JPH069643A - ジベンジリデンソルビトール類の保管方法 - Google Patents

ジベンジリデンソルビトール類の保管方法

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JPH069643A
JPH069643A JP4172208A JP17220892A JPH069643A JP H069643 A JPH069643 A JP H069643A JP 4172208 A JP4172208 A JP 4172208A JP 17220892 A JP17220892 A JP 17220892A JP H069643 A JPH069643 A JP H069643A
Authority
JP
Japan
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sorbitol
benzylidene
dibenzylidene
dibenzylidene sorbitols
storing
Prior art date
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Pending
Application number
JP4172208A
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English (en)
Inventor
Seiji Obuchi
省二 大淵
Hiroaki Matsuno
博明 松野
Masahiro Ota
正博 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】一般式(1) 〔式中、RおよびR’はそれぞれ独立して、水素原子、
ハロゲン原子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜
8のアルコキシ基より成る群から選ばれる原子または基
を表し、nおよびmは1乃至3の整数を示す。〕で表さ
れるジベンジリデンソルビトール類を30℃以下の温度
条件で保管する。 【効果】 ジベンジリデンソルビトール類の経時変化が
著しく改善された。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はジベンジリデンソルビト
ール類の安定な保管方法に関する。さらに詳しくは、経
時的なベンズアルデヒド類の増加を抑制したジベンジリ
デンソルビトール類の保管方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ジベンジリデンソルビトール類は、ポリ
オレフィン樹脂、特にポリエチレン、ポリプロピレンま
たはそれらを主成分とするコポリマーに対し、少量配合
することにより、樹脂の透明性を向上させる効果を有し
ており、透明性が要求される各種容器等の成形分野の樹
脂用添加剤として有用な化合物である。また、種々の有
機溶剤に対するゲル化剤としても有用な化合物である。
【0003】しかしながら、ジベンジリデンソルビトー
ル類は比較的安定性に乏しく、保管時あるいは加工時に
ベンズアルデヒド類を遊離して異臭を発し、また成形品
にアルデヒド臭や着色を与える場合もあり、用途によっ
ては大きな障害となり、需要の延びを阻害していた。ま
た、実質的に臭気を感知できない程に精製した場合で
も、保管中における温度、水分などの作用によりジベン
ジリデンソルビトール類の分解が起こり、臭気の原因と
なっていた。
【0004】従来、前記した問題解決の為に以下の方法
が検討され開示されている。特開昭53−5165号公
報あるいは特開昭57−185287号公報には、ジベ
ンジリデンソルビトール類を低級脂肪族アルコールある
いは低級脂肪族ケトンと熱時混合する方法、特開昭60
−32791号公報あるいは特開昭60−42385号
公報には、ヒドロキシルアミンあるいはフェニルヒドラ
ジン類で処理する方法が記載されている。しかしなが
ら、これらの方法は何れも不純物として含まれるベンズ
アルデヒド類を除去する方法であり、保管時の分解に対
する安定性或は保存法による安定性を改良するものでは
ない。
【0005】特開昭62−4289号公報には、ソルビ
トール誘導体に対し非芳香族有機アミンを添加して成る
熱安定性の改良されたソルビトール誘導体組成物が開示
されている。しかしながら、これらの組成物を樹脂用添
加剤として用い食品容器などに利用する分野ではアミン
類による安全性が懸念される。
【0006】特開昭57−21440号公報及び特開平
1−126352号公報には、ジベンジリデンソルビト
ールあるいはジ置換ベンジリデンソルビトール誘導体の
固体粉末表面をベヘン酸等の飽和高級脂肪酸で被覆した
組成物が開示されている。この場合、単に添加しただけ
では効果は少なく、界面活性剤などを用いて表面を被覆
する必要のあることが記載されている。したがって、製
造工程上も複雑になり、また、ジベンジリデンソルビト
ール類95〜50重量部に対し、高級脂肪酸5〜50重
量部といった比較的多量の使用が必要である。
【0007】また、一般的にポリオレフィン樹脂の加工
時に、ステアリン酸カルシウムなどのカルボン酸金属塩
を樹脂100重量部に対し0.1重量部程度配合する方
法が採用されているが、透明性を付与するためにジベン
ジリデンソルビトール類を添加した場合の成形品の臭気
を改善することはできない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は保管中
にジベンジリデンソルビトール類の増加を著しく抑制し
うるジベンジリデンソルビトールの保管方法を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、成形品の
アルデヒド臭や着色が、加工に使用する前のジベンジリ
デンソルビトール類に含有されているベンズアルデヒド
類の量と相関性があることを見出し、ジベンジリデンソ
ルビトール類に含有されるベンズアルデヒドの除去法お
よび保管中の増加阻止法について鋭意検討を重ねた。そ
の結果、ジベンジリデンソルビトール類を30℃以下の
