライブシャフトにおいては、エンドヨーク
2の重量が大きいために、ドライブシャフト1の全体の
軽量化に限界があるばかりでなく、ドライブシャフト1
を繊維強化樹脂製のものにしても、危険回転数を十分に
高めることができず、これによって期待された性能を十
分に発揮することができないという問題があった。
たものであって、十分な軽量化を達成するとともに、危
険回転数を高くし、これによってその性能を高めるよう
にしたドライブシャフトおよびその製造方法を提供する
ことを目的とするものである。
ントによって補強されて成形された繊維強化樹脂製ドラ
イブシャフトにおいて、エンドヨーク部を一体に成形す
るとともに、該エンドヨーク部に設けられたピン穴の周
囲とシャフト本体部とが連続した繊維で補強され、しか
も前記エンドヨーク部と前記シャフト本体部との間のネ
ック部において交差している強化繊維と交差していない
強化繊維とが配されていることを特徴とする繊維強化樹
脂製ドライブシャフトに関するものである。
するための軽量芯材と端部のエンドヨーク部を形成する
ためのヨーク用芯材とを金属から成る棒状または管状の
マンドレル芯に串刺し状に取付け、しかも前記ヨーク用
芯材と前記軽量芯材との間にネック部を設け、前記軽量
芯材の外周部および前記ヨーク用芯材のピン穴の周囲に
樹脂を含浸した強化繊維を連続して巻回して繊維強化樹
脂層を形成し、前記繊維強化樹脂層を成形硬化した後に
前記マンドレル芯と前記ヨーク用芯材とを除去するよう
にしたことを特徴とする繊維強化樹脂製ドライブシャフ
トの製造方法に関するものである。
にはエンドヨークが一体に成形されるとともに、エンド
ヨーク部とシャフト本体部との間のネック部において交
差している強化繊維と交差していない強化繊維とによっ
て、エンドヨーク部が強固にドライブシャフトの端部に
一体に結合された状態で成形されることになる。
芯材とヨーク用芯材とを串刺し状に取付けるとともに、
軽量芯材の外周部およびヨーク用芯材のピン穴の周囲に
樹脂を含浸した強化繊維を連続して巻回することによ
り、繊維強化樹脂層が形成されるようになり、このよう
な繊維強化樹脂層を成形硬化した後にマンドレル芯とヨ
ーク用芯材とを除去することによって、繊維強化樹脂製
ドライブシャフトが製造されることになる。
る。この実施例のドライブシャフトは、その端部にエン
ドヨークを一体に備え、このエンドヨークにスパイダを
組合わせることによって、ユニバーサルジョイントを構
成するようにしたドライブシャフトに関するものてあ
る。このようなドライブシャフトを得るために、図1に
示すようなマンドレルを用いる。
ル芯10の外周に軽量芯材11を串刺し状に取付けると
ともに、その両端にはヨーク用芯材12を取付ける。な
おこのヨーク用芯材12には上記マンドレル芯10と直
角に交差するように一体または別体のピン13を設けて
おく。さらに好ましくは、図3に示すように繊維強化樹
脂リング14をピン13に嵌合させて取付ける。また軽
量芯材11とヨーク用芯材12との間にはネック部15
を設け、鋼製マンドレル芯10を露出させるようにす
る。なお軽量芯材11およびヨーク用芯材12としては
マトリックス樹脂の硬化温度に耐える材料であればとく
に制限はないが、一般には硬質発泡ウレタン、発泡スチ
レン、硬質アクリルフォーム等が使用される。
いて述べる。まずドライブシャフト本体24を形成する
ために、予め樹脂含浸した強化繊維束18を図2に示す
ように軸方向に配向させて巻回する。なお強化繊維とし
ては例えば炭素繊維が用いられる。このように強化繊維
18を軸方向に配向させて巻回するのは、ドライブシャ
フト24自体の曲げ剛性を向上させ、その危険回転数を
高めるためである。なおマトリックス樹脂としては、通
常繊維強化樹脂のマトリックスとして使用される熱硬化
性樹脂、熱可塑性樹脂が使用できる。
はないが、通常炭素繊維が好適に使用される。とくにド
ライブシャフト24の曲げ剛性を上げるために、強化繊
維18としては例えば弾性率が30000kgf/m2
以上の繊維が用いられる。具体的には、炭素繊維の中で
も、とくに中弾性以上の炭素繊維が好適である。これら
の炭素繊維は、アクリロニトリル系炭素繊維、ピッチ系
