JPH0696264B2 - 表皮材の成形方法およびそれに使用される真空成形型 - Google Patents

表皮材の成形方法およびそれに使用される真空成形型

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JPH0696264B2
JPH0696264B2 JP63182696A JP18269688A JPH0696264B2 JP H0696264 B2 JPH0696264 B2 JP H0696264B2 JP 63182696 A JP63182696 A JP 63182696A JP 18269688 A JP18269688 A JP 18269688A JP H0696264 B2 JPH0696264 B2 JP H0696264B2
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Inventor
善博 横田
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西川化成株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、発泡成形品等の表面を被覆する表皮材の成形
方法および該表皮材の成形時に使用される真空成形型の
改良に関するものである。
(従来の技術) 今日、発泡成形品は、例えば自動車の車室内装材やシー
ト等の様々な箇所に利用されており、その一般的な製造
方法としては、真空成形型によって所定形状に成形され
た表皮材を上記真空成形型と略合致する形状の発泡成形
型内に表皮材表面が下側に位置するように設置し、そこ
へ発泡材原液を注入した後、該発泡材原液を加熱により
発泡キュアさせて、発泡材を表皮材内部に充満させるも
のである。
また、近年において要求が高まりつつある表皮材表面が
2色以上に色区分されている発泡成形品について、その
色区分の見切り部分の外観の向上および製造コストの低
減等を図るべく、特公昭61−50762号公報に示されてい
るような発泡成形品の製造方法がこれまでに発案されて
いる。即ち、該公報に示されている製造方法は、第7図
(a)に示すように上面に溝aを有する凸形の真空成形
型bを用い、該真空成形型bにシート状の表皮材料c
を、その表面が上方を向き且つ色区分された境界付近が
溝aの上方に位置するように載置し、その後、型下面か
らの吸引により真空成形を行って表皮材料cを真空成形
型bに沿った所定形状に成形すると共に、該表皮材料c
に溝aにより窪みdを形成しておく。次に、第7図
(b)に示すように、この成形されたものの窪みdの両
側を重合することにより、裏面に突起eを有する表皮材
とし、更に、この表皮材cを裏面が上方を向くように発
泡成形型fにセットし、発泡材原料を注入し、発泡キュ
アさせて発泡材を表皮材内部に充填して完成品を得るも
のであった。
(発明が解決しようとする課題) 従って、この方法で表皮材を形成する場合、真空成形型
bで成形された表皮材料cを発泡成形型fにセットする
とき、その幅寸法はt1(第7図(a))からt2(第7図
(b))へ短くなり、この短くなった寸法(t2)が完成
後の寸法であるために、真空成形型bは、予め、短くな
る寸法(t1−t2)を見越して発泡成形型より大きめに作
製しておかねばならない。しかも、窪みdの両側を重合
して突起eを形成させた状態を発泡型fの形状と合致さ
せるように溝aの開口部寸法を設定せねばならず、この
構成では該設定が煩雑であったため真空成形型の製作が
困難であり、その寸法の設定を誤ると、製品不良が多発
する虞れがある。
更に、この方法で曲線状の見切り部を有する表皮材を形
成しようとした場合、表皮材を発泡型にセットする際
に、例えば第6図に示すように、変形領域(仮想矢印で
示す部分)が大きいために上記曲線状見切り部(窪み)
dの略中央付近に該見切り部dの曲線の接線に対して垂
直方法に皺gが発生し易く、発泡成形品の見映えが悪く
なるという問題もあった。
本発明は、真空成形型の製作を容易にすると共に、上記
皺の発生を抑制することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題に鑑みて、本発明は、以下に示すような構成を