温度で保管することよりベンズアルデヒド類の増加を阻
止出来ることを見出し、本発明を完成するに至った。す
なわち、本発明は、下記一般式(1)(化2)
【0010】
【化2】
【0011】〔式中、RおよびR’はそれぞれ独立し
て、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜8のアルキル
基、炭素数1〜8のアルコキシ基より成る群より選ばれ
る原子または基を表し、nおよびmは1乃至3の整数を
表す。〕で示されるジベンジリデンソルビトール類を3
0℃以下、好ましくは20℃以下、より好ましくは10
℃以下で保管する方法を提供するものである。
【0012】本発明方法で用いられる一般式(1)(化
2)のジベンジリデンソルビトール類としては、1,3
−2,4−ジベンジリデンソルビトール、1,3−2,
4−ジ(p−メチルベンジリデン)ソルビトール、1,
3−2,4−ジ(p−エチルベンジリデン)ソルビトー
ル、1,3−2,4−ジ(p−クロルベンジリデン)ソ
ルビトール、1,3−2,4−ビス(ジメチルベンジリ
デン)ソルビトールなどの同種のベンジリデン基を有す
る化合物、1,3−ベンジリデン−2,4−p−メチル
ベンジリデンソルビトール、1,3−ベンジリデン−
2,4−p−エチルベンジリデンソルビトール、1,3
−ベンジリデン−2,4−p−クロルベンジリデンソル
ビトール、1,3−p−メチルベンジリデン−2,4−
ベンジリデンソルビトール、1,3−p−メチルベンジ
リデン−2,4−p−クロルベンジリデンソルビトー
ル、1,3−p−メチルベンジリデン−2,4−p−エ
チルベンジリデンソルビトール、1,3−p−エチルベ
ンジリデン−2,4−ベンジリデンソルビトール、1,
3−p−エチルベンジリデン−2,4−p−メチルベン
ジリデンソルビトール、1,3−p−エチルベンジリデ
ン−2,4−p−クロルベンジリデンソルビトールなど
の異種のベンジリデン基を有する化合物などが例示され
る。
【0013】前記した本発明の保管方法によるジベンジ
リデンソルビトールは長期間保管した後でもポリオレフ
ィン等の樹脂用添加剤として用いる場合は成形品の透明
性の付与と共に極めて臭気の少ない製品とすることがで
きる。
【0014】本発明に係る化合物が添加剤として使用さ
れる対象となるポリオレフィン樹脂としては、ポリプロ
ピレン、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エ
チレン−プロピレン共重合体等を挙げることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明の保管方法は、従来技術に比較
し、保管時の経時変化を著しく抑制することができ、し
かも、驚くべきことに、こうして経時変化を抑制しベン
ズアルデヒド含有量が低レベルのジベンジリデンソルビ
トール類を使用して得られる透明性を付与したポリオレ
フィン樹脂の射出あるいは押出成形による成形品も、極
めて臭気の少ない製品となることも分かった。
【0016】
【実施例】以下に、本発明を実施例により更に詳しく説
明する。 実施例1〜4、比較例1〜2 1,3−2,4−ジベンジリデンソルビトールを表1に
示す温度、湿度で保管し、経時的にベンズアルデヒドの
含有量を液体クロマトグラフにより分析した。結果を表
1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】実施例5〜9、比較例3〜5 1,3−2,4−ジ(p−エチルベンジリデン)ソルビ
トールを表2に示す温度、湿度で保管し、経時的にベン
ズアルデヒドの含有量を液体クロマトグラフにより分析
した。結果を表2に示す。
【0019】
【表2】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)(化1) 【化1】 〔式中、RおよびR’はそれぞれ独立して、水素原子、
    ハロゲン原子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜
    8のアルコキシ基より成る群から選ばれる原子または基
    を表し、nおよびmは1乃至3の整数を示す。〕で表さ
    れるジベンジリデンソルビトール類を保管する方法にお
    いて、保管温度が30℃以下であることを特徴とするジ
    ベンジリデンソルビトール類の保管方法。
  2. 【請求項2】 ジベンジリデンソルビトール類が1,3
    −2,4−ジベンジリデンソルビトール、1,3−2,
    4−ジ(p−メチルベンジリデン)ソルビトール、1,
    3−2,4−ジ(p−エチルベンジリデン)ソルビトー
    ル、1,3−2,4−ジ(p−クロルベンジリデン)ソ
    ルビトール、1,3−2,4−ビス(ジメチルベンジリ
    デン)ソルビトールからなる群より選ばれたものである
    請求項1記載のジベンジリデンソルビトール類の保管方
    法。
  3. 【請求項3】 ジベンジリデンソルビトール類が1,3
    −ベンジリデン−2,4−p−メチルベンジリデンソル
    ビトール、1,3−ベンジリデン−2,4−p−エチル
    ベンジリデンソルビトール、1,3−ベンジリデン−
    2,4−p−クロルベンジリデンソルビトール、1,3
    −p−メチルベンジリデン−2,4−ベンジリデンソル
    ビトール、1,3−p−メチルベンジリデン−2,4−
    p−クロルベンジリデンソルビトール、1,3−p−メ
    チルベンジリデン−2,4−p−エチルベンジリデンソ
    ルビトール、1,3−p−エチルベンジリデン−2,4
    −ベンジリデンソルビトール、1,3−p−エチルベン
    ジリデン−2,4−p−メチルベンジリデンソルビトー
    ル、1,3−p−エチルベンジリデン−2,4−p−ク
    ロルベンジリデンソルビトールからなる群より選ばれた
    ものである請求項1記載のジベンジリデンソルビトール
    類の保管方法。
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