炭素繊維等とくに制限はされない。強化繊維の巻き角度
の方向は軸芯に対して0〜20度の範囲が好ましい。
ク用芯材12のピン13の周囲にピン穴26を形成する
とともに、ドライブシャフト24のトルク伝動層等を形
成するために、上記強化繊維18をピン13の周囲に巻
回する。
相当する部分の附近の強化繊維18が交差している様子
を示しているが、このような巻回によってねじり剛性を
向上させ、トルクを伝動させる上で有利な構造とするこ
とができる。これに対して図4においては、強化繊維1
8が交差しない巻き方を示しているが、これは曲げ剛性
を増大させ、危険回転数を高めるのに有利な巻き方であ
る。また図3に示す強化繊維18の交差する角度αおよ
び図4における強化繊維18の交差角βを変化させるこ
とによって、シャフト11の全面に強化繊維18を巻回
できるようになる。
ャフト本体部11の強化繊維樹脂層を増減することが可
能である。また必要に応じてピン13の周囲に予め繊維
強化樹脂リング14を配置しておくことが可能である。
このような繊維強化樹脂リング14は、ピン穴26の周
囲を補強する機能を有する。このような樹脂リング14
が脱落するのを防止するために、リング14の上に強化
繊維18を巻回し、リング14を埋込んでしまうことが
好ましい。
化繊維18は連続して軽量芯材11の外周に巻回される
とともに、反対側のヨーク用芯材12のピン13の回り
にも巻回されるために、ドライブシャフト24とエンド
ヨーク25との接合が非常に強固な構造になる。
すような巻回方式とを交互に実施するとともに、さらに
図5に示すような巻回方式や図6に示すような巻回方式
を適宜挟んで組合わせることによって、エンドヨーク2
5を両端に一体に備えるドライブシャフト24の基本構
造が出来上がることになる。
の最外周に相当する部分に、図7に示すように、例えば
ガラス繊維のような耐衝撃性の良好な強化繊維18を巻
回するようにしてもよい。このような強化繊維の巻き角
度は、シャフト24の座屈防止のためにシャフト24の
軸芯に対して60〜90度をなすように巻くことが好ま
しい。
フィラメントワインド法によって、未硬化の樹脂を含浸
した強化繊維を巻装することにより、図8および図9に
示すようになって整形を完了する。
形体のマトリックス樹脂を加熱硬化し、その後に鋼製マ
ンドレル芯10を抜く。さらにエンド部材内部のヨーク
用芯材12を取出す。鋼製マンドレル芯10は真直ぐな
棒材であるから、脱芯は極めて容易である。鋼製マンド
レル芯10の外周に配された軽量芯材11は軽量である
ためにとくに除去する必要がないが、溶剤によって溶解
除去することも可能である。また端部に取付けられたヨ
ーク用芯材12は機械加工等を必要とせずに容易に取出
すことが可能である。またヨーク用芯材12の型は必要
に応じて金属型を用いるようにしてもよい。
およびヨーク用芯材12を抜去って完成したドライブシ
ャフト24を示している。このドライブシャフト24に
は、その端部にとくに図13に拡大して示すように、エ
ンドヨーク25が一体に成形されている。このエンドヨ
ーク25にはスパイダを受入れる一対のピン穴26が形
成されている。
ると、直径が20mmで長さが1800mmの鋼製マン
ドレル芯10を用意し、硬質発泡ウレタンによって軽量
芯材11およびヨーク用芯材12を製作した。このとき
にシャフト本体の内径が70mmとなるように軽量芯材
11の外径をほぼ70mmとするとともに、シャフト両
端のエンドヨーク25のピン穴の中心間距離が1300
mmとなるようにした。またヨーク用芯材12のピン穴
に相当する部分にはピン13を挿入するとともに、この
ピン13に繊維強化樹脂製リング14を取付けるように
した。
ヨン株式株式会社製高弾性アクリロニトリル系炭素繊維
ベスファイト(引張り強度500kgf/mm2 、引張
り弾性率39000kgf/mm2 )に予め硬化剤を加
えたビスフェノールA系エポキシ樹脂を含浸したものを
マンドレル軸芯に対して±10度となるように図2に示
すように巻回するとともに、図3および図4に示すよう
にピン13の周囲に巻回した。そしてその後にさらにピ