有するものである。
請求項(1)記載の発明は、表皮材の成形方法に係り、
2以上に区分されて、その境界に見切り部を有する表皮
材を成形する方法であって、表皮材料を真空成形により
所定形状に成形すると共に、その真空成形時に、表皮材
の上記見切り部となる部分の周辺領域に、該領域の周辺
部よりも表側に突出して表皮材料の一方向に延びる突状
部と、該突状部の幅方向中央部において一対の山部の間
で裏側に凹陥された抓み代部とを成形し、その成形後、
上記抓み代部を抓み合せ、山部同士を重ね合せて突状部
を上記領域の周辺部と面一にして見切り部を成形するこ
とを特徴とする。
また、請求項(2)記載の発明は、真空成形型に係り、
表面に見切り部を有する発泡成形品の表皮材を所定形状
に成形するものであって、上記表皮材の見切り部となる
部分の周辺を成形する見切り部成形領域に、該領域の周
辺部よりも表側に突出して一方向に延びる突状部成形突
起と、該突状部成形突起の幅方向中央部において一対の
山部成形部の間で裏側に凹陥された抓み代成形部とが設
けられていることを特徴とする。
(作用) 上記の構成による本発明の作用は以下に示すとおりであ
る。
抓み代部を抓み合せて見切り部を成形する際、表皮材料
の幅寸法が短くなることがないので、従来のように真空
成形型を発泡成形型より大きめに作製しておく必要がな
く、型の寸法設定および製作が容易である。
また、曲線状の見切り部を成形する場合において、その
変形領域は見切り部の周辺領域、つまり突状部のみの小
領域であるために、従来のような変形領域が大きいこと
による皺の発生が防止され、成形品の見映えが良好にな
る。
(実施例) 次に、本発明における実施例を図面に沿って説明する。
先ず、本発明の実施例において表皮材の成形時に使用さ
れる真空成形型について説明する。第2図に示すよう
に、真空成形型1は、従来から周知の如く、略矩形状の
基板1a上に表面を型面とした成形部1bが突設されたもの
であって、該成形部1bの上面(型面)の略中央部で表皮
材4の見切り部を成形する部分の周辺は基板1aの長手方
向に延びる見切り部成形領域6となっており、この見切
り部成形領域6の長手方向には、本発明の特徴部分の一
つである突状部成形突起2が形成されている。該突状部
成形突起2は、第3図に示すように成形部1b上面から滑
かな湾曲面で上方(表側)へ突出されており、その中央
には、左右一対の山部成形部7,7の間に断面V字状の抓
み代成形部3が裏側に向って凹設されている。そして、
上記突状部成形突起2は、その抓み代成形部3を除く湾
曲面の長さ(第3図1)と突起底面長さ(第3図l2)
とが等しくなっている。また、該真空成形型1は、第1
図(a)に示すように、成形部1bへの表皮材料4の密着
性を向上させるために、適所に真空孔1c,1c…が穿設さ
れ、該真空孔1c,1c…は真空ポンプ(図示省略)へ接続
されている。
次に、上記真空成形型1を使用した表皮材4の成形方法
について第1図により説明する。尚、ここで使用する表
皮材4の原材としての表皮材料4aは、ポリスチレン、ポ
リプロピレン、ナイロンその他、様々な熱可塑性樹脂の
適用が可能である。そして、該表皮材料4aは、その略中
央部を見切り部として予め2色に色分けされているもの
である。その色分けの手段としては、異なる顔料を含む
2色の2枚の表皮を熱融着したり、接着剤によって接着
したり、又は、1枚の表皮材料4aを2色に塗装すること
等がある。
そして、表皮材4を真空成形型1によって成形する場合
には、先ず、第1図(a)に示す如く、上記表皮材料4a
を成形可能な温度に加熱しその両端をクランプ具5,5に
よってクランプした状態で、上述した真空成形型1の上
方に設置する。
その後、第1図(b)に示すように表皮材料4aを真空成
形型1上に載置すると共に、真空ポンプを駆動して表皮
材料4aを真空成形型1に吸引する。この真空ポンプの駆
動に伴い、各真空孔1c,1c…から作用する負圧によって
表皮材料4aは真空成形型1の表面に吸着されて、型形状
に沿った所定形状に成形される。
この成形の後、冷却して表皮材料4aを脱型し、第1図
(c)の仮想線で示すように、一方向(表皮材料4aの長
手方法)に延びる突状部4cと抓み代部4bとが成形された
表皮材4を得る。つまり、表皮材4の見切り部となる部
分の周辺領域に、該領域の周辺部よりも表側に突出する
突状部4cと、該突状部4cの幅方向(表皮材料4aの長手方
向と直交する方向)の中央部において一対の山部4d,4d
の間で裏側に凹陥された抓み代部4bとが成形される。
そして、第1図(c)の実線で示すように、該抓み代4b
を抓み合せて山部4d,4d同士を重ね合せた後、表皮材4
の裏面側に一体的に縫い付け、または抓み代4bを溶着す
ることにより、上記突状部4cがその周辺部の製品面と面
一状態となって該表皮材4は所定形状に成形される。
尚、その後は、従来と同様に、発泡成形型に設置して、
その内部に発泡材原液を注入した後、発泡キュアして第
4図に示すような完成品を得るものである。
尚、表皮材料4aは色分けしたものに限らず、見切り部を
縫製部に模す目的で、単色のものを用いてもよい。
本実施例は、上述したような真空成形型を用いたため
に、該真空成形型の幅寸法は、発泡成形品の完成寸法と
一致しているために、従来のように予め、真空成形型を
大きく作製しておく必要がなく、真空成形型の作製が容
易となっているものである。また、該真空成形型を使用
した上記方法で第5図に示すような曲線状の見切り部を
持つ表皮材4を成形する場合、抓み代部4bを抓み出すと
きに変形する領域は、見切り部周辺(仮想矢印で示す)
のみであるために、従来のように変形領域が大きいこと
による皺の発生は、抑制されている。従って、本発明に
よる方法で成形された製品は外観の劣化が防止されてい
る。
(発明の効果) 上述したように、本発明の効果は、以下に示すとおりで
ある。
抓み代部を抓み合せて見切り部を成形する際、表皮材料
の幅寸法が短くなることがないので、従来のように真空
成形型を発泡成形型より大きめに作製しておく必要がな
く、型の寸法設定および製作が容易である。
また、曲線状の見切り部を成形する場合において、その
変形領域は見切り部の周辺領域、つまり突状部のみの小
領域であるために、従来のような変形領域が大きいこと
による皺の発生が防止され、成形品の見映えが良好にな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の実施例を示し、第1図は表皮
材の真空成形手順を示す縦断面図、第2図は真空成形型
の斜視図、第3図はその抓み代成形部を拡大して示す縦
断面図、第4図は表皮材の成形後の斜視図、第5図は曲
線で形成された見切り部の平面図である。第6図および
第7図は従来例を示し、第6図は第5図対応図、第7図
は表皮材成形手順を示す縦断面図である。 1……真空成形型、2……突状部成形突起、3……抓み
代成形部、4……表皮材、4a……表皮材料、4b……抓み
代、4c……突状部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2以上に区分されて、その境界に見切り部
    を有する表皮材を成形する方法であって、 表皮材料を真空成形により所定形状に成形すると共に、
    その真空成形時に、表皮材の上記見切り部となる部分の
    周辺領域に、該領域の周辺部よりも表側に突出して表皮
    材料の一方向に延びる突状部と、該突状部の幅方向中央
    部において一対の山部の間で裏側に凹陥された抓み代部
    とを成形し、 その成形後、上記抓み代部を抓み合せ、山部同士を重ね
    合せて突状部を上記領域の周辺部と面一にして見切り部
    を成形することを特徴とする表皮材の成形方法。
  2. 【請求項2】表面に見切り部を有する表皮材を所定形状
    に真空成形する成形型であって、 上記表皮材の見切り部となる部分の周辺を成形する見切
    り部成形領域に、該領域の周辺部よりも表側に突出して
    一方向に延びる突状部成形突起と、該突出部成形突起の
    幅方向中央部において一対の山部成形部の間で裏側に凹
    陥された抓み代成形部とが設けられていることを特徴と
    する真空成形型。
JP63182696A 1988-07-21 1988-07-21 表皮材の成形方法およびそれに使用される真空成形型 Expired - Lifetime JPH0696264B2 (ja)

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