ン穴部を補強すべく図5および図6に示すように炭素繊
維を巻回した。そしてその後に、樹脂含浸したガラス繊
維19を図7に示すようにマンドレル軸芯に対して90
度とすべく巻回した。
2時間保持して含浸樹脂を成形硬化した後に、鋼製マン
ドレル芯10を抜去り、ヨーク用芯材12を取出した。
このようにして得られたシャフト24の重量は2.2k
gであって、危険回転数は10500rpmであった。
によって、上記の仕様と同様のドライブシャフト24と
同様に構成した長さが1500mmの繊維強化樹脂製パ
イプを製作した。そしてこのパイプの両端を切断し、金
属製のエンドヨークをそのピン穴の中心間距離が130
0mmとなるように接着した。また接着部の補強のため
に、ブラインドリベットを打込んで強化した。このよう
なシャフトの重量は5kgであって、危険回転数は70
00rpmであった。従ってこの比較例と比較すること
により、具体的仕様のドライブシャフトが軽量であっ
て、しかも高い危険回転数を有することが明らかであ
る。
の外周側にネック部15を設けることなく軽量芯材11
とヨーク用芯材12とを近接して串刺し状に取付け、上
記実施例と同様に樹脂含浸した強化繊維を巻回しようと
したが、このようなマンドレルには強化繊維を巻回する
ことができなかった。
成形するとともに、このエンドヨーク部に設けられたピ
ン穴の周囲とシャフト本体部とが連続した繊維で補強さ
れ、しかもエンドヨーク部とシャフト本体部との間のネ
ック部において交差している強化繊維と交差していない
強化繊維とが配されるようにしたものである。
ヨーク部を一体に備え、しかもこのエンドヨーク部が強
固に本体部と結合された軽量であってしかも危険回転数
の高いドライブシャフトを提供することが可能になる。
ヨーク用芯材とを串刺し状に取付けるとともに、軽量芯
材の外周部およびヨーク用芯材のピン穴の周囲に樹脂を
含浸した強化繊維を連続して巻回して繊維強化樹脂層を
形成し、この繊維強化樹脂層を成形硬化した後にマンド
レル芯とヨーク用芯材とを除去するようにしたものであ
る。従ってエンドヨーク部を一体に備え、軽量であって
しかも危険回転数の高いドライブシャフトを効率的に製
造することが可能になる。
ある。
面図である。
面図である。
る。
ある。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 フィラメントによって補強されて成形さ
れた繊維強化樹脂製ドライブシャフトにおいて、 エンドヨーク部を一体に成形するとともに、該エンドヨ
ーク部に設けられたピン穴の周囲とシャフト本体部とが
連続した繊維で補強され、 しかも前記エンドヨーク部と前記シャフト本体部との間
のネック部において交差している強化繊維と交差してい
ない強化繊維とが配されていることを特徴とする繊維強
化樹脂製ドライブシャフト。 - 【請求項2】 シャフト本体部を形成するための軽量芯
材と端部のエンドヨーク部を形成するためのヨーク用芯
材とを金属から成る棒状または管状のマンドレル芯に串
刺し状に取付け、しかも前記ヨーク用芯材と前記軽量芯
材との間にネック部を設け、 前記軽量芯材の外周部および前記ヨーク用芯材のピン穴
の周囲に樹脂を含浸した強化繊維を連続して巻回して繊
維強化樹脂層を形成し、 前記繊維強化樹脂層を成形硬化した後に前記マンドレル
芯と前記ヨーク用芯材とを除去するようにしたことを特
徴とする繊維強化樹脂製ドライブシャフトの製造方法。
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|---|---|---|---|
| JP3349075A JP2620607B2 (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 繊維強化樹脂製ドライブシャフトおよびその製造方法 |
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| JP2620607B2 JP2620607B2 (ja) | 1997-06-18 |